マッギョ

     
分類:トラップポケモン
タイプ:じめん・でんき
高さ:0.7m
重さ:11.0kg
特性:せいでんき(直接攻撃を受けると相手を一定確率で「まひ」状態にする)
   じゅうなん(「まひ」状態にならない)
隠れ特性:すながくれ(天候が砂嵐だと回避率が上がる)


ブラック
ひふが かたいので すもうとりに ふまれても へいき。でんきを ながすとき わらいがおに なる。

ホワイト
うみべの どろに うまって えものを まちかまえる。 えものが さわったとき でんきを だして しびれさせるのだ。

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの1匹。初出は第5世代『ブラック・ホワイト』。
開発陣の「最も薄いポケモンを出したい」という謎の発想から生まれた、平らな体をしたヒラメやカレイに似た姿のポケモン。
初出世代はドットなので分かりづらいが、完全3DCGになった第6世代以降の作品でその薄さに度肝を抜かれたプレイヤーも多いのではないだろうか。
水底で獲物を待ち伏せし、うっかり踏みつけた相手を放電で攻撃するなど、現実で言えばデンキウナギやデンキナマズに近い生態。
ちなみにじめんタイプでんきタイプを併せ持つ初のポケモンでもある。
タイプの関係で魚の癖にみずタイプの攻撃には弱かったりするが、こちらもでんき技でみずタイプの弱点を突ける。


原作中の性能

HP:109
攻撃:66
防御:84
特攻:81
特防:99
素早さ:32

セッカシティや周辺の湿地部分に野生のマッギョが生息している。
季節が「冬」の時は湿地が凍ってしまうので、深みのある部分でなみのりをする必要がある。

倒した時に得られる努力値はHP+2、なみのり中であればほぼマッギョしか出ない(水中の影で稀にガマゲロゲが出ることもある、HP+3の努力値)ため、
努力値稼ぎの対象としてはかのビクティニと並んで効率が良い。
ただ、こちらの技によっては特性の「せいでんき」で麻痺させられたり、
「こらえる」を使ってHP1で耐えられたりするので、努力値を数えながら作業するのは少々手間がかかる。

総合種族値は471とさほど高くはないが、耐久面で優れており配分には無駄がない。
技も「ほうでん」「だくりゅう」「ヘドロウェーブ」といった攻撃技から、
「でんじは」「あくび」といった補助技まで割と幅広く覚える。
また、普通だと不利な相手に対しては、運ゲーになるが無理やり一撃必殺の「じわれ」を放つ手もある。
第六世代では、でんきタイプはまひ状態が無効になるという特徴を獲得したため、
特性の一つ「じゅうなん」は限定的な状態を除き、全く意味のない死に特性となってしまった

その独特な見た目や鳴き声、アニメーションでの笑い顔などネタには事欠かず、オタマロと並びある種の人気を確立している
(奇しくもオタマロの進化系であるガマガルとは出現場所が同じ)。
マッギョを愛するプレイヤーを「マギョラー」「マッギャー」と呼ぶとか呼ばないとか。

アニメのED「ポケモン言えるかな?BW」(歌:つるの剛士)では、大トリという輝かしいポジションになり
マッギョの発音とその見た目で視聴者達を破顔させた。

そして『ベストウイッシュ』では、なんとレギュラーキャラであるデントの手持ちとなり、出世魚の道を歩み始めている。
担当声優は 石塚運昇 氏。

そして2012年、全国のポケモンセンターにてマッギョグッズが大量に発売されることが決定。2月11日に実際に発売された。その数なんと28種類。
公式が病気ってレベルじゃねーぞ








      
てつぶん たっぷりの どろの なかで せいそくしていたため
がんじょうな はがねの からだに へんかした。

第8世代ではリージョンフォーム「ガラルのすがた」で登場。
その外見は狩猟に使われるトラバサミをモチーフにしていると思われる…というか実際そういう名前の専用技を覚える。
タイプがじめん・はがねになり、特性がフィールドの状態でタイプが変わる「ぎたい」となった。
種族値も原種の物理面と特殊面を入れ替えた能力に代わっている。
専用技の「トラバサミ」はこの姿のマッギョのみが覚える拘束技だが、くさタイプであり自身とは一致していない。
一応グラスフィールドを敷く事ができれば一致技として扱えるが、拘束が本命の低威力技なのでお膳立てをしてまで一致させる必要は薄い。

ちなみに上記のイラストを見るとわかるようにその口はモンスターボール同じ柄をしているため、
「獲物として人間を狙っているのではないか」と考察されている。
実際フィールド上では口だけ出して潜伏しており、これに触れるとエンカウントとなり戦闘に入る。
本作では通常の野生ポケモンにもシンボルエンカウントが用意されているが、その恩恵を最も強く受けているポケモンかもしれない。

+ 余談
その薄さからイラスト投稿サイトやポケモンのプレイ実況などで、
貧乳キャラを「胸がマッギョ」と称するネタがちらほら使用されている。
某ムネナイブVtuberの実例


MUGENにおけるマッギョ

こぜに氏によって2011年7月に公開された。氏ならしょうがない
原作通り防御力が高めで、特性の「せいでんき」によりこちらの打撃を受けると一定確率で怯ませる仕様になっている。
相手のステート終了に合わせて落下する「とびはねる」や、発動中に受けたダメージを倍返しにする「がまん」など癖の強い技が多い。
分類の"トラップポケモン"らしくバリアーのように使える「10まんボルト」や、触れると発動する「ほごしょくマッギョ設置」など、相手の足元を掬う技も豊富。
「だくりゅう」「じしん」等のほぼ全地判定技、直接相手を狙う「かみなり」や「いたみわけ」など、逃げ場を封じるようなゲージ技、
更には一撃必殺技の「じわれ」までも搭載するなど、見かけに寄らない強烈な性能は正に”罠”である。

また、7Pカラー以降は「マジマッギョ」モード、12Pカラーは「マッギョ様」となり非常にカオスになる。
+ マジマッギョの詳細
マッギョ自身は「ふうせん」の技が追加され、空を飛び回れるようになった。
飛行中は「マッギョショット」と「10まんボルト」のみ放つことが出来、戦闘スタイルが全く異なる。
ただし原作同様、一度攻撃を受けると風船は割れてしまう。
また、常時ストライカーの援護(?)がついているが、その多くがマッギョにも当たる。
  • 永沢さん
『ちびまる子ちゃん』の永沢君。由来は顔がよく似ているからだと思われる。
独特の髪型に攻撃判定があり、うっかり踏んでしまうと手痛いダメージを受ける。
左右に操作することも可能なので、敵の着地点に移動させれば彼もまた”トラップ”となる。
なお、マッギョ自身にも刺さるので不用意なジャンプは危険である。
  • 黒いテッキュー
90年代~00年代にかけて大量に発売されたポケモンフォロワー系ゲームの一つ『ロボットポンコッツ』のキャラクター。正式名はテッキュー
顔つきは似ているが、登場はマッギョよりも先(『ロボットポンコッツ』は1998年発売)。
定期的に跳びあがり、ランダムな場所に落下してくる。
行動サイクル自体はあまり早くないものの、当たってしまえばやはり手痛いダメージとなる。
例によってマッギョ自身も潰しにかかってくるので、下手をすればこれが止めを刺してくる場合がある。
ポケモン映画『アルセウス 超克の時空へ』に登場するギザみみピチューのギザギザを増やしたもの(?)。
画面上を飛び回り容赦なく突き刺さってくる。
敵味方どころかストライカーさえも妨害し、試合を滅茶苦茶にすること必至である。
  • 子マッギョ
マッギョが攻撃を受けると時折生まれてくる。見た目はマッギョのアイコン。
通常は跳ね回っているが、小さく弱い電撃を出すことがあり、囲まれると意外に厄介。

また、12Pカラーではゲージ技が垂れ流し(一撃必殺技の「じわれ」も)になり非常に危険である。世紀末ギョ。

AIは未搭載だが、判定の小ささや技性能のおかげで意外と強キャラとも渡り合えたりする。
IX氏の外部AIが公開中。

出場大会



最終更新:2023年12月01日 17:18