タイラント(バイオハザード)



「死に急ぐこともあるまい 面白いものをみせてやろう
  これが究極の生命体 タイラントだ」

バイオハザード』シリーズに登場するクリーチャーにして、製薬会社アンブレラが造り上げた究極の生物兵器。
殆どの作品では頑丈で攻撃力の高い恐ろしい敵として登場し、ラスボスか中ボスのポジションとして登場している。
ゾンビと同じく、アンブレラによる狂気の研究を象徴するクリーチャーで、T-ウィルスの頭文字になった程。
タイラントとは「暴君」の意であり、同名のウルトラ怪獣とは同じ由来である。

バイオシリーズ以外での出演としてMVCのジルのハイパーコンボ『CODE:T-002』で登場(召喚?)。鉤爪を振り回して敵を攻撃する。
見たところジルにも当たっているようなのだが、ダメージを受けるのは敵だけである。格ゲー補正だから仕方ない。
また、亜種の「ネメシス」がUMVC3にプレイヤーキャラクターとして参戦している(後述)。

概要

人間の成人男性をベースにウィルスを投与し、様々な肉体強化を施して製造された究極のB.O.W.(バイオ・オーガニック・ウェポン)。
圧倒的な戦闘能力と生命力に加え、任務を遂行する兵士としての行動が可能な知能をも有する。
なお、普通の人間だと胸部中央にあるはずの心臓が右胸に配置されている(しかも外部に露出している)場合が多いが、改造の影響で位置が変化したのか、
素体となった人間の時点で内臓逆位症だったのかは不明。
ちなみに最初期の攻略本ではこの露出している心臓は「補助心臓」で、本来の位置にあるもう一つの心臓と合わせて二重の循環器系を持ち、
これによって強化された筋力などを支えているという記述があった。
シリーズのほとんどにタイラント、またはそれに準ずる亜種が登場するが、本編内での登場回数は作品によってかなりのばらつきがある。
最近ではシリーズ全体のテイストも変わってきたため、タイラントという名前で登場する個体はほとんど出てこなくなってきたが、
何を持ってタイラントとするかは作中の呼び名以外でも副読本などの資料集で変わるため、一概に断定することはし辛い。
共通して言えることは、生命の危機に瀕すると暴走することや、それによって身体そのものをも変化させうるということである。
とはいえ、全てのタイラントにその特性が当てはまるかと言うとそうでもなく、ガンサバイバーではそのまま死亡している個体等も居る。
多大なダメージを受けることにより、リミッターを解除して「スーパータイラント」に変化する個体も存在するが、
スーパー化した際、耐久力、攻撃力、俊敏性、凶暴性などが大幅に向上し、外見にも顕著に変化が現れる。
しかし、変化後の姿は開発ナンバーによって異なり、同じ個体として作られた筈が、全く違うスーパー化を遂げる事もあり、
完全には制御下に収まっていない事の現れとも言える
大抵の場合、特殊な手段を用いない限りは止めを刺せない。

他にもゾンビから突然変異的に生まれたリッカーを爪の形状が似ていることなどから野生のタイラントとして捉える向きもある。

+究極の生命体(笑)
設定上はまさに究極の生体兵器と呼ぶに相応しいものなのだが、ゲームの都合上必ず主人公=プレイヤーに倒される運命にあるため、
作品にもよるが設定における強さ・恐ろしさを感じられない場合もある。
そもそも初代のタイラントからして、第一形態は動きが遅いため遠くから攻撃してるだけで倒せるという、かなりの見かけ倒しであった。
その心臓むき出しであちこち血管や筋肉などが浮き出た初代タイラントの見た目も究極の生物というには似つかわしくないということもあり、
クリスからは腹を抱えて笑われた揚句「 究極のできそこない 」と言われてしまった。
しかも復活させたウェスカー本人が一番に殺されるのでますます「できそこない」な感じを引き立てることに…。
(後のシリーズでウェスカーが復活したとき「死んだと思わせて周囲を油断させる手だったんだよ!!」などと言っていたがどう見ても跡付け設定です。本当にありがとうございました)
某漫画家からは地方の警察官にタイマンで負ける最終兵器がドコにあるんだよ!オイ!」 とつっこまれてたりする。
まあ、その地方の警察官からしてロケットランチャー食らっても死ななかったり、大怪我してもハーブ食ったら直ったりという超人的な存在なのだが。
むしろ敵より怪物っぽくね

最近では、『UC』(小説版含)で、タイラントの素体となった『成人男性』とは(明らかに黒人男性が素体の)タナトスを除いて、
全てアンブレラ社幹部のセルゲイ・ウラジミール大佐のクローンであると説明されている。
これは、セルゲイが1000万に1人の確率で存在するウィルス完全適合者であるため、
タイラントの素体として最適な身体であったためだからだと言う。

+亜種等の紹介

プロトタイラント

『0』に登場。タイラントの試作品。コードNo.「T-001」型。
被験者の体内に注入されたT-ウィルスが極度に作用した結果、アンブレラ社の求める基準に達するほどの知能を獲得できてはおらず、
皮膚の腐敗もかなり進行しているため、完成目前であったものの、データ収集後に廃棄処分されていた。
しかし、廃棄後もその驚異的な生命力で生命活動を継続し、不安定な状況で活動していたため、遭遇時には暴走状態にある。
敵と認識した者を発見すると素早く接近し、異常発達した右手の馬上槍の様な鋭い爪で攻撃を仕掛ける。
完成版であるT-002型(後述)と同じく心臓が外部に露出している上、皮膚の腐敗が進んでいることから、脊椎までもが露出している。
知性も外見も失敗作ではあるが、身体能力自体は完成版と差異はなく、試験段階で当初の目標をクリアしていた。
ただし薬学専攻のデスクワーク派新人警官にサシで粉砕された(廃棄後でやや弱ってはいたということもあるが)。

タイラントT-002型

無印に登場。ご存知の方も多い記念すべき初登場のタイラントである。
アンブレラの開発目標であった「究極の生命体」を体現したB.O.W.で、コードNo.「T-002」型。
プロトタイラントから収集したデータを基に研究を続け、T-ウィルスを効果的に作用させることで完成した、アークレイ山地の研究所製タイラントの完成第1号である。
戦闘能力重視の設計により、人間ベースのB.O.W.としては究極の完成品であり、兵器としての戦略価値は絶大なものであった。
そのため、誕生時にはT-ウィルスの象徴的な頭文字「T」を加えた「タイラント(Tyrant/暴君)」という正式名称を与えられた。
体色は一応グレーだが作品によってかなり明るさが異なり、ダークグレーの旧バージョンと白っぽいGC版以後の新バージョンがある。
(イラストでも旧作の時点で黒っぽいのと白っぽいのがいる)

プロトタイラントでは失敗してしまった複雑な任務を遂行する知性の維持に成功しており、優れた思考能力を有する。
戦闘能力や耐久力、俊敏性も圧倒的であり、その戦闘能力は暴走時には完全武装したU.B.C.S.(アンブレラ・バイオハザード対策部隊)の一個小隊(30人編制)を全滅させるほどである。
また、自身が危機に瀕した場合はリミッターを解除することで「スーパータイラント」へと変化する機能を有するが、これは当初想定されていなかった。

外見的にはプロトタイラントと繋がる部分が多く、剥き出しになった心臓や、異常に発達して長く伸びた左手の爪などが特徴。
しかし、プロトタイラントと違って皮膚の腐敗は進んでおらず、高い耐久力を実現している。

これらの優れた能力を発揮するには、膨大な戦闘データを必要とする。そのため、研究チームの間では実戦テストが急がれていた。
そういった所以から、ラクーンシティ警察署「R.P.D.」の特殊部隊「S.T.A.R.S.」隊員との実戦テストが考案された。
相手が精鋭であったためにT-002型は撃破されたものの、予想以上の有力データをアンブレラは得ることとなり、それは後のタイラント発展型や亜種開発へ活かされた。

ちなみに、SS版のクリス編では黄色い体色の別個体も存在し、最初のタイラントを倒した直後に現れるため、何も知らないPS版プレイヤーを驚かせた。

スーパータイラントT-002型

肉体にダメージが蓄積し、生命の危機に瀕したためにリミッターが解除され、暴走状態となったタイラントT-002型。
通常と比べて体色は赤みを帯び、爪が非常に長く大きくなっている。
一切の制御を受け付けなくなったが、戦闘能力(特に機動性)や耐久力はそれ以前と比較にならないほど、向上している。
グレネード弾をものともせず高速で相手に急接近しては、肥大した爪で薙ぎ払うという戦法を取る。
GC版とWii版では、ロケットランチャーの弾丸を1回弾き返すという荒技も見せる。

なおプロジェクトクロスゾーンにもT-002型のタイラントとスーパータイラントが登場する。
…が、下記のネメシスがライバル枠として扱われてる関係もありこちらはやや強い部類の雑魚という程度の扱いである。仮にも初代のラスボスなのに…。
続編のPXZ2ではネメシスに加え、ウスタナクまでいた事もあって、タイラントが別作品の敵組織に量産されている事を見た6時代のレオンからは
「確かに初期BOWの傑作だがそんな旧型を持ち出されてもな」と半ば相手にされていなかった。むしろ傑作と言ってもらえた事を喜ぶべきなんだろうか…?

タイラントT-103型

『2』に登場。T-002型のデータを元に、より人型に近付けたタイラント。初期型タイラントの特徴である爪が無い。
タイラントT-002型の新陳代謝機能を増大させることで、高い回復能力を有している。
身長は普通の人間を遥かに上回り、肌は彫像の如き灰色であるが、その2点を除けばスキンヘッドの人間そのものである。
着用しているモスグリーンのトレンチコートは防弾対爆仕様で、暴走を抑えるリミッターでもあるが、その最大の役割は人間への擬態。

製造には前述の通りセルゲイ・ウラジミールのクローンを素体に使用するのだが、製造時の培養に使用するβヘテロ・ノンセロトニンを抽出するために「生きた人間の頭蓋骨を麻酔も掛けずに切り開き、脳の下垂体を切り取る」という残酷極まりない行為が行われていた。
ラクーンシティでも製造されていたようだが、本来の量産はシーナ島で行われており、目的地へは主にヘリコプターで空輸される。
ラクーンシティには確認出来るだけで5体ないし6体が投入されており、
1体はG-ウィルス回収のためにR.P.D.へ、残りは米軍のG-ウィルス回収部隊を迎撃すべく送り込まれた。
量産プラントであるシーナ島にもかなりの数が放たれており、選択ルート次第では1つのエリアに5体が同時に出るという悪夢のような光景に遭遇することになる。

動きは遅いものの腕力は優れており、起動時にコンピュータを使うことで、
ある程度は敵味方の識別と能力の調整も可能であることから、『OB2』では後述の短期間だけプレイヤーの護衛役となる。この時の個体の正式型番はT-0400TP。従来のT-103よりも靴が小さい。
強靭な生命力を有しており、一定のダメージを受けると気絶するが短時間で回復・復帰して何処までも標的を執拗に追跡する。
しかし、知能はさほど高くなく、基本的な攻撃方法は怪力に任せて殴るだけに留まる。
また、ドアの開閉を理解できないため、壁を破壊して現れることも多い。
ただし、作品によってはこちらの攻撃への防御行動も見せており、一概に知能が低いとは言い難い面もある。
生命の危機に陥らずとも暴走することがあるが、全てのT-103型のリミッターが解除されるわけでもない模様。

『2』では裏シナリオのみに登場。最後は溶鉱炉へ落ちて生命の危機に瀕したため、スーパータイラント化する。
『CV』でロックフォート島に配備されていた個体は量産型であり、U.S.S.訓練用に島に運び込まれていた。
しかし、既にスーパータイラント状態であったため、通常時の姿の確認はできない。
海外版での通称はMr.X(ミスター・エックス)。かつてはフィギュアも発売されていた。

後年のフルCG映像作品『バイオハザードダムネーション』にて久しぶりに出演。
この作品の時間軸は2011年であり、『6』より前、『リベレーションズ2』と同時間軸で起きた出来事となっている。
舞台である東欧の小国「東スラブ共和国」大統領スベトラーナ・ベリコバが密かに大統領府地下に用意していた物で、最大3体が登場する。
アンブレラ崩壊以降、殆どのB.O.W.が裏市場に流れていた他、スベトラーナはソ連崩壊以降に様々なビジネスを行ってオリガルヒ(大富豪)となり、その財力を背景に政界に進出し大統領となっていたため、そのビジネスルートのツテで裏ルートに流れていたタイラントを購入したと思われる。
公式では一応T-103型タイラントとなっているが、体格はゲーム版の頃よりも大幅に巨大化している。これは後ほど行う対戦車戦シーンに対応するためだったらしい。
コートも新しいデザインのものに変わっており、左袖に「013」と書かれている。このコートは過去のシリーズよりも強固な防弾耐爆性能が備わっているほか、複数の小型爆薬がセットされており任意の操作で起爆することでスムーズに脱衣しリミッターを解除できるようになっている。
劇中ではスベトラーナの命令に従ってレオンとアレクサンドル(サーシャ)・コザンチェンコに襲いかかり、サーシャ操るリッカー軍団をことごとく返り討ちにした。
なお唸り声程度しか声を発していないが、この声は様々な日本アニメの英語吹き替えを担当しているアメリカの声優 マイケル・マコノヒー 氏が演じている。

スーパータイラントT-103型

溶鉱炉に落ちるという常識的には即死もののダメージを負ったことでリミッターであるトレンチコートを解除し、肉体を変化させたタイラントT-103型。
その姿はもはや人間とは呼べず、一回りも巨大化し、T-002型では左腕のみだった巨大な爪が本型では両腕(片手に4本、合計8本)に出現し、
その形状はより鋭くなっており、右胸に露出した心臓も装甲のような皮膚に覆われている。
その移動速度はかなりの物で、全力ダッシュには度肝を抜かれた人も居るだろう。
反面、大ダメージの影響か腕力は通常時の半分程度に落ちてしまっており、総合的な攻撃力は以前と変わらない。

フルCG映像作品『バイオハザードダムネーション』にも登場。
タンクローリーの爆発に巻き込まれたタイラントが爆薬起爆でコートを脱ぎ捨てることでリミッターを解除しスーパー化した。
上半身がより一層パンプアップしており、身長もより一層巨大化。
心臓は露出しておらず、手も爪は伸びずに指のままという違いがある。右手が左手より大きい。
レオンの放ったロケットランチャーを(走りながら)キャッチ&リリースしたり、全速力で突進してくる戦車と正面から張り合うなどの圧倒的力を見せつけるが、
咄嗟に戦車の砲塔部に乗り込んだレオンによる「戦車砲によるヘッドショット」を受け倒された。
この戦闘時にレオンはサーシャの操るリッカー達に助けられており、「B.O.W.に助けられるとはな」と漏らしている。
残りの2体もスーパー化して再びレオンたちを追い詰めるが、直後に飛来したアメリカ空軍のA-10攻撃機により撃破された。

タイラントR

登場は『OB2』と『UC』のエイダシナリオ。正式名称は「タイラントリボーン」。ラクーン施設に保管されていたタイラントT-0400TPのリミッター解除形態。
肥大化した肉体や両手に形成された巨大な爪など、容姿はスーパータイラントと共通する部分が多いが、
爪の本数が多い(片手に5本、合計10本)、上半身が異様に発達し、皮膚部分が岩のような見た目になっている等の差異はある。
この個体には体内にセイフティ代わりの爆破装置が仕掛けられているので、それをリモコンで起動すれば一撃で倒すことが可能。
ただし、リモコンの電波状況が悪い(故障のように思えるがどうやら仕様らしい)のかその有効範囲は極めて狭く、また起動にはボタン長押しが必要となるので、
安全装置起動自体が危険という少々問題のあるセイフティシステムである。
実際通常形態での暴走開始時にリモコンを持っていた研究員がスイッチを押そうとして失敗しそのまま殺されている。
身体能力は格段に向上しており、攻撃力の低下も見られない。近距離では即死技の「メガスラッシュ」、
少し離れればタックルや蹴りを繰り出してくる。
『UC』エイダシナリオ時には力を溜めるようなモーションの後に一瞬で距離を詰める縮地のようなダッシュ攻撃をしてくることも。
体色は上半身が灰色で、下半身が緑。

タイラントC

上に同じく『OB2』登場。正式名称は「タイラントカスタム」。量産型タイラントの中でも最強の力を誇る。
赤いコートを着ており、頭には角が生えているなど、外見も他の量産タイプとは異なる。
そう言えば居ましたね。赤い、角付き、早い、その上頭文字がCな人…。
攻撃方法はタイラントRに準ずる。その動作速度は尋常ではなく、
戦う場所の狭さもあって攻撃の回避は困難を極め、特に即死技であるメガスラッシュを放たれれば即座にゲームオーバー。
アイテムを拾うときの無敵しゃがみを会得していないと、まず分からん殺しをされる。
2011年の6月までならオンラインプレイで何とかなったのだが…。

スーパーパラサイトタイラント

『2』『3』と同時間軸の番外タイトル『オペレーション・ラクーンシティ』の追加ダウンロードシナリオ『SPEC OPS エコーシックス』にのみ登場。
T-103型に同タイトルオリジナルクリーチャーである「ネメシスβパラサイト」が寄生し、お互いに変異し合った結果発生したイレギュラーミュータントである。
タイラントの肉体は中途半端にスーパー化し、寄生したパラサイトも異常に大型化している。
戦闘時にはその長い触腕による超リーチの攻撃のほか、地中を掘り進んで地面の下から奇襲をかけることも。
予期せぬ変異で発生したイレギュラーな個体だが、この身体構造は後述のネメシス-T型に近い。

タイラント091

『GS4』に登場。
T-ウイルスとG-ウイルスを掛け合わせた「T+Gウイルス」の試作品だが、想定されたほどの性能を発揮できず、廃棄されたもの。
他のタイラントと異なる触手のような指を持ち、これが特徴的な武器となっている。
心臓(腫瘍と記してある攻略本もある)が背中に露出しており、そこが弱点となっている。

バンダースナッチ

登場は『CV』。汎用性を高めたタイラントというコンセプトで開発された、人間ベースの試作B.O.W.。
低コスト性重視のために人間への偽装は施されず、外見は人間や量産型タイラントとは大きくかけ離れているなど、兵器としての実用面を重視して設計されている。

特徴としてまず挙げられるのが、退化した左手と下半身を補うように発達した伸縮自在の右腕である。
これには瞬発移動を可能とする、従来のB.O.W.にはなかった能力を有しており、目標追跡が効率的に行えるほどの移動速度を生み出す。
また、右腕の筋組織増強により、凄まじい腕力を発揮することができるようになった。
そのため、腕を鞭のようにして敵を叩き潰したり、持ち上げて頭部を握り潰すことが可能である。
しかし、試作段階であるため、所々に失敗が色濃く出ており、下半身は退化している上に歩行機能は低下していて即応能力は低く、
左手が欠落している点も、タイラントと比較して大きな問題とされている。
ただし、『鏡の国のアリス』に登場する猛獣の名を持つだけにその戦闘能力は驚異的で、敵に与える恐怖感は相当なものである。

タイラントT-078型

登場は『CV』。ロックフォート島で保管されていたタイラント。ロックフォート島における戦闘時の切り札として、ハンクら特殊部隊U.S.S.の手によって持ち込まれた。
ベースとなったのは量産型タイラントで、既にリミッターが解除された仕様。右手が変化して指が無くなり、鋭いスパイクの付いた棍棒状になっている。
更に完全覚醒すると、巨大なブレード状の爪が生える。プレイヤーとは、覚醒直後と完全覚醒後の2回戦うことになる。
最期はカタパルトとネズミの一押しによって発射された貨物によって、高空に放り出された。

ネメシス-T型


初登場は『3』。通称「追跡者」。量産型タイラントに寄生生物「ネメシス」を宿らせている。
これが本体の退化した脳の代わりに脊髄付近に新しい脳を形成し、馬を操る騎手のような関係になることで知能を向上させたB.O.W.。
当時、『3』が発売される前までは「特定イベント以外で敵が扉を通過することは出来ない」仕様だったのだが、このネメシスはその今までの仕様を見事にスルー。
「扉を開けて追いかけて」きたり「逃げた先の部屋に先回り」したりと、追跡者の通称に恥じぬ活躍を見せたため、
みんなのトラウマ」として認識されるに至っている。
その人気から実写映画版『Ⅱ』にも(設定を変更して)出演している他、『ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』でもプレイヤーキャラクターとして参戦している。
また、2012年10月11日に発売された『PROJECT X ZONE』にも第1弾PVにおいて姿が確認されるという、まさかのサプライズ登場を果たした。
……もっとも、その時のネメシスは、クリスやジル達ですら可愛く見えるゲーム界屈指のゾンビ狩りの達人であるフランク・ウェスト&毒島力也コンビにボコられているという、あまりにも哀れな姿だったのだが。
7:28よりゾンビ側には悪夢な光景。通称デッドメイクライ
+クロスゾーンネタバレ注意
前述した通り、クロスゾーンでも自軍の前に強敵として立ちはだかる。
シナリオ内においては、ジルが「もう会いたくなかった」と発言しており、
また、何より初登場時が「その人物の恐れる相手」として具現化したという形であった為、
どうやら最大級のトラウマ扱いになっている模様……実際、プレイヤーも全く同じ気持ちだったに違いない。
ステータスは、HP・攻撃力・防御力と揃ったボスの為、場合によっては結構苦戦を強いられる事もある。
しかも最後には自分を複製して3体に増える。

上記の自己複製時はあるキャラの助けをかりながらではあるが、クリーチャー製造用の培養液ポットをコンピューター制御する知性を見せるなど、ある意味では本編以上のスペックを発揮している。
他作品キャラとの絡みでは、同じゾンビ同士のザベル・ザロックに気に入られたり、
復讐者同士ということでVAVAに共感を覚えられたりと、意外にも多い。
+しかし……
クロスゾーンのネメシスは、そんな要素の全てが吹っ飛ぶぐらいのネタを引っ提げてきており、
寧ろプレイヤーにとってはそちらの印象の方が遥かに強いかもしれない。
後述の通り、ネメシスには元々S.T.A.R.S撃退の任務を与えられており、
シナリオ内でも「スターズ……」と呟きながら自軍の前に現れる…… が。
その後の会話を簡単に書くと、以下の様になる。


ネメシス「スターズ……!!」
ジル「今の私達は、S.T.A.R.SじゃなくてBSAAよ」
ネメシス「……………」


ネメシス「 BSAAー!!


ジルからのツッコミを受けて言いなおす という、ある意味知能の高さを見せつけるボケ(?)をかましたのである。
この一連の流れで、不覚にもネメシスに萌えた猛者が出たとか出ないとか……
その後もちゃんと「BSAA」で憶えていたが最期は「スターズ……」だった。
そして続編のPXZ2で登場した時はわざわざDVEで「BSAA」と叫ぶのだった。なお戦闘ボイスは変わらず「スターズ……」である。

他にも『2』『3』と同時間軸の番外タイトル『オペレーション・ラクーンシティ』にも登場。
このタイトルでは今まで同様のロケットランチャーのほか、実写映画版『Ⅱ』から逆輸入されたガトリングガンも使用してくる。
またXBOX360版でのみ配信された有料DLC「ネメシスモード」では制御コンソールを利用することでネメシスを味方につけるという芸当が可能。

第1形態

洋館事件でのタイラント暴走を受け、アンブレラ社生物兵器研究チームは改良の必要性を認識し、改良のため新型開発計画を模索し始める。
複数の研究チームのうち、本社直属のヨーロッパ支部第6研究所では独自の開発計画が立案され、
アンブレラ第6研究所でその計画を基に、既成概念を根本から覆すほどの研究を開始する。
それが「ネメシス計画」と呼ばれるもので、新たに開発した寄生生命体を既存のタイラントに投与し、知能向上を図るものであった。
この計画で開発された寄生生物「NE-α型」は、研究者の間では計画名からそのまま「ネメシス」と呼ばれている。
ネメシスとは“復讐の女神”の名であり、S.T.A.R.S.が今までアンブレラに与えたダメージに対する復讐という意味合いがある。

ネメシスは脊髄に細胞レベルで移植されると、T-ウィルスを取り込んで増殖を開始し、
宿主の延髄付近に新たな脳を形成後、中枢神経回路の改変を行うと同時に脳機能を支配する。
この結果、宿主の思考はネメシスに委ねられ、ネメシスを介して外部からの完全制御を可能とする。
これにより支配されたタイラントが、「ネメシス-T型」である。

ネメシスに支配されたことで通常の量産型タイラント以上の知能を誇っており、より明確な標的の選定が可能で、
なおかつ学習することで指示された目標のみならず、ターゲットと一緒にいる人間も敵と認識するようになる。
開発チームには教育担当も存在し、その担当官がS.T.A.R.S.隊員の映像資料や写真を覚え込ませ、彼らを見極められるようにした。
また、思考能力の向上で自己判断力も優れたものとなり、銃火器などの複雑な操作を必要とする器具も使用可能となった。
それに加え、他のタイラントシリーズと違って単純な言語ならある程度理解したり操ることも可能であり、
S.T.A.R.S.隊員を発見すると、低い声で「スターズ…」と発する。
なお、ネメシスは培養過程で自我が芽生え始めており、複数の実験体がアンブレラの施設から脱走を企てていた模様。
キサラギと良い、生物兵器を完全に制御するのはまず不可能と言う事なのだろうか。

身体能力はタイラント以上であり、グレネードランチャーなどの弾速の遅い武器なら、簡単に回避できる。
中でも、特に自己再生能力は並外れたものであり、大きな損傷を受けても短時間で回復し、目標追跡を続行する。
これは、ネメシスの分泌液の影響が大きく、これには身体の損傷回復を大幅に促す効果がある。
しかし、無理な超回復や急激な再生は肉体の異形化を起こす要因となる。

外見的な特徴として、タイラントT-103型同様に防弾対爆仕様でリミッターの役割を果たすロングコートを着用しているが、
こちらは黒色で形状もヘビメタ風といった感じで異なる。寄生生物の影響から外見は人間には見えず、
肉体は所々筋肉組織が剥き出しとなり、触手が体中を取り巻いている。顔も歯茎が剥き出しであり、右目は大きな手術痕で潰れている。

攻撃手段として、ロケットランチャー(形状はFIM-92 スティンガー)、
もしくはタイラント定番の武器である爪の代わりに鋭く柔軟な触手が武器となっている。
ロケットランチャーの操作は非常に優れており、高速で飛行するヘリを1発で撃墜できるほど。
触手は鞭のように攻撃したり、敵の体内へT-ウィルスを送り込む時などに使用される。
(ウィルス濃度が高いためT-ウィルス耐性のある人間でもゾンビ化し、ジルもこれによって窮地に立たされた)

映画版『II』に登場するネメシスは、アリスの味方だった男性マット・アディソンが素体となっている。
外見こそ第1形態に準じており、ロケットランチャーとガトリングガンを装備しているが、
非武装の市民など「危険度ゼロ」と判断した相手には攻撃しない
また、原作とは違い体内に寄生生物は存在せず。このため形態変化もなかった。*1
終盤でアンブレラ幹部の計らいによってアリスと対決させられる(その際、ロケットランチャーなどの重火器は外し、肉弾戦で戦っている)が、
対決の最中にアリスの呼び掛けによって、元の人格と記憶を取り戻す。
その後はアリスの側に立って戦うものの、最期はヘリの墜落に巻き込まれて死亡する。
こちらのネメシスは着ぐるみによるスーツアクトで演じられており、スーツアクターはマシュー・G・テイラー氏が担当した。

第2形態

ネメシスの分泌物の影響で凄まじい回復力を得ることとなったが、元々2つの生物が共存しているがゆえに遺伝情報は不安定であった。
そのため、肉体の急速な再生に付いていけず、身体が異形化してしまった形態。
外的要因による大ダメージで特に異形化の進んだ上半身は、
着用していたリミッター兼用のコートを失ったことにより、急速に変異を遂げている。
この上半身の開放により触手が異常発達した上、第1形態と比べるとその攻撃性は増しており、
右腕は触手に覆われている。このため、以前のように武器を使える状態ではなくなっている。
また、タイラントの身体だけでなく、延髄から中枢神経が伸びて脳幹を侵食していたネメシス自体も、危機的状況の適応化を図って大型化している。
『UC』のラクーンシティのチャプターではこちらが最終形態となっている。
ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』では、ダウンロードコスチュームでこの姿を拝むことが可能。
但しただのコス変のみなので性能は第1形態のままなのでロケラン装備。多分突っ込んだら負け。

第3形態

連動していたタイラントの脳が破壊されてその防衛本能が特出し、より異形化を起こすと共に、暴走状態に突入した。
寄生生物とタイラントの2つの生物はお互いに拒絶反応を起こし始め、
命令を上回った生存本能からネメシスとタイラントの細胞同士が複雑に絡み合って巨大化し、肉体を醜悪な怪物へと激変させた。
ゲーム中では分かりにくいが、身体が反転し仰向け状態になり、4足歩行化している。
頭部は捕食を最優先し、大型の消化器官に変貌を遂げる。手足は欠落しているが、異常発達した触手がそれを補っている。
胸郭から牙状に突き出ているものは肋骨であり、そこには肋骨で包み込むようにネメシス本体の物と思われる脳も露出している(イラストでは確認出来ないが、ゲーム中で確認可能)。
その近くの背中には強酸性の膿が多数吹き出ており、第1形態の面影は全く残っていない。
知能の低下は著しいものの、S.T.A.R.S.抹殺を果たそうと追跡を継続している。
また、ここまでの戦闘で喰らった有害な廃液の影響で取り込んだ毒素を、周囲に撒き散らしている。
T-ウィルスの副作用の1つである、極端な知能低下を克服することに成功したネメシス-T型ではあるが、最終的には暴走を食い止めることができなかった。
さすがに戦闘不能の状態でヤバい液体で満たされたプールに落っこちる事などは想定外だったようである。
肉体的には激変を遂げたが、耐久力は衰えておらず、
ゲーム中で戦闘を終わらせるには「パラケルススの魔剣」と呼ばれるレールキャノンが必要となる。
しかし、パラケルススを撃ち込まれて変異し、巨大化した肉体の半分以上を失っても残った触手で活動を続け、
その後のイベントでマグナム弾を数発撃ち込まれてようやく息絶えるor放置されラクーンシティごと米軍に爆殺される。
ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3』では、レベル3ハイパーコンボでちょっとだけこの姿に変身する事が出来る。
但しコマンド投げなので技が成功しないと変身できない。
そして技が終わったあとは何事もなかったかのように元に戻っている。ロケランを拾いなおす様が何かシュール。

ヒュプノス-T型

登場は『GS』。ギリシャ神話の眠りの神「ヒュプノス」の名を冠する、タイラントの小型化成功試作体。
姿はT-002型に近く、巨大な爪を持つ(主人公のアークによれば、「均整の取れたその姿には知性さえ感じられる」とのこと)。
シーナ島司令官のヴィンセントによって競い合わされた、
何億という遺伝子を持つ何億もの細胞を容器の中で競わせ、研究者が居眠りをして目を覚ました時に残っていた(←本当にこういう設定)
最強の細胞を元に作られ、やはりこちらも生命の危機に瀕するとパワーアップを遂げる。
最初の姿は、片腕の巨大な爪を除けば人間そのものであったが、撃退する毎にマッチョで醜悪な姿へと変化してゆく。
ただし、ネメシス-T型などに比べると人間に近い姿のまま最終形態まで進む。体色は青。
アークに敗れた後も更に追跡しようと試みるが、アークの乗るヘリコプターに装備されたミサイルの攻撃を受け、死亡する。

モーフィアス

登場は『GS4』。
アンブレラ社幹部研究員のモーフィアスが試作段階の「T+Gウイルス」の投与により変化した姿。
電磁バリアのようなものを身にまとい、一切の実弾武器を受け付けないため、倒すためには特殊な武器がいる。
見てのとおりタイラントの亜種には珍しい女性型で、知性も残っており女性口調で喋るが、
素体となったモーフィアスは男性である。しかも壮絶なナルシスト。

タナトス

登場は『OB』。ギリシャ神話の死の神「タナトス」の名を冠する、タイラントの亜種。
元アンブレラ研究局員のグレッグ・ミューラーが、ラクーン大学で独自に制作した。よくばれなかったもんだ
素体はこいつのみ黒人男性で、T-002型同様に心臓が剥き出しとなっている。やっぱり、心臓は左ではなく右に存在する。
手足には形状変化の傾向が見られ、露出し過ぎている心臓は器具で補強されている。
コートではなく、黒いアンダーパンツを着用している。パンチやキック、タックルといった多彩な攻撃手段を持ち、
そのダッシュ力は8キャラ中最速の移動速度を誇るケビンすらも凌駕する。
それに加えてヤバいのは、(プレイヤーキャラが一般市民で歴代主人公たちに比べると弱いせいもあるが)耐久力で、
通常形態の際にはいくら攻撃して死なないどころか、活動を止めたり撃退することすらもできない
(一応ある場所の仕掛けでちょっとだけ動きを止めるが、本当にちょっとだけ。)
ちなみに、グレッグはアンブレラからタナトスの量産を要請されていたが、
量産など馬鹿げたこと、傑作は1つでいい」として量産するつもりはなかった模様。

タナトスR

登場は『OB』。正式名称は「タナトスリボーン」。タナトスがこのステージの舞台であるラクーン大学の爆発に巻き込まれた際、
生命の危機に瀕して暴走し異形化した姿。爆発に巻き込まれた影響で、皮膚の所々に火傷の跡や炭化したような痕跡がある。
筋力が大幅に発達しており、左手が異常に巨大化しているが、右手は大学崩壊の際に欠落している。
これ以外にもかなり肉体的な損傷があるらしく、変形前の理不尽なまでの耐久力はさすがに無くなりこちらの攻撃が有効になっている。
腕部の変化によってパンチなどが使用できなくなったため、巨大な左腕の振り回し・振り下ろし、
変異前にも使用していたタックル、高く跳躍した上での踏み潰しを攻撃手段とする。
肥大化した肉体は重火器による攻撃をも軽く受け流すが、右胸の巨大心臓が唯一の急所となっている。*2

イワン

登場は『UC』。アンブレラ社幹部のセルゲイ・ウラジミール大佐の護衛・側近として、
特別に知能の改良が施されたタイラントT-103型。
身長を除いて人間に酷似した外見を持ち、防弾・耐爆用の衝撃吸収コート(白色)と、
ヘッドマウントディスプレイ内蔵のサングラス(レンズの色はオレンジと青)を着用。
ウェスカーと空中戦を繰り広げるほどの、異常な跳躍力を持つ。
改良されているが、暴走状態を発生できるようになっており、緊急時にはスーパータイラント化できる(ゲーム中は変化しない)。
力任せに突進、殴る、放り投げる、踏みつける、振り払うといった攻撃を行う。
命令には忠実で、固定砲台を使用可能な知能を有す。
DBでやれ

テイロスT-ALOS

登場は『UC』。アンブレラ社の最新商品。アンブレラ社復活の威信を賭け、世界中の紛争地域に投入される予定で開発されていた。
「T-ALOS」とはTyrant-Armored Lethal Organic System(タイラント装甲化、致死的制圧、生体システム)の略であり、
ギリシア神話におけるクレタ島の青銅の巨人「タロス」を表す。
タイラントを素体とし、人工臓器を用いて循環器系を強化。
脳にはコンピュータチップが埋め込まれており、アンブレラ社のAI「レッドクイーン」の命令に従って行動する。
装着している超合金の装甲で銃火器からの攻撃を防ぐと共に、T-ウイルスによる暴走を防いでいる。

装備している巨大な4連装ロケットランチャーからも、全タイラントシリーズを遙かに凌ぐ戦闘力を有し、
対人及び対兵器用生体兵器という開発コンセプトを達成した。
巨大な左腕、短い足、右手に巨大ロケットランチャーと非常にアンバランスだが、機動力は高い。
左手で殴りかかったり、ロケットランチャーを撃ったりと攻撃そのものは単調だが、高威力。
第2形態まで存在する。生命の危機に陥ると、脊髄を直接レッドクイーンへ接続し、機械とテイロスの肉体が融合した恐るべき兵器へと変貌する。
姿は巨大な腕、左右に開く口、身体に付いた3つの目など、第1形態の姿は跡形も無くなっている。主にレーザービームや触手による攻撃を行う。

セルゲイモンスター

登場は『UC』。アンブレラ社幹部のセルゲイ・ウラジミール大佐自身が、ウイルスの影響で怪物化した姿。
両腕を縛る触手が融合し、1本の太い触手となっている。触手の先は凶悪な爪へと変化しており、これを自在に操って攻撃する。
なお、戦闘中にも会話は可能であり、知能の低下は見られない。
なお後ほど入手できるファイルで確認できるが、ウェスカーはこのセルゲイの姿を見て「ヤツの奥底に横たわる思念の形」という独自の見解を見出している。
理由はセルゲイモンスターの姿とセルゲイ当人の性癖から。詳しいことは小説版で語られている。
そこから転じて「進化には感染者の意思が強く影響を与えるのではないか」という考えも上げている。

ウスタナク


登場は『6』。本作開始の2年前に、カーラに心酔していたネオアンブレラの科学者の白人男性を素体とし、その男性にC-ウィルスを投与して生み出された。
ゲーム中で確認できるファイルによると、この男性は選ばれて素体になっただけでなく、自ら進んで素体になったとされている。
そのため変異して以降も黒幕であるカーラに付き従う忠義心の持ち主。
製造過程が根本的に違うため、厳密にはタイラント系ではない。
新主人公であるジェイク編で、ネメシスを彷彿させるばかりのしつこさでプレイヤーを追跡する。
そのしつこさたるや、ほぼ全チャプターで登場し、初見殺しと共に苦しめられる事に。
特徴的なのは右腕で、登場する毎に装備を付け替え、更には他のクリーチャーとの連携もする辺り、知能は非常に高い。
ちなみに変形はしない。先輩方涙目である。
なお、同タイトルでの有料ダウンロードコンテンツ「Predator」でのみ、ウスタナクをプレイヤー操作することが可能となっている。
このプレイヤー操作時には武装として右腕のアームと手榴弾を使用でき、追加支援で右腕用ショットガンも使用可能。
PXZ2でも登場するが、元彼ジェイクが登場しないためか、バイオハザードの大ボス枠はネメシスのままで、
ネメシスより遥かに高性能のはずのこちらは中ボス扱いとなっている。

サミュエルタイラント

映画版『III』に登場。アンブレラのサミュエル・アイザックス博士が、
スーパーアンデッドに噛まれた後に大量投与した抗ウイルス剤の影響で怪物化した姿。
絶大な攻撃力や回復力を誇る強靭な肉体に伸縮自在な右手の触手を備え、雄叫びは強大な衝撃波となって相手を襲う。
この個体も知能は低下しておらず、交戦したアリスと普通に会話することが出来ていた。
既にT-ウイルスによって超人と化していたアリスすらその圧倒的な戦闘力で追い詰めるが、『I』で登場したレーザートラップの部屋に誘導され、哀れ サイコロステーキ 細切れにされて死亡した。
なお、本来の名称は「タイラント」であるが、他作品の登場個体との区別上、「サミュエルタイラント」と表記。

(以上、Wikipediaから記事の抜粋、及び改変、追記)
+ニコニコ動画での扱い
実況動画において幾多の実況者の寿命を縮めてきたほか、通称バイオの人のMADにおける扱いが有名だろう。
1の登場シーンでガラスを叩き割って登場するのだが、その場面でいくらガラスを叩いても割れない。
やっと出られたと思ったらジルに瞬殺されたり、何故か時間が逆行してカプセルの中に引き戻されたり、動画が終わったり。
誰が言ったか 出タイラント 。彼がいったい何をしたというのか…。

悪夢だよ!全員集合!(クリックで拡大)
何度目だタイラント

格闘ゲームにおけるタイラントシリーズ(ネメシス-T型)

上記のようにタイラントシリーズは実に多くの亜種が登場しているが、この内MUGENのカテゴリである格闘ゲームに出演しているのはタイラントT-002型(MVC2)とネメシス-T型(UMVC3)の2種類。
ただしT-002型はMVC2でのジルのハイパーコンボでの演出としての登場なため、ほんの少ししか画面に出ず、操作も不可能。
その為、格闘ゲームで活躍しているのは実質ネメシス-T型のみということになるので、ここからはUMVC3におけるネメシス-T型について解説していきたい。

UMVC3でのネメシス-T型は、高い火力と体力を誇るパワータイプの大型キャラクター。CAPCOM陣営中最も巨大な体格で、MARVEL陣営最大の体格を持つセンチネルと並ぶと画面が凄く狭く感じるほど。
一見すると動きが鈍そうな印象だが、ダッシュの性能が良いため機動力にはさほど問題はない。
それどころか、触手攻撃やロケットランチャーにより近距離~やや遠距離までの牽制・制圧能力はかなり高い。
また、捕捉範囲が広く応用も利く各種コマンド投げにより、他のキャラより遠くからガードを崩すことが出来る。
その反面、各種アーマー技は全体的に使い勝手が悪く、多くの技が「ガードされた際、密着状態だと反撃確定」であるといった弱点がある。
また、発生の早い攻撃技が少ないため、相手の弱攻撃等につぶされる事も多いので注意が必要。
以上のことにより、近距離~中距離は強いが至近距離に難があるという、他のパワーキャラとは少し違った性能となっている。
相手との距離を見極め、適切な技を振っていく立ち回りが重要になるため、プレイヤーには一定の知識や経験が求められるキャラである。
なお、コンボに関しては非常にシンプルで、全キャラ中トップクラスの易しさとなっている。
各技のダメージ最低保証値の低さもあり、良くも悪くも工夫を必要としない。

チームとしては、強力な補正切りを持つためゲージ燃費が良く、ゲージを後続へ残すことでチームに貢献できる。
逆にアシスト性能とHCのディレイド性能はお世辞にも良いとは言えず、これを活かそうとするとメンバーを選ぶ必要がある。
これらのことを考えると、先鋒起用が最も適しているキャラと言えるだろう。

(以上、ULTIMATE MARVEL VS. CAPCOM 3 @ wikiから記事の抜粋、及び改変、追記)

ネメシスの必殺技名は日本語版と英語版で全く異なっており、日本語版だと記号表記になっているため文面だと非常に読みにくい。
具体的には以下の通り。

コマンド 日本語版表記 英語版表記 英語版カナ読み 通称
6+強 T/H06 Deadly Reach デッドリーリーチ 触手,6H
空中で6+強 T/H06A Air Deadly Reach エアーデッドリーリーチ 空触手,J6H
空中で2+強 T/H03A Angled Deadly Reach アングルドデッドリーリーチ 斜め触手,J2H
236+攻 P/A Clothesline Rocket クローズラインロケット 波動(コマンド)
623+攻 P/R06 Launcher Slam ランチャースラム 昇竜(コマンド)
236+S W/R06 Rocket Launcher ロケットランチャー ロケラン
623+S W/R09 Anti-Air Rocket Launcher アンチエアーロケットランチャー 対空ロケラン
空中で236+S W/R01A Air Rocket Launcher エアーロケットランチャー 空ロケラン
63214+攻 T/C Tentacle Slam テンタクルスラム 触手投げ,コマ投げ
236+攻攻 W/R※ Bioweapon Assault バイオウェポンアサルト ロケランHC
623+攻攻 P/A※ Biohazard Rush バイオハザードラッシュ 殴りHC,アーマーHC
63214+攻攻 IRREGULAR※ Fatal Mutation フェイタルミューテーション 投げHC,Lv3HC

UMVC3ゲーム中のネメシスの台詞はほとんど唸り声のみであり、せいぜい元S.T.A.R.S.の面々であるクリスジルと相対した際にいつもの「スターズ・・・」と言う程度である。
原作でもこれしか喋ってないのだから仕方がない。勝利後のコメントも唸り声や感嘆詞くらいしかない(それだけで8種類も用意するとは…)。
だが、相手側からのネメシスに対する台詞やコメントは結構多く用意されており、意外といろんな反応を見ることが出来る。
ある意味似たような存在であるレイレイからは「カオこわいよ~」と怯えられたり、
ストームからは「自然の摂理を捻じ曲げる者」と一蹴されたり、
ウルヴァリンからは「ウェポンX計画関連者か!?」と思われたり、
ロケットラクーンからは「ハルクに似てる」と評されたり、
デッドプールに「お前の顔すげーブサイク」とダメ出しされたり。
また、ウェスカーからは「随分と懐かしいもの」と呼ばれてるため、彼にとってネメシスは既に過去のものとなっているらしい。
そして忘れてはならないのが対ハルク。過去ネメシスがまだ参戦してなかったMVC3当時からハルクのEDでハルクにボコボコにされる役としてネメシスがカメオ出演しており、
現在のUMVC3で晴れて参戦となったのだがその際にもハルクから「かいぶつおとこぶったおす!」と言われている。どうやらかなり目をつけられている模様。

参考動画

●コンボ、テクニック等のまとめ
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16302339

●ダウン拾いアシストを用いたコンボ、補正切り
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16917630

●崩しのテクニック、ネメシス単体での補正切りなど
http://www.nicovideo.jp/watch/sm16968273



MUGENにおけるタイラント

+超神氏製 バイオハザード
  • 超神氏製 バイオハザード
冒頭で紹介したMVCの『CODE:T-002』のスプライトを利用したものが、ミニゲーム「バイオハザード」のボスとして登場する。
内容は左右から現れるゾンビやケルベロス、カラスの群れを撃退していくというもので、1ラウンドを取られると最後にタイラントが自動的に登場するようになる。
タイラントに連続して攻撃を加えると吹き飛ばされるが、同時に回復アイテムのハーブを落とす。
プレイヤーでの挑戦を前提としており、CPUが挑むとゾンビに目もくれずに見えない本体を攻撃してしまうためAI殺し
ボーナスステージであるがプレイヤー操作も一応は可能であり、ゾンビらは画面内に6体まで呼び出せるが、タイラント登場後は召喚不可能になる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm23038393

+SeanAltly氏製 Mr.X
  • SeanAltly氏製 Mr.X
ロールシャッハなどの製作者であるSeanAltly氏がマキシマQのドットを改変した『バイオ2』のタイラントT-103型。
スーパーアーマーがついており、突進などの攻撃をするパワーキャラとなっている。一部の攻撃動作や勝利ポーズに改変元の面影が見て取れる。
また本来は2mも超える長身だが、キャラのサイズはそこまで大きくはない
(一応念のためにいうとドットベースとなったマキシマは身長204㎝なので、KOF基準なら小さすぎるわけではないはず。)
名前は海外版のMr.Xで、AIは入っていないがアーマーや火力があるため結構戦えたりする。
勝利時には相手の頭を踏み砕いて血文字で「YOU DIED」と表示(原作でのゲームオーバー画面)されるためその手の表現が苦手な人は注意。
なおdefファイルを開いてtodayとなっている部分を削除しないと使用出来ないため注意 最新版では通常通りで使用可能。
カサイ氏によるAIパッチが公開されている。ダメージにも構わずアーマーで突っ込んでくる戦い方が強烈で、攻撃力もあってかなり厄介。
飛び道具は一切無いため、距離を取って射撃に徹すれば安全に勝てる。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm17813880

+JozoTheBoogey氏製 MVCネメシス
  • JozoTheBoogey氏製 MVCネメシス
MVC仕様で製作された山崎竜二を素体としたネメシス-T型。
ロケットランチャーや触手を使用するのだが、基本的に打点が高いため背が少し低いキャラ相手にはあまり攻撃が当たらない。
ガードが緩い簡易なものだがAIも搭載されている。
+armin_iuf氏製 ネメシス-T型
こちらはQのドットを素体にしている。
通常モード、ロケットランチャーモード、ガトリングガンモード、ミュータントモードの四つに分かれている。
中々の巨体であり、通常時は一部攻撃を除いてリーチが短いが、機動力が高く、突進技も備えているため、比較的ちびキャラ相手でもまともな戦いをすることが出来る。ただし原作再現なのかただのバグなのかは不明だが、ダウンからの起き上がりに時間がかかる。
コマンド入力によるモード変更により装備できるロケットランチャーは、地上空中ともに使用可能であり、角度の変更も可能。
また、ガトリングガンは調整はできないものの、打点は低い。いずれの飛び道具も通常モードに戻ってからの一定時間は地面に置かれた状態になっており、再装着ができる。
ミュータントモードに変更すると他のモードに変更することは出来なくなる。動きは鈍く、攻撃も触手による打撃と投げの二種類しかないが、リーチは長い。
簡易ではあるもののデフォルトでAIが搭載されている。

なお、作者の許可なしに改変、転載は不可となっている点に注意。










出場大会

【バイオハザード】
【タイラント】
更新停止中
出演ストーリー
MUGEN街の夜雀亭 2nd(タイラント、ネメシス両方共登場)
Nの日常(ネメシス-T型)
Transfer Avengersうp主。投稿者名も…)


*1
ただし、ノベライズ版ではネメシス自体は寄生していたものの、
マットが自身とリンクしているネメシスに対し自分やネメシスをアンブレラがどう見ているか、
このまま従っていたら最後はどうなるかといったことを延々自分の経験と共に「教育」することで
離反を促したという設定に変更されている。

*2
タナトス、ヒュプノス、ネメシスは全てギリシャ神話に登場する「夜の女王ニュクス」の子として描かれた神様であり、
そのニュクス自体は『OB File2』のラスボスとして登場している。
しかしラスボスと言ってもストーリーの進め方によっては別に戦わなくていいポジションであったり、
アンブレラ、ダークサイドの両クロニクルにリメイクされなかったりと、扱いが結構ぞんざい。
実際は巨大な肉のかたまりとして、タイラントRすらその肉体に取り込んでしまう恐ろしい敵なのだが…