パチモン怪獣大熱戦


概要

カオスなキャラに定評のあるこぜに氏が製作した、パチモン怪獣のみが激闘を繰り広げるMUGENコンプゲー
(MUGENコンプゲー = キャラ、ステージライフバー等アドオン一揃いを同梱したMUGEN)。
2011年5月2日に公開開始。初期使用キャラは8体で、パチワンモードでは同キャラ対決を含む8体と対戦後に襲い来る4体のボスと戦う。
タイトル画面BGMに伊福部昭の「怪獣大戦争マーチ」、セレクト画面BGMに同じく伊福部昭の「L作戦マーチ」と、
特撮マニア心をくすぐる選曲の数々が何ともニクい。
対戦での決着が「KO」ではなく「完」となっているのも怪獣映画の幕切れを彷彿とさせ、これまたニクい。

  • ストーリー
遂に暗雲が渦巻きはじめた怪獣業界。
そんな業界の端っこ、パチモン達の間では、ある一大イベントが開催されていた。
「Ms.H」主催の、オールスター舞踏会グランプリ「パチワン」である。
これはパチモン怪獣と呼ばれる者たちが集い、争い、そして頂点を決めるというものだった。
そしてその頂点に立つ者には、パチモンではなく「本物の怪獣」となることが出来る栄光が待っている。
声を聞き、集結した8体のツワモン達!その頂点に立ち、モノホンの怪獣になるのは、誰だ!?

(同梱の取扱説明書よりストーリーを引用)

+ パチモン怪獣の考察

パチモン怪獣とは

子供達の間で怪獣がブームの1960~1970年代にかけての間、駄菓子屋などではぬり絵や写真、ソフトビニール製人形、
プラモデルといった様々な怪獣の商品が子供達に大人気を博していた。
こうした怪獣人気に目を付け、東宝や大映や東映や円谷プロなどの版権元の許可を得ずに怪獣グッズを作って売ろうと考える不埒な輩も当然出てくる。
が、オリジナルで子供にウケる怪獣をデザインする才能など持ち合わせているハズもなく、
そこで打開策として安直に考え出されたのがパチモン怪獣というわけである。
版権元の有名な人気怪獣のパーツをツギハギして組み合わせ、
全体に同じ色を塗る事で色の不整合をごまかした上で人気怪獣っぽい外見で子供にアピールしつつ、
版権料も払わずに売りさばく事でコストダウンを図りひと儲けしようと企んだのかもしれない。
異様なまでに版権に厳しい現在ならグレーどころか真っ黒、完全にアウトだろう。
当時は怪獣の写真の印刷された低価格(1枚5円~10円)のプロマイドが人気商品であり、この形式で発行されたパチモン怪獣が有名。
これらのプロマイドやカード、めんこは背景として街などの実景写真を無断借用する事が多かったが、
「背景と怪獣の縮尺比率がおかしい」「背景もツギハギだらけ」なんて事は日常茶飯事だった。

+ とあるヒーローの悲劇
このパチモン怪獣(ヒーロー)の中にマルサンの『怪傑透明ウルトラエース』と言うのが存在する。
何処かで聞いた事があるような名前だが、こっちの方が先である。
その所為で企画時は『ウルトラエース』だったヒーローは『ウルトラマンエース』となり、以後『ウルトラマン○○』と続いて、
結果としてファンからはウルトラセブンだけが仲間はずれ呼ばわりされるようになってしまった。
実の息子も「ウルトラゼロ」ではなく「ウルトラマンゼロ」と名乗っている始末だし…

余談だが、2014年に公開された『ウルトラマンギンガ劇場スペシャル 第2弾』の作中において、
「俺のはウルトラマンセブンか」「…ウルトラセブンです」というやりとりが出てくる。

また、勘違いを促進させているものとして某おっくせんまんもよく挙げられるが、
実の所あれは「ウルトラマン (とウルトラ)セブン」という意味で歌われているらしい。
公式も把握しているのか、円谷プロのエイプリルフール企画では、ウルトラセブン21(ツーワン)
(彼自身はオリジナルビデオ『ウルトラマンネオス』」に登場した正規のウルトラマンであってエイプリルフールネタではない。
 余談だが『ネオス』は『コスモス』が諸問題で放送中止に成った際の穴埋めとして地上波で放送された事もある
が、「ウルトラ“マン”セブン撲滅ブログ -億千万の功罪」なるものを書いているというネタも存在する。

「当時のガキ共はこんなモンに騙されて喜んで買ってたのかよwwwワロス」とか若い方に勘違いされるのも何か癪なので、
一応言わせて貰うと、流石に余程の間抜けでない限りこんなパチモンに騙される子供などいなかった。
何しろ当時は空前の怪獣ブームの只中、その洗礼を受けた男子児童たる者、誰もがいっぱしの「怪獣博士」を自負しており、
こんなあからさまな紛い物にまんまと騙されるなどプライドが許すはずもない
(ただし当時の 地方 は放送局が少なく(民放が2局しかなかった地域も)、当然衛星放送やインターネットも無かったので、
 東京だと放送しているのかな?なんて騙される子も居なかった訳ではない)。

しかし、それでも商品として(あくまでそれなりに)流通していたのは何故か?
「確かウチの息子、怪獣が好きだったな」とよく知らずに買う仕事帰りのお父さんや、
「かわいい孫が喜ぶおみやげにでも」とよく知らずに買うおじいちゃん(おばあちゃん)こそが、
パチモン怪獣商品製作元にとってのメインターゲットだったからである。
こういった親御さん達自身は怪獣に興味が無い以上、真贋を見極めるスキルなどあるはずもなく、
こんな胡散臭さ炸裂のブロマイド(ソフビ、プラモ)でも何かそれらしく見えたのであろう。
しかもスキルを備えた「怪獣博士」達は総じて経済観念など無くおこづかいをたちまち浪費してしまうため、
スネ夫のような金持ちのお坊っちゃまでもない限り)慢性的な金欠状態にあったのと裏腹に、
彼ら親御さんにはソフビ、プラモの一つや二つではビクともせぬ潤沢な資金があった。
いずれにターゲットを絞るかは自明の理であろう。
加えて、当時の流通の末端である駄菓子屋は、
のんびり余生を送る老夫婦(もしくはいずれか一方)が経営している場合がその大半を占めており、
もちろん年老いた彼らにも真贋を見極められるわけもない
(それ以前に真贋関係無く儲かれば良いと言う所謂「強欲ババア」も少なくは無かったが)。
更に卸問屋も不良在庫と化したパチモン商品を何とか捌かせてしまおうと「本物との抱き合わせで卸す」という、
狡猾な手段で駄菓子屋へ強引に捻じ込む。
かくしてパチモンは然したるニーズも無いくせに世にはばかっていったのである(恐らく)。

このパチモンDNAは、1980年代から1990年代にかけての熱狂的なガンプラブーム時もちゃっかり便乗しており、
今やモデルガンメーカーの雄である東京マルイの『モビルフォース ガンガル』や
後に鉄道模型メーカー・マイクロエースとなった有井製作所の『太陽系戦隊ガルダン』(太陽戦隊ではない)、
『ザ★アニメージ』(「ジ★」ではない)等のパチモンプラモへと脈々と受け継がれていくのだった…
(ガンガルはとある漫画の所為で若年層にまで有名になってしまったが。
 ただしアニメ版をガンダムシリーズ本家本元のサンライズが製作した際にはこんなのにも商標権に配慮したのか『ダンガル』になっている。
 つまり本家がパチモンに対してパロディをした形になっている。ガンガルと言うよりガルダンを引っくり返した感じだが)。
他にもガンダム以降のリアルロボットをもパクった『銀河の鷲メガロ・ザマック』や『超攻戦士ザクレス』『ザ★アニメージPART-II』なんてのもある。
この弊害で筆者は有井製作所と今井科学のマクロスシリーズを(アニメの存在を知らずに)初めて見た時はパチモンと勘違いしたりも
なお、アリイとイマイはマクロスの正式スポンサーである。…のだが、後にザマック(イマイ)とアニメージ2(アリイ)でマクロスのパチモンを出す逞しさも

なお「ガンガル」と「ガルダン」は元々『マジンガーZ』等のパチモンプラモだったものをガンダムっぽい色に変えて再販したものだったりする。
70年代のプラモ(しかもパチモノ)を80年代に売っていたのだから出来も凄まじく悪い。
一方、「アニメージ」は(デザイン以外は)ラチェット式の関節を取り入れるなど本物より出来が良かったとも言われている
(当時のバンダイはプラモメーカーとしては二流だったため。
 元々青島文化教材社の予定だったのが他の作品で忙しいと言う事で御鉢が廻ってきただけだそうな。
 そしてアオシマはザクレスをでっち上げる事に。逃した魚は大きかった…。
 まぁバンダイも『マシンロボ』や『レボルト』、『ダイノゾーン』とかやっているけどな!)。

そしてこれらの逸話をネタとして、敢えて意図的に往時のパチモン風デザイン(と言うより親御さんの手作り風)に拘って作られた木製ロボット玩具が、
2001年に発売されネットで話題となった『コレジャナイロボ』である。

ゲームシステム(MUGENキャラ12体の共通する性能の特徴)

4ボタン式だがコマンドなど存在せず1ボタンで技が出せる手抜き初心者でも安心の親切設計。
当然各キャラの技は全部で4つしかないまあポケモンみたいなものだと思えば大丈夫
ただし4つの技の構成は殆どのキャラでは、近接攻撃、飛び道具などの遠距離攻撃、ゲージ消費の必殺技、
無敵になる避け動作となっており、無駄が無い。
ガードとジャンプは存在しておらず、投げ技も存在しない、またガード代わりの避け動作は短時間しか持続しないので、
ガードを固めるという戦法は存在しない。

このように技数は少ないが、各キャラの性能はかなり差別化されている。
というより技が少ないので1つの技の性能差でプレイヤー操作だとかなり立ち回りが変わってくる。
外見や各キャラの技、ゲージ技も元ネタが存在しないせいか個性が爆発しており、極めてカオスな事になっている。
パチモン怪獣にアクションの設定は存在しないが、肩書きや外見などから膨らませて作られているようである。

また画面半分を覆い尽くす巨体で、無敵技が無い代わりにゲージ技が2種類あったりするボスにしか見えないキャラが、
平然とプレイヤーキャラだったりする。実際のボスは別の意味でももっとカオスなのだが。

スプライト元としては、プロマイドのパチモン怪獣の一枚絵をベースにしているようだが、
各パーツを回転等させる事で割ときちんとアニメーションをさせており、
若干カクカクではある部分もあるが、元が一枚絵とは思えないほどよく動く。

また後述する『パチモン軍団総進撃大決闘戦争池球最大の決戦 FINAL WARS』
から追加されたキャラの一部はライバルシステムを搭載している(詳細については後述)。

MUGENキャラとして他のキャラと戦わせた時の性能について

MUGENコンプゲーなので一般のMUGENに導入して別のキャラと戦わせる事も勿論可能。
普通、こうした投げの無いMUGENコンプゲーのキャラは多くの場合投げの食らいモーションが無く、
一般キャラと戦わせると食らい時にスプライトが消えたり、普通のMUGENではそのままだと動作しない事もある。
しかし、このパチモン怪獣達は投げ無効の設定になっており、投げ技などではステートを奪えない。
そのため普通はスプライトが消えないので安心して使えるだろう。
AIは無く、ジャンプ無し、投げ無効などの特殊な性能ゆえあまり一般キャラとの対決には向かないかもしれないが、
パチられ元の怪獣にプレイヤー操作で挑んでみたりすると面白いかもしれない。


各キャラ解説

なお、設定や一部怪獣の名前などはこのゲームオリジナルの解釈である。
ポートレイトには元のブロマイドをトリムして使用しており、かなり大きい
トーボーズ~ウオーの8体の怪獣には、『PFW』での更新でストライカーが追加された。
+ 各キャラの設定と性能

トーボーズ

  • 設定
見ての通り昭和ガメラのパチモン怪獣。元のカードの別名は「亡霊怪獣」。ネーミングにはシーボーズの影響が見て取れる。
ガメラとシーボーズを組み合わせた理由はわしにも分からん・・・・
説明書によるとパチモン墓場出身で、パチモンだったため怪獣界で亡霊扱いされた悲劇の怪獣で、
今回のパチワンで本物の怪獣になって他の怪獣を見返そうとしているらしい。

  • 性能
4足歩行なので食らい判定は低いが、どの怪獣も攻撃判定が広いのでそこまで有利ではない。
消費ゲージ無しで連射可能な飛び道具は普通の格ゲーなら強いはずだが、
こちらもほぼ全キャラに標準装備+ステージが狭いので遠距離戦になりにくいためメリットにはならない。
ちなみに攻撃中は食らい判定が頭部だけになる。
ゲージ技の連続フライングプレスは3連続でヒットし、使用中も無敵。
ただし横方向への移動速度が遅く、距離がある場合は人操作なら後退し続けるだけで簡単に回避されてしまう。
使う時は至近距離で使って確実にヒットさせたい。

ラコ

  • 設定
モヒカン刈りのケムラーという強烈なビジュアルで悪名高いパチモン怪獣。
元絵には正面しか無く、横向きは手描きだと思われる。
説明書によると甲羅と尻尾が無いため身軽でカエルのような跳躍力を持つ。
人懐っこい性格らしく、パチワンで本物の怪獣になったらカエルになろうと思っているらしい。
別名はカードの時点で「怪獣」とのみ記載されているが、名前と別名が妙に右に寄っている事と、
ラコの顔がすぐ側にあるので「○怪獣(改行)○ラコ」だったのが、ラコの顔で一番左側の文字が隠れている可能性もある。

  • 性能
ゲージ消費無しの飛び道具が珍しく搭載されておらず、代わりにジャンプして押しつぶす攻撃を搭載している。
このゲームではかなり珍しい対空攻撃だがぶっちゃけジャンプさえ無いゲームなので対空として機能する事は稀。
ジャンプ中も食らい判定は消えないので注意。普通のキャラと戦わせる時にはジャンプ代わりや対空に使えるだろう。
他にも回避技使用時に相手に向けて接近する性質があり、ダッシュや移動技代わりに使えるなど、移動能力が高い。
ゲージ技はトサカを相手に向けてアイスラッガーのように飛ばすトサッガーで飛び道具技。
やっぱり使用中は無敵。
このようにバランスのいい性能で、他のパチモン怪獣に比べるとかなり一般キャラ寄りな性能をしていると言える。
ジャンプ時とKOされた時に元絵を意識するかのように無理やり正面を向く姿が何とも微笑ましい。

ダイゴラス

  • 設定
大悟第五コンビナートのCM用に作られたパチモン怪獣らしい。別名「大怪獣」。
元ネタのエレキング同様放電能力を有している。生物ではなく半有機体で、自分を開発した大悟博士の命令には忠実。
パチワンで有名になってコンビナートを繁盛させたいらしい。

  • 性能
眼からの斜め下方向への光線が遠距離攻撃だが充分リーチはある。ただし背の低い四足怪獣に隣接されると当たらない。
他にも腕からの電撃で近距離を攻撃する。
ゲージ技はどこからともなく取り出した神戸タワーっぽいものをへし折って破片で攻撃する技で、
遠くまでしかも2つの破片が飛ぶので当てやすく威力もある。やっぱり使用中は無敵。
回避技でバリアーを張るが、このゲームの回避技としては普通な性能であり、このゲームの中では平均的なキャラと言える。
2013年11月22日にカーベィ氏のAIが公開された。また、2015年1月10日にはAIの更新とおまけの追加カラーパレットも公開された。

サイハタリ

  • 設定
西の方に生息している由緒正しきパチモン一家の一人息子で甘やかされて育ったお坊ちゃんらしい。別名「大怪獣」。
人間の車の事をミニカーのように気に入っているが、飽きっぽいのですぐに投げ捨てて破壊してしまう。
一族の英雄であるギガス(元ネタである「冷凍怪獣」)を探して旅をしている。
説明書によると萌えキャラ枠らしい。…実際に性能はある意味萌えキャラと言える。

  • 性能
このゲーム中では文句無しの最弱キャラ。技のリーチがあまりにも短くかなり接近しないと相手に当たらない。ゲージ技もリーチは短い。
他のキャラの平均的な性能を一回り弱くした感じの弱さ。
こいつでパチワンモードに挑戦すると他のキャラに比べて難易度が格段に跳ね上がる。慣れてきたらこのキャラでクリアに挑戦してみよう。

キュラドロス

  • 設定
今回のパチワンの主催者「Ms.H」によって作られた半有機生体兵器で複数存在しているらしい。
旧型なので他の生物から吸血してエネルギーを得ないと活動できない。
元ネタは怪獣トランプの「吸血怪獣キュラドロス」。

  • 性能
サイズと食らい判定が小さく、技もかなり癖が強いトリッキーなキャラ。
攻撃技の噛みつきは背の低い相手にはまず当たらず、リーチも短い。
その代わりに遠距離技の高周波触覚ブレードが非常に強力で、攻撃範囲が広い上隙も殆ど無い。
ゲージ技は頭部が分離して飛行、光線で攻撃と一見強力だが、胴体の食らい判定はそのままで無敵もなく、
分離中は威力の低いパンチしかできないので強くない。というより高周波触覚ブレードの方が強力。
なお分離に時間制限は無く、分離中は頭を操作できるが胴体は操作できないのでそのままの位置である。
頭を胴体の上に乗せれば分離解除となる。
ちなみに回避技が自分で自分を飲み込むというカオス極まるものになっている。
2013年11月22日にカーベィ氏のAIが公開された。

ドイラー

  • 設定
光を操るパチモン。侍のように義理がたい性格でいつもは小さな町で人間と暮らしている。
どんな仕事をしているのかは謎だが、人間にも仕事ぶりを認められており、人間に友好的。
パチワンへの出場理由も街への恩返しというとにかくイイ奴。おにぎりが好物。
こぜに氏のサイトのストーリーでも主人公格である。
ベースはゴロザウルスだと思われるが、後述するように技と能力は別物で派手な光線技を得意としている。
元ネタはヤマプロの「光熱怪獣ドイラー」だが、説明書では肩書が「高熱怪獣」と記載されている。

  • 性能
とにかく角から光の刃を出して斬り付ける高熱角刃が強力。発生も早く攻撃範囲とリーチにも優れ威力も充分。しかも格好いい。
口からの光線で攻撃する飛び道具も充分な性能のはずなのだが、高熱角刃の使い勝手が良すぎて、
弾速が遅めの飛び道具をあまり使う必要は無い。
これだけでも強力なのに、ゲージ技の高熱鰭剣も突進技なので当てやすい+使用中無敵+攻撃範囲が広い+威力高めと抜群の性能。
しかも異常に格好いい。大事な事なので2回言いました。
回避技がゲージを消費してしまうのが欠点とも言えるが、攻撃が強力なのでそこまで気にならない。
また回避技にはゲージ消費の代わりに飛び道具反射の性能があるという微妙な特徴もある。
WatchだとAIが無く回避技でゲージを無駄遣いするので他のパチモン怪獣に負ける事も多いが、
人操作ならかなり強力だろう。お手軽に強く、見た目も8体の中では正統派なので多分初心者向け。

ヒムラー

  • 設定
ガスを操るパチモンで気性が荒くいつも暴れている。常に体からガスを放出しており、日産マーチが好きらしい。
ベースがレッドキングだが元カードでの別名は「毒ガス怪獣」で、それを元に作られたようである。
ちなみにこいつの専用BGMは何故か影山ヒロノブの「Heats」になっており、無駄に熱い。

  • 性能
車を投げ付ける飛び道具は放物線軌道を描き軌道がランダム。そのため飛距離が安定しないが近距離なら強力。
車はもし相手に当たらなくても地上に残って時間経過で爆発するというオマケ付きで、
飛び道具の性能はこのゲーム内ではかなり独自で強力。回避技、近接技はこのゲーム内では平均的な性能。
ゲージ技では車を三つ投げ付けた後全身からの毒ガスで攻撃する。攻撃範囲の広い毒ガスもさる事ながら、
投げ付けた車が毒ガスに触れるか、時間差でも爆発するのも地味に厄介。
ちなみにガスは車を爆破させるための判定か味方にも当たる。かぶってる相方の体力をごっそり持ってく事も。
全体的には攻撃をばらまくような戦い方を得意とするキャラである。

ウオー

  • 設定
体の中で半永久的に水を生み出す能力を持つ肉食性のパチモン。別名「大魚竜」(ただし、厳密にはこれはジプテスのもの)。
説明書によると幼体は船の姿をしているらしい。
ベースはデボン紀に生息していた実在の古代魚ダンクルオステウス(当時的にはディニクチス)。
というよりこの古代魚がほぼそのまま書かれたジプテスというパチモン怪獣カードが存在し、
これの絵柄をさらに改変した、(なぜか海原のど真ん中にある)国会議事堂を襲撃する名称不明のパチモン怪獣が元ネタである。
両者を同一と見ている人も多く『さらば!怪獣VOW』『怪獣魂VSメカ怪獣魂』などでは両方ジプテスという事で紹介されている。
元絵に頭部しか写っている箇所が無いので、胴体は頭部パーツの切り貼りで作っているらしく、
よく見ると胴体部分は額(?)のコピペを繋げたもので、尾びれと胸びれは下顎のコピペである。

  • 性能
上記のようにこのゲームの怪獣達は基本的に「近接攻撃・遠距離攻撃・ゲージ技・避け」という技構成だが、
ウォーのみ「遠距離攻撃1・遠距離攻撃2・ゲージ技1(近接攻撃)・ゲージ技2(飛び道具)」という変則構成になっている。
画面半分を埋め尽くすという凄まじい巨体の上、回避技無し、移動不可というまさに砲台キャラ。この性能でプレイヤーキャラである。
回避技が無い代わりにゲージ技が2つあり、通常攻撃も低威力だが早い波で攻撃する技、遅いが強い波で攻撃する技と使い勝手は悪く無い。
ゲージ技としては「相手の現体力の半分+40ダメージ」というギガバイト(かみつき)が目立つが、本体が動けず攻撃範囲も狭いので
相手が近付いてこないと当たらない(おまけに通常攻撃の波が相手を押し戻すので相手からも近付きにくい)というのが欠点。
使い勝手なら船を呼び出して突っ込ませるゲージ技の方が当てやすく強力。
ただしこちらは時間経過での船の爆発が大きなダメージなのだが、船が進んで行くので
画面端かある程度遠くの相手にしか爆発のダメージが入らないのが欠点。
また、自分にも当たってしまう(巨体と避け技なしのためほぼ回避不可)ので使う時は自分の残り体力と相談する事。
このようにゲージ技の高ダメージを活かすのが難しく、総合火力に欠けて慣れるまでは使いにくいだろう。
とはいえ間合いをはかって使いこなせば充分な性能と言える。
ただ、ゲージ技が使いにくい代わりに通常技で戦うと、どうしても速い波の連発でハメるプレイになりやすい。
上手く色んな技を盛り込むようにすると、弱くはなるものの面白い戦いができるので、腕に自信のある人は挑戦してみよう。

ボスキャラ解説

これらの怪獣にパチワンモードで勝利すると謎のボスキャラ、パチワン四天王が襲いかかってくるという……。
ここから先は君の目で実際にプレイして確かみてみろ!
なおカーソルを画面下にずっと下ろしていけば普通にボスキャラは使用可能だし、
キャラフォルダ見ればボスキャラのファイル内にreadmeがあるけどね!
無論普通のMUGEN上でも使用可能なので、その性能を堪能するのもいいだろう。
+ ネタバレ注意!ボスキャラの設定と性能

がいこつバルタン

  • 設定
アントラーの体にバルタン星人のハサミ、そして何を血迷ったのか骸骨を頭にしたパチモン怪獣。
よく見ると右手のハサミの下に本来の怪獣の手がはみ出している。
元になったカードにも名称が無く、本名や設定は謎に包まれている。
一応、通称としては「ガルタン」というものがある。別名は説明書に記載されていない。

  • 性能
DEFが通常キャラの半分の代わりにATKが2倍に設定されており、本作屈指の火力を誇る。
技性能としては直進するどくろ型のガスを放つどくろガスが攻撃範囲、発生の速さ共に使いやすく強力で、しかも威力も抜群である。
逆にマグナムはどくろガスよりも少し遠くに届くものの、発生が遅くて役に立たない。
ゲージ技はとにかく演出が強烈。威力もかなり高いので気を付けよう。
回避技は使用後にランダムで位置が変化する面白い性能をしている。
火力高めの代わりに防御面が弱いので、watchだと他の怪獣と同じくらいだが、人操作でガン攻めさせるとかなり強力だったりする。

ロボース

  • 設定
キュラドロスと同じく、主催者であるMs.Hによって作られた怪獣。
しかし旧型のキュラドロスとは違い、エネルギー配給が不要で燃費も良いなど、最新型とだけあって高性能。
感情は持たないがキュラドロスを見下しており、同じく機械系であるダイゴラスに対しても対抗心を燃やしているらしい。
元ネタはエスプロの「宇宙怪人ロボース」で、『ウルトラセブン』に登場した「地底ロボット ユートム」のパチモン。

  • 性能
こちらは防御力が通常キャラの2倍の代わりに攻撃力が半分と、がいこつバルタンと対になる性能を持つ。
前述のように攻撃力こそ低いのだが、ブラスティウム広範囲粒子砲の攻撃範囲が凄まじく、
持続も長いので回避も難しい性能になっている。とはいえ発射後には一瞬行動不能になる隙がある。
近距離なら対至近距離用高出力レーザーの方が隙の少なさなどからダメージ量は増えるがやっぱり低火力。
ゲージ技のアウターカノンは威力、隙共にこの二つよりマシで、攻撃範囲も広いがやはり火力不足ではある。
回避技が無く、代わりに分離攻撃が搭載されているが、キュラドロスと違って一度分離すると元には戻れないので注意が必要。
ただし分離後の攻撃範囲も広いので必ずしも弱体化とは言えないだろう。
総合的にはとにかく広い攻撃範囲と高い耐久力の厄介なキャラであり、キャラ性能はかなり高い。
とはいえ火力が無くて硬いのでwatchモードなどだととにかくグダグダになりやすいので注意しよう。
もしwatchや人操作で他のキャラと戦わせる場合にはDEFを半分以下まで下げる代わりにATKを上げてやると、
グダグダが避けられるかもしれない。
2013年11月22日にカーベィ氏の外部AIが公開された。

ヘドロ

  • 設定
見ての通りヘドロの塊な「公害怪獣」
物凄く気味悪い姿で如何にも公害といった分かりやすいキャラだが、元ネタの経緯は結構複雑。
+ 元ネタの経緯
まずパクリ元が見当たらないがそれもその筈で、このヘドロはマイナーながらも一応まともな版権キャラであった。
このカードの絵柄は怪獣プラモデルの箱絵の流用で、
そっちには有井製作所(鉄道模型で有名なマイクロエースの親会社であり、ここの模型部門がマイクロエースに引き継がれた)のロゴが入っている。
なお、上記画像ではやや色褪せたカードを参考にしたのかオリーブ色の体色になっているが、
本来のプラモ箱絵では濃緑色の怪獣で、中身のプラモも(形成色だが)ボディが濃緑、目玉が黄色であった。

しかし実を言うと、このプラモデルそのものがイッコーモケイという別のメーカーの、
宇宙人プラモデル『恐怖のバルデン星人』の型を、有井が買い取って箱絵を新しく描き直し(中身はそのまま)、
70年代の公害が社会問題と化していた時期に公害怪獣として売り出したものである
(この時買われた金型に「マグラン星人」「ギラン星人」というのもいて、
 これらも「スモガ」「ギャオー」という公害怪獣にされた)。
後述の仮面サンダーも登場

このため箱絵は基本形だけ与えられた状態で公害怪獣として(中身と比べるとかなりディフォルメされて)、
一から描かれたもので殆どオリジナルであり、背景もツギハギではなくてちゃんと描いてあるという気合の入りようである。
ちなみにこの箱絵、「空想科学イラストやプラモデルの箱絵で当時絶大な人気を誇っていた小松崎茂氏が描いた」
とする説もあるが、一方で画風のよく似た別人(鴨下示佳氏など)が描いたとする意見もあり、絵師については謎である。
とはいえ画力のある箱絵師の手による完全描き下ろしイラストなのは間違いないだろう。
こいつだけ元ネタ不明で元絵のクオリティーが高いのはその辺が原因である。

  • 性能
2500ものライフを持つ代わりに攻撃力と防御力は通常キャラの半分、技も1つだけと基礎能力は低め。
その1つの技とは多彩な効果を持つヘドロをランダムに吐き出すもので、具体的には紫が断続ダメージ、
黄が連続で長時間マヒ、青が強制的に後退、赤が相手の判定を狂わせ(ヘドラの2ゲージ技に近い)、
緑は相手をランダムに移動させる等、動きを制限させる技が多く非常にウザい。
特に厄介なのが茶色のヘドロで、これは相手には当たらないが、
地に着いて相手に攻撃されずに一定時間経つと、中から分身が生まれる
分身どもは本体に比べ体力もかなり低く、2・3発攻撃を当てれば難なく撃破できるが、
砕けた破片がそこら中にバラバラ飛び散ったまま最後まで消えずに残るため、見た目がすごくイヤな感じである。
これらの分身もランダムでヘドロを吐くので、増える確率が上がり無限に増殖していくという厄介な性質を持つ。
ちなみに、茶色へドロは着地から分身に変化するまで時間がある為、地面の茶色へドロさえ潰せば増殖を抑えられる。
特にウオーの津波は簡単にヘドロを潰せるので増殖を封じやすい。
ロボースと同じく低火力とヘドロの効果でとにかくグダグダになりやすいので使用時は要注意。
なお、本体を倒しても分身が残っている限り戦闘は続行されるので、全滅させるまで気を抜かないように。
(更新前の)ゼットンメフィラス星人といった強豪さえも分身増殖ヘドロ責めでハメ殺すトンデモな強さを見せたかと思えば、
自衛隊(同じこぜに氏作のボーナスゲーム)に高確率で(ヒドイ時はスーパーXが登場する前に)倒されるヘタレっぷりを晒してみたり……。
なんなんだアンタ

エッチ

  • 設定
元ネタのトランプの時点で別名「水素獣」、身長1000メートル、体重500キロ、出身地エジプト地方という、
意味不明な設定(水素由来の名前と軽さなのだろうが。しかし、エッチの身長を考えると背景のインド風建物も高さ1000mはありそうだ)と外見だったが、
本ゲームのラスボスとして様々な捏造新設定が追加されている。
パチワン開催の理由は、自分以外のパチモンを集め、それらを吸収し、自らを「本当の怪獣」へと昇華させる事であった。
しかも決勝戦以前にも既に参加者のエネルギーを吸収しており、他のパチモン怪獣達の必殺技を使い、
その目の前に立ちはだかる。ちなみにMsと名乗っているが厳密な性別はオスらしい。
ボイスは加工したモリガン・アーンスランドのものと思われるが、この悪夢のようなビジュアルとおかまバーのひげガールみたいな声で、
「楽しませてちょうだい」とか「私のモノにならない?」とか「気持ちイイでしょ」とか「お仕置きよ」などと言われるので物凄く気色悪い。
別の意味で心が折れそうになるプレイヤーもいるかもしれない。
こいつの専用BGMは何故か「エルシャダイ」。…そんな選曲で大丈夫か?

  • 性能
通常キャラの2倍のライフを持ちかなりしぶとい。技も背の低い相手に飛び道具が当たらないもののキックが強力。
パチモン怪獣の必殺技がランダムで飛び出すゲージ技も当たり外れはあるが強力である。
特にウオーから吸収したギガバイトは幸せ投げの形となっているが、全く幸せになれない。
ヒムラーから吸収した毒ガスは、広範囲に展開したガス一つ一つにこいつの顔が浮かび上がりこれまた気色悪い。
回避技が無い代わりに浮遊を使うが、攻撃されると落ちるなどそこまで脅威ではない。
ちなみにこいつとの試合中はタイムが進まなくなるので、その点には注意。
性能だけならそこまで異常な訳でも無いのだが、
外見、ボイス、足音、演出全てが狂っているので異常にしか見えない、そんな感じのキャラである。

ちなみに勝利演出は足を組んでプカプカ浮遊するというものなのだが、
先述した浮遊技と同じようにキー操作で動かす事ができるという小ネタが仕込まれている。
だからどうしたと言われればそこまでだが


パチモン軍団総進撃大決闘戦争池球最大の決戦 FINAL WARS

2011年11月10日には同じくこぜに氏によって『パチモン軍団総進撃大決闘戦争池球最大の決戦 FINAL WARS』(「池球」は誤記にあらず)も新たに公開された。
最新版は2021年1月にはVer1.17に更新された。
…プロモーションビデオによると、「池球」は「ちたま」ならぬ「いけたま」と読むらしい。

前作に登場した12匹に加えて新たにライバルシステムを搭載したキャラなどが追加されている他、
続投したキャラについてもストライカーの追加などの更新が行われている。
本作より登場したライバルシステム搭載キャラは2匹のパチモンが最初に出現し、これらを同時に操作して相手を挟み撃ちにできる。
ストライカーとは違って最初から常時相方が行動できるが、相方の攻撃は味方にも当たるために同士討ちの危険がある。
また2匹のライフはそれぞれ通常キャラの半分程度なので、そこにも注意が必要だろう。
またこぜに氏以外の他製作者によって製作された多数のパチモン怪獣も参戦しており、中にはブロマイド以外の出身のパチモン怪獣やオリジナル怪獣も登場する。
他にもゲーム『ザ・スーパー忍』シリーズに登場したゴジラのパチモンとかメカゴジラっぽい巨大ボス、
多数のパチモン怪獣が襲ってきて撃破した数を競うボーナスゲーム、
エルボーロケットしてくるパワーショベルや『奥州会津の怪獣』として江戸時代の瓦版に書かれた怪獣(妖怪)など、
膨大な数の様々なキャラがPFWには登場する!その詳細はプレイして君自身の眼で確かめろ!

  • ストーリー
オールスター舞踏会グランプリ「パチワン」。
大会の裏に隠された、主催者・水素獣エッチの陰謀は、8体のパチモンの尽力によって砕かれた。
そしてパチモンたちの間に平穏が訪れた・・・はずだった。

前回「パチワン」から10年後、正々堂々たる平和的な「パチワン」が、再び行われようとしていた。
だがその矢先、池球(いけたま)に字宙(じちゅう)から大量の字宙パチモンが押し寄せる。

パチモン達の間に伝わる伝承「四偽獣」に記された「終焉の刻」が訪れるというのだ。
それは、せ界が終わる時「四体のパチモンのみ」が、生き残れるという旨の伝説であった。

字宙パチモン達は生き残りの四体を決める為に、全てのパチモンの故郷・池球を戦場に決めたのだ。

終焉の始まりを知った池球パチモン達はいまだかつてない混乱に陥り、「パチワン」は戦争と化した。
かつての同士を討つ者、ただひたすら暴れる者、徒党を組み計画を遂行する者・・・。

一方、彼らの与える被害を被っていた入間(にゅーげん)は、パチモンを半球に追いやり、入間から完全に隔離した住み分けに成功する。
その背後で、パチモンに味方する入間たちは秘密組「YYSP」を立上げ、彼らの混乱の収束に向けて活動を始めた。
8体の英雄の活躍を知るYYSPは、彼らを再び、呼び醒ます・・・。

混乱の池球を舞台に、パチモン軍団総進撃の大決闘戦争、最大の決戦(ファイナルウォーズ)が、今始まる!!
(同梱の取扱説明書よりストーリーを引用)


各キャラ解説

本作品においても設定や一部怪獣の名前などはこのゲームオリジナルの解釈である。
また前作に比べると人型のパチモン怪獣が多いのが特徴。
ライバルシステム搭載キャラについては7・8Pカラーでそれぞれ単体で使用可能となっている。
+ 各キャラの設定と性能

コンピュートロンVSキ  ム

  • 設定
機械と原人という対になる組み合わせのパチモン。
コンピュートロンは東京(ひがしみやこ)大学の最新技術を投入して作られたパチモン。
機械の従順さとパチモンの互換性を両立させており、また入工知能を搭載しているが入間が搭乗・操作する事も可能。
将来的には新世代パチモンの祖体になっていくだろうと期待され、実質新世代パチモンの第0号とも言えるんだとか。あと一応女性型である
一方のキ  ムは原始的な形質を持った字宙パチモンであり、あらゆる字宙パチモンの先祖とされている。
出身地であるメタン星雲に入間が新兵器の実験を行い、死滅しかかっていた所を新パチモンの材料に利用されたのがその所以である。
自らを生み出した文明を嫌い、目に入り次第、その高い身体能力を活かして破壊する。

  • 性能
コンピュートロンは近接攻撃のダブルクリックは一撃目が当たったらニ撃目を放つ事が可能。
また速度の速い飛び道具のディスクイジェクトの他、相手の攻撃を防御できる設置技のファイアウォール、
そして範囲の広い必殺アンインストール等の使いやすい技が揃っている。
キ   ムは全体的に発生時間が少し遅いが高威力な技が揃っているシンプルな仕様となっている。

オリックスVSメ  ジ

  • 設定
光の巨人似の姿をしたオリックスと宇宙オオカミのメ  ジのコンビ。
オリックスはお騒がせヒーローで、今回はパーム星人による池球侵略を阻止すべくオリオン流星に乗ってやってきた。
……が、不注意でメ  ジの出身地であるアール流星と接触事故を起こし墜落、彼からは嫌悪されている。
メ  ジは字宙を駆け回る宇宙オオカミの義賊であり、宿敵・パーム星人討伐のために池球に訪れる。
前述の件でパーム星人を一度逃してしまったので彼を恨むが、共通の敵を持つため嫌でも共闘する事となる。
自称・孤独な一匹狼だが、人望が厚く、追っかけの宇宙オオカミの舎弟がごまんといる。

  • 性能
オリックスは画面奥から流れてくる流星で戦うキャラであり、こちらについては左右キーで位置調整が可能となっている。
また、自身も流星となって攻撃が可能である。
メ   ジは技の発生が速い他連打によって攻撃回数が増える特徴を持っている。

プラキングVSグラミンゴ

  • 設定
見た目のインパクトが大きい組み合わせ。
これまた光の巨人似のプラキングは神奈川在住のスーパーヒーロー兼変質者
全身が合成樹脂で構成されており、体からプラスチック製品を出力する能力を持つ。
その力を持って正義を成すが、警察からは露出狂扱いされて追われる、悲劇のヒーローである。
趣味はプラモの素組みとの事(塗装は苦手)。
グラミンゴは長い間UMA扱いであったが、探険家・浩二によってその存在が明らかにされたパチモン。
入間の踊りを覚える程度の知能を持ち、コミュニケーションは彼ら独特のダンスで行う。
敵意を持った相手に対しては、可燃性の唾を吐きながら襲い掛かってくるんだとか。

  • 性能
プラキングは膝蹴り以外は特殊な性能をしており、飛び道具のプラ爆弾は爆発したあと降って来るプラ製品で攻撃を行う。
また、相手に尻で攻撃する「桃尻」については発動後一定確率で警察が登場し、敵味方関係無く轢き逃げしていく。
グラミンゴも特殊な軌道を描く炎の他、一定時間移動可能で連続攻撃を行う「カーニバル」が搭載されている。
どちらも耐久は低めとなっている。

ジュネスVSベゴビアー

  • 設定
またまた光の巨人似のジュネスと今度は某宇宙恐竜似のベゴビアーという、一見正統派に見える組み合わせ。
ジュネスは字宙の走り屋パチモンであり、「マッハ・ジュネス」「字宙の赤き鉛筆」などの異名を持つ。
本人曰く「常に音速の壁を破っている」らしく、しょっちゅうソニックブームを纏っている。
出身地のM18星は数多くのヒーローを輩出している事で有名なのだが、本人はあくまで怪獣を名乗っている。
ベゴビアーは惑星と同じプロセスで誕生したパチモンであり、体温計で計ると1兆℃近くと計測されるらしい。
そうしたデータから言ってもかなりの実力を持つはずなのだが、
環境適応能力が低く、池球上ではどうにも本来の力を発揮できないとの事。

  • 性能
ジュネスは速く動けるが火力が低め、また走り続けるとタックルに移行する事が可能。
「マッハキューブ」は直線的な動きをする癖のある飛び道具となっている。
ムーブは上か後ろに直線高速移動するが、無敵が無くコントロールも効かない。
一方のベゴビアーは移動速度が遅い他、通常技についても一定確率で失敗してしまう。
ゲージ技の「宇宙のどこかへ」を使用すれば一定時間失敗する事が無くなる他、移動速度も上昇する。
また「表面温度一兆℃」は当身技となっている。

スペーターVSドラックオン

  • 設定
似た姿をした組み合わせ。
スペーターはジュピター星雲産のパチモン。
昆虫や鳥のような形質を持ち、体部から迫り出す皮膜で宇宙を滑空する。
池球に巡りついた個体がドラックオンの祖先となったとされる。
一方のドラッグオンはアフリカ産のパチモン。
昆虫と小型爬虫類を足したような形質を持ち、体部から迫り出す皮膜で森林の中を滑空する。
字宙へと旅立ち、適応した個体がスペーターの先祖になったとされる。
以下無限ループ

  • 性能
サイズも小さく、空中を自在に飛行できるという共通の特徴を持つ。
スペーターについては回避技以外が全て飛び道具、ドラッグオンについては回避技以外が全て近接攻撃となっているのが特徴。

バキューマVSカビサンター

  • 設定
それぞれ「真空生命」と「細菌生命」の肩書を持つ生命コンビ。
バキューマは子供達のぼっとん便所に対する潜在的恐怖が結晶化したパチモン。
夜の便所を恐れた子供の悪夢において、ぼっとん便所の中にある「夢の島」を徘徊している。
体内は真空となっており、あらゆるものを吸い込み、エネルギーをこしとると排泄物を噴射する。
カビサンターは中国奥地にて極秘開発されていた細菌兵器の失敗作パチモン。
一見シロクマのようだが、その体はカビと大腸菌の塊であり、不定形である。
菌糸体の状態で、偶然観光に訪れていた信次に取り付き、海を渡ってきた。
自ら巨大カビをばら撒く他、周囲のカビの成長をも促進する能力を持つ。

  • 性能
バキューマは「バキューミング」「バキュームボットン」などの吸引技を持ち、
敵の飛び道具やカビや信次を吸い込む事で、こえだめメーターを溜める事が可能。
ゲージ技の「ボミットシュート」ではこえだめメーターが溜まった分だけ放出量が増加する。
一方のカビサンターは自ら攻撃する事ができないが、
撒き散らした小さなカビをゲージ技の「成長カビハイヤー」で強化して、フィールドそのものを占領する事で戦うキャラとなっている。
カビは最大5段階成長し、レベル4以上で攻撃判定が発生する他、カビが定着している間はゲージが溜まる仕様となっている。

ヒーターVSオロロラス

  • 設定
温度差が一番激しい組み合わせ。
ロボ―スは前回パチワン時、キュラドロス・ロボースと同時期に水素獣エッチによって開発されていたパチモン。
ロボースのプロトタイプを発展させたもので、超高火力が期待されていたが、結局動作せず放置されていたらしい。
そして現在になり、突如現れた奇妙なオーロラと強力な太陽風の影響で目覚め、当時のターゲットであった8体のパチモンを追跡する。
オロロラスはオーロラのようなプラズマ刃を自在に操る、自称剣豪の老パチモン。
ボケが始まっており、ドイラーが自らの弟子だったと言い張る。ただし実際に、その言葉を信じ入門してきたトイラちゃんの師匠をしていた。
弟子が去った後はのんびりと暮らしていたが、世界の裏側から発する強力な電磁波に、池球の危機を察知し動き出す。

  • 性能
ヒーターは火力が高いが隙が多くリーチも狭いという特徴がある。
必殺技の「溶接作業」はゲージが多いほど持続時間が延びるため高威力が期待できるが、
最初の掴みが当たらないと発動しないため近距離の相手にのみ使用可能。
また防御技の「防火作業」は消火泡で身を守る事ができ、泡が三回攻撃を受けて消えるまで無敵となる。
オロロラスは攻撃範囲は広いが、火力が低く隙も大きいのが特徴。
また一部技は近距離よりも相手との距離がある方がヒット数が増加する。
防御技の「オーロラバリアー」は、バリアーが消えるまでの間は無敵となる。

アイアン星人VSブランピーター

  • 設定
スタイリッシュな組み合わせ。
アイアン星人は生まれた時から鋼鉄の鎧を身に纏うアイアン星人一族の一人であり、
彼個人は母星において「黒騎士」との名を受けていた。
鎧の色によって階級の分かれるアイアン星人社会において、黒の鎧は極めて希少で、かつ最強の証であった。
そして今回ナルシス星との星間戦争の指揮官として戦う最中、謎の存在によって池球に飛ばされる。
ブランピーターはナルシス星軍の尖兵パチモンであり、
敵軍の星を大群で飛び回り、超高速でロケットミサイルを先導した後、役目を終えたら特攻して果てる。
彼らはそれぞれ、自分が一番速く上手くミサイルをぶつけられると自負しており、常に競い合っている。
そして今回シグマ惑星への襲撃中、ある一体が特攻する寸前に、謎の存在によって池球に飛ばされる。

  • 性能
アイアン星人は直線的に伸縮するワイヤクローで敵を引き寄せたり自分が近づいたりと間合いを操作しながら戦うキャラとなっており、
一部技は追加入力で間合いの調整や派生技に繋げる事も可能。  
必殺技の「ワイヤクロー」は本体との距離が遠いほど威力が増す特徴がある。
また、防御力も高めに設定されている。
ブランピーターは、画面を高速で飛び回ってすれ違いざまに攻撃するキャラ。
必殺技の「神風デッドヒート」は自爆技となっており、残体力+速度分のダメージを相手に与える。
防御力は半分となっているが、「充電ランディング」ではボタンを押し続けている間体力とゲージを回復できる。

タピクロサウルス

  • 設定
九州地方の地底に眠っていた太古の単弓類似の恐竜が怪獣化したパチモン。
JKの間で流行するタピオカの原料が採掘できる田肥丘の地層で、
その化石がタピオカの原料として消費されていたがスマホの電波の影響で活性化し、
タピオカを取り巻く人々の欲望エネルギーと化学反応を起こし化石から復元した。
人気に便乗しJKにモテようとしていたが復活した頃にはブームが下火となっていたため、
腹いせに道行く車を破壊しその様子を撮影してはプンスカグラムにアップしバズろうとしているが、何故か加工した自撮りばかり炎上しているとの事。

  • 性能
相手に車を投げ付け、攻撃判定のあるタイヤをばらまく「ナゲる」や
タピオカミルクティーを飲んで回復しつつ空き容器を掘織投げる「タピる」で相手を翻弄するキャラ。
必殺技の「タピクロチャレンジ」は様々な写真を撮影可能で威力もそのたびに変わるというかなりインパクトのある技。

ベータラスVSブーメンス

     
  • 設定
詳細不明。
其々の身長・体重と出身地は記載されているが、その他の内容については文字化けしており解読不明となっている。
readmeだけでなくCNSやCMD等についても意図的に文字化けとなっているため、後述する性能も合わせてかなり謎の多いキャラとなっている。

  • 性能
ベータラスについては常に細かく振動しており、左右キーで移動しようにも画面上をあちこちワープしてしまう。
攻撃技についても相手を大きく吹っ飛ばしたかと思いきやカメラの位置がずれたり、発動タイミングや発動キーについても常に確定しない。
また、背景画像に極彩色の錯視画像が常に表示される他、ライフバー等も表示されなくなるので試合の状況も判別不明となる。
ブーメンスについてはベータラスに比べれば移動等まだまともな性能をしている。
……が、常に謎の呻き声が流れる上に、自身もビクビクと蠢くのでかなり不気味。
技については古今東西のパチ関係の商品から切り抜いた顔のパーツで攻撃する技であり、
ランダムな顔が上から降ってきたり、突然相手の周りに大量に表れたと思ったらしばらく動き回るなどかなり特徴的。
中には突然画面上に大きくそれらの顔パーツを福笑いのように組み合わせたものを出現させて攻撃する技も搭載されており、
初見はかなり驚かされるだろう。
これらの演出により、人によっては閲覧注意なキャラとなっているので注意されたし。

奥州会津の怪獣

  • 設定
天明二年、会津磐梯山の山中で人々を悩ましていたとされる怪獣。
会津をはじめとする東北地方一帯で子供達が次々と行方不明となる事件が発生。
調査の末、磐梯山から現れた怪獣が子供を捕えて喰っている事が判明した。
鉄砲を放っても逆に跳ね返ってくる始末だったが、鉄砲の名手・松前三平の大筒によって射殺された。
怪獣の背丈は約四尺八寸、口は耳まで裂け、鼻は嘴のように長く、全身は毛に覆われており、
一丈七尺もの尾を引きずり、短い手足には水かきがあったという。
眼を開けたまま往生したその最期も不気味であったと伝えられている。
この怪物討伐の顛末は「奥州会津怪獣之絵図」という瓦版によって伝えられているが、
この瓦版が発行された年代は正確には分かっていないとの事で、
後世の創作の可能性や、近い年代に発生した天明の大飢饉等の災害を怪獣化したものではないかとも考えられている。

  • 性能
史実通り相手の飛び道具を受け付けないが、その代わりに防御力が低めに設定されている。
「毒吐き」「火吹き」の技はランダムに発動可能となっている他、
他のパチモンと違ってジャンプが可能となっており空中で攻撃する事も可能になっている。

ニンテンマン

  • 設定
GBAのゲーム『メイドインワリオ』のミニゲームをキャラ化したもの。
原作ゲームは所謂ミニゲーム集なのだが、怪獣の岩と火球攻撃を躱す「ニンテンマン1」、
怪獣を押し飛ばす「ニンテンマン2」、コマンド入力で必殺技を出す「ニンテンマン3」の3つのミニゲームを組み合わせたキャラとなっている。

  • 性能
画面上に出現する怪獣に岩・火球攻撃をさせ、それをニンテンマンに避けさせる事によってゲージを溜めていくキャラ。
ゲージが貯まりきると、コマンドが表示され、それを素早く打ち込んで必殺技を放つ事が可能。
先にニンテンマンが倒れた場合怪獣だけで戦う事になるが、怪獣が先に倒れたら一定範囲を往復ジャンプするニンテンマンのみで戦わなければならない。

パールキアVSダイアルガ

     
  • 設定
どちらもC95星雲原産の種「カプセルモンスター」とされる存在。
パールキアは空間を司る神、ダイアルガは時間を司る神とされる。
彼らはお互いに、そして後述のプラチナス・オルゼウスとも対立関係にあり、戦いの末池球に辿り着いたとの事。

  • 性能
互いに近接攻撃の「ドラゴンクロウ」、飛び道具の「波動弾」が搭載されている他、
必殺技についてもどちらも飛び道具となっているのが特徴。
身長差があるため相手によっては技が当たらない事もあるため注意が必要。

プラチナスVSオルゼウス

   
  • 設定
プラチナスはC95星雲原産の種「カプセルモンスター」とされる存在であり、オルゼウスはC95星のオーラバトラーとの事。
それぞれ反骨を司る神、創造神とされる。
彼らはお互いに、そして前述のパールキア・ダイアルガとも対立関係にあり、戦いの末池球に辿り着いたとの事。

  • 性能
プラチナスは移動速度が遅く、必殺技の「死ね死ね光線」も3ゲージ技となっているが、その分威力は絶大なものとなっている。
アルゼウスは発生の速い「神速」や範囲の広い「裁きの礫」、回復技の「自己再生」など、他3体に比べて強力な性能をしている。

イーヴル・スティック

  • 設定
サクラコはごく普通の女の子。だが、親戚の海外旅行の土産であるイーヴル・スティックを手にした事から運命が狂う。
ステッキに宿る邪悪な存在・デモニカの呪いにより多大な魔力を手にするが、幸いにも白魔法に適正があり回復魔法が得意だったため、
生命力を吸われても貰っている魔力で回復する事で帳消しに出来る。そして、余った魔力を悪人退治に使う事にする。
呪いを白魔法に変えてしまう関係でデモニカもサクラコを支配できず、様々な日常に付き合わされ逆に振り回されている。
夢でデモニカの過去を知った事で彼女の魂を慈しみ、その無念を晴らすためにも世の理不尽と戦う決意を固める…という設定。
元ネタは海外の100均、ダラーストアに売られていたという曰く付きの玩具。
一見すると女児向けの魔法の杖のようだが、スイッチを入れると星型のフィルムが光と共に透けて、
リストカットする悪魔的な女などの恐ろしい画像が浮かび上がり、邪悪な笑い声が木霊するというホラーな仕様となっている。
実際に子供に買い与えてしまい苦情が相次いだが、販売店は反省していないらしい。

  • 性能
サクラコもそのイーヴル・スティックで戦う他、ストライカーとしてリストカットする悪魔的な女のデモニカを召喚可能。
デモニカはスタンドのようにサクラコの近くに存在する他、独立して攻撃する事も可能。
ただし、デモニカ出現時にはサクラコの体力が減少していくので注意。

メルカリのジュカイン

  • 設定
無法地帯の闇市、メルカリにおいてその存在が確認された異形の者。
ジュカインの俊敏性、アバレイエローの飛行能力、シュリケンジャーの火力を兼ね備えた究極の合成生体兵器だが、
あくまでも試作品であり、それが何者かに持ち出された挙句闇市へと流される事となった。
本来交わる筈の無い要素を併せ持つその身体は、兵士として未知の可能性を秘めている。

  • 性能
移動速度も速く、ジャンプ時には空中に一定時間浮遊する事が可能。
技の発生速度や範囲も優秀であり、「メルカリ購入」では他のメルカリに出品されたトンデモ商品をストライカーとして召喚可能。

ガジラ

  • 設定
タグチ工業によって開発されたパチモン解体用強力破断機。
原始的AIによる獣の本能のままに自立行動し、遮るもの全てを粉砕する。
その強力な顎は、より硬く砕けぬ壁に対する度に進化を重ねていくとか。

  • 性能
技の範囲と威力は強力だが、本体部分は防御力が低くなっている。
相手との距離を保ちながら戦うキャラとなっている。

オー

  • 設定
水素獣エッチのいとこ。
巷で売れている水素水に対抗し酸素水を流行らせるため上京してきた。
空気中の酸素濃度を自由に調整出来るという強力な能力を持つ。
自らの開発した酸素水を販売しようとした所、謎の水素水通販獣3体組に付け狙われ始めたため、
ボディガードに亜鉛獣ゼットヌを雇い入れ戦いに挑む。

  • 性能
酸素濃度を上げたり下げたりする事ができ、どちらも一定濃度に達するとスリップダメージを与える事が可能。
必殺技の「オキシジェンデストロイヤー」は3ゲージ消費技だが、その分威力は絶大なものとなっている。

チームGOZIRA

     
  • 設定
メガドライブのゲーム『ザ・スーパー忍』とその続編『ザ・スーパー忍II』に登場するボスキャラ、
ゴジラっぽい「モンスターG」とメカゴジラっぽい「メガザウルス」をキャラ化したもの。
特に前者は版権利的に問題になったようで、後のバージョンでは骨の姿をした怪獣に差し替えられている。

  • 性能
試合開始時にモンスターGとメガザウルスのどちらかが決定されるという特殊なキャラ。
モンスターGはリーチの長い火炎放射や尻尾攻撃等が搭載されており、一定のダメージを受けると前述の差し替え版を再現した第二形態となる。
メガザウルスはアポカリプス風のキャラで移動速度は遅いものの、範囲の広い火炎放射や全画面判定の必殺技を所持している。
また、モンスターG同様一定のダメージを受けると第二形態へと移行する。

怪獣軍団

  • 設定
大挙して池球に押し寄せた、ソフビで出来た字宙パチモン軍団。
本能の赴くままに池球パチモンに襲い掛かるその姿からは、
彼らが「四偽獣」に記された「終焉の刻」を恐れ、生き残るために必死である事が窺える。
しかし、その伝承が元よりパチモン達の戦争をけしかけるために存在していたという事など、
闘志煮えたぎり超パワーが炸裂している彼らが知る由もない。

  • 性能
1~6Pはボーナスゲームのような設定になっており、無限に登場する怪獣軍団を時間内にどれだけ倒せたかを競うキャラとなっている。
怪獣軍団の動きはどこかで見た事のある動きばかりであるが、基本的に一撃で吹っ飛ぶので爽快感がある。
また、7P以降はプレイヤー操作が可能。
どの怪獣を使うかはランダムに戦闘開始時に決まる他、技構成も同時に決定するという中々凝ったシステムになっている。

ボスキャラ解説

本作にも前作同様ボスキャラが登場しており、性能的も権利的にも前作よりも強敵となっている。
カーソルを画面下にずっと下ろしていけば普通にボスキャラは使用可能なのも同様
無論これらのキャラについても普通のMUGEN上使用可能なので使ってみてもいいだろう。
+ ネタバレ注意!ボスキャラの設定と性能
+ 四偽獣
+ 「覇」
()

世界ナンバーワンの最強怪獣

身長:未知数
体重:未知数
出身地:字宙

伝説の「四偽獣」の一角、「覇(ぱ)」を名乗るパチモン。
強力な怪獣の純度の高いパーツで構成されており、通常のパチモンとは一線を画す存在。
その強さたるは、宇宙M18星のヒーロー・ワノレトフ兄弟が束でかかっても太刀打ちできない程である。
「史上最強の怪獣」とは永遠のライバルというべき間柄。
(同梱の取扱説明書より解説を引用)
なお、元ネタは前述の動画『昭和レトロな駄菓子屋パチモン 特別編(1)』の5分9秒当たりを参照。
ウルトラマン達を蹴散らしている(元ネタは1967年の書籍『怪獣大全集1 円谷怪獣のひみつ』で円谷公認らしい。流石に公式ではないが)。

+ 「治」
()

宇宙怪獣バグン

身長:未知数
体重:未知数
出身地:字宙

ギュギュウーン!!
耳のこまくのやぶけそうなものすごい音とともに
暗い夜空から宇宙怪獣「バグン」がやってきた!!
逃げまどう人たちをかたっぱしからふみつぶし焼き殺した
いったい地球はどうなるのだろうか!?
(同梱の取扱説明書より解説を引用)
元ネタは書籍「新・世界の怪獣」。バスカ星人によって送り込まれた。
元ネタでは3頭で地球を壊滅に陥れたがゲームでは一度ライフを0にすると大量に降ってくる。

+ 「最」
()

史上最強の怪獣

身長:未知数
体重:未知数
出身地:字宙

伝説の「四偽獣」の一角、「最(も)」を名乗るパチモン。
強力な怪獣の純度の高いパーツで構成されており、通常のパチモンとは一線を画す存在。
自称「史上最強の怪獣」と言うだけあって、攻守速脳が揃っており死角がない。
「世界ナンバーワンの最強怪獣」とは永遠のライバルというべき間柄。
(同梱の取扱説明書より解説を引用)
元ネタは古い児童誌『少年』1967年8月号付録「怪獣マガジン」の記事。

+ 「怨」
()

ジグランドドラゴン

身長:未知数
体重:未知数
出身地:字宙

伝説の「四偽獣」の一角、「怨(ん)」を名乗るパチモン。
パチモン三原則の一つ「マイナーであること」を、”地球上でただ一人しか知らない”という点で
究極に突き詰めている、通常のパチモンとは一線を画す存在。
また、詳細な設定を持たないという点でも極まっており、500000レベルを誇る上に、
火・海・土・悪・電気・草といった属性を司る事以外は、未知の存在である。
(同梱の取扱説明書より解説を引用)
元ネタは不明(設定から考えても恐らくこぜに氏の手描きと思われる)。

+ そして、四偽獣を倒した後に現れる……

暴走融合偽魔獣フィナルワーズ

身長:未知数
体重:未知数
出身地:ネガ・パチオン粒子

撃破された四偽獣の残骸は、その怨念と執念によって変質し、暴走したパチオン粒子となり巨大な異形と化した。

ネガ・パチオン粒子は、粒子の特性である「模倣」「縫合」ではなく、もう一つの特性、「裁断」が暴走した状態の粒子である。

これはパチモニウムで構成されたあらゆる物体を、パチオン粒子レベルまで細分化できる力を持ち、

即ち、この偽魔獣がパチオンせ界の全てを破壊し、微塵に帰す存在である事を意味する。
(同梱の取扱説明書より解説を引用)
圧倒的な性能を誇り、誰しも一度はなすすべなく倒されるであろう。
+ しかし、黙って消滅させられるパチモンではない

百身合体偽聖獣ヘクトゴン

身長:未知数
体重:未知数
出身地:パチモン怪獣

四偽獣が「本物の怪獣」の純度の高いパーツという、異界の物質で構成されていたというならば、

この偽聖獣は、パチせ界のパチオン粒子のみで構成された、純度の高いパチモン怪獣と言えるだろう。

伝承に記された「終焉の刻」を否定する、全てのパチモンたちの集合体であるこの存在は、

四偽獣の求めていた「パチオン粒子を自在に操る力」を振るい、微塵に裁断されゆくせ界を紡ぐ唯一の希望であった。
(同梱の取扱説明書より解説を引用)


まだまだ増えるパチモン怪獣達

こぜに氏がパチモン怪獣を随時募集しているためか『パチモン怪獣大熱戦』規格に合わせた新規キャラとして、
多くの製作者によるパチモン怪獣が続々参戦している。
無限ロダや製作者のHPで公開された後に『パチモン軍団総進撃大決闘戦争池球最大の決戦 FINAL WARS』にて正式に参戦したものが多い。
以下はそれらについての解説である。例によって一部設定は製作者独自のものなので注意。

+ noname@pachi氏製作(ヤコブ、仮面サンダー)

ヤコブ

  • 設定
日本各地の空港に現れるというパチモンで、元がジラースという事以外、生態などは謎に包まれているらしい。

  • 性能
DEFが75と低かったり、防御技が無い代わりに他のパチモンにはない3ゲージ技を所持していたりと守りを捨てた性能になっている。
その分ATKは125と高く、ゲージ技は無敵になるので回避手段としても有効。
「爪パンチ」は前進する分リーチが長いが、背の低い一部のキャラには当たり辛いので「蹴り」と使い分けていこう。

仮面サンダー

  • 設定
別名「正義の仮面」。
名前からお察しの通り、仮面ライダー1号のパチモンヒーロー。イマイ社製。登場も1972年の放送当時とかなりの古株。
見た目もそのままライダーの頭部をカミキリムシのそれに変えただけだが、彼は他のパチモンとは一線を画する存在である。
と言うのもサンダー登場時はライダーのプラモデルはまだ発売されていなかった為、なんとプラモに関していえばこちらが元祖なのだ。
さらにスーツにラインが入っているが、これについても仮面ライダー2号登場前のためスーツデザインに関してもこちらが元祖であったりする。
さらに箱絵を良く見ると胴体がジャージ風なので、仮面ライダーV3を先取りしていたと言えなくもない
キットは『マッハGoGoGo』のオートギャラント号の金型流用であるものの、
フライホイールによる走行可能な初版、走行機能がオミットされミサイル発射機能を搭載した再版の2タイプが存在。
『ザ★アニメージ』(ガンダムのパチモン)の話に書かれている通り、当時のバンダイのプラモ技術は高くなかった事もあり、
キットとしても完成度は本家より高い。
さらに小松崎茂氏(轟天号などのデザインも担当した超一流イラストレーター)が手掛けた箱絵(およびデザイン)も非常にクオリティが高く、
パチモンと言えど商業的にはかなりのヒットとなり、後年逆に石ノ森作品にパチモンが登場したほど。多分ジオウ劇場版の牢屋には彼もいた

さらに和智正喜氏の小説『仮面ライダー 1971-1973』の第二章に登場するショッカー怪人カミキリ男は、
「臙脂色と白いラインをしたライダーと同じ装甲服」と、明らかに本家のカミキリキッドではなく仮面サンダーを意識したデザインとなっており、
第二章における仮面ライダーの初戦を飾る、印象的な活躍を見せた。

その格好良さから近年に至ってもファンが多く、模型関係のイベントでは自主製作フィギュアなどをたまに見かけるほどで、
2006年にはなんとウォンバットトイズからソフビが発売され、極めてマイナーではあるものの、
もはやパチモンとは言えない本物のヒーローの領域に達していると言っても過言ではない。
まあ専門ショップ怪獣太郎限定版は黒いスーツに緑の仮面と大変危険なカラーリングだったが。それ以上いけない

+ カーベィ氏製作(ジプテス、オリックス、プレドン、オキシドロン、浩二、アダルト、ドルフィン、シェルタンク、スモガ、クモンVSスコロザウルス、ブランピーター、チマリウス、トンガ、トイラちゃん、スモッガーVSウラドン、グリーンモンス、ザットン)
氏のキャラは共通して6P以上のカラーでAIが発動するようになっている。

ジプテス

  • 設定
上記のウオーの元になったパチモン。
生命力は強く陸上でも短時間なら生存できるという。
顎の力は強く、餌と間違えられたダイバーが襲われる事故が絶えないらしい。

  • 性能
ウオーと違って遅いが移動する事ができる。足元に噛みつく「噛みつき」が使いやすく、ゲージ技の「必殺噛みつき」も威力が高い。
飛び道具では自分の背後から潜水士が飛んでくる。
ストライカーに「ムカシス」というパチモン怪獣を出す。

オリックス

  • 設定
オリオン流星からきたパチモン。
元絵ではビルをキックで壊しているが、表記によると身長は3メートルなのでこのビルはジオラマビルなデザインの柱だと思われる。
キックが得意だがバリエーションが1つしかない。

  • 性能
自らが流星となって相手に攻撃するキャラとなっており、ボタン入力でオリックスを出現させる事が可能。
流れてくるオリックス自身に食らい判定が存在し、相手はタイミング良く攻撃を行う事でオリックスのライフを削る事が可能になる。
オリックス自身は常にライフ減少となっている為少し攻撃して逃げ切る…という戦法は不可能になっている。
12Pは流星モードとなり画面上に出せるオリックスの数の制限が無くなる他、攻撃力も上昇する。

プレドン

  • 設定
『ウルトラマン』に登場するゴルドンの体に首長竜の顔を合成したパチモン。
元のカードには名前が無くプレドンというのはオリジナルである。
本人は体が黄金でできていると思っているが、実際は金メッキとの事。
また、体さえ与えられなかった兄がいる。

  • 性能
飛び道具が存在しないため肉弾戦のみで戦うキャラとなっている。
これといった特殊な技も存在しないのは設定通りか。

オキシドロン

  • 設定
かつては正真正銘のバ○タン星人だったが池球の公害によってパチモン化した悲劇のパチモン。
かろうじて分身はできるが大幅に弱体化してしまった。
かつての姿に戻るため、また再び自分のようなパチモンが生まれないように日々公害と戦っている。

  • 性能
初期の頃は公害ビームなどの技が搭載されていたが、最新版では腕を振り下ろす「ふりおろし」や、
自らの分身で攻撃する「分身」に変わっている。
必殺技の「タコ殴り」は相手の両側に分身を出現させてタコ殴りにする技。

浩次

  • 設定
北海道出身の入間。世界中を渡り歩く探検家でありパチモンハンターでもある。
拳銃片手に多くのパチモンと戦ってきた経歴を持つ。
信次という弟がいる。

  • 性能
発生の速いパンチや銃など意外に強力なキャラ。
一方でライフは他のパチモンに比べて低く設定されているので注意が必要。
また、同じくカーベィ氏によって弟の信次も制作されている。

アダルト

  • 設定
アマゾン川流域に生息しているパチモン。
好物はトリケラトプス。
その大きさから「アダルト」と名付けられたが実はまだ幼体。
名前で苦労した過去を持つ。

  • 性能
ウオー並の巨大なサイズを誇り、移動速度もきわめて遅い。更にアーマー持ち。
その分技の性能は中々良く、噛みつきや頭突きなどは意外にも攻撃速度が速く使いやすい。
転がり攻撃も持っており巨大な体で転がる姿は迫力がある。
ストライカーはトリケラトプスをモチーフにしたパチモンを出すが、
どれも味方殺しなので注意を。たまに全員が一度に出てくる。

ドルフィン

  • 設定
元ネタは怪獣ブロマイドではなく『なぜなに学習図鑑』と言う本。なので厳密にはパチモン怪獣ではない。
詳しくは「イルカがせめてきたぞっ」でググると良いだろう。

  • 性能
「突進」や「いる火炎放射」などで戦う他、必殺技の「イルカがせめてきたぞっ」では大量のイルカ軍団を見る事ができる。

シェルタンク

  • 設定
上記の「イルカがせめてきたぞっ」に登場する貝でできている戦車。

  • 性能
移動速度は遅いがハイパーアーマー持ち。
隙が大きいが威力の高い「突撃」や「砲撃」の他、それらを組み合わせた必殺技の「突撃砲撃」で戦う。
もう一つの必殺技の「自爆」は威力が絶大だが倒し切れないと自分も敗北する技となっている。

スモガ

  • 設定
元ネタに関してはヘドロを参照。

  • 性能
多段ヒットする鋏攻撃の他、広範囲に拡散するスモッグ攻撃が搭載されている。
ヘドロと同様中ボスポジションであり、攻撃力が高めに設定されている。

クモンVSスコロザウルス

     
  • 設定
こぜに氏が作成した「ライバルシステム」が搭載されている。
空を浮遊している方が「クモン」、恐竜みたいなのが「スコロザウルス」である。
互いに旧知の仲であり、腐れ縁であるとの事。

  • 性能
クモンは押し出し判定が無く空中を自由に移動できるが、その分自身の食らい判定も大きくなっているのが特徴。
スコロザウルスは移動がかなり遅いものとなっているが、その分攻撃範囲は広いものとなっている。

ブランピーター

  • 設定
ナルシス星軍の尖兵パチモン。
パチワンのどさくさに紛れて池球を侵略しようと大群で押し寄せてきた。
しかし本来長距離の運用には向いていないため、燃料は残り僅かであるとの事。
早く特攻させてあげよう。

  • 性能
こぜに氏のライバルシステムキャラとして存在したものを単体として独立させたキャラ。
一方で性能は変更されており、前述のオリックスに近い性能となっている。
オリックスと比較して画面上に出せる数やスピードは増加しているが、その分耐久力が低く設定されているので注意。

チマリウス

  • 設定
ザラガスが体質変化に失敗し、そのままパチモン化した怪獣。
何故か頭部がテレスドンとなってしまっており、その上二つもある。
しかし当の本人はこの姿はそこまで嫌いではないらしい。

  • 性能
範囲の広い火炎攻撃が特徴だが、多段ヒットする関係上パチモン怪獣にはそこまでダメージを与えられないのが玉に瑕。
また、追加入力で下方向にも発射可能なので、背の低い相手にも有効である。

トンガ

  • 設定
かのギエロン星獣の同族であり、こちらも某超兵器の被害者。
復讐のために飛来したが、方向音痴だったためトンガに到着。そこで南国の生活をしているうちにパチモン化してしまった。
自分の名前にするほどトンガが大好き。

  • 性能
「突進」は発動前に一定時間溜め動作があるため近距離戦は苦手となっている。
必殺技の「飛行」では空中を自由に移動する事ができるが、攻撃を受けると地面に落ちてしまうので注意。

トイラちゃん

  • 設定
ドイラー先輩のように強くなりたいと頑張る女の子。
「ドイラーは儂が育てた」と言い張るオロロラスの弟子として日々稽古に励んでいる。
ドイラー先輩の弟子(ストライカー)となる事を夢見ている。

  • 性能
ドイラーの改変キャラとなっており、意図的に各能力の性能が弱体化されている。
また、カーベィ氏によって改変キャラの「オレンジザウルス」も公開されている。

スモッガーVSウラドン

     
  • 設定
こぜに氏が作成した「ライバルシステム」が搭載されている。
スモッガーは関東地方に突如現れたパチモン怪獣。
スモッグが発生している所に突然出現し、煙を吸ったり吐いたりを繰り返す。
某国ではこいつを改造して一種の兵器にしたらしい。また、未だに下半身の詳細は不明である。
ウラドンは深海の海水から採取されたウランが何やかんやあってパチモン怪獣と化したもの。
例の怪獣王同様核エネルギーを上手い事利用したいと考えているが、中々上手くいかないんだとか。
たまにヤバい光を放出するが本人の意思ではない。

  • 性能
スモッガーは移動する事ができず常に画面端に存在しており、そこから攻撃を行うキャラ。
ウラドンは自由に移動できるが、相方のスモッガーの攻撃範囲が広いため味方の攻撃を受けがちである。
また、必殺技の「ヤバい光」は攻撃範囲こそ広いが、ライバルシステムの宿命か味方にもほぼ確実に当たってしまう。
しかもウラドンがやられた際にはこの「ヤバい光」が発動し続けてしまう上、
この状態は味方にしか攻撃が当たらないようになっているのでかなり癖のあるキャラとなっている。

グリーンモンス

  • 設定
元ネタは一応『ウルトラマン』第5話に登場する怪獣なのだが、正確にはそれの放送当時の少年誌の付録「連発ウルトラ砲」の的のイラスト。
放送当時は資料が少なかったのか元の植物怪獣(サボテンのような丸っこいボディから腕のような突起が一本生えている)ではなく、
あたかもビオランテのような顔が付いた二足歩行の怪獣となってしまっているのが特徴。

  • 性能
移動は遅いが、相手の攻撃を受けると一定確率で反撃を行うという特徴を持つ。
また「光合成」では自身のライフを回復する事も可能。

ザットン

  • 設定
出自も経歴も謎のパチモン。本人もよく分かっていないらしい。
イカしたポーズで空を舞う。放つ火球は60度。

  • 性能
常に浮遊しており、押し出し判定も無く空中を自在に移動可能。
また、画面端の判定も無いため、回避行動の際には画面を縦横無尽に動き回る。

+ 溝蠍氏製作(ミリタリスムス&レッドアーミー、ガルマイヤー軍団、モゾック)

ミリタリスムス&レッドアーミー

  • 設定
同じ目的を持つ者同士手を組んだ2体のパチモン。彼らは友人にしてライバル同士。
いずれも元ネタは科学まんがシリーズ『いばるな恐竜ぼくの孫』に1コマだけ登場したキャラクター。
数少ない、ブロマイドやトランプが元ネタではないパチモンである。

+ ミリタリスムス
怪獣の身体に人間の顔という、この界隈屈指のカオスな容姿を持つ。
第三帝国によって戦況の巻き返しをはかるため生み出されたが試作段階で戦争が終結し量産には至らなかった。
総統は自分の細胞を使って作られたこのパチモンを弟のように可愛がっていたが、敗戦直前に某所に彼を封印した。
そして半世紀の眠りから覚めた後「ほんとうの怪獣」である事を証明するため他のパチモンの力を得んとする。
そして同じ目的をもつレッドアーミーと手を組むのだった。

+ レッドアーミー
2つの首を持つパチモンで、仲が悪く喧嘩ばかりしている。
武力革命により自らを『ほんとうの怪獣』と認めさせようと企み、
永久凍土の中で計画を練っていたが、居眠りしてしまい半世紀の間眠り続けていた。
目覚めた後は同じ目的を持つミリタリスムスと同盟を組む。

  • 性能
操作するのはミリタリスムスで、レッドアーミーはストライカー
他のキャラよりゲージ消費量が多く(超必で1.5ゲージ、レッドアーミーの援護で0.5ゲージ)、鈍足だが
そのぶん高火力を誇り、体力が4分の1以下になると3ゲージ技「核ミサイル発射」が解禁される。

ガルマイヤー軍団

  • 設定
『PFW』Ver1.0以降になる前のラスボス。
元ネタは『スペースコンボイ』シリーズの敵役として商品展開された『宇宙ブラックロボ』シリーズ。
作ったのは前述のガルダンやアニメージも作ったパチモンプラモの雄、有井製作所(現マイクロエース)。
シリーズそのものが『スター・ウォーズ』のパチモンで、ガルマイヤー総督はダース・ベイダーのパチモンである。
と言うか昔出していた『UFO基地軍団』の頭だけをベイダーに替えた物で、
UFO基地軍団だけでも「UFOロボ3号」「コンピューターロボ」「アームロボ」「ライオンロボ」の4種類の頭違い商品が確認されている。
更に後に頭を挿げ替えたのがガルダンシリーズである(要は同じプラモでマジンガーZ、スターウォーズ、ガンダムをパクった)。
ちなみにスペースコンボイの主人公は「ハーロック」(宇宙海賊…ではなく、ルーク・スカイウォーカー(Xウイング搭乗時)のパチモン)と思われる。

  • 性能
ガルマイヤー総督を操作して戦い、ドロ・アーミーX(ビス(バンドを組んでいた宇宙人)のパチモン)、
デスターコマンド(ストームトルーパーのパチモン)、ゴンザリオ(タスケンレイダーのパチモン)が自動的に攻撃する。

モゾック

  • 設定
別名「機動暴獣」。
数万年前の湿地帯から発見された機械パチモン。
現代科学で蘇り、対パチモン怪獣用パチモンとして活躍していたが突如暴走。
周囲を無差別に攻撃する危険な存在となってしまったらしい。

+ 元ネタについて
  • 型式番号:MSM-10
  • 頭頂高:23.9m
  • 本体重量:167.6t
  • 全備重量:229.0t
  • ジェネレーター出力:3849kw
  • スラスター総推力:40,700kg
  • 装甲材質:超硬スチール合金
  • 武装:フォノンメーザー砲、メガ粒子砲、アイアンネイル
(HGUC 1/144 ゾック 説明書より引用)

機動戦士ガンダム』に登場する水陸両用モビルスーツ「ゾック」。
手足はあるが、最早モビルスーツと呼べるか怪しい程の風貌であり、
脚部にはザクの数倍ジャンプさせる程の水力を持つ大型ロケットエンジンとホバーユニットが装備されており、歩くのは不可能だとされる。
一方で、水中での機動力には長けており、水中航行においてはジオン水泳部の中でも随一の整流効果を誇る。
この様な設計になったのは、ジオン軍によるモビルアーマー開発の過渡期に設計されたためと言われている。
胴体には計9門のメガ粒子砲が装備されており、ザク4機分の反応炉による出力も相まって、連邦軍のビームライフル並の連射性を持つ。
その火力は、当時のジオン製モビルスーツ1個中隊の合計に相当すると評されている。

劇中ではジャブロー上陸作戦に投入され、ボラスキニフが搭乗した。

  • 性能
性能は実弾がメインとの事で飛び道具が多めにある。
必殺技の「ダブルラリアット」は多段ヒットするため強力である。

+ googoo64氏製作(ラフィラス、クドラ、ピヨコング)

ラフィラス

  • 設定
トーポーズなどと同じヤマプロのカードが元ネタだが顔部分のベースがバランである事以外、原型の怪獣は分かっていない。

  • 性能
他のパチモンとの大きな違いとして常に宙に浮いており、自由に動き回る事ができる。
上空に逃げられると一部のキャラは全く手が出せず、飛んでいるおかげで浩二にハメ殺されるという事も無い。
攻撃技はゲージ技のウイングニードルは威力・範囲共に優れているが位置によっては全段ヒットしない。

クドラ

  • 設定
この手のものにしては元ネタが見当たらないという珍しいパチモン。漫画版『怪獣王子』に同じ構図の元絵があるという情報もあるが未確認。
巨大なクモのような姿をしている。

  • 性能
巨体を誇り、それに見合った防御力の高さを誇る。
だ液吐き出しは放物線を描いて飛び、相手に当たらなくても地面に残り、
一定時間立つと破裂してダメージを与えるという設置技にもなる。
超必殺技も1ゲージにしては威力が高く、平均値のキャラで5割ほど減る。

ピヨコング

  • 設定
パチモン怪獣にはただの恐竜や昆虫なども多く、その1つがコングのもとになっている。
誰にも見向きもされないジャングルで平穏に暮らしていたコングが欠伸をした拍子に、
宇宙の彼方から現れたピヨコ星人が口の中に入り込み、驚いて飲み込んだ事で寄生されてしまったのか、
凶暴な性格になってしまい、ピヨコ星人が口から飛び出して種をまこうとするのを守るかのように相手を攻撃する。
ピヨコ星人が何故種まきをしようとするのか目的は分かっていない。
ちなみにピヨコ星人という呼称は氏が付けたもので、もとのカードでは名前が表記されていない。
+ ピヨコ星人の元ネタについて
また、この宇宙人は怪獣ではなく、1940年代から60年代にかけて
米国のパルプSF誌の挿し絵やSF小説の表紙を手掛けたエド・カーティア氏によって描かれた
『宇宙生物園』に掲載されている「カリスト衛星人」と呼ばれる異星人のイラストである。

  • 性能
操作するのはピヨコ星人で、コングは待機しつつ自動で攻撃を行ってくれる。
種をまいたり目からビームを出すピヨコ星人の技も総じてリーチが長かったり範囲が広いものの、
コングの攻撃があまりにも強力なのでコングに任せっぱなしでもなんとかなってしまったりする。
しかもコングには喰らい判定がなので妨害される事も無い。
ちなみにコングはウオーですら小さく見えてしまうほどやたらでかい。

+ なだげつ氏製作(シキタリス)

シキタリス

  • 設定
『ウルトラマン』に登場するヒドラのパチモンで額に目玉が付いているのが特徴。
伊豆高原出身で、見た目に反し正義感が強く子供好きな性格なので人気がある。
伊豆シャボテン公園にある「高原竜」の像(ヒドラの元ネタ)との関係は分かっていない。

  • 性能
鳥(?)の怪獣らしく、羽ばたいて竜巻を起こしたり飛びあがって急降下キックしたりする。
竜巻は範囲が大きいので数あるパチモンの飛び道具の中でも強力。
額の目玉から放つレーザー「タリシウムレイ」も威力が高く使いやすい。

+ バリ音スクス氏製作(ジエンドロン)

ジエンドロン

  • 設定
元ネタは『電光超人グリッドマン』の没怪獣「ジエンドラ」。
ジエンドラは最終話に『グリッドマン』登場怪獣の合体したラスボスとして登場予定で、
このアイディアを元にパーツの選択と配置を変えたのがジエンドロンである。

  • 性能
尻尾攻撃が射程、発生共に優秀でメインになる。
readmeにも詳細が無いが、Xキーで出る攻撃が独自の仕様になっており、使いこなすのが難しい。
具体的には、ゲージが1本以下だとゲージ無消費の近接技が発動、
ゲージが1本以上2.5本以下だとゲージ消費の4つの中距離攻撃と1つの突進攻撃からランダムで一つが発動、
ゲージ2.5本以上だとゲージ2本消費の高威力広範囲攻撃が発動するという仕様になっている。
ちなみにライフが半分以下の時にXキーを入力するとまた上記とは別の技が1回だけ発動する。
この技には没ラスボス怪獣繋がりかバガンの技のエフェクトが使われている。

+ !?氏製作(チーパー、デレドロン)

チーパー

  • 設定
他のパチモンに比べると透明なので影が薄く、もっと皆に自分の事を知ってもらおうと、
アニメ『透明怪人チーパー』を公共電波で放送するためにパチワンに参加した。
元ネタの怪獣トランプではどう見ても透明では無いが、このキャラはきちんと透過処理が施されており見事に半透明で表示される。

  • 性能
キックや踏み付けなどの足技が武器。回避技では透明化して相手の後ろに回り込める。
ゲージ技のドロップキックは中々ダイナミックな動きで使い勝手も良い。

デレドロン

  • 設定
とある山奥で数年間修行し、新たな力を手に入れたので、この力を世界中の仲間達に見せびらかすためパチワンに出場するらしい。
ただ修行を終えたばかりなので、相当疲れているという。

  • 性能
「農薬怪獣」の肩書から農薬を使うと思いきや、肉弾戦しかない。
だが、このキャラの大きな特徴は全ての動作を行っている時に自分のライフが減少していく事だろう。
一応救済処置として、HP回復ができる技もあるがそれもほとんど意味が無い。
落ち着いて、動作を考えて使おう。

+ ふみ氏製作(テツゴラス)

テツゴラス

  • 設定
青森に住んでいるふみ氏が作った怪獣。小型で、体が全て鉄で出来ている。
元ネタはダイゴラスと同じ写真を使い回した別ブロマイド。

  • 性能
テツゴラスをそのまま小さくし、技を一部変更している。
歩く速度は速く、防御は2000という驚異的な数値になっている。
また、こぜに氏自身によって改変されたテツゴラスも存在する。
こちらは技構成等が一部ダイゴラスと変更されている。

+ 槍元氏製作(メタノロン)

メタノロン

  • 性能
ヒムラーのストライカーとして本作品に登場しているものを独立させたキャラ。
ヨコハマタイヤの改変であり、性能も同じものとなっている。

+ 飯場 半氏製作(MUGENえもん)

MUGENえもん

  • 設定
作者がパチワンに参加せようと何かいいキャラを考えていたら生まれたキャラ。
見た目はドラえもんのそっくりである。

  • 性能
他のパチモンと違いジャンプ・投げができる。
攻撃力も高く、大きさも小さいので有利に試合を進められるだろう。
必殺技はシュールである。

+ muu氏製作(カンチェンガ)

カンチェンガ

  • 性能
かなりの巨体を誇るパチモン。
首(腕にも見えなくもない)の攻撃はリーチが長く、相手を凍らせる事も可能。
あとやけにヌルヌル動くのも特徴。

パチモン怪獣の仕様をベースとしたキャラ

パチモン怪獣の仕様は食らいスプライトが必要無く、下手なのりものよりも少ない画像数でキャラを作る事も可能なため、
この仕様をベースに改変され、PFW向けでなく一般向けとして作られたキャラも存在する。
技が少なくアーマー持ちで投げが効かないため、
普通の大会に出すと相手の投げが効かずにバランスが取れないが、
ストーリー動画には十分使用できるだろう。

+ カーベィ氏製作(ゴジラタワー、ミイラ人間、ペガ星人、サンダーゲイ、サタンモア、ブラックドーム、アブソーバ、ブラックテリナ)

ゴジラタワー

  • 設定
『地球攻撃命令 ゴジラ対ガイガン』に登場したM宇宙ハンター星雲人の侵略基地。口から強力な光線を放つ。
本物のゴジラとの明確な違いは“手の指が3本”という点である。
劇中では口からの光線でゴジラに大ダメージを与えるが、後ろががら空きだった事もあり、人間に侵入され爆弾で爆破された。

  • 性能
カーベィ氏が製作したものが公開されている。
ゴジラ怪獣大決戦のガイガンのステージの背景にあるゴジラタワーのスプライトを用いた1枚絵のアーマーキャラである。
本体スプライトは通常時と、死亡時の頭部破壊差分と口の発光のみ。技は3種類のビームで、移動不可・投げ無効である。
攻撃は飛び道具のみで本体は一切動かない、まあ原作ではただのビーム砲付の建物なので動けるわけもなく、れっきとした原作再現である。
更新でガイガンやキングギドラをストライカーとして呼び出して突進させるのりものの飛び道具のような技などが追加された。

ミイラ人間

  • 設定
特撮作品『ウルトラマン』第12話「ミイラの叫び」に登場。身長:2メートル、体重:110キログラム。
7千年前のミイラとして発掘され、研究のため科学センターに保管される。
しかし、自らの念力で保管部屋の電源装置を作動させ、電撃のショックで蘇る。
武器は警備員をも絞殺する怪力、および目から出す怪光線である。
再び眠りに就くために発掘された洞窟へ向かうが、出動した科学特捜隊に下水処理場へ追い詰められ、不気味な咆吼で怪獣ドドンゴを目覚めさせる。
科学センターの岩本博士は生け捕りに拘るが、さらに暴れて犠牲者が続出したため、スパイダーショットの直撃を受けて絶命した。

(以上、Wikipediaより引用・改変)

  • 性能
カーベィ氏が製作したものが公開されている。
パチモン怪獣大熱戦仕様に近いアーマーがあり、仰け反りはするが投げなどのステートを奪う攻撃は無効。
ジャンプとしゃがみも無く、操作性と特徴はパチモン怪獣大熱戦仕様に近い。
目からの怪光線や投げ技の首絞めなど原作のイメージに沿った通常技が搭載されている。
ゲージ技として首絞めと怪光線の強化版とスパイダーショットを撃つ飛び道具、
超必殺技としてドドンゴを召喚する技が搭載されている。

ペガ星人

  • 設定
『ウルトラセブン』に登場した、アルファ・ケンタウリ第13惑星のペガ星から来た宇宙人。
ペガ星は大気が非常に薄く、酸素がうっすらと漂っているだけの星なので、ペガ星人は地球の気圧に耐えられない。
そのため、地球上では決して円盤から外に出ず、円盤内から多くの地球人を操る。
地球に前線基地を作ろうと画策し、その邪魔になる人工太陽計画を妨害するために計画関係者を暗殺する。
ヒロタを防衛軍の射撃大会の優勝と引き換えに催眠装置で操ってソガを円盤内に監禁し、同じく催眠装置で操る。
武器は特になく、円盤を使って敵を攻撃する。結局作戦は失敗し、セブンの説得にも応じず最期は円盤内でエメリウム光線を受けて倒される。
死後、その死骸は地球の気圧によって風船のように膨む。

(以上、Wikipediaより引用・改変)

  • 性能
カーベィ氏が製作したものが公開中。
見た目は一枚絵の円盤で、中に乗っているペガ星人が喋るのりもののようなキャラ。
パチモン怪獣大熱戦仕様に近いアーマーがあり、仰け反りはするが投げなどのステートを奪う攻撃は無効。
ジャンプとしゃがみも無く、開始時の地上形態では一切移動ができない。
ただしゲージ500消費で空中形態(といっても円盤の見た目は変化しない)となり、
高度制限は一応あるものの空中を自由に飛べるようになる。
空中形態の操作性と特徴は飛行できる『パチモン怪獣大熱戦』仕様キャラに近い。
技としては光線技や操っているヒロタ君を使っての射撃などが搭載されている。
挙動、性能共に特殊で投げも効かず、空中を自由に飛行するため、一般的な性能のキャラのAIでは対応が難しく、
搭載されているAIも優先的に飛行しようとするので、普通のキャラだと対応できずにグダグダな試合になる事が多い。
AI戦ではなくプレイヤー操作で楽しむといいだろう。

サンダーゲイ

  • 設定
『スペクトルマン』に登場する怪獣。
宇宙猿人ゴリによって鯨を改造して作られたサイボーグ怪獣であり、
空に浮かび、自分の周囲に特殊な電波を張り巡らせて姿を消す事が可能。
劇中では自らの巨体を島に偽装し、密かに地上の電気エネルギーを吸収していた。
武器は口から放つ強力な電撃。
また他の能力として「攻撃を受けた相手の能力を使用できる」というものがあり、
スペクトルマンに攻撃されると一瞬で同じ力を発揮し、スペクトルマンが巨大化すると同様に巨大化して苦しめた。
しかし、その能力を逆手に取ったスペクトルマンの「何も動かない」作戦によって自身も動けなくなる。
その間に公害Gメンにより爆弾を体内に仕掛けられ、爆破された。

  • 性能
カーベィ氏が製作したものが公開中。
性能としては空飛ぶのりもののようなキャラ。
『パチモン怪獣大熱戦』仕様に近いアーマーがあり、仰け反りはするが投げなどのステートを奪う攻撃は無効。
ジャンプとしゃがみも無いが、高度制限は一応あるものの空中を自由に飛行できる。
操作性と特徴は飛行できる『パチモン怪獣大熱戦』仕様キャラに近い。
頭突きや体当たりなどを攻撃手段とし、超必殺技には竜巻や電撃といった広範囲を攻撃する技が搭載されている。
その他特徴的な能力として、劇中でも見せた「巨大化」「縮小化」「透明化」の3つの形態に移行する事が可能。
それぞれ、
  • アーマー付与・攻撃力と食らい判定増加・防御力と移動速度減少
  • ノックバックと防御力と移動速度増加・攻撃力と食らい判定減少
  • 発動中は姿が見えなくなり、相手の飛び道具を稲妻にして返す
という特徴があるため状況によって使い分けよう。

挙動、性能共に特殊で投げも効かず、空中を自由に飛行するため、一般的な性能のキャラのAIでは対応が難しく、
搭載されているAIも優先的に飛行しようとするので、普通のキャラだと対応できずにグダグダな試合になる事が多い。
AI戦ではなくプレイヤー操作で楽しむといいだろう。

サタンモア

  • 設定
『ウルトラマンレオ』に登場した、ブラックスターから地球侵略に送り込まれた円盤生物。
鳥のような姿で空を自由に飛行し、目からの光線や口からのミサイル、クチバシ攻撃で破壊活動を行う。
さらに吐き出した多数の小型のリトルモアで人々を襲う。
ビル内で避難中の人々を守るウルトラマンレオを執拗な攻撃で苦しめたが、
避難が終わってレオが反撃に転じるとあっさりと倒された。

  • 性能
カーベィ氏が製作したものが公開中。
原作通りに空中を自由に飛行する、空飛ぶのりもののようなキャラ。
『パチモン怪獣大熱戦』仕様に近いアーマーがあり、仰け反りはするが投げなどのステートを奪う攻撃は無効。
ジャンプとしゃがみも無いが、高度制限は一応あるものの空中を自由に飛行できる。
操作性と特徴は飛行できるパチモン怪獣大熱戦仕様キャラに近い。
技としてはクチバシ攻撃や目からの光線、口からのロケット弾など原作準拠の攻撃が揃う。
リトルモアを大量に召喚して攻撃する技は攻撃範囲も広くて強力。
挙動、性能共に特殊で投げも効かず、空中を自由に飛行するため、一般的な性能のキャラのAIでは対応が難しく、
搭載されているAIも優先的に飛行しようとするので、普通のキャラだと対応できずにグダグダな試合になる事が多い。
AI戦ではなくプレイヤー操作で楽しむといいだろう。
defファイルを登録を変えるとリトルモアも使用可能。基本仕様は同じで飛び道具を無くして小型化させたサタンモアのような使用感である。

ブラックドーム

  • 設定
『ウルトラマンレオ』に登場した、ブラックスターから地球侵略に送り込まれた円盤生物。
蟹のような姿で空を自由に飛行し、口から吐く泡とハサミが武器。
小型化して潜伏する事もでき、エネルギー充填後に巨大化する。
レオの光線技に倒された。

  • 性能
カーベィ氏が製作したものが公開中。
原作通りに空中を自由に飛行する、空飛ぶのりもののようなキャラ。
『パチモン怪獣大熱戦』仕様に近いアーマーがあり、仰け反りはするが投げなどのステートを奪う攻撃は無効。
ジャンプとしゃがみも無いが、高度制限は一応あるものの空中を自由に飛行できる。
操作性と特徴は飛行できるパチモン怪獣大熱戦仕様キャラに近い。
技としてはハサミ攻撃や口からの泡など原作準拠の攻撃が揃う。
ゲージ技では小型化したまま前方に突進する。
挙動、性能共に特殊で投げも効かず、空中を自由に飛行するため、一般的な性能のキャラのAIでは対応が難しい。
AI戦ではなくプレイヤー操作で楽しむといいだろう。

アブソーバ

  • 設定
『ウルトラマンレオ』に登場した、ブラックスターから地球侵略に送り込まれた円盤生物。
クラゲのような姿で空を自由に飛行し、
触手から出す火炎や目から出す破壊光線、体から出す青い毒ガスなどが武器。

  • 性能
カーベィ氏が製作したものが公開中。
原作通りに空中を自由に飛行する、空飛ぶのりもののようなキャラ。
『パチモン怪獣大熱戦』仕様に近いアーマーがあり、仰け反りはするが投げなどのステートを奪う攻撃は無効。
ジャンプとしゃがみも無いが、高度制限は一応あるものの空中を自由に飛行できる。
操作性と特徴は飛行できるパチモン怪獣大熱戦仕様キャラに近い。
技としては触手攻撃や触手から出す火炎放射や火炎弾などの原作通りの技が揃う。
ゲージ技は使用すると一定時間の間、体から青い毒ガスが放出され続ける技。
放出中は自由に動く事ができ、相手が毒ガスに触れるとダメージを受ける。
挙動、性能共に特殊で投げも効かず、空中を自由に飛行するため、一般的な性能のキャラのAIでは対応が難しい。
AI戦ではなくプレイヤー操作で楽しむといいだろう。
プレイヤー操作(9:30~)

ブラックテリナ

  • 設定
『ウルトラマンレオ』に登場した、ブラックスターから地球侵略に送り込まれた円盤生物。
触手が生えた貝のような姿で空を自由に飛行し、触手などが武器。
最大の武器は「テリナQ」という美しい貝殻を散布し、それを拾って身に着けた人間を操る能力で、
さらにテリナQが張り付いた箇所を出血させて傷付ける事も可能。

  • 性能
カーベィ氏が製作したものが公開中。
原作通りに空中を自由に飛行する、空飛ぶのりもののようなキャラ。
『パチモン怪獣大熱戦』仕様に近いアーマーがあり、仰け反りはするが投げなどのステートを奪う攻撃は無効。
ジャンプとしゃがみも無いが、高度制限は一応あるものの空中を自由に飛行できる。
操作性と特徴は飛行できるパチモン怪獣大熱戦仕様キャラに近い。
技としては触手攻撃や殻で挟むなどの原作通りの技が揃う。
テリナQを1個放出し、近づいた相手に張り付いて継続ダメージを与える技もある。
ゲージ技は使用すると一定時間の間、前方に火花状の光線が放出され続ける技。
放出中は自由に動く事ができ、相手が火花に触れるとダメージを受ける。
さらにテリナQを1度に5個放出する厄介な設置技まである。
挙動、性能共に特殊で投げも効かず、空中を自由に飛行するため、一般的な性能のキャラのAIでは対応が難しい。
AI戦ではなくプレイヤー操作で楽しむといいだろう。

+ スミス中尉氏製作(ライジュウ、『??????』※映画「シン・ゴジラ」のネタバレが含まれるので伏字

ライジュウ

  • 設定
映画『パシフィック・リム』に登場した怪獣。別名は「巨顎海獣」で、カテゴリー(怪獣の強大さを示す数値)は4。
同作のクライマックスにおいて、異世界から怪獣を送り込んでくるポータルを防衛する為に出現した。
全体的な容姿は鰐に似るが、頭部が花弁状に展開し牙を備えた真の頭部が出現するのが特徴。
見た目通り、水中戦に特化した形態を持っており、水中航行能力は全怪獣中最速。ゲーム版ではその他に全身から毒煙を出す能力を持つ。
名前の由来は日本の妖怪『雷獣』だが、電気を使用した特殊能力などは持っていない。
劇中ではそのスピードを活かして主役イェーガー(人型巨大ロボット)、ジプシー・デンジャーを翻弄し、片腕を食い千切るが、
再度の突進中にジプシー・デンジャーが展開したチェーンソードを口腔に突き立てられ、そのまま両断された。

  • 性能
スミス中尉氏が製作したものがストーリー動画内で公開されている。
空中を泳ぐような動きで飛行するアーマーキャラであり、画面内をかなりのスピードで飛行する。
攻撃技は多段ヒットする体当たり技の「Attack」と、口から飛び道具を発射する「Kaiju blue bullet」の二種類。
尻尾が泳ぐように動くなど動きがあり、操作性としてはSTGキャラが近いのかもしれない。
なお、敗北すると原作通り真っ二つに両断されてしまう

muu氏によるAIが氏のtwitterで公開されている。

+ 以下、映画シン・ゴジラの重大なネタバレを含むキャラなので名称等の詳細はregion内に示します、ネタバレにつき閲覧注意

蒲田のあいつ

  • 設定
深海の原始的なサメ「ラブカ」に似た顔と鰓孔を持ち、ヒレのような前脚のような小さな器官を持ち、匍匐姿勢で上陸も可能な怪獣。
作中では呑川を遡って蒲田へ上陸した。
+ 重大なネタバレ
その正体は映画「シン・ゴジラ」に登場するゴジラの第二形態。
ちなみに第一形態には脚がなく、川を遡りながら身体を変異させていった。
ここからさらに立ち上がったのが第三形態、予告映像やCMなどでお馴染みの姿が第四形態となる。
なおこの第四形態が受けた攻撃で冷却機構が一部破損したため放熱の副産物として得たのが今作の放射熱線であり、
蒲田のあいつは本来まだ熱線を撃つ事はできない。

  • 性能
スミス中尉氏が製作したものがストーリー動画内で公開されている。
ガードはできず、移動もジャンプも不可能だが、地上移動は技である「噛み付き」を使えば可能。
他には口からの「熱線」と背鰭からの「対空熱線」、ゲージ技は鰓から発した体液で水たまりを形成する「体液噴射」。

+ zektard氏製作(ザルコー)

ザルコー

  • 設定
1997年にアメリカで製作された『巨大怪獣ザルコー』に登場する巨大怪獣。
なので原作はパチモンではなくオリジナル。
外見自体は格好いいのだが(元は日本の造形師によって作られたドラゴン怪人の着ぐるみらしい)、
低予算故に色々と残念なシーンも多い作品。

  • 性能
やられ方などがパチモン怪獣っぽい等の理由でパチモン仕様で製作したとの事。
技は4つだが他のパチモンと違って避け動作がなく、ゲージ技は1ボタンでなくコマンドで出るなど、
操作感には違いも多い。また手描きなので動きも単純なパーツ回転ではなくしっかりしている。
通常技のパンチ、キック共に発生が速い。飛び道具は眼からの光線が搭載されている。
2ゲージ技はよく動く乱舞攻撃なので見栄えがいい。

他パチモンベースのキャラ



出場大会

プレイヤー操作

【四偽獣「覇」】
【アブソーバ】
【大カマキリ】
R-9cで色々と戦う動画(part80、part101)


最終更新:2024年04月20日 23:01