黄白虎








 「二度と我が身にたてつけぬよう
  今度は、永久の眠りにつくがよい」


          



 「闇の力は、
  全ての光を覆い尽くすのだ。」

プロフィール
  • 名前:黄白虎(ホァン・パイフー)
  • 出身:香港
  • 年齢・身長・体重:不明
  • 格闘スタイル:不明
  • キャッチコピー:その背に闇をまとう最強の拳聖

ネオジオサードパーティの一つであったビスコの代表作『ブレイカーズ』のラスボス
格闘大会「FIST」を主催する黄財閥の頭首を務める、邪悪なる意志を放つ拳聖。
敗れた者の気を喰らうことで、闇の力を成長させることができる邪悪な存在である。
古くは四千年前のエジプトにも現れ、これまでにも多くの街や国を滅ぼしてきたが、
情報技術が発達した現代ではそのような行動は目立ちすぎると考えたため、
格闘家であった李刀龍の父親の肉体を手に入れて、黄財閥頭首「黄白虎」を名乗っている。
格闘大会を開いた理由も、優れた格闘家を集め、それを倒して気を集めるためであった。

上記の通り、身体は刀龍の父であり、彼に憑依している本体は勝利ポーズで見ることができる。
繰り出す技のモーションが一部刀龍と似ているのもそのためである。

作中の多数のキャラクターと因縁を持っている人物である。
具体的には、
といった感じ。
因縁が無いのは主人公の神威翔と色物であるピエール・モンタリオくらい。
特にピエールに関しては参加の動機が動機なだけに、
「金に目がくらんで貴様のような者もここまで来るか…まあよい。切って捨てるまでだ!!」と呆れている。
前者は主人公なのに因縁無いけどいいのかな?


原作中の性能

一作目の無印『ブレイカーズ』ではネオジオCD版のみ、マイナーチェンジ版の『リベンジ』では隠しコマンドで使用可能。
しかし、アーケード版『リベンジ』では使用解禁コマンドが「1P・2P同時にレバーを↑に入れる」となっている関係上、
対戦台の場合は対戦相手に協力してもらわないと白虎を使えない
だが後述のように破格の性能を持つため、相手が同意しなければ使えないのはある意味当然なのかもしれない。

武器としてヌンチャクを使ったり髪の毛で攻撃したりする。
ラスボスだけあってかなり性能が高く、その理由かつ大きな特徴となっているのが、
超必殺技を含む全ての必殺技をボタン同時押しで出せる点。
高性能な突進技や対空技がワンボタンでとっさに出せるのは非常に大きい。
その他の特徴としてはダッシュが完全無敵の移動技(ただし無敵時間は短い)になっており、移動起き上がりが無い。

必殺技は、気弾を斜め下に向けて放ち、地面にぶつかると上に急角度で跳ね上がる飛び道具「剛射拳」、
片手を突き出して高速で突っ込む突進技「黄家爆雷掌」、地面を叩いて画面上まで邪気の柱を起こす対空技「激震破」、
辮髪を振るって光る気弾を発生させ、ヒットした相手を浮かせる「頭髪鞭」の4種類。
超必殺技は、高速突進して相手をすり抜け、相手に光る気弾を纏わり付かせて爆破する「真爆雷掌」、
どこからともなくヌンチャクを取り出して前進しつつ振り回す「二節乱舞」の2種類がある。
なお、コマンドの関係上、剛射拳以外の技は強弱の区別が無い。
この他、ベガの「ヘッドプレス」に似た名称不明の特殊技(AD同時押し)があり、必殺技に近い感覚で使える。

どの技も高性能であり、この内凶悪なのが激震破・頭髪鞭・真爆雷掌の3つ。
激震破は出はほんの少し遅いものの無敵の長さ・隙の少なさ・高威力と申し分のない対空技で、
これが前述の通りコマンドが同時押しで出せるため、使い勝手が非常によい。
頭髪鞭はコマンドがCだけで出る大パンチのような技で、ガードを問わず技が触れれば相手に二つの光弾が纏わり付く。
ガードしていた場合2回ガードするのだが、白虎の方が余裕を持って先に動けるほど拘束時間が非常に長く、
ガードしている相手に小足を重ねるどころかジャンプ攻撃をも重ねることができてしまう(ただし、頭髪鞭で固め続けることはできない)。
ヒットした場合も当然光弾が当たって浮き上がるまでの時間が長いため、超必殺技でいとも簡単に拾うことができる。
頭髪鞭は通常技からキャンセルで出せず繋げられないが、技自体の出がほんの少し遅いだけなので、
小足から普通に出せば相手はまずガードするしかなく、頭髪鞭→(J攻撃→)小足→…のループから脱出するには強引に無敵技をぶっ放すしかない。
そして真爆雷掌は無敵時間が長く、ガードされても頭髪鞭を上回る六つの光弾が纏わり付くため反撃されない。
さらにその突進速度・距離・簡単コマンドのため拾い性能が非常に高く、遠距離で剛射拳が当たって浮いた相手をも拾うことができる。

もちろんこれら以外の技も高性能で、例えば剛射拳は撃ち合いには弱いものの、一部のキャラクターは飛び越えて近付くだけでも苦労するし、
屈DのスライディングやADのヘッドプレスなどはピエールやマハールが裸足で逃げ出すほど。
中段も出は遅いもののレバー入れBが中段技だし、座高の高い相手には昇りJDが中段となる。
ただし、(頭髪鞭は怪しいが)どの技も連発するだけで相手を完封できるほど極悪というわけではなく、
さらにこのゲームの上位陣は負けず劣らず強力な技や戦法を持っているため、上手く対処できる相手に対しては高度な戦略が必要となる。

とはいえ、高性能もさることながら全ての技がボタン操作だけで出せるというお手軽さはやはり非常に大きく、
上位陣以外のキャラクターはまともに戦うことができないだろう。
強いて弱点を挙げるなら、ボタン操作のみなため技とコマンドとボタンの配置をきちんと把握しておく必要があることと、
移動起き上がりがないため起き攻めをされやすい点、そして対戦相手に協力してもらわないと使用できない所か。

なお、キャラクターカラーが1種類しか存在しないため、同キャラ戦では同色対決で非常に紛らわしい。注意されたし。
他のキャラクター達のような別人設定のCPU裏キャラも存在しない。


MUGENにおける黄白虎

Werewood氏(現・Borewood氏)によるものと、それをですからー氏が改変したものの2体が存在する。

+ Werewood氏(現・Borewood氏)製作
  • Werewood氏(現・Borewood氏)製作
MUGEN1.0用とのことだがWinMugenでも動作可能。
原作通りボタン同時押しで技を出すことが可能となっており、
各種必殺技・超必殺技やエフェクトが搭載されているが、各種特殊システムまでは再現されていない。
また、原作では1種類しかなかったキャラクターカラーに、新たに11種類のオリジナルカラーが追加されているのだが、
どうやら設定にミスがあるらしく、攻撃時にはデフォルトカラーに戻ってしまう不具合がある。

AIもデフォルトで搭載済み。
距離を取って「激震破」や「剛射拳」で牽制しつつ、隙を突いて「黄家爆雷掌」やスライディングで攻め立てる戦法を好む。
相手との距離を考えず「二節乱舞」をぶっぱしたりと迂闊な所もあるが、それでもボスキャラだけに中々の強さを持っている。

+ ですからー氏製作
  • ですからー氏製作
上記Werewood氏(Borewood氏)製の白虎を改変し、より原作に近付けたもの。
原作準拠の各種特殊システム、パワーゲージや演出、勝利デモなどが再現されている他、
改変元にあったカラーパレットの不具合も解消済み。
11段階のレベル調整が可能なAIもデフォルトで搭載されている。
プレイヤー操作(12:43~)

出場大会

更新停止中

プレイヤー操作

単発!良キャラ発掘絵巻(part114、ですからー氏製)


最終更新:2023年06月27日 19:48