鹿目まどか


「もしも───もしも、だよ?
 魔法でどんな願い事でも叶えてもらえる、
 って言われたら、どうする?」

ハートフルボッコ魔法少女アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の主人公。鹿目は「かなめ」と読む*1
担当声優は弾幕シューティングゲーム『怒首領蜂最大往生』の陽蜂やアニメ『ワンパンマン』の戦慄のタツマキを担当している 悠木碧 女史。
特撮的には555のヒロイン(少女時代)、これ豆な。…とか言ってたらまたライダーに出ちゃったよ
実写作品『マギカ☆調べ』では 中川翔子 氏が担当した。

+ 『魔法少女まどか☆マギカ』とは?
2011年1月から4月にかけて(3月11日の東日本大震災の影響による放送休止を挟む)放送されたアニメ。
視聴者間での通称は「まどマギ」「まどかマギカ」「魔まマ」など。
放映前に製作スタッフが公表され、アニメーション制作:シャフト、キャラクターデザイン:蒼樹うめ(代表作:『ひだまりスケッチ』)という陣容から、
「なんだ、かわいい女の子達がキャッキャウフフする萌えアニメじゃないか」と当初は思われていた。

……シナリオ担当が虚淵玄氏と判明するまでは。*2
+ 虚淵玄氏について
一般的に言う「エロゲー」を製作する(最近はカオヘやシュタゲなど、一般向けの作品も手掛けている)、
PCソフトメーカー「ニトロプラス」に所属するライター。
ニトロプラスが手掛けた作品の大半は、「エロゲーなのにエロはいまいち、しかしそれ以外の部分で高評価」という、
何かが間違っている気がしないでもない正にエロゲー界の異端、網走番外地とも言える存在。
虚淵氏はそんなニトロプラスのイメージを確立するのに貢献した人物であると言える。

具体的に氏が手掛けた作品を挙げると、
  • やたら銃や銃撃戦の描写が凝っており、広告も美少女ゲーム誌でなく模型誌に打った『Phantom
  • 学園モノをやろうとしたが上手く纏まらず、仕方がないので吸血鬼仮面ライダー混ぜて
    結局バトル偏重になった(所謂学園バトル物でさえ無い)『吸血殲鬼ヴェドゴニア
  • 「製作期間3ヵ月!」「バトル偏重禁止!」「萌える女の子出す!」という縛りを入れてそれらは守り、そう宣伝もしたが、
    たった一つ「クトゥルフ神話」を混ぜたが故にプレイヤーを阿鼻叫喚の渦に叩き落とした沙耶の唄
など、「救いもあるけれどなにか釈然としない」シナリオが多く、バッドエンド症候群を患っているともっぱらの評判。
鋼屋ジン氏(デモンベイン竜†恋のライター)以外のニトロのライターは全員患ってるんじゃね?というのは禁句

ただし、氏本人は「理に適った展開を作ると必ずバッドエンドに行き着く」と語っており、
自分が生み出したキャラクター達をバッドエンドを追い込む事に深く悩み苦しみ、筆を折ろうとした事がある
しかし後述の『Fate/Zero』の執筆を機に開き直り立ち直る事ができ、
以降はきっちりハッピーエンドで終わる作品も書く事が出来るようになっている。

奈須きのこ氏が手掛けた『Fate/stay night』の外伝小説『Fate/Zero』や、
広江礼威氏の『Black Lagoon』の外伝小説執筆など、ニトロプラスのゲーム以外でも活躍している。
もちろんこの『魔法少女まどか☆マギカ』もその内の一つである。
さらに2014年に放映された特撮番組『仮面ライダー鎧武』のメインシナリオライターも担当している。

なお、虚淵氏はゲーム業界を中心に広範な人脈を持つ。
奈須氏、広江氏とはかなり付き合いの長い友人でもあり、他にも趣味のボードゲームを通じてSF作家の伊藤計劃氏や、
ナイトウィザード』『ダブルクロス』などのテーブルトークRPGで活躍するゲームライターの田中天氏らとも交友がある。
他にも『鎧武』のメインライターを担当した縁で、前述の『555』を筆頭に平成ライダーではお馴染みの井上敏樹氏との対談が実現していた。
ちなみに虚淵氏と井上氏は共に強面の風貌でも知られていたため、両氏の対談は「ヤクザとマフィアの会合にしか見えない」とも言われていた

余談だが、虚淵氏は2009年にこの企画のオファーを受けた際、
奈須氏に「困ったことに、俺に魔法少女モノをやれという…」と困惑しながら打ち明けたとか。
しかし内心ではノリノリであったらしく、オファー承諾から半年ほどでまどマギ全12話分の脚本を脱稿したそうな。
もっとも、彼を知る作家達曰く「信じられないほど速筆」であるらしく二つ以上企画を平行させてようやく人並みペースになるという。
ある意味いつも通りだったと言う事か。

シナリオ担当が虚淵氏だと判明するや否や放映を待ち望むファンの間で戦慄が走り、
「バッドエンド依存症の虚淵が脚本担当なんだ、ただで済むはずがない」
「こりゃきっと『だまりスケッチ』になるぞ…」と散々な言われよう。『沙耶の唄』の前科があるから仕方が無い。
そして始まった本放送。幸か不幸かその予想は3話の巴マミ死亡で現実のものとなり、以降も衝撃の鬱展開が続いた。
しかし、なんやかんやあったが最後の最後で一気にハッピーエンド?と言える締め方に飛んでいったし、
魔法少女のマスコット」という存在を極めて現実的かつブラックユーモア的に捉えた設定や描写に関しても、
「流石虚淵そこまでやるか」と高評価であった。こんな発想あってたまるか

また、『さよなら絶望先生』などの製作に参加した劇団イヌカレーによる幻想芸術的な映像や、
止め絵も多いが魅せる時はきっちり動くアニメーション、梶浦由記氏によるBGM、声優達の熱演などストーリー面以外にも見せ場は多く、
結果として2011年前半における話題を一気に掻っ攫ってしまった人気タイトルとなった。

そしてスピンオフ作品やプライズグッズの展開、2度にわたるゲーム化、2012年にTV総集編+αの劇場版、2013年には新作劇場版公開と、
本放送から三年近くが経過しても今なお高い人気を保っている。

見滝原中学校に通う2年生。身長は150cm弱と推測され、主要登場人物中最も小柄。
純朴ながらも心優しい性格。人を思い遣る気持ちは人一倍強い。
それ故生身の人間でありながら危険を顧みず魔女の結界内に飛び込む果敢な一面もある。
一方で自分が人の役に立たない人間だと思い込む事があり、自分に自信を持てずにいる。

学校生活では友人の美樹さやか、同じく友人の志筑仁美らと共に登下校しているごく普通の中学生。
家族構成は両親と弟、自分を含めた4人家族。
母親の詢子はビジネスウーマン、父親の知久は専業主夫、弟のタツヤは幼稚園児(年齢は11歳離れている)*3

+ ───そんな平凡な日常も、ある日を境に一変する。(本編ネタバレ)
───そんな平凡な日常も、ある日を境に一変する。

さやかと訪れたCDショップで、彼女は自分を呼ぶ謎の声を耳にする。
「声」が聞こえる場所へ赴くと、彼女は傷だらけのキュゥべえを見つける。
キュゥべえを追う転校生の暁美ほむら、そして結界に囚われた彼女らを救った巴マミとの出会いから、
まどかは呪いを生み出す存在『魔女』と、キュゥべえと契約し魔女と戦う『魔法少女』の存在を知る事になる。

それ以来キュゥべえに見初められ、それからというもの何かにつけ「魔法少女」になる契約を迫られる。
キュゥべえによれば、まどかには魔法少女になれば宇宙の法則すらねじ曲げる事すら可能な程の、
彼さえ見た事のない素質があるという。
誰の役にも立てないというコンプレックスを持つ彼女は、人知れず魔女と戦い人々を守る魔法少女という生き方に憧れを抱く。

だが彼女の目の前で起こったマミの悲惨な最後を皮切りに、物語は暗転を始める。
次々と明らかになっていく凄惨な現実やほむらの介入によりまどかは悩み続け、
魔法少女ものの主人公でありながら、物語が進んでも一向に魔法少女にならないという、
極めてイレギュラーな展開を見せる。それでも見知った魔法少女達を放っておけず彼女達に関わり続ける。

+ 第10話以降のネタバレ注意

「クラスの皆には、ないしょだよっ!☆」

第10話にて本編中で初めて魔法少女の姿で登場。但し、これはほむらが体験した他の時間軸での話。
最初の時間軸では、病弱で長らく学校に通えていなかったほむらの最初の友達だった。
その時間軸では、ほむらと出会った時点で既に魔法少女であり巴マミと共に魔女を倒す姿を見せる。
しかしワルプルギスの夜でマミを喪った後に戦死。これがほむらの契約の切っ掛けとなる。
その後ほむらが巡ったどの時間軸でも、最終的には生き残る事は出来なかった。
その時間軸の内の一つでほむらと「キュゥべえに騙される前の、馬鹿な私を助けてあげてほしい」
という約束を交わしている。

魔法少女としての武器は公式イラスト等にもあった弓。魔力を直接放っているのか矢を装填する描写はない。
またオープニングでも毎回確認出来るが、まどかの魔法少女衣装のスカートの中はパニエがみっしり詰まっており、
下から覗いても中身が見えない。鉄壁スカートならぬ鉄壁パニエの持ち主である。*4

願いの内容は時間軸によって異なり、そのせいか固有の魔法もはっきりしていない。
ただしいずれの場合も他人のために、それも多くは瑣末な願いで契約しているらしい。
本編では明らかになっていないが、『まどか☆マギカポータブル』でもルート毎に違う願いをしている。

実力はそれぞれの時間軸で差があるらしく、劇場版パンフレットでは、
あまりにも変化が大きいためか彼女のみステータスが複数段階掲載されている。
攻撃力 スピード 初期属性魔術 追加習得魔術 防御力 持久力 合計
まどか1 0.5 0.5 0.5 1 1 0.5 4.5
まどか2 3.5 2.5 1 2.5 0 3 12.5
まどか3 計測不能 4 1.5 0.5 計測不能 計測不能 21以上
これらが具体的にどの時間軸に対応しているのかは不明。
だが、徐々に強くなっている事から判断すると、恐らくは数字はそのまま周回数に該当するものと思われる。
最初のステータスは「契約直後の魔法少女としては標準的な値」との事。
また、この作品世界は本編で描写された以上に多くの周回を重ねている事が外伝作品で示唆されており、
本編時間軸のまどかの素質は、上記のステータスをさらに大きく上回る可能性も考えられる。

特に第10話内での4回目の時間軸(シーンの描写から恐らく第1話冒頭と同じ世界)では、
契約した直後にワルプルギスの夜を一撃で倒してしまった。

+ だが…
救済の魔女。その性質は慈悲。
この星の全ての生命を強制的に吸い上げ彼女の作った新しい天国(結界)へと導いていく。
この魔女を倒したくば世界中の不幸を取り除く以外に方法は無い。
もし世界中から悲しみがなくなれば魔女はここが天国であると錯覚するだろう。
                       ──公式サイト「魔女図鑑」より

まどかが魔女化した存在。
公式では「救済の魔女」だが、ファンによるまどか文字の解読によって、非公式な名称ではあるが、
Kriemhild Gretchen(クリームヒルト グレートヒェン) と呼ばれている。
最強の魔法少女となり、ワルプルギスの夜を一撃のもと下したまどか。
しかし、役目を果たした彼女には、最悪の魔女となる道しか残されていなかった。
山のように巨大な体躯から触手とも枝ともつかないものが伸びた姿をしており、
僅か10日で世界を滅ぼせるというワルプルギスの夜さえ越える力を持つ最強最悪の魔女。
自身の宿命に苦しみ救済を望んだ彼女は、呪いと絶望の根源たる生命を新たな天国へ導く事で慈悲とした。
行動自体は殺戮となんら変わらないが、
魔女となってもなお人々のためにあろうとするまどかの優しさと一途さが垣間見える。

公式サイトの魔女図鑑には登場した魔女の性質と共に、
どこか人間臭いプロフィールや弱点が書かれている事が多いが、
この魔女にはそのような点が一切見られず、対処のしようが無い無理ゲー状態となっている。
また、登場した魔女では唯一使い魔や魔女の口づけを持っておらず、
作中で戦闘シーンが存在しないため攻撃手段も不明。

これ以前にも、ほむらが経験した2回目の時間軸において、
ワルプルギスの夜との戦闘によりソウルジェムの穢れが限界に達したまどかがこの姿に変貌。
これにより、ほむらは魔法少女の真実とキュゥべえの企みを知る事になる。

なお、最終回でもまどかが背負う事になった宇宙を終わらせるほどの絶望から、
地球を呑みこむほど巨大な魔女が誕生している。
こちらは設定によると、全ての魔法少女の絶望から生まれた「絶望の魔女」と呼ばれる存在らしい。

+ その果てに(最終回第12話ネタバレ)
「希望を抱くのが間違いだなんて言われたら、
 私、そんなのは違うって、何度でもそう言い返せます」

「きっといつまでも言い張れます」

最終回(第12話)において、
「全ての宇宙、過去と未来全ての魔女を生まれる前にこの手で消し去りたい」という祈りを元に、
インキュベーターと契約し魔法少女になる(「この手で」という所がミソ)。
魔法少女になった直後に放たれた無数の光の矢1つ1つが全宇宙・全ての時間軸・全ての平行世界の、
魔女化する寸前の魔法少女の元に飛んでいき、まどかの姿に変化してソウルジェムの穢れを吸い取り浄化するという現象を起こす。


「私の願いは、すべての魔女を消し去ること。
 本当にそれが叶ったんだとしたら、私だって、

もう絶望する必要なんて、ない!」

その結果、宇宙を終わらせるほどの量の全ての魔法少女の絶望を糧に、
まどか自身のソウルジェムを核にして「絶望の魔女」が誕生したが、
この魔女すらも時空を超えて現れたまどか自身の手によって消し去られてしまった
(この時に見せた、成長し白いドレスを身に纏った姿は 女神まどか と呼ばれる事も)。*5

こうしてあらゆる平行世界は、まどかの手によってシステムそのものを改変され、
「全ての魔法少女はソウルジェムが濁りきっても魔女化せず、そのまま消滅する」ようになった。
魔法少女達が退治する対象は無から自然発生する「魔獣」という巨大な人型の怪物となり、
それが落とすグリーフシードによってインキュベーターはエネルギーを回収するようになった。

結果、インキュベーターと魔法少女達の関係も、かなり良好なものへと変化をみせている
(この辺は、まどかがその以前に「もし、インキュベーターが地球にかかわらなかったら?」
 という質問をした事と、それに対するキュゥべえの返答内容も大きく影響している向きがある)。
そして穢れきったソウルジェムがそのまま消滅してしまう「原因不明の現象」は、
いつからか「円環の理」なる呼び名で魔法少女達の間に語り継がれる事になる。

ただし、その代償としてまどかは人間より1つ上の領域にシフトした「ただの概念」と成り果て、
全ての世界から「鹿目まどかという存在」は消滅、人々の記憶から忘れ去られた存在となってしまった

だが、ただ一人だけ例外がいた。暁美ほむらである。
書き換えられた世界を見届け、まどかの形見とも言えるリボンを託された彼女だけは、
新しい世界においても「鹿目まどかという少女が存在したという記憶」を保ち続けている。
また、(まどかの弟のような)幼い子供や小動物にはまだ彼女の姿が見えるらしく、
まどかの母もうっすらとだが彼女の事を覚えているようではある。

そして今でもまどかは戦い続けている。あらゆる時空の、無数の魔法少女達の希望を守る為に。
「わたしの、最高の友達」が、自分の記憶を胸に、
自分の守りたかった世界を代わりに守ってくれている事を心の支えにして。

今、胸を張って言える。
わたしには、私には、友達がいる。
最高の友達がいる。
だから───

“がんばって”


しかし『新編 叛逆の物語』では 誰もが予想出来なかった想定外の事態 が起きた結果、まどかは…。


MUGEN的には自分自身の存在を犠牲に世界を救ったという点や、
まどかの存在が世界中の人の記憶から消え去った中、一人だけ記憶が消えなかったという点で、
まどかとほむらの関係は、格ゲー作品においてはアッシュ・クリムゾンエリザベート・ブラントルシュの関係に似ているかもしれない。
また、壮絶な欝展開の末に最終話のみ変身、超越的な存在になった主人公という点では、ウルトラマンネクサスとの関連性も指摘されている。

後に、虚淵氏がメイン脚本を務めた『仮面ライダー鎧武』でも主人公・葛葉紘汰は彼女と似たような経緯を辿っており、
ファンからしばしば比較される事もある。

+ ファンからの扱い
愛称は「まどっち」が最もよく見られる。
これはキャラクターデザインを担当している蒼樹うめ氏の代表作『ひだまりスケッチ』の主人公・ゆのの仇名「ゆのっち」に由来する
(ちなみに脚本の虚淵玄も、キャラクタライズの原型にゆのを想定していたと発言している)。
また、第10話以降の展開を受けて「まどかさん」「まどか様」等の尊称とも言うべき呼び方も生まれている。

魔法少女モノの常として主人公は1話から序盤にかけて初めて魔法少女に変身するのが王道だったが、
(そうしないと関連グッズが売れねぇんだよ!という大人の事情もある)
『魔法少女まどか☆マギカ』ではOPの変身シーン*6を除けば一向に契約も変身もしなかったため、
まどかが「いつ変身するのか」が話題になる事が多かった。
「いつ変身するのか」「中盤までに変身するのか」「まさか終盤まで…?」
「変身せずに終了も有り得る」などと視聴者は不安に駆られていたが、
ストーリーの陰惨さと魔法少女になる事の惨状から次第にそういった声は聞かれなくなり、
果ては「お願いだから契約しないでくれ」「もういいから逃げろ」とまで言われる始末……。
だいたいこいつのせい

本編中盤ストーリーでは美樹さやかの比重が重かった事で影が薄くなりがちになり、
完結編である「まどか&ほむら編」とも言うべき第10 - 12話まであまり活躍していなかったが、
そこはやっぱり主人公。二次創作では変身後も含む様々な形で描かれており、
イジラれたりネタにされたりと主人公として愛されている事が窺える。

なお、10話にして変身して魔法少女として戦っていた際は、これまでとは打って変わってテンションが上がっており、
中の人にさえも「調子乗ったまどか」呼ばわりされていた。

元々が劣等感から来るコンプレックスを持つ可愛いが弱い女の子だったからこそ、
時折見せる果敢さ、勇敢さを評価される時があり、それを火種に少しずつ視聴者達の意識を変えていき、
そして第10~12話を終えた時、それまでのただの良い子という評価を超越し、
「まどかさん」「まどか様」「女神まどか」「まど神」などと呼ばれ、まさしく神の如く讃えられる領域に至っている。

二次創作においては暁美ほむらとのカップリング、通称「ほむまど」が主流…だったが、
10話以降彼女達の「本来の性格」が明らかになると同時にあっという間に立場が逆転、
現在はまどかが主導権を握る「まどほむ」が主流、美樹さやか、佐倉杏子のカップリングである「さや杏」と二大派閥を成している。
なお、戦闘力については幼児体形故にお察し……と言いたい所だが、
事あるごとにサイズを削られる相方、ほむらのおかげで今の所は辛うじて最下位を免れている。

基本的に主要人物の中で最も心優しく暴力を好まない、「絵に描いたような良い子」だが、
その分二次創作の中では多岐に渡る方向にキャラクター崩壊を起こす事が多く、
本編における純粋さや優しさ、それに伴う浅慮さや弱さという、「女の子らしさ」に対するイメージが反転したものばかり。
しばしばキュゥべえに理不尽な行為を働いたり、平然と毒を吐いたりと、
元が純朴な反動か汚い所を見せ付けるケースがある。
邪神まどか、黒まどか

よく見られるパターンとしては、キュゥべえにとって最大のターゲットである事もあり、
大した事のない用で契約をせっつかれてはほむらに阻止されるのがいつものパターンと化している
(大抵の場合キュゥべえは死ぬが大して気にもされない)。
しかしキュゥべえが「どうしても契約したい」事を逆手に取り、
願いを増やせ」「お前を消す方法」「キュゥべえに人並の感情を(中の人ネタ)」
などの無茶振りをするパターンも相当数見かけられる。

また、変態ほむらさんの行動を腹に据えかね、逆に手篭めにしたりと逆襲に走るケースも多々。
他にも巴マミ、(中の人の影響で)佐倉杏子と周囲にセクハラの手を着々と伸ばしつつある。
黒まどかにおける外道さ、変態まどかさんにおけるセクハラ、
まどか様におけるカリスマなど、元が普通なだけに普段と違う一面を見せる時こそ輝くのかもしれない。

他には、figmaの表情差分の「怯え顔」が「どう見てもメンチを切っている表情にしか見えない」と言われており、
某団長から借りたボコボコの金属バットその他の凶器を手にしたネタ画像が数多く作られている。
+ まどかタイタス
figmaまどかに関して言えば、手足を『機動戦士ガンダムAGE』に登場するガンダムのガンプラ、
「HG ガンダムAGE-1タイタス」のものに換装した「まどかタイタス」なるものが、
某画像掲示板で紹介された途端大流行して各地でイラストやFLASHゲームが製作されるという現象が起こり、
あまりにも流行しすぎて某販売店では「何故か一緒に売れている」と店員が困惑し話題になった。
本編におけるAGE-1タイタスの不遇っぷりから「まどかさんが一番タイタスをうまく使えるんだ!」という声も…
ちなみに、figmaまどかをまどかタイタスへと換装する場合、両腕はなんと無加工で換装可能
両足の換装にはちょっとした加工が必要だが、
他にも手足で3mm軸で繋がれているプラモデル、アクションフィギュアとは簡単にパーツ交換が出来るため、
ガンダム的な意味で神になったり社長になったり司令官になったりと大忙しである。
…figmaまどか自体は造形、可動域とも秀作と言っていい良品である、決して邪神の類ではないので念の為。

ちなみに、メディコム・トイから発売されているリアルアクションヒーローズ(RAH、物凄く簡単に説明すると約12インチの大型フィギュア)まどかにも、
「あの表情」が付属している。
まあ、製作にはfigma製作元のマックスファクトリー(並びに販売元のグッドスマイルカンパニー)が関わっているから、なるべくしてなったと言うべきか。
しかし、大型になった分、プリントが丁寧になっているので少なくともメンチ顔には見えないようになっている。
価格は2万円台と少々お高いが、スタイル、造形、可動範囲共に良好で十分に元が取れる逸品である。
別のフィギュアから服をかっぱらえば「なんちゃって制服」版にもできるし。

なお、BD第1巻発売後、同巻付属のCDドラマにおける「ウェヒヒヒヒ」という笑い声がなんかウケている。
まどかの声を担当した悠木碧氏は、自身のブログで「うぇひひひ(^q^)」の表記で話題に上げていた。
というか、最近ではむしろ中の人の愛称になりつつある気も。
そして2017年には「ウェヒヒヒヒ」が霞む笑い声を出す幼女の声を担当する事になった。
…まあ、まどかとは別のベクトルで不憫だが。

「ウェヒヒヒヒ」

(以上、ニコニコ大百科より抜粋)


MUGENにおける鹿目まどか

主人公だけあって多くのバリエーションが存在している。
しかし原作が原作なせいか、動画出演率はほむらに比べて低め。

+ HAL氏製作 グリーフシンドローム版
  • HAL氏製作 グリーフシンドローム版
黄昏フロンティア製の同人横スクロールアクションゲーム『グリーフシンドローム』に登場するまどかを、
格ゲー風にアレンジしたもの。そのためキャラサイズは小さめ
同人ゲーム『グリーフシンドローム』PV

原作がアクションゲームだけあって、攻撃方法は弱・強・魔法ボタンのみで、ほぼ全ての攻撃が飛び道具判定であり、
相性ゲーになったり、場合のよってはグダグダな展開になったりする。
その為、遠距離から攻める事を求められるキャラとなっており、いかに懐に飛び込ませないか、
という立ち回りが要求される点では真鏡名ミナとよく似ているキャラと言える。
弱は連射タイプ、強は威力タイプとなり、押しっぱなしで3段階までチャージ可能。
魔法は1ゲージ消費して空に向かって矢を放ち、空から無数の矢を降り注がせる。
矢を放つ時のみガード不可で、無数の矢が降ってる間に追い打ちなんて事も出来る。
Ver.1.01でチャージキャンセル、ルートキャンセルが追加され、
さらにVer.1.03ではどこかで見た事があるようなオリジナル技が追加となり、更なる戦略が可能となった。

AIは未搭載だが、キャラ公開されてからわずか5時間弱で、復讐貴などを製作している如月竜人氏によって外部AIが公開された。
ジェバンニってレベルじゃn
しかも本体が更新されればほとんど数時間後にはAIも更新されている。
AI最新版
プレイヤー操作。これ何てアクションゲー?

なおちびキャラではあるが、実はScaleが0.5に設定されているD4キャラだったりする。
scaleを他の数値に設定にするとこんな感じになるらしい。

もし大きさが気になる場合には、Scaleを0.75~0.85辺りで設定してみるのもいいだろう。

+ ヤンマー氏製作 Vまどか
  • ヤンマー氏製作 Vまどか
2011年11月6日に公開された、HAL氏製作版のスプライトを用いて作られたキャラ。
製作者のブログで随時更新中で、現在はVer0.99。更新で当初は無かった翼が生えた。
readmeの名称は「ヴァルキリーまどかさん様」
「原作終了後の“女神まどか”としてのまどかが、こっそり魔法少女の姿でMUGEN界に現れたら?」
というコンセプトでアレンジされた、所謂凶悪キャラ。
例えるなら「騎士ガンダムの姿で降臨したスペリオルドラゴンのようなもの」らしい。
1~3Pで凶前後、4~6Pで狂上位、まだ未実装な部分もあるが7~12Pで神キャラとなる。余談だが、4Pに関してはLifeを下げる事により狂中位になれる。
7P以降はOTHK、即死返し、アーマー貫通砲、変数弄りは標準装備、果ては邪眼キラーや親変更も搭載してるなど、
神クラスでも最上位にあると思われる。

HAL氏のgsまどかをアレンジしたような印象を受けるが、中身は完全に別物。
本体Explod化と呼ばれる高度な技術を用いており、詳細は省くが見た目を全てExplodで表示させるという特殊構造となっている。
技も大幅に増えていて、ほむらSEのワープや弱>中>強>ビームのチェーンキャンセル、
魔法攻撃も新たに火柱連射とセブンスヘヴンのような射撃が追加されている。
そして唯一の打撃技として、ドゥエならぬウェヒという蹴り技?も追加。
ウェヒウェヒ言いながら突進してくる様はさながら変態…可愛いと思ったら病院へ
4P以降は神キャラの花形とも言える大魔法も使用するようになり、セレスティアルスターや、
「クラスの皆にはナイショだよ♪」と言いながらギガフレアをぶっ放したり、地球へ巨大なレーザーを放つなどぶっ飛んだものもある。

簡易ながら製作者自らのAIがデフォルトで搭載済み。
後述のyameteoke氏のパッチを基にした、TV版の悠木碧女史のボイスも導入されている。

HAL氏のgsまどかより若干身長が高くて細身。X幅はそのままなので、気になるならY幅と同じにすると良いだろう。

+ わりばし氏製作 手描きドット
  • わりばし氏製作 手描きドット
手描きで製作されたもの。現在の最新バージョンは2014年10月製。
上記のまどか達とは違って格闘も出来るが、技は全て弓を使ったものなので、必然的に遠距離戦を多用する事になる。
HAL氏のとは違い、接近された場合の対応も出来るので、常に一定距離を保つために牽制し続ける必要も無い。
しかし技の特性上やはり遠距離での駆け引きが中心となるのは弓使いの宿命かもしれない。
2012年4月以降は、今は亡き蓬莱氏のサイトで代理公開されていたが、現在は自身のサイトで公開している。
AIとボイスは未搭載。

有志により簡易AIが公開されたが、configには対応していない模様。
また、蓬莱氏による外部AIも別に製作されており、下記動画のボイスパッチも同梱されていた。

+ nipa3008氏製作
  • nipa3008氏製作
海外製作者によるわりばし氏版の改変キャラ。ドット絵板でも指摘されていたが、
仮公開版の頃から独自に勝利ポーズや中ポトレ、カットインなどを搭載して公開されていた。
当初は未完成版を基にしているため技が少なく、打撃、弓、ドラグクローファイヤーの3ボタン式になっていて、
ゲージ消費でドラグクローの本来の持ち主と共にダブルドラグクローファイヤーを放っていた。
わりばし氏の完成に伴いこちらも更新された結果、本来の持ち主はファイナルベントのライダーキックで現れるようになった。
ボタン配置等やカラーパレットも改変元に合わせられたので、完成版から再改変したというべきかもしれない。
まどかのボイスも搭載され、日本語が間違っている所もあるが、弱中強の攻撃ボイスがそれぞれ、イヒッ、ウェヒヒ、ウェヒヒヒヒという素敵仕様。
更新でAIも搭載された模様。なお、Scaleが0.95になっているので、少し小さく表示されている。

+ 製作者不明
  • 製作者不明
海外製作者による、同じくわりばし氏ドットを改変したもの。
無限ロダで公開されていたが、閉鎖中により現在入手不可。

+ おりりん氏製作 手描きドット
  • おりりん氏製作 手描きドット
こちらも手描きで製作されたもの。リーチが長めの中距離戦向きのキャラ。
通常のキャラのようなノーマルモードと、魔力を消費するマギカモードの2つのモードがある。
ブリス等特殊食らい各種にも多く対応している。
2012年12月25日の更新でβ2版となり、デフォルトAIが搭載された。

海外製作者LJH氏(e510氏またはejanho氏)のAIも公開されているが、WinMUGENでは256文字制限に引っかかり使えない。、
「AI.txt」の263行目と287行目の記述から半角スペースを消すなどして、文字数を減らす必要がある。
DLは下記の動画から

+ 大会ネタバレ
友情の属性タッグトーナメント2では獅堂光と共に「世界を変える願い」として出場。
敗者復活戦上がりながら決勝トーナメントに進出するも初戦で敗退。
だが、この大会には「負けても順位が決まるまで負けトーナメントに進む」という変則ダブルチルノシステムがあった。
負けトーナメントでも連敗し続け、その結果運命の悪戯なのかほむらのタッグとの対決が実現した。
この出会いは例え負けてしまっても終わらないトーナメントシステムだからこそ、成し得た奇跡と言えるだろう。
4:07~

+ リュウセイ氏製作 フィンステァニス
  • リュウセイ氏製作 フィンステァニス
『グリーフシンドローム』のドットを使った第2の神キャラ。
姿は真っ黒で、鮮やかなエフェクトの多いVまどかとは対照的にダークなイメージ。
4回攻撃を当てれば勝てるが耐性はとても高い。1~8Pは狂~準神。11Pが撃破挑戦カラー、12Pが論外カラーになっている。
リュウセイ氏曰く「12Pはダメージ条件の無い論外」との事。

+ おつかい氏製作 手描きドット
  • おつかい氏製作 手描きドット
さやかやマミさん、仮面ライダーカイザなどを製作したおつかい氏による手描きのまどか。
2020年10月3日…つまりまどかの誕生日に公開された。真理ぃ!
サイクビーム氏のほむらに別途公開されている「ルミナスパッチ」を導入する事で、専用技「ルミナスワールドエンド」を使用可能。
なお、技名はまどかにしては中々洒落た名前である。マミさんのセンスか
AIもデフォルトで搭載済み。
魔法少女大戦


これらの他に、yameteoke氏が製作した、漆黒氏製ラオウのまどか風改変ボイスパッチも存在していたが、現在は公開停止中。
ウェヒヒヒと言うお馴染みの声は勿論の事、声以外にもカラーリングなど様々な点で改変が施されており、
世界一ピンクの似合わない世紀末覇者の姿はシュールの一言。
あと勝利ポーズに出てくる黒王号ならぬ白王号と呼ばれるQBがすげーキモイ。
「このおれも魔法少女になることができたわ!」とのたまい、「クラスのみんなには内緒だよっ」と、
全身全霊の一撃必殺の拳をブチこむその姿は マジカル強引口封じ と言われてるとか言われてないとか。
あと、同じく氏の作った「ほむら風トキ」は「私の最高の強敵(とも)だち」らしい。
……yameteoke氏自身がこのシリーズのPart1において「まどかは誰にしても微妙」と言っていたので、
何故作ったという問いについての答えは、視聴者の動画コメントが原因である可能性がある。

単体キャラ以外ではサイクビーム氏のほむら&フレンズの仲間の一人や、
Geros氏の巴マミストライカー(設定次第で)としての活躍も見られる。
何故かこちらの方が活躍の機会が多い気がするのには目を瞑っておこう

出場大会

+ 一覧
+ 鹿目まどか
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
  • 主人公(&ヒロイン)達でランダムタッグトーナメント
非表示
+ Vまどか
【Vまどか】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー

- A Midsummer Box Dream -(ヒロイン、名無し)
Lost_Memoris_Town (Vまどか)
MUGEN STORIES INFINITY
鬼穣子の昔話(Vまどか。ウェヒヒヒヒ
仮面ライダー778(非戦闘)
こんな○○は因果地平の彼方に(Vまどか)
それは意味のない交差
ネクサスまてぃっく(おりりん氏版)
MUGEN凶悪キャラ合同ストーリー(Vまどか)

プレイヤー操作



*1
彼女に限らず、本編に登場する魔法少女の名字は、女性の下の名前にも聞こえるものになっているという縛りがある。
これは単に風変わりな響きになるようにという制作上の意図からであり、特に作中設定上の理由があるわけではない。
当初は登場人物全員をこの規則で名付けるつもりが、友人の「志筑」仁美あたりでネタ切れになったようである。
本放送時にはこの命名規則も、何かの伏線かと思わせるミスリードの一つとして機能していた。

外伝・スピンオフシリーズでも魔法少女は基本的にこの規則に添って命名されているが、必ずしも徹底されているわけではなく、
魔法少女が外国人だったり、「呉(くれ)」や「双樹(そうじゅ)」など人名としては苦しい名字もある
(ただし「双樹」と言う名のヒロインは2002年の『双恋』(「電撃GS読者参加企画」の一つであり『ラブライブ』の大先輩)に存在する。
 なお、双子の姉「沙羅」と合わせると「沙羅双樹(の花)」になると言うネタ)。
ただし逆にこの命名も伏線として用いられた例もある。

*2
本当は放映開始まで秘密にしておく予定だったのが、リークにより公表の流れになったらしい。
……もし当初のまま進んでいたら、一層カオスな様相を催していた事は想像に難くない。

*3
小説版によると、まどかが小学5年生の時に一家は見滝原に引っ越してきており、
変わってしまった環境に馴染めなかったまどかの最初の友達になったのがさやかで、彼女とはその時からの付き合い。
ただし、劇場版OPでは生まれた頃から現在の家に住んでいたり、さやかや上条恭介と共に小学校に入学する場面があるため、
小説版の設定は実質変更された模様。
あと公式設定と呼んでいいのか分からないが、ラジオによると「GUTSで働いてる従兄弟のお兄さん」がいるらしい。

*4
公式の版権許諾ガイドラインでもまどかの魔法少女状態でのパンチラ表現はNGとなっているなど、この部分はかなり徹底されている
(ただし可動フィギュアだと下からは丸見え。布の服を使うドールやRAHならともかく、
 合成樹脂の塊であるフィギュアでこれを再現すると股間が動かなくなってしまうから仕方がないが)。
その他にNGな表現の一例として「グロテスクな表現(例:身体欠損噛み付かれる体に穴が開くなど)」があるが、
全部公式でやってるお前らが言うなというツッコミがあったりなかったり。

なお、「パニエ」とはスカートを膨らませる為に着ける(見られても良い)下着の一種。
折り重なった布が詰め物となってスカートを膨らませる物であり、(スカートの縁等に縫い付けられる)フリルとは別物。
彼女の頁の二枚目の絵で見えるスカート下の青白い部分(影色になっているが)もそうだし、彼女もミュージカル版だと着けている。

*5
なお、中の人によると脚本には「女神まどか」は「ハイパーアルティメットまどか」、
最後の矢は「ハイパーまどかビーム」と書かれていたとの事で、芳文社の公式ガイドブックでも記載されている。
また書籍『魔法少女まどか☆マギカ The Beginning Story』に収録されたシナリオ決定稿では、
「ハイパーアルティメットまどか」はそのまま、矢の方は「浄化ビーム」と記載されていた。
フィギュアなどの商品では「アルティメットまどか」で統一されている。

ドラマCD第二弾において「まどかはネーミングセンスが致命的に最悪」という設定が明かされて以降、
これらはまどか当人による命名であるとする説が主流となっている。
……ほむらが「必殺技に名前を付けようなんて考えるな」と止める訳である。

「はっきり言って、全部ダサい!」
「ふえぇ!?」

ちなみに10話冒頭でまどかが使用した弓攻撃には「フィニトラ・フレティア」という技名があったらしく、
実際にボイスも収録されたが、本編では未使用となった(『まどマギ』スタッフ達による同人誌『ティロ・フィナーレ本』より)。
……ネーミングの傾向が違うのは、恐らく名付け親と思われる人のセンスであろうと思われる。

後にゲーム『The Battle Pentagram』にて、マミ考案でよく似た技名の合体技「ティロ・フィレッツィア」が登場しており、
上記もマミによるネーミングであろう確信がさらに深まった。

*6
『まどか☆マギカ』のOPアニメでは、変身シーンだけでなく、さやかとマミの目の前で魔法の練習をして失敗。
変なものを召喚したり、髪の毛がアフロになったり風船のように体が膨らんだり下着姿になると言ったシーンがある。
が、それらのシーンが本編では一切描かれなかったのは言うまでも無い。俗にいうOP詐欺
他にも、OPの後半部に謎の黒猫が登場。その猫はアニメ誌の表紙にほむらと一緒に描かれていたため、
ほむらの正体とか、キュゥべえと同じ魔法の使者ではないかと色々と噂されたが、結局本編とは全く関係ないと虚淵玄氏は後に語っている。
そのお陰で一時は詐欺OP呼ばわりされていたが、10話でその評価は引っ繰り返る事になる。
なお、途中の変身シーンについては、「登場する謎の全裸の女性は女神まどかの暗喩では?」という考察もあるようだ。

後に「風船のように体が膨らむ」演出は『まどか☆マギカポータブル』にて「パニエロケット」という技で登場している。
風船のように膨らんだ胴体でまどかが体当たりするシーンは一見の価値あり。
他にも『SLOT 魔法少女まどか☆マギカ』でも登場。
芸術家の魔女(アニメ10話でほむらを襲った魔女)とのバトルで使用する場合がある。
大きく膨らんだ体の栓を空け空気を噴出する勢いで体当たりする必殺技(こんなのぜったいおかしいよ!)
なお大当たり確定の演出である。
また、OPに登場した黒猫も、後に設定を後付されてドラマCDに登場してたりする他、
最初のループにおいて「事故で瀕死の重傷を負った猫を助けるため」契約を交わした事が明かされた。
ちなみに、この黒猫の名前は「エイミー」であり、まどか役の悠木碧氏の飼い猫の名前が由来だったりする。
更にぶっちゃけると中の人が心から愛する某ガンダムマイスターの妹の名前…ゲフンゲフン
さらに後に虚淵氏がシリーズ構成を務めたアニメ『翠星のガルガンティア』のヒロインの名前も「エイミー」だったり
(製作会社も中の人も異なるので、恐らく偶然の一致だと思われるが)。

まどかの変身シーンについては、後にゲーム『まどか☆マギカポータブル』でゲームオリジナルのものが収録され、
劇場版『新編 叛逆の物語』でようやくアニメ中で他の四人と合わせた変身シーンが登場した。


最終更新:2023年11月08日 09:56