巨大甲殻虫


『レンジャー4、巨大生物とは何か?』

『昆虫です!大きな昆虫です!』


サンドロット開発・D3パブリッシャー発売の3Dアクションシューティングゲーム『地球防衛軍シリーズ』の敵キャラクター。
シリーズ皆勤賞で設定などを一新した『3』にも登場する。まさに地球防衛軍を象徴する雑魚敵でシリーズの顔役といえる存在。
他にも雑魚には蜘蛛型やムカデ型、ドラゴン型、特撮怪獣型などがおり、これらを合わせて「巨大生物」と総称されている。
外伝作品の『INSECT ARMAGEDDON』(以下IA)においてもアリ型の敵は登場する。

その見た目はまさに巨大化したアリそのものである。大きさは高さだけで5m近くになり全長は約9m。
しかもやたらリアルに細部まで書き込まれており一見するとギャグにさえ感じられるほどの見た目である。
こんなのが何十体とビルを登ったりしながらこちらに向かってくるのだから恐ろしい。

見た目は確かに昆虫で、『1』の通信では完全にアリ扱いされ『3』のミッション1冒頭の無線(ページ冒頭のそれ)でも昆虫と称されているが、
実態はこの星に住む昆虫とは見た目が似ているだけで全く異なる生物だとされている。
そのためか『2』においてはすべて「巨大生物」で統一されアリとは言われない。
また、劇中で敵となるインベーダー(フォーリナー)の正体が全く明かされないため、
侵略者の正体はまさにこの巨大生物なのではとする説もある。
(少なくとも、地球人類の殲滅よりは巨大生物の繁殖と進化を優先しているような節があり、
 スカイリムのシャウラスのような家畜であるにしては巨大生物を収獲したり加工したりする場面も見受けられない。
 「奴らにとっては我々こそが駆除すべき害虫なのかもしれない」とフォーリナーの研究者が語る場面もある)
ただし、『IA』においては「かつて地球で繁栄していた昆虫種族が宇宙全体を支配して戻ってきた」という設定なので本当に虫の模様。

人間を餌としており、街中に現れては人を襲う。侵略者の輸送船(キャリアー)から投下されるパターンもある。
ゲーム中では民間人は齧られようが酸を浴びようが転ぶだけで、すぐ立ち上がって走り出すのは内緒だ。
さらに『2』及び『3』では地底に巨大な巣を作り上げそこで繁殖し、街中にアリ塚とでも言うべき巣の入り口を作り上げて現れる。
また、多数の変異種が確認されておりそれぞれが扱う能力は異なっている。
+巨大甲殻虫の種類とその能力について
  • 巨大甲殻虫
    • もっともオーソドックスなタイプ。通称「黒蟻」。武器は噛みつきと腹部から投擲する酸の二種類(タイプによって異なる)。この酸は「特殊合金がクリームのように」解けるほど強烈な酸で、さらにヒットすると動きが妨げられる。難易度によって飛んでくる粒の数とそれぞれの威力が変わり、最大難易度ではまさに雨のように降らせる。なお、酸の色は『2』以前では黄色だが『3』では国内版のみオレンジがかった赤色となっている。『3』では酸の粒一つ一つがとても巨大になっており以前のプレイヤーならば驚かされるだろう。また、『3』ではこの酸が「アシッド・ショット」という特殊武器として使用可能になっている。
  • 赤色甲殻虫
    • 通称「赤蟻」。まさに赤色の蟻。黒蟻に比べると足がかなり速く噛みつきの威力も高く耐久力も高いが、武器は噛みつきのみ。その性質上どちらかというとこちらの自爆の危険性が高まる敵。『1』『2』では海を泳ぎながらグレネードを投げることができ、しかも巨大生物は水に浮かないので沖合ならば噛みつきが届かないということを利用してアイテムを稼ぐことができた。『2』では他にも大量に押し寄せるミッションがありそちらでも稼ぎの対象である。
  • 飛行甲殻虫
    • 通称「羽蟻」。『2』にのみ登場。黒蟻の進化形で、素早い動きで空を飛んで酸を浴びせてくる。『2』における主力航空戦力の一角である。耐久力自体は黒蟻よりも低く、攻撃を当てると地上に一度降りるという特性もある。しかし機動力が高い上に機動が不規則で狙いをつけづらい。静止せずに攻撃するのもあって黒蟻と比べると遥かに厄介な敵。『4』ではスズメバチ型になっており、飛ばしてくる物も酸ではなく結晶質のニードルに変わっている。
  • クイーン
    • 通称「女王」。非常に巨大な姿で羽をもつが空は飛ばない。やはり酸で攻撃してくるが粒ではなく霧のように広がる酸で攻撃してくる。多段ヒットするため当たり方によっては一気に体力を削られる厄介な攻撃。特に『2』以降に登場する地底ステージでは壁に当たると跳ね返るというこちらの火炎放射器のような特性を持っているためむやみに突っ込んでいくとあっさり死亡する。『3』ではNPC殺しとして有名。
  • 戦甲変異種
    • PSP版『2』(以下『2P』)及びPSvita版『3』(以下『3P』)に登場。通称「金蟻」「ヤミちゃん」(後者は初登場ステージ名が「金色の闇」である事に由来する)。黒蟻の純粋な強化版で異常な火力・速度・数の酸攻撃と赤蟻並みの耐久力を持つ最強クラスの雑魚敵。と言うか、もはや「一匹だけ別難易度」とまで言われる事も。流石にヤバいと思われたのか、『3P』では耐久力と攻撃力が大幅に下げられた。
  • 赤装変異種
    • 『2P』及び『3P』に登場。通称「紅蟻」。こちらは赤蟻の強化だが動きが遅く陸戦兵の緊急回避に追いつけないほど。攻撃モーションも遅いので回避は容易だがヒット=死と言っても過言ではないほどの異常な攻撃力を持つ。耐久力もやたら高く最高難易度ともなると陸戦兵の兵器のうち一撃で倒せる武器は最高難易度クリア特典を除けば一つのみと言う異常っぷりである。そのため元となった赤蟻に比べると稼ぎには使われない…なんて事も無かったりする。全国のEDF隊員は化け物である。その後『3P』では耐久力と攻撃力が大幅に下げられ、しかも広範囲をカバーでき一撃で倒せるだけの威力を持つ設置武器が存在することからますます稼ぎの対象として利用されることになるのであった…。
  • ブル・アント
    • 通称、アリ。『IA』に登場する、本家における黒蟻ポジションの敵。ページトップの画像はコイツ。本家では上述の通り噛みつくか酸を発射するかのどちらかしかしなかったが、こいつは酸と噛みつきを使い分ける上に、地面に潜ってこちらの近くに瞬間移動したり、近くの車両を顎で掴んで投げ飛ばしてくるなどなかなか芸達者。また『IA』の敵全般に言える事だが、本家のアリより大分タフである。ただし酸は大きな塊を1発撃つだけとなっており、相対的な攻撃力は低下している。
  • メタリック・アント
    • 『IA』に登場する強化されたアリ。名前通り機械の身体を持っている。ブル・アントと行動は変わらないが能力が全体的に強化されており、金蟻ほどではないが中々厄介な敵。
  • 女王アリ
    • 『IA』におけるクイーン。本家と違い登場位置から移動せず攻撃してくる。性能はほぼ別物で、広範囲への酸攻撃の他にも噛みつきや巨大生物の呼び出しを行う。また、特定の部位を攻撃しないとダメージが通らないようになっている。遮蔽物のない地形も相まって、コイツ自身はともかく取り巻きが非常に厄介。

攻撃手段が酸であることや飛行する種類の存在など、同社がかつてゲーム化を手がけた漫画「鉄人28号」の影響が伺えるほか、
SFバイオレンス戦争映画「スターシップトゥルーパーズ」へのオマージュとおぼしき描写も多く、特に『3』ではそれが顕著である。
また、断末魔に非常に甲高い声を上げるのも特徴である(この音声はもともと『ギガンティックドライブ』というサンドロット開発の別のゲームの敵キャラが上げていた鳴き声を流用したものである)。

+そしてこのキャラとゲームを語るのに決して外せない話題

『何だこれは?蟻の体液か?うわっ!』


『さ……サンダー!!』


初代『THE 地球防衛軍』にて巨大生物との戦闘に向かったEDF隊員・結城。そこで彼は巨大生物の酸を浴び、無惨にも殉職してしまった。
このあたりの流れは無線で音声のみ聞こえるもので、実際に結城隊員の姿を見たプレイヤーはいない。
しかし数少ない名前が明かされる隊員の中で特に彼を印象付けているのはその通信の台詞である。
本来の台詞は「酸だ!」なのだが、声の調子や思いっきり伸ばしたせいで「サンダー」と叫んでいる風にしか聞こえず、
これが原因で彼のネタキャラとしての人気は加速し一部のプレイヤーからは「守護神」として崇められるほどにまでなった万丈目サンダー!!
現在、EDFファンの間で「サンダー」とは主に酸による攻撃で死亡することを指す(蜘蛛の糸による場合「イトダー!」になることも。甘ぁぁぁ~~い)。
誤解されがちだが「サンダー!」自体は断末魔ではなく、実はその後もわずかに生きており通信を入れてくる。
しかし、この台詞のインパクトが強すぎるためかそのあたりはあまり知られていない。
なお、巨大生物としか言われていなかった敵をはじめて「蟻」と表現したのも彼である。

『2』においては「サンダーボウ」という武器の開発者の名前が「結城博士」となっており、
最終形を完成させたのち行方不明になったことが武器説明で語られている。
攻略本では「結城隊員の兄弟」とされているがこの部分はメーカー非公式であり詳細不明。
また、この攻略本のカバーを外すと、本の表紙に「サンダー!!」と書かれている。

『3』は実質的に『1』のリメイクなのだが、こちらではレンジャー1所属の隊員となっており、また通信でも死亡した様子がない。
あるマップには「民宿 ゆうき」なるものが存在するが、彼との関連は不明である(しばしば「実家」とされMAD等では破壊の対象となる)。
海外版ではこの通信はただ「レンジャー1」となっており、結城の名前は出てこない。

『3P』では実写予告映像に結城隊員と結城博士の両方が登場…するのだが、何故か結城隊員を演じるのは黒人俳優。日本語吹き替え。
自らの所属していた部隊の佐藤海男隊長の死を見て、単身巨大生物に突撃していくが酸を浴びて死亡。
流石に台詞は「さ、酸だー!」だったがしっかりネタは再現してくれた。
ちなみに、このCMでは本名は「結城丈二」。いくらなんでも狙いすぎである。
(ライダーマンの本名と同じ。しかも正体はで片腕を失った 科学者 。勿論仮面ライダーなので 戦闘 も得意)
また、結城博士はウルトラマンネクサスで松永管理官役を演じる堀内正美氏が演じているのだが、
「全ての武器を捨てて話し合うのです」と主張しつつ、 こんなこともあろうかと 独自にペイルウイングを開発しているという、
二枚舌な人物となっていた。 妻の仇であるスペースビースト対策に開発していたのだろうか。


余談だが、EDFには他にもネタにされる台詞や空耳が多い。
『2』では蜘蛛型巨大生物と戦うミッションで女性が「死ぬ!糸に巻かれて死ぬんだよ!ハハハハハ!」とものすごい笑いを上げていたり、
『3』では冒頭の台詞の後レンジャー4隊員が「こっちへ来ます!」というのだがその台詞が「昆虫キモォス!」と聞こえたり、
同じく『3』で女王を発見して「大きい…」と驚く隊員の台詞が無線の雑音や抑揚のせいで「大きいねぇ!」と聞こえたり、
「罠です!敵は後ろです!」「背後は海…背水の陣か」「今更そんな情報がなんだと言うんだ!」など……。
特に主人公に対する扱いのひどさから
「本部は侵略者と手を結んで異常な戦闘力を持つ主人公を殺しにかかっている」というトンデモな説まで浮上するほど。
『2』にいたってはあるミッションをクリアするとオペレーターに「あの状況で生き残るなんて…なんで?ありえない…」などと言われてしまう始末。
どうやら勝つとも思わずに、人を戦線に投入したらしい(まぁ世の中には決死隊と言うのもあるが)。
主人公に対する扱いはストーム1も参照のこと。

また、『ロマンシング サ・ガ2』の台詞「アリだー!」とは一切関係ない。
しかしEDF関連の動画でこの台詞がコメントされることも多い。


MUGENにおける巨大甲殻虫

medesu氏によるものが公開されている。
いわゆるボーナスステージ的なキャラで、蟻を倒すごとにダメージを与えられノルマの数だけ倒せば勝利となる。

カラーによってタイプが変わり、黒蟻・赤蟻・金蟻・紅蟻が使える。
巨体に反して投げることが可能。しかし、その代償として複数の種類の蟻が同時に出せなくなっている。(タッグで混在させることは可能)
また、同時に出現する数や難易度も設定可能。
パラメータは細かく設定できるのでreadme参照。
それぞれ技は一つしかなく、ジャンプやガードも不可。そして画面をほぼ占有してしまうほどでかい。
設定次第ではただの雑魚で無双気分を味わえるが、難易度を上げれば原作並みの無理ゲーと化す。
特に最大難易度での各種パラメータがぶっ壊れている(mugenの一般的なキャラの体力は1000なのに対して黒蟻・体力:1700酸:140噛み付き:400 紅蟻・体力:19800噛み付き:7504)が、
これらは原作(『2P』基準)通りの数値である。気軽に絶望を味わいたい方はどうぞ。


(笑)氏による改変版も公開されており、こちらはカラーによってクリアに必要なノルマ数が変わるようになっている他、
同時に出現する蟻のタイプをランダム化させることや、
マザーシップからのジェノサイド砲の使用フラグ(狂クラスまでならだいたい死ぬ)の設定をすることが可能。
氏曰く、ボーナスゲームのようなものではなく、アリを本格的に殲滅しないといけないのが特徴とのことである。

『円盤から巨大生物が降下してるぞ!』

『平和だったんだ…お前たちが来るまでは!』


『こちら本部、巨大生物は強力な酸を吐くことが分かった。

アーマーをも溶かす恐ろしい武器だ、注意しろ!』


出場大会


その他