ペプシマン

デッデーデデ デッデーデデ ペプシマーン ♪

プシュア~!!!

+ 旧デザイン

ペプシコーラのイメージキャラクター。
1996年頃に当時の最新鋭のCG技術を投入したCM用キャラクターとして登場した。
体が金属に覆われた筋骨隆々の人間で、目や鼻は無く口だけは動く。言葉を喋りはしないが呻き声や悲鳴は上げたりする。
困った人を助けるためにダッシュで駆け付けて、主にペプシコーラを届ける正義のヒーロー。
ただし、ドジで毎回酷い目に遭う。

初期は胸から下にかけて太い赤のライン、その上にペプシのマークが入ったデザインであったが、
1998年のペプシ缶本体のデザイン変遷に伴い、左肩から右腹部、及びその下まで青いカラーリングへと変化した。
CMによってはレモン色の覆面をかぶったり、はたまたペプシウーマンが登場していたりする。
作風がアメコミヒーローっぽいが実は日本生まれのキャラクターである。
アメコミ風のテイストからアメリカ向けのキャラクターが日本に輸入されたと思われがちだが、
上述のように日本製、日本国内向けのキャラクターのためアメリカにおける知名度は低い。
ただ、現在はインターネット普及に伴いYouTubeなんかにペプシマンの動画が上がっているため、
ペプシという世界的企業の、日本限定のネタキャラ」として海外でも徐々に人気を集めつつある。
また、タイ限定で「ミリンダマン」もかつて存在していたらしい。
CM集
貴重なミリンダマンの勇姿

また『トランスフォーマー』とタイアップして、「キャンペーン司令官ペプシコンボイ」なる形態に変身してしまった事もある。

CMのコミカルさとは裏腹に
「NASAの科学者が開発した意思を持った金属が近くに居た研究員を吸収し誕生
 そして取り込んだ研究員がペプシ好きだったため、あの姿になった」
という、さりげなく恐ろしい設定を持つ。
しかしそんなオリジンにも拘らず、彼は世のため人のため、みんなにペプシを届けるべく全力疾走している。
まさに「大いなる力には大いなる責任が伴う」のだ!

ペプシマンと言えばお馴染みの曲だが、CDが出されREMIXまでされてたりする。

1998年には、ペプシコーラにおまけとしてついていた「CMを元にしたデザインのペプシマンボトルキャップ」がブームになった。
閲覧者の中にも、これを集めていた方がいるのではないだろうか。
実は飲料のおまけとしてボトルキャップが付属したのは、このペプシマンボトルキャップが業界史上初であり、
後に様々な企業の製品でボトルキャップが付属する事となった。

また、一時期行っていたキャンペーンではラベルの裏側に「当たり」が印刷されている事があり、
この当たりのラベルを送ると「巨大ペプシマンボトルキャップ」がもらえるというキャンペーンも行っていた。
この巨大ボトルキャップ、サイズは2リットルペットボトル用で、ボタンを押すとペプシマンのテーマが流れるという代物。
アメリカ製と見せかけて、パッケージの英語がどこか怪しく、よく見ると「MADE IN CHINA」と書いてあるというジョークの利いた作りになっていた。
またパッケージには「店では売っていません。友達に自慢しよう」という、シュールなペプシマンの台詞が印刷されている。

+ 法律に関わるお話
ちなみに2003年、ペプシツイストのおまけとして付いていた『ガンダムSEED』が訴えられてしまった事がある。
袋から中身が見えないため、公正取引委員会に「懸賞にあたる」と認定されてしまったとか。
それを受けてか2005年夏に発売されたものは、あらかじめ中身が見えるようになった。
ペプシマンボトルキャップに加えて、2000年にコカコーラが『ファイナルファンタジー』とのコラボでミニフィギュアを付け好評を博した事で、
過熱の一途をたどっていた飲料のおまけ付き販売だが、飲料だけに水を差された事でこれ以後は大分クールダウンしていく事になる。


ゲームにおけるペプシマン

タイアップとして、格闘ゲームにゲスト参戦した他、後にはペプシマンを主役にしたゲームも発売された。

1996年のセガサターン版『ファイティングバイパーズ』ではコラボ企画の隠しキャラとして登場する。
バイパーズのCMラストに登場しいつものポーズで「プシュア~!」とやってくれたので、
「『バイパーズ』の事は良く知らないが、ペプシマンが出てる事は知ってる」といった人も多かった。

アーケードモードで負けそうになるまで差をつけられると、例のテーマ曲に乗ってペプシマンが乱入。これを倒す事で使用可能となる。
隠しキャラのため、全体的に高めに性能がまとまっており、大胆なアクションで攻撃を繰り出す事が出来る。
なおコラボ企画決定が急だったため、マスターアップ1週間前に急遽追加されたという逸話を持つ。

残念ながらAC版や後のPS2版バイパーズには未登場。
また、この後に発売されたお祭りゲー『ファイターズメガミックス』にも参戦出来なかった。
戦うペプシマンが見たい場合はSS版バイパーズを買おう。

1999年にはKIDにより、このペプシマンが主人公のPS用ゲーム『ペプシマン』も発売された。
自動販売機のペプシコーラが売り切れで人々が暴動を起こしそうなので、
パンクしてしまったペプシトラックの代わりにペプシコーラを届けに行ったり、
ペプシコーラが手に入らずリフレッシュが出来ない人を元気づけたりするために走り回るバカゲー。
画面構成は『クラッシュ・バンディクー』に似た感じの強制スクロール3Dアクションゲーム。
障害物によって衝突した時のリアクションが異なるのが細かい。
ちなみに障害として現れるものにはコカ・コーラ赤いマークの大型トレーラーも。
Angry Video Game Nerdのレビュー

余談ではあるがこのKIDという会社、このゲームを出した一ヵ月後に『ONE 』の色々な意味で有名なPS全年齢対象版を発売した。
何なんだ、この会社
2006年に倒産して、サイバーフロントに買い取られたけどね。で、そのサイバーフロントも解散してるけどね

余談だが『FFIX』のラスボス「永遠の闇」は、見た目がそっくりなためペプシマンと呼ばれる事がある。

+ 『FFIX』に関わるお話
当時『FFIX』はコカ・コーラとタイアップしていたため、コカコーラのCMで同作主人公のジタン達が出演していた。
故にラスボスとの外見の関係性が色々示唆されていたが…。真相は不明である。


MUGENにおけるペプシマン

+ namasu氏製作
  • namasu氏製作
こぜに氏のtmm改変で、音声はMUGENデフォルトのものを使っているので、元ネタより喋らない。
必殺技は無いが、発生の早い攻撃とタメが可能で最大3割はダメージを与えられるふっ飛ばし攻撃がある。
移動速度が速く空中攻撃で降下速度も調節でき、機動力も高い。ただ横ジャンプが物凄い飛ぶ。
この他にブロッキングも搭載されている。
AIは未搭載。

∞ロダにて公開されていたが、運営していたピアキャスト支援サイト廃業につきDL不可。
現在は幽霊荘氏により改変されたものが公開されている。

+ suteneko氏製作
  • suteneko氏製作
ドットの素体はギルだが、技はアクションゲームで用いた行動が主体。
一般的な対戦格闘ゲームのフォーマットに沿った戦い方はしない。
攻撃の効果音がデフォルトのままであるのはこちらも同じだが、音声は独自のものがいくつかあり、ペプシマン要素は押さえてある。

性能としては、圧倒的な火力により相手を一方的に打ちのめすパワータイプで、そのポテンシャルはかなりのもの。
……が、耐久力が低く、一度攻勢に回られてると挽回が難しく、そもそも必殺技のほぼ全てに自滅属性が付いており、
なおかつ自分の方が受けるダメージは大きい
という致命的な弱点が意図的に搭載されている。
そのため、実質的には強クラス程度の強さに留まっている。
しかし、前述した通り結構な火力を持っているので、上手くハマれば凶クラスのキャラ相手にも善戦が可能。
トーナメント等を開く際にはランクにもよるが、混ぜてみると思わぬ番狂わせを起こすかもしれない。

AIはデフォルトで搭載されている。
基本攻撃で永久コンボっぽい事をやらかしたり、ガチAIが作られたら中々やばそうな性能を秘めている。

また、海外の制作者であるBasara-kun氏によって、
このキャラを改変した「SAINT PEPSIMAN」なるキャラも作られている。
こちらはなんとコーラの画像を流しながら全画面攻撃で即死させるという完璧なネタキャラになっている。


この他、五右衛門氏によりペプシマンステージも製作されている。
大画面でペプシマンがひたすら前に突っ走り続ける自己主張の激しいステージになっている。

出場大会



最終更新:2023年06月11日 20:47