ジェイド


モータルコンバット』シリーズに登場するキャラクター。パンクロッカーとか師匠(レーラァ)とは無関係。
シリーズには『II』から登場。
棒術使いで、キタナと同じくシャオ・カーンの側近暗殺者であったが、親友であるキタナのためにシャオ・カーンを裏切る。
キタナとっては世話を焼いてくる姉のような存在。情に厚い性格だが敵対者には少々キツイ。端的に言えばドS
だがそれがいい

初登場の『II』ではラダーモード(日本でいうアーケードモード)にのみ登場する隠しキャラクターとして登場。
この時はキタナと同じく鉄扇を武器として使用するなど、ぶっちゃけキタナの色を替えたコンパチキャラだったのだが、
オリジナルのキタナよりも動きが早く、おまけに相手の撃った飛び道具を一切受け付けないという反則的な性能だった。
トドメとばかりにCPUのアルゴリズムも極悪な強さで、パターンを掴まないと一方的に嬲り殺しにされてしまう。
まあ、スモークといいヌーブ・サイボットといい、このゲームの隠しキャラは大概頭のおかしい強さなのだが。
ちなみに後の作品でもこの状態(相手の飛び道具をすり抜ける)を再現した必殺技がある。

正式なプレイヤブルキャラクターとしては『UMK3』から参戦し、
棒術を使い出したのも本作から。あとブーメランも使うようになった。
ストーリーをリブートした『9』にも参戦。
こちらでもキタナのためにシャオ・カーンへ反旗を翻すが、ライデンの介入によって歴史が変わった事により、
突如として現れたキタナの母親シンデルに内臓を引き抜かれて殺害される。
その後、クァン・チーのネクロマンシーによってレヴナント(幽鬼)と化して蘇り、魔界の手先となる。
……が、何故か『X』では影も形も無かった。同じく幽鬼となったスモークやストライカーはストーリーデモにいたのに
代わりにキタナのバリエーションの一つにジェイドの技を使うものがある。

そして、次回作の『11』では満を持して復活。
時の女神クロニカの力によって現れた『9』当時のジェイドと、幽鬼となったジェイドが相対する。
今作では、シャオ・カーンの後釜として魔界の支配者となったオシテック族のコータル・カーンとは恋人同士だった事が明らかになった
うらやましいぞコータル。こんなイイ女を
幽鬼版と人間版 両方のスキンも完備

『11』のジェイドは、お馴染みとなった飛び道具をすり抜ける特殊技に加えて、
空中地上問わず出せる飛び道具と棒術由来の長いリーチ、アーマーブレイク属性を持つ突進技に当身技、
そして発生が早くスーパーアーマー付きの中段であるフェイタルブロー(所謂超必殺技)を兼ね備えた隙の無いキャラとなっている。
特に通常技では『モータルコンバット』シリーズの特徴であるアッパーカットが強力で、
発生、リーチ共に優れ、威力も中々で対空はおろかちょっとした隙にも差し込める切り返しの要として猛威を振るう。
弱点は火力がそこまで高くはないため、相手の攻めをきちんと対処できなければ攻め切られてしまう事。
また、いくらアッパーカットで切り返せると言っても、所詮は通常技なので無敵などもあるはずもなく、
もちろん外せば隙は甚大なので、最低でもガードさせないとそのままフルコンをもらって殺される事もしばしば。
キャラランクとしては中堅上位と言った所。

余談だが、褐色肌で美人のお姉さんというエロい設定からか、
シリーズではお色気キャラとして認知されているようで、『ディセプション』で登場した時は衣装がビキニになったりしている。
『9』になるとさらに際どいものとなっている上に、
勝利ポーズではポールダンスまで披露する。いいぞもっとやれ
1:44あたりから。エロい

……が、前述の通り『X』ではプレイヤーキャラとして参戦できず、
『11』でようやく復活したと思ったら今度はフードを被っていて露出度が激減した。
クソッ、なんて時代だ!*1



MUGENにおけるジェイド

juano16氏による「Female Ninja」が存在。シリーズでもマイナーな存在であるためか海外でも数が少ない様子。
defファイルが分かれており、これ一体でジェイドの他、キタナ、ミレーナが使用可能。
『モーコン』お馴染みの高火力、各種フェイタリティも実装済み。
そこそこ動くAIもデフォルトで搭載されている。

また、これはjuano16氏の他のキャラにも当てはまるが、ラウンドを取られるとカーン様が降りてきて、
「弱すぎる」「その程度か」といった意味合いの言葉を放って笑う。
出現する位置上、画面真ん中で堂々と目立っている事も多い。

やはり知名度の問題か、ニコニコMUGENでの出番はかなり少ないようだ。

出場大会



*1
尤も、これには昨今のポリコレやフェミニズム(こっちの意味ではない。海外だと呼び方違うし)の台頭などにより、
ただでさえゲームのエロに厳しい欧米では、むやみに女性キャラの肌を出すわけにはいかないという事情もある。グロはいいのに
なので、「女性キャラの美形度が下がったのはポリコレやフェミニズムが蔓延したせい」と冗談半分に言われていたりする
(もちろんポリゴン技術の向上で表現できる幅が広がった部分もあるのだろうが)。
実際、『X』あたりからはジェイドに限らず女性キャラの露出度はかなり抑えられている。
HENTAI国家JAPANと違い、あちらでのアニメやゲームのエロに対する規制は本当に厳しいのだ。


最終更新:2022年04月25日 22:09
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