スピンオフ作品『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』では初っ端からキョンを殺そうとするが、
キョンを助けに来た長門の頭突きで倒されてしまい、暫くした後もしもの時のために取っておいたバックアップで復活。
…したのだが、何を間違えたか二頭身の「あちゃくらりょうこ」として復活してしまう(「
あしゃくらりょうこ」とは違う)。
その後は猫に捕まっていた所を長門に拉致され、監視の目的を兼ねて同居する事になる。
一度消滅したために表舞台に立てないため長門、犬型風船のキミドリさん(コンピ研の彼女とは関係無い)としか絡みは無いものの、
私生活がかなりぐうたらな長門の代わりに家事全般を受け持って長門家を支えている主婦的存在。
と、同時に長門に弄られる立場であり、初期の頃は、
「長門に何かしらで弄られる→拗ねる→長門が何とかおもちゃやお菓子なんかで機嫌を取ろうとする
→拒否ろうとするが…今回だけですよっ!または、まいっか!」
が定番パターンであった。
どう考えても、自我を確立しているとしか思えないが、自我を確立出来なかった原作を思うとこれはこれで救われていると言えなくもない。
一応、キョン抹殺という使命だけは覚えていて、実は原作通り3年間長門の部屋にキョンが寝ていた事を知ってキレたりしている。
…が、主婦業が性に合いすぎたためか、話が進むにつれてその使命を忘れかけている。
初詣で絵馬に「家内安全」と書いた後で、キミドリさんに突っ込まれたり、
長門から制作依頼されたキョン用のチョコに毒を仕込む事も出来たのに「長門さんに迷惑がかかるから」と普通に作ったり。
キミドリさん曰く
「(良い意味で)この人もう駄目だな」。
こんなキャラクター性もあってかとても可愛らしい作品を代表するマスコットキャラとなっている。
ただし、ナイフを持つとマスコットから
「あの頃の朝倉さん」に豹変、長門や天敵であるはずの猫すら圧倒する。ちなみにナイフは竹製でもOK。
包丁では豹変しないので刃物全般というわけではなく、ナイフでなければならないらしい。
さらにアニメ版では声優の熱演もあって更に可愛らしさが増した。
つーか声のテンションのせいで翠星石が乗り移ったかのようであった。
その後は天敵である猫を(あちゃくら視点で)撃退してくれたキョンの妹を(キョンの妹とは知らずに)師匠と慕ったり、
馬型に変態したキミドリさんと組んで長門に挑んで返り討ちに遭ったりしている。
そして、『分裂』『驚愕』を原作にした話に入った事で、遂にキョンに存在を知られる事になる。
SOS団員の人気投票を依頼してきたキョンに「自分を殺そうとしている相手に頼む事か」と突っ込んでいるので、
今でもキョン抹殺は狙っているらしいのだが、突っ込むだけで攻撃してないのでどこまで本気なのやら。