キン肉マン




「屁のつっぱりはいらんですよ!」

     分類:正義超人(アイドル超人)→伝説超人
     出身地:キン肉星
     国籍:日本
     身長:185cm
     体重:90kg
     超人強度:95万パワー+α(火事場のクソ力は6905万パワー(計7000万パワー)まで計測されている)
     生年月日:地球時間で1960年4月1日
     好物:牛丼、ニンニク、森永ココアさん
     嫌いな食べ物:牛乳(ニンニクの匂いを消してしまう為)、ラッキョウ(アニメ版)
     必殺技:キン肉フラッシュ、48の殺人技、キン肉バスター、キン肉ドライバー、
                    マッスル・スパークその他多数
     肩書:キン肉星王子・王位継承候補→キン肉星第58代大王、全日本牛丼愛好会会長
     異名:ダメ超人、牛丼野郎、ニンニク男、 奇跡の逆転ファイター


ご存知『週刊少年ジャンプ』誌にて連載された、ゆでたまご氏の名作漫画『キン肉マン』の主人公。
キン肉マンという名前はリングネームのようなものであり、本名は キン肉スグル という。
アニメ版の声優は神谷明氏、『キン肉マンII世』では古川登志夫氏。

連載初期は『ウルトラマン』のパロディ要素を取り入れたギャグ作品で、
キン肉マン自身もスペシウム光線のような「キン肉フラッシュ」を主な必殺技として使用したり、
ニンニクを食べて巨大化、パワーアップ等の要素が存在していた。
「超人オリンピック編」以降は、作風がシリアス路線の「超人プロレス」へ転向していくのに伴い、
それらの設定は使われなくなった(ギャグシーンは残っているが)*1

今現在まで続くジャンプ特有の「ファンタジーバトル路線とんでもバトル」とその基礎を決定付けた作品であり、
ジャンプの後続作品や現在の漫画アニメへの影響は多大な物である事は想像に難くない。

+キン肉マンブーム
『キン肉マン』は当時社会現象にもなるブームを巻き起こしており、
日本テレビ系列でテレビアニメ化されたあとには「キンケシ」と呼ばれるゴム製の玩具が発売され、小学生の間で一大ブームとなった*2
また、キン肉マンの好物である牛丼屋として「吉野屋」なる牛丼屋が度々登場し、
当時経営不振から倒産の危機にあった吉野家をタダで宣伝再建したような格好となった*3

また作中では「森永ココア」(原作版キン肉マンの好物の一つでもある)や「ポテロング」などの森永製菓の製品が度々登場するが、
こちらに関しては森永の社長がキン肉マンをとても気に入っていたため、森永製菓側からタイアップを持ちかけたことによる。
アニメ化に当たってはスポンサーも勤めており、1984年の「グリコ・森永事件*4」によりやむなく降板するまでは、
全面的に支援を行っていた(事件後も『キン肉マン』をパッケージに使用した製品は発売していた)。

プロレスブーム全盛期にアニメが放送されていたため、漫画を原作としたレスラーであるタイガーマスクに続き、
キン肉マンもプロレスラーとして登場する予定があったが、こちらは大人の事情により実現せず、
代わりに登場したのがスーパーストロングマシーンである。
2009年には作中に登場するキャラクターに扮したプロレスラーによる興行、「キン肉マニア2009」が行われ2900人動員している。
キン肉マンの影響を受けた選手も数多く居り、
総合格闘家の美濃輪育久氏は「超人になりたい」と夢を語りリングネームを「ミノワマン」と改めたり、
プロレスラー、モハメド・ヨネ氏は「ゆでたまご公認、キン肉バスター」をフィニッシュホールドとして用いている。

トレードマークである「額に肉」を真似したり、他人にイタズラ書きした人間も直撃世代ならば少なくないだろう。

+原作でのキャラクター
当初は地球の日本で活躍するドジダメ超人であり、怪獣相手に連戦連敗を続けて、人々から冷たい視線で見られていた。

+出生
1964年4月1日キン肉星第8病院においてキン肉星大王・キン肉真弓の次男として誕生。
『完璧超人始祖編』でキン肉王家の開祖が悪魔将軍ことゴールドマンの弟・シルバーマンであると設定され、
悪魔将軍と遠い親戚になった。

番外編では出生直後にキン肉星の法律が変更され、着けるマスクを自由に選べなくなり、
コンピュータが選出したマスクの着用が義務付けられたことによりおなじみブタ面のマスクを着けられる。
(尚、この設定は続編にあたる『II世』では作者に忘れられ改められており、真弓が選んだことになっている)

誕生前に兄であり王位継承者であったキン肉アタルが家出したため、第一位の王位継承権を持つ事に。
王立幼稚園入園をお祝いしての家族旅行の折に、ブタ面マスクのデザインが災いし、
宇宙船に侵入した本物のブタと取り違えられて宇宙船から放り出され地球に捨てられてしまう。

幼さのせいか落下のショックのせいか、キン肉王家の記憶を失い、地球に置き去りにされたキン肉マンは
東京都大田区田園調布の空き地に「キン肉ハウス」と呼ばれるボロ小屋を建てて暮らしていた。
スーパーヒーローに憧れ正義感を燃やす一方で実力が伴わず、いざとなると逃げ腰で臆病になるキン肉マンは
周囲の人間からは白い目で見られる日々を送っていた。


連載が決定する前の読み切り版『キン肉マン』においては、キン肉マンの出自はキン肉星王子ではなく、
ウルトラの父と愛人の間に出来た不義の子で、ウルトラ兄弟の末弟であるとされていた。
後に『キン肉マン 特盛』にこのエピソードは円谷プロダクションの許可を得て掲載されているが、
ウルトラマンシリーズの公式設定とは異なる 」と断り書きが付いた。
宝島社のムック『帰ってきた怪獣魂』掲載のゆでたまご氏のインタビューによると、
あれだけ兄弟がいるんだから、父も不倫の一つや二つしてるだろう(意訳) 」という発想によるものらしい。
ウルトラ兄弟の“兄弟”ってそういう意味じゃないっていうかウルトラの父ファンが聞いたら激怒もののことを
よく言えたものである。

なお、同インタビュー曰く、キン肉マン自身のモデルはむしろピープロの『スペクトルマン』であるとのこと。


そんな折、キン肉星からアレキサンドリア・ミートと名乗る少年が現れ、自分がキン肉星の王子であることを知る。
紆余曲折を経て、ミートはお目付け役として、地球で共に暮らすことになる。
また後に無二の親友となるテリーマンと出会ったのもこの頃であった。
相変わらずダメ超人の汚名は張り付いたままだったが、折しも超人オリンピックの開催が決定。
英国の英雄超人・ロビンマスクの計らいにより、キン肉マンは日本代表として出場し、運命が大きく動き始める。
持ち前の強運と、本人も気づかない実力で決勝戦に進出し、ロビンマスクと対決。
タワーブリッジで背骨を砕かれたと思いきや、 火事場のクソ力 が発動し、メキシカン・ローリング・クラッチ・ホールドで逆転。
超人オリンピックに優勝するのであった。

その後、世界遠征先のハワイで後の師匠となるプリンス・カメハメと出会い、 48の殺人技 を叩き込まれ心身ともに大きく成長した。
この48の殺人技と火事場のクソ力を駆使して、キン肉マンは正義超人のリーダー格として活躍。
ファイティングマシーン・ウォーズマンをキン肉バスターで破っての超人オリンピックV2を始め、
ミートの命を取り戻すための「7人の悪魔超人」との激戦、黄金のマスクを賭けての悪魔六騎士との死闘、
夢の超人タッグトーナメントでの完璧超人との激突などで数多くの強敵とぶつかり合い、多くの試合で勝利を収めていった。

この活躍でキン肉マンの火事場のクソ力の成長を恐れた、5人の邪悪の神はキン肉星王位継承サバイバルマッチを開催させる。
(超人界のトップであるキン肉星王位継承には、100人の「正義の神」は勿論、5人の「邪悪の神」の承認が必要)
邪悪の神々の妨害を受けながらも、キン肉マンは仲間と共に決勝戦に進出。
ジ・オメガマンが召喚したプリンス・カメハメから伝授されていなかった「52の関節技」を実戦の中で習得、
仲間達との友情パワーで数多の強敵を下し、最後の敵となるキン肉マン・スーパーフェニックスを破り、王位を継承する。
この時、彼はキン肉星の大王として、全ての超人を愛することを神々に誓い、
自分を散々苦しめたフェニックスも含め、フェイスフラッシュで死亡した超人達を生き返らせた。

キン肉星王位争奪編後、原作では許婚であるビビンバと結婚し、キン肉星に帰還。
キン肉星代58代大王としてその責を果たす忙しい日々を送っていた。
(アニメ版『キン肉星王位争奪編』ではビビンバは王位を争ったキン肉マン・スーパーフェニックスの恋人となり、
キン肉マン自身は地球人の二階堂マリと結婚し最終回を迎えている)

続編である『キン肉マンII世』では妻ビビンバとの間に、一人息子であり同作の主人公である「キン肉万太郎」を持つ。
(原作漫画の展開が正史であり、II世のアニメ版でも同様の前提で進行。マリについては作中で人間であったため自ら身を引いたと語られている。
 テリーマンの妻は人間だし、ロビンマスクの妻も人間だと思われるけど。一応地球人同士だが。あとフェニックスの立場は?
数々の死闘の後遺症により、54歳にして現役時代の面影もないほどに痩せ衰え、
かつてのようにリングに上がって悪行超人と闘うことは困難な肉体となっていた。
自分の記録を全て処分してしまったため、息子である万太郎もその実力を知らずに居た。
それどころか万太郎は「キン肉王家はお金持ちだし、お金を渡して八百長してもらったんじゃないの?」と言いだす始末。
しかし、超人養成所ヘラクレスファクトリーの卒業試験において、自ら試験官として万太郎と戦い、
現役時代のような派手な落下技を用いないものの、関節技を主体としたスタイルによって
万太郎達新世代の超人にその強さの片鱗を見せ付け、万太郎の考えを改めさせた。
40歳を過ぎてから出来た一人息子である万太郎を溺愛し、甘やかしていたが、
このエピソードを転機に、新世代を担う超人である万太郎に喝を入れるシーンが見られるようになるなど、
父親としても一歩成長し、息子キン肉万太郎を始め多くの新世代超人を見守っている。
尚肉体は衰えたものの、持ち前の火事場のクソ力は健在。
火事場のクソ力により燃え上がる「炎のランタン」を万太郎以上の勢いで燃え上がらせている。

続編『II世』の開始もあり2000年代に入っても元祖世代のエピソードを描いた読切が度々描かれていたが、
2011年11月より『週刊プレイボーイ』の公式WEBサイトにおいて、なんと 24年ぶりに『キン肉マン』本編の連載が再開された。
コミックスは旧作同様ジャンプコミックスで、旧作の続きとなる38巻からスタート(37巻では前述の一連の読切がまとめられている)
時代設定は王位争奪編の一年半後となっており、宇宙超人タッグ編でネプチューンマンが属していた完璧超人の本隊
“完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)”との戦いに臨む往年のキャラクターたちの姿が描かれている。
『マッスルリターンズ』とかの読み切りや、そもそも『II世』はどういうことになるの?などと突っ込んではいけない。いつものことだ。

キン肉マン自身は序盤に参戦して一試合を終えてから、七人の悪魔超人、アイドル超人達、悪魔将軍に悪魔六騎士と
次々に味方が現れたため中々試合の機会が訪れずにいたが、
敵も味方も有力な超人たちが次々に倒れていった後に<完肉>ネメシスこと完璧超人となっていた大叔父キン肉サダハルと対戦。
かつてキン肉王族に起きた悲劇と、それを乗り越えるべく尽力した祖父タツノリ、父真弓の心を知り、正義超人としてネメシスに立ち向かう。
一方のネメシスは兄タツノリの言葉を思い出し、完璧超人でありながら火事場のクソ力に目覚め、
キン肉マンの力をはっきりと認めながらも完璧超人として正義超人打倒の戦いに臨む。
そして体に無理な負担を押して超必殺技「アロガント・スパーク」を放つが、その衝撃でネメシス自身の肉体が大ダメージを負ってしまう。
キン肉マンはネメシスのあくまで完璧超人としての闘いを選んだ生き様に尊敬を抱きつつも「マッスル・スパーク」で試合を終わらせた。

試合後は、完璧超人の指導者ザ・マンと悪魔将軍との最後の戦いをリングサイドで見届ける。
空前絶後の死闘の末に悪魔将軍が勝利すると、ザ・マンを殺害しようとする悪魔将軍を制止するためにリングに駆け上がる。
その説得を悪魔将軍も受け入れ、その場で殺さない代わりに不老不死を解除し、
永遠に支配するのではなくいつか終わりの来る存在として生きるようザ・マンに命じて撤収していった。
隠棲することになったザ・マンは最後に正義が変質して再び戦いが起こらぬよう注意を促し、キン肉マンはそれに応じて
「またいつか戦いが起きてしまうなら、その時も殺し合うためではなく分かり合うために戦おう」と互いの理念の合流を求め、
ここに三属性の戦いは決着した。

主人公なのにラスボスとの戦いを他人に持って行かれる ということになってしまったわけだが、その前に十分な強敵を倒しているし、
悪魔将軍とザ・マンの決着に関与し、話の最後を締める役割はきちんと勤め上げた。
悪魔将軍を「新ボスにやられる前ボス」にせず、ザ・マンの強さも十分に描き、キン肉マンも主人公として十分な役割を演じさせるという
素晴らしい締めくくり方なのである。

そして、新たな敵である「オメガ・ケンタウリの六鎗客」に対して、
急遽駆けつけた正義超人たち「正義の五本槍」の事実上敗退(5人中4人が戦死。オメガ側は1名戦死、5名が勝ち残る形になった)、
運命の王子候補たち、スーパー・フェニックス、マリポーサ、ゼブラ、ビッグボディの4人の出陣をうけ、
本人のポカでキン肉星に帰っていなかったこともあってスグルも出陣を決める。
ソ連のスワローズネストでオメガ軍が一人・パイレートマンと戦うことになった。
ソルジャーも「出すし活躍させる」とゆでが公言しているので安心されたし。

+超人強度と”火事場のクソ力”の巻
ちなみに彼本来の超人強度は95万パワーだが、火事場のクソ力が発動すると一時的に 7000万パワー以上 にまで上昇する。
しかもこれはあくまで完璧超人と戦っていた時点での話であり、順当に成長すればさらに高まっていったであろう事は想像に難くない。
ちなみに神の超人強度は凡そ1億パワー。3000万もの差があるのは大きなように見えるが、
そもそも超人強度は生まれてから短期間にこれほど大きく変動する事は普通はありえない為、
一瞬とは言え神を越える可能性を有しているのは、火事場のクソ力を持つキン肉マン等一部の超人だけである。
そりゃ邪悪の神々も恐れるってものだろう。
一応、7000万パワーを上回る、マンモスマン(7800万)や、ジ・オメガマン(8600万)は居るものの、
彼らは超人強度が成長しない(1億を越える事は絶対に無い)為、こちらは邪悪の神々からは問題視されていない。
(一方、元々100万パワーだったバッファローマンは、大魔王サタンとの血の契約により正義超人を一人倒すごとに1万パワーを与えられ
 初登場時には既に1000人を倒して1000万パワーになっている。1100万パワーじゃね?とか言わない。
 しかしキン肉マンに敗れて契約が切れたのか、1000万がサタンの限界なのか、以後は1000万で固定だった。
 また、その後正義超人に鞍替えしてもパワーをサタンに取り上げられていない)

また超人同士の勝敗は決して超人強度の大小だけでは決まらないのもキン肉マンの魅力の一つ。
そもそも超人強度は基礎能力(MUGEN的にはATKやDEF値)に過ぎず、それにテクニックが加わり実際の強さになる。
後にバッファローマンとモンゴルマン(97万)のタッグが「2000万パワーズ」を名乗って突っ込まれたときは
1000万個の技を持つモンゴルマンは1000万パワーに匹敵すると答えたことや、
「ゆで理論」として語り草になっているウォーズマン(100万)の「1200万パワーベアークロー」もこれと言えるだろう。
この理屈だとバッファローマンが1000万パワーだけの技巧無し超人って事になるけどな!
本人の回想によると昔は本当に技巧無しで、技巧を無視できるほどのパワーを望んだとのこと。
実際、ロビンマスク(96万)やキン肉マンの実兄・キン肉アタル(108万)が、
邪悪の神が乗り移った事により1億パワーを誇るキン肉マンマリポーサやキン肉マンソルジャーを倒している。
(なお上記のサタンはバッファローマンが倒されても無傷だったが、こちらは倒されると乗り移った神も倒れる仕様)
とは言え、流石に100倍は無理だろうとの指摘に対して、
(目に見える形かどうかは別に)総ての超人は必殺技の時には火事場のクソ力的なものを発動していると後付された。

また『完璧超人始祖編』で「火事場のクソ力」と「友情パワー」は同一のものであるという事になり、
キン肉マンの友情に感化され、友情を育む、即ち友情パワー=火事場のクソ力を得るという事に等しくなり、
それが結果的に超人閻魔が言う下等超人(正義・悪魔超人)のインフレを招き、完璧・無量大数軍が攻めてきた理由となっている。

『II世』ではアタルのパワーが1億とされ(業火のクソ力によるもの?)、
ロビン王朝には火事場のクソ力に匹敵する「大渦(メールシュトローム)パワー」が存在する事になり、
ロビンマスクの息子のケビンマスクは万太郎の火事場のクソ力に勝利している。

「奇跡の逆転勝ちを呼ぶのは、それこそ真の実力!」

「その実力を支えているのが、血と汗と涙に裏打ちされた、不撓不屈の精神力なのだ!」


+『究極の超人タッグ編』におけるキン肉マン
『II世』では息子であるキン肉万太郎を主人公とした話ゆえに一線からは退いているが
『究極の超人タッグ編』においては1983年にタイムスリップしたため現役時代のキン肉マンが登場。
宇宙超人タッグ・トーナメントに優勝しトロフィーを引き抜こうとした際、
未来から過去を変えるためにやってきた時間超人に襲撃を受ける。
時間超人の持つ未来の技に苦戦し、ロビンマスクがその技の餌食になろうかとした瞬間に
時間超人を追って過去へと時間移動してきたキン肉万太郎らが現れる。
新世代超人らによりロビンマスクは救出されるが、代わりにロビンの妻、アリサが瀕死の重傷を負う。
さらに新たな超人の登場でマシンガンズが最強のタッグであるとトロフィーに認められなくなり、真の最強タッグを決めるため
新旧世代の超人が入り乱れる新たなタッグ・トーナメントが開催される事になってしまう。

唯一21世紀から来た自身と記憶を同期したミートは新世代超人と共同戦線を張り、
時間超人を倒すことを提案するがキン肉マン自身はこれを拒否。
新世代超人たちに関しても未来の自身の息子達であるとは認めず、猜疑心をあらわにした。

その後はさすが全盛期のファイトを新世代超人達に見せつける物の、相変わらずの頑固ぶりで協力を一切拒否。
しかし運命の悪戯か息子・万太郎とそのパートナーである謎の超人カオスのコンビ「マッスルブラザーズ・ヌーヴォー」と対決。
スグルは口では罵倒しつつも万太郎のファイトが本物のキン肉一族の物である事に気が付いていた。
死闘の末に見事自分に打ち勝った万太郎を正式に息子と認め、それ以降は時間超人との決戦に赴く万太郎を陰日向なく支援した。

+外部出演
2006年に出版された、同じくジャンプ漫画『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の30周年記念本『超こち亀』では、
こち亀の作者の秋本治氏とゆでたまご氏の共著によるクロスオーバー作品『正義超人亀有大集結!!の巻』が掲載された。
悪行超人襲来の情報を受けた正義超人達が、次々と誤って起こした軽犯罪で派出所に連行されるストーリー で、
ラストカットはあまりの超人たちの不甲斐なさに激怒した両さん達が、超人達に必殺技をかけるシーンで締められている。
参考動画(12:00 - 14:20)


ファイトスタイルは見た目通り、「48の殺人技」や「キン肉バスター」を始めとするパワフルな打撃や投げ技を得意としている。
しかし相手超人のトンデモ能力や、キン肉マン自身ををさらに上回るド迫力パワーを相手にすることが多く
試合序盤~中盤はその力に翻弄されて命を落としかねない( 実際何度か落としている )大ダメージを負う事が殆どだった。
しかしそこから仲間の助言や協力、そして自身の「火事場のクソ力」により最後には逆転大勝利を収める。
彼の代名詞である「奇跡の逆転ファイター」の名は伊達ではないのだ。

性格は明るくお調子者、かつ下品で臆病者だが当初から仲間の危機を見過ごさない強い正義感を持っていた。
それに加えてブタ面という、元々ギャグ漫画のオトボケ主人公以外のなんでもないキャラとしてスタートしたが
持ち前の正義感に加えその後の多くの決戦と、特訓、仲間達との友情を通して成長し、
最終的には名実共に真の主人公として変貌を遂げた稀有な存在であり、
まさに往年のジャンプ三本柱、 「努力」「友情」「勝利」 を体現した偉大なヒーローなのだ。
これはアニメ版における主題歌の変化において顕著に現れており、
最初はギャグ調のOPが、最終的にはヒーロー物のOPになっていることからも見て取れるだろう。
走る、滑る、見事に転ぶ
さあ、お遊びはここまでだ!
生き様が熱いドラマさ
奇跡の勇者が生まれた
マットに倒れた時、愛が最後の武器さ
いつの日でも、男はみなリングにロマン求める
おまけその1:牛丼一筋三百年~♪(カルビ丼もあるよ)
おまけその2:『キン肉マンII世』OP

ブタ面と評される、団子鼻にタラコ唇なマスクを付けたその勇姿も、連載を通して本当にカッコ良く見えてくるから恐ろしいものである*5
尤も、成長した後でもお調子者だったり、実力は十分なのに強敵に対してはビビったりと完全無欠の英雄ではない。
また情に篤い反面、疑り深い一面も持ち合わせており意地を張る場面も多い。
しかしそうした弱さも最終的には乗り越えていく、超人強度のみに頼らない様々な「強さ」を持つのもキン肉マンの魅力だろう。
この気質は、息子であるキン肉万太郎にもしっかりと引き継がれている。

+ゲームに見るキン肉マン
当然、ブームを巻き起こしたキン肉マンは多数ゲーム化もされている。
キン肉マンのゲームと言うと、ファミコンで発売された『マッスルタッグマッチ』が思い浮かぶ諸兄が多いかと思われるが、
実は一番最初に発売された関連ゲームは『キン肉マン』というタイトルのPC88用シミュレーションゲームである。
92年には『キン肉マン DIRTY CHALANGER』という対戦格闘ゲームがスーパーファミコンで発売。
ところが、これを最後にキン肉マンを題材とした作品は『キン肉マンII世』を含めても
実に10年間(その一作目が『マッスルタッグマッチ』のリメイクだったりする)、
純粋なキン肉マン作品は2004年にいたるまで12年間の間発売されず、ゲームの表舞台からは姿を消すこととなる。

そして、90年代前半から起こったブームといえば、ストIIブームから続く格ゲーブームである。
様々な格ゲー作品が製作されるに当たって、『キン肉マン』に登場する技をモチーフとした必殺技が多数登場することになる。
キン肉マンの代表的な必殺技である「キン肉バスター」をパロった技は纏めて「バスター技」と呼ばれていたり
(元ネタを尊重して技名も~バスターが多い)、格ゲーにおいて「肉技」というジャンルを作ったといっても過言ではない。

特に影響の濃かったのがSNK作品で、
龍虎2に登場するテムジンの「蒙古雷撃弾」が、ほぼそのままキン肉バスターの体勢だったり(専用スプライトまで用意されていた)、
キン肉マンを筆頭にロビンマスクやテリーマンの技を手広くパロったクラーク
マッスルリベンジャーのマキシマ、マッスルインフェルノのハイデルンなど、
KOFシリーズをやっていれば一度は誰しも目にしたことがあるのではないだろうか。

個々の技と元ネタに関しては、 キン肉バスター の項目に詳しいのでそちらを参照のこと。

+ゆでだから
このページをはじめ、このwikiの肉関係の項目を見て気づいた人も多いと思うが、
『キン肉マン』という漫画(というかゆでたまご作品全般)は 途轍もなく矛盾が多い 事で有名なのである。
同じジャンプ漫画では『魁!!男塾』や『北斗の拳』、『ドラゴンボール』なども矛盾だらけだ何だとよく言われるが、はっきり言って次元が違う。
  • 赤ん坊の頃捨てられたはずなのに 王位編で幼稚園に入園する回想シーンがある (地球に捨てられたという設定自体は消えておらず、5歳の頃になっている)
  • カメハメから教わったはずのキン肉バスターがいつの間にか キン肉族に代々伝わる技という設定に変わっている。しかも考案者は真弓でもタツノリでもなくスグルらしい
  • 息子の万太郎をずっと甘やかして一切鍛えなかったはずなのに 回想で度々出てくる捏造トレーニング風景
  • マスクはコンピュータが選んだはずなのに 父親の真弓が選んだことになっている
……などなどなど、キン肉マン自身に直接関係のある話に限定しても枚挙に暇が無い。
極めつけともいえるのは、 ジェロニモが悪魔将軍の見た事もないような技を喰らっている時に、ジェロニモがその光景を見て驚いている だろう
+な… 何を言ってるのか わからねーと思うが(ryなので実際にそのシーン

そういった矛盾があまりにも多すぎ、しかも初期の設定を終盤になって忘れてしまったケースならまだしも、
上の画像のような 描いてるそばから違う事が描かれている 等のケースも見受けられ、
既に脳内補完で辻褄を合わせるのを放棄してしまったファン、或いは どう考えても辻褄を合わせられなかった ファンも数多い。
そしてその全てを解決する為に生まれた魔法の言葉。ジェロニモの「だってオラは人間だから」をもじって

「だって作者はゆでたまごだから」 、略して「ゆでだから」

そういう訳で、同一ページ内で言ってることがバラバラだったとしても「ゆでだから」と暖かく見逃して欲しい。
ただ、こういった作風になったのはゆでたまご氏がデビュー時、作品作りのイロハを知らず手探りで作った結果であり、
そのことで周囲からの批判に晒されたという。
それでも読者からの人気は絶大であり、またゆでたまご自身も開き直って矛盾を気にせず
読者の意表を突く展開をこころがけていった結果、これほどの無茶苦茶な話作りでなお、少年達の心を震わせ、
絶大な人気を誇るに至った『キン肉マン』という作品は本当に偉大な存在なのだ。

+ゆで理論
キン肉マンには現実の物理法則では説明できないような現象が度々起こる。
そのことをファンはゆで理論と読んでいる。
  • 物質は硬ければ硬い程衝撃に強くなる。
  • 汗を蒸発させ、塩分を含んだ雨を降らせる
  • 寝ている超人の背骨が地面と垂直であり、空を飛べるはずの超人たちがわざわざ柱をよじ登っていく
  • モノは重いほうが早く落ちる
  • 太陽と地球が50数億年前に既に存在した
  • 電荷を帯びた物体が通り過ぎた個所は半永久的に帯電する
  • 地球が逆回転していたら時間が逆行する
  • 牧師の格好をすると凶悪な強盗も心を許す(冷静で的確な判断らしい*6
  • 100万パワー×二刀流×2倍のジャンプ×3倍の回転で1200万パワー!
などである。
物理法則の基礎の基礎から完全に外れた常識にとらわれない自由な発想が『キン肉マン』の魅力の一部である。
先述のゆでだからと並んで、『キン肉マン』という作品の世界観を作り上げている。
ちなみに『Ⅱ世』を経て新章になって収まったかというと全然そんなことはなく、むしろ悪化…いや勢いを増しており、
  • 勝負がヒートアップした結果、リング近くにためてあった水が試合の激しさによる気温上昇で蒸発してしまった
  • 空中でドリル回転すると舞っている黄砂を集めて砂の球を作れる
などなど、相変わらず深く考えてはいけない気がする理論が登場している。

ちなみに、「常識外れな事柄をなんかむちゃくちゃな理屈で強引に納得させる」『キン肉マン』の「ゆで理論」を理系、
「常識外れな事柄をそれっぽい出典を明示してなんとなく納得させる」『魁!男塾』の「民明書房方式」を文系と捉えて対峙させる向きもある。

+もう一人のキン肉マン



「ワシの名前はキン肉マンレディー
 知ってのとーりキン肉星の王女なのじゃー!」

webコミック「ウルトラジャンプエッグ」において、
原作の超人達が全て女体化したパラレルワールドを描く 『キン肉マンレディー』 が連載された。
当然のことながら原作者公認である。元ネタは恐らく『デビルマンレディー』だろう。
作画はかつてゲーメストで『速攻生徒会』を連載した小川雅史氏で、
作中に「テリーマン現象」という名前でキン肉マンネタを出したこともある。

こちらのキン肉マンレディーは見ての通りプラチナブロンド(トサカは髪で表現されている)の美人で、
オマケに非常にムッチリした体型で大変エロ恵まれた体格をしていらっしゃる。
一人称は「ワシ」で語尾に「なのじゃー」をつけてしゃべる。ババアではない。
また、両親に捨てられたという過去も特に語られず、戦闘経験ゼロの所に今年突然日本代表の超人に選ばれたということになっているためか、
天真爛漫で明るく前向きな性格になっており、スグルのようにワガママを言って皆を困らすといった事も無い。
ただし強敵を前にすると怖気付いてしまう泣き虫なところは本家と酷似している。
またヌケぶり・ドジぶりは本家以上の物があるが、性格の面も相まって皆からドジッ娘超人として愛されている。
多くの超人に好かれており、ザ・テリーマンガールからは 「キン肉マンはミーの嫁」 と言われたり、
レディ・ロビンには密かに妹にしたいという願望を抱かれている。友情パワーを逸脱している様な…

なお、 その顔はマスクなのか とか、 キン肉族王家の証である「光るKINマーク」はどこにあるの? とかは絶対に聞いてはいけない。
つうかあまり深いことは考えない方がいいと思われる。
本人曰く超人強度は95万パワーだったり、屁で空を飛ぶことは出来るらしい。原作通り普段はキン肉ハウスに住んでいる。

戦闘経験こそないが、異常な程の怪力を持っていたり、乙女の本能による、自己防衛本能としての火事場のクソ力……
もとい 火事場のおっぱい力 を持っている。実際作中でも幾度と無くそのおっぱいでピンチを切り抜けている。
おっぱいは偉大である。
また、超人オリンピック後にはハワイのプリンセス・カメハメから 「48の禁断技」 という、
マッサージとかぶれすと・ヘッドロックとかアマガミ固めといった大変卑猥強力な技を伝授された。
一応その後本来の歴史通り「48の殺人技」も伝授されたらしいのだが。

ここまで読んできて誤解された人も多いだろうが、こうした アッハンウッフン な描写はともかく、
『キン肉マンレディー』自体はパロディ漫画としてよく出来た作品である。
作中のミートくんは本来『キン肉マンII世』に繋がる歴史通り、
本編最後でコールドスリープした状態からこの世界に紛れ込んでしまった存在であり、作中で起きる事件を予め知っているため、
キン骨マン(こいつは本編通り)の策略を未然に防いだりと読者と同じ視点を持っているのだが、
一方でそのキン骨マンが超人オリンピックの特別理事を務めていたため、
超人オリンピックの出場資格を取り消されてしまうなど、本編とは全く違うifの展開が発生することもある
(まあ本編でも最初は出場資格なかったけど)。
また、銅ベルマン(銅ベルゥーマン)やスフィンクスマン(獅子女マン)などの、
本編ではその他大勢のモブだった超人がこちらでは大きく取り上げられたり、本編の全く別の台詞がパロディとして別の状況で使われたりと、
まさに本来の物語を知っているほど楽しめるのである。
単行本は全3巻完結。かつてキン肉マンを楽しんだファン諸氏は食わず嫌いせずにまずはお手に取ってみてはいかがだろうか。


MUGENにおけるキン肉マン

ですからー氏によるFCゲーム『キン肉マン マッスルタッグマッチ』のドット絵を使ったキン肉マンが存在。
枚数書き足しに加え、カラーパレットによって服装が変わるこだわりよう。
ドットがドットな為、ややもするとチープな印象を与えかねないが、
中身はちゃんと格ゲーキャラとして作られており、神谷明氏のボイスも搭載されている。
ある意味キン肉マンらしいキャラとして仕上がっている。

弱・強攻撃の2ボタンになっている点以外は同氏の『マッスルボマー』キャラに近い仕上がりで、
氏のキャラに基本的についている我慢補正によるワンチャン具合はいつも通り。
持っている技の性質として、無敵は心もとないが連続技にいける対空技「キン肉地雷」、中距離まで届く飛び道具「ホワイトホール」の他に、
コマンド投げ・移動投げ(ダッシュ、小ジャンプして頭をつかむ)・当て身投げ・空中投げ・対空投げなど、
やはり投げ技のバリエーションが特に豊富である。

機動力も高く、近づければ投げでダウンさせ、
その後出っぱなしのジャンプ攻撃からの投げや、スカしてつかみ、暴れ読みの当て身など、
幅広い択の起き攻めでがっつり相手を補足していける。
反面リーチの短さと無敵技が少ないのもあり、それなりのリーチのキャラに手数で押されるとかなり面倒くさい。
また空中戦では通常技や空中投げを含め全体的に攻撃判定が上方向には強くなく、リーチの短さもあって迎撃はし辛い。
また見た目以上に食らい判定が大きく、ジャンプ中は画面上より二回り以上も大きくなる。
甘い飛び込みは「フェイスフラッシュ」で返すとして、
ガンガン固め攻められた場合は一点読みの当て身か我慢して隙を狙うことが求められる、少しコツの要るキャラといえるだろう。

超必殺技には
と、キン肉マンの代名詞的な必殺技が揃っている(一瞬だけリアル等身に変化するが、なんかこう「火事場のクソ力」的なあれ)。
キン肉バスターは対応しているキャが相手の時にリアル体型になる。
体力3分の1のときにゲージ使用で「 火事場のクソ力 」を発動できる。彼らしか持ち得ないであろうMAX発動っぽい技である。
一定時間攻撃力が割り増しされるが、最大の特徴は発動中「マッスルスパーク」でのフィニッシュ時だろう。
詳しくは自分の目で確認していただきたい。

ですからー氏本人による、がっつり攻めていき、積極的に起き攻めを狙うAIが実装されており、
同じレスラータイプのキャラ同士だと思い切りの良い投げあいが見れたり、
逆に手数メインのキャラ相手には我慢して我慢して補正のかかった一撃を当てていくと、
実に超人レスラー風な戦い方をしていくAIになっている。

試合(2:58~)、解説(23:24~)
試合の様子、AIレベルは全て7の模様
こちらはAIレベル10
主題歌mugen入り
II世主題歌もmugen入り

「友情は成長のおそい植物である
   それが友情という名の花を咲かすまでは

     幾度かの試練・困難の打撃を受けて
   堪えねばならぬ―――」

出場大会



*1
同じくギャグからシリアスな格闘トーナメントへの流れを辿ったジャンプ漫画としては、『魁!!男塾』も挙げられる。
(路線変更後もギャグシーンが残っているのも同じ。なお、こちらも『II世』と同じ雑誌で続編が掲載された)

*2
超人テーマ曲集の『超人大全集』では冗談でも何でもなく キン消しのテーマ曲 が歌われている。
歌っているのは『ドラゴンボール』初代主題歌や『超獣機神ダンクーガ』(ED歌手も担当)を手がけた
作曲家としても知られる池毅(いけたけし)氏。
ネタ曲ではあるものの、中々の名曲に仕上がっているので聞いてみることをお勧めする。

*3
+牛丼に関するちょっとアレな話
実際には、「なか卯」がモデルであると作者が述べており、
作中の牛丼屋には、なか卯では扱っているが吉野家では扱っていない「うどん」がメニューにある。
そもそも大阪人の作者達は、関東中心の吉野家は存在自体知らなかったと言う。
しかしアニメ化に当たって吉野家側から東映の担当プロデューサーに打診があり、
作中に登場する牛丼屋を吉野家を連想させるもの(アニメオリジナルの「牛丼音頭」は吉野家のTVCMのパロディ)に変更した結果、
本来「おやじの食べ物」だった牛丼を子供が食べたがるようになり、
吉野家に新たな客層がもたらされ、その結果経営再建に成功したというエピソードがある。

ただし吉野家側は、これを 完全に否定 。業績向上はCM女優として起用した華原朋美によるものとしている。
作者のゆでたまご氏は「無料で牛丼が食べられるどんぶり」を吉野家からプレゼントされていたのだが、
TV番組『トリビアの泉』でこの噂を検証した際には、社員総出でロケに出席し、
ゆでたまご氏が 「無料で牛丼を食べる事ができない」ところを鑑賞していた という。
漫画界の大御所を出演させておいてTVで笑いものにしたという事で、番組と吉野家には批判が集中したのだが、
謝罪に訪れた吉野家の社員は「いやぁ~キン肉マンって牛丼にすごい影響を与えてるんですね?」と半笑いで発言し、
「当時キン肉マンのアニメを観て吉野家に憧れた子供たちが怒りますよ!」 と、
ゆでたまご氏は謝罪の牛丼無料券を叩き返したという。

後年、『キン肉マン29周年』のイベントが企画された際も、吉野家はこれを拒否しており、
結果として「すき屋」にてこのキャンペーンが開催された、というエピソードも存在する。
ただしアニメ版『II世』での「カルビ丼音頭」は「牛丼音頭」の替え歌(つまり吉野家のTVCMのパロディのまま)であるが、
これに関しては吉野家への配慮というよりも、アニメ版『キン肉マン』へのオマージュと見た方が良いだろう。

モデルがなか卯と言う話は、上記の「すき屋」のキャンペーンに対し、
「キン肉マンが吉野家を裏切った」とファンから批判を受けた、ゆでたまご氏がTwitterで告白したものであるが、
「すき屋」の社長との対談で無料で牛丼を提供されて本当に感激しているところが報じられる、
上記TV番組事件後に発生した狂牛病騒動の際、吉野家側から提案されたコラボを 集英社が断固拒否する など、
アニメ放送当時の吉野家社員は氏に感謝しているとはいえ、あまりの吉野家の対応の悪さには批判が高まっている。

しかし、ゆでたまご氏は一連の騒動に対して、以下のようなコメントを残している。
「今回の件でみなさんが、『もう吉牛食べない』とか言っているみたいですが、私の本意とは違います。
 どうか自分の好みの味の牛丼食べてください。
 ゆでたまごと揉めたからって、好きな店のものを食べないのはおかしいです。
 みなさんの友情パワーには、当然、涙が出るくらい感謝しますが、
 どうか牛丼業界活性化のためにも牛丼は食べてあげてください」

*4
当時を知らないと名前で勘違いするかもしれないが、グリコと森永は被害者である。
内容は「店頭の商品を毒入りとすり替えられたくなければ金を出せ」と言う恐喝事件であり、両社に落ち度は一切無い。
狙われた理由もブラック労働の復讐とかでなければ「大手菓子メーカーだから」でしかないだろう。
残念ながら犯人不明のまま時効となっている。
また模倣犯が現れたのみならず、いたずら気分で店頭の商品に縫い針を入れたりする者が現れる程の社会問題にもなってしまった。

*5
キン肉マンのブタ面がマスクなのは上で何度も述べた通りだが、 じゃあ素顔はどうなのか? というのは誰もが疑問に思う所であろう。
キン肉星の王族は 人前に素顔を晒したら自害しなければならない という厳しい掟があるため、
作中でも大っぴらに素顔を見せるような場面は存在しない。
ただ、原作終盤にはフェイスフラッシュ使用時など、顔の一部が露出するような場面は何度かあった。
そして単行本最終巻ではマスクがめくれ素顔が一部露出したキン肉マンが表紙を飾っており、
それらを見る限りでは意外にも 結構な男前 だったりする。
……あ、 そんなかっこいい男が小便漏らしたり屁で空を飛んだりしていた件 については、考えない方向でお願いします。
なんという残念なイケメン
ゆで氏はキン肉マンの素顔について「永遠に秘密」と答えている。またキン肉マンがマスクだというのも後付け設定のひとつである。
+実は…
2008年に放送された『死ぬまでに知りたい10のこと』というバラエティ番組にて、なんとキン肉マンの素顔を
“法廷画家に依頼して上記の場面や表紙などをもとに描いてもらう” という企画が行われた。
描きあがったものにゆでたまご氏が筆入れを行い完成したその絵を見る限り、
ゆでたまご氏などの画風なども考慮した結果 間違いなくイケメンに入る部類 である。
キン肉マン 素顔」でググれば1発でヒットするのであえてここには掲載しない。興味がある人は確かめてみよう。
ちなみに「素顔を隠せていること」さえ守っていれば別になんでもいい(掟でよくないと決まっている、と明言されているけど)らしく、読み切りにてある事情からマスク盗難被害にあった際はとりあえずパンツをかぶって顔を隠していた

*6
往年の名作映画『七人の侍』でも上泉信綱の逸話を元に、カンベエが僧侶に扮して子供を人質に取った強盗を斬り倒している。
これは「髷を落とす」「僧侶になる」ことが、武士として隠居・引退を意味する行動であるにも関わらず、
子供の為、プライドではなく実利を取った戦術を躊躇なく選択できる本当に冷静で的確な判断であった。
超人レスラーが自らの命ともいえるコスチュームを破いて黒ペンキに浸して牧師の格好になるのは…………。
いや、やはり冷静で的確な判断なのだろう。だってゆでだから