アロサウルス


アロサウルスとは恐竜の一種であり、1億5500万年~1億4500万年前の中生代ジュラ紀後期に生息していた、
大型肉食獣脚類に属する恐竜である。名前の意味は「異なるトカゲ」。
当時の食物連鎖の頂点に立ち、ステゴサウルスやアパトサウルス、ディプロドクスなどを捕食していたと言われる。
特にステゴサウルスとの戦いは今に至るまで図鑑のイラスト、様々なテレビ番組や映画などで描かれている。

体長は平均で8.5m、最大で11mほどでティラノサウルスよりも小さかったとされ、復元図ではティラノサウルスよりスマートに、
前足が短い点は同じだがティラノサウルスより長くがっしりした感じで描かれていることが多い。
ちなみに幼少期のティラノサウルスには羽毛が生えていたことが研究で分かっているが、
アロサウルス科は鳥類にそれほど近縁でないため羽毛は無かったと思われる。

大型の肉食恐竜の中ではティラノサウルスに次いで知名度が高い。
また、日本で骨格展示が行われた最初の恐竜であり、1964年から国立科学博物館にて公開されている。
2004年からしばらくの間、企画展示などの場合を除いて収蔵品となっていたが、2015年から常設展示を再開している。

ちなみに、映画『ジュラシック・パーク(ワールド)』シリーズ以降よく恐竜関連の作品で見かけるようになった
「ジュラシック」とは、何を隠そう「ジュラ紀」を意味するのだが、
アロサウルスはシリーズ第5作目『炎の王国』まで出番が無かった上、ようやく訪れたその出番も時間にしてわずかという憂き目に遭っている。
そもそもそれ以前からティラノサウルスやラプトルなど白亜紀時代の恐竜ばかり目立っているので、
ファンからは「もうクレイタス(白亜紀)・パークに改名しろよ」と冗談交じりで言われることもしばしば


ゲーム作品におけるアロサウルス

タイトーのアーケードゲーム『ダイノレックス』では使用可能な6体の恐竜の一つ。
同じく登場しているケラトサウルスとはコンパチのような立ち位置で、通常技は同じだが必殺技の性能が異なる。
肉食恐竜らしく攻撃力が高いが、リーチや攻撃判定には乏しいため小柄な恐竜(パキケファロサウルス、スティギモロク)を相手にするのが苦手。

カプコン開発の『ディノクライシス2』にも敵として登場。
大きさはティラノサウルスに劣るが動きは素早く、遠距離で仕留めることは難しい。
噛み付きの他に尻尾での攻撃も使う。
コンテナなど大きな段差の上にもジャンプで難なく登って追跡してくる。弱点は腹。

+ ちなみに(ネタバレ注意)
クリア後にプレイできるおまけゲーム「ディノコロシアム」では、ある条件を満たすことでプレイヤーキャラとしても使用可能。
尻尾を振っているだけで簡単にクリアできる。
ディノコロシアムでアロサウルスを使用する動画

また、上記作品の登場キャラクターとして『NAMCOxCAPCOM』にも敵として登場している。
原作・『ナムカプ』共にサードエナジーの暴走が関わっているが、
前者は主人公達が白亜紀へと飛ばされたのに対し、後者では逆にアロサウルスが白亜紀から現代へ召喚されている
(上述の通り、アロサウルスは白亜紀には生息していないので明らかに誤りなのだが)。
原作同様に襲ってくるが、毎度ピンチになるとその素早さを生かして逃走。『ディノクライシス』からのボス敵として何度か戦うことになる。

途中、致命的なダメージを与えたはずが「あのウィルス(同作では最後まで名前が伏せられている)」によって復活。
アロサウルスとの決着時においてもその驚異的な生命力により倒しても復活。
下手に触られるとウィルスに感染してしまうため、最終的に空中戦艦バルログの甲板からカタパルトで放り出すこととなった。
この一件で「魔界にウィルス拡がったんじゃ?」という疑問が良く出るが、どうなったのかは不明。
一応本作ラストステージで「死んだ敵が復活して再登場」した際に登場していたため、完全に死んだとも取れるが、
そもそもが生体反応無しで動き回ってたので…。
まあ魔界には普通にゾンビが棲息してるので大丈夫だろう、多分。

ちなみに最終決戦の空中戦艦バルログへ来た方法なのだが…
ドルアーガの塔60階を登った後にワルキューレの架けた虹の橋を渡ってきた。
動画等ではそのシュールな姿を想像して和む人が多数発生した。

3DSでUBIから出た珍しい(?)デフォルメじゃない恐竜オンリーのゲーム『コンバットオブジャイアントダイナソー3D』では、
プレイヤーの使える恐竜の1体として登場する。
本作ではどの恐竜もデフォルトカラーは黄緑だが、恐竜の体の色は自分の好みに変えることが可能(模様も)。
このゲームではプレデター、ハンター、チャージャー、ディフェンダーと言った4つの能力の異なる種族の中から一つの種族を選び、
その種族に所属する恐竜の中から1体を選んで、恐竜同士のバトルをしたり、木や岩を壊したり、アルマジロに向かって吼えたりしながら、
アイテムを集め恐竜を強化しつつ、全5ステージをクリアし、ダイナキングを目指す。
最終目的は4体以上のダイナキングを集め、恐竜達の楽園を支配する悪のアルコサウルスを倒すことである。
アロサウルスが所属する種族プレデターではアロサウルスの他にもティラノサウルス、カルノタウルスなどの有名な肉食恐竜が所属している。
プレデターは相手を押すプッシュの性能が強力な種族である。
この種族は攻撃方法は通常は噛み付きと頭突きしかないが、チェーンアサルトやディノストライク中は尻尾攻撃や体当たりなども披露してくれる。


MUGENにおけるアロサウルス

地球大進化の作者であるムシム氏によるものが存在し、氏のOneDriveにて他の製作キャラ達と共に公開されている。
元々地球大進化の技の1つであったものをキャラとして発展させたものである。
ドットハウザーの改変であり、体色などはNHKの『天才てれびくん』内で放送されていたアニメ、『恐竜惑星』に登場したアロサウルスを元にしているようだ。

氏曰く「恐竜が普通の人間に負けるわけがねえだろjk」とのことで狂キャラを目指して作られており、
ハイパーアーマーを持ち、ダメージを減少したり一定以下のダメージを無効化する。
このためコンボ系のキャラに対しては圧倒的に強いが、単発火力のあるレトロゲーのキャラにはゴリ押しされると負ける事もある。
勿論、投げロック系の技は効かない。
技は5つあり、どれも使いやすい。
+ 技解説

技解説

  • キック
出が早く隙も少ない小技。タイミングがやや難しいが目押しで繋げられる。
  • 衝撃波
全地上判定技。遠くの相手にも届くので重宝する。
  • 尻尾
リーチが長く、相手によってはこれをやっているだけでも勝てる。不利Fが発生するが反撃は受けにくい。
  • かみつき
通常技では最も威力がありヒットすると4割ほど。ガードされると大きく不利だが高火力キャラでもない限り反撃を恐れる事はない。
  • 咬殺
ゲージ技。間合いの広い投げ判定で、宙にかち上げた相手に噛みつき、7割程のダメージを与える。
タッグでAI戦をさせている時にこの技が発動すると、相手をロックしたまま復帰させなくなる不具合が高確率で発生するバグがあった。
2015年12月25日の最新版更新で修正されているため、現在は安心。

AIもデフォルトで搭載されており、人操作では困難なキックや衝撃波からの目押しコンボを使用する。
なので相手にしてみるといつの間にかこちらがごっそり体力を削られていることも。


さいき氏が製作した「ゾンビアロサウルス」という改変キャラも存在する。
元ネタは『スーパーカセキホリダー』に登場するゾンガゾンガ(同梱のテキストにある設定や、大ポトレを見るにゾンガゾンガ本人である可能性が高い)。
改変元からほとんど技構成は変わっていないが、炎を吐く技と隕石を降らせる技が追加されている。またエフェクトも全て差し替えられている。
また、海外ではガワ替えキャラとして、UltraMono Productions氏により『ジュラシック・ワールド』のインドミナス・レックス、
Shining氏によりマーベルヒーロー「デビルダイナソー」が製作されており、後者は海外サイト「The Mugen Multiverse」で代理公開中。
インドミナス・レックス紹介動画(DLリンク有り)

これらの他に、分類的にはアロサウルスである怪獣ゴロザウルスもMUGEN入りしている。

出場大会

出演ストーリー



最終更新:2024年01月08日 22:15