シモン・ベルモンド

『悪魔城ドラキュラ』シリーズの登場人物。言わずと知れた無印『悪魔城ドラキュラ』の主人公。穴掘りではない。
吸血鬼ハンター「ベルモンド一族*1の中でも、最も高名な人物。

ゲームの発売順は『悪魔城ドラキュラ』が最初なので、このゲームが「初代」と呼ばれる事が多いが
物語の時系列上ではベルモンド一族の初代ヴァンパイアハンターは彼ではなく『悪魔城伝説』のラルフ・C・ベルモンド
さらに『悪魔城伝説』よりも古い時期を舞台としたゲームも作られているが、レオンは本物のドラキュラを狩ってないし、ソニアは…おっと誰か来たようだ

悪魔城シリーズにおけるシモン

初代『悪魔城ドラキュラ』、二作目『ドラキュラII 呪いの封印』など

1691年、『悪魔城ドラキュラ』で、イースターに復活したドラキュラを倒すため、先祖伝来の聖なるムチを手に悪魔城へと向かう。
ムチの他には短剣、オノ、聖水、十字架、懐中時計のサブウェポンを使いこなす。
この時、ドラキュラ伯爵を倒すも背中に呪いのキズを受けてしまう。
この戦いは初代のFC版の他、アーケード、MSX、SFC、X68000など数多くリメイクされており、それぞれ趣が異なる作品になっている。
最初のステージBGM「Vampire Killer」はシリーズを象徴する、知らぬ者はない伝説の名曲。
『悪魔城伝説』での悪魔城突入の場面で復活したのを皮切りに、続編でも何度もアレンジされ続け、定番中の定番になっている。
最高の名曲を与えられた好待遇の初代主人公であり、さらにSFC版では「シモンのテーマ」という
これまた素晴らしい名曲を個人用BGMとして与えられた。 分家にも使われちゃったけど。
ステージBGMは名曲として知られているのだが、あくまでもゲーム全体のテーマ曲であり、彼の個人BGMは無いというどこぞの背景とはわけが違う。

7年後の1698年、『ドラキュラII 呪いの封印』では再び現れたドラキュラの遺骸を封印する旅に出る。
ゲームの評価は高くないが、二作目にして早くも「探索型悪魔城」の原型となるゲームシステムの構築、
後の設定に繋がるドラキュラの遺骸(=五つの魔道器)、敵ボスキャラ・カーミラや、
「イイトコロヘ ツレテイッテアゲヨウ イッヒッヒ」の船頭など後のシリーズに登場する要素も多く
歴代悪魔城シリーズの中にしっかりと組み込まれており、その歴史を語る上では欠かせない作品。決して黒歴史ではないのだ。
また街道のBGM「Bloody Tears」は悪魔城BGMの中でも屈指の人気を誇り、後の作品で何度もアレンジされている。
他にも、街の曲、館の曲、前作でシモンに撃破されたため廃墟となってしまった物寂しい悪魔城の曲など、
いい曲はいっぱいあるのだが、Bloody Tearsの人気が高すぎてなかなか再登場してくれない。
「ドラキュラIIの曲と言えばBloody Tearsだよね。他は聴いた事がないけど」という人は機会を見つけて全曲聴いてみよう。
クソゲーゆえゲームをプレイするのはお勧めしないが
記念すべき(?)AVGN第一回
BGM集。ニコニコにはアレンジもいろいろ存在する

そして厳密には本人ではないが、ゲームブック版には現代におけるベルモンド家末裔、
15歳でハリウッド入りし19歳で主演を務めた天才アクションスター「シモン・ベルモンド」も存在する。*2
彼は先祖の活躍にちなむ映画『悪魔城ドラキュラ』の主演として、ドラキュラ城跡地で撮影を行なっていた所、
突如としてドラキュラが復活した為、先祖伝来のヴァンパイアキラーを手にしてただ一人立ち向かう事になる。
ちなみに無事生還したエンドでは、なんと怪奇映画史上初のアカデミー賞を受賞する快挙を成し遂げている。
……設定だけ見るとなんか普通に格闘ゲームの俳優陣たちと同じような感じである。

その他の悪魔城作品

最も高名なヴァンパイアハンターである為、他の作品にもたびたびゲスト出演している。

白夜の協奏曲』ではボスラッシュモードに限り隠しキャラとして使用でき、
ジャンプ中に方向転換できないなどFC時代さながらの低機動力だが火力と耐久力が非常に高く、専用BGMも用意されていた。
『ギャラリーオブラビリンス』では、歴代のベルモンドを現代に呼ぶ協力技「グレイテスト5」では演出のみではあるが、
レオン、ラルフ共々新たに書き起されたドットで登場する(一定確率でラルフ、シモンはFC版のドットとなる)。

3D対戦アクションの『ジャッジメント』にも当然出演している。
小畑健氏により書き下ろされたイラストは中々にかっこいい。 夜神月?他人の空似です。
こちらでの担当声優は鈴村健一氏。*3若者を演じることが多いけど、結構渋い声も出せるんです。
性能は元祖主人公なだけあってスタンダード。全モードで最初から使える数少ないキャラ(もう一人はこの人)。

『悪魔城ドラキュラHD』ではDLC追加キャラクターとして登場。
並み居るキャラの中一人だけ(正確にはもう一人いるが別作品からのゲスト参戦)FC時代の8bitドットという謎の古参ホイホイ仕様。
本作にはFC風の8bitステージも出ているのでその兼ね合いという事もあるが、キャライラストの美麗マッチョボディに騙された人は数知れず。
まぁ下にあるように 設定が固まっていなかった頃の名残か 色んなシモンがいるので(髪の色だけでも2回は変わってる)
「プレイヤー達の中で一番印象深いシモンの姿」という選択であり、無難なチョイスと言えなくもない。


『キャッスルヴァニア ロード オブ シャドウ 宿命の魔鏡』では主人公のひとりとして登場。
ただしLOSシリーズは「新生悪魔城」を名乗っているため過去作と設定の繋がりは無く世界観が再構築されており、
なんと本作の彼はトレバー・ベルモンド(『悪魔城伝説』のラルフの海外名)とサイファ・ヴェルナンデスの 息子 となっている。
また字幕表記はシモンだが英語風に「サイモン」と発音される。

+ TAS動画におけるシモン

外部出演

+ 他作品でのシモン

MUGENにおけるシモン・ベルモンド

はしぶとがらす氏と烈迅氏、(笑)氏の物がある。
+ はしぶとがらす氏製
+ 烈迅氏製
+ (笑)氏製 FC風
+ (笑)氏製 HD風

出場大会


出演ストーリー


*1
初期は「シモン・ベルモン 」であったが、『悪魔城伝説』以降は「ベルモン」に改められる。
ただし、欧米ではそのまま「Simon Belmont」と呼ばれている。また英語圏では「サイモン」と発音されていることがある。
日本でも、初期作品では(ゲスト出演も含め)「ベルモント」と「ベルモンド」表記が混在していて少し混乱状態。
さらに綴りも表記がややこしく、ゲームによって「Belmondo」「Belmond」、あるいは海外と同じ「Belmont」などバラバラ。
pop'n music 15 ADVENTURE』で登場した際、名前の綴りは「Simon Belmondo」となっていたのでこれが一応正式か。

*2
『ワイワイワールド』にシモンIII世がいるので、彼はシモンIV世(ないしそれ以降)という事になる。
ゲームブック版の年代は1950年代半ば(3年後のEDが195X年)のため、19歳のシモンIV世は1935年生まれ。
1980年生まれのユリウス・ベルモンドと時期が近いので、シモンIV世がユリウスの父親と考えるべきか。
また『オトメディウスX』(2001年)で登場したココロ・ベルモンドが1998年生まれの13歳。
彼女が歳の離れたユリウスの妹か娘とされているが、妹だとするとシモンIV世が63歳の頃の子供になる。
とはいえシモンIV世はEDで女優ルーシー・レインと結婚しており(ルーシーが日系人か、ハリウッド的破局か、不倫等がない限り)
ココロが日系人であることとの矛盾が生じるので、恐らく来日していたユリウスの子供、シモンIV世の孫とすべきか。
(ただし他作品に似たような前例が存在するためIV世の娘ではないともはっきり言い切れないが)

悪魔城は200年放置されていたというが、1790年代の『血の輪廻』『月下の夜想曲』から150年で約200年ということだろう。
(1897年にキンシー・モリスがドラキュラ倒したって? ブラム・ストーカー準拠なら戦場はロンドンだし)
またドラキュラ伯爵が「500年前にお前の一族に封じられた恨み」と語っているが、
これも1476年のラルフ・ベルモンドのことを指しているとすれば、やはり約500年で矛盾は発生しない。

1944年の『ギャラリーオブラビリンス』はドラキュラではない吸血鬼が発生させた悪魔城であるし、
『月下の夜想曲』でベルモンド一族の手を離れてモリス一族に託された聖鞭バンパイアキラーが、
戦いを終えたジョナサン・モリスから時のベルモンド一族当主であるシモンIV世へと返却され映画撮影に使われ
1999年に息子ユリウスに振るわれてドラキュラ伯爵を完全に滅ぼした……と考えると、なかなかロマンあふれる流れである。

*3
実は現時点でシモンの声を担当した数少ない声優でもある。
これまで喋るシモンが登場したのは上記『ジャッジメント』と『ドリームミックスTV』『オレカバトル』の3作のみ。
というのも、本文中にある通り基本的に再出演するときは「FC版そのまんま」な場合が多く、
声優によるアフレコの機会に恵まれなかったからである。
逆にいえば、それだけFC版が人気だったことにもなるのだが…

*4
シモンの孫、ジュスト・ベルモンドは本当に「ヴェルナンデス家の血を色濃く受け継いでいるため」という理由で魔法の才能があり、
サブウェポンと魔法を組み合わせた攻撃を編み出している。
だが付き合った友人が悪かったためかジュストも変態の才能を開花させ、
異様な加速度を持つ浮遊能力を発揮したり、天井に頭を打ち付けて無理矢理突破するのだった……。

*5
『悪魔城』シリーズに公式に登場しているシモンの孫は、ジュスト・ベルモンド。
ジュストの兄弟ないし親戚にシモンIII世がいたのか、
それとも[シモン → シモンII世 → ジュスト → シモンIII世 → リヒター]という家系図になるのかは明示されていない。
どちらだとしても大きな矛盾は起こらないが、公式の年表には含まれていない。

*6
『悪魔城伝説』の時代はまだシモンが生まれてもいないのだが、なぜかパロディの方が居たという妙な事になってしまっている。

なお『月風魔伝』ではきっぱり「シモン・ベルモンドの成れの果て」という説明がなされていた。
……その割にいっぱい出るのだが。