イヴ・ノイシュヴァンシュタイン


「残念だったな。お前が今相手にしているのが神だ」

「ウルトラジャンプ」誌で連載されていた今井神作氏の漫画『NEEDLESS』のヒロイン。
身長155センチ。髪の色は原作では黒色だが、アニメではトップの画像のように青色になっている。
ドラマCDでの声優は 斎藤千和 氏、アニメでの声優は 喜多村英梨 氏。

第三次世界大戦において各国から一斉に日本に打ち込まれたミサイルにより出来た巨大な汚染区域「ブラックスポット」内の教会で、
本作の主人公であり相棒のアダム・ブレイドと二人の保護者的存在であるギドと共に暮らしていたが、
ブラックスポット制圧を目論む製薬会社「シメオン」の刺客に襲われていたレジスタンスの少年クルス・シルトを助けた事で、
自らの過去にも深く結び付いた戦いへと身を投じる事になる。
一人称は「ぼく」。非常に物忘れが激しく、人の名前をよく間違える。また他者に田中、石田などと本名無関係にあだ名を付ける。
仲間のクルス、照山最次はすっかり彼女から付けられた「山田」「内田」の名前が他の者からも定着してしまっている。
彼女が本名で呼ぶ人は相棒のブレイド、彼の宿敵にしてシメオンの総帥であるアークライト含めごくわずか。
あとは大体「お前」「ヤツ」「あんた」「(自分が付けたあだ名)」呼ばわりである。
性格は快活で頭も回る。僕っ娘だが男勝りではなく、健康的な等身大の女の子から恋心を抜き取ったような性格。
それでいて計算高いしギャグキャラとしても強烈なボケとして動く。見た目にだまされてはいけない。
しかしどこか抜けており、漢字の読み間違えや言い間違いも多く、まともな会話をしたかと思えば、唐突なちぐはぐさも見せる。
「ぼくはイヴ・ノイシュヴァンシュタイン。長いからイヴ・ノイシュヴァンシュタインでいいよ」
「これぐらい日常茶飯事(にちじょうちゃめしごと)だよ!」「バカね。そんな事しても魔界から目薬よ」
「石の上にも残念!」「人間万事大王が馬」「絵に書いたポチ」「五十歩キャット
「能ある鷹は宗男ほぐす」「老いては小西早苗」「壁に耳あり正直メアリー
これら全て作中での発言である。本当に忘れた頃にこういう描写が飛び出すから困る。

作中での彼女については主人公であるアダム・ブレイド以上に出生や生い立ちに伏線が張られていた。
原作の漫画は2001年からの不定期連載を経て、2003年から長期連載しているが、
散りばめられていた伏線を少しずつ回収し、終盤になってようやく彼女の存在についての真実が大まかに判明した。
ちなみにこの『NEEDLESS』という漫画、作者が1998年の同人時代に発表したものを、
月刊誌『ウルトラジャンプ』でリメイク掲載しているので、所謂「超能力バトルもの」の中では実はかなり古参なのである。
アニメ化したのは2009年。そして、原作も2013年にめでたく完結している。

変身(ドッペルゲンガー)の能力を持つニードレスであり、質量が大きく異なる物以外ならどんなものにも変身出来る。
もちろん他人に変身するのも可能。自分以上に体格が大きくなければ余裕である。
ただし、エネルギー消費が激しいため、体力を維持するために1本5000キロカロリーを誇る、
「スーパーゲル状デロドロンドリンク」というゲテモノドリンクを愛飲している。
逆にエネルギーがあるなら多少の無茶も効く様子。戦闘では他者や地形に化けての奇襲から、
腕を鋼鉄化したりドリルにしたり(通称「ドリる」)増やしたり腹から生やしたり、
自他の傷の治療も出来る、などと非常に応用の効く能力である。
増やした腕を肩に乗せて「1人心霊写真」をしたり、手足の長さを自由自在に変える事も可能。
スタミナ切れを克服した状況では1対3の状況でも勝つほど純粋な戦闘能力も長けている。
というかスタミナ切れ以外の状況で敗北した事はほとんど無い。
必殺技は自分の腕を硬質化したりドリルに変化させて相手を殴る「 イヴキャノン 」。
両手を合わせて巨大なドリルに変化させて、全身できりもみ回転しながら突進する「 デッドリーメイルストロム

+ ニードレスとは?
ブラックスポットに住むうちに特殊な能力に目覚めた者達の事。
原理は脳の奥に眠っている人間の可能性が何かしらのショックで覚醒する事のようだが、詳しい事は不明。
作中では全能の神の力が破片のように沢山に分けられて人間に与えられたとされている(能力はフラグメントと呼ばれる)。
そのためか、作中でも能力が被る事は意外にも少なく、能力の中にも上位互換のある力があったりと奥が深い。
ニードレスの中には、上記のため己を神と称する者もいる。

元々はブラックスポットに住み着いた者達への侮称で「不要者」という意味。
(ブラックスポットとは不要なものや失敗作の廃棄場として使われていた汚染地区)
また、能力を持たないものでも環境への適応が多少見られ、病気への耐性や体力が上昇している節がある。

服装は非常に露出が多く下半身に至ってはであるが、動きやすさを重視しているためであり羞恥心自体は持っている様子。
ただし、本人はあまり全身を覆う服が気に食わないらしくセーターを着る→袖だけ千切る→無理やりノースリーブにしてしまうほど。
お腹のへその周りも布があるのが気に食わず、お腹の部分を破り捨てて、結局いつもの服と同じようにしてしまった。
ようは、はだかに近い服に手袋と靴下とふんどしを着ただけの服装が普段の彼女の服装である。
実はこの服装はアダム・ブレイドが好む服装なのだが、その事をアダムもイヴも意識していない。理由は原作を読めば分かる。

また、能力により 服も変える時がある。
この時は本気で戦闘する時の正装なのか、長袖でハイソックスに皮靴だったりする。
ちなみにこの服装は短編集『NEEDLESS ZERO』の中のNEEDLESS1.5と題されたエピソードのアダム・ノイシュヴァンシュタインが元ネタ。
このエピソードは時系列としては本編終了後に位置するらしいのだが…。

シメオン製薬に捕われたり、原因不明の症状で死に掛けるなど、ヒロインらしくピンチに陥る事もあるが、
第2章が開始されてからは、クルスが女装により激萌え美少女山田と化した事でヒロインの座を奪われ気味…かもしれない…。
かといって、そこまで空気というわけでもないしヒロイン(笑)でもない。
出番がある時は、付け焼刃どころではない重要な活躍をするのだが……。

なお、シメオン製薬の最高幹部シメオン四天王である楼閣寺離瑠の直属部隊「少女部隊」のセツナの事を、
容姿が似ている事から「妖怪きゃらかぶり」と称する。


「百発喰らっても一撃で倒す──こっちの方がかっこいいでしょ?」


MUGENにおけるイヴ・ノイシュヴァンシュタイン

ブラック・マジシャン・ガールなどを手掛けた三吉氏が製作。
Mouser氏のリョウ・サカザキをベースとしており、ドットは三吉氏による手描きのものである。
原作通り体を鋼鉄化やドリル化した格闘戦を主としたタイプで基本のチェーンコンボは控えめだが火力は高め。
3ゲージ技のデッドリー・メイルストロムでとどめを指した場合、原作通り判決を下す。
AIもレベル調整可能なものがデフォルトで搭載されている。
プレイヤー操作(8:23~)

出場大会

出演ストーリー

プレイヤー操作

MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま48、さまざま51操作キャラ)


最終更新:2023年04月27日 18:27