ホークアイ

※どのホークアイをお探しですか?
  1. ホークアイ (聖剣伝説3)
  2. ホークアイ(マーベル)UMVC3
本項では1.のホークアイについて解説します。







「…友の仇をうつため、そしてジェシカを守るため、
 オレは必ず、ここに戻ってくる!
 …ジェシカ…それまで、どうか無事でいてくれ…」

 出身国:砂の要塞ナバール
 性別:男性
 年齢:17歳
 身長:178cm
 体重:68kg
 武器:ダガー

スクウェアソフト(現スクウェア・エニックス)が1995年に発売したSFC用アクションRPG『聖剣伝説3』に登場する主人公の1人。
アベンジャーズの弓使いじゃないってば。
ナバール盗賊団の一員。キザでロマンチストな皮肉屋だが、冷静かつ友情に厚く、ユーモアも忘れない性格。
天涯孤独の身だったが、フレイムカーンに拾われてからは彼の息子であるイーグルや娘のジェシカと共に実の子供のように育てられた。
義賊としてのプライドを持ち、弱者からの略奪を良しとせず、無益な殺生を好まない。
盗みの技術に関しては、ナバールにおいても1・2位を争うほどの腕前を持つ。
本人には既にジェシカという存在がありながらも、リースにとって敵国出身者になってしまった事が関係し、彼女とのイベントが他の主人公より少し多い。
そのため、リースファンに必要以上に目の敵にされている節があり、ちょっと気の毒な立場である。ノリと勢いでチューしたのは怒られても仕方ないと思うが
I kill him.

髪の毛は当初は銀髪の設定だったが、イラスト担当の結城信輝に原案が回ってきた時に紫に変色していたため、今の形に落ち着いた。
名残としてかワンダラーの設定画は紫がかった銀髪になっている。
原作ゲームではボイスは無いが、『LORD of VERMILION』などの他作品でコラボキャラとして登場した際や、後述のリメイク版では 小野友樹 氏が演じている。

ある日、フレイムカーンが突如として他国への侵略と王国の建国を宣言する。
その豹変ぶりを不審に思ったホークアイとイーグルは、原因が愛人のイザベラにあると疑いをかけ、調査を始める。
しかし、イザベラの正体と悪事を知った事でイーグルは殺され、ホークアイはその濡れ衣を着せられて投獄、さらにジェシカには呪いをかけられてしまった。
呪いによって真実を伝える事も出来ず、処刑を待つ身であったが、弟分のニキータの助けで脱獄に成功。
ニキータから「光の司祭なら知恵を貸してくれるかも」との情報を得る。
イーグルの仇討ちとジェシカを救うため、彼は逃亡者として旅立つ事となる。
オープニングイベント

年齢は17歳だったのだが、
19年前が描かれた『聖剣伝説 HEROES of MANA』(以下『HoM』)では何故か既に産まれた事になっており、フレイムカーンの孫という設定も追加された。
+ どういう事なの?※『HoM』ネタバレ注意
『聖剣伝説HEROES of MANA』の主要キャラの一人「ファルコン」は彼の母親であると同時に、
当時はまだ族長ではないが数少ない大戦士の称号を持つフレイムカーンの娘で、ナバールの部隊長を務めていた。
しかし世界侵略を企むペダンとの同盟関係を結ぶナバールの方針に反発し、夫の「サンドアロー」はじめ一部の味方と共に離反。
追われている所にペダンの裏切り者とされながらも祖国の陰謀を止めるため諸国に助力を募る主人公達と出会う。

その後ストーリーは進み、獣王城での総力戦に敗れたペダン軍は、不穏な言葉を残しつつも大陸から撤退。
残されたナバール軍は砂の要塞での篭城を余儀なくされる。
倒れた前族長に代わり指揮を執るフレイムカーンの説得のためにファルコンは出向く。
そして戦闘の末ナバール軍は休戦を決意。その時にファルコンはフレイムカーンに、
「自分に何か合った時は息子を頼む」と最後の願いをする。それに対しフレイムカーンは、
「娘が離反した時に孫は死んだ。その後、孤児を拾って育てた所で掟に背く事にはなるまい」とし、
有事にはホークアイを引き取り育てる事を約束する。どこの馬の骨とも知らぬ、孤児として
そのため、『3』での年齢は拾われてから数えて17歳、という事らしい。そこ、後付け言わない
ゲームのストーリー終了後のファルコン夫妻の詳細は不明だが、上記の遣り取りから『3』時点では既に死亡していると思われる。

また「ファルコンはフレイムカーンの先妻の子で一人娘、イーグルとジェシカは晩年における後妻の子」という裏設定があり、
そのためホークアイにとってイーグル、ジェシカは母親の腹違いの兄弟、つまり叔父と叔母というややこしい関係になるのだが、
その事実が本人達に告げられる描写はない。

ちなみに、そんなファルコンをはじめとするナバール勢だが、『HoM』においては出番、扱い共にかなり恵まれている
主人公勢の中にローラント出身でかつナバール族長と因縁を持つキャラがいる事も関係しているが、
何よりファルコンの性能が主要ユニットの中で最強である事が一番に挙げられるだろう。
『HoM』はRTSを主軸にしたゲームシステムなのだが、9人いるカリスマユニット(主要ユニットであり、特殊なスキルを持つ)の中でも、
  • 移動速度は最速クラス、段差移動も可能で機動力は随一
  • 複数同時攻撃は出来ないが、攻撃可能範囲とリーチがあり、相手の攻撃を極力食らわずに直接戦闘を行える
この2点を同時に兼ね備える味方ユニットはほぼホークアイのみと言って差し支えなく、ACTゲームばりにヒット&アウェイ戦法を取る事も可能
特殊スキルはそこまででもないものの十分運用に足り、ほぼスタメンとして採用される。

ゲームジャンルの違いや癖のあるキャラデザ、やや欠陥のあるUIやAIなどの難点もあるものの、
黄金の騎士獣人王理の女王等、
『3』の主人公達に関係する主要キャラの昔の姿や意外な一面を楽しむ事が出来るので、『3』ファンはプレイしてみる価値はあるだろう。
何故かシャルロットの両親ではなくヒースの父親だったり、
リース関係に至っては乳母のアルマ(しかも老婆グラだった『3』からは信じられないくらい若い)が主要キャラに選ばれているが


原作での性能

武器は小剣。盗賊なだけに運と素早さがトップクラスであり、同じ主人公のケヴィン同様、1回のコマンド入力で2回攻撃を繰り出す事が出来る。
攻撃力もやや低い代わりに手数でカバー出来る。紙装甲だけどな!神獣編あたりで1ダメージ×2を連発しても泣かない。
クラスチェンジでは光クラスの場合、月と木の魔法を取得出来る他、宝箱によるトラップ攻撃も覚える事が可能。
闇クラスの場合、敵に属性ダメージを与えると同時にパラメータを下げられる忍術を習得する。
また、能力の関係で宝箱のトラップ解除成功率が非常に高いのが特徴。
どちらかというと搦め手や補助を得意とし、仲間との連携で真価を発揮するタイプと言える。

ちなみに彼がいると「毒蛇のピアス」(毒無効。全員装備可能)が購入出来る。
本作の毒も結構嫌らしいので便利。

クラス2の特徴を簡単に述べると…。
トラップ攻撃や一部の木・月属性の魔法が使える。中でも強力なのが月魔法の「ボディチェンジ」。
雑魚敵をほぼ無力化出来る強力な技。ただし獲得経験値が1になる点は注意。攻撃回数が多い+必殺技が全体化のため、雑魚戦では強い。

レンジャーより攻撃力が高く、属性ダメージ+敵の能力ダウンが出来る「手裏剣」と「忍術」が使用可能。
本作の能力弱化(と強化)はコストパフォーマンスが高く使い勝手は抜群。また能力弱化アイテムは非売品なのも嬉しい。
ただし一部の敵のカウンター対象のため、使い道を間違えないようにしよう。
また覚える技のほとんどが属性付き+要求パラメータが高い事から習得に時間がかかるのも難点。
(他キャラのクラス2と比べて段違いに遅い)
レンジャーとは真逆でボス戦に強いクラス。

+ 最終クラスでの性能
  • ワンダラー(固有技「バラの舞」)
物理攻撃力は最終4クラス中で最低だが、セイバー系魔法を除く全ての木・月系魔法を修得出来る。
ワンダラーしか修得しない魔法が大半で、これでしか出来ない戦術を立てる事が可能。
敵の最大HPを20%下げる「ルナティック」*1、ダメージと毒効果を与えつつ自分のMPを回復する「ポイズンバブル」、
特定のボスを完封出来る「カウンタマジック」などがある一方、
味方の最大HPを20%上げるが即効果が切れる「ライフブースター」*2、完全に無意味な「エナジーボール」*3などの微妙な魔法もある。
リースとは別の意味での補助魔法のスペシャリスト。

上位のトラップ技と改造飛び道具の特殊攻撃を修得する。
改造飛び道具の幾つかが属性攻撃である事や、「グレネードボム」で自分のMPを回復出来る事は覚えておこう。
木・月属性の魔法はレンジャーの時に修得したものしか使えないが、全体掛けが可能。
全体的にレンジャーを純粋に強化したような能力を持つが、ずば抜けた特徴は無い。

ニンジャの特性をそのまま強化したようなクラスで、手裏剣と忍術の全体掛けが可能になる。
敵全体に属性ダメージを与えると共に能力を下げられる。
武器での戦闘もこなすが必殺技による全体攻撃が出来ないため、攻撃性能はそれなり。
余談だが、「影潜り」は敵が使う方に印象が強いk(ry

  • ナイトブレード(固有技「分身斬」)
ホークアイのクラス3で唯一の全体攻撃必殺技を持ち、武器攻撃力が最も高い為、デュランやケヴィンに次ぐアタッカーとして活躍が可能。
忍術は強化されないが、代わりに追加効果を持つ反則技の数々や、闇属性の全体攻撃「ブラックレイン」を修得する。
ダメージと共に沈黙効果を与えて敵の魔法や特殊技を一切封じる「含み針」や、
ダメージと共に最大HPを20%下げる「凶器攻撃」*1などが使いやすい。
単体対象とはいえパラメータ低下やステータス異常を引き起こす攻撃の大半を使えるため、攻撃に特化した性能と言える。
使い勝手や安定感はクラス3ホークアイ髄一で、使用者も多い。
「分身斬」は敵のナイトブレードが出合い頭にいきなり使ってくることがあるせいで酷い目に遭ったプレイヤーも多いかもしれない。
他の敵の「ラストハリケーン」で全員の防御力を下げられた直後に食らおうものなら…南無。

+ リメイク版におけるホークアイ
リメイク版となる『聖剣伝説3 TRIALS of MANA』(通称「ToM」)では、盗賊団なだけあってアイテムを入手しやすくなるアビリティを習得出来る。
中には彼をパーティーに入れておかないと習得出来ないドロップ確率アップのアビリティも。
バトルシステムが一新されて他のキャラたちも連続攻撃が出来るが、ホークアイは全キャラ中最多のヒット数が魅力。
彼の売りだった素早さが廃止されたと同時に命中率と回避率も無くなったが、回避アクションで敵の攻撃を躱せるので明確な弱体化とは言えない。
そして注目すべきは他の魔法攻撃が全体攻撃から範囲内攻撃に弱体化していく中、忍術だけは引き続き全体攻撃のまま。
ステータス減少効果は制限時間付きと言った弱体化が施されたが、全体忍術は動きが素早い敵でもない限りほぼ確実に命中するのであまり気にしない。
しかも今作のボスは攻撃可能部位が複数に分かれている事が多く、全体忍術は全ての部位にダメージを与えられるようになり、有用性が大きく増した。
一部のファンからはリメイク版におけるニンジャマスターはホークアイのクラス3最強と呼ぶ声も。
当然リースにチューするシーンも健在だが、唇ではなく頬だった模様



MUGENにおけるホークアイ

『聖剣3』の主人公達ゴンザレスを手掛けたdkn氏の原作風格ゲーアレンジのものが存在する。
原作同様、忍術や忍具を使って戦う他、一部の通常攻撃で2回攻撃出来る所も忠実に再現。
Xボタンでゲージを消費して宝箱を設置してトラップを発動させる事が出来る。
しかも設置制限が無いため、ゲージMAXだと宝箱置き放題なんて事も可能。コレデヨ(ry
AIもデフォルトで搭載されている。

+ 具体的なトラップ発動率
  • アロー(40%)
斜め4方向から弓矢発射。ダメージは低いが発動が速く避けづらい。
  • スパイク(35%)
槍床。避けづらいが発動は少し遅い。
  • ボム(16%)
広範囲爆発。発動は遅いものの範囲が広くダメージも大きめ。ただし味方殺し判定付き。
  • 金の女神像(8%)
ホークアイが触れるとライフが最大値の半分回復する。攻撃を受けると消滅。宝箱よりデカい?なに、気にすることは(ry
  • 死神くん(1%)
死神くんに触れると即死する。ガード不可。

同じ宝箱の罠である「スモッグ」と「ミミック」は犠牲に(ry

+ 氏恒例の特殊カラーも健在
  • 4P(ワンダラー)カラー
警告アラームと同時に「トランスシェイプ」が発動し、10秒間無敵になる。
  • 5P(ローグ)カラー
宝箱置き放題になる、設置スピードアップ、ボムで味方殺しが無くなる、AIが通常攻撃・トラップ・千枚斬り以外の行動はしなくなる。
  • 6P(ニンジャマスター)カラー
忍術の詠唱時間が速くなる他、手裏剣の数が通常(弱1個、強2個)の2倍になる。
  • 7P(ナイトブレード)カラー
全体の攻撃力がアップする他、飛燕投が含み針に変化し、相手のゲージにもダメージを与える。
  • 10P(イーグル)カラー
原作の中ボスであるビルとベンが出現。6回攻撃を受けると分身し、8回攻撃を受けると戦闘不能。
  • 11P(ブラック)カラー
常時ゲージMAX
  • 12P(ゴールド)カラー
常時ゲージMAX、4P~7Pの能力を得る、トラップ発動率逆転、開幕に分身斬(×2)発動、ビルとベンが出現、ビルとベンが8人まで増える。

出場大会

凍結
削除済み


*1
こんな効果なのになんと全てのボスに有効で、ラスボス相手に開幕で使うといきなりHPを10000以上削れたりする。

*2
何らかの魔法効果を受けたり、HPや状態異常を回復させた後でダメージを食らうと即座に解除されてしまう。
HPを回復させないと意味がない効果なのに、HPを回復させられないというのはなんとも…。

*3
物理攻撃のクリティカル率をアップさせる効果だが、『聖剣伝説3』にはそもそもクリティカル自体が存在しない
同様のケースにナイトブレードが修得する「火炎ブレス」(火傷のステータス異常効果だが、そもそもそんなステータス異常は無い)や、
「凶器攻撃」(混乱効果を与える筈だが、やはりステータス異常として存在せず、実際には最大HPを20%下げる)がある。


最終更新:2023年11月30日 09:33
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