ジョナサン・モリス


「ノープロブレムだ!」

ニンテンドーDSで発売された『悪魔城ドラキュラ』シリーズの一つ『ギャラリーオブラビリンス』の主人公。
ベルモンド家の分家であるモリス家の出身で、伝説の鞭「ヴァンパイアキラー」を受け継いでいる。
ゲーム化はされていないがドラキュラを倒したキンシー・モリスの孫、
メガドライブで発売されたゲーム『ヴァンパイアキラー』の主人公ジョニー・モリスの息子。
CV 櫻井孝宏 氏。
名前が初代ジョジョで、声がブチャラティあるいは岸辺露伴とはこれいかに

陽気で快活な熱血漢。口癖は「ノープロブレム!」
若干18歳ながら優秀なヴァンパイアハンターであり、鞭だけでなく剣や斧など多種多様な武器を使いこなす。
若さゆえに、若干脳筋感情的になることもあるが、危機に対しては常にクレバーに対処する。
口癖も、常に余裕のある態度を見せることで、熱くなりやすい自分を抑える効果を狙っているようだ。
一方、ベルモンドの直系ではない彼は、ヴァンパイアキラーの真の力を引き出すことができず、
そのことが密かなコンプレックスになっている。
実は、真の力を引き出すにはある儀式が必要なのだが、彼の父親ジョニーはその秘伝を息子に伝えることなく他界してしまった。
ジョナサンはそのことを未だに恨んでおり、父親の話題になるとつい感情的になってしまう。

ちなみに父親「ジョニー」および「ジョナサン」という名前の由来だが、
『吸血鬼ドラキュラ』は命をかけて戦ってくれたキンシー・モリスの勇気に感謝して、
ハーカー夫妻が同じような勇気を持つことを願って息子に「キンシー」と名付ける場面で幕を下ろす。
悪魔城シリーズでのキンシーとドラキュラの戦いの顛末については不明だが、
おそらく「ジョニー」「ジョナサン」は、戦友である弁護士ジョナサン・ハーカーにちなんで名付けられたものだと思われる。

作中では、幼馴染の魔法使いシャーロット・オーリンとコンビを組んで悪魔城に挑むこととなる。

+ ヴァンパイアキラーの秘密
実はヴァンパイアキラーには、ベルモンド家以外の者が使うと体に負担となり、著しく寿命を縮めるという副作用がある。
ジョナサンの父親は、そのために早く命を落とすこととなり、息子に自分と同じ轍を踏まさないためにあえてそのことを伏せておいたのだった。
ゲームの中盤では、ジョナサンは「ヴァンパイアキラーに宿る最後のベルモンドの記憶」という形で登場したリヒター・ベルモンドと対決し、
これに勝つことで「ヴァンパイアキラー」の真の力を解放し使用できるようになる。
このリヒターに勝利した状態でゲームをクリアすると、おまけモードとしてマリアモード「リヒターモード」がプレイできるようになる。
祖父キンシーについてはこの副作用があったのどうかは言及はないが、
副作用に気付かなかったか、副作用が出る程力を出していなかったかは不明。

なお本作の舞台は第二次世界大戦の最中という事から1940年代半ば頃と推定されるが、
直後の1950年代を舞台にしたゲームブック『古城の死闘』にてシモンIV世がヴァンパイアキラーを振るって映画撮影しているため
戦いを終えた後にヴァンパイアキラーはモリス家からベルモンド家へ返却されたものと思われる。
復活を遂げたドラキュラとの死闘を経てアカデミー賞受賞作となった傑作映画『悪魔城ドラキュラ』を、
ジョナサンはどんな気持ちで鑑賞したのだろうか。

『悪魔城ドラキュラHD』では最初から選択できるキャラクターの一人として登場。
ヴァンパイアキラーと多数のサブウェポン、マーシャルアーツを駆使して戦うタイプ。
原作と違って武器は固定。サブウェポンを使い込んで熟練度を高めることで、ヴァンパイアキラーの威力も少しずつ上がっていく。
蒼真アルカードと違ってドロップアイテムによって一気に強化、というパターンが無い分、
使えば使っただけ確実に成長していくため、コツコツ型のプレーヤー向けと言われる。
要するに「色々出来る反面、育てるのが大変」という典型的な大器晩成キャラ。
使いの中でも12種(DLCマップで入手可能な物を含めると実に17種)と最多のサブウェポン数を誇る為、
その傾向は更に強い(大体他の三名と比べると倍近い種類)。
様々な硬直ガードでキャンセルできるという特徴があり、ボイスから「耐えキャン」と呼ばれる。
それ以外にも印象的なボイスが多く、全体的にクールなキャラ付けの多い悪魔城の中ではかなり目立つ存在。
彼がいる部屋は「オッケーイ!」「ショーターイ!」「ヤァルジャン」の声が絶えない。
+ そしてお約束のアレ
マーシャルアーツ「ソニックアタック」を段差のある場所で使用し、特定の操作をすることで物凄い勢いでジョナサンがカッ飛んで行く

かくして、誰が呼んだか「ソニックホァイ」という新たな個性を得て、今日も彼は悪魔城を駆け抜けるのであった。オッケーイ!

『Grimoire of Souls』では魔導書に記載された本来の歴史が書き換えられ、
多分シャーロットがプレイヤー陣営に引き抜かれたせいで一人で戦わされる羽目になってジョナサンが敵に敗れるという結末を辿りそうになっていた所に、
アルカードやシャーロットらの救援を得て辛くも生き残る。
その後、彼も召喚されるが本来の実力を十全に発揮できず、一時的なサポートをするだけに留まる。
とはいえ会話に加わるシーンは多く、
ベルモンド家がいなくなったためにモリス家が過酷な運命を辿り、父親が早死にした事をシモンに告白して心のわだかまりを解くことができたり、
「鞭の記憶」として相対した事があるリヒターには尊敬と羨望が混じった複雑な感情を向けていたり、
シモン、リヒターの両ベルモンドからの激励で自信を取り戻したりと、
本編だけでは解消できなかった感情のもつれを解きほぐす良質なクロスオーバーが用意されている。
そして脳筋二人に連行されて一緒に鞭の訓練をさせられる羽目に。イッツプロブレムだ!

+ TAS動画におけるジョナサン
「シャーロット!ジョナサン!シャーロット!ジョナサン!」

先達に負けず劣らずの変態ぶりを発揮している。

高速でキャラチェンジを繰り返し敵をすり抜ける様は紛うことなき変態。
これだけならまだしも、ワープバグを利用して画面外に吹っ飛び
お互いの名を叫びながら画面をギシギシ揺らすというR指定プレイをカマして
悪魔城を「ギャラリーオブラブホテル」に改名させた。ちょwwwよくやったwwwwww

しかしその後、さらに移動方法が効率化されたことによって
すっかりシャーロット!ジョナサン!しなくなってしまい、一時期は倦怠期とか呼ばれたりした。

しかし、全ボス討伐ルートTASにおいてはロケーションにこだわるという手段で
倦怠期を回避、さらなるバカップルぶりを発揮。
そしてシャーロットの呪文と組み合わせた「ハイスピードゥエ」を披露。
歴代最速とさえ言われる横移動で悪魔城を駆け抜けた。ちょwww上出来だwwwwww

正に愛が育んだ二人で一つの変態と言うことができよう。
…普通に最速を目指すと倦怠期、ボス討伐等回り道をするとバカップルとまるで愛は時間をかけて育めと言わんばかりである。

その後、画面外でギシアンしない全年齢版TASも開発された。
公然猥褻行為に走らなくなったものの、やっぱり要所でいちゃつく姿は紛うことなきバカップル。

さらにこのシャーロット!ジョナサン!はなんと公式の攻略動画で使われていた。
しかもこの攻略動画、一応説明文は書いてあるものの説明文に書いてある内容そっちのけで、
真似できそうにないスーパープレイをやる、色々な意味で凄い動画となっている。
公式がホァイ


MUGENにおけるジョナサン・モリス

Shadow099氏、ライグ・ギラル氏によって製作されたものが存在。

+ Shadow099氏製作
  • Shadow099氏製作
ほぼ原作通りの動きで、鞭だけでなく槍や剣などを使い分けて戦えるのも同じ。
デュアルクラッシュももちろん搭載。
また、ライグ・ギラル氏作のリヒター及びドラキュラと対戦すると、BGMがそれぞれムチのきおく、ドラキュラ戦の物になる。
AIはデフォルトで搭載されているが、基本的にぶっぱ気味である。

余談ながら、ボイスは海外版なのでやたらとアメリカ~ン
chasan氏により日本語化パッチがOneDriveで公開されている。

+ ライグ・ギラル氏製作
  • ライグ・ギラル氏製作
こちらは日本語ボイスかつ『ギャラリーオブラビリンス』で使用できる武器・サブウェポン・デュアルクラッシュがほぼ全て搭載されており、
一部技が『Harmony of Despair』仕様になっている点を除けば、原作に忠実な性能になっている。
オプションで「変態ダッシュ」をさせるか否かや、サブウェポンの熟練度も設定可能。
AIもデフォルトで搭載されている。

+ そしてMUGENでも…
ドゥエ大会に続く変態改造大会第二弾。
本人は出場しておらずネタだけだが、彼もやはり変態の道を進むのか。

出場大会



最終更新:2024年04月01日 14:54
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