翠下弓那


「留年を!!取り消してやるんだから!!!」

ETERNALの18禁超銀河級・総選挙RPG『輝光翼戦記 天空のユミナ』の登場人物で同作のメインヒロイン。
読みは「みどりした ゆみな」。Now Singing。
担当声優は水霧けいと氏。人気投票では2回とも1位になっており、ファンからの人気は高い……筈なのだが、よくネタにされる。
淫乱ピンクとか、公式で誕生日を忘れられたりとか

シリーズの続編である『輝光翼戦記 銀の刻のコロナ』にも他の論説部メンバーと共に参戦している。

原作でのキャラクター

周りからよく馬鹿と言われているように頭が悪く、そのせいで常に追試と補習に追われている不憫な神撫学園の2年生。
両親の顔も知らず、孤児院育ちである。

追々試当日、主人公の朱島歩武(あかしま あゆむ)から、弓那の成績の悪さを見かねて作ったカンニングペーパーを受け取るも、
「バレたら留年だからな」と釘を刺されたことでようやくその事実に気付いて衝動的に彼を殴り飛ばし、
学園3階の窓からリングアウトさせるという事件を起こしてしまい、歩武はたまたま植え込みに落ちて軽傷で済んだものの、
落としてしまった歩武を追って大慌てで教室を飛び出した弓那は結局そのドサクサでテストを受けられず、結局留年決定の事態に陥ってしまう。
しかしそんな彼女の目の前に突如現れた論説部部長・黒河雲母(くろかわ きらら)から「星徒会長*1になれば留年を取り消すことが出来る」
口車に乗せられ教えられ、会長を決める神撫学園独自の選挙システム・星徒会大戦半ば強制的に立候補することに……。
そして一回戦終了直後、学園に突如転入してきた御木津藍(おきつ あい)を加えた4人で留年の撤回を目指していく。

最初は何も出来ないへっぽこであったが、雲母に歌を歌って票を増やすことを指示され、
下手ながらも努力していくにつれその才能を開花させ、バラドルとして人気を集めることとなる。
論説部の中では弄られ役として不憫な役回りになることが多いが、めげずに頑張る姿が健気である。

また歌で票を増やすという性質上ゲーム本編に弓那(水霧けいと氏)の歌が数曲流れるのだが、
その中でも「灰かぶり姫じゃなくても~ヘロヘロver」と「嘘つきと傷あと」はファンの間でも名曲として話題に上がることが多い。
ちなみに「灰かぶり姫」とは「シンデレラ」のこと。本名は「エラ」と言い、シンデレラとは「灰かぶりのエラ」と言う意味。
そして「灰かぶり」とは(継母の虐待で)ベッド代わりに藁灰の上で寝ているため「体中が灰まみれで薄汚い」ことを指しているので、
日本では「シンデレラエクスプレス」等の様に玉の輿素敵な名前扱いのシンデレラだが、本来は蔑称に近い。

+ そして星徒会大戦を勝ち抜いた論説部だったが…ネタバレ注意
星徒会大戦とは、神撫学園内に居る強力なイシリアル能力者を選別するプログラムだった。
星徒会長になって直後、神撫学園地下に駐在していた「地球政府」の軍に弓那が捕らわれ、どこかへと転送されてしまう。
それを追って同じように論説部のメンバーが転移すると、着いた先は銀河連邦所属宇宙戦艦だった。
そして弓那達を取り巻く状況、宇宙からの侵略者の存在など様々な真実が明かされることになる。

※コンプリートするのには100時間前後かかるので注意。決して誇大表現ではなく。
ファンディスクをプレイするとさらに

『銀の刻のコロナ』では終盤に登場。ユミナ本編以降は論説部と一緒に色んな世界を旅して回っている。
時間軸的には完結編以降の設定なので歩武と付き合っている。
そしてそのあつかいであるがあいかわらずの残念っぷりを発揮しまくっている。
世界の危機を説明されたにもかかわらず全く理解していなかったり、
コロナ達の仲間の一人でアホの子担当の金剛恵理とは同じバカ同士仲が良く、
雲母にバカコンビ呼ばわりされたり、『コロナFD』に至ってはコロナまで巻き込んでバカトリオになろうとしたが、
コロナの頭が良くなっていたので断念したりと色々残念。
だが主人公達がピンチの時に駆け付けたりと、美味しい所はちゃんと持っていった。

原作中の性能

武器はマイクやハンマー、 バット などになったりする杖。
原作のシステムは4人の中で一人がメインとして前に出、残り3人がサポートで援護するシステムであり、
各キャラは用いる能力から4色に分けられる。ユミナは緑。
原作の戦闘では主に回復などのサポート役を担当。似たシステムの別ゲーキャラでいえば彼女と同系統。
この手のキャラのお約束か、攻撃力はあまり高くないものの、防御力がかなり高く特殊スキル「歌」を使い味方を支援することが出来る。
また、物語中のイベント戦闘では選挙として一定以上の支持率を獲得しつつ勝利する必要があるのだが、
歌による支持率の上昇がかなりよいのでそういう意味でも頼りになる。
ただし、歌は燃費がよすぎるのでそればかり使っていると他の味方がガス欠になりやすい。
仲間が増えたFDでは歌の効果が上昇、回復効率が低下と調整され同じ緑属性である本間麻衣乃と差別化が図られた。

『銀の刻のコロナ』では終盤に仲間になる。
特徴としては最強の回復、補助担当。特に「メディカルアローン」はレベルを上げると100%回復するトンデモスキル。
最大の特徴である歌は今作も健在。毎ターン攻撃力UP、毎ターン回復、毎ターンMP回復と用途によって使い分けられる。
特にMP回復の「ワンダートキメキ☆システム」はぶっちゃけ後半必須とも言うべきスキルである。
これを使わせてスタート地点に置いておくだけで強いと言われる始末。
弱点としては技のMP消費量が多いのがネックであるが、MP回復が使えるためそれほど気にならない。
その圧倒的回復能力でボスをゴリ押しで倒せるためボスキラーとして使われる。
どこかのサブヒロインが泣いている?知らんなあ。
『コロナFD』では論説部が初期から仲間になるため最初から活躍出来る。…流石にやばすぎと判断されたのか、
「ワンダートキメキ☆システム」のMP回復量は減らされたものの、少ししか減っておらず最初から使えるため、実の所あんまり変わらなかった。

そして『剣聖機アルファライド』において初回予約特典の追加キャラポジションで参戦。
遂にペラペラキャラから3Dキャラへと変わった。
相変わらずの回復特化キャラであり、HPが0になったキャラを蘇生するスキルなどを覚える。


MUGENにおける翠下弓那

rakurai氏製の原作スプライトを使ったものが存在。
原作の技や謎の生命体ユミナMk-IIを投げ付けたりして戦う。ゲージを使って投げるとユミナMk-IIがこちらに牙を剥くことも。
一部エフェクトや動作が原作と違っていたりするのはご愛嬌。
歌も再現されており、様々な効果を得ることが出来る。
歌を歌いながら戦闘するのは難しいようにも思えるが、原作でも一回だけだが歌いながら戦えたので問題ない。
効果は10秒間で効果中はユミナに色が付く。たまに(1%)クリティカルで与ダメージが増えることも。
3ゲージ技の「ハイパーラディカルスラッグ」は凄まじく発生が遅いがオーバーフローによる即死攻撃
当てることが出来れば相手の生死に拘らず、「楽園のディスタンス」が流れる。ついでに勝利台詞も専用台詞になる。
また、3ゲージ技として「真・灰かぶり姫じゃなくても」が追加された。
そのラウンド中永続で殆どの歌による効果を同時に受ける「灰被り姫」モード(ATK&DEF1.5倍、LIFE&ゲージ自動上昇)になる自己強化技。
そのため使用後は「イン・ペイン」(1回のみのアーマー付与)以外の歌は完全に無意味な挑発技と化す。
rakurai氏製作のユミナキャラ(歩武雲母月夜陽子麻衣乃那由他)と
Iwakick氏製作の『Xross Scramble』勢3キャラに対して特殊イントロが実装されている。

AIもデフォルトで搭載されており、5段階にレベル調節可能(1~5、デフォは2)。
遠距離戦を主体とした戦い方をとり、普通に強い。
特に「デコイ発射」で投げるユミナMk-IIがAI殺しの飛び道具のため、超反応をするキャラほど引っかかる。
ただ相手によっては試合がgdる可能性も出てくるのでその点には注意。
ちなみに、AIレベル3以降はレベルを上げれば強くなる、というわけでもない。
レベル3~5は戦略が違い、勝てる相手が変わってくる。
3はバランス型、4はゲージ溜め→ゲージ技ぶっぱ型、5はとにかく「灰被り姫」モードになろうとする型。
用途に合わせて使おう。
特殊ガードであるユミナディメンションの発生率も調整可能(1~10、デフォは5)。
特殊ガードの発生率によっても強さが変わるが、基本的にAIレベル3以降は凶キャラとなる。

10~12Pは特殊カラーとなっており、
11Pカラー選択で常時ゲージMAX化し、イントロで「灰被り姫」モードになる。
特に無敵時間などが強化されるわけではなく即死耐性なども存在しないが、ゲジマユを利用して無敵の多いゲージ技で突っ込み、
そのまま即死技のハイパーラディカルスラッグを振り回すため狂中位~上位クラスを☆にすることもある。
12Pではさらに仕様が変化し、常時AI起動かつ専用AI化、
ライフ管理に加え常時アーマーによる被ダメージ固定&ダメージ条件を持った準神クラスの凶悪キャラになる。
ハイパーラディカルスラッグが全画面攻撃+全画面当身+超即死になっているので、並の防御性能では即死する。
防御面は更に凄まじく、ダメージ条件が正攻法では半ば専用必須レベル…なのだが、下記の特徴により撃破難易度自体は(現上位神基準では)低い。
また、試合後回復はあるものの試合中は回復せず、攻撃面も上記のハイパーラディカルスラッグぐらいなので、
時間無制限か12P用の最大ライフ量を変更すれば耐性型の狂キャラでも倒せる。
10Pは12Pの耐性強化版。BGMは「楽園のディスタンス」に固定。
11Pと12Pでは、2ラウンド目以降BGMが10種類の中からランダムに変更される。スイッチによりBGMをOFFにすることも可能。
12P参考動画

余談だが、実は弓那の技はユミナMk-IIなどのごく一部を除きその殆どが本体Hitdefであり、これはゲージ技も同様。
そのためReversalDef式当身、特にアノマロカリスキラー(と言うと複雑そうだが要するに成立時に時間停止する当身)持ちの相手には極めて弱い。
レイディアントウィング(ハンマー)などは投げ属性なので取られにくいが、投げにも対応した当身を持った相手だと絶望するしかない。
12Pも多少Proj化するものの依然として本体Hitdefは多いため、それを経由する強制死の宣告やカラー弄りなどで撃破されやすい。

+ 大会ネタバレ
みんな仲良しタッグトーナメントにおいてアルル・ナジャとペラリズムという名前のタッグで参戦。
当時は公開されて間もない頃で知名度も低く、あまり注目されていなかったが、
勝ち進んでいく中で次第に本大会屈指のダークホースと呼ばれるようになり、最終的には3位と健闘した。
上記の動画のように歌による強化や、お互いが広範囲に攻撃するゲージ技を持っていたりアーマー殺し技があったりと、
攻めているうちは強く、特にユミナが後衛として機能する時は非常に強力なタッグであった。
しかし一旦攻め込まれると切り返し手段がお互い殆どなく、守りに入ると脆い、正にかみキャラらしい試合展開であった。

凶連合VS狂連合ではホームランとアーマー殺しで並み居る狂キャラを相手に3連勝した所で、
狂最上位……というよりもむしろ神キャラアザゼルと激突。凶キャラで倒すのはどう考えても無理ゲーと思われていたのだが、
アザゼルが変数弄りを暴発させてしまったことにより(製作者のSAMSARA氏も想定していない挙動だった)、
それに対応してユミナの防御性能が12Pとほぼ同等に。
結果、アザゼルの即死攻撃を耐え抜き最後はキックで撃破するに至った。
ちなみにこの勝利は9433回撮り直した末の結果であり、これを読んでいる貴方のMUGENで再現するのは非常に困難と思われる。

超平等!大体10割前後ワンチャン大会2では11Pで出場。
極端に攻撃に偏った大会名通りのコンセプトと出が遅く無敵のホームランが噛み合った結果凄まじい快進撃を続け、優勝候補と目されていた。
最後はバーダックに敗れた上に仲間の仇にされて8位となったが、
最終成績13勝5敗、獲得ポイント36P(ポイント同率2位のバーダックと沖田でも28P)というぶっちぎりの打点王となった。

出場大会

+ 一覧
更新停止中
削除済み
凍結

出演ストーリー

その他



*1
「生徒会長」の間違いではないかと言われそうだが、
これは誤字ではなく、在籍する学生のことも「生徒」ではなく「星徒」と呼称する。
これはそもそも弓那達の通う神撫学園が、
「この学園で学ぶ者はただ『生』きるだけではなく、将来この『星』を背負って立つ者である」という意味付けをしているため。


最終更新:2021年12月03日 10:24