藤崎詩織


 「一緒に帰って友達に噂とかされると恥ずかしいし」

概要

1994年にコナミから発売された恋愛シミュレーションゲーム『ときめきメモリアル』のメインヒロイン。
であると同時に、ギャルゲー界における記念碑的存在。ギャルゲー界のヒロイン中のヒロインであり、
格ゲー界で言えばリュウ、ロボットアニメ界のガンダム的な存在。
リュウを格ゲー界のミスター主人公とするならば、詩織はギャルゲー界のミスヒロイン。そんな存在。
担当声優は金月真美。映画版では吹石一恵が演じている。

好きとか嫌いとか~

+ ときメモのちょっと余談

人物

成績優秀・スポーツ万能・容姿端麗・品行方正と、まさに「理想的な女の子」を絵に描いたようなきらめき高校のアイドル的存在。
完璧超人をナチュラルにこなし、性格も穏やかで誰にも優しく、誰からも愛される美少女。
……なのだが、自分が完璧超人だからか、 彼女が持つ理想の男性像もまた極端に高い。
この理想の高さが、恋愛シミュレーションゲームである本作では攻略難易度に直結し、今なお「難攻不落のラスボス」の伝説が語り継がれている。
本作ではイベントをこなして攻略対象の好感度を上げると共に、主人公のパラメーターも問われる。
藤崎詩織を攻略する場合、全てのパラメーターを高値でキープする必要があるが、パラメーターを上げると詩織以外の女の子が十人以上現れる。
彼女達の好感度が下がると主人公に悪評が立ち(所謂「爆弾」)、藤崎詩織の攻略にも支障をきたす。
そしてこのゲームはプレイヤーから女子へ告白することが出来ず、一番好感度の高い女子が告白しに来る。*1
このため「登場した女子全部に媚びへつらいつつ詩織の好感度を一番高く持っていく」プレイングが要求される。
これだけでも難攻不落のラスボスだが、更にこの藤崎詩織、 好感度が下がると辛辣かつ陰湿な台詞をダイレクトに叩き付けてくる。
冒頭の台詞は好感度があまり高くない時(≒初期状態)に下校を誘うと主人公に投げつけられる台詞。
台詞そのものはどうと言うほどのものでもないが、これが 「家が隣の幼馴染」 である主人公に叩きつけられる。
とは言え現実なら、 高校生にもなって 彼氏でもない異性相手ならこんなもの。他に彼氏を作り辛くなるし。
セガサターン版ではプレイヤーから女子へ告白することが出来るようになったが、
好感度が物凄く低い、つまり嫌われている状態で告白すると下記のようになる。
ただしデートをすっぽかすなど 意図して好感度を下げる 行為をするドSでないとここまで嫌われないだろうし、
こんなセリフを聴きたいがために やっぱり意図して好感度を下げる ドMでないと聴く機会はないであろうが。

 「あなたとは幼馴染みってだけでも嫌なのに……それじゃ、さよなら」

    |
    |  ('A`)
   / ̄ノ( ヘヘ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm278835
恐らく、「メインヒロインだから完璧超人、完璧超人だから手応えのあるキャラにしよう」と制作側は考えたのではないだろうか。
これが、「ゲームに慣れるため、とりあえず最初に出てくる看板ヒロインから手をつける」初心者とのギャップががっちり噛み合い、
「難攻不落の女帝」「ときメモのラスボス」の伝説を不動のものにしたと思われる。
なお、『ときめきメモリアル』自体藤崎詩織から告白される事をゲームの最終目的としている所があり、その意味では「ラスボス」評は間違っていない。
断っておくと、好感度が高くなると正に「ツンデレのデレ」のごとく甘い展開になるのでそこら辺はご安心を。
それにPCエンジン版のOP冒頭では部屋に主人公と思わしき人物の写真が飾られている為、
実際当初の想定としてはツンデレ的なキャラクターであったのかもしれない。

「赤毛の悪魔」「赤い悪魔」と呼ぶアンチまで生まれるに至って(ネットでは彼女を被告人とした「ときメモ裁判」なんてのもあった)、
さすがにやりすぎだと思ったのか、以降のときメモシリーズはメインヒロインの攻略難易度は低めになっており
『2』のメインヒロイン・陽ノ下光は「一度もデートをせずにクリア」が達成されており「バッドエンドを迎える方が難しい」とまで言われたぐらい。
また好感度が低いからと言って辛辣な台詞も出ない。
ただ、他のキャラを攻略する場合に最大の障害(別のキャラを狙ってたのに伝説の時計台で待っているのは何時も光)となるため
別の意味でラスボス と呼ばれることもあったりするが、それはまた別の話。
他にも一部空気とかメインヒロイン(笑)とか言われるケースもあったが。*2
後発メーカーも彼女の失敗に学んだのか、ギャルゲーでメインヒロインといえば「最初から無条件で好感度が高くて尽くしてくれるタイプ
幼馴染は主人公にとって他キャラより特別な存在」が王道パターンとなった。 正にファンタジー。
また『ときめきメモリアル』登場ヒロインで(友人の妹を除けば)唯一主人公の友人とくっつかない、主人公専用のヒロインでもある。
+ ところがどっこい
ちなみに有名すぎるせいか他コナミゲームの中でも彼女のセルフパロディがいくらか見受けられる。
髪型や制服の色だったり、はたまた妙な場面でそっくりさんが出たりなど。
まあパワプロのサクセスモードのコンセプトは 「野球版『ときメモ』」 だったりするのだが。

+ 対戦ぱずるだま

MUGENにおける藤崎詩織

Wingzeroplus氏による遠野秋葉改変キャラが存在。現在はDL先の消失により入手不可である。
元が秋葉なので藤崎詩織にしてはモーションが攻撃的だが、一目で藤崎詩織と分かるドットに仕上がっている。
黄色いリボン(ただし台詞と技名はヘアバンド)を飛び道具に持ち、突撃技で地上空中を問わずコンボが可能。
ストライカーの高見公人(ラジオドラマの主人公。声:小野坂昌也)、当て身投げ(と言うか当て身避け)も所持。
2011年2月の更新で優秀なAIが搭載された。ところどころ日本語が間違っているが、海外製作者なので仕方ない。
ちなみに、カラーパレットによっては『ときメモ2』の水無月琴子っぽくなったりする。攻撃モーション的にはそちらの方が合っているかもしれない。
また超必殺技等でのカットインは持たないが、試合に勝利するとアニメーションが流れる。
参考動画
http://www.nicovideo.jp/watch/sm15412293

この他に、亜種ちゅ氏による上記のものの改変版が公開されている。

 「ぷん、知らない」

 「なおとくんたら、しらない、ぷん」

出場大会

その他



*1
きらめき高校の伝説は 「卒業式の日に伝説の樹の下で女の子からの告白で誕生したカップルは永遠に幸せになれる」 というのが正しい内容であり、
そのため女の子からの告白で無いと伝説を体現できないので、このようなことになっているのである。
なお、この伝説は本作から15年後のきらめき高校を舞台とした続編『ときめきメモリアル4』でも健在である。

*2
特に『3』と『4』のメインヒロインは、詩織や光と比べるとその影は驚嘆するほど薄くなってしまっている。
『3』のメインヒロイン・牧原優紀子はシリーズ初の「主人公の幼馴染ではないメインヒロイン」として登場
(但し、小中学生の頃の主人公の同級生であり、小学生の頃に主人公にイジメっ子から助けてもらったという接点はある)。
「メインヒロインを更に親しみ易く」という意図がはっきり見えるキャラでもあるが、 その意図が多くのプレイヤーには物足りなく感じた面もあり、
公式サイトでの人気投票は メインヒロインながらブービーという結果 に甘んじてしまった。
『4』の星川真希に至っては、彼女自身がときメモシリーズのヒロインとしてはあまりにも設定が普通すぎるのに対し他のキャラが濃く、
はっきりいって地味だった。
それに加えて、主人公の幼馴染ではないどころか優紀子にも存在した 「高校入学以前の主人公との接点」すら皆無 であり、
その「主人公の幼馴染」というポジションに位置する大倉都子存在感があまりにも強烈過ぎたことも重なり、
都子こそが『4』の真のメインヒロインだと捉えるプレイヤーが続出してしまった。
実際、公式のコミカライズやメールドラマといったメディア展開でも星川を差し置いて都子がメインヒロインに抜擢されてしまっていた。
ここまで来ると、もはや メインヒロイン(悲) である。