佐倉杏子


「要するに、ブッ潰しちゃえばいいんでしょ?」

ハートフルボッコ魔法少女アニメ『魔法少女まどか☆マギカ』の登場人物。「さくら きょうこ」と読む。
本編の第4話終盤から登場した魔法少女。美樹さやかと共に物語の中盤では重要な役割を担う。
ファンからの愛称は「あんこ」。
これは本編登場前に発表された「杏子」の読みの候補の一つにあんこ(他はきょうこ、あんず)があったのと、
第5話の登場時に鯛焼きを食べていたことに因ると思われる。
担当声優は『THE KING OF FIGHTERS EX2』の黒咲壬羽、『CLANNAD』の伊吹風子を演じた 野中藍 氏。

正確な年齢は不明だが、外見や言動からまどか達とは同年代であると思われる。
学校には通っていない様で、作中の魔法少女では唯一常に私服であった。

巴マミの死後、見滝原を魔女狩り場として自分の縄張りにするためにやってきた(キュゥべえ曰く)ベテラン魔法少女。
普段は見滝原の隣町である風見野を主な縄張りとしているらしい。
長い赤髪を黒のリボンで結ったポニーテールと八重歯が特徴。
好戦的な利己主義者であり、魔法少女達にとっての延命処置であるグリーフシードを得るためなら、
「人間と魔女と私達の関係は食物連鎖」と一般人に犠牲が出ることも厭わない。
そのため「あくまで人を守るために魔女や使い魔と戦う」という相反する信条を持つ美樹さやかと対立することとなる。

魔法少女としての武器は槍。伸縮自在で柄の部分は鎖を仕込んだ多節棍となっている。
その為ただ突くだけでなく、鎖を利用して対象を切断したり、鞭のように扱ったりなど変則的な戦い方もできる。
槍に仕込んだ鎖とは別に細い鎖を張り巡らせて防御壁等の形成も可能。
槍と鎖を使ってワイヤーアクションのように移動したことも。
魔法少女としての実力は高く、暁美ほむらやキュゥべえからも一目置かれている。

劇中登場シーンでは常に何かを食べており、戦闘時でも何らかの食べ物を口にしている。
食べている物はたい焼きやアイスキャンディなど主にお菓子が多く、育った境遇からか食べ物を粗末にすると殊更に怒りを露にする。

+ 彼女の過去と本編及びスピンオフでの動向(ネタバレ含)
「ちょっとばかり長い話になる……食うかい?」

実は彼女のそういった行動の根底には、自分が過去に利他的な行動によって不幸を招いた事への後悔がある。
つまり本来の性格そのものが利己主義的というわけではなく、むしろ落ち込んでいるさやかを気に掛けたり、
安易な気持ちで魔法少女になろうとする少女に対し「堅気の人間がやることじゃない」という旨の言葉で諭すなど、
義侠心に厚く情け深い一面が本来の性格に近い。さやかとの衝突を通じて次第にそのような面が表に現れていく。
また自身の利己的な振る舞いに密かな嫌悪感を覚えており、
四六時中何かを食べているのはそのストレスを発散する為、という裏設定がある。

杏子の父親はある教会の神父だった。
所属する宗教団体の教義の枠を外れた教えを説いたため破門され、杏子の一家は日々の食事にも困るようになる。
父が正しい教えを説いていながらも新興宗教呼ばわりされ、耳を傾ける者がいないことに納得がいかなかった杏子は、
キュゥべえに「みんなが父の話を真面目に聞いてくれますように」と願って魔法少女になる。
これによって父が正しい事を世に広める、という杏子の望んだ状況は一時的には訪れた。
しかしある時、人々が話を聴きに来ているのは魔法による作為的なものだと父親に露見してしまう。*1
杏子の父はそれに絶望し、杏子を「魔女」と罵り、一家心中を遂げる。

「……アタシ一人を、置き去りにしてね……アタシの祈りが、家族を壊しちまったんだ。
 他人の都合を知りもせず、勝手な願いごとをしたせいで、結局誰もが不幸になった。
 その時心に誓ったんだよ。もう二度と他人のために魔法を使ったりしない、
 この力は、全て自分のためだけに使い切るって」

こうして他人のための願いが破滅を招いた結果を、「自業自得」と受け止めた杏子は敢えて利己的な行動を取るようになった
(余談だが、後にドラマCDや小説版では妹の名前が「モモ」である事が明かされている)。
キュゥべえに対しては当初(少なくとも本編登場時点)から「胡散臭い」と思っていた様子。

後にインタビューで明かされた設定によると、
本来杏子はその願った奇跡に応じて強力な『幻覚&眩惑』(幻を見せたり知覚を狂わせる)を操る力を持っているが、
父親やかつての自分を否定してしまったことで、本編中ではその力を「封印」とでもいうべき形で失っており、
後付けで身につけた魔法だけで戦っているらしい。
また使い魔を見逃すという行動も、魔法を喪失した当時は戦闘力が格段に下がっており、
生きるためにそうせざるを得なかったという側面もあったようだ。

攻撃力 スピード 初期属性魔術 追加習得魔術 防御力 持久力 合計
杏子 3 4 0 3.5 3.5 3 17

経歴から判るように根無し草であり、普段食べてるお菓子などをどこから調達していたのかというと…お察しください
収入源は主にATM襲撃、空巣狙いなど。直接人間を傷付ける行為は避けている所に彼女の最後の矜持が見て取れる。
……所詮は偽善と言ってしまえばその通りではあるが。

さやかとは前述の魔法少女としての信念の違いもあり、犬猿の仲であった。
しかし、彼女の儚くも真っ直ぐな心意気をぶつけられたり、
それこそ杏子の過去を知った際の心からの謝罪を受けるなどして、二人は打ち解けていった。
だが、その彼女の魔法少女としての行動は彼女自身の心身を削っていき、遂に彼女はある出来事の後、
慰めていた杏子の目の前で魔女化を果たしてしまう。

+ そして……
「美樹さやか。助けたいと思わない?」

さやかが全てに絶望し、魔女と化した一部始終を見届けた彼女は一つの決意を固め、まどかの元を訪れる。
キュゥべえは「魔法少女がどれ程の不条理を成し遂げたとしても、驚くには値しない」と言った。
魔女と化してもまだ人の心が残っているなら、誰かの声が届くのなら、まださやかを助けられる可能性はあるかもしれない。
そして、その「誰か」が存在するとしたら……さやかの親友だった少女、まどかしかいない。

「もしかして、あの魔女を真っ二つにしてやったらさ、
 中からグリーフシードの代わりに、さやかのソウルジェムがポロッと落ちてくるとかさ
 ……そういうもんじゃん?最後に愛と勇気が勝つストーリー、ってのは」

同行を快諾してくれたまどかと共にさやかの説得に挑む杏子。
だが、現実は非情だった。魔女と化したさやかにはもはや誰の声も届かない。
それがかつての親友の声であっても。

さやかの手からまどかを守り致命傷を負った彼女は、遅れて救援に来たほむらにまどかを託し、
二人を逃がす為にただ一人結界の中に残る。

「足手纏いを連れたまま戦わない主義だろ? いいんだよ…それが正解さ
 ただ一つだけ、守りたいものを最後まで守り通せばいい」
「ははっ… なんだかな… あたしだって、今までずっとそうしてきたはずだったのに…」


「心配すんなよさやか。独りぼっちは、寂しいもんな……
 いいよ、一緒にいてやるよ……さやか……」

届くとも分からぬままさやかだったものに独り語りかける杏子は、
自身のソウルジェムを破壊する事で残った全魔力を使い自爆、
異形の者となったさやかと共に赤い爆風の渦へと消えた。

+ エピローグ(ネタバレ含)
「佐倉杏子には、本当に美樹さやかを救える望みがあったの?」
「まさか、そんなの不可能に決まってるじゃないか」
「もちろん、無駄な犠牲だったら止めただろうさ。
 でも今回、彼女の脱落には、大きな意味があったからね」

希望など最初から無かった。彼女はただ、キュゥべえにいいように誘導され、
まどかが契約せざるを得ない状況にするために無為に死んで行っただけだった。
唯一の味方を失い、力なく肩を落とすほむら。ワルプルギスの夜の来訪は近い……。

+ それ以外のエピソードでの活躍
続く10話の過去編にも登場。
3回目のループ時間軸において、魔法少女の真実を語ったほむらに対してさやかは、
「あの杏子ってヤツとグルなんじゃないの?」と鋭い視線で言い放っており、この時間軸においても当初は険悪だった様子。
その後、魔女化したさやかに対して「どうしちまったんだ、さやか!」と名前で呼び掛け、
さやかが倒された後もその死に動揺し嘆くなど、本編同様の経緯があった様子が窺える。
だが、さやかの死に動揺している隙を突かれ、真実を知り自棄になっていた巴マミによって、
胸のソウルジェムを砕かれてしまい、呆気なく死亡してしまう。

最終話では、巴マミと共に「魔法少女全ての希望」となる決意をしたまどかを激励し、見送っている。
その後、まどかの祈りによって改変された世界では、魔獣との戦いの末に力を使い果たし
『円環の理』によって消滅してしまったさやかに対し、「バカ…やっと友だちになれたのに」と嘆いていた。
「新しい世界では自分を卑下したりせず、プライドを持って生きて行けるようになっている」とも言われており、
恐らくはさやかともお互いもっと素直に接する事ができたのだろう。

ちなみに最終話のエンドカード(担当:蒼樹うめ氏)では、
杏子が他の魔法少女と共に見滝原中学校の制服を着ている姿が描かれており(まどかも存在する為、ほむらの辿りついた世界では無いだろうが)、
再編された何処かの平行世界では幸福な生活を送っている彼女も居るのでは……とも解釈できる。
+ 本編以外での活躍
またドラマCD『フェアウェル・ストーリー』では本編開始から1年前の彼女が登場。
新人だった当時、かつて取り逃がした魔女を追って見滝原へやってきたところを巴マミに助けられ、
その後マミに師事し共闘する様子が描かれている。また両親も存命であるため、固有魔法である幻影とその魔法特性を利用した必殺技を使用している。
杏子自身を分身させる技で、姿も声も増える。最初は二人だったが、最終的には分身は十人以上に増えた。
何分ドラマCDであるため詳細は不明だが、分身による攻撃も可能のようなSE演出がされている。
当初この技には名前が付けられていなかったが、
後にマミによって『ロッソ・ファンタズマ』という名前を押し付けられれている。
ちなみにロッソはイタリア語で「赤」、「ファンタズマ」は「幻影・幻覚」の意味。

「必殺っ!ロッソ・ファンタズマッ!!」(ヤケ気味に)

しかし両親の死と共にその魔法も失い、最終的にはマミとも喧嘩別れに近い形で袂を分かっている。

「何がわかるんだよ?事故で家族を失ったのと自分のせいで家族を失ったのじゃ全然違うだろ?」

このドラマCD自体は本編時間軸での回想のような形になっているが、
ほむらの魔法では自身の契約の1ヶ月前より過去の運命には基本干渉できないことを考えると、
どの時間軸の杏子もだいたいこれと同じような経験をしているらしく、
他のスピンオフ作品で杏子とマミの関係が語られる場合も基本的にこのエピソードを下敷きに展開されている。

DVD/BDの初回限定特典だったため現在は入手方法が限られるが、
この話を基にした漫画版が単行本『魔法少女まどか☆マギカ ~The different story~』上巻に収録されている。
中・下巻では本編とは異なるその後のストーリーが展開され、さやかよりもマミとの関係を軸にした描写がされている。
元々マミのことを姉のように慕っており、マミ自身が気付いていなかった弱点をまどかに指摘しているほどだが、
そんな杏子もほむらから「上辺だけの彼女(マミ)しか見ていない」と指摘されているように、マミの孤独に気付けないままでいた。
またこの話ではマミの存在が彼女の魔女化を踏みとどまらせているが、どの世界でも滅多なことでは魔女化しない理由の一端が、
どの時間軸でも変わらないマミとの関係によって形成されていたのだとすると、これもまた皮肉な話である。

他、公式スピンオフ作品『おりこ☆マギカ』においても前半においては事実上の主役とも言うべき活躍を見せる。
こちらでは、魔女に襲われていた幼い少女の千歳ゆまを助け出し、妹の境遇と重ねたのか、
「銭湯に忍び込む方法」「置き引きのための作り泣き」などの技術を教え込むなど彼女と共に行動し守ろうとしている。
またドラマCD以前の作品のためマミの元弟子という設定がまだ無かったのか、マミとは情報交換する程度の仲になっている。
……後半?空気だよ。ちなみにこちらではさやかとは面識すらない

+ 『おりこ☆マギカ』余談。グロ一歩手前画像のため閲覧注意
ちなみに本作では魔女との戦闘で四肢切断される描写が存在し、作者のムラ黒江氏のツイートにて、
「断面をリアルに書いたらNGを食らった」という旨のコメントがなされていた(発売時には白塗りで修正)。
まぁ、作者がその道に定評のある人だから仕方ない

+ ...
本編では魔女となることはなかったが、『まどか☆マギカポータブル』の杏子ルートにおいて遂に魔女形態が登場。
実はこちらに先駆け、スマートフォン向けゲーム『マミのドキドキティロ・フィナーレ』でボスキャラとして先行登場している。

武旦の魔女。その性質は自棄。
霧の中を虚ろな足どりで永遠にさまよい続ける魔女。
いつも傍らにいる馬が何だったのか、魔女にはもう思い出せない。
          ──『魔法少女まどか☆マギカ ポータブル』魔女図鑑より

杏子が魔女化した存在。

杏子ルートでは本編と異なりOktavia Von Seckendorffがほむらによって先に倒されてしまい、
似た境遇の自分自身を重ねて希望を託していたさやかを助けに行くことすらできず失った杏子は、より大きな絶望に苛まれることとなる。
このときソウルジェムの濁りが一定以上であった場合、ついに完全に絶望しこの姿に変貌してしまう。

公式では「武旦の魔女」だが、ファンによるまどか文字の解読によって非公式な名称ではあるが
「Ophelia(オフィーリア)」と呼ばれている。
その性質は自棄。

武旦(ウーダン)とは京劇のアクション女優のことであり、服装や使い魔もなぜか中華風にまとまっている。
手に持った槍に名残が見られる他、自身の分身を何体も生み出す攻撃や巨大槍の召喚など戦法も杏子のものを受け継いでいる。
また馬での踏みつけ攻撃などの独自技も身に着けており、戦闘能力は高い。
その名の通り元々の攻撃力が高い上に生み出す分身はHP以外は全て本体と同ステータスという中々の強敵で、
使い魔も長距離攻撃ややっかいなステータス変化技を持つ。

尚「オフィーリア」は英語読みであり、他の非公式解読と合わせる場合ドイツ語読みの「オフェリア」が正しいと思われるが、
元ネタの可能性が高い『ハムレット』を始めとするシェイクスピア文学は日本では英語読みが一般的であるためか、
ファンの間では「オフィーリア」の方が普及している感がある。

ポータブル発表以前に作られた同人誌やアンソロジーコミック等の二次創作では、
彼女の槍を模した蛇のような魔女や巨大な林檎の魔女など、様々な魔女の姿が描かれていた。
ギャグ路線だと、さやかが人魚の魔女になることにちなんで、タイ焼きの魔女なんてものまである。

+ ファンからの扱いなど
登場時期が一人だけ遅かった事と、登場当初の過激な言動から
など酷い言われ様様々な憶測が飛び交ったキャラ。大体当ってる
登場してしばらくは「本当はどんな性格なのか。どんな背景があるのか」などの議論がファンの間では盛んに行われた。

二次創作では本編中でも何かと絡むさやかとのカップリング、通称「杏さや」が主流。
颯爽とした立ち振る舞いや、さやかとの関係もあってか男女問わず人気が高い。
特に、キャラクターデザインを担当した蒼樹うめ氏曰く、
「どっちがツンでどっちがデレでも成り立つところが素晴らしい…。どっちもお姫さまでどっちも王子さまなんですよね。もえる。」
との事で非公式の薄い本で杏さや漫画まで描いてしまう始末
またまどかの中の人は杏子イチオシらしく、ことあるごとに「俺の嫁」「杏子と結婚したい」などと発言している。
駄目だこいつら…… 早くなんとかしないと……
それ故、二人のCVと前述の台詞「愛と勇気が勝つストーリー」になぞらえ、
『(野中)藍と悠木(碧)が勝つストーリー』と言われている。

他にも、家もなく放浪を続けていた=貧乏ホームレスネタはもとより、
四六時中食べ物を手放さない描写から女の子として何か大事なものを捨てているネタ、
さやかに対する友情の念が行き過ぎてえらいことになってしまう(感染源は主にコイツ)ネタ等もあり、ボケ要素も備えている。
また、さりげに他の4人の魔法少女全員(更には外伝で姉妹同様の仲になった千歳ゆまとも)と良好な関係を築いており、絡みも作り易い。
これらの要素から付いたあだ名が「万能の杏子」。その他、「食うかい?」の空耳で「空海」なども。
他にも第5話の槍を地面に突き刺した絵が畑を耕してるように見えた事や「食い物を粗末にするな」などの台詞から
農園などで働くネタもあったりする。
また、元々男前な性格だったせいか、男体化されてもほとんど違和感がなく描かれることが多い。

魔女化もせず、最後には生還した為か、特に彼女自身も過去以外マイナス要素描写もなく終わったためか、
他のキャラクターに見られるようなキャラ崩壊などは少なく、むしろ常識人やツッコミ役が多いようだ。
「あんこちゃんマジ聖女」。
……一般人を見殺しにした件?魔獣世界じゃそういうこと無いから見逃してあげようよ。

反面、途中参戦した為に公式ビジュアルの数が少なく、グッズ類の商品展開では一人だけハブられることが多いと割と不遇気味。
某モバゲーのCMで他の四人がボイスつきで堂々と出てる中、杏子一人だけスルーされたことは記憶に新しい。
地味に五人という人数は販売側からは厳しい様子である。
その割に白いアイツだの、酷い時にはお菓子の魔女だのが優先されてラインナップに入る時もあるが。
「独りぼっちは、寂しいもんな……(泣)」心中お察しします
なお、誤解がないように付け加えておくが、ほむらには負けるものの彼女の人気はマミと並び非常に高い。
実際公式サイトの好きな台詞投票で1位に輝いたのは彼女の「独りぼっちは、寂しいもんな……」である。

戦闘力についてはさやかよりは小さいということ以外ハッキリしない為、
公式展開含め絵師の好みのサイズで描かれる事が多いが、大抵の場合最低ラインを割り込む事はまず無い。

盲導犬普及支援ポスターのパピーウォーカーのモデルに抜擢された事も話題になった。
過去の経緯は色々あれど、心根は優しい彼女らしい話である。
犬の名前は「メロウ」というらしい。意味深…。
その後、勇士達の手によって、犬をさやかにすげ替えたコラ画像が多数作られたのは言うまでもない
ちなみに第二弾は暁美ほむら。むしろ当人達が犬属性

+ 海外ファン達のあだ名について
海外ではどうやら「コンドームちゃん」とのあだ名が付けられているらしい。
というのも、アニメOPの中で一瞬だけ船の上で杏子がチューペットっぽいアイスを咥えて外を眺めるシーンがあった。
日本では昔から馴染みのあるアイスだが、海外ではあの形状のアイスというものが存在せず、
アレにしか見えなかったようで、こんなろくでもないあだ名で呼ばれてしまっているようだ。

尤も、海外のファン達が酷い目線で観ているなんてことはないので、安心してほしい。
実際のあんこちゃんは下着ドロの思考も理解できないほどウブな子だから。
モーニングレスキューといい、Nice boat.といい、日本目線ではまず食いつかないところに食いついてしまうもの。
文化の違いなんてこんなもんである。

(以上、ニコニコ大百科より抜粋・一部改変)


MUGENにおける佐倉杏子

改変も含めて存在するが、AIがなかったことや初期に公開されたのが凶悪キャラだったりということもあり、
動画での出番はまどかほむらさやかマミに比べて出番は少なめ。

通常版

+ わりばし氏製作 手描きドット
  • わりばし氏製作 手描きドット
ドット絵板及び氏のサイトにて公開されている。
槍を使う中距離戦がメイン。ただ見た目ほど判定が長くない技も多い。
立ち近距離技は連打が効かないので、戦えないわけではないが結構苦しい。
現在は必殺技5つと超必殺技が3つ搭載されている。
デフォでAIは搭載されていないが、お家氏によるAIとボイスパッチが公開されている。

+ HAL氏製作 グリーフシンドローム版
  • HAL氏製作 グリーフシンドローム版
まどかやマミさんと同じくHAL氏による『グリーフシンドローム』に登場する杏子を格ゲー風にアレンジしたもの。
そのためキャラサイズは小さめ。システムはまどか、マミさんと同じ。
1ゲージを消費して使用する魔法攻撃は大量にヘルパーを使用するため、ヘルパーの設定は最大設定推奨。
それでもタッグや同キャラ戦では厳しいものがあるので注意。
2ゲージ消費のオリジナル必殺技「ロッソ・ファンタズマ」も搭載されており、
発動すると4つの分身が現れ敵に向かって自動的に攻撃を仕掛ける。

+ TM氏製作 グリーフシンドローム版アレンジ
  • TM氏製作 グリーフシンドローム版アレンジ
HAL氏のものと同じく『グリーフシンドローム』のスプライトを使ったもの。
HAL氏のものとは異なりD4のスプライトを縮小せずそのまま表示させているためちびキャラではなく普通のサイズであり、
性能も原作から大きく変更されていて空中ダッシュやガードキャンセル、連打コンボ、コマンド入力式の必殺技など普通の格ゲーに近い。
また特殊システムとして先述のロッソ・ファンタズマを用いた分身攻撃が実装されており、
本体と分身での同時攻撃ができるキャラとなっている。

ボイスはデフォルトで実装されているがAIは搭載されていない。
スレおよび氏のTwitterで公開されている。
コンボムービー(3:20~)

+ にゃんちゃ氏製作 改変ドット版
  • にゃんちゃ氏製作 改変ドット版
恵飛須沢胡桃若狭悠里などを製作しているにゃんちゃ氏の改変ドットキャラ。
2017年4月14日現在ver0.8。
槍による長いリーチ、高い機動力、さらに高火力を兼ね備えているが反面、
紙キャラかつ、ゲージ技以外の飛び道具を持たず切り返しも乏しいというコンセプトである。
また、条件は厳しいものの一撃必殺技も搭載しており、これを決めると原作のあのシーンが…。

AIは未搭載だが、koyu@TWINT氏とDiamondswag 12氏が外部AIを製作している。
なお、後者は導入するとMUGEN1.0以降専用になるので注意。

凶悪キャラ

+ Bluest氏製作 萌え王杏子
  • Bluest氏製作 萌え王杏子
海外の凶悪キャラ製作者最強の一角であるBluest氏によって製作されたもの。
当初は某スレにて公開されていたが、製作者引退に伴い公開場所が削除。現在ははいうぇい氏によって代理公開されている。
ヤンマー氏のVまどかと同じく黄昏フロンティアの『グリーフシンドローム』のスプライトが用いられており、
中身の記述は主にlunatic氏のマシロふぁんぐを改変したもの(そのため所々にマシロふぁんぐの名残が見られる)。

強さとしては、1Pカラーの時点で便乗回復や各種即死耐性を持ち、ゲージ技で超即死OTHキラーを放って来るなど中々凶悪。
ランク付けとしては準神といった所だろうか。
他のカラーはreadmeによると、2Pカラーは中位神、3~11Pカラーは上位神前後、
12Pでは混戦やライフ偽装、親変更などを使用し、神上位~最上位クラスの強さを誇る。
ちなみに試合に勝つと、負けた相手のためにページ下部の台詞と共に添い寝をしてくれます。

+ qeg氏製作 フレイムエクセレント杏子
  • qeg氏製作 フレイムエクセレント杏子
HAL氏のグリーフシンドローム版を改変した隔離キャラ。通称「FEX杏子」。
捏造に対する対策をある程度しておかなければ防御論外キャラでもたやすく秒殺してしまう恐ろしい性能となっている。
神キャラ未満では撃破不可能かと思われるが…実はコンフィグのスイッチ次第で神キャラでもギリギリ撃破できるようになっている。

+ qeg氏製作 フレイムエクセレント杏子V2
  • qeg氏製作 フレイムエクセレント杏子V2
わりばし氏の手描き杏子を改変した上記同様の隔離キャラ。
撃破条件自体はFEX杏子と同様だが、攻撃性能が格段に上がっているため捏造対策ありでもMUGEN落ちには要注意。
コンフィグのスイッチで自重可能なものの、それでもFEX杏子より撃破難易度は高い。


この他にも、槍繋がりなのかサウザーの杏子風改変ボイスパッチがyameteoke氏によって製作されている。
+ その顔文字は流行らない
余談だが、BD5巻の特典ドラマCD及びPSP版に登場している杏子の父親を担当したのはサウザーを演じた銀河万丈氏
(ドラマCDでは明確な役名表記は無かったが、PSP版では明記されている)。
あんこちゃんマジ聖帝。


「独りぼっちは、寂しいもんな……」

出場大会

+ 一覧
+ 佐倉杏子
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
+ 萌え王杏子
【萌え王杏子】
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー



*1
父親に露見および錯乱する経緯は媒体によって異なっており、
『フェアウェル・ストーリー』『The different story』では、魔女の口付けによって自身の教会を集団自殺の場に使われ、
魔女を倒した後の現場を父親に目撃されたことで、杏子が集団自殺の犯人と誤解したためとなっているが、
『ポータブル』での回想では、父親達が魔女の口付けによって自殺未遂を起こし、
正気に戻った父親が信者が増えたカラクリを知り、試しにでたらめな教義を吹き込んでも、
信者が「本当に魔法によって話を聞きにきているだけ」という現実を目の当たりにして、絶望したことになっている。
小説版によれば「娘を魔女にするまでに自分が追い込んでしまった」という自責の念があった事も明記されている。


最終更新:2022年12月10日 16:09