ゼル・ディア


「オマエヲ、コロス。」


開発:ウィンキーソフト・発売:バンプレストのベルトアクションゲーム『電神魔傀』(以下『魔傀』)、
そのSFC移植リメイク『ゴーストチェイサー電精』(以下『電精』)、
および続編の『ガーディアンズ / 電神魔傀II』(以下『ガーディアンズ』)に登場するキャラクター。

獣人の方は『魔傀』での姿、鳥人の方は『ガーディアンズ』での姿である。
詳しくは後述。

キャラクター設定

『魔傀』

戦闘用バイオロイドの製造過程で生まれた変異体「J-11型」。日本製。
詳しい経緯は不明ながら、”制御体”の指令によって幽霊課に配属される。
ガイバーの敵の獣化兵みたいな外見だが、れっきとしたプレイヤーキャラである。
高い知能と冷静な判断力を備え、カタコトながら会話もこなす。
ただ、遊園地ステージで自身のコピーであるゼル・レプリカに対し 「コイツ、カワイクナイ。」「オレ、カワイイ。」
とのたまう様子を見ていると、その設定にいささか疑問を抱かなくもない。


 ゼル・ディアと言えば衝撃的なエンディング。
 高層ビルから落下中、突如セミのように羽化してクリーチャーから鳥型美少女へ大変身、
 しかもヒロイン・衣世の死んだはずの妹でした、
 という超展開に当時のプレイヤーは唖然とさせられたものである。
 なんでもラスボスのギルリアンに、”電精”としての力を封じられて、
 クリーチャー形態に甘んじてたそうな。*1


「・・やっと、”死神”ののろいから解ほうされたのね。」

ところで、姉の衣世の設定年齢は5歳である。
ならば妹のゼル・ディアは3~5歳くらい……と思いきや、当時のゲーメストに掲載された設定には 6歳 とある。
……どういうことかって?わしにも分からん・・・・*2

『電精』

SFC移植にあたり、容量削減のためかプレイヤーキャラの座からあえなくリストラ。

2面にゼル・レプリカではなく本人が軍の試作バイオロイド「J-11型」の「特異体」として登場。
ちゃっかり起き上がり時に分身する新技が追加されていたりする。
撃破すると幽霊課に保護され、衣世から「ゼル・ディア」の名を与えられることになる。
そしてEDでは、高層ビルから落下する衣世を覚醒後の鳥人の姿で救出する。
『魔傀』では衣世&ゼル・ディアEDですら、衣世を救出するのは幽霊課の近藤長官が運転するエアカーであり、
姉妹の会話もわりと簡素なものだったが、
『電精』では、ゼル・ディアが電精の存在を積極的に肯定して、衣世のこれからに希望を持たせる内容となっており、
リメイクにあたって世界観が相当煮詰められたことがうかがえる。
ちなみに会話デモ用の中ポトレはこれ。

参考動画

「もしわたしたちが、ただの”どうぐ”なら、
        人と同じようによろこびやかなしみを、かんじられるようにするとおもう?」

『ガーディアンズ』

前作EDから少しばかりフォームチェンジ。あと爪を装備した。
制御体都市国家連合の誇る最強の実戦部隊”ガーディアンズ”の一員で、セレクト画面だと初期カーソル位置だが、
主人公兼チームリーダーは前作ラスボスと思しきギルリアンである。
二人が過去の因縁とどう折り合いをつけているのか興味深いところではあるが、作中では一切語られない。*3

+ 原作での性能


MUGENでのゼル・ディア

『魔傀』版・『ガーディアンズ』版どちらのゼル・ディアも、ですからー氏によって製作されている。
元がベルトアクションということもあって、氏恒例の大幅なアレンジ仕様である。

+ 共通仕様
+  ゼル・ディア(『魔傀』版)
+  ゼル・ディア(『ガーディアンズ』版)

また、他にもT.D久保田氏によって「ゼル・レプリカ」が製作されている。
とはいえ、スプライトは『ガーディアンズ』版のゼル・ディアのもの。
説明書には各技ごとに詳しく解説が載っており、通常投げで投げた相手に攻撃判定を付けるかの調整も可能。
AIは搭載されていない。



出場大会


プレイヤー操作



             衣世「おいおまえ、きょうからおまえの名前は”ゼル・ディア”だよ。
                        この名前はね、・・・・(わたしのいもうとの・・・・)」

ゼル・ディア「アリガトウ、イヨ。」
                     「あら、あんたってしゃべれたのね。」



*1
この変化に関する作中の説明をまとめると
「その体に封印されていた制御体の命令を受信する生体因子に制御信号を与えるトリプシンキーがギルリアンの死により解放されたから」
となる。
なるほど、まったくわからん。
+ もう少しわかるように考察すると

*2
一応、理由らしい理由を考えられないこともない。
+ ネタバレ込みの考察

*3
作中で語られないだけで、『ガーディアンズ』にも
「機械知性中枢体”フォーダム”と一体化して世界支配をたくらむ謎の男の野望を叩き潰すため
 選び抜かれた8人の精鋭・ガーディアンズは新たな戦いに挑む」
という程度ながらストーリー自体はあり、雑誌広告等で発表されている。

なお『魔傀』のラスボスは”ギルリアン・エルダイン”で、
ガーディアンズのリーダーは”ギルリアン・ゼルブスト”である。
姓が違い、詳しい設定もわからない以上、
「『ガーディアンズ』の主人公は『魔傀』のラスボスで同一人物」
と断言することは実はできない。
まあ使う技が同じだし、「ゼルブスト」は「自己」を意味するドイツ語なので、
制御体に記憶をいじられたギルリアンのゴーストのコピーかなんかで、要するに同一人物という、
バンプレストお得意のオチだったと見て十中八九間違いはないのだが。

*4
『魔傀』の技ゲージは行動中なら徐々に、ニュートラルで放置すると溜め状態になり急速に回復する。
また画面上の敵を全て倒すと、スクロールを促すシステム音「GO!」がする。
そして先へ進む前に放置でゲージを溜めておこうとすると、「GO!」がしつこく鳴り響く。
氏のゼル・ディアでやたら「GO!」が響くのはこの再現。
ゴーゴー言いすぎ? 元ゲーだともっとうるさいのでむしろ 足りません よ?