ルナトーン



     
 分類:いんせきポケモン
 タイプ:いわ・エスパー
 高さ:1.0m
 重さ:168.0kg
 特性:ふゆう(じめんタイプの技と「まきびし」「どくびし」「ねばねばネット」「フィールド」を無効化する)

まんげつの じき かっぱつになる しゅうせい。
くうちゅうに ういて いどうし
あかい ひとみは みたものの からだを すくませる はくりょく。

+ 担当声優
冬馬由美
『アドバンスジェネレーション』
佐藤智恵
『アドバンスジェネレーション』(ランの手持ち)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第3世代(『ルビー・サファイア』)。
岩で作られた三日月のような形をしており、大きな赤い瞳が特徴。太陽の形をした「ソルロック」と対になるポケモンである。
名前の由来は「ルナ(月)ストーン(石)」からか。
40年前に隕石の落ちた場所で初めて発見されたポケモン。
の満ち欠けと関係しているとされており、特に満月の時に活発に動く。
赤い瞳は見るものをすくませ、眠らせる力を宿している。


原作中の性能

HP:70→90(第7世代以降)
攻撃:55
防御:65
特攻:95
特防:85
素早さ:70

物理系のソルロックとは能力面でも対であり特殊系の能力がそこそこ伸びる、が心許ない印象。
だがレベルアップでもわざマシンでも多くの技を習得でき、アタッカーもサポート役もこなせる。
攻撃技はサイコキネシス、だいばくはつ、シャドーボール、れいとうビーム、くさむすびなどが有用。
補助技では「さいみんじゅつ」が使える他、「めいそう」で特攻と特防、「コスモパワー」で防御と特防を上げる事も出来る。
月をモチーフにしているポケモンだが、残念ながら「つきのひかり」は覚えない。
(ただし、ポケモンドリームワールドで入手できる個体が覚えていることがある)
『X・Y』ではフェアリータイプの技「ムーンフォース」を修得するようになり、エスパーが苦手とするあくタイプへの打点が出来た。
長らくの間、貴重な特殊軸性能のいわポケモンにも拘らず覚えられる特殊岩技は教え技の「げんしのちから」のみだったが、
第七世代『サン・ムーン』ではモチーフとなった月がタイトルになったこともあってか、ようやくメインウェポンに堪えうる性能の「パワージェム」を取得。
さらにHP種族値も引き上げられたことで、まずまずの特殊耐久となった。
まあ第七世代じゃルナトーン(とソルロック)は過去作から持ってこないと入手できないけどな!

入手は、第三世代では『サファイア』のりゅうせいのたきに出現するのみ。
『ルビー』や『エメラルド』などGBA版の他のソフトでは入手出来ず、わりとレアなポケモンだった。
第四世代でも『ダイヤモンド・パール・プラチナ』までは『サファイア』のROMをダブルスロットする事で各地に現れる事で入手できるが、
結局『サファイア』が必要になるので、『サファイア』を持っていない人はGTSを利用するぐらいしか方法が無かった。
だが、『ハートゴールド・ソウルシルバー』になるとクリア後にサファリゾーンに出現するようになるので、幾分入手が楽になった。
続く第五世代『ブラック・ホワイト』及び『BW2』では、両バージョンともジャイアントホール近辺にソルロックと共に出現する、本作における野生の自爆要員。
なお、野生で出てくる個体は、稀にプリンなどの進化に必要な「つきのいし」や、
特定の人物に持っていくと高額な値段で買い取ってくれる「すいせいのかけら」を持っている事がある。
余裕があるなら「おみとおし」や「ふくがん」の特性を持つポケモンを利用しつつ、「どろぼう」「ほしがる」等で頂いておくといいだろう。
ただし「つきのいし」はともかく、「すいせいのかけら」は特性と組み合わせても入手率は低いので注意。
第六世代『X・Y』では輝きの洞窟に出現。こちらもバージョンは関係なし。

シナリオでは『ルビー・サファイア・エメラルド』において、トクサネジムのジムリーダーであるフウとランがソルロックと共に使用してくる。
技構成はエスパータイプではお馴染みの「サイコキネシス」を攻撃技に、「めいそう」「ひかりのかべ」「さいみんじゅつ」と補助寄りの技構成になっている。
レベルも42とこの時点では割と高く特防もそこそこある為に、ルナトーンの弱点タイプでありこの世代では特殊技である水や草、
悪タイプなどの弱点タイプの技を耐え一撃では倒しにくく、自身も「めいそう」や「ひかりのかべ」で攻撃&防御面を固めてくる上に、
「すごいキズぐすり」の使用して体力を回復してくるので、こちらのポケモンと技やレベルにもよるが短期で決着を突けにくい。
またフウとランの連携も巧みで、相方のソルロックの「かえんほうしゃ」「ソーラービーム」で弱点タイプの弱点を突いてきて、
また「にほんばれ」を使い「かえんほうしゃ」「ソーラービーム」の強化と、弱点の水技を半減を行ってくるので中々厄介。
『エメラルド』では全体的にジムリーダー戦の難易度が上がってるのだが、
特にフウとランは一番強化されており、最初に使用してくるネイティオとネンドールのコンビがかなり厄介なので、
ルナトーンとソルロックが出てくるまでにかなり消耗させられる恐れがある。

アニメでの初登場は『アドバンスジェネレーション』から。
初登場時はバレータウンの付近に隕石に乗って宇宙より飛来したが、
ポケモン不思議クラブ「PFC」なる勢力との戦闘で体力を消耗していた為、住民を催眠術で操り自分の身を守る手段を取っていた。
その後、トクサネシティジムリーダーのランの手持ちでも登場。
相手にフウのソルロックとの連携プレーでピカチュウとオオスバメを追い詰めるが、
サトシの作戦で雷のエネルギーを身に纏ったピカチュウとオオスバメの反撃を受け敗れた。

『ポケモンGO』では図鑑の設定を反映して、夜の時間帯しか出現しない仕様となっている。
基本的に地球上の西半球地域と東半球地域でソルロックとルナトーンのどちらか片方しか出現しないようになっているが、
たまにこの二体の出現地域が入れ替えられている。


MUGENにおけるルナトーン

ゴルゴンラドンなどを手掛けたなだげつ氏が、第5世代のスプライトを用いて製作したものが存在。
特性の「ふゆう」を反映してか、足払い系や地上判定技に強く、ジャンプもティッシュ状態。
使用する技は飛び道具の「れいとうビーム」などの他、
地上で当たると相手を気絶させる「サイコキネシス」、上方へ吹き飛ばす「だいちのちから」など相手の自由を奪う攻撃が多い反面、
終わり際に反動で自分もダウンする2ゲージ技の「はかいこうせん」など、
硬直が大きかったり隙を晒したりする技が多いのでタッグ時にはネックになるかも。
とはいえ出だしに無敵がある「たいあたり」のおかげで切り返しは弱くはない。
「コスモパワー」は体力が一定以下の場合のみ使用可能で防御力を上げる事が可能。
3ゲージ技の「だいばくはつ」は、自分も相手も即死するDKO狙いの技だが、
ガード不能で当たるとゲージも空になるという厄介な副作用が備わっている。

AIは未搭載だが随時募集中とのことで、2018年7月にguykazama氏の外部AIが公開された。
砲台の如くれいとうビームを撃ちまくる手強いAIとなっている。

出場大会



最終更新:2023年12月19日 21:14