「丁度よかったわ!アンタ真ん中持ちなさい」
フリーのPCアクションゲーム『洞窟物語』に登場するキャラクター。通称は「カーリー」。
間違われるが、
ブレイズではなくブレイスである。
女性型の武装探索ロボットで、性格は明るい。ある目的でゲームの舞台となる島へと派遣されてきたが過去の記憶を失い、
ゲーム中で主人公と遭遇したときには砂区エリアで暮らしている。
孤児になったミミガーという生き物達を保護しており、やってきた主人公をミミガーを殺す敵と誤解して攻撃してくる。
その後主人公と共に行動するようになり、主人公と共に戦ったり、
壊れた(勘違いだが)武器とマシンガンの交換を行ってくれたり、
パンツを盗まれたりと活躍する。
真のエンディングか通常エンディングかどうかで彼女の生死が左右されるのだが、初見で生存ルートに進むのは難しい。
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ネタバレ |
物語が中盤に入る前、敵勢力がミミガーを狂暴化させる赤い花を手に入れたため、
ミミガーを保護していた彼女は襲撃を受け、戦いに敗れた彼女は迷宮に送られてしまう。
迷宮深部でのボスを倒す際、水中で溺れた主人公を助けるために自分の装備を使ってしまい、
機能を停止してしまうが、ボスを倒す前~倒した直後までに部屋の隅に隠されたとあるアイテムを入手していると助けることができる。
その後また水路に入るので、途中で見落としやすい部屋に入り、水抜き等の適切な処置をしてなおかつ「連れ出さなければならない」
ゆっくり休ませてあげようとして、そのままにしておいた人も多いのではないだろうか
(しかし、状況をよく考えると放置しておいた場合彼女が生き残る道は無いので、このゲームの中では割と分かりやすい部類の引っかけである)。
更に助けられたものの記憶を失った彼女のために、1番最初の村の存在感の薄い部屋に入り、記憶喪失を治すキノコを食べさせなければならない。
最後に落下を始めた島からの脱出時に隠しルートに進むと、逃げ遅れていた彼女と共に、
島に封印されていた真の脅威との最終決戦に挑むことになる。
…つまり、隠しアイテムで助け出し、スルーしやすい部屋で救命処置をした上で、わざわざ1番最初の村まで戻るおつかいを済ませて、 隠しルートで裏ボスを倒さないと、カーリーは島と運命を共にしてしまう訳である。なんという低い生存率。
まあ一応、その隠しアイテムがある場所は光っているので、探せば分かるのだが。
そして1番重要なのが、味方キャラの中に、崖下で瀕死の所をスルーすることで後に生還してくるが、スルーしなければ死んでしまうという、
初見殺しにも程がある者がおり、しかもそのキャラが死亡すると同時に最初の隠しアイテムが消失し、彼女が助け出せなくなる事が確定してしまう。
そんな無茶苦茶な…。
この罠の最悪な点は、スルーするにはかなりタイトな踏み切りでの全力ジャンプを要求され、失敗すればスルーが不可能になる点である。
一応ヒントのつもりか「このへんからジャンプせよ」と言わんばかりの不自然なラインが引いてあるが、それがあって尚ギリギリの操作を要求されるため、
そんなモノでもなければ普通は飛び越せるとは思えないと言えば、この嫌らしさの数割でも理解してもらえるだろうか。
安心しろ、これでもこの先の試練を思えばまだましな方だ!
とはいえ、辛いことばかりでもない。
件の隠しルートでは、ステージ序盤の通り道で気を失って倒れている彼女をロープで自分の体に括り付けて連れて行くことになり、
最初は気を失ったままだが、エリアを二つほど進むと目を覚まして攻撃に参加してくれるようになる。
主人公が右を向いている時は左、左を向いている時は右方向を攻撃してくれるので死角が出来にくくなり、
しかも彼女は「ネメシス」という強力な銃を持っているため攻撃力も十分。
十分どころか、場合によっては主人公は敵に背を向けて攻撃担当をカーリーに任せた方が良いことすらある。
ただ助けられるだけのヒロインに留まらず、
背中を任せ共に戦うパートナー
となってくれる所が彼女の人気の秘訣であろう。
鉄の絆は 伊達じゃないのだ。
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余談だが、マニュアルにあるイラストでは
戦闘力は高かったりする。
『洞窟物語』は海外でも評価が高く、2011年11月8日には、北米で『CaveStory3D』として3DS版が発売されている
(発売元は
日本一ソフトウェアのアメリカ法人)。
さらに日本でも同年11月22日からDSi用の配信ソフトウェアとしてベタ移植版を配信(2012年6月6日配信終了、引越しも不可)。
そして日本でも2012年7月26日から3Dリメイク版の『洞窟物語3D』が発売された。
……が、背景の3D化に伴い、
精密に描きすぎて暗い場面では細部が見づらくなるなどの要素で評判は芳しくない。
2015年には、ニンテンドー3DSで『CaveStory+』のほぼベタ移植が、ピッキーからダウンロード専用ソフトとして発売。
また、海外のwiiウェアで2008年から配信されている『CaveStory+』を逆移植したものが、2011年にNicalisからSteamで配信されている。
ちなみに『CaveStory+』では、追加ステージのみならず彼女が主人公のモードも追加されており、手応えは十分。この機会に興味のある方はやってみよう。
Steam版を途中まで。クォートと違ってNPCと会話する
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ショベルナイトや
ガンヴォルトらが登場しているクロスオーバー格ゲー『Blade Strangers』や、
アトムなどが登場する対戦型パズルゲーム『クリスタルクライシス』にも、主人公(クォート)と共に参戦している。
『Blade Strangers』では『
ウルトラマンジード』の鳥羽ライハ役などで知られる山本千尋女史がCVを担当。
『クリスタルクライシス』では山本女史と、韓国語翻訳家でもある景山梨彩女史の二人一役となっている。
MUGENにおけるカーリーブレイス
とらや
アセルスの作者であるcabocha氏による、手描きのカーリーが存在。
2016年4月のフリーティケットシアター終了に伴うリンク切れにより入手不可となっていたが、
転載・改変自体は自由との事で、現在は「MUGEN初心者用簡易AI講座」にて代理公開されている。
原作とは異なり八頭身で、原作で使用していたマシンガンを主に使った遠距離タイプのキャラ。
SEも
原作と同じである。
ミッドナイトブリス、
謎ジャムにも対応している。
AIもデフォルトで搭載済み。
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技表 |
通常技
技名
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コマンド
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備考
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マシンガン(弱) |
X |
飛び道具ではなく普通の攻撃判定 |
マシンガン(強) |
Y |
上に同じく飛び道具ではない。連射 |
キック(弱) |
A |
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キック(強) |
B |
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挑発(ネメシスLv3) |
S |
ヒヨコっぽい何かが出てくる(一応飛び道具)。あと、こっち向く |
特殊技
技名
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コマンド
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備考
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フロントステップ |
66(空中可) |
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バックステップ |
44(空中可) |
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スーパージャンプ |
28 or 29 or 27 |
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回り込み |
A+X |
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移動起き上がり |
横に倒れている時 4 or 6 押しっぱなし |
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空中受け身 |
吹っ飛び中 A+B or X+Y |
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エネルギー溜め |
C+Z(押し続け) |
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チェーンコンボ |
X → A → B or Y(攻撃が当たった時) |
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投げ |
4 or 6+(X+Y) or (A+B)(空中可) |
相手は掴まれた瞬間に「4 or 6+ボタン」を入力すれば『投げ抜け』が出来る |
ガードキャンセル |
地上ガード中 412+パンチ or キック(ゲージ1消費) |
「config.txt」にてON・OFF設定(デフォルトでON) |
特殊アイテム
技名
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コマンド
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備考
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気まぐれな星 |
パワーゲージ3000以上で自動生成 |
11P&12Pでは最初から常に生成されたまま 「config.txt」にてON・OFF設定(デフォルトで11P&12PのみON) 攻撃判定を持つ3つの星がキャラの周囲にあらわれる |
必殺技
技名
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コマンド
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備考
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マシンガンLv2 |
236+X or Y(空中可) |
強弱ボタンによって角度が少し変わる。当たり判定が酷く小さく相手によっては当たり辛く、 飛び道具同士ですれ違って相打ちになったりする。空中で出すと倒れている相手にも当たる |
ネメシスLv2 |
623+X or Y |
強弱ボタンによって角度が変わる。無敵時間が長め。弾が発射される直前にごく小さな攻撃判定がある |
バレットステップ |
214+X or Y |
フロントステップから射ち繋げて蹴り飛ばすオリジナル技 |
サマーソルトショット |
214+A or B |
前方宙返りして下方向への射撃。敵を飛び越えて裏側へ回ることもできる。 やや隙が多く上手く当てないと反撃は必至 |
超必殺技 lv1(ゲージ1消費)
技名
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コマンド
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備考
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マシンガンLv3 |
236236+X or Y |
マシンガン乱射。Lv2(必殺技のマシンガン)に比べて弾速は遅い 空中で出すと倒れている相手にも当たる |
トリッキーアサルト |
236236+A or B |
すれ違いざまに相手をはね上げて背後から連続射撃。 飛び道具ではなく普通の攻撃判定で範囲広め。攻撃判定が出るまでに無敵あり |
超必殺技 lv3(ゲージ3消費)
技名
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コマンド
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備考
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鉄のきずな |
2141236+X or Y |
主人公と一緒にネメシス乱れ射ち。弾が敵を貫通して飛んでいく。相手からすると主人公の足元が安置 |
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この他に、k6666orochi氏によってボイス用素材が公開されている。
(カーリーは動かない)
出場大会
最終更新:2024年01月03日 09:27