テリーマン


     分類:正義超人
     出身地:アメリカ・テキサス州アマリロ
     身長:190cm
     体重:95kg
     超人強度:95万パワー
     好物:ハンバーガー、ホットドッグ
     嫌いな食べ物:牛丼
     必殺技:スピニング・トゥホールド、カーフ・ブランディング、テキサス・クローバー・ホールド等
     肩書:正義超人軍参謀、正義超人3羽ガラス(キン肉マン、テリーマン、ロビンマスク
     異名:テキサスの荒馬、テキサス・ブロンコ、巨漢(ジャイアント)ハンター


「キ……キン肉マンよ!
 オレたちは完璧な技も完璧なパワーも 持っていないかもしれない……
 しかし 信じ合う心だけは完璧なつもりだぜ!」


ゆでたまご氏の漫画、『キン肉マン』に登場するキャラクター。正式名称は「ザ・テリーマン」
アニメ版での担当声優は 田中秀幸 氏。『キン肉星王位争奪戦』のみ 速水奨 氏が担当している。
キャラのモデルはバーンナッコー…ではなく実在のプロレスラー、「ザ・ファンクス」でお馴染テリー・ファンク氏。

主人公・キン肉マンの仲間の正義超人の中でも、唯一無二の親友・相棒として知られている。
アメリカ・テキサス出身の正義超人であり、額の「米」の文字と、肩のスター・エンブレム以外は人間に近い姿をしている。*1
登場当初はビジネスで正義活動をするという、絵に描いたような嫌なエリートアメリカ人キャラだったが、
連載が続くにつれてそういった面は薄れていき、友情に厚く、自分より他人を大切にする奥ゆかしい超人となっていった。
尤も、その奥ゆかしい性分のせいで、息子のテリー・ザ・キッドが栄光コンプレックスに悩まされる事になるのだが…。
「そういえば聞いたことがある」と言って、仲間と読者に説明する解説役としても有名。
魁!!男塾』の雷電と並ぶ2大ジャンプ解説キャラの異名も持っている。実際彼の助言で窮地を脱した場面は数知れず。
アニメでは委員長が「そういえば聞いたことがある…」とテリーマンの顔で解説するギャグがあるなど公式も解説キャラと意識していたらしい。
彼のプロレスシューズの紐が千切れるのは不吉の印。あまりに的中するため特殊能力みたいに扱われていた事も。

ファイトスタイルはキン肉マンともロビンマスクとも違う、テキサスの荒野で培った荒々しいタフネスファイトが得意。
…というか元ネタのテリー・ファンクそっくりである。
得意技も「スピニング・トゥ・ホールド」「テキサス・クローバーホールド」「ナックル・パート」とプロレスファンならニヤリとするラインナップ。
特に「あーっとテリーがいった!いったいったテリーがいったーっ!」の実況の掛け声と共に出されるブロンコフィストも再現。
超人でありながら限りなく人間的正統派プロレスで戦う男、それがテリーマンである。
これはテリーマンの一族が、超人の血統としては体格にそこまで恵まれないというハンデがあるためであり、
最後まで勝負を諦めないガッツのあるスピリット、小さな力で相手に的確なダメージを与える関節技、同じ技は二度食らわないクレバーさ。
テリーマンはこれらを駆使して戦う。なお、その為か、テリーマンは自分より体格の大きい相手に対し異常な闘志を燃やす。
そのため彼を「巨漢殺し(ジャイアントキラー)」と呼ぶファンもいる……というこれら後付け設定がどんどん付け足されていった
体格の関係上、必然的にテリーマンと戦う相手が巨漢になるのは当たり前である。それを作者が逆手に取ったアイディアと言える。
まあザ・魔雲天(体重1t)、サンシャイン(体重1t)、キング・ザ・100トン(体重100t)と特に体重が重い相手と何度も戦っているのも確かだが。

主人公の親友キャラとして人気1位を博したテリーマンであったが、
超人プロレス路線が続くにつれ、外見も得意技も人間と大差無かった彼はどうも地味な印象が拭えず、
後発の派手な超人に人気を取られていく結果になってしまった。トップ10圏外の時のコメントは「ノーコメントだ!」。
また、同時に6位に低迷したキン肉マンは「投票をやりなおせ~っ!!」と見苦しく喚いている。
しかし固定ファンの支持と、原作者の思い入れにより最後まで活躍する事になった。
連載当時一クラスに一人はテリーマンが好きな奴がいると言われていたらしい。

+ 原作でのキャラクター


まだキン肉マンが怪獣退治をしていた頃に、アメリカから来たニューヒーローとして登場。
ブタ面のダメ超人だったキン肉マンと比べ人気も実力も格上。
ただし金のためにヒーロー活動をしており、マネーを払えない人間は門前払いするという、
当時のステレオタイプなアメリカ人的キャラだった。
最初はダメ超人であるキン肉マンを見下していたが、彼の超人魂を見て改心。
それ以降は嫌味を言いつつもキン肉マンとミートくんに付き合うという、
現在と立ち位置こそ違う物の名コンビは既に成立していた。
物凄く余談だが、リング上では基本的にはクリーンファイトを心掛けている彼だが、*2
怪獣を退治する際にはマグナム銃を使う*3
しかし、キン肉マン同様に巨大化し、更に普通に空を飛ぶヒーロースタイルで、
使用するのが銃というのも別の元ネタ的にはアレである。
また、後に生涯の伴侶となる翔野ナツ子と出会ったのもこの頃である。

第20回超人オリンピックでは予選を突破するものの、
キン骨マンが放った銃弾からキン肉マンを庇い、左足を負傷してしまう。
そのためロビンマスクとの試合ではゴング前に不意打ちなど、敢えて汚い戦法を取ったが敗れた。
3位決定戦ではラーメンマンに反則勝ちを拾い、決勝戦ではキン肉マンのセコンドに付くいた。

その後、左足の傷が悪化し切断してしまう事になるが、
後にキン肉マンとのタッグ「ザ・マシンガンズ」結成時は義足を付けて試合に挑んだ。
この時の義足は急いで作ったために外れやすいという欠点があったが、
後に改良したものが制作され、読者からも全く義足だと思われないほど完全な動きを実現している。
そのため、完全に忘れられていた設定を掘り起こすまで悪魔超人編のラストにおいて、
黄金のマスクと銀のマスクが合体した完璧なマスクの放った光によって超人達が回復した時に、
テリーマンの足も治っていたのではないかと想像されていた程だった。

全米超人タッグ選手権に優勝後、「超人オリンピック ザ・ビッグファイト」に出場するが、
3次予選の「新幹線アタック」で子犬を助けるため新幹線を止め、失格となった。
これによりテリーマンの奥ゆかしいキャラクターが完全に確立する。

7人の悪魔超人との戦いでは仲間が敗れていく中、ザ・魔雲天を全身全霊を傾けたブレーンバスターで撃破した。
他のアイドル超人は前述のように殆どが悪魔超人達に敗北しており、辛うじて生存したブロッケンJr.の場合でも、
メシヤことラーメモンゴルマンの介入が無ければ間違いなくそのままやられていただろう事から、
キン肉マンとモンゴルマンを除けば、唯一彼のみが7人の悪魔超人に勝利した事になる。これは特筆すべき快挙と言える。
仲間がやられる度にシューズの紐がブチブチ切れてたのもこの試合。
ぎりぎり生き残っていたブロッケンJr.の際は糸一本繋がっていて完全に切れてはおらず、生存の証明として働いた。
……これ、「仲間が倒されたサインを示す特殊能力付きの靴」などではなく、偶然とか予感とかそのへんの類の話である。*4
また、キン肉マン対アトランティスの試合では、霊界ポケットを使い、キン肉マンを苦しめる悪魔超人の亡霊を撃退した。
悪魔騎士との戦いでは、長い因縁となるアシュラマンと対戦。
両腕を奪われたり、阿修羅バスターを繰り出されたりと大苦戦するも、最後は両者リングアウトで引き分けとなった。

夢の超人タッグトーナメントでは、ジェロニモと組んで「ニュー・マシンガンズ」を結成し出場するも、
一回戦のはぐれ悪魔超人コンビの前に破れ、助けに入ったキン肉マングレート(プリンス・カメハメ)が犠牲になってしまう。
その後瀕死のカメハメからグレートマスクを受け継ぎ、2代目キン肉マングレートとして、キン肉マンとタッグを組む
(この事から『キン肉マン』を題材にしたゲームでは、テリーマンの2Pキャラが単なる色変えではなく、
 2代目キン肉マングレートのグラフィックになる作品もある)。
準決勝で再び悪魔コンビと対戦、一時正体を暴かれそうになったが、最後はマッスル・ドッキングを成功させて勝利した。
決勝戦のヘル・ミッショネルズとの試合では、1本目でマスクを剥がされて正体を明かされてしまう。
キン肉マンとの絆に亀裂が入るものの、激闘の中で信頼を回復。ザ・マシンガンズとしてミッショネルズに勝利し、
トーナメントマウンテン山頂のトロフィーをキン肉マンと共に引き抜いた。
タッグ編の最後はテリーマンの台詞(このページ冒頭)を受け、
ネプチューンマンの「この世に完璧なものがひとつだけある… それは正義超人の友情さ!」との言葉で締め括られている。


「オ……オレはちっちゃい時から 人になめられるのが大キライだった……
 相手が強者であればあるほど よけいにそうだった!
 この世に生をうけて きさまのようなやつらになめられっぱなしじゃ

  生きてる甲斐がねえんだよ──────っ!!」


……しかし旧連載版のテリーマンの活躍はここまでだった。

キン肉星王位争奪編では今までの功績から、正義超人軍参謀に任命される。
後進の超人を指導する立場になったが、ロビンマスク同様に王位争奪戦には中立を取らざるを得なくなった。
しかし親友の窮地を見捨てられず、勲章を捨てロビンマスクと共にキン肉マンチームに加入した。
だがこの王位編でのテリーマンは不調で、上記の篤い友情から会場に駆け付けミート君のピンチを救ったまでは良かったが、
キング・ザ・100トンとの試合では勝負に勝ったものの敵の策略で引き分けに持っていかれる。
続く二回戦のモーターマンとの試合では前試合の負傷が癒えておらず、一方的にやられた上ラーメンマンに交代して棄権。
その後ラーメンマンがモーターマンを37秒で瞬殺なにこの噛ませ扱い
とどめに敵陣営からは「モーターマンはバイクマンの充電の為だけに仲間にした」と暴露された。
貴様らさっきまでゼブラチーム四天王の一人とか言ってたじゃないか。そうか奴は四天王の中でも一番の小物とかいうアレか
こんな雑魚にいいようにやられたテリーの立場はいったい……。*5

そして、決勝戦を前にラーメンマンやウォーズマンが仮想敵を倒す特訓を続ける中、
テリーマンはキン肉マンのマッスル・スパーク習得の特訓に付き合う。この時点で敵と戦うメンバーから除外されていた可能性が
スグル版マッスル・スパークとアタル版マッスル・スパークを合わせる事で真のマッスル・スパークになるはずだ、という事で、
キン肉マンと共に人形を相手に技をかける際にアタル版マッスル・スパークを担当する事になる。
そして、遂に完成像が見えたと思った瞬間キン肉マンに完璧マッスル・スパークをかけられていた。何を言ってるk(ry
その結果、技の完成と引き換えに大怪我をしてしまい、決勝戦には参加する事ができなかった。
決勝戦の特殊な面子を揃えるために犠牲になったとか言うな

テリーマンはタッグだと活躍するのだが、シングルだと引き分けになったり、棄権したりと結果に恵まれず、
派手な必殺技も無い事から「テリーマンってシングルだと実は弱いんじゃねーの?」と揶揄されたりもする。
どこかの声が似ている長男と同じような事を言われているが、
彼が引き分け抜きで完全にシングルマッチで敗北したのは、
前述のロビンマスク戦(片足に重症を負っており、そもそも試合ができる状態ではなかった)だけである。
新シリーズでも、超人強度4800万パワーを誇る完璧超人“完裂”マックス・ラジアルと戦い、激闘の末に勝利を収めている。
ワイルドバクト?BUKIボーイ?あれは黒歴史の彼方に

逆に完全に打ちのめされての敗北は一切無い事、アシュラマンやヘル・ミッショネルズといった強豪を相手に奮戦、最悪でも引き分けに持ち込んでいる事から、
「誰が相手でも引き分けにできる。マンモスマン相手でも行ける」という褒めてるんだかなんだか分からない評価も。

なお、後年の読切作品『キン肉マンvsテリーマン』や『キン肉マンの結婚式!!』ではシングル戦でキン肉マンと互角に渡り合っている。
前者ではベストコンディションのキン肉マンに対して、前日から一睡もせず試合開始前まで全力でアメリカから日本へ移動し体力を消耗、
カーフ・ブランディングを破られ完璧マッスル・スパークの前半までを食らったが、そこで時間切れのため試合中断。
マッスル・スパークを返す秘策があるかのような素振りを見せていたが、試合の行方は最後まで分からず引き分けに終わった。
後者は勝敗を競う試合ではなく、スパーリング形式で心ゆくまで殴り合った。


+ 『キン肉マンII世』時代のテリーマン
続編『キン肉マンII世』では第1話から登場し、新世代の悪行超人に正義超人軍団が敗れた事をキン肉マンに告げ、
息子であるキン肉万太郎に希望を託す事を助言する。
仕事が多忙で、息子のテリー・ザ・キッドとは余り会話する機会が無かったらしく、
更にキッドは奥ゆかしい性格のせいでNO.1になれなかったと思い込み、父に反発してしまう。
しかし戦いの中でキッドは父の素晴らしさに気付いていき、「超人オリンピック ザ・レザレクション」の予選において、
溺れた子供を助けて失格になったキッドにテリーマンは賛辞の言葉を送っている。
+ …だが
息子のキッドは父親の「派手な必殺技が無いから活躍できない」という欠点を強く意識し、
当初は「自分は父親のようにならない」と志していた。デビュー戦では父親顔負けの大逆転勝利をもぎ取ったが、
次のスカーフェイス戦でいきなり悲劇を迎える。
ひょっとすると逆転勝利するかも、というフラグはスカーフェイスが真の姿を出した瞬間に叩き折られ、
繰り出した技をことごとく2倍の効果に改良されて逆襲され、
「テリー一族には有力な必殺技が無いから活躍できていなかったが、こうすれば良かったんじゃないか?」
という展開を敵の手で行われてしまった挙句、最後はアルティメット・スカー・バスターで轟沈。
しかもスカーフェイスは彼の持つ「暴れ馬」の異名を指して、
「テリーマンの「暴れ馬」の異名はその荒々しい戦いぶりを称えるために生まれた本物の称号。
 だがお前の異名はそのテリーマンを父に持つというだけで自動的に受け継がれただけの実態のない紛い物」
と、きちんとテリーマンをリスペクトした上で息子である彼の致命的なまでに痛いところを突かれたことでメンタルもガタガタに。
心・技・体全てにおいて圧倒的な実力差を見せ付けられてからは戦う気力さえ失い、
父親が守っていた心が折れての実力負けは絶対にないという一線も陥落。
この惨めな敗戦の後は戦う機会すら殆ど無くなり、二軍同然のポジションへ。
超人オリンピックでは上記の通り予選敗退(一応、4人しかいないオリンピックアメリカ選抜代表にはなっている)、
悪魔種子との戦いではケビンやスカーフェイスが奮戦する中、リング外で見ているだけだった

しかも、キッドが中々活躍できずに苦労している間に
ロビンマスクの息子ケビンマスクはどんどん格を上げていき、万太郎に次ぐ準主役の位置を獲得。
王位争奪編からのロビン優遇・テリー不遇は息子の代になっても続き、より格差が広がってしまったのである。

『究極の超人タッグ編』ではロビンマスクと組んで、ケビン不在の間に試合に出られるという最大のチャンスを得た。
正義超人たちが予選から一回戦にかけて次々に脱落する中、
どうでもいい雑魚の悪行超人タッグを撃破して二回戦に進出するなど比較的目立つ活躍をし、
テリーマンへのわだかまりも消えたが、時間超人との戦いはやっぱりというか惨敗。
せっかくロビンと組んだと言うのに、王位編じゃなくてタッグ編のロビンと組んだのがいけなかったようだ。
実際、彼自身の戦いぶりを見るとかつてスカーフェイスにいい様にやられたころとは打って変わって奮闘してはいるのだが、
その奮戦ぶり以上に一回戦、二回戦ともにロビンの奇行に振り回されて煮え切らない戦いを続けていたのが否めない。
その後、万太郎のマッスルスパークの特訓の犠牲になり、最後は結局定位置の解説役に収まった
そして時間超人を倒して優勝したのは例によって万太郎&ケビンマスク……。
まあ『II世』は万太郎とケビン以外全員冷遇だからしょうがないけどね!

ちなみにキッド版の解説導入台詞は「そういえばパパから聞いたことがある」となる。
やはり情報源は親父だった。


『究極の超人タッグ編』では本領発揮できる環境が整い、キン肉マンとの「ザ・マシンガンズ」で出場。
度重なるキン肉マンの負傷をカバーしながら悪行超人タッグを撃破している。
その都度、キン肉マンのフォローをしながら勝ちをもぎ取っていけたのは、
テリーマンの的確なサポートと満身創痍なキン肉マンの力を最大限まで引き出した戦術眼による所が大きいだろう。
本編では一瞬で済ませていたマッスル・ドッキングが実は緻密で入念な計算に基づき、
かつ二人の信頼と友情の為せる阿吽の呼吸で初めて成立していた事が描かれている。
ちなみにこの計算は基本的にキン肉ドライバーを担当する事が多いテリーマンが行っている。
ツープラトンの至宝と呼ばれるマッスル・ドッキングは、
二人の阿吽の呼吸・テリーマンの計算・キン肉マンのパワーのどれを欠いても完璧に決まらない絶技である。
カメハメとも決めた?あの人はキン肉マンの師匠だから決めて当然
最終的には時間超人&大魔王サタン&完璧超人が総掛かりで呪いをかけるという凶悪すぎる妨害工作と万太郎の絶大な主役補正のため、
万太郎のチームに敗れてしまった。
だがその状態ですら、万太郎とその相棒を半死半生のKO寸前まで追い込んでおり、
キン肉マンが極度の疲労状態でなければ万太郎のチームも倒していた可能性はかなり高い。
やはりテリーマンはタッグでこそ映える男なのだ。


『II世』が終了した後に再開された『キン肉マン』本編、通称新シリーズでは、物語の冒頭から登場。
出番に恵まれなかったり息子が不甲斐なかったりでどこか不遇な印象だった彼に転機が訪れる。
その連載第一回目でのテリーマンの登場シーンは線路に入った子犬を助けるために列車を止めるという前に見た事のあるものだった。もはやお約束なのか。
というか、前回の新幹線は競技用で無人だったからよかったものの、今回は普通に運行していたため、
中の乗客の安否及び、勝手に列車を止めてしまった事で後でテリーがどれだけ怒られたのかは微妙に想像したくない

そしてその後、完璧超人の襲来を察知してまたしてもシューズの紐が切れてしまったやっぱりそれ特殊能力付きの靴なんじゃ

キン肉マンは故郷・キン肉星の大王となってキン肉星に帰ってしまったので地球におらず、
ロビンマスクらアイドル超人の殆どが療養中で不在という状況で 押し寄せてきた完璧超人本隊「完璧・無量大数軍(パーフェクト・ラージナンバーズ)」を迎え撃つ事になる。
まず先陣を切ったジェロニモがパンチ一発で撃沈した後、ビッグ・ボンバーズがあっという間にやられ、
さらにタイルマン、ベンキマン、カレクックといった二軍の正義超人達が超人パワーを奪われてしまう。
この状況に至ってテリーマンはたった一人で開戦を決意、完璧超人の中から名乗り出た7名を相手に戦う事になる。
絶望的な戦況の中、テリーマンは無量大数軍の一番手“完裂”マックス・ラジアルを相手に奮戦。
4800万という完璧超人特有の高い超人強度と、同じ無量大数軍の一員にも「あいつが先陣を切るならそれだけで終わってしまう」
と評されるほどの実力者であり、その前評判に違わぬ圧倒的パワーを前にテリーマンも苦戦を強いられるが、
ネバーギブアップの精神で立ち上がり、見事に一勝目を挙げる。
「テリーマンはタッグでしか勝てない」「引き分けしかできない」といった、これまでの汚名を払拭した。

その後はキン肉星からキン肉マンが駆け付け、さらに七人の悪魔超人が参戦、
ロビンマスクらアイドル超人たちも治療を終えて復帰、
さらに悪魔将軍が完璧超人の本拠地・超人墓場に進軍、悪魔六騎士が参戦し……と、
しばらくテリーマン(とキン肉マン)の試合が無いまま物語が進み、負傷を癒す時間を得る事ができた。

そして「許されざる世界樹(アンフォーギブン ユグドラシル)」での完璧超人との決戦に際し、
悪魔超人の本拠である魔界でアシュラマンを撃破した強敵ジャスティスマンとの戦いに、
アシュラマンと幾度も戦ってきた最大のライバルとして名乗りを上げる。

ジャスティスマンは旧作でゴールドマンとシルバーマンの争いに決着を付けた「裁きの神ジャスティス」として語られていた伝説的な人物で、
『II世』の実質的ラスボスを務めたアシュラマンが、悪魔超人達との友情パワーを全開にしても真正面から粉砕するとてつもない実力を持つ強敵。
もはやまともな戦闘で彼を打ち負かす事は誰にもできず、友情パワーの凄さを見せ付けて認めてもらうぐらいしかできないという、
「撃破不能ボスイベント」のような存在だった。
テリーマンとの戦いではジャスティスマンの方から「勝つ事ができれば考えを変えてやろう」と和解条件が提示されるほど。
しかし、それは弟子が師匠に認めてもらうための修行イベントではなく
「甘えも油断も一切無い。殺すつもりで戦ってやろう」と恐ろしい迫力で告げられる。
和解のための条件を予め提示されているだけに、試合中の説得は「勝ってから言うことだな」と全く聞いてもらえない。
テリーマンの攻撃が直撃してもほとんどノーダメージ、ジャスティスマンの攻撃は一撃ごとにテリーマンの手足を破壊していくという、
圧倒的な実力差を見せ付けられ、これまでの戦いでは義足だったという設定が完全に忘れられるほど全く問題になっていなかった、
改良型の義足が不調を来してしまう。
しかも、ジャスティスマンは「もし義足が不調でなければ、勝てていたかも知れないというわずかな希望すら残さないために」と、
あえて義足を狙わずに圧倒。
テリーマンは手も足も出ないまま、ジャスティスマンの必殺技「ジャッジメント・ペナルティ」に捕らえられてしまい、敢えて自らの義足を攻撃した。
そしてジャッジメント・ペナルティを喰らい、義足も外れ誰もがテリーマンの敗北だと認識した時…

「ヘイボーイ!せ…正義の魂をからかっちゃいけないぜ!」

テリーマンは自ら義足を壊す事でダメージを軽減して生き延びており、未だ戦闘意欲を失っていなかった。
ジャスティスマンは、全力で殺しに行ったジャッジメント・ペナルティに生き延びた事で「二重処罰の禁止」という法規を示し、
既に判決を下したテリーマンへの攻撃を停止する。そして、もはや戦う力も残っていないのに戦闘意欲を放棄しないテリーマンの姿に、
宇宙中の観客達から憧憬の感情が集まっている事を悟った。
それが完璧超人の在り方とは異なる、新たな永遠の強さに繋がるかも知れないと考え、ジャスティスマンはテリーマンに勝利を譲り試合放棄した。

実力で相手を上回ってKO勝ちするという事はできなかったが、そもそもジャスティスマンはそれができるような相手ではない。
正義超人の戦闘目的は「相手と分かり合う事」であり、これまで多くの完璧超人を倒す事はできたが和解の前に自害されてしまった事と比べると、
正義超人に理解を示してもらえたテリーマンの功績の方が大きいと言える。
完全な形で相手との和解を成し遂げたのはキン肉マンに続いてテリーマンが二番目であり、
主人公の最高の相棒・正義超人の二番手としての地位は保たれたと言えるだろう。

そして、シルバーマン(ゴールドマン/悪魔将軍の実弟。完璧超人穏健派の事実上のトップ)に、
「自分達始祖の役目はもう終わった」「スパっと潔く消えたいので、そのために(ジャスティスマンから譲られた)光のダンベルを渡してほしい」*6(意訳)
と求められたテリーマンは一度は「いくらなんでも他の超人の自殺のために手助けはできない」として強く拒絶する。
この際テリーマンはあくまで共闘の関係である悪魔将軍や、敵である超人閻魔が消える事にも言及した上で拒絶したため、
シルバーマンから「貴方は優しいですね」と称賛されている。
その後シルバーマンの「では自分達の庇護や管理の下でないと地上の超人はやっていけないのか?」という説得を受け、
苦渋のもと光のダンベルを渡したのだが、祭壇の機能が改造されていたためにほとんどの始祖は消滅せず生き残る。
そのため戦いはその後も続き、超人閻魔と悪魔将軍による最終決戦まで繰り広げられた。

なおテリーマンの義足は彼のために作られたワンオフ品であり、それが壊れてしまったため、
『オメガ・ケンタウリの六鎗客編』以降は汎用の義足を着用しているが、仲間の正義超人から見てもあからさまにパフォーマンスが落ちている模様。
そのため『超神編』では「リアル・ディールズ」結成の際に自身では足手まといと思い、ジェロニモに後を託した。

ジャスティスマンは両軍のどちらにも与せず身を引いて行ったが、後に大魔王サタンの顕現に際して再び降臨し、圧倒的な実力でサタンを粉砕。*7
完璧超人始祖の恐るべき実力を見せつけると共に、ジャスティスマンを退かせたテリーマンの勇戦ぶりの偉大さを読者にあらためて印象づけた。


+ アデランスの中野さん「怖いですね~恐ろしいですね~」
アンファーから販売されるシャンプー『スカルプ D』の限定版「クリアギフトBOX」に付属する、
ポストカード用のイラストを、ゆでたまご氏がコラボとして書き下ろしたのだが、その内容は……
「リング外でも絶え間なくヘアケアを続けていたキン肉マン親子に対し、
 テリーマン親子はヘアケアを疎かにしていた為、頭髪に差が付いてしまったというものだった。
どうしてこうなった。


……しかしまぁ、見事にズル剥けてしまったテリーであるが、「剥げてもかっこいい」との声も上がっているようだ。
てゆうか、ボーボーに伸びすぎてるキン肉マン親子は逆にキモいという意見も。確かに伸びすぎである。
マスクに穴が開いてる万太郎はともかくスグルは髪がマスクを貫いてるし
ちなみに、元ネタのテリー・ファンクの実兄であるドリー・ファンク・ジュニアの頭髪はこの禿テリーにそっくり。
なので、それを知るプロレス通からは「ドリーマン」なんて呼ばれていたりもする
(「ドリーマン」という名の超人はテリーマンの父親として作中に実際に登場している。ドリー・ファンク・シニアからの命名だろう)。



キャラクターソング集『超人大全集』に収録されているテリーマンの主題歌。作中でも幾度と無くBGMとして流れており、
特に魔雲天との戦いの後、誰もが死んだと思っていた状況で夕日をバックに生還するアニメ59話での展開は涙腺崩壊必至である。


「かつて、テキサスの自由と独立を守る為、
 西部の勇者達がメキシコの独裁者の大軍と戦って命を落とした」
「私の体には、その勇者達の血が流れているのだ!
「私も、自由と正義を守る為には喜んで命を賭ける!」


MUGENにおけるテリーマン

ですからー氏によるテリーマンが存在する。
同氏の肉キャラ同様、FCゲーム『マッスルタッグマッチ』のドットを使っており、基本システムも同じである。
「テキサス・クローバー・ホールド」「カーフ・ブランディング」などテリーマンを代表する技が揃っているが、
やはりキン肉マンやロビンマスクと比べると地味な印象があるかもしれない…。
そもそもゲージ技の「バスターバリエーションPart5」はキン肉マンとのタッグ技であり彼の技ではない
ちなみにこの技は火事場のクソ力中に発動すると「マッスルドッキング」へと変化。
どこからともなくネプチューン・キングが現れ一緒に技を食らうが気にしない方がいいだろう。
ただし、タッグの相方がキン肉マンで、なおかつテリーとは別の相手がキン肉マン側の投げ間合いに入っていた場合は、
原作通り二人同時に決める事が出来る
実戦の敵も味方も自由に動き回る中で決めるのは非常に難しいが、肉ファンだったら是非とも狙いたいロマン技である。
なお、キン肉マンの方が条件を満たさなかった場合は普段通りネプチューン・キングを連れてくる事になるが、
テリーの方が投げに失敗した場合はキン肉マンの方も自動的に失敗扱いになる。
まぁ、ゲーム的にはあくまでテリーマンの技という事になっているので、その辺りは致し方ないだろう。

基本攻撃力が低めだが「フライングニードロップ」「スピニング・トゥ・ホールド」「テキサス・クローバー・ホールド」とダウン攻撃技が豊富。
「スピニング・トゥ・ホールド」は追加入力可能で、全て出してやっとまともなダメージになる。
数多くの特殊技から投げに繋ぎ、ダメージが期待できる「全身全霊をかたむけたブレーンパスター」
「カーフ・ブランディング」を的確に決める必要がある。
プレイヤー操作(試合14:13~、解説25:11~)

余談ながらこのテリーマンは改変自由であり、同フォルダには超人製作用のスプライトシートも同封されているので、
肉ファンは超人製作にチャレンジしてみては如何であろうか? むしろ創生(つくれ)!!
また、彼の息子テリー・ザ・キッドは声だけMUGENに参戦していたりする。
親子タッグを組んでみてもいいかもしれない。それ抜きでもテキサスブロンコタッグでもある事だし。


「GO FOR BREAK! 当たって砕けろだ!」

出場大会

+ 一覧
シングル
タッグ
チーム
その他
凍結
削除済み
非表示

出演ストーリー

プレイヤー操作



*1
ちなみに、この漫画においてはテリーマンに限った話ではないのだが、時期によってデザインが割と変わっている。
多くの場合テリーマンは元ネタに習って短髪なのだが、「アメリカ遠征編」のみやや髪を伸ばして長髪になっている。
ただし、次の「ビッグファイト編」では髪を切ったという事で再び短髪に戻っている。
実は作者は長髪のテリーがやや気に入ってなかったらしいのだが、ファンの中には長髪テリーを好む人がとても多い。
その声を受けてか、現在展開されている新シリーズではテリーは再び長髪に戻っている。
カラーリングについても、髪は原作では銀髪、アニメでは金髪となっており、コスチュームも原作では初期は青色でそれ以降は赤色だったが、
アニメでは一貫して青色のまま。更に肌もアニメではピンク色となっている。
ちなみに肌の色に関しては中井先生(ゆで作品の内作画を担当してる先生)曰く、
「自分たちで指定したわけではないが、白人の肌が紅潮しているように見えて『ああ、なるほどなぁ』と感心した」との事。

*2
何故基本的になのかというと、周知の通りどんな相手にもテリーマンは不屈の闘志テキサスブロンコを燃やすのだが、
それがエスカレートして暴走し、早い話がぶちキレてとんでもない事をしてしまう事も少なくないのである。
おまけにそんな状態になったテリーは夢の超人タッグ編のアシュラマン戦を見れば分かるように反則を躊躇しなくなる。
実際、魔雲天との戦いにおいて他のアイドル超人達の死を嘲笑った魔雲天に対し、怒りを爆発させて猛烈なラッシュをかけるシーンは、
作中屈指の名シーンとして名高いが、その後冷静さを完全に失ったテリーは、
ロープへ逃げている魔雲天にストンピングをかけるという、委員長が指摘するまでもない反則行為を行なっている。
また、現在展開されている新シリーズでも、正義超人・悪魔超人・完璧超人の間で平和協定条約が結ばれ平和な世の中になったのだが、
その条約を破棄したい完璧・無量大数軍により、仲間の正義超人達が次々と倒されていくという挑発行為をされる中で、
遂に(キン肉マンがキン肉星へ戻っているため)正義超人代表として条約に調印したテリー本人が完璧・無量大数軍に手を出してしまい、
結果的に正義超人と完璧・無量大数軍の間で全面戦争が発生してしまう。早い話が戦いの火蓋を自ら切ってしまったのである。
その結果、他のアイドル超人達がメディカルサスペンションで休養を取っておりすぐには出られないため、
実質テリー一人で複数の完璧・無量大数軍と戦う事になってしまった。言い方は悪いが完全に自業自得である。
そして、一回戦の対マックス・ラジアル戦では頭に血が昇ったという理由で再びゴング前の奇襲攻撃という反則を繰り出してしまい、
敵側のストロング・ザ・武道から「卑怯な真似しか出来ないから奴らは下等超人なのだ」と煽られてしまった。ごもっともです

とはいえ、魔雲天に反則をした際の「こいつらが今までやってきたことを思えば、これくらいの反則がなんだ!」という台詞は、
ミートを人質に取ったり他のアイドル超人を卑怯な手で抹殺してきた悪魔超人相手には非常に説得力があるし、
完璧・無量大数軍との一件も、テリーは仲間達が次々と襲われていく中で敢えて黙って見ていられるような男では無いのである。
そもそも友好条約に則って手を出さずに我慢していたテリーマンの目の前で、挑発がてらに仲間の正義超人を叩き潰して行く行為も十二分に卑怯な行為である。

クールで冷静なキャラに見られがちだが、時には熱く勇敢に立ち向かっていく。それがテリーマンの魅力なのである。
てゆうか、反則の事を言い出したらアイドル超人の殆どは残虐・悪魔超人を経験してるわけだし、
主人公であるキン肉マンですらアメリカ遠征編においてシャネルマンという残虐超人を演じた事もあれば、
悪魔将軍戦で凶器を隠し持っていたり(事前に発覚したため未使用)、
II世の『究極の超人タッグ編』において、「観客の見ていない所では悪魔超人に確実に勝利するために堂々と反則技を用いていた」
という衝撃的な事実が明らかになった事もあった。
この事実はテリーも否定していないため、実質テリーもどこかで反則技を用いていたという事になる。
正義超人の定義って何だったっけ……?

*3
超人同士の戦いでは悪魔将軍でさえリング内でレフェリーの裁定に従って勝負してくれるのに対して、
怪獣は大きさが違いすぎ・意思疎通が困難・周囲の一般人も容赦なく襲うという相手なので、
キン肉マンやテリーマンなど超人たちも巨大化・光線技・銃器などを解禁している。
このあたりが禁止になるのはあくまでもリング内で超人同士のプロレスを行うという試合形式の場合である。

超人同士の戦いで光線や重火器を持ちだしたのはプリズマンとレオパルドンくらいで、プリズマンのカピラリア七光線は人間には無害なので、
観客の人間が巻き添えになる心配はない(リング外にいた超人に当たって殺してしまった事はあったが)。
またレオパルドンも「私はレスリングをしにきたというのに!」と至極真っ当なツッコミこそされたが
無観客だったうえ、コスチュームの一部故か重火器を用いた攻撃も卑怯扱いされていない。
問題は巨大化して観客ごと会場揺さぶった奴がいる事だが……。

え?劇場アニメオリジナルの敵は、サタンキングのサタンサンダーやビッグ・シンジョウのビッグ・シン・オーラのように、
結構光線技を必殺技として使ってた?そこまでは知らん。
というかこいつらは一般人を人質に取ったり、大量の部下を差し向けてきたり、リング外で平然と戦うぐらいの極悪超人だし。

*4
しかしこのブチブチと切れた紐、実は重要な意味を持っている。
からくも魔雲天を撃破したテリーマンだったが、断崖絶壁デスマッチにおいてリングへの衝撃が激しい大技を連発したため、
リングを支えるワイヤーロープが切れ、更に魔雲天に「死ぬ時は一緒」とブーツを掴まれ、リングごと谷底に落下してしまう。
誰もがもうダメだと思った中、ボロボロになりながらも脱げたブーツを片手にテリーマンは生還した。
状況から考えると魔雲天にブーツを掴まれたものの、紐が切れていたためブーツは脱げやすくなっており、
間一髪の所で脱出する事ができた、という事であろう。
これは状況からの推測でしかないし、そもそも仲間の死とブーツの紐が切れる事の因果関係もはっきりしない。
それでも仲間達の犠牲は決して無駄ではなく、彼らの戦いがテリーマンの命を救ってくれたのだと信じたいものである。

*5
一応フォローしておくと、二回戦の開始時にはキン肉マン、ロビンマスクも皆ミートを背負う事すら難儀するほどに傷付いており、
その中でテリーマンは敢えて二人を休養させるために前に出たのだ。
彼やミート、そして途中参加のウォーズマンやラーメンマンが戦ってくれていたおかげで、
ゼブラとの戦いまでにはキン肉マン、ロビンマスクは完全回復してベストコンディションでリングに上がれたのである。

*6
テリーマンの説明ではないので簡単なものにとどめるが、神器のダンベルを全て揃えて祭壇に供えると、超人閻魔と完璧超人始祖10人が皆消滅する。
かなりえげつないシステムであるが、目的としてはシルバーマンの言のように、
「始祖達がもう役目を果たし切った時のための退場方法」として用意されたものである。
しかし完璧超人始祖の一人サイコマンが消滅のエネルギーを自分一人で受け入れるよう改造していたため、
シルバーマン、ジャスティスマン、悪魔将軍、超人閻魔は消滅せず生き残った。

*7
あまりにも一方的な殺戮劇であったため、読者からは「塩試合」「サタン様かわいそう」などと言われ、
本来悪の化身であるはずのサタンが萌えキャラのように扱われる始末であった。
もともとジャスティスマンの外見がダークドレアムに似ていた事もあって、デスタムーアvs.ダークドレアムのイベントを想起されることも……。
サタンが弱いわけではなく、ジャスティスマンの肉体に与えたダメージ量はテリーマンのそれを上回っていると思わしき描写もあったのだが、
ジャスティスマンの奥義をテリーマンは決死の想いで凌ぎ切ることで始祖達に「超人の新たな可能性」を示すことに成功したのに対し、
サタンがそれを喰らった際には何の抵抗もできず全身をバラバラにされるというギャグ一歩手前なオチだったため、
「やっぱりテリーマンってすごかったんだな……」と再評価されるに至った。


最終更新:2023年05月16日 00:47