沙耶



「今日の晩御飯、はっけ~ん!」


ニトロプラスのPCゲーム『沙耶の唄』のヒロイン…そこ、幼女とか言わない。そうだけど。
担当声優は川村みどり氏(名義は違うがアンナと同じ人)。

ニトロプラス・アクションシリーズでお馴染みの虚淵玄&中央東口の両氏が、今回は得意とする
アクション活劇路線はあえてとらず、男女の恋愛物語、そしてアダルトゲームとしてのHCGの
充実など、新しい作風へとチャレンジした意欲作となっている。

医科大学に籍を置く男女4人の恋物語。そして、ある日とつぜん郁紀の家へと転がり込んでくる
謎の少女・沙耶。人知れず悩みを抱えた一人の青年が、様々な人々との出会いと別れを経験し、
ついには自分なりの人生を切り開いていこうと歩み出す……。

(発売前の広告より)

うん、嘘はついてない。
+ 本当はこんな話

+ 旦那の郁紀について。ネタばれだらけ

原作宣伝動画

また、最近はアメコミ版『沙耶の唄』も発売された。
ニトロプラス十周年を記念したアーティストライブで現地の作家の作画が公開された時はあまりのイメージの差に
「本当に大丈夫なのか」とファンを騒然とさせ、ニトロプラス社長も唖然とした表情を見せた。
(事前に確認しろよ……と言っても難しかったのかもしれないが)
そんなファンとニトロ社員の心配をよそに日本で発売されると(日本語訳はなし)、
「これはこれであり」という評価を得ることになった(譲歩と妥協がないわけではないが)。
アメリカ人向けにリメイクされていて、どこか儚げだった二人も ガチムチ尻顎 セクシー悪女 に大変身である。
+ ネタバレ
現地で映画化するための足がかりにしたいとの事だったので映像化が期待される。
どうせなら日本でアニメ化してほしいものである。 規制さえなければ…。

ネタでこんなものがあったりする。
+ ガチムチネタ注意

最近では『魔法少女まどか☆マギカ』の公式コミカライズで『沙耶の唄』のパロディをやっちゃったりしている。…いいのかそれで。
それが理由というわけではないだろうが、まどマギの放送からリメイク版『鬼哭街』発売までの半年足らずで
『沙耶の唄』が新作ゲーム一本分ほどの稼ぎを叩き出したらしい。
低価格作品のさらに廉価版でこれである。果たしてどれだけの人間が沙耶に脳みそを弄くられたのだろうか。

+ ニコニコ動画における沙耶の唄及び沙耶の扱い


『ニトロ+ロワイヤル』での性能

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同じくNITROPLUS製作の『ニトロ+ロワイヤル』にも出演。
肉塊による(色んな意味で)エグい攻撃はここでも健在。
原作の驚異的な生命力の再現からか見た目によらず(?)防御力が抜群に高く(通常の1.25倍)、
おまけに通常投げで体力を回復できるので非常に打たれ強い。
設置技や肉塊攻撃を駆使して、中距離で立ち回るタイプ。

爆発物を包んだ肉塊による攻撃は、ニトロワオリジナル。
作中では体を切り離せるというような記述はない、というか出てくる情報を考えると不可能と思われる。
所謂「格ゲー補正」を存分に受けているキャラなのだ。
後、他のヒロインに沙耶の姿が普通に見えているのも格ゲー補正だと思われる。
もしくは画面上のビジュアルとは異なり、ちゃんと沙耶の正体を目視できていると解釈すべきか。
少なくとも全員沙耶に脳を弄くられた訳ではないと信じたい。
+ 補正といえばもう一つ

リーブアタック(旦那を呼ぶ超必殺技)の「耕司の嘆き・郁紀の狂気」は、
突如井戸から現れた耕司*3が相手を掴み、郁紀が斧でカチ割る技。
発動ボイスは「ふみのりー!」なのに率先して飛び出すのは耕司。しかも外すと郁紀は出てこない。薄情な夫である。
さらになぜか出てくる郁紀は耕司の夢の中に出てきた、顔面が割れた姿である。
(マイルドな表現として顔全体が赤く塗られるだけに留められている)
通称「いどまじん」「郁紀の旦那!」。
空中にいる相手には外れてしまうが、発生が早く、ガード不能である。
その上威力も高く、相手を空高く吹き飛ばせるので追撃も可能。
ただし、ロックする位置の融通があまり利かず、間合いをしっかり計らないと当たらない。
掴み判定が遠い場所にある投げのようなもの。

参考動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm7203740 http://www.nicovideo.jp/watch/sm5241233
http://www.nicovideo.jp/watch/sm886635


MUGENにおける沙耶


+ kayui uma氏製作
+ 嘘=美談氏製作

「ふしゅるふしゅるー♪」

出場大会

+ 一覧

出演ストーリー

DIOの喫茶店
ELEVEN~小心者リーダーと見た目お嬢様~
F.K.B. ~炎とナイフとバーグマンの事情~
Over Spilt Milk
Transfer Avengers(ニトロワ版、シュマ改編両方)
アリスさん姉妹
ウドン13(東風谷沙那。本編では故人。File-Xでは 肉食系ロリ妻
鬼妹日記
温泉女王と温泉に
この世界の片隅で(ニトロワ版、シュマ改編両方)
志貴と無限市物語
時報少女
大闘領 -Sengoku Legend of the Gainers-
隣の沙耶ちゃん家!
ナイトメア・ハンターズ(not肉塊。ちと親父臭い
彼岸日和(クランゲ)
ヒナナイの剣
まったりCafe「鬼神」
もえるく。
ユウ☆キ☆オウ
有刺美花
ロック・魔理沙のキノコに釣られておいでませ夢幻想郷


*1
クトゥルフ神話とはアメリカ合衆国の小説家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトが作りだした小説世界を
彼の友人の作家たちが共有することで作り上げた架空の神話体系。
ちなみにラヴクラフト自身は『クトゥルフ神話』と言ったことはなく、
このカテゴリは彼の友人であり弟子でもあったオーガスト・ダーレスがラヴクラフトの没後、
師の代表作である『クトゥルフの呼び声』にちなんで呼称したものだとか(神格のクトゥルフ由来ではない)。
作品自体を語るとなると膨大な文章になってしまうので、もし興味を持たれた方がいれば
ニコニコ大百科の項目を始めとする各種ネットでの紹介、関連書籍などに直接触れることを推奨する。

この神話体系の特徴として挙げられる要素として、
  • 各作品の主人公は恐ろしい事実の片鱗を見たにすぎない
  • 人類のまともな精神では理解することもできない科学、魔術が存在する
  • 異次元の宇宙から怪物が地球に来ている
  • 政府等の機関はそれを隠蔽している
  • アインシュタイン(相対性理論などの我々の宇宙観を形成するもの)は実は間違っている
  • 狂気
  • 怪物は大低人類より遥かに優秀な種族である
  • 最後の希望、正気を保つための道具として自殺用の拳銃がよく使われる
  • 怪物は海の生物の特徴を持っているものが多い
などといったものが挙げられる。
『沙耶の唄』がクトゥルフものだと言われるのも、これらの要素と匂わせるワードが出てくるためである。
作中では明言されておらず、作者の虚淵氏も『沙耶の唄』がクトゥルフ神話だとは言わず、
ラヴクラフトの意向を守っている。しかしニトロの作家はクトゥルフ大好きだなあ。
TRGPの『クトゥルフの呼び声』で遊んでいた世代らしい。日本にクトゥルフを広めた偉大なゲームである。

こんなものが真実であるというのなら、私は真実など知りたくはなかった。

*2
沙耶の姿を見た人物は皆正気ではいられなくなり、「見た人間」と「見ていない人間」では決定的な差がある。
……と目撃した本人たちが語るほどに、沙耶の姿は怖ろしく尋常ではないらしい。
所謂「絵にも描けないおぞましさ」というもので、もちろんそんなものをフィクションで表現できるはずがない。
原作で最後まで姿が出てくることが無いのはこのため。クトゥルフにおける「知ってはいけない真実」。

余談だが、ステータス画面にある「正気度ロール 1D3/1D20」はTRPG『クトゥルフの呼び声』が元ネタ。
数値の内訳は「チェックに成功した場合に減少する正気度/チェックに失敗した場合に減少する正気度」となっている。
数字の意味は「1D3」だと「1から6まで書いているダイスを1回(1の部分)振って、その結果を2で割り端数のきり上げをした数字(D3の部分)」という意味。
一般人の正気度(通称「SAN値」)が50~60程度である事を鑑みると、沙耶の数値はチェックに失敗した場合、
5点減少でなる「一時的狂気」どころか2割減少の「不定の狂気」(精神病院での治療が必要。後遺症として精神疾患が残る可能性もある)に
一発でなる可能性が十分あり得るレベルで、非常に危険。死体、または人体の一部だけ(腕とか内臓とか)を発見した場合が0/1D3、
ごく普通のゾンビやミイラ男が1/1D8なのだから、どれだけおぞましい外見なのか理解できるという物だろう。

ちなみにショゴス(アル・アジフが連れ歩いているスライム)が1D6/1D20。アル本体(「ネクロノミコン」アラビア語原書)を読むと1D10/2D10。
ガタノソアシュブ・ニグラスが1D10/1D100…… あれ、実はそんなに怖くない? まぁ比較対象が悪すぎるだけだが。
(奉仕種族な沙耶に対しガタノソア、シュブ・ニグラス等は主人(邪神)レベル、
 アルは読む事により知らない方が良い事を知ってしまうからであり、表紙を見ただけで減る訳では無い)

しかしながら、そのおぞましい外見とは裏腹に、沙耶には 戦闘能力はない
ニトロワでも一番化け物しているキャラなので意外かもしれないが、原作においては一般の成人男性に襲われ、為す術なく性的暴行を受けるシーンもある。
如何に人外の種族とはいえ、見た目相応(郁紀にとって)の少女程度の力しか持っていないらしい。
奇襲をかければ、その特異な肉体で腸を切り裂くなどパニックムービーのモンスターのように攻撃可能だが、
それでも武器を持った人間の方が強いらしく、正面からの戦闘に陥ったルートにて沙耶は敗北している。
とはいえ生命力は非常に高く、最終的には液体窒素を浴びせショットガンで撃つ事でようやく致命傷を負った。
それでも即死はせず、既に事切れている郁紀の傍まで這いより、彼の遺体を愛しげに撫でてから死亡したのだが、
その最期の踏ん張りを怪物じみた生命力と見るか、愛の力だと見るかは……

余談ながら、『機神咆哮デモンベイン』の公式サイトに掲載されている短編小説『悠久たる孤独は我を蝕む』では、
沙耶と同族の別個体(と思しき怪物)がアル・アジフの駆る鬼械神アイオーンと交戦し、
アルは撃退に成功したものの代償として当時のマスターを失っている。
こちらは少なくとも戦えるだけの力があったようであるが、サイズからして全長200mと沙耶とは桁違い。
というよりも沙耶の母体の一つであり、完全に成長しきった沙耶ならばこの程度の戦闘能力はある、という事か。

*3
+ いどまじん


「ただ一粒だけの種でも、もしかしたら、頑張ろうって思うようになるかもしれない。
  頑張って育って増えて、いつかこの土地が一面のタンポポ畑になるまで頑張ろうって、
  そう思うかもしれない。
  そんな風にタンポポの種が心を決めるとしたら、どんなときだと思う?」

「それはね、その砂漠に――たった一人だけでも――
  花を愛してくれる人がいるって知ったとき」