ソーナンス


「ソォォォオオオオオナンッス!!!」

ポケットモンスター』シリーズに登場するモンスターの一種。初出は第2世代『金・銀』。
水色の身体と帯状の長い手、真っ黒で目のようなものがついた尻尾、そして「> <」な表情が特徴(常にこの顔)。
光が嫌いで洞窟など暗い所を好んで住み、性質はおとなしく自分から攻撃してくる事はない。
しかし尻尾に危機が迫ると体を大きく膨らませて反撃してくる。
理由は分かっていないが、ソーナンスにとって尻尾はよほど大事なものなのかもしれない。
また、図鑑に書かれている特徴がゲーム中の性能にも反映されているという数少ないポケモンである。

初登場時は技が4つしかなかったが、第3世代で進化前のソーナノが登場し、この時にのみ覚えられる技を合わせて7つに増えている。

データ

タイプ:エスパー
分類:がまんポケモン
高さ:1.3m
重さ:28.5kg
特性:かげふみ(相手はポケモンをチェンジしたり逃げる行為ができなくなる)
夢特性:テレパシー(味方が使用した、味方を巻き込む全体攻撃わざを回避する)

種族値

HP:190
こうげき:33
ぼうぎょ:58
とくこう:33
とくぼう:58
すばやさ:33

並以下の攻撃性能と桁外れに高いHP(ハピナス、ラッキーに次ぐ3位)が特徴。
だがそんな事より、あまりにもピーキーすぎる性能の方が目を引く。
  • 自分から能動的に攻撃できる技がない。こうげきはラッキー、ハピナスより高いが、直前に受けたダメージを倍返しする反撃技しか攻撃方法がなく、
    まともに攻撃できる技が「わるあがき」しか無い。とくこうに至っては完全に死にステ。
  • 特性「かげふみ」の効果によって相手のポケモンは交代ができなくなる(ただし一部の技やアイテムにより解除可能)。
実戦では、対物理の「カウンター」か対特殊の「ミラーコート」で反撃したり、相手に同じ技を出させ続ける「アンコール」で縛ったり、
自分が瀕死になったとき相手を道連れにして倒す「みちづれ」を使うなど、自身の身を削るかなり変わった戦い方になる。

ポケモンはシステムの仕様上、育成時に物理技の威力を司る「こうげき」と特殊技の威力に関わる「とくこう」の内、
どちらか片方のステータスを選択して伸ばし、対応する技を覚えさせるのがプレイヤーの間では基本となっており、
ポケモンの種類によってはどちらに特化させた方が有利なのか、明確な型が決まっているものも多い。
このような型がはっきりしたポケモン相手ならば、ソーナンスは特性「かげふみ」と「アンコール」で交代と補助技を封じて攻撃を強制し、
高いHPで攻撃を受け切って反射技で一方的に沈める戦法を取る事ができる。
もちろん物理で来るか特殊で来るか判然としない、所謂「両刀型」のポケモンや反射不可能な技を使うポケモンもいるため、
かなりの知識と読みが要求される玄人向けのポケモンといえる。
なお、「カウンター」はゴーストタイプにはダメージを与えられず、「ミラーコート」もあくタイプに対し無効であるため、
特殊型のあく物理型のゴーストのような相性の悪い相手には、とことん為す術がないという弱点がある。
特にあく・ゴーストタイプを併せ持ったヤミラミ・ミカルゲが相手だと「みちづれ」しか相手を倒す手段がなくなってしまう。
ちなみにソーナンスの分類は「がまんポケモン」だが、どんなタイプにも無効化されない反射技「がまん」を覚える事ができない。

+一部のバージョンでソーナンス同士がかち合ってしまうと…
特性の概念が導入された第3世代(GBA・GC系)の作品では、戦闘でソーナンス同士のミラーマッチになると、
お互い攻撃ができず、特性のせいで交代も出来ない」という状況に陥ってしまう。
こうなると、お互いの全技のPPが切れるまで無駄に技を出し合ってターンを過ごし、
出せる技が無い時に覚えていなくても発動する反動ダメージのある技「わるあがき」を発動する事でしか戦闘を終えられない。
…のだが、ソーナンスの技のPPの総計は最低でも50以上あるため、「わるあがき」発動までの道のりがまず長く、
さらに発動後も低攻撃力高HPなソーナンス同士では攻撃1回あたりのダメージは少なく、反動ダメージもその1/4しかない。
どちらかのHPが尽きるまで死ぬほど時間がかかるのである。
ここでさらに互いが毎ターン少しずつHPを回復するアイテム「たべのこし」を持っていた場合、
そのなけなしのダメージも回復で回収され、最悪の場合千日手となる。
そして、ソーナンスに「たべのこし」の組み合わせは戦術的に悪くなく、こうした事態は普通に発生し得るのである。
通信対戦ならお互い話し合って電源を切った方が遥かに建設的。同じような状況はメタモンでも起きるので注意
(海外の大会ではソーナンスは使用禁止となっているケースが多かったが、上記の異端すぎる性能と、
 このミラーマッチが泥仕合確定となる仕様が主な原因だと思われる)。

流石に第4世代以降では、双方が「かげふみ」持ちの場合では効果が無効になるように修正され、
「わるあがき」の反動も最大HPの1/4と大幅に増やされた。

余談だが、第4世代以降のグラフィックだと♀のソーナンスには口紅の様な赤い模様がついている。

+アニメ版のソーナンス
アニメ版でもロケット団のムサシの手持ちポケモンとして登場している。
元々は別の少年のポケモンだったが、ムサシのベロリンガと事故で通信交換される形でトレードされた。
当初はカウンターなどを駆使して戦う事もあったが、回が進むごとに戦闘シーンは減少。
事あるごとに勝手に飛び出して「ソーナンス!」と叫んではその都度ムサシに詰られる、という場面が増えていき、
次第にギャグキャラ的な立ち位置になっていった。

「銀河を駆けるロケット団の二人には」
「ホワイト・ホール 白い明日が待ってるぜ!」
「な~んてニr」
「ソォォォオオオオオナンッス!!!」

また、ウソッキーが登場した回では「ウソウソ?」「ソーナンス!」と掛け合いコントの様な状態になっていた。

ちなみに、ムサシはソーナンスに戦闘させる時は相手の技が何であろうと「カウンター」としか指示しないが、大抵反射に成功している。
これはソーナンス自身が相手の技を判断して「カウンター」と「ミラーコート」を使い分けているためのようだ。

アニメが所謂『無印』から『アドバンスジェネレーション』『ダイヤモンド&パール』とシリーズが進む中でロケット団の手持ちポケモンも変化していったが、
(手持ちではなく対等なメンバー扱いのニャースを除き)ソーナンスだけは変わらず登場し続けた。
無印からの通算の登場期間は話数にして500話超、実時間で10年以上と、完全にレギュラーの一員として長きに渉り活躍。
だがしかし、『ベストウイッシュ』では他の地方のポケモンを連れていると目立つという理由から、
ロケット団本部に預けられるという形でニャース以外はソーナンス含め全員リストラを受けてしまい、これを惜しむ視聴者の声も多かった。
そして3年後、新シリーズ『XY』でついにレギュラーに復活。
攻撃を反射するばかりでなく、連続攻撃を紙一重で華麗にかわし続けるなど戦闘でも中々の実力を発揮しており、「やればできる子」と評されている。
ただし、ゲーム同様にダメージ技以外は反射できないようである。

このムサシのソーナンスが与えた影響は大きかったようで、金銀初登場時は「がまんポケモン」の分類にふさわしく、
じっと耐え忍ぶような大人しいポケモンといった立ち位置だったのだが、彼の登場以降はアニメのような陽気な表情とポーズを取るようになっている。
他の媒体で登場した時もこのソーナンスに準じた性格付けがなされる事が多い。

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、モンスターボールから出現する一体として登場。
攻撃を加えられると勢いよく左右に振れてカウンターで反撃し、敵味方問わず接触した相手を吹っ飛ばす。
アニメ版、及びスマブラでの声優は、タケシと同じうえだゆうじ氏が担当している。


MUGENにおけるソーナンス

ニート運送氏により製作されたものが存在する。
原作通りカウンター技中心の戦いをする。
なお、当て身と言っても効果時間中に対応した攻撃を受けると極小ダメージを受け、攻撃をするといった、
MUGENのステートを奪いダメージを無効化する当て身とは違う。
連続ヒットするマスパなどの当て身に成功すると火力がエグくなるが、削り殺される場合もあるので注意。
一応カウンター以外の攻撃もあるがダメージ無し(敵体力が満タンなら1)。しかし、これらには相手を特殊な状態にする効果がある。
勝つには当て身を決め続けなければならず、上手くいかないとジリ貧になりがちではあるが、
相手の行動を制限できる「かげふみ」とライフを回復出来る「たべのこし」があるので粘っていこう。
また、直前に出した相手の始動技を使用させる「アンコール」は、
直前の始動技ならゲージ技だろうが条件があろうが、特殊ゲージなども無視して問答無用で使わせる便利な技。
他にも、頭の上に設置し、もう一度ボタンを押し続けると相手に当たるまで高速追尾する「しんぴのまもり」が中々に強力。
喰らい中にも出せるので、相手のコンボカットにも使える。
さらに、援軍として進化前のソーナノを呼ぶ事が出来る。ちなみにこいつもやる事は当て身である。
中々強いデフォルトAIも搭載済みだが、上記の「しんぴのまもり」は自重気味。

出場大会



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