プレイステーションのSLG『ZOIDS 帝国VS共和国 メカ生体の遺伝子』に登場するユニットの一種。
続編『ZOIDS2 ヘリック共和国VSガイロス帝国』では「トーチカ」という名前に変更。
基本的に敵専用のユニットとなっており、味方として使うことはできないが、
『2』では一部ステージ専用の味方ユニットとして使うことが可能。
小型、中型、大型の3種類が存在し、大きくなるにつれその能力値も上昇していく。
その名が示す通り移動することはできないが、射程がとんでもなく長いため油断は禁物。
また後半になるにつれより厄介な場所に、より多く配置されるようになるため否応なしに戦うことになる。
ゲームにおける性能
砲台シリーズでは最も下位の存在。
HPもたった500しかなく、武装も主砲のみという貧弱仕様。
おまけに主砲は中~遠距離専用武装なため、近づいて攻撃されると何も出来ないという体たらく。
上記の性能に加え、序盤にしか登場しないということもあり、ぶっちゃけかなり影が薄い。
ゲームをある程度進めると登場し始める。
HPが1000に増えた他、主砲がMAP兵器に変更されたため一気に危険な敵に。
そして何より厄介なのが陸はおろか海中や空にすら届くという超高性能武装「機銃」が装備されたということ。
この機銃は近距離にも対応しているため、小型の時のように近づいて無傷で叩く、という方法も使えない。
小型に比べ増えたとはいえHPはまだ低めであるため、撃破自体はそう難しいことではないのが唯一の救いか。
ぼくの かんがえた さいきょうの ほうだい まる
厄介だった中型砲台が更に強化。
HPは倍の2000になり(これでも大型ゾイドより少ないが)、主砲の射程&威力も増加。当然のように機銃も装備されている。
そして更に高威力の10連対空ミサイルが追加されており、最早砲台と言うより要塞の領域に。
こんなものが終盤のステージでは大量に配置されているのだからたまったものではない。
放って置くと超射程の主砲によりあっという間に体力を削られてしまうので、
近くに配置されていた場合は最優先で何とかしたい所。
対処法としては、高機動のゾイドで一気に近付いて殲滅する、
もしくはその砲台が所属している部隊の部隊長を倒して退却させてしまうなどが挙げられる
(このゲームでは敵味方共に、部隊長を倒された部隊の機体は自動的に退却してしまうルールになっている)。
ただし退却した敵の分の
経験値や資金は得られなくなってしまう
(尤も「演習マップ」で経験値どころか資金まで稼げるため、総ターン数を気にしなければ特に問題はない。
そして本作に早解きボーナスは存在しない(総ターン数は表示されるので自己満足なら出来る))。
なお、全ての砲台シリーズにおける弱点として、「逃走ができない」というものがある。
退却は出来るのに
そのため中、大型との戦いでも、上手いこと
武装を破壊できれば嬲り殺しにすることも可能
(逃走に成功すれば壊れた武装は一瞬で復活する(同ターン内に他のユニットで攻撃を仕掛けても復活している))。
尤もSLG故に武装破壊自体が運次第なので、そう上手くはいかないのが現実だが……。
MUGENにおける砲台シリーズ
小~大型全ての砲台がHGGA12氏の手描きによって参戦している。
loda.jpがサービス終了したことにより3種とも入手不可だったが、氏自らuploader.jpに再公開している。
ちなみに、氏の
他のキャラと同じく
ゆっくりボイスがついている。
原作再現ということで、移動不能+
ハイパーアーマーのボス仕様。
体力も小型500、中型1000、大型1400と大型を除いて原作と同じ数値になっている。
武装に関しても基本的には原作仕様だが、機銃が前だけでなく後ろにも付いている、
大型砲台の機銃が
ゴジュラスMk-IIの4連速射砲(『2』時代ならゴジュラスガナーのAZ4連ショックカノン)になっているなど
微妙にアレンジが加えられている部分も。
なお、全ての技がパワーゲージを消費するものとなっているが、自動回復が付いているためエネルギー切れの心配は無い。
AIは未搭載だが、素の性能が強烈なためそのままでも結構戦える。流石に小型は厳しいが……。
大型砲台ともなれば強キャラ程度なら倒してしまうことも。
プレイヤー操作で挑んでみるのも面白いかもしれない。
出場大会
プレイヤー操作
最終更新:2022年04月19日 13:45