アブソル




     
分類:わざわいポケモン
タイプ:あく
高さ:1.2m
重さ:47.0kg
特性:プレッシャー(攻撃を受けると、技のPPを1多く減らす)
   きょううん(急所に当たり易くなる)
隠れ特性:せいぎのこころ(夢特性・あくタイプを受けるとこうげきが上がる)

しぜんさいがいを キャッチする ちからを もつ。
けわしい さんがくちたいに せいそくし
めったに やまの ふもとには おりてこない。

+ 担当声優
林原めぐみ
『アドバンスジェネレーション 七夜の願い星 ジラーチ』、『アドバンスジェネレーション』(シュウの手持ち)
『ポケパークWii』
生天目仁美
『XY』(アヤカの手持ち)

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第3世代(『ルビー・サファイア』)。
ソルEXキャラとか改変キャラとかではない。

全身が白い体毛に覆われており、右側頭部には鎌のように湾曲した黒い角を持つ。
その寿命は100年に達するとされており、特徴的な左右非対称の顔は太極図がモチーフ。

環境の変化を敏感に察知し、自然災害を察知する能力を持つ。
しかしそれ故に災害感知能力の源と噂された角を人間に狙われ、山岳地帯へと姿を消した。
自然災害の予兆を感じ取ると、周囲にその危険を知らせるために山奥から麓まで降りてくるのだが、
人間はそれをアブソルが災いをもたらしていると誤解しており、そこから「わざわいポケモン」と呼ばれるようになった。
誤解なのにタイプが「あく」なのは気にしないでくれ
この災害を予知する能力や一見ヒトらしくも見える顔つきなどから、必ず当たる予言を行う、
あるいは凶事の先触れに生まれるなどの伝承を持つ人面の妖怪「件(くだん)」がモデルとも言われる。

ケモナーからの人気が非常に高いポケモンで、
中には宣言をする大変紳士な方もいるんだとか。
凛々しくも可愛らしいその姿に、心を奪われた人も少なくないだろう。
中でも、世界一のポケモングッズコレクターとしてギネス記録に認定されたリサ女史がアブソル好きを公言しているのは有名な話。


原作中の性能

HP:65
攻撃:130
防御:60
特攻:75
特防:60
素早さ:75

攻撃の値に優れており、物理攻撃ではかなりの強さを持つ。攻撃の種族値130は、初代で言えばカイリキーなどと同等という事である。
だが、それ以外の能力はさほど高いわけではなく、耐久面に難がある。
素早さもあまり高くないが、覚える技は非常に豊富。
主に素早さを補うために、人によっては「ふいうち」「マジックコート」「よこどり」「しっぺがえし」などといった、
相手の行動を予測して使うクセのある技を持たせている場合もある。
攻撃技では「つじぎり」「サイコカッター」「ふいうち」あたりが安定。次点には「ばかぢから」「ストーンエッジ」「メガホーン」あたりか。
特攻は低めだが、「だいもんじ」や「れいとうビーム」等、有用性の高い特殊技も多く覚えるため、
ハッサム対策等で時々使われる事がある。一応、ハピナスと同じ特攻だし。
「つるぎのまい」などの補助技も多く覚えるので、アブソルをうまく使うには相手の動きを先読みするといったテクニックが必要。
使いこなすのが難しい上級者向けのポケモンといえるだろう。
ちなみに設定に準じてか、「にほんばれ」などの天候を操作する技は全て覚えられる。
また、「みねうち」「でんじは」も覚えられるので捕獲要因としてもオススメの一匹でもある。

第3世代では、あくタイプがとくこう依存だったためあまり使われない不遇なポケモンだったが、
第4世代では「きょううん」という強力な特性を入手。そして物理攻撃になった「つじぎり」「サイコカッター」を生かした活躍が望めるポケモンとなった。
夢特性はあくタイプなのだが「せいぎのこころ」自体にあく耐性があるので、囮を利用してあく技を釣り出したりダブルバトルの同士討ちを利用するのが基本。
なお、ちょすいやひらいしん、そうしょくなどの類似特性と異なり攻撃を吸収・無効化する効果ではない。






第6世代では新要素「メガシンカ」により、戦闘中のみメガアブソルにパワーアップできる。
進化にはメガストーンの「アブソルナイト」が必要。体毛が天使の翼のように逆立ち、尻尾や角の形状も変化。
攻撃と素早さがさらに上昇し、特性は常時マジックコート(変化技を跳ね返す)発動状態になる「マジックミラー」になる。
相変わらず打たれ弱いものの、変化技を打たれにくくなったのでやりやすくはなった…か?
+ いざ蓋を開けてみると…
  • 「ふいうち」が主体なのに、素早さや役割破壊程度でしか使わない特攻にそれぞれ40(両方115)も振られており、
    その結果攻撃は20(150)しか振れなかったため、能力値に無駄が多すぎる。
  • 防御と特防が据え置きで、かつ「きあいのタスキ」を持てないので、耐久の無さがさらに浮き彫りに。迂闊に積む事すらできない。
  • 攻撃・特攻共に火力強化アイテムが持てない割に数値が低く、相手を落としきれない事が多い。
  • というか「ふいうち」の火力がメガクチートより低い(しかも向こうはタイプ不一致)。この時点でメガアブソルの立場は無い。
アブソルの対戦スタイルに合わせずになまじバランスを良くした結果、何もかもが中途半端な能力値になってしまい、
現在では数あるメガシンカ勢の中でも最底辺という評価が一般的。
どうしてこうなった

入手は、『ルビー・サファイア・エメラルド』では120ばんどうろ、
『ダイヤモンド・パール』では217ばんどうろ(大量発生)、『プラチナ』ではテンガンざん、
『ハートゴールド・ソウルシルバー』では、ホウエンサウンドを流すと各地に現れるようになり、
『ブラック・ホワイト』ではジャイアントホール近辺に出現するなど、総じて入手は難しくない。
ただ、安いボールだとやや捕獲が難しいので注意。
『ルビー・サファイア・エメラルド』では四天王カゲツが使用する他、『ハートゴールド・ソウルシルバー』では強化後の四天王カリンも使用。
『X・Y』ではライバル(ゲーム開始時に選ばなかったほうの性別の主人公)の手持ちのメガシンカ要員。
クリア後に条件を満たしてとある場所で戦闘可能であり、そこでメガシンカさせてくる。勝利すると上記のアブソルナイトをくれる。

『ポケモン不思議のダンジョン赤の救助隊・青の救助隊』では重要キャラのような登場をするが、目立った活躍が余り無い。
更に、このゲームは原作のステータス上昇値が違い、最初に選ぶ主人公やパートナー達のステータスの上昇値と比べるとかなり見劣りしてしまう。
ただ、アブソルが登場する時期は主人公とパートナー以外がパーティに加えられず二匹でしか戦え無い為、貴重な戦力となる。

アニメでは『アドバンス・ジェネレーション』の初期のOPに登場。
また、映画「七夜の願い星ジラーチ」ではジラーチをファウンスに送る手伝いをしていた。
これらの活躍から、中にはアブソルを伝説のポケモンと勘違いする人もいたようだ。
その後、リヤド島で野生の個体が現れる他、ポケモンコンテストのアベリア大会でミカの手持ちとして登場。
その後はシュウの手持ちとしても登場する。
また、第7シーズンではゴウがフエンタウン付近に生息していたアブソルを捕獲している。


MUGENにおけるアブソル

ミロカロスデオキシスなどを手掛けためるふぃむ氏(現・浅瑠璃 るめ氏)によるものが存在していたが、現在は公開停止。
ガン攻めを基本とした戦い方で、原作無視のそこそこ素早い立ち回りや相手を翻弄する戦い方が得意。
「連続切り」から様々なコンボが繋がるようになっている。
体力がやや低く、基本はガン攻めしか出来ないキャラなので、攻められると不利になる。
展開の早い勝負が決め手になるだろう。

11、12Pが特殊カラーになっており、いずれも常時アーマーが付き、常に体力が超回復するようになる。
11Pカラーは狂上位、12Pカラーはオメガトムハンクスキラーを多用する神キャラに変化する。
また、氏のキャラの例に漏れずボイスが付いているが、何故かリオン・マグナスのものである。

出場大会



最終更新:2023年12月21日 13:50