マリア・ラーネッド

「マリア、へいきだもん!」

『悪魔城ドラキュラX 血の輪廻』の登場人物。
続編の『月下の夜想曲』や、『ジャッジメント』『ギャラリーオブラビリンス』『Harmony of Despair』にも出演している。
CVは『血の輪廻』では鉄炮塚葉子、『月下の夜想曲』では横山智佐、『Xクロニクル』では石毛佐和
『ジャッジメント』及びラジオドラマ『追憶の夜想曲』では松来未祐、『Harmony of Despair』では斎藤千和と、
『ジャッジメント』と『追憶の夜想曲』で松来氏が2度演じた事以外は出る度に中の人が変わっている(ちなみにアルカードも『ジャッジメント』と『追憶の夜想曲』で同じ配役)。

ベルモンド家の遠縁にあたる女の子。『血の輪廻』の時点で12歳。
姉と慕う*1アネットが復活したドラキュラ伯爵に捕らえられたと知り、
単身悪魔城に救出に向かうも、自らも敵に捕まってしまう。
ゲーム中では、ステージ2の隠しルートで捕らえられている彼女を助けることで、
それ以降プレイヤーキャラクターとして使えるようになる。

様々な動物とともに戦い、特に四聖獣(玄武青龍白虎朱雀)の力を使った攻撃を得意とする。
……欧州人の彼女が、何故東洋の四聖獣の力を使役するのかは謎である。

これまでゴシックホラー調のビジュアルデザインで纏められていた悪魔城シリーズに突如出現した金髪巨乳ロリっ子。
『血の輪廻』のアニメ調のキャラクターデザインのなかでも一際浮いており、これまでの悪魔城ファンを著しく困惑させた。
そのため彼女を嫌う悪魔城ファンも一部にはいるが、『血の輪廻』の全体的な完成度の高さや、
後述する彼女のあまりにぶっ飛んだ性能から、シリーズ通じてもかなりの人気キャラである。


ゲーム中の性能

ほぼ全ての面でリヒターを上回っている 完全上位互換キャラ
具体的に挙げると…
  • 機動力が高く、二段ジャンプ、スライディングなどが使用できる。
  • 通常攻撃が飛び道具で、連射が効く上に威力も高く、 攻撃判定を残したまま自由に動ける
  • コマンド入力で出せるガーディアンナックルが異常に強い。これで3回殴るとボスは死ぬ。ありえん(笑)
などなど。
「悪魔城シリーズの中で一人だけ別のゲームをやっている」と言われる事も……

後の悪魔城シリーズではドゥエやらムッムッホァイやら変態高速移動法が登場するのだが、
そんなものがまだ存在しなかったステージクリア型の悪魔城を異様な速さで駆け抜け、
しかも特にパワーアップやスキル獲得の必要もなく、ゲーム開始直後から最強の能力で粉砕する。
一応、防御力が低いという弱点もあるが、機動力が高く、食らい判定が小さく、
基本攻撃である鳩の攻撃判定がちょうど対空っぽく使える位置に出てくれて、
そもそも敵が攻撃範囲に入る頃には死んでいるため、特に弱点にもなっていない。
完全なるバランスブレイカーであり、『血の輪廻』のバランスを一人で崩壊させてしまった。
おそらくは初心者救済用として用意されたキャラクターなのだろうが、 いくらなんでも強くしすぎである
そのあまりの強さにリヒターの「最強のバンパイアハンター」という肩書きに(笑)を付けてしまい、
上記の台詞も「マリア、 兵器 だもん!」とプレイヤーに脳内変換される始末。
この強さでなぜ敵に捕まったのか、と首を傾げたくなるが、
リメイク作品『Xクロニクル』ではまだ無力であった時に暗黒神官シャフトによって捕らわれた際、
儀式によって秘められた力が目覚めたという後付設定ができた。開花していなかっただけで秘めてはいたのか……
ちなみにスライディングはヘッドスライディング。
イラストやゲーム中アニメ絵で見る限り戦闘力は結構ありそうなのだが、お構いなしに一番邪魔になりそうな滑り方で滑る。
まあひらひらスカートで普通のスライディングも難しいだろうし、
ドット絵を見る限り結構上半身を反らしながら滑っているようにも見えるので問題ないのだろう。
何より兵器だし。

悪魔城シリーズ通しても最強クラスのプレイヤーキャラであり、
『悪魔城伝説』から続く 「悪魔城シリーズは女性のほうが強い」 という路線を決定的にした張本人。
『悪魔城伝説』では約一名を除いて全員強かったため、「女性が強い」というのは火力方面だけの話だったのだが、
マリアは何から何まで無茶苦茶強い。
後の作品にゲスト出演する際にも、普通なら活動範囲が広くなった作風に合わせて新たなアクションを追加されそうなところを
(実際、リヒターはハイジャンプ・回し蹴り・スライディングキック・タックルが追加された)、
逆に バランス調整のため原作から性能を抑えられる という状態。
それでもファンから「不遇」「冷遇」と非難の声があがるわけでもなく、
「元が強すぎた」「全力で出演したらまたゲームが崩壊する」「他のキャラの立場が……」と納得されてしまう有様。

他の作品にもちょこちょこゲスト出演しているが、悪魔城シリーズの例に漏れず、キャラクターデザインが毎回変わる。
一応、『ギャラリーオブラビリンス』『Harmony of Despair』では『血の輪廻』と同じ格好なのだが、
『XX』『Xクロニクル』『ジャッジメント』では全く違う容姿となっている。
『月下の夜想曲』では17歳に成長した姿を見せ、新たなファンを獲得するのと同時に 一部の紳士たちを落胆させた あと乳が縮んだ。
『ジャッジメント』ではどう見てもミサミサである。
画像は左上から『血の輪廻』『XX』『Xクロニクル』『月下』『ジャッジメント』のマリア。
ロリ巨乳からつるぺた幼女に方針転換するなど色々と例外な『ジャッジメント』や時代が違う『月下』はともかく、
リメイクである『XX』や『Xクロニクル』でも相当違う。
まあ『XX』は雰囲気にあわせてイラストを変更しただけで、ゲーム中のドット自体はそれほど変化していないし、
そもそも『XX』のマリアはプレイヤーキャラではないので無理に華やかにする必要もない。
『Xクロニクル』のマリアに関しても、単にポリゴンで揺れる髪やスカートが再現しにくかったためにこのようなアレンジが加えられたと思われる。
また『Harmony of Despair』では、初期のデザインに近くなった。

+『ギャラリーオブラビリンス』への客演
『ギャラリーオブラビリンス』の主人公はベルモンド家ではなく、その親戚である『モリス家』の出身で、
リヒターは「ヴァンパイアキラーに宿る最後のベルモンドの記憶」という形で登場し、主人公である「ジョナサン・モリス」と一対一で戦う事になる。
戦えば「ヴァンパイアキラー」の真の力を解放し使用できるようになるが、クリア自体は戦わなくともできる。
このリヒターに勝利した状態でゲームをクリアすると、探索型悪魔城おなじみのおまけモードとして「リヒターモード」がプレイできるようになる。
『ギャラリーオブラビリンス』特有のシステムとして「2人の主人公を適時切り替えて動かすシステム」があり、リヒターのパートナーがこのマリアである。
ちなみに、『血の輪廻』は 1792年 で、『ギャラリーオブラビリンス』は 1944年
150年ほど(幕末現代ぐらい)時代が違うが、あくまでおまけモード専用のゲスト出演なので何の問題もない。
リヒターが鞭に宿る記憶として出演したなら、マリアは輪廻時代のリヒターのトラウマといった感じか。

性能は『血の輪廻』とは違い、完全上位互換ではなくそれぞれの特長を活かしてプレイする形になっている。
リヒターより移動速度は遅くジャンプは低い、リヒターにはハイジャンプがあるがマリアにはないなど、
機動力はリヒターのほうが上である。
だが通常攻撃の鳩は相変わらず範囲が広く、連続ヒットし連射も可能。
単発威力は低めだが、離れて撃ち続ければ大抵の雑魚は反撃を受けずに倒せる。
サブウェポンは『血の輪廻』と同様に「玄武・青龍・白虎・朱雀」の4種類。
だが、リヒターの「ナイフ・斧・クロス・聖水・グランドクロス」に比べればやや癖があり、何より通常攻撃が高性能すぎるので目立たない。
コマンド技には『血の輪廻』の頃にあったスタンド攻撃もしっかりとあり、相変わらず威力が高い上に攻撃を当てると HPを吸収する
……吸血鬼化してませんか? 実に馴染むぞッ!とか言い出さないか心配である。
ゲーム的に考えると、アイテムが使えないリヒターモードでは回復手段が限られているため重宝はするが…。
ただし、『血の輪廻』と違ってガーディアンナックルはマリアの真正面に守護精霊が現れて攻撃するため、攻撃範囲がかなり狭いという難点がある。

+『Harmony of Despair』
『Harmony of Despair』ではリヒターやシモン同様、ダウンロードコンテンツで入手する追加キャラクターとして登場。
MP効率の悪さや威力などから弱キャラと言われたものの、XBOX版ではアップデートによりそれなりの強さを得た。
……が 、PS3に移植された際にほぼアップデート前の強さに戻ってしまい ダントツの弱キャラ と化してしまった。
打撃属性オンリーの聖歌とは一体……(箱版では光属性がついている)
隠しキャラで最弱で金髪の幼女や某お手伝いロボットといい勝負である。

もっとも「他のキャラが強すぎるから、このくらいの弱さならオンラインで共闘感が出ていい」という意見も見受けられる。

+TAS動画におけるマリア
性能に反して、悪魔城動画の花形たるTAS関係では比較的地味な存在。
元の性能があまりに高すぎるせいか、TASでどんな変態的な動きをしようとも 「マリアならこのくらい普通だな」 と思われてしまうこと、
そして他の悪魔城TASの名物とも言える、バグを利用したシークエンスブレイクが無いのが原因と思われる。

マリアの出番は10:45頃から

参考動画:リヒター編

ちなみに、マリア編のEDは 公式 である
(同EDでドラキュラ伯爵が何故か「 またしてもベルモンドの血に敗れるのか… 」や「 ベルモンドの子孫よ、また会おう! 」と多少の矛盾が生じる発言をしているが)。

『月下の夜想曲』では、ジャンプのたびに ドゴオオ!! と凄まじい音を立てて天井に頭突きをかまし「鋼鉄の頭蓋骨」と呼ばれたぐらいで、
リヒターとの競演となった『ギャラリーオブラビリンス』でも、どちらかといえば目立っているのは上に落ちる変態リヒターのほうだった。
そのため、ヴァンパイア・ハンター一同の中では珍しく「変態」ではなく前述の「兵器」という表現が定着している。

「マリア、兵器だもん!」

……それでいいのか。
月下TAS。天上に頭をぶつけまくったり敵を踏みまくって倒す兵器 GoLTAS。ヘッドスライディングで敵を轢き殺す兵器

MUGENにおけるマリア・ラーネッド

Shadow099氏によって新mugen用に製作されたものが存在。デフォルトでAIも入っている。
原作通り、鳩や朱雀など飛び道具メイン。
ゲージに対する依存が激しいが、元の性能の高さもあってかなり強い。
どのくらいかというとキシン流と互角に戦えるくらい。 マリアさんマジ兵器。
+大会ネタバレ

都道府県対抗!全国一トーナメントにおいて、ランセレにて熊本の代表決定戦に登場。
OPのキャラ紹介の時点では無名故に同作品発のマクシームの影に隠れて目立たなかったものの、
ゲジマシの調整を味方につけてすさまじい攻撃性能を遺憾なく発揮。
代表決定1回戦にてジェダを破り、見事熊本代表となる。
そして、各都道府県の名産地による能力値の上昇において、DEF増加とゲジマシ加速を引き当てた。 これが全国代表の本当の恐怖の始まりだった…
続く県内2回戦にて、同じく勝ち上がってきた仮面ライダー1号と対戦。
そこには、加速したゲジマシによって 5ゲージ技から5ゲージ技につなぐ (マリアの最大ゲージ量は6ゲージ)というひどすぎる戦法を見せて1号を下すマリアの姿があった。
続く3回戦でも、 全画面ほぼガード不能のゲージ技の演出中にゲージを1.5本貯める という暴挙により、あの尖兵を破り、大将となった。おのれくまモン!

決勝トーナメントでもゲジマシの恩恵をいかんなく発揮。
開幕で猛攻を受けて追い込まれることもあったが、ゲージ技の連発に次ぐ連発で逆転し、次々と強豪の大将をなぎ倒して行く姿は紛うことなき兵器。
SUMOUですらブロック決勝と最終決勝ベスト8の2度対戦するも、いずれもゲージ技連発の前に屈したほど。
ラウンドを落としたのは名物補正が加わる前の熊本予選におけるジェダ戦。あとは準決勝(対ラオウ)と3位決定戦(対アブソリュート白レン)の2回のみ。
最終的に、熊本はベスト4という好成績を残している。
これまでニコニコ動画のMUGEN大会ではほぼ無名であったマリアを、一躍有名にした大会と言っても過言ではないだろう。


出場大会


*1
マリアはアネットを「お姉ちゃん」と呼んでいるのだが、実は2人に血の繋がりはない。
というか、他の女性たちにも「お姉ちゃん」、リヒターには「お兄ちゃん」と呼びかけており、
アネットに対しても同じように話しただけである。
いわゆる「ごきげんよう、お姉様」みたいなもの。それはマリア違いだ!
ちなみに、『Harmony of Despair』ではシャーロットを呼び捨てだったりする。

……が、リメイク作品『悪魔城ドラキュラXX』では本当に姉妹という事になっており、設定がいろいろとややこしい。
ちなみに、アネットはリヒターの恋人なので、この場合アネットとリヒターが結婚したら「お義兄ちゃん」ということにもなる。
本来の『血の輪廻』ではドラキュラ討伐後ベルモンド家の養子となる。つまり、これまた「お義兄ちゃん」ということに。

『XX』のマリアはこのように設定が『血の輪廻』から色々と変わっており(そもそも「マリア・ラーネッド」でなくなっている)、
プレイヤーキャラとして扱えなくなったため兵器ではなく普通の少女である。
グラフィックを使い回された同名の別人 という説まで出るほど。