高嶺悠人


「俺は、前に進むことしか出来ない……」

Xuseの『永遠神剣シリーズ』の登場人物。時の運行を守るかーなーり強いライダー某居合使いとは無関係。
『永遠のアセリア』に登場している。声優はPC版、PS2版、ドラマCD共通で 紫月澄人 氏。PSP版では 中村俊洋 氏。
2巻で打ち切られてしまったOVA版では、 櫻井孝宏 氏が担当した。
『永遠のアセリア』の主人公であり、物語中の存在感も抜群で人気は非常に高い。その人気を妹に分けてくれ


原作でのキャラクター

元々は、浅見ヶ丘学園の高等部に通う学生。
実父母、養父母と2度に渡り両親を失っている故に、義妹の佳織を非常に大切に思っており、彼の行動原理の第一は佳織である。
同級生の一人である秋月瞬は、瞬が佳織に執着していることもありお互いに敵視し合っていた。
佳織以外には親友の今日子、光陰を除いて他人をあまり信用しておらず、
両親を二度も失っているという理由から、自分自身すら不幸を呼ぶ疫病神として嫌っていた。
この経験から他人に頼らず自立して生きて行くため、学校の後には夜遅くまでバイトに明け暮れていた。

ある日を境に謎の頭痛と幻聴に苛まれるようになり、謎の女性との出会いを経て、
異世界「ファンタズマゴリア」(命名は佳織)へ佳織と共に召喚される。
召喚された当初は名無しのスピリットに童貞を奪われ、ある理由から寝たきり状態で異世界のため言葉も通じなかったが、
エスペリアという少女の献身的な介護のもと、次第に体力を回復させると共に言語を習得し、コミュニケーションが取れるようになっていく。
しかし悠人が召喚された理由は、神剣「求め」の使い手(エトランジェ)として、召喚主であるラキオス王国の戦力とするためであった。
そして、王命により召喚に巻き込まれていた佳織を人質に取られ、否応なく戦いを強いられることになる(召喚術によりエトランジェは王族に手出し出来ない)。
ラキオス王国の戦力は人と姿形はそっくりで、下位ながらも神剣を持っており戦闘力は高いのだが
人間のような権利などは全く認められておらず、死ねばマナの塵となるだけの「スピリット」と呼称される少女達だけであった。
しかも、「求め」(通称「バカ剣」)は本来の力を取り戻すためにスピリットのマナを性的な方法で奪いたがっており、
その欲求にも絶え間なく晒され続けることになる(マナを奪われたスピリットは存在を保てなくなり消滅する。加減しろ馬鹿)。
+ ネタバレ注意
だが、戦い続ける内にスピリットやファンタズマゴリアの人々との絆が生まれ、強制ではなく自身の意思で戦うようになる。
また、ラキオス王が敵国により殺害され、エトランジェに対して理解を持つ王女が王位に就いたこともそれを後押しした。
だが、瞬によって佳織がさらわれ、さらにエトランジェとして敵国に召喚されていた親友二人とも戦うことになるなど、さらなる苦難が待ち受けていた。
そして、ようやく瞬を追い詰めるのだが、そこで「求め」を折られて戦闘力を喪失してしまい、
瞬は求めの力をも取り込んでエターナル「統べし聖剣シュン」と化してしまう。
シュンの圧倒的な力を前に、悠人は助けに現れた時深から、
「この世界のことは放っておいて自分の世界に帰る」か「自身もエターナルとなり戦う」かの選択を迫られる。
悠人はエターナルになることを選び、愛するスピリットと共に(人間である王女ルートの場合は悠人のみ)エターナルとなる。
なお、第二位神剣「聖賢」を手にしエターナル化した時から「聖賢者ユウト」が本名となった。
その後は再びファンタズマゴリアに戻り、瞬と決着を付ける。

ちなみに、続編『聖なるかな』でユーフォリアが登場していることから、アセリアルートが正史と思われる。
アセリアルートのEDでは、親子三人仲睦まじく世界を渡り歩きながら、ロウエターナルと戦いを続けている。
だが、恐らくこの直後に悲劇が…ぶっちゃけ自業自得だが
なお、ドラマCDでは凄まじい親馬鹿であることが明らかになった。

「『聖賢』、力を貸してくれ……。俺は……希望を繋ぐ力になるんだっ!!」

ちなみにファンからの愛称は「ソゥユート」
これはファンタズマゴリアの言葉である聖ヨト語で「ユウト様」という意味で、悠人(及びプレイヤー)が最初に理解出来た言葉だからだと思われる
(プロローグで悠人が聖ヨト語を理解できる様になるまではボイス・テキスト共に聖ヨト語で発音・(カタカナで)表記されていた
 なお、悠人は1ヶ月、佳織は2週間で習得したとか。何の資料も無しで凄過ぎね?)。
この他にもとても細かく異世界の言葉が考えられており、異世界の人間が何故か日本語を喋っているというようなことは無い。
異世界の言葉を覚えていく過程が細かく描写されるというのは異世界ものとしても稀有であり、シナリオとしてその点の評価も高い。
そのせいか次回作は色々言われることに……あれだよ、言葉はものべーがなんとかしてくれたんだよ!
一方で「テキストはともかくボイスは最後まで聖ヨト語を貫いてほしかった」と言うファンの意見に対し、スタッフは戦慄したとか。まぁ面倒だもんね


原作中の性能

ゲーム中の性能は、所謂器用万能型。
得手不得手が分かれるスピリット達とは違い、どこに配置しても固有のスキルで一流のスペックを発揮出来る。
シナリオではやたら未熟者扱いされるが、その性能は全キャラ中でもトップクラスである。
特に(バッドルートを除き)確定でエターナル化するため、終盤はオールラウンダー(全ての役割を同時に担う)として安定して使える。
更にレベルが上がると超火力全体攻撃のオーラフォトンノヴァや味方超強化のエターナル等、強力なサポートスキルも覚える。
まあ数回周回済みじゃないと、とてもじゃないが覚えられないけど

性能とは特に関係は無いが、「インスパイィィアッ!!」「ホォォォリィィィ!」など、技名を言う台詞の独特な発音がよくネタにされる。
また、これらのスキルは味方を補助するサポートスキルであり、かけられた側はかけた側への感謝の言葉を述べるのだが、
終盤のユートは大抵オールラウンダーとして運用されるため、自分にサポートスキルをかけて自分にお礼を言う光景が毎回見られ、自演乙として親しまれている。

参考動画


MUGENにおけるソゥユート

ナツユメ氏による、原作のスプライトを使用した物が公開されている。現在β版。
元々のモーションが少ないため、スピードを変える等して弱中強が表現されている。
超必殺技の「コネクティッドウィル」は一発で5割、「オーラフォトンノヴァ」は8割全画面等、原作を意識した性能になっている。
また、ラウンド移行時にはサポートスキルがランダムで発動し、性能が強化される。
どのスキルが発動するかはラウンド毎の残りゲージで変動する。
さらに12Pを選択すると常時サポートスキル「エターナル」が適用され、その効果により攻撃力と防御力が2.5倍、ガード時の削り無効が発動、
更に常時ゲージMAXになり、オーラフォトンビームが常時特殊verになる。

AIは未搭載だが、suzuki氏による外部AIが製作されている。
2013年3月更新版からは一部技の詠唱が簡略化される改変が施された(DEFファイルを弄れば通常通りにも変更可能)。
これにより、ゲジマユや12Pなどでもスムーズに戦闘出来るようになった模様。

2015年10月にはロウ・エターナル勢などを製作した練習不足氏により、ボイス音量やスプライトの調整パッチが公開された。
オーラフォトンビーム相殺時に分身するバグや、サポートスキル発動時フライングするバグなどの修正パッチも公開されている。

また、同氏による性能改変パッチも公開されており、オーラフォトンノヴァが多段ヒットになるなど、技の発生から挙動まであらゆる面が変更されている。

出場大会



最終更新:2023年08月15日 17:21
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