ジーノ


「僕は、天空の使者! そして星を追う者!
 その星の欠片は、みんなにとって大事な物だ。返してもらうよ。」

任天堂とスクウェア(現スクウェア・エニックス)が共同制作した『スーパーマリオRPG』に登場するキャラクター。Godzilla In Name Onlyの略語ではない。
ラスボスのカジオーによってバラバラにされてしまったスターロードを直すために夜空の世界からやってきた存在。
こちらの世界で行動するために、ローズタウンにある宿屋の息子トイドーお気に入りの人形に精神を宿らせる
「ジーノ」というのはその人形の名前から取ったもので、スター語での本名は異なるがマリオワールドでは発音しづらい名前らしい。
ジーノ人形>>>越えられない壁>>>マリオ(11:46~)
加入イベント再現手描きアニメ
共同制作しておいて、マリオを自開発側のオリジナルキャラの踏み台にするスクウェアは実に良い根性をしている。
その後、任天堂とスクウェアの間に冷えた空気が流れ込んだのとは関係ない…と思う、多分

ストーリー上では「ハナチャンの森」にてマリオマロと出会い、彼の使命に同意して二人目の仲間となってくれる。
彼との出会いによって本作の旅の目的が明確に定まるので、作中におけるキーマンと言える存在である。
冷静沈着な性格と少しキザな喋り方が特徴で、攻撃そのものも指先や腕から放つ銃弾やビームなどヒーロー然としている。
果ては輝く円盤カッターを投げたり、空へ指令を送りレーザーの雨を降らせたり、自身が砲台へ変形して巨大な閃光弾を発射する等ロマン溢れるボディ。
ちなみに素手で使う攻撃はロケットパンチ

+ エンディング(ネタバレ注意)
無事にスターピースを全て取り戻した彼は、マリオ達に別れを告げ満足気にスターロードへと帰還する。
トイドーが大切にしていたジーノ人形の姿を残して…。
エンディングの曲名も「さよならジーノ…~星の窓から見る夢は~」となっている。

+ 外部出演
現在も国内外問わず人気のあるキャラクターであり、
後の『マリオ&ルイージRPG』にもミニゲームのチョイ役として登場した(3DSリメイク版では残念ながらジーノはカットされている)。
ただし『マリルイ』のジーノは単なるミニゲーム解説役の人形なので、口調は似ているがあの「ジーノ」本人ではないと思われる。
また、エンディングクレジットにはジーノの版権をスクウェア・エニックスが有している旨が記されている。
ちなみにこの『マリルイ』製作元のアルファドリームは、元マリオRPGスタッフの一部が立ち上げた会社の一つである。

大乱闘スマッシュブラザーズ』シリーズでは、
4作目の『for』に『FF7』のクラウドが参戦した縁でMiiファイターコスチュームとして登場。
本人が参戦したわけではないが、見ようによってはマリオピーチクッパ(ついでにヨッシー)と再び共演したと言えるだろう。
次作『SP』でもMiiコスが続投した他、レジェンド級スピリットとしても登場している。
ちなみにディレクターの桜井政博氏は「ファイターとして『X』の頃から参戦させたかった」とニンテンドードリームのインタビューで語っている。

版権的に今後の『スーパーマリオ』シリーズ出演は難しいと思われるが、『いただきストリート』や『MARIO SPORTS MIX』など、
任天堂とスクエニのコラボは今でも時たま行われているので、その内ジーノにお呼びがかかる事もあるのかもしれない。
そして2023年11月、待望のリメイク版が発売されたため今後の出演に期待である。

ちなみにマリオ関連でディディーコングキングクルールなどのレア社生まれのキャラは、
レア社がマイクロソフト傘下になる際に任天堂が権利を取得したため問題なく任天堂ゲームに登場している。
もしスクウェアとの絶縁前にジーノらの権利を取得していたらマリオの歴史はどうなっていたのだろうか?
それともこの経験からディディーらの権利取得を行ったのだろうか


原作での性能

戦闘では直接攻撃・魔法攻撃・味方補助を使用できる万能タイプ。
レベルアップボーナスをバランスよく振ったタイプ+最強装備で比べると、
魔法攻撃がトップで物理攻撃力もアクセサリー抜きなら最上位層に匹敵する。
また、素早さも味方中トップなので、多くの場面で先手を取れる。
最初は脆いのだが、レベルアップで終始防御が伸び続けるため、マロピーチに毛が生えた程度の防御は最終的にクッパを追い抜きトップに立ってしまう。

スペシャル技も、味方の攻撃力と防御力を一度に上げられる「ジーノウェーブ」や、
タイミングが合えばザコ敵(+とあるボス一名)に9999ダメージを叩き出す「ジーノカッター」など強力なものが多い。
装備が弱かったり燃費が多少悪いのが玉に瑕だが、それでもお釣りが来るほど便利なので問題無い。
マロと違い攻撃魔法は全て無属性なので相手を選ばず、全体技なんかはむしろ燃費が良い部類
(参考までに、マロの「ユキやこんこん」が威力40・消費FP12、ジーノの「ジーノブラスト」が威力50・消費FP12)。

武器は腕に組み込まれた銃ロケットパンチ。防具はマントとなる。大概ばっちぃパンツ履いてるけど
というかよく見るとこの人、裸にマントな出で立ちであるが、人形なので何ら問題はない


MUGENにおけるジーノ

+ 達氏製作 手描きドット
  • 達氏製作 手描きドット
マロの製作者である氏が自作ドットで製作したキャラ。
現在は海外サイト「MUGEN Database」にて代理公開されている。

原作と同様に中~遠距離戦を得意とする。ただし、近付かれた際の切り返しにやや困る。
タッグでジーノカッターが当たれば一発逆転が狙えるだろう。
ATKが1.5倍でゲジマシ状態になる「ダークジーノ」という特殊カラーもある。
AIは11段階のものがデフォルトで搭載されている。
参考動画

+ 必殺技説明
必殺技 コマンド
フィンガーショット (↓\→ x)(空中可)
ハンドガン (↓\→ y)
ハンドキャノン (↓\→ a)

超必殺技 コマンド 備考
ジーノビーム (↓\→↓\→ x)(空中可) 1ゲージ。チャージ技。星が三つ溜まるまでxボタンを押し続けて離すと威力が上がる。
威力の変化は三段階。撃つまでずっと押し続けていると逆に威力は下がる。
ジーノウェーブ (↓/←↓/← x or y or a) 1ゲージ。そのラウンドが終了するまでatkを1.5倍にする。
ジーノカッター (↓\→↓\→ y) 2ゲージ。当たればほぼ一撃必殺の9999ダメージ。ただしその分隙は撃つ前撃った後共に大きく、
対人戦では相手がミスしない限りまず当たらない。
おまけに相手はガード可能。非常にギャンブル性が高い技。
ジーノブラスト (↓\→↓\→ a) 3ゲージ。チャージ技。星が三つ溜まるまでaボタンを押し続けて離すと威力が上がる。
威力の変化は三段階。撃つまでずっと押し続けていると逆に威力は下がる。
相手が何処にいても相手の所に落ちるという優れもの。

Superteletubbies64氏による改変版も公開されている。
こちらは現在も入手可能。

+ Teixeira's Mugen氏製作 JUS風ドット
  • Teixeira's Mugen氏製作 JUS風ドット
こちらも手描きのジーノで、『JUS』風ドットで作られたちびキャラ
コンボ性能は高く、飛び道具も優秀。
超必殺技は「ジーノブラスト」や「ジーノフラッシュ」など広範囲攻撃が多い。
AIは未搭載。
DLは下記の動画から

+ 高崎舟氏製作 スーパーマリオRPGドット
  • 高崎舟氏製作 スーパーマリオRPGドット
『スーパーマリオRPG』のドットを用いたジーノ。
フィンガーショットやスターガンなど原作に登場した通常攻撃や、
ジーノビームやジーノブラストといったスペシャル技での攻撃、ジーノウェーブによるバフが可能。
また、タイミングよくボタンを押すと技性能が上がる「アクションコマンドシステム」、
予め用意されたアイテムを使用すると一定確率で消費されない「当たり」システムが再現されている。
流石にジーノカッターは威力を自重しているが、それでもアクションコマンドを成功させると大ダメージが狙える。
この他に、ランダムに設置した人形(マリオ、ピーチ、クッパ、キノピオ)に星の力を宿らせることで、
一定時間アシストキャラとして援護を受けることができる。
AIは当初未搭載であったが、2023年10月24日の更新により搭載された。
技紹介動画(1:55~)


また、ジーノ本人ではないが、timote95氏がジーノのコスプレをしたガーフィールドを製作している。
なんで両者を組み合わせたのかはわしにも分からん・・・・。腕が伸びるってそれマロだし勝利ファンファーレはカービィだし
参考動画


「サァ!行こう。」

出場大会

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最終更新:2023年11月25日 21:20