おーでぃーおー


「ギシャー!」

旧スクウェアのRPG『ライブ・ア・ライブ』の原始編(キャラデザイン:小林よしのり)におけるラスボス。AV機器とは関係ない。
主人公のポゴと敵対する部族であるクー族に崇められ、生贄を捧げ続けられていた恐竜
原始時代に恐竜なんかいないだろと気にしてはいけない氷河期を偶然生き残った老竜とかかもしんないし。
あるいはポゴ達が我々現代人が未発見の恐竜の時代に生きていた人類という可能性だって有り得るかもしれない

外見はティラノサウルスに近い。ポゴは生贄にされようとしていた少女べるを救うため対決することになる。

たまに名前を間違われるが「お~でぃ~お~」ではなく「おーでぃーおー」が正解である。
ちなみに説明書のあらすじでは「オディオザウルス」という別名(種族名?)でも記載されていた*1
このwikiではゲーム内の実際の表記およびMUGENでの名称である「おーでぃーおー」として扱う。

使用技は「かみ砕き」「引き裂き」「なぎ倒し」「急降下」とシンプルな技名で、
特殊な状態異常などは使わず、通常技のみで攻めてくる漢らしいボス。

なお原始編には台詞が一切無く、話をよく理解してないとラストで唐突気味にこいつが現れる形になる。
当時のプレイヤーにとっては、最終戦においてこいつ自体より仲間のインパクトの方が強すぎたのかもしれない。
また、おーでぃーおーより強い隠しボス キングマンモー 」のインパクトが強すぎるのも印象薄くなりがちな理由と思われる。
+ ポゴと愉快な仲間達
  • ポゴ(イラスト中央)
原始編の主人公。詳細はポゴの項目を参照。

  • ゴリ(右下。♂の方)
ポゴとは兄弟のように育ったゴリラで、よき相棒。主に突っ込まれ役。
技の中にはウ○コを投げたり屁で攻撃などとんでもないものもある。
作中でメスゴリラの群れに惚れられ、最終的にはハーレムを築く。

  • べる(右上。おーでぃーおーの手前)
クー族の生贄にされそうになり、脱走してポゴの元に迷い込んだ少女。
彼女を匿ったことでポゴ達は長老の怒りに触れ、部族の集落から追放される事になる。
その後一時的にべると共に狩りができる。その後離脱し、次に合流するのはラスボス戦。
最初のうち彼女は戦力外。敵の攻撃1回で大抵即死し、対する攻撃も威力は雀の涙である。
レベルを上げて回復技「ふれふれー」を覚えればそちらの方面で役に立つが、
敵配置によっては回復する前に自分が戦闘不能になる事も…。
しかしその苦難に耐え、べるをLv7にまで上げると「るーるー」という歌って攻撃する技を覚える。
タメ時間やばらつきはあるものの、大抵の敵に「400~700以上(場合によっては999)のダメージを与える」
という公式チートな性能で、ポゴの攻撃能力をあっさり上回ってしまう。
おーでぃーおーにもダメージが普通に通り、2回出せば戦闘終了。原始人の歌唱力恐るべし。

また、彼女専用装備の野生バッグと野生ドレスはゲーム中最強クラスの装備である(最終編持ち越しは不可)。
一応言うと、ポゴも前衛キャラとして優秀で、攻撃力も高く最終編でも戦力になるが…。
彼女がチートクラスだからしょうがない。
わざわざポゴが助けに来る必要なかったんじゃ…とか言ってはいけない。
高い戦闘能力を持つ彼女を隠しボスであるキングマンモー戦で使えないことを残念に思うプレイヤーも多い。

  • ざき(左)
クー族のエリート戦士で、度々ポゴ一行の前に立ちはだかるポゴのライバルキャラ。
しかし……
  • 初回から、こちらの装備を整えておけば勝てる微妙な強さ。
  • しかも、計3回戦う中で、全く強さに変化がないので、後になるほど相対的に弱くなる。
  • おーでぃーおー戦で飛び入り参戦するが、強さはやっぱり変わらないのでお荷物。
    飛び入りなので装備変更すらできず、増強も不可能。
    どの攻撃もおーでぃーおーに2桁程度しかダメージを与えられない。一方こっちは一発で瀕死or昇天。
  • 股間を守り神の生きたトカゲで隠した他は裸同然。というか画面上部の方向に向くと完全に…。
    そのトカゲは攻撃手段の1つだが、トカゲの攻撃中は分離するため、ざきの股間はモザイクがかかる
等々、完全なネタキャラであり、ファンからはヤムチャかそれ未満扱いされている。
せめて最終戦はもう少し強くできなかったのか……
ただし、レベルが固定のため低レベル攻略では相対的にざきの方が強くなり
普段はまず使うことの無いざきの尻が意外と頼りになったりする。
エンディングではポゴに粋な計らいをしてくれる。

小林氏によるおーでぃーおーの公式イラストは、上記の原始編のイメージボード内1枚のみ。
見て分かる通り顔だけな上にべると被っており、単体での原画は存在しない。
そのため、おーでぃーおー単独のイメージイラストはドット絵ベースのスクウェア製のもののみになっている。
多少目つきが優しくなっていたり傷が無くなっていたりして大幅に印象が異なるが。
ドット絵で鼻先に角が生えていると勘違いしていた人も多いが、下の画像を見れば分かる通り尻尾である。
リメイク版ではアニメーションするので長年の誤解が解けた人もいたようだ。

御存知の通り「憎しみ」がテーマの本作であるが、こいつが憎しみとどう関係あるのかについては昔から結構な議論の的。
西部編のO・ディオのように「絶滅した恐竜達の怨念が集まって生まれた存在」という説や、
「おーでぃーおーに対するクー族の生贄信仰が憎しみを生み出していた」という見解が有力視されている感もあるが、
原始編自体に台詞が全く無いため、ユーザーが憶測するしかないというのが実情である。


MUGENにおけるおーでぃーおー

IF氏によるものが存在していたが、現在は入手不可。
同氏の他のライブアライブボスと同じく、背景・BGMが原作と同じものになり、自身の移動はマス目単位で行う(BGMはON/OFFの設定が可能)。
モーションも原作と同じく1枚絵(上向きも含むと2枚だが)が動くだけなので、
見た目だけで動きを見切るのは難しいが、技名が画面上部に表記されるので問題は無いと思われる。
技は原作の4つだが、どれもガード不能かつ全身に攻撃判定が発生する。
さらにハイパーアーマー持ちで、敵の攻撃を一定確率で無効化(「ミス!」と表示)する。
技1回1回のモーションが長いが、喰らった敵の硬直時間も異様に長いので、当てさえすれば問題無い。

+ 技解説
かみ砕き(x)
敵の位置をホーミングして突進し噛み砕く。相手のパワーゲージを削れる。
引き裂き(a)
軽くジャンプした後に引き裂く。技の動作は速いが近距離にしか当たらず、威力も低い。
なぎ倒し(y)
一回転して周囲をなぎ倒す。こちらも動作は素早いが射程は短く、接近しないと当たらない。
急降下(b)
大ジャンプして敵の位置へ飛び降りる。動作は大掛かりだがダメージも大きい。

出場大会

  • 「[大会] [おーでぃーおー]」をタグに含むページは1つもありません。


*1
ただし本作の取扱説明書は、初期稿を基にしているためか、
内容がゲーム自体と食い違う箇所があったりしていまいち信憑性に欠ける。
例として、SF編の登場人物紹介でカトゥーの名前が初期案のカトゥになっていたり、
同じくSF編のキャラクターの役職紹介が実際のゲームとは異なっていたり、
の「百里道一歩脚」が「百里道一歩」になっているなど。


最終更新:2024年01月31日 02:36