妹達


(その言葉の意味は分かりかねますが───
 ───何故だか、その言葉はとても響きました、とミサカは率直な感想を述べます)

電撃文庫より刊行されている鎌池和馬氏によるライトノベル『とある魔術の禁書目録(インデックス)』、
及びスピンオフ作品『とある科学の超電磁砲』等に登場するキャラクター。上記の名前で「シスターズ」と読む。
アニメにおける声優は佐々木望ささきのぞみ氏が担当。本来は美琴と同じ佐藤利奈氏が演じる予定だったが変更となったらしい。

概要です、とミサカは説明します

作中におけるヒロインの一人、「超電磁砲」御坂美琴の体細胞を用いて作られたクローン達。

他作品で例えると、オリジナルである美琴が草薙京アドラーであり、シスターズがKUSANAGIエレクトロゾルダートである。
最初から使い捨て前提で作られている事を考えれば、エレクトロゾルダートには特に良く似ていると言えるだろう。どっちも電気系だし*1
個体名は「ミサカ○○号」と表記される。単価は18万円。実に安い命である。
そのため、「俺にも売ってくれ!」という紳士たちの叫びを産むことに。あと作中にも存在を知ったら欲しがりそうな淑女が。
『超電磁砲』劇中のある人物の発言から察するに寿命も普通の人間と比べて短いようだが、具体的に何年程度生きるのかは不明。
表情に乏しいが無感情ではなく、基本的に感性は美琴と同じ(漫画の超電磁砲では色々な表情見せたり、美琴のアイスを横取りしたりしている)。
だが羞恥心が無いに等しく、パンツが丸見えになろうが全裸を見られようが平然としている。
挿絵でも結構パンチラの機会が多い。どうもありがとうございます。
また話し方がどことなくぎこちなく、一人称は「ミサカ」で、常に丁寧語かつ台詞の最後に「~、とミサカは○○します」
と自分の心理や行動の説明をわざわざ付け加える。ただし、美琴本人に似たのか稀に毒が混じることも。

容姿は美琴に似ているが目にハイライトが入っておらず、大きなゴーグル(電磁波を視覚化する補助道具らしい)を装着している。
あとオリジナルが短パンなのに対して彼女たちは縞パン。
しかし作中では本当に瓜二つのようで上条などはゴーグルの有無(時には縞パンか短パンか)でオリジナルとクローンを判断している。
ただしインデックスは彼女のことを「クールビューティ」と呼び、オリジナル御坂のことは「短髪」と呼んでおり、
オリジナルと初めて会ったときに「この間のクールビューティに似ているけど違う人だよね」と両者を判断している。
また声優は違うが設定上は声も同じらしく、劇場版では黒子たちが通信越しに聞こえた彼女の声を美琴のものと認識していた。

能力は『 欠陥電気(レディオノイズ) 』。美琴と同じく電気を操る能力だが、その強度はせいぜいレベル2~3相当(美琴はレベル5)。
レベル0だらけの学園都市ならレベル3でも相当のはずだが、
それでもオリジナルの1%にも満たないらしく、電磁力線の視認などの力もない。
能力名の『欠陥』は、このオリジナルとの性能差に由来するのだろう。
しかしそんな欠陥でも、動物の体表面のノミだけを殺したり、空気中の酸素をオゾンに分解し敵の酸欠を誘うといった程度には器用な使い方ができる。
またクローンである上に同じ学習を施されているため全員が全く同じ脳波と精神構造を持っており、
これを利用して電気操作能力を応用し、「 ミサカネットワーク 」と呼ばれる独自の脳波リンクネットワークを形成しているという、
オリジナルにはない特徴がある。
妹達は常にこのネットワークを通して各個体間の遠距離通信を行ったり、経験や知識を共有している。
また並列コンピュータのように、全体を巨大な演算装置として使うこともできる。
見方によっては ミサカネットワークという一つの意思が全ての妹達を操っている と取ることもでき、現に本人たちもそのように振舞っていたが…。

+ネタバレ注意、とミサカは警告を試みます
元々は筋ジストロフィー(実在する病気。簡単に言えば体を動かす為の電気信号が不調になり全身が動かせなくなっていき、
最終的には心臓等生存に必要な筋肉さえ動かなくなり死に至る可能性のある難病)治療の研究目的という名目で、
病院を訪れていた幼少期の美琴が彼女の電気の能力を買った医者達からの提案を飲みDNAマップを提供したのだが、
それが美琴の意思に反して軍用クローンとして悪用されることに。

その後美琴と同じく学園都市に7人しか居ないレベル5の超能力者であり、
学園都市最強の能力者一方通行を絶対能力(レベル6)へと至らせるための実験に使用される為に生み出された。

その実験の内容は本来はオリジナルの美琴と同じレベルの能力者との戦闘により強化するものなのだが、
前述のとおり妹達の強度はとても低く、同等の成果を得るためには20000回のシチュエーションを変えた戦闘が必要という結果が、
スーパーコンピューター『樹形図の設計者(ツリーダイアグラム)』の演算により出された。
つまり場所や時間、装備を変えた彼女と戦闘し殺害するということを20000回繰り返すということである。
このため20000体が製作されており、作中ではうち10031体が実験のため一方通行により殺害されている。

その存在は前述の経緯からもおおっぴらにはされてないはずなのだが、
数が数な上に妹達に隠れて行動しようとする気がさらさら無いため「超電磁砲のそっくりさんがたくさんいる」と都市伝説になっていた。
オリジナルの美琴は当初その存在も都市伝説も知らなかったが、
『超電磁砲』作中のある日外部研修中の9982号と遭遇して計画の存在、その日の夜に「実験」を目撃して内容を知ることになる。
激昂した美琴は一方通行に挑むも、圧倒的な能力差に打ちのめされてしまう。

ここから美琴は実験を阻止するため、学園都市にある研究施設を破壊して回るが、
一つの施設を破壊しても別の施設が研究を引き継ぎ、
しかも複数の施設に分散して引き継ぐという方法を取られた為、実験は止まらなかった。

最後は『樹形図の設計者』の破壊を決意した美琴だったが、
既に『樹形図の設計者』は破壊され、多数の演算依頼が処理できずに山積みになっていたことを知る。
(ちなみに破壊したのは3週間ほど前に放たれた大魔法ある人物を攻撃中に軌道をそらされて偶然命中してしまった。
 本人達も知る由はないし、仮にこの破壊がなくとも計画は続いていたはずだが。)
同じ頃上条当麻が10031号と接触。彼女の死(ページ冒頭画像)を目撃したことで実験の存在を知られる(『禁書目録』3巻)。

美琴の行動の意味を知った上条は彼女を説得にかかるが、
美琴は「185回で自分が死ぬという結果が出ているなら、一回で自分が死ねば前提が狂う。
すると研究者が再演算を行おうとするが、それもできないから実験は凍結せざるを得なくなる」と考え、
一方通行との再戦に向かおうとした。
それを聞いた上条は全力で美琴を阻止し、
レベル0(無能力者)の自分が一方通行を倒せば一方通行が最強の能力者という前提が狂う 」という結論にいたり闘いに赴くことになる。

結果、美琴の呼び掛けに応じた妹達の生き残りの協力もあって上条により一方通行が倒された事で実験は中止。
残った妹達はその大半が学園都市内外の施設へと引き取られた。
この戦闘で入院した上条は「美琴がDNAマップを提供しなければ彼女たちも生まれなかった」と美琴に諭した。
この経緯をミサカネットワークを通じて全員が体験した結果、1万人弱のクローン体全員が上条に惚れるというカオスな事態に。

前述したミサカネットワークの影響か、当初は個別の感情というものが希薄で、
特殊な個体を除く全員が一つの感情や思考を共有する郡体生物のような性格であったが、
学園都市の超有能な医者「カエル顔の医者」こと「冥土帰し(ヘヴンキャンセラー)」の下に引き取られた4体が、
彼の個人的な趣向である「女性は痩せているほうが優秀である」「そして男性は優秀な女性を好む」
という言葉を真に受け、それをミサカネットワークを通じて全員が知り、ダイエットに励むことに。
結果として個体差が生じ、個性のようなモノが出来つつあるようだ。

美琴と違い上条へは攻撃的な態度はとろうとせず素直な態度で、むしろ姉とは違う道を選ぶとさえ宣言している。
ただし美琴のことも別に嫌ってはおらず、どころか自分達のオリジナルであり自分達のために戦ってくれた彼女を尊敬し慕っている。
また能力こそオリジナルより劣るが、実験のために与えられた記憶と10031回に渡る一方通行との戦闘経験により、
兵器・銃火器類の扱いや体術などでは美琴本人を上回っており、
さらにミサカネットワークによる一糸乱れぬ統率力もあって軍事作戦の実働部隊として優秀である。

因みに、『上条によって計画が中止され、その結果妹達が世界中に散らばる』という状況は、
学園都市を操る黒幕の計画の想定の範囲内だったらしく、
世界中に散った妹達のミサカネットワークを使った仕掛けが登場したりしているが、
非常にややこしいことになるため、ここでは割愛する。

通常個体で登場の機会が多いのは10032号(上条対一方通行で本来死ぬ予定だった個体)であり、特に区別して「御坂妹」と呼ばれる。
「みさか」で妹だがこの人とは無関係。
見分けをつけるようにするため上条にネックレスを買ってもらったが、
本人は指輪(左手の薬指にはめるものであろう)が欲しいと思っていたり、
もらったネックレスを美琴に見せびらかし、さらには自分から上条の腕に抱きついたりと、
妹達のみならず作中ヒロイン全体を通しても強く上条に対する想いを表現していたりする。

また、19090号は『超電磁砲』にて美琴とは違う方法で計画阻止を図った人物により感情データを入れられており、
彼女の感情は打ち止めを介しない命令として拒絶されているため一人だけ特に感情豊かな個体となっている。
女性週刊誌のダイエット効果により一人だけ他の個体よりちょっとスリムになったり。ファンからの愛称は「抜け駆け」。
他、彼女とミサカ10039号、ミサカ13577号、御坂妹が共に「カエル顔の医者」に預けられている。

ロシア編ではミサカ10777号が登場。ロシアの学園都市協力機関に預けられていた一体で、とある事情からロシアにやってきた上条や美琴に協力。
遠距離恋愛組は辛いなどの愚痴を溢す場面も見られた。

その他のミサカシリーズです、とミサカは紹介します

通常の個体の他にも「打ち止め(ラストオーダー)」や「番外個体(ミサカワースト)」といった特殊な調整を施された個体が存在する。

+打ち止め(ラストオーダー)の説明だよ、とミサカはミサカは自己紹介してみる
打ち止め(ラストオーダー)は20001番目のクローンに当たり、一人だけ10歳前後の見た目。
アニメでのC.V.は日高里菜。
妹達が反乱や暴走を起こした際に備えて製造された上位個体で、他の個体に対する制御や命令権を持つミサカネットワークの管理者である。
他の個体よりも感情豊か。口調も「~ってミサカはミサカは○○してみる(みたり)」など、他の個体とは異なる。
能力は自称「レベル3の電気使い」だが、あくまで自己申告によるものであり、正確には不明。
レベル3もあれば多少は自衛に使えるはずだが、どのメディア展開においても本人に戦闘力はないという扱いを受けている。
一方通行に危機を救われたことで主に彼と行動を共にするようになる。
学園都市側にとってはかなり重要な存在であるらしく、複雑な事情がある模様。

作中では敵の標的にされたりピンチに陥ることが多く、また一方通行もなんだかんだで贖罪も含めて彼女を心の支えにしており、
名実共に一方通行サイドのヒロインであるといえる。

彼女のみ電撃文庫 FIGHTING CLIMAXにサポートキャラ一方通行の一部として登場する。

+ミサカ、番外個体(ミサカワースト)の説明に色んな所が勃っちゃいそう☆
番外個体(ミサカワースト)は打ち止めとは逆にやや成長したような姿(高校生ぐらい)で、目つきは鋭く、目の下には濃いクマがある。
能力も(後述する理由から)通常の個体よりかなり高く、レベル4相当。
ミサカネットワークからは負の感情を優先して拾うよう調整されており、一方通行に対して強い憎悪を持つ。
悪意・敵意を抽出しやすく調整されている為か言動は下品かつ粗暴で、嘲笑・挑発が十八番。

学園都市に対して反旗を翻した一方通行を殺害するためだけに製造され、ロシア編にて実戦投入。
打ち止めの一件で妹達を守ると決めた当時の一方通行にとっては最悪の相手であり、彼を精神的・肉体的に苦しめた。

最終的に和解し、一方通行らと共に黄泉川家で共同生活を送っている。
前述通り「悪意」を拾う性質のためかいたずら好きな一面を見せており、
『新約禁書目録』では特に黒夜海鳥に対しいじめっ子の如く振る舞っている。
でも「悪意」を拾ってしまうので打ち止めがだだこねたりすると思いっきり影響を受ける。
具体的には、一方通行と出かけたがる打ち止め本人をぶっ飛ばして自分が一方通行と出かけたりする。そして凹む。
また、誕生の経緯などから上条に対してはかなり複雑な心境の模様。
口が悪く他の個体のような特徴的な口調は持たないが、それでも相変わらず一人称は「ミサカ」である。

体格に伴って戦闘力の方は他の妹達と違い( そして美琴と違い )中々のもの。
新約3巻では「クローンに劣るオリジナルってどうなの?」と美琴本人に突っ込み、「乳のことか」と問われると更に「出番の話かもねー」と返した。
本人曰く使用された成長促進剤が違うらしく、他の妹達や美琴もこうなる保証はないようだ。
まあオリジナルの母親がアレなので彼女たちにも遺伝子的には希望はある、ってミサカはミサカは(ry

また、ミサカネットワークから切り離されている00000号(フルチューニング)という個体がいるようだが、登場しておらず詳細不明。
これとは(おそらく)別に、クローンの寿命を伸ばすための研究に用いられた0号という個体も登場した。
ギャグ番外では、作り過ぎて捨てられた「捨てミサカ」なるミサカ50020号なども登場している。

ちなみにオリジナル御坂は妹達の事を秘密にしているため、上条のように直接出会った場合を除けば彼女の知人、
友人はその存在を知らない(何度か目撃や遭遇しても、美琴本人と誤解されているケースもある)。
初春、佐天はもちろんのことルームメイトである白井黒子も例外ではない。
経緯が経緯なので美琴が教えていないのは当然だが、特に「黒子には絶対に知られたくない」とのこと。
真面目に考えても黒子が暗部に関わるのを良しとしないだろうし、
あれだけ美琴ラブな人間が、彼女そっくりな彼女らの存在を知ったら性的な意味で暴走するだろうし順当な判断である。

ただ、超電磁砲とのクロスオーバーを行った真・女神転生IMAGINEにおいて、
タイムマシンの事故でIMAGINEの世界に迷い込んでしまったオリジナルを救出するため妹達でタイムマシンを起動させる、
という話でイベントを締めくくっているのだが、その連絡を黒子が行っている
無論、本編とは何の関係もない話ではあるものの、その後、妹達と黒子がどうなったのか……想像するだに恐ろしい事だろう。

+ちょっとした余談
2013年から放映されている『とある科学の超電磁砲S』では、
妹達のデザインが多少変更(というか目がレイプ目から変わっている)され、よりオリジナルに近づいている。
+...
残念ながら2018年放送の『とある魔術の禁書目録III』では従来のデザインに戻されたが、
2019年放送の『とある科学の一方通行』では『禁書目録』をベースにハイライトが入れられている。

『超電磁砲S』のOPテーマ「sister's noise」は彼女たちとオリジナルがテーマとなっている。


MUGENにおける妹達(シスターズ)です、とミサカは動画と共に宣伝します。

うぉるふ氏によるものが製作されている。所謂ちびキャラで各種重火器を使用して戦う。
使用するのはライフル手榴弾、設置技の地雷ショットガン対空ミサイル等。
ライフルは一定数ごとにリロードが必要なため、使い所を考える必要がある。
デフォルト設定ではどんな攻撃でもほぼ一撃で倒される程度のライフしかないが、その代わり複数人が同時に登場する。
最大で2万人まで設定でき、最大だと準論外級の耐性を誇る。製作動画ではバルバトスすら一方的にフルボッコするほど。
AIもデフォルトで入っているようだ。

出場大会

出演ストーリー



*1
全くの余談だが、妹達を演じたささきのぞみ氏とゾルダートの声優である滝野洋平氏は同じ事務所(東京俳優生活協同組合)に所属している。