アントマン


アントマン(マーベル)


+ 日本語吹替声優
  • ヘンリー・ピム
吉田真澄
『アベンジャーズ 地球最強のヒーロー』
増谷康紀
『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
御友公喜
『マーベル・シネマティック・ユニバース』
岡哲也
『マーベル アントマン』(ハンク・ピム名義)

  • スコット・ラング
阪口周平
『アベンジャーズ・アッセンブル』『マーベル アントマン』
木内秀信
『マーベル・シネマティック・ユニバース』

マーベルコミックスに登場するスーパーヒーロー。初出は1962年の『Tales to Astonish #35』。もう半世紀以上前になる。
アベンジャーズの一員である。
バロム・1に登場する戦闘員ではない。

本名はヘンリー・ピムDCの人と同様にハンク・ピムとも)。身長182.8cm。体重86.1kg。
自ら発見した「ピム粒子」によって体を縮小する事に成功、さらにと意思疎通を可能にするヘルメットを製作し、
ヒーロー「アントマン」として活動する。後に体を逆に拡大した「ジャイアントマン」、その他「ゴライアス」「イエロージャケット」を名乗った事もある。

元はヒーローコミックスでなくSFコミック出身で、体を縮小化したは良いものの、
元に戻れなくなってしまった科学者が、に助けられ体を元に戻す短編の主人公だったが、
人気が出たため連続シリーズの主人公となった。

能力は前述の通り身体の縮小・巨大化能力と蟻を操作する能力だが、それ以上に科学者としての知能が最大の武器である。
アイアンマンMr.ファンタスティックDr.ドゥームの三人と並んで宇宙でも有数の頭脳の持ち主なのだとか。
とはいえアイアンマン達と比較すると微妙に劣るようで、
アイアンマンとMr.ファンタスティックの会話に付いていけずにストレスを溜めたり、
本人も「自分はリードやトニーと比較すると劣る」とはっきり明言した事もあった。
一方で宇宙の超存在からは、地球最高の科学者として「ソーサラースプリーム(至高の魔術師)」の対となる、
「サイエンティストスプリーム(至高の科学者)」と認定されてもいる。
上記のように元が単なる一科学者であるためかヒーロー活動に対する精神的な重圧も大きく、
心理的抑圧などから問題行動を起こす事が度々あり、彼が製作したアンドロイド「ウルトロン」が敵に回って大惨事を引き起こしたり、
自分が優秀だと周囲に認めさせるためこっそりアベンジャーズ襲撃用ロボットを開発し、そいつを自分がやっつけるという自作自演計画を立てて、
止めようとした妻のワスプに暴力を振るったりマーベルユニバース切ってのトラブルメーカーとして悪い意味でも有名である。
切っての、と言う割に他の例が多すぎる?実に困った事だが本当にそういう世界だ
長期シリーズを維持するためには、冷静かつ速やかに事態を解決する盤石なヒーローよりも、
事態を引っ掻き回して物語に波風を立てる問題児が必要とされたという舞台裏事情もあろうが……嗚呼、古参はつらいよ。
1977年にはあのゴジラを縮小して捕獲に成功しているが、案の定取り逃がし『ゴジラ対ドブネズミ』や『ゴジラ対強盗』等の珍対決を実現させてしまった

後に、以上のような過去にやらかした事のあるヒーロー(他にはクイックシルバーやスピードボール)として集められて、
逆に失敗した経験があるからこそそれを正しい方向に生かしてほしいと若手ヒーローの教育機関であるアベンジャーズアカデミーの講師を務めていた。
実際自身の経験を反面教師にしつつ、苦労しながらも教師役を務め上げており、生徒にとっても、そして自分自身にとっても道を示す事が出来ている。

ピムの他にも、装備と名称を引き継いだ二代目アントマン(スコット・ラング)、三代目アントマン(エリック・オグレディ)が存在する。

また、スクラル人による大規模侵略『シークレット・インベーション』において、元妻のワスプが人間爆弾にされてしまい、
起爆する前にソーの手によって命を絶たれた際には、彼女の遺志を継ぐべく暫くはピムがワスプを名乗っていた時期もある。
後日、実は別次元に飛ばされていたワスプの生存が確認され、無事救出されると、ピムはワスプの名義をやめアントマンに戻っている。
誰かが死んで名義を別の人が受け継ぐけどやっぱり生きてて元の木阿弥ってアメコミそんなのばっかりだな!

その後、ウルトロンと融合してピムトロンという形態になり、まだまだ迷惑をかけ続けている……。

+ 『ディスクウォーズ』では
アニメ『ディスクウォーズ:アベンジャーズ』ではワスプ(ジャネット・ヴァン・ダイン)がレギュラーキャラとして登場しているものの、
ハンクの方は姿が影も形も見られずマッコイの方ならいきなり出てたが
「ハンク?…いえ、知らない人ですね」といった状態が長らく続いていたが、3クール目後半にしてようやく登場を果たした。

アベンジャーズで巨大化ヒーローのジャイアントマンとして活動していたが、
ワスプを助ける為に無理をしたため巨大化すると激痛が走るようになってしまい引退。
科学者の本分に戻っていたが、原作通り自分が作ったウルトロンが暴走してしまう。
そこから紆余曲折ありながらも、トニーの励ましを受けて彼はウルトロンを停止させるウィルスプログラムを作成。
自らも激痛を押してジャイアントマンに変身、オメガウルトロン(巨大ボディとなったウルトロン)と取っ組み合いを敢行し、
ウィルスを進入させるまでの時間稼ぎを行い、見事ウルトロンを停止させた。

+ 実写シリーズのアントマン

アイアンマン』から連なるMCUシリーズでは、ハンクではなく2代目のスコットが「アントマン」として登場。
初代であるハンクはかつてアントマンとして戦った老科学者という位置付けになっている。
二人とも、形は違えど「最愛の家族と距離がある」「悪い人間では無いが周囲を顧みない変わり者」という面が強調されたキャラ付けになっている。

能力はコミックと同じく、ピム粒子による自身を含む物質の縮小/巨大化(ただし自身の巨大化は負荷が大きく、最悪その場で失神してしまう)。
この能力を活かしたユーモラスで大胆な映像が大きなウリの一つになっている。
また、これまたコミック同様の蟻を操る能力も持っており、閉所への潜入や物資の運搬、羽蟻に乗っての移動ができる他、
予め動きをプログラムできる特性を利用してアリバイ工作に使った事もある。

デビュー作『アントマン』では、ハンクが厳重な警備の敷かれた家に忍び込んだスコットの腕を見込んで2代目アントマンに任命し、
ピム粒子の悪用を目論むイエロージャケット/ダレン・クロスと戦った。
その後『シビルウォー/キャプテン・アメリカ』ではキャップ側の援軍としてゲスト参戦し、
縮小・巨大化能力を生かして戦場を引っ掻き回す活躍をしたが、投獄されてしまう。

主演第2作『アントマン&ワスプ』では獄中からこそ出られたものの厳しい監視下で軟禁生活を送っていたが、紆余曲折を経てヒーロー業に復帰。
ハンクの娘である2代目ワスプ/ホープ・ヴァン・ダインとバディを組み、謎の敵ゴーストや武器ディーラーのソニー・バーチと戦った。
しかし、ラストシーンで同時期に起こっていた『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』の影響でスコットはただ一人量子世界に取り残されてしまう。

フェーズ3を締め括る『アベンジャーズ/エンドゲーム』ではなんとか量子世界を脱出した所、
外の世界ではそれよりも長い5年の歳月が経過している事に気付き、ヒーロー達の大反攻作戦「タイム泥棒作戦」の切っ掛けを作った。
なお、この際アントマンスーツが量産されている。俺が!俺達が!アントマンだ!

余談だが、アントマンがMCUに参戦したのは『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』の直後。
そのためウルトロンを開発したのがハンクではなくトニー・スタークとなっており、
MCUにおけるトニーの「意図せずとも直接的、間接的に事件の原因を作ってしまう」というキャラを助長する結果となった。
そのため一部ファンからは「ハンクがトニーに罪をなすり付けた」などとネタにされる羽目に。なんでや!


格闘ゲームにおけるアントマン(マーベル)

アントマンとしての出演ではないが、デコ制作の『アベンジャーズ・イン・ギャラクティックストーム』にジャイアントマンとして出演。
プレイアブルキャラではなくアシスト専門だった。でかすぎるので画面に入り切らず、巨大な手首が現れて敵を攻撃してくれるという、
何故プレイアブルキャラから外されたのか一目瞭然の仕様である。
このゲームのアシストキャラはアイアンマンソーヴィジョン、ジャイアントマンという一軍クラスの豪華な顔ぶれ。
むしろこいつらが前線で戦うべきだ。

ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』にも出演。
プレイアブルではないが、ホークアイのLV3専用ハイパーコンボで登場、彼の矢の着弾後に援護攻撃を行ってくれる。
性能はレベル3HCらしくダウン拾い可能かつ補正を無視するので当てれば確実に43万ダメージを与えられる。
ホークアイ自身はゲージ効率が良くないので狙いづらいが、絶対に倒し切りたい時にはコンボの締めにダメ押しで使おう。

このようにプレイアブルキャラとしての出演には恵まれず、
同じような能力を持つDCのヒーロー、アトム(でもこの人でもない)が『インジャスティス2』に参戦
(通常は人間大で、技によって大きくなったり小さくなったりする)し、先を越されてしまったりもしているアントマン。
有名キャラや格ゲー映えするキャラが多数競合する格闘ゲーム界において彼が参戦するのは果たしていつになるのやら。


MUGENにおけるアントマン(マーベル)

Arkady氏によるものが存在する。MUGEN1.0専用で、『MVC』風仕様の6ボタン方式。
WinMUGEN対応バージョンも存在し、そちらは「The Mugen Multiverse」の「Request Your Win-Mugen Patches Here」というフォーラムにて公開されている。
スプライトの素体はサイクロップスの様である。二代目の名前とサイクの本名が同じだからだろうか
流石に常時縮小状態で戦うと問題があるので、普通の人間サイズで戦うキャラになっている
(ちなみに前述のDCコミックのアトムが参戦した『インジャスティス2』は2017年発売。
 Arkady氏製アントマンはそれ以前からの公開なのでキャラ製作の参考元ではない)。
原作では小さいかでかいかどっちかなのだが、これは格ゲー移植にあたってやむを得なかった所なのだろう。
ジャイアントマンとしてアポカリプスサイズで戦うわけにはいかなかったのだろうか

必殺技で大きくなったり小さくなったりして攻撃する事は出来るが、変身している時間の分だけ無茶苦茶出るのが遅い。
ゲージ技でイエロージャケットの姿で突進する技もあり、歴代ピムの要素を多く再現している。
アシストキャラとしてジョカスタを呼ぶ技があり、さらにゲージ技ではウルトロンを数体呼び出して攻撃させる。
誰かこの男を止めろ。

AIは搭載されていない。厳密には起動用の設定とvar(59)の準備はしてあるのだが、AIが起動したらどう動くのかの記述が無い。
Colosse氏によるAIパッチが存在し、現在はhamer氏によって対応する本体同梱で代理公開されている。
また、カサイ氏によるWinMUGEN対応バージョンに対応したAIが2020年10月17日より公開中。
巨大化したかと思えば縮小したりと目まぐるしく動いて相手を翻弄しつつ、下段技から始動するエリアルコンボで体力をゴッソリ奪い去る、
非常にアグレッシブな立ち回りを見せてくれる。
Colosse氏AI(5:10~)

その後、2015年12月11日に大幅な改変がされたセカンドバージョンが公開された。
「The Mugen Multiverse」や「infinity mugen team」のフォーラムで公開されていたのだが、残念ながら現在はデータが消失している。
上述のアシストキャラやウルトロンによる攻撃が削除されてしまい、若干地味になってしまった感があるものの、
相手を縮小させる光線や、一定時間透明化するSneak Modeなどが代わりに搭載されている。
また、演出も氏独自のコンプゲー風のものに変更されている。
こちらもデフォルトAIは未搭載。
紹介動画(公開先のURLは古いものなので注意)

出場大会

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アントマン(超人バロム・1)

1972年に放送された東映の特撮作品『超人・バロム1』に登場する、悪の化身ドルゲの使役する戦闘員。アベンジャーズの一員ではない。
所謂ショッカーの覆面戦闘員などから連なる、“悪の組織の戦闘員”の系譜である。

白黒ツートンカラーの全身タイツ姿が特徴であり、顔には目も鼻も口もない。
外見的には全身の黒地に白色の渦巻きが描かれており、劇中ではそれを地中を潜るドリルとしても用いている。
仕えるドルゲ魔人の特徴を表している場合も多く、顔面が髑髏になっていたり(ホネゲルゲ配下)、
タコ足(タコゲルゲ配下)やキバ(キバゲルゲ配下)といった装備を手に装着しているアントマンも登場している。
その他、渦巻きが虹色のリーダー格のアントマンも存在し、ドルゲ魔人の代わりに一般アントマンの指揮を行なうケースもあった。
劇中では攫った人間がアントマンにされる描写が存在しており、定期的に人間を改造して数を増やしていると思われる。

(以上、Wikipediaより一部抜粋、改変)


MUGENにおけるアントマン(超人バロム・1)

バロム・1も製作したgoogoo64氏によるアントマンが存在。画像が原作映像のキャプチャと思われる。
プレイヤー(orAI)が操作するリーダーを操作する形式で、時間が経つごとに自動的にアントマンが増えてゆき、
画面上に存在するアントマンの数に応じて技の発動条件が変化する場合もある。
原作では単なるやられ役の戦闘員だったが、MUGENではそんなことは全くなく、
縦や横に並んで敵を攻撃したり、巨大化して遥か上からパンチをお見舞いしたり、巨大なに変身したり、
渦地獄を発生させて自身のライフを回復&ゲージを溜めるなど、
むしろヒーローや怪獣系統のキャラが大いに苦戦するレベルの強敵に仕上がっている。

出場大会

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未分類大会情報

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最終更新:2021年12月14日 14:16