アドル・クリスティン


日本ファルコムの看板作品にして、日本のコンピュータRPGのゲームバランスを一変させたと言われる
(本作以前は難しければ難しいほど長く楽しめる良いゲームとされていた。実際、前作『ロマンシア』は理不尽で極悪な難易度だった)、
アクションRPG『イース』シリーズの主人公。
基本的にはゲーム内で台詞がないタイプの主人公で、他のキャラとのやりとりもナレーションで説明されることが多い。
だが、OVA作品やドラマCD、『イースvs空の軌跡』などでは台詞があり過去作の中でも喋っているものもあった。
声優は『GUILTY GEAR』シリーズでカイ=キスクを演じた 草尾毅 氏が主に担当しているが*1、『イースVII』では非公開だった。
『セルセタの樹海』以降は 梶裕貴 氏が新たに担当している。
公式が病気スピンオフ『みんな集まれ!ファルコム学園』では過去作品のアドルを含めて梶氏が担当しているが、OVA版及び北米版(後述)は草尾氏が担当した。


『イース』シリーズは(一部の外伝を除き)全て、彼が書き綴った冒険日誌を原点として翻訳・小説化されたものという設定がある。
燃えるような真っ赤な髪の毛が特徴の冒険家であり、VI以降からは「赤毛のアドル」という異名で呼ばれる程の有名人にもなっている。
明るく心優しい性格であると共に、好奇心・冒険心が非常に強く、多くの未知に自ら積極的に飛び込んでいく傾向がある。

元々は山奥の片田舎で生まれ育った少年であり、外の世界に憧れて16歳で旅立ち、
17歳の時に「常に嵐が吹き荒れ、近寄る船を全て沈没させる呪われたエステリア島」の噂を聞き、冒険家の道を志す。
冒険心旺盛なアドルはその噂に強い興味を持ち、周囲の制止も聞かずに単身で「生還者のいない」というエステリアへと出発。
その後は案の定嵐に直面し、乗っていた小船は沈没するも、彼は奇跡的に島への上陸を果たしたのだった。

そして彼は住民達から、エステリアに起きている異常事態について話を聞き、その問題の解決を図る為に冒険の旅へと出発。
旅の中で、彼は後に相棒となるドギとの出会いを経て、かつて古代に栄えた王国『イース』の謎に迫っていくのだった。

この最初の冒険こそが、記念すべき初代作品『イース』である。ちなみにこの初代だが、
1987年に第一作が発売されて以来実に20作以上のリメイク・移植作品が発売されたモンスターRPGでもある。
今現在、国内は勿論世界においても、この記録は塗り替えられていない
(ただし中には、オリジナルからかなりの独自変更を行った作品もあり、
 「ファルコムの社員が、内容に怒りカセットを叩き割った」という噂が立っている代物まで有る)。

その後も彼は、
  • 古代王国イースの更なる未知に迫る『イースII』
  • 相棒ドギの故郷で起きた異変の解決を図る『イースIII/フェルガナの誓い』
  • セルセタの樹海で起きた太陽の仮面を巡る戦いこと『イースIV/セルセタの樹海』
  • 古代錬金術が伝わるとされる幻の都ケフィンの謎を解き明かす『イースV』
  • 世界の果てとされるカナン諸島に残された有翼人の伝説を紐解く『イースVI』
  • アルタゴ大陸の命運を賭けて五大竜との出会いを求める『イースVII』
など、溢れる冒険心を抑える事なく、多くの冒険に挑み続けてきた。
これについては、ドラマCDにて本人も「自分が冒険バカだという自覚がある」という発言をしている為、筋金入りと言えるだろう。
こうした冒険への欲求の中には「自分の冒険を通して一人でも多くの人が夢を持ち、広い世界に目を向けてくれれば」という想いもある事を、
アドル自身が語っていた事がある。

……勘の良い人なら既に気付いたかもしれないが、これらの冒険は全て世界の命運を賭けた規模にまで発展している。
古代の遺産で世界がヤバい
(余談だが、これらの異変は『VII』を除き全てイースが生み出した遺産が原因である事が後のシリーズで発覚している。
 ……危険すぎるぞ、この古代文明)。
そしてアドルは、その全てを解決に導いている為、RPG史上最も多く世界を救った主人公の一人とまで言われている。
RPG以外での活躍も含めるなら、一応はいるのだが……。

ちなみに幾度となく世界を救ってはいるものの、それらは目の前で困っている人々を助ける事の延長線上で起きているに過ぎない。
冒険バカとお人好しが組み合わさった結果である。
また、行く先々で世界滅亡の危機に遭うため、「歩く世界滅亡フラグ」などと揶揄される事もある。

その実力はやはり相応に高く、剣士としては一流クラス。『VI』や『VII』では普通の剣だけではなく両手剣や刺突剣も扱っている。
また、作品によっては魔法や精霊の力などを手にしており
(例を上げると、火炎弾を飛ばすだけのシンプルな攻撃魔法から、一定時間無敵の突進攻撃、更には時止めなど)、
それ等を駆使して多くの危機を乗り越えてきた。
特に魔法抜きでは歯が立たぬ強敵揃いだった『II』での経験は大きかったと見え、
『V』では簡単な手ほどきを受けるだけであっさり錬金魔法を会得してしまうなど、その後の作品での魔法習熟の早さにも反映されている節がある。
『VIII』では60歳で引退するまでコロシアム無敗の王者だった人物(現在70歳で復帰して生涯現役を貫くという宣言をした女傑)に、
自分より強くなると太鼓判を押されている。
+ 更に『VIII』では
その時繁栄している種族を代表一人を除いて滅ぼす「ラクリモサ」と呼ばれる現象に際して、
人類代表に選ばれた事で不老不死になった
最終的に事態を解決した事で不老不死になったという事実もなくなったが。

……ただし、次回作では必ず前作に手に入れてきた装備を捨ててレベルも1に戻っているのだから、困り者である。
まあ、ゲームのお約束といえばお約束だから仕方は無いのだが……。
おかげで「手に入れた装備は伝説の装備ですら路銀になった」とか、
「冒険を楽しむ為にワザと弱体化してるんじゃないか?」という疑惑まで囁かれている。
一応『II』と『VI』においては行き倒れ状態でヒロインに拾われるため、筋力や体力の低下は自然である。
また、各小説版においても行き倒れや大怪我、ダンジョン脱出際の衝撃で装備を落してしまうなど、
弱体化の描写が補完されている事も多い。

……ただし、装備に関してはアドルが本当に売っ払った可能性も実はある。
その根拠となるのが、ファルコム公式の短編集『イース トリビュート』なのだが、
アドルは乗っている船が難破しそうになり、海面に落ちても大丈夫なようにと装備一式を投げ捨てている場面がある。
この時に他の船員からは「伝説の武器もあっただろうに」と言われているのだが、
アドルは平然としたまま「またショートソードからはじめればいいさ」と返している。
おまけに漂着して見知らぬ土地に流れ着いた際には「伝説の剣一つでここに来れたなら安い代金だ」とも言っており、
ガチで毎回わざと武器を手放してショートソードから冒険を始めている可能性が出てきている。
本人もあまりそういう装備には執着してないようだし……まあ、世界中を冒険するならお金がいるのは仕方が無いのだろう、多分。
制作側もその点を気にしているのか、時系列上『V』の次の『VIII』では、『V』の最強武器を難破した衝撃で喪失する展開となっている。
そして『セルセタの樹海』に至っては、アドルが記憶喪失に陥ってしまったという前代未聞の展開からゲームがスタートする為、
弱体化には十分すぎる理由となっている。

+ そして、アドルと言えば……
誰が呼んだか赤毛の女たらし
何よりもアドルを代表する最大の特徴が、女性キャラとの凄まじいフラグ建築士ぶりであるのだ。
実はこの『イース』シリーズなのだが、(部例外的な部分はあるものの)全てのシリーズに個別のヒロインが登場している。
そしてアドルはその全てのヒロインを相手に、色恋沙汰のフラグを毎度建てているのだ
ぶっちゃけ、エロゲーの主人公と比較しても差が無いくらいのレベルである。
その為プレイヤー間では、女たらし主人公として悪名が伝わっている。

……しかし実際の所、アドルがヒロイン達と両想いになった事は一度も無い
その原因は、上述した様に冒険心が旺盛すぎる事。
アドルは基本的に一つの所に長く留まる事をしない為、ヒロイン達との恋愛に発展する前に次の旅へと出てしまうのだ。
……フラグクラッシャーにも程がある。
ただし、ヒロインの中には自らの使命に殉じて覚める事の無い長い眠りに就いた者や、力を使いすぎて命を落とした者もおり、
ヒロインからハッキリと告白される事も少ない為、一概にアドルが悪いとも言えない。
また、初代ヒロインであるフィーナとの悲しい別れが尾を引いている為、アドル自身が恋愛事から距離を置いているという解釈もできる。
ノベライズオリジナルの外伝でも、フィーナの事を未だ忘れられていない様子が見て取れる。


恋焦がれ、なおかつ死別などの問題が無いのは、
『II』のヒロインで、日本ゲーム界初のOPにおいて振り向くシーンが話題を呼んだ、ファルコム作品全体でも絶大な人気を持つリリア、
『VI』のヒロインで、流れる蒼髪とエルフのような長耳・民族衣装が特徴的なオルハ(及びイーシャ)、
『V』『VI』及びドラマCDに登場する海賊の娘で、男勝りでありつつ一番歳相応の乙女心を持つテラ、
『III』及びそのリメイクである『フェルガナ』の誓いに登場する、活発さに加え行動力と淑やかさも持つエレナなどである。

……尤も、一部のリメイク作品では、エンディングで特定のヒロインと結ばれているのだが。
一応、これらはオリジナルのストーリーにも大きく改変が入っているものも多く、正史にはなっていない模様である。

ちなみに、古代時代のイースを舞台とした外伝作品『イース・オリジン』では、
時代が違う為に当然ながらアドルは未登場かに思われたのだが、
その後公式より、おまけのタイムアタックモードでのみアドルが使用可能になるパッチが配信された。
そしてその性能はというと、オリジン本編の主人公達の上をいく高性能っぷりである。
…オマケとは言え幾らなんでも強すぎじゃないですか、アドルさん。

また、同社の看板作品『英雄伝説 空の軌跡』シリーズのキャラ達と共演した外伝作品『イースvs.空の軌跡』でも、
アドルが出なきゃ誰が出るとばかりに『イース』サイド主人公の一人として当然登場。
異世界ザナドゥの平和を取り戻すべく、多くの仲間達と共に魔王ガルシスとの戦いに臨んでいる。
この作品では同じ『イース』シリーズのキャラ達からは勿論、『空の軌跡』のキャラ達からもかなりの凄腕として見られていた
(ちなみに、『空の軌跡』側のキャラには一人で一個師団を壊滅に追い込めるだけの実力を誇るとんでもない奴もいる為、
 それを考えると相当なものである)。

+ 秘剣『半キャラずらし』
シリーズ25周年を記念して発売された『イース・トリビュート』に収録されている小太刀右京氏の作品は、
当初「ひたすら藤沢周平風にダルク=ファクトが秘剣「半キャラずらし」を考察する」という内容だったらしい。
一切のダメージを受けずひたすらに相手を切り伏せ続ける事ができる、アドルにしか使えない必殺の奥義。
メタ的に言えばゲームのテクニック、言ってしまえば裏技でしかないのだが、
これをゲーム内のキャラクターの視点から見れば成程、確かに恐るべき剣の使い手という評価も頷けるというものである。

そして晩年(60歳過ぎと言われる)、故郷に戻ったアドルは、家族と共に暮らしながら、
自身が積み重ねてきた百の冒険の記録を整理し、そして北極点を目指して旅立ち、その消息を断つ。
17歳から半世紀あまり。まさに冒険者として、生涯を全うしたのだと言えるだろう。
その『家族』が誰なのかという疑問は残るが

+ オマケ:米国版『イースIII』箱絵
・・・・すごい漢だ。
実にアメリカンテイストに溢れるイラストである。
今でこそ海外でも日本の所謂「萌え絵」が認知されつつあるが、未だにアメコミライクなイラストが主流な為、
日本からの移植でアニメテイストな絵のゲームだとこのギャップは大きい。
……共に描かれてるドギと思しき男戦士は逆に違和感が全く感じられないが。

+ オマケ2:国内の他会社移植版『イースIII』

国内でも大概だった。
見つめていると夢に出て来そうである。

SFC版の移植を担当したのはトンキンハウス。この画像に加え、イースシリーズの魅力の1つであるBGMを常軌を逸した凄まじいセンスでアレンジしており、
「トンキンサウンド」または「パペパプー」という1つのジャンルを確立させた程の酷いクオリティになっている。
しかし、肝心のゲーム部分は割としっかりしており、高難易度のX68K版をベースにしている為、数ある『イースIII』の中でも難しい部類に入る。

PS2版の販売元はタイトー。こちらは当然SFC版より後に移植・販売された物であるが、SFCを下回る出来で有名である。
具体的に言うと、
  • 『イースIII』原作のPC88で多重スクロールが使われていたのにPS2は一枚絵でろくにスクロールしない
  • PS2とは思えない程のBGMクオリティ。
    アレンジはクインテット(PC88版の『イース』シリーズに関わったスタッフが独立した会社)が担当したのだがそう思えない糞音質
  • ロード速度もコンシューマー初移植のPCE版以下
  • キャラデザの改悪。上の邪神は初期案だが、変更後も全体的にミスマッチな物に
等々、挙げていくとキリがない。

これらのアドルはファンからは「邪神アドル」と呼ばれ、恐れられている。


原作ゲームにおけるアドル

所謂、見下ろし型の2DアクションRPGであったが、6作目の『VI』より3Dへと進化を遂げた。
2D時代は剣を抜いて「敵に体当りする」ことで攻撃を行うというシンプルなシステムであったが、
敵キャラと半キャラ分ずらして攻撃すると相手を突き飛ばし、自分はノーダメージという、
通称「半キャラずらし」と呼ばれるテクニックで、高いゲーム性の獲得に成功した。
当時のゲームはとにかく(理不尽なまでの)高難易度化を辿っており、そのような極めて難しいゲームを自力でクリアできるプレイヤーは、
ゲームを自力でクリアした事自体を誇りにできるほどだった(「ゲームクリア認定証」なんてものが本当に存在した)。
そのような高難易度化の極地と言われた『ロマンシア』を開発したファルコムは、次作『イース』で従来の方針を転換。
「RPGは難しさからやさしさへ」をキャッチフレーズに、「ストーリー性重視で誰でも解けるCRPG」を目指して製作したのである。
ゲームクリアに要する時間は短く、周回プレイに明け暮れた挙句に最上級難度を縛りプレイする猛者も多い。
このような遊び方ができるのも、ひとえに「普通にやればクリアできる」という安定した難易度設定で製作されたからである。
エンディングを見るだけでも超絶スーパープレイが必要だった時代とは違うのだ。

また、3D対戦ゲームとなった番外編『イースvs空の軌跡 オルタナティブサーガ』では、
スタンダードな性能と高い水準のステータスを持つ、器用万能型のキャラとなっている。
その癖の無い操作性や、一部性能がぶっ飛んでいる上位キャラ相手にも十分闘える性能から、
初心者から上級者まで広く使用されている。


MUGENにおけるアドル・クリスティン

暗黒内藤氏が製作したものが3体存在している。

+ 『イースV』ドット版
  • 『イースV』ドット版
『V』のドット絵を用いて製作されているが、『III』及び『フェルガナの誓い』で登場したリングアーツや『VI』で使われた剣魔法、
『オリジン』で搭載されたバースト攻撃など、今までのシリーズで見せてきた多くの攻撃手段を使えるようになっている。
ボイスは『VII』及び『イースvs.空の軌跡』のものが使われているが、
「喋るアドルはアドルじゃない」という人の為に、ON・OFF機能も搭載されている親切設計。
ブーストモード発動時では、原作同様の凄まじいごり押しが可能になっており、イース経験者はにやりとする事間違いないだろう。
現在は公開停止。下記の『フェルガナの誓い』版と差異が無い為との事。

+ 『フェルガナの誓い』版
  • 『フェルガナの誓い』版
グラフィックを『フェルガナの誓い』のプリレンダリング画像に変更したバージョン。
アクションや操作がより『フェルガナ』準拠になるなど、技の発生等ドットverと比べて細かな差異がある。
ドット版との大きな違いは、投げ技として『VII』のスキル「星方陣」が搭載されている点である。
但し、原作の様に高性能高威力ではない。が、コンボに組み込める為なかなか便利な技である。
また試合中には専用BGMとして「翼を持った少年」が流れ(設定でOFFにも可能)、
更に音源をPC88・MSX2・X68K・PCE・MD・FC・SFC・PS2・フェルガナの9種から選べる豪華仕様。
当然SFC版ならパペパプー、PS2ならニャニャニャニャーとなり、この2種音源を選択しているとカットインが上記の邪神に変貌する。

AIは未搭載だが製作は自由となっており、ちゃんこ氏によるAIパッチが2016年8月31日に公開された。
4段階のAIレベル、5段階のフラッシュガード頻度、ブーストの使用可否を設定可能。
基本的にあまり飛ばず、魔法を織り交ぜつつ地上からの剣攻撃によるコンボを狙ってくる。
AIレベルが高いほど動きに無駄がなくなり、レベル4ではダッシュキャンセルからの永久を狙うようになる。
永久の精度も4段階で設定可能(設定でOFFにも可能)。

+ 『セルセタの樹海』版
  • 『セルセタの樹海』版
上記の「フェルガナの誓い」のアドルのスプライトを元に、
『セルセタの樹海』のスキル(必殺技)やEXスキル(超必殺技)で再構成されたバージョン。
アクションゲームの原作に近い性能の上記2キャラと違い、こちらは格ゲー仕様で製作されており、
『フェルガナの誓い』版に比べアドル本体のアクションも増え、エフェクトも一新されている。
ボイスも梶裕貴氏のものになり、ポートレートやカットインも『セルセタの樹海』のアドルになっている。
仕様は 弱攻撃、中攻撃、強攻撃、投げ、フラッシュガードの5ボタン式で、2段ジャンプと空中ダッシュを搭載している。
原作ではSP(スキルポイント)を消費してスキルを使用するが、SP消費10と20のものは無制限の通常必殺技として搭載されている。
SP消費40のスキルはゲージ消費のEXスキルに格上げされており、特に原作でのぶっ壊れ技「オーラフェンサー」はそれなりに弱体している。
原作のEXスキルは「ソルブレイカー」と「アークストライク」の2種類があり、アクセサリを装備する事でしか「アークストライク」は使用出来なかったが、
2つともゲージ消費で(消費量が違ってくるが)使用出来る。
また原作でもあったスタンシステムを搭載しており、投げとEXスキル以外の攻撃を当てる事でスタン値を蓄積でき、
攻撃を当てた時にスタン値が満タンになると相手をスタンさせる事が出来る。

AIは未搭載だが、>天<氏、ちぃたま氏によるAIパッチが公開されている。
前者はAIレベル、超反応スイッチ、ライフ回復、ゲージ回復がそれぞれ設定出来る。
ライフ回復&ゲージ回復はAIパッチ側で追加されたもので、キャラ本体には無い。
>天<氏AI
ちぃたま氏AI

出場大会



*1
アドル自身の描写について本文中で触れたので、こちらでは『イース』というゲーム全体の仕様について。
元々この作品は古いPC作品であった事から無声であり(そもそもゲームにまともな声が付くようになったのは記録メディアがCDROMに移行してからである)、
ファルコムによるオリジナルにおいてはシリーズ展開がWindowsに移行、更にはCDROM採用後もこの仕様が続いた。
一方、CDドラマ等では当然独自のキャスティングによる声優が当てられ、他社が担当した家庭用移植版(PCエンジンCDROMROM以降)でも声優が付いた。
その後、ファルコム自らPSPにてシリーズ展開するようになり、
それらPSP作品(Win版から引き続き無声のままだった『I&II』を除く)及び並行して制作されたドラマCDでは、
統一されたキャストが採用されているため、これが現時点での公式CVであると言える。
なお、このキャスティングに関してはそれ以前の作品に関わった声優を多く起用している事が公言されており、
特にアドルやドギなど一部キャラは、既にそれらにおいて同じ役を演じた事がある声優が当てられた。


最終更新:2024年03月28日 09:01