ピッコロ大魔王


「私は武道家を見るとつい殺したくなるのだ。
  お前のようなアリのフン程のクソガキでもだ」

鳥山明の大ヒット漫画『ドラゴンボール』に登場した名悪役キャラクター。
作中「ピッコロ」と呼ばれる存在は2人いるが、大魔王が付く場合は初代ピッコロ大魔王を指す事が殆どである。
レッドリボン軍、桃白白、鶴仙人といった、どこかおちゃらけた所があったこれまでの敵とは違う徹底した悪役であり
その一線を画した存在感で読者に衝撃を与えた。後のフリーザ並と言っても差し支えないだろう。そのフリーザもセル編以降からおちゃらけてきたが
声優は青野武氏。青野氏療養による降板後は氏の持ち役を多数引き継ぐことになった島田氏。後述する理由で『ドラゴンボールZ3』のみ古川登志夫氏。

その正体は、「カタッツ」という名のナメック星人の息子である。
+詳細
ある時ナメック星で異常気象が起こり、カタッツは後を追うと約束して息子を宇宙船で逃がすが、
結局異常気象によって死んでしまい、それを果たすことはできなかった。
息子は地球に降り立った際に記憶の大部分を失っており、地球人として暮らしていくことになる。

やがて神となるために先代の神のもとで修行を始めるが、そのためには邪悪な心を取り除く必要があったため
地球人に触れたことで生じたわずかな悪の心を分離させたのだが、それが「ピッコロ大魔王」として実体化してしまったのである。
神と大魔王の姿は瓜二つであるだけでなく生命も繋がっており、片方が死ねばもう一方も死んでしまう。
(悟空が大魔王を倒した際は死の直前に卵が残されたため、神も無事だった)

ある日突然この世に現れ世界征服を企み、どんな武道家でもかなわない絶対的な力で地上の人間たちを恐怖に陥れたが
亀仙人と鶴仙人の師匠、武泰斗(むたいと)の秘術・魔封波で電子ジャーに封印され、海底深くに沈められた。

だが長い年月を経て、ピラフ一味の手により老いた姿で復活。
再び自分を封印しようとする者があらわれることを恐れたピッコロ大魔王は部下のタンバリンに多くの武道家を殺害させ、
(殺された者にはクリリンも含まれているのだが、タンバリンの声優は奇しくもフリーザと同じ中尾隆聖氏である)
同時に全盛期の力を取り戻すべくドラゴンボールを集め始める。

そしてドラゴンボールを全て集め若返った彼は、ドラゴンボールの願いで自分が消されないように神龍をも殺害。
キングキャッスルを陥落させ国王の座を乗っ取ったが、そんな彼の前に超神水で潜在能力を引きだした孫悟空が現れる。
激しい戦いの末に悟空は両足と左腕を使えない程のダメージを負わされてしまったが、
残った右手に全パワーを込めた一撃で遂にピッコロ大魔王を倒す。
今際の際に大魔王は自分の全てを記憶させた卵を口から産み落とし、悪の根を絶やしてはならないと言い残し、爆死した。
…この卵から生まれたのが「マジュニア」であり、やがては「Z戦士」にその名を連ねるピッコロである。

「わが子よ…いつの日か 父の恨みをはらしてくれ……!
  悪の根をたやしてはならんぞ…」

もはや言うまでもないが、 その息子は思いっきり悪の根を絶やすのであった。
それどころか怨敵の息子を弟子にして、強い絆で結ばれていった。大魔王は泣いても良い。

戦闘力はまさしくドラゴンボール・悟空少年編のラスボスに相応しい凄まじい力を持つ。
第22回天下一武道会で天津飯達鶴仙流が見せ圧倒的アドバンテージを誇ってた空を飛ぶ技・武空術は当然の如く標準装備。
復活時は老齢+封印の鈍りで力が下がっていたが、それでも悟空を一方的に打ち負かすほどの実力を誇った。
神龍の力で若返った際は更にパワーアップ。一都市を一撃で消し去るほどの力を持っている。
そんなに凄く感じないって?この後のインフレが酷過ぎたんだよ!
…戦闘力自体はナメック星の戦闘型でない若者の約12分の1程度しかないとか言うのは秘密だ。
また、オリジナルである神様に実力が劣るのは言うまでもない(現に神様は、大魔王を倒した悟空を指一本で弾き飛ばしている)。
後付ではあるものの、暗黒魔界の王であるダーブラと比べれば、その力の差は天と地というレベルでは済まされない程に開いている。
…井の中の蛙状態の大魔王はマジ泣いても良い。インフレって怖ぇ……。
擁護すると、「老界王神がその善人ぶりを認めるほど善人がデフォルトのナメック星人という種族の、一個人が追い出したほんのちょびっとの悪」がピッコロという存在である為、
この戦闘力の差はいか仕方ない…寧ろ凄いものなのかもしれない。
人造人間編で超サイヤ人に劣るマジュニアとそれより遥かに劣る神様が同化したら人造人間と肉薄する実力を得たことを見ると、
元の「カタッツの息子」がいかに凄まじい強さだったかが伺えるというものである。
ゲーム「舞空闘劇」のピッコロ(マジュニア)Ifストーリーでは、魔人ブウに対抗するために父であるピッコロ大魔王を蘇らせ同化するという展開もある。


爆裂魔光砲・爆力魔波等の技を使用。魔族の技の名前は「魔」が入る漢字で構成されており、
これはマジュニアやその弟子・悟飯に受け継がれている。

ゲームにおいてはFC、SFC時代の作品では強力なボスキャラクターとして登場。
その後は長らく出番がなかったが、『ドラゴンボールZ3』でピッコロの隠しコスチュームとして格闘ゲームに初登場し
(そのため技構成やボイスはピッコロと同じだが、気弾は紫色に変更されている)、
Sparking!シリーズのNEOでWii版専用の追加キャラとして本格的に参戦(後のMETEORではPS2版でも使用可能)。
息子のマジュニアには対戦前の掛け合いで、同化して世界を征服しようともちかけるが、
マジュニアのほうは「俺は俺でいたい、同化するのは御免だ」と拒否している。別の作品では「人格は自分がベースであること」を条件として提示したこともあった。
また、ネイルやスラッグ相手の専用台詞も存在する(ネイルとスラッグ側も対同族用の台詞あり)。

また、『ドラゴンボールヒーローズ』では隠しボス並びに隠し最上級レアカードとして電撃参戦。
アビリティの関係上序盤で圧倒的なパワーを発揮するカードになっている。

+実写映画?何のことかな?
もはや伝説となっているハリウッドによる実写映画「ドラゴンボールエボリューション」ではジェームズ・マスターが演じている。
シリアスな雰囲気漂う好演で、なかなかにはまり役である。…… 演技だけは

  • 物語冒頭、 大猿と共に2000年前地球にやって来て大暴れし、マフーバで封印された という原作からあまりに乖離した設定が語られ、原作ファンを困惑させる。
  • その後 一切の説明なく 唐突に復活する。このピッコロ復活の経緯は本気で一切説明されない。
  • 部下がマイたった一人だけ 。なぜ元々ピラフの部下である彼女を……。
  • 序盤に孫悟飯を家ごとバラバラに砕く超パワーを発揮したにも関わらず、ラストの悟空との戦いでは 明らかにパワーダウンしている
  • ラストシーンでは殺されたはずのピッコロが謎の女性に助けられている描写があり、 明らかにハリウッドにありがちな続編前提の終わり方 布団で寝る大魔王…
  ・当然のごとく続編の企画は 完全にボツになった が。

……映画の尺に納めなければならない事情はあったとはいえ、色々端折りすぎな上原作未読者でも容易に突っ込めるツッコミどころだらけである。
まぁ別にピッコロだけが酷いわけではないが。強いて言えば 映画全体がまんべんなく酷い



MUGENにおけるピッコロ大魔王

ドラゴンボールキャラでお馴染みの超神氏のものが公開された。ドットは息子を改変した9割手書きキャラ。
基本的に技は似ているが、こちらは部下の魔族を呼び出したり
ピッコロでは追加入力が必要だった技がそうではなくなっているなど異なる部分もかなり多い。

なぜか後ろにバラモスピアノがいる。19号みたいに援護攻撃してくれるわけでもないしチャンプルのように煩くもない、 いるだけ である。
大魔王が吹っ飛ばされている後ろにこいつがいると、勝手に巻き込まれて吹っ飛んでいく。なんなんだアンタ…。

「ダーレガツツイタ」で呼べるちっちゃいタンバリンとドラムがこのキャラ最大の特徴。
こいつらとの同時攻撃による固めが非常に強力で、ガーキャン持ちでないとほぼハメ状態になる。
もっとも2、3発くらうとやられてしまうので、過度のバランスブレイカーというわけではない。
地上ではリーチも判定も強い技ばかり、連続技も豊富なので強いが、
身長250cmだけあって食らい判定がでかい、どの技も隙が大きく、切り替えしに使える技が少ないといった弱点がある。
いつ手下を呼び出せるかが勝利の決め手といえるだろう。

+超必殺技解説
  • 爆力魔波
超神氏の他のキャラも持つ多段ヒットする飛び道具。
使いやすいが、かめはめ波やギャリック砲のように画面端まで届かない。空中コンボの締めにはこれがいいかもしれない。
  • 爆裂究極拳
外見はフウマのそれ。しかし昇り中にヒットし、爆発の範囲もでかいのでこっちのほうが優秀。
  • 魔族覚醒乱舞
タンバリンとドラム+魔族2匹を呼び出す乱舞。
超神氏の他のキャラの乱舞と違うのは、最初の特攻を大魔王本人ではなく魔族がすること。
飛び道具としてぶっぱもできる。この技を発動すると、呼び出しておいたタンバリンとドラムはいなくなってしまう。

ikuiku氏によるAIが公開された。

また、D20Watt氏による改変パッチが公開されている。

出場大会


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