スペリオルドラゴン

かつて、一つであった心が二つになった。
   一つは正義の騎士(ナイト)に、一つは悪の魔王(サタン)に…
      そして時を得て、二人のガンダムは今再び一つになろうとしている。
         その姿は以前を遥かに凌ぐ「超越の龍(スペリオルドラゴン)」へ──!!


光が…俺に…つげている…!
バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴン…
心を一つにして悪をたおせ!と…
我はスペリオルドラゴンなり!

バンダイが展開している「カードダス」におけるシリーズ『SDガンダム外伝』のキャラクター。
ファンからの愛称・略称は「スペドラ」「SD」「お騒がせ神」「迷惑竜」「迷惑神」とも*1
声は騎士ガンダム、サタンガンダムと同じ 松本保典 氏。*2
OVA『SDガンダム外伝』では一言も話さなかったが、劇場版『聖機兵物語』では神らしく抑揚のない口調で話した。

+ メタ的な話
SDガンダム外伝、戦国伝などの各SDガンダムは様々なガンダム作品の登場人物やMSをモデルとしているが、
スペリオルドラゴンの元ネタは『ガンダム・センチネル』の主人公機であるS(スペリオル)ガンダムである。

デザインの初出はSDガンダム外伝が戦国伝のスピンオフとして始まって間もない頃。横井画伯の描く謎の騎士のイラストとして登場した。
横井画伯のコラムで「Sガンダム」と「黄金の三つ首竜」を組み合わせたと明言され(対するジークジオンの裏モチーフは怪獣王)、
一部の意匠は明らかにSガンダムをモチーフとしており、初期設定画ではΖ顔でSガンダムの要素が強いデザイン案のラフもいくつか描かれている。
本来は三ツ首龍の形態を基本としてデザインしたらしいが、外伝本編では常に騎士形態のままで披露される機会がなかった。
名前とデザインのベースはかつてΖガンダムが始まるよりも前にコミックボンボン誌上で行われたオリジナルガンダムデザイン募集の最優秀賞作品である。
また、横井画伯は当時誰にも明かさなかっただけで、実は最初から騎士ガンダムの強化形態としてデザインしたのだという。
そのためか「騎士ガンダムSD」という表記がされた事もある。
ちなみに名前の頭文字を取ると「SD」となり、SDガンダム外伝における中心的存在となっているのも頷ける。
「LEGENDBB」では初設定の軽装形態で兜を取り外した額に「SD」の刻印がある事が確認出来る。

本編への登場はジークジオン編・第四章『光の騎士』。
タイトルはそのままスペドラの事だが、漫画版とナイトガンダム物語2ではアルガス騎士団の魂を指す。
第三章『アルガス騎士団』の当時、ファンの「横井画伯の描いた騎士スペリオルドラゴンは外伝に登場しますか?」という質問に、
バンダイは「騎士スペリオルドラゴンは横井画伯のオリジナルなので、外伝に出る予定はありません」と答えており、急遽登場が決定したようだ。
そのせいか、よく見ると頭部のバルカンやSガンダムの意匠が強いバックパックのスラスターなど、メカニカルで外伝の騎士らしくないデザインをしている。
この頃はまだ詳細な設定は存在せず、
「転移の際に分かれていた真悪参の善の心と悪の心が再び一つになったが、
 騎士ガンダムはバーサル騎士ガンダムに、サタンガンダムはネオブラックドラゴンになった事で元の存在とはかけ離れた姿になっていたため、
 真悪参でなくスペリオルドラゴンとなった」
と説明されていた。
しかし、ほしの竜一氏の漫画版では真悪参の設定はなく、騎士とサタンは一つのドラゴンから生まれた兄弟だと言われ、
カードダスハーフに掲載された円卓の騎士編のサイドストーリーでは、
竜の首飾りに纏わる「竜の一族の最後の生き残りである黄金の竜騎士」だという事が示唆され*3
初期設定を覚えているファンが少なくなるにつれ聖機兵物語や機甲神伝説では押しも押されもせぬ神となっていき、
『黄金神話』『鎧闘神戦記』で古代の後付け前歴が明かされた。
これらの設定を考えたのはバンダイの伴内弁太氏であり、
お気に入りのスペリオルドラゴンが元・盾泥棒であるという横井画伯の設定が個人的に嫌だったのでは?と考えられている。
後述の設定は後に再販された際これらの設定を統合して整えられたものである。

当初は設定が公開されないままフルアーマー騎士ガンダムより先にキット化されたため、
元祖SDガンダムの販促ビデオではユニオン族の黄金の騎士(中身は騎士シャア。ただし、元祖SDガンダムでは騎士百式名義だった)と共に、
騎士ガンダムとブラックドラゴンの戦いに加勢に来ている。

何と言っても最大の特徴が全身まばゆい黄金のボディ。
元祖SDガンダムでもバブル時代らしくメッキパーツをふんだんに使用した豪華なキットで再現されており子供達の憧れの的だった。
そのため未だに当時品にプレミアが付いている。
BB戦士では出なかったので安価で手に入らない・再販もされていないのも要因か。
しかし「SDX」では見本と違い、手首や間接などに黄土色の成型色が使われて非常に悪目立ちし見栄えが悪かったため、
「う○こ色」「サンプル詐欺」と呼ばれ評判が悪かった。
そして「SDX」のスペリオルドラゴンSRは武器持ち手以外ほぼ完全に美しいメッキ塗装になったが、
こちらは「メッキが剥がれやすい」「パーツがすぐポロリするという欠点を抱えているため、換装や変形に神経をすり減らす羽目になるのだった。
SDXスペリオルカイザーでは部分メッキで塗装で黄金を表現した事に賛否が分かれたものの、フルメッキだと価格が6万円を超えるという試算だとか。

+ 以下、複雑な詳細設定
「スダ・ドアカワールド」(SDガンダム外伝世界の名で、逆さに読むと「カアドダス=カードダス」)の神々であるスダ・ドアカ十二神の内の一柱で、
より正確に言うならば神である黄金神の「核」たる存在である。
スダ・ドアカ十二神とは「ガンダムワールド」を創造した創世神を始祖としてその後継を目指し、
あるいは新たな地平を拓かんとして生まれた神々である。
神の条件とは、創世神にならいリアル頭身の身体・体内に思考を持つ核(コア)・核と融合した操手によって構成され、創世の力を持つ事。
なおスダ・ドアカ十二神というのは便宜的な呼称で、世界の守護神1柱と冥府神以外は基本的にスダ・ドアカとは無関係な立場。
しかし最古の神が育んできた世界は魅力的な素地のようで、自分で1から創るよりこの世界を引き継いで思い通りに創世したい神は多い様子。

古い時代、十二神最古の神・武闘神デュエルカイザーの世界を引き継いだ黄金神スペリオルカイザーは伝説の勇者ガンダムを操手として宿し、
その世界を基盤とした「スダ・ドアカワールド」を創世後、黄金神の操手の座を狙う暗黒卿マスターガンダム
異世界から侵攻してきた十二神の一柱である覇界神バロックガンと戦いこれらを封印した。
しかし、バロックガンとの十二神同士に聖戦において黄金神は、操手を異次元に飛ばされ失った事で神としての存在を保てなくなり、
残された核は黄金神の意志たる魂・無垢なるドラゴン・黄金の鎧の3つへと分離してしまった。
そこで黄金神が新たな操手として別次元の武者頑駄無真悪参を選ぶ事にした。
真悪参に雷が降り注ぎスダ・ドアカへと召喚中に、封印内からのバロックガンの横槍によって真悪参は騎士ガンダムと魔王サタンガンダムに分裂。
聖戦終結直後ではなく遥か未来に降り立ってしまう……。
…という所から、騎士ガンダムの物語は始まる。
以降、数多の戦いを通じてさまざまな騎士達に力を貸しながら、自身も力を取り戻してゆき、
最終的には黄金神スペリオルカイザーZとして完全復活。
超鎧闘神ウイングと豪嵐神バロックガンΩの正と負の天使力が中和され、溶け合った混沌を浄化、新たなる神サンボーンに新生させた事で、
黄金神と覇界神の戦いは完結を見る事となった。

そしてバロックガンの世界と融合したりして無茶苦茶になっていた世界に、
『SDガンダム聖伝』の舞台である未来世界「リオン・カージ」と融合し生まれ変わったスダ・ドアカワールドを、
守護神の座を譲り受けたサンボーンと騎士達に託し、別の世界へと旅立った。

その際に「騎士ユニコーンガンダム」と「黒騎士バンシィ」を生み出し、
未来世界と融合した事で生まれた歴史の歪みに対処するスダ・ドアカワールドの歴史の守護者としての役目を与えているのだが、
黒騎士バンシィは魂なき自分自身の存在について苦悩の末に裏切り、逆に歴史を乱す存在となって各時代を荒らし回っている。

比較的若い神らしく「神も人間もMSも平等である」という思想の持ち主であり、
シャッフル騎士団の一員として地上の騎士達と肩を並べたり、『黄金神話』と『鎧闘神戦記』でガンダム族以外の種族にガンダムとなる力を授けたり、
スダ・ドアカワールドが人間とMSが平和に共存する理想郷となっているのはその現れである。
それ故に、人間を滅ぼし新たな世界に変えようとする闇の皇帝ジークジオンやバロックガンとは対立する宿命にある。
しかし倒して完全に消滅させるという手段はとらず、浄化して新たな生へ生まれ変わらせており、
劇場版『聖機兵物語』では「邪悪な」ネオジオン族の軍勢を一瞬で光に消し去り全滅させたが、
跡形もなく蒸発した機兵の中に乗っていた兵士の何人か(=良心を持つ者)は無傷で助かっている所にその慈悲深さが見られる
ちなみに前任者である武闘神デュエルカイザーは闘いの神なだけあって、正邪がバランスよく拮抗する世界を目指していた様子。
対する覇界神バロックガンは、時間の影響を排除してある意味地獄のような生が続く永遠の闇の世界にする事で、争いを根絶しようとしていた。
どういうわけだか覇界神による世界運営の行き着く果ては、人々とモンスターが争うドラクエみたいな未来世界リオン・カージだが…。

なお、黄金神は時空を超えた武者真悪参の召喚をしようとしたのだが、横槍によって召喚される時代が遥か未来にずれてしまった事で、
「創世の時代」の次にスダ・ドアカは長きに渡る「神不在の時代」を迎える事となった。
そして黄金神と覇界神の聖戦によって荒廃した世界が復興していき、長い年月を経て高度な科学技術を持った超古代文明が誕生した頃、
これ幸いと悪戯心全開でやってきた十二神の内の二柱・双子神イシュタとガイアスが、超古代文明と共同で作ったのが2体の聖機兵である。
結局、双子神は聖機兵が暴走すると思い通りにならない創世作業にすぐ飽きて全部放り出して世界を去っていった。
このように「神不在の時代」には色んなトラブルの種が誕生したのだった。
やっと守護神として帰って来れた黄金神が過保護というぐらい世界に干渉するのも無理はない。
復活過程での戦いの詳細は騎士ガンダムの項目も参照の事。

+ スペリオルドラゴンの変遷
+ 黄金神スペリオルドラゴン00

黄金神スペリオルドラゴン00(ダブルオー)

創世の時代、デュエルカイザーは後継の神となる者を選び出す選定の儀となる武術大会「バーサルウォー」を執り行う。
最後に残ったのはマスターガンダムと三種の神器を装備した勇者ガンダム。

そして勝利した勇者ガンダムは聖杯を与えられ、最終試練を受ける。
最後の試練では己自身を試されているため、聖杯により肉体は極限まで増強されるものの、三種の神器のような装備に頼る事は許されない。

双頭竜を力でねじ伏せる試練と解釈し龍を追い詰めた勇者ガンダムだったが、道中で助けた子龍が龍の声に耳を傾けるよう訴えかける。
己の思い違いを悟った勇者ガンダムは剣を引き、争いのない平和な世界を創るという理想のために力を貸して欲しいと龍に語りかける。


「勇者よ、よくぞ試練を乗り越えた。名を名乗るが良い」


双頭竜は黄金の鎧と分離して守護獣カイザーワイバーンへと姿を変え、
無垢なる子龍は赤い守護獣ドラゴンライザーへと姿を変えて黄金神の意思たる魂や黄金の鎧とともに勇者に融合した。
これが勇者ガンダムを操手として宿したスペリオルドラゴンの姿で、スダ・ドアカワールドの歴史上最も古い形態。

当初は権利問題からかモチーフを明言しておらず正式名称も不明だったが、後にクリアしたのか「黄金神スペリオルドラゴン00」という名前が付いた…
と思いきや、特にモチーフはなかったのが偶然似ていたので後から名付けて00要素を補強したらしい。

そしてさらに守護獣カイザーワイバーンと融合して顕現した真の神たる姿が、
古の黄金神(黄金神スペリオルドラゴン00版の黄金神スペリオルカイザー)である。

+ 騎士スペリオルドラゴン

騎士スペリオルドラゴン

本編において最初に登場したスペリオルドラゴン。
バーサル騎士ガンダムとネオブラックドラゴンが元々は同じ存在である事を悟り融合・一体化した姿
バーサル騎士ガンダム(HP2000)とネオブラックドラゴン(HP13000)のHPが合計されジークジオン編では最強のHP(HP15000)を誇るが、
このままでは闇の皇帝ジークジオンの強大な魔力(MP26000)を打ち破る事は出来ない。
そこへ導かれた黄金の騎士(騎士シャア)が召喚したサイコゴーレムの魂がジークジオンのMPを半減させた(MP26000→MP13000)事で勝利となる。
OVA版では覚醒とともに闇の皇帝ジークジオンを一撃で倒している
(ただし、直前で騎士シャアが時間稼ぎのためにサイコゴーレムの魂を召喚してジークジオンを抑えているのでカードダスの展開と矛盾はしていない)。
しかし覚醒前は蛹のような姿をしており意識も定かでない様子で、
覚醒後はすぐに勝負が付いてしまったため台詞は無い(名乗りも無いためシャアは「ガンダム」と呼んでいる)。
ほしの竜一氏の漫画版では、
ムーア界全てのエネルギーを吸収し炎の魔物となった「ジークジオン・ギガンテス」にかなり苦戦している(まだ本調子ではないとも言われている)が、
光の騎士となったアルガス騎士団の魂の力を合わせ、巨大な光の竜「プラズマスペリオルドラゴン」を放ち、消し去った。
性格は一人称が「俺」だったり、剣をひったくって特攻しようとする騎士シャアを「仲間を失いたくない」とボディーブローで引き止めるなど、
後のシリーズでの神の面より漫画版騎士の面が強く出ている。
この黄金の騎士の鎧も三種の神器と同じくスペリオルドラゴンの一部であり、
スペリオルクロニクルでは呪いを受けた騎士シャアに与えられた神の加護と設定され、
鎧闘神戦記・最終章『光臨の超鎧闘神』では神風騎士ウインドの鎧としてまさかの
(そして、ウインドの元ネタを考えるとある意味予定調和の)再登場を遂げた。

ちなみにかつて世界を焼き払ったという伝説の巨人サイコゴーレムだが、これは黄金神と覇界神の聖戦の際に、
地上の民を全て避難させた上で世界まるごと敵を焼き払うという,黄金神が実行した苦渋の作戦だったりする。
創世の時代当時は「巨人ヴァーチェゴーレム」と呼ばれていた。

+ 武装
  • ダブルソード
炎の剣とバーサルソードが融合した双剣。腰の「龍尾の鞘」に収められている。
漫画版では「光の剣」と呼称され第3章で法術士ニューが魔法で同じものを作り出し騎士アレックスが使用した。
スペリオルドラゴンの登場がまだ決定していなかった故のファンサービスであろうか。

  • ランサー
元祖SDのオリジナル武器。ドラゴンマスク+金竜の盾の内側に隠し持った2本の手槍。
ページトップの画像のように金竜の盾単体と組み合わせる事で光を矢として放てる弓となる。
LEGEND BBでは付属せず龍尾の鞘が弓になっている。
『Gジェネクロス』レイズで初めて弓矢モードを使う所が映像化されたが、(ランサーもあるのに)何故かLGBB版であり、
『レイフォース』のような拡散誘導レーザーを放っている。

  • 金竜の盾
バックラー。ドラゴンマスクと組み合わせて大盾「ドラゴンシールド」となる。

  • ドラゴンマスク
竜の顔をかたどった盾の一部。
マスクでもあり、支援メカ「ドラゴンスピリット」やドラゴンモードの顔となる。

  • 火龍砲
両肩のドラゴンヘッド。マウントラッチにより可動し口から海を真っ二つに割るほどの炎を放つ。
『Gジェネクロスレイズ』ではドラゴンモードに変形して、3つの頭から一斉に放っている。

  • フライトウイング
ナイトフライヤーとサタンウイングが融合した翼。

  • ドラゴンクロウ
ドラゴンモード時に展開する足の爪。

  • ドラゴンスピリット
身体に宿る龍成分を分離した守護獣。
牙龍皇の下位バージョンであるが、カードダスクエスト初出で
玩具にはギミックとして存在しないというちょっと変わった位置付け。

  • ドラゴンモード
三首龍形態に変形する。

  • プラズマスペリオルドラゴン
ほしの竜一の漫画版でアルガス騎士団の4人の魂に力を借りる事で放った必殺技。
MP30000の炎の魔物にパワーアップしたジークジオン・ギガンテスを倒した。

  • 閃光斬
剣を使った必殺技。
『Gジェネクロスレイズ』では広範囲を高速で斬りまくるMAP兵器。

  • 黄金の一撃
『Gジェネクロスレイズ』で登場した必殺技。
…「一撃」と称するにもかかわらず、敵を貫通して振り向きざまに横振りと縦振りの炎の斬撃を飛ばす3連攻撃である。

+ スペリオルドラゴンEX

スペリオルドラゴンEX(エクセリオン)

バーサル騎士GP01との融合を解除した後、一時的にアルガス騎士団の4人の魂と融合した形態。
融合したての状態(スペリオルドラゴンEx-AS)では各部位に四人の面影が霊体のように顕れていた。
他にも肩パーツなど細部が微妙に異なる中間形態がいくつか存在しておりややこしい。
ほぼ金一色といえるほど金色の比率が増えているのが他形態と差別化された点だが、
元祖SDや「SDX」では肩や翼など赤色の部分が前形態とほぼ同様になっている。
バーサル騎士GP01と融合時に黄金の鎧の力を取り戻しているため、
この時点で既にスペリオルカイザーになる事も可能だったらしい。

SFCのソフト『SDガンダム外伝2 円卓の騎士』では未来の世界で手に入るカードダスには、
「ハイパースペリオルドラゴン」というオリジナルの形態が登場している。
外見もEXに酷似しており、時期的にもその原型になったと思われる。

+ 武装
  • 炎龍剣(ファイヤードラグーン)
ダブルソード(炎の剣)の強化版。
刀身に灼熱の炎を纏う。
左右ウイングの「超龍の鞘」に納められている。

  • ドラゴンファング
ランサーの強化版。

  • 光の盾
金竜の盾の強化版。
ドラゴンファング2本と組み合わせてドラゴンランサーとなる。

  • ジーグフリート
盾の一部であるドラゴンマスクの強化版。
マスクでもあり、支援メカ「牙龍皇」や三ツ首龍形態「超龍皇」の顔となる。

  • ドラゴンショルダー
火龍砲の強化版。

  • ドラゴンガイアー
超龍皇時に展開する足の爪。

  • 牙龍皇
身体に宿る龍成分を分離した守護獣。

  • 超龍皇
三首龍形態に変形する。

+ スペリオルドラゴンSR

スペリオルドラゴンSR(ソーラレイカー)

アルガス騎士団の魂を解放し、更に進化した形態。その名は「太陽を護る者」を意味する。
両肩に騎士ガンダムとブラックドラゴンの顔が顕れている。全形態の中でも屈指の人気を誇るデザイン。
『新SDガンダム外伝』登場時と『黄金神話』登場時で微妙に細部が異なっており、この形態から瞳の色が黒から本来のオレンジ色へと変わった。
「50000から40000って弱体化してない?」と思うだろうが、『新SDガンダム外伝』では単位をBHP、BMPで表すようになり、
数値が一旦リセットされているため、このような処置が取られている。
そのため前形態から具体的にどの程度強化されたかは不明。
最終決戦のゼロガンダムの半分のBHPとか言うと弱く見えるが、これはゼロのインフレが異常なだけで、
他の自軍側に比べるとスペドラはインフレしてる側という

仲間を失い、たった一人で幻魔皇帝アサルトバスターに挑むゼロガンダムのために無人のガンジェネシスとガンレックスを呼び寄せ、
同時に遠隔操作し加勢するという神ならではの離れ業を行った。
まあガンジェネシスとガンレックスが無人だったのは、覇界神との聖戦において黄金神スペリオルドラゴン00が伝説の巨人を使って敵を焼き払う際に、
全ての地上の民を一時的に消して避難させるために使用した装置「天使の輪」こと「超巨大遺跡ドゥームハイロウ」を幻魔側に悪用され、
ユニオン族が全員消滅させられてしまったせいだったりするけど……。
本編終了後は新しい雷龍剣をゼロガンダムに与え、シャッフル騎士団に勧誘している。
ゼロはやりすぎたので説教して弱体化させた

GB版『新SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語』でも序盤から記憶を失ったゼロガンダムを導いている。

+ 武装
  • バーストスライサー
炎龍剣の強化版。
左右ウイングの鞘・ソードキーパーに納めている。

  • エクスランサー
ランサーの強化版。

  • ホーリーシールド
光の盾の強化版。
エクスランサー2本と組み合わせる事でシャインランサーとなる。

  • ソーラマスク
盾の一部であるジーグフリートの強化版。
マスクでもあり支援メカ「ドラグフリューゲル」、三ツ首龍形態「トリニティドラゴン」の顔となる。

  • ホーリーショルダー
光を司る騎士ガンダムの顔を宿した左肩アーマー。

  • ドレッドショルダー
闇を司るサタンガンダムの顔を宿した右肩アーマー。

  • ソーラクロウ
トリニティドラゴン時に展開する足の爪。

  • ドラグフリューゲル
身体に宿る龍成分を分離した守護獣。

  • トリニティドラゴン
三首龍形態に変形する。

  • 大幻獣エクスワイバリオン
スペリオルドラゴンがアルガス騎士団4人の魂が宿るEX(エクセリオン)時の外装を解放してSRに進化する際、
アルガス神器の力によってパージされた装甲(=4人の魂)が融合して生まれた守護獣。
後にアルガス騎士団の魂は転生したが、独立した幻獣として存続した。
スペリオルドラゴンが世界を去る時に先代守護神代理として新たな守護神サンボーンの補佐役に就任、
その後SR(ソーラレイカー)の装甲に似た大幻獣ソーラワイブレイカーに進化、さらに大幻獣ソーラドラゴブレイカーへと進化する。

  • 龍槍剣エクスレイカー
大幻獣エクスワイバリオンが変形した武器形態。
スペリオルドラゴン自身よりも大きい巨大な剣だが見た目に反して片手持ちの武器で、
SDXエクスワイバリオンのパッケージイラストではシャインランサーとの二刀流で扱っている。
実際はパーツが干渉・ポロリしやすすぎて非常に扱いづらいが
モチーフはEx-Sガンダムのビーム・スマート・ガンと思われる。
後に、マグナムソードを失った状態でバンシィと対決する騎士ユニコーンガンダムに貸し与えられている。

+ 暗黒神デビルスペリオル

暗黒神デビルスペリオル

太陽の異常膨張現象「コロナ・ノバ」による灼熱地獄から世界を救うため、全生命力を使い果たしたスペリオルドラゴンSRの亡骸を、
暗黒卿マスターガンダムが闇に染めて作り出した悪魔。
イニシャルも逆転してSDからDSになった。

当初は青一色のデビルガンダムの下半身からSスペリオルドラゴンの上半身が生えたような姿だったが、
聖地ギアナポイントから世界のエネルギーを吸収してこのような原型どこ行ったな姿へ(詳細は武装欄)。

世界の力をほぼ吸い尽くして荒廃させ、スペリオルドラゴンの記憶からこれまでのラスボスを首だけ再生させて操る
(円卓の騎士編のギガサラマンダーも再生されているので実はブリティス王国の戦いも見守っていた事が分かる)。
ただし、死の間際に魂は選んだ10人に託しておいたため、魂の宿っていない亡骸がゾンビ状態で動かされており、
自己再生すら自動的には出来ずいちいち命令する必要がある。

また、歴代主人公達(キングガンダムII世、バーサル騎士GP01、月光騎士ネオ、聖龍騎士ゼロ)にスペリオルドラゴンが力を与え、
結成していたシャッフル騎士団も、力の源である存在の亡骸が闇に侵された事による呪術的作用で弱体化してしまった。
スペリオルドラゴンが迷惑神呼ばわりされるのは、大体これのせい。
弱体化してなければ皇機兵ロードヴァトラス、聖機兵ロードガンレックス、超機甲神ロードガンジェネシス、聖龍機ロードドラグーンら、
ロード機兵4体で敵を全部薙ぎ払って終了だった。

+ 武装
  • 幻獣の鎧
暗黒神の装甲(第一形態でも腕と下半身が該当)は、
神々の装備保管担当の十二神である渦流神ストリームカイザーから黄金神が預かって保管していた特別なアイテム「幻獣の鎧」を、
暗黒卿がスペリオルドラゴンSRの亡骸に着用させたもの。
暗黒神が倒された際にこの鎧は別次元に飛ばされ、それが引き金となって、
この鎧に目を付けて寄生した武者世界の闇の権化にスダ・ドアカが狙われる事となり、
後に、鎧に操られた騎士ユニコーンが時を遡って「究極大戦(アルティメットバトル)」と呼ばれる事件を引き起こしてしまう。

なお、渦流神が用意した聖剣エクスカリバRの力によって闇の権化は滅びて事なきを得た。
しかしその後も騎士ユニコーンは幻獣の鎧を制御出来ず、暴走して味方に迷惑をかけたりもしたが、
一時的に帰ってきた黄金神スペリオルドラゴンZが、
究極大戦の際に騎士ガンダムとして騎士ユニコーンから借りた事もある、赤き三神器の力を用いて制御の手助けをした。
……何だか物凄いタイムパラドックスが生じている気がする。

+ 悪のスペリオルドラゴン

悪のスペリオルドラゴン(スペリオルドラゴンダーク)

太陽騎士ゴッドガンダムが黄金神の守護獣カイザーワイバーンと融合した形態ゴッドカイザーによって暗黒神デビルスペリオルは浄化されたが、
核(スペリオルドラゴンの亡骸)まで浄化される寸前に暗黒卿(ダークロード)の魂が乗り移った。
カードダスでは「悪のスペリオルドラゴン」という名称だったが、
SDガンダムのフィギュアシリーズ・SDXでは「スペリオルドラゴンダーク」という名称で立体化された。

+ 暗黒の力の起源
スペリオルドラゴンSRが死んだ時、その力と意思は10個の黄金魂となって地上に降り注いだが、
もう1つ黄金神の意思に内包された悪の心の一部から生じた存在が分離していた。それが暗黒魔神デビルダークネスである。
いわば武者真悪参に対するサタンガンダムのような存在。

暗黒魔神は過去に戻り、勇者ガンダムエクシアに負けて絶望に染まっていた益荒男マスターに契約を持ちかけた。
負の感情に染まっていたマスターは闇の力を増大させるのにうってつけの器だったためである。
暗黒魔神はマスターに力を与えて暗黒卿スサノオマスターに変え、さらに自身で結成した闇の軍団も貸し与えた。
そして暗黒卿スサノオマスターの闇の力が充分に高まった段階で、その精神を乗っ取ろうとしたが、
精神世界での戦いに敗れて逆に完全に吸収されてしまった。

こうして元はスペリオルドラゴンの一部であった暗黒魔神の力は増大して暗黒卿の物となり、
その力が最も馴染む元の肉体に注がれた事でさらに増大したのであった。

……あれ?
暗黒卿がやらかした事全てスペリオルドラゴンが原因って事は、やはり迷惑神……?

+ Sスペリオルドラゴン

S(スーパー)スペリオルドラゴン

スペリオルドラゴンSRが死の間際に託した10個の黄金魂全部の力が宿っている太陽騎士ゴッドガンダムが、
それを右手に全て集中させ、ゴッドフィンガー的な感じで悪のスペリオルドラゴンの身体にぶち込む事で、
暗黒卿の魂が滅び、身体も浄化されて生まれ変わった形態。
更に暴龍カイザーワイバーンと融合する事で、真の姿(黄金神スペリオルカイザー)を取り戻した。
悪スペがラスボスだったので、どちらの形態も戦う相手がいないが、
一応、右手にビームソードを発生させているSスペリオルドラゴンや、ストナーサンシャインのようなものを放つスペリオルカイザーのカードダスはある。
また、武装は所持していないが武器が一応存在しており、
十二神の1柱で神々のバランスを保つ使命を持つ渦流神ストリームカイザーの鎧に、十二神達それぞれの最強武器が組み込まれているらしい。

+ スペリオルドラゴンZ

スペリオルドラゴンZ

天界へと戻り、他の神々との謁見を経て正式な12神への復帰を果たそうとした黄金神は、覇界神がかつて創世した世界であり、
スダ・ドアカとは真逆の負の力によって構成されている「カッズ・ザルド界」に赴くよう、創造神から試練を与えられた。
しかしカッズ・ザルド界への突入時、自分の世界に帰還していた覇界神の核・バロックコアの介入により、
スペリオルドラゴンは核から黄金の鎧を失い、代わりに魔神の鎧と融合させられて洗脳されてしまい「マークIII」と名乗る(モチーフはゼルトザーム)。
また、カイザーワイバーンも闇に染まり「ドラゴンマルート」になってしまった。

その後、黄金神から分離していた黄金の鎧の力を得た「パーフェクトロード G-セルフ」の活躍によってスペリオルドラゴンは復活。
そして覇界神が不在の間に世界を平和に統治していた精霊竜ELSが、
異次元に飛ばされてこの世界で転生していた先代の黄金神操手勇者ガンダムであるクアンタと融合し、
かつて古の黄金神になっていた頃に匹敵するスペリオルカイザーELSクアンタになると、
スペリオルドラゴンもまたカイザーワイバーンと融合してスペリオルカイザーとなり、
神本来の肉体であるカイザーティーゲルの代わりに、魔神の鎧(魔神カバカーリー)を肉体にした偽神Oバロックガンを倒した。
傷付いたカイザーワイバーンは精霊竜ELSと融合して超竜カイザーワイバーンZになり、
試練を果たした黄金神はスペリオルカイザーZへと新生したのであった。
そして調和されたカッズ・ザルド界を「ソレスタル界」と名付けて、『鎧闘神戦記』の終盤展開真っ只中にあるスダ・ドアカワールドへと向かった。

モチーフは不明。
両腕からビームソードを発生させたり出来る。

また、バックパック部分を盾に変形させたりも出来る。
カイザーワイバーンと融合した黄金神スペリオルカイザーZもビームソード二刀流が可能。

なお、横井画伯の漫画『元祖!SDガンダム』では毎年クリスマスにはサンタガンダムになるのが定番になっていた。
コレも大事な神様の仕事なのである
(この漫画のSDガンダム外伝・ジークジオン編では、サタンガンダムをサンタと間違われるのがお約束になっていたため)。
聖機兵物語の頃に描かれた漫画では盗賊にプレゼントを狙われたりさえしている。
この時期にはまだ本編で大層な設定が組まれてはいないとはいえなにやっとんじゃ神様
まぁ、聖機兵物語では異国の神が創ったガンレックスの中からぶっ放されるという唐突かつ意味不明な登場してたし…
スペリオルクロニクルでは、
「ジムヘンソンJr.が魔王サタンガンダムと交わした約束を果たすためにクリスマスプレゼントを贈りに来た」という後日談が正史となっている。
ちなみにプレゼントはザクレロキャットだったそうな。
ジークジオンじゃねーか!何でこんな物を渡すんだ!!…時々よかれと思ってこういう事をする辺りが、一部ファンから迷惑神呼ばわりされる所以である。
番外編のネタかと思いきやこのザクレロキャットに端を発する(『元祖!SDガンダム』では家を壊された)『インディジムヘンソンJr.の冒険』が始まり、
聖機兵物語ではラクロア騎士団のインディガンダムとして再登場したので、しっかり本編とリンクしている。
それから数年後、インディガンダムが旅に出て両親も夫婦水入らずで旅行に出かけている時に来てしまい、待ちぼうけを食らう神様の姿があった……。

+ 「外伝」外のスペリオルドラゴン
『SDガンダムフォース』ではラクロアの禁断の聖地・王家の園にある精霊の系統樹に描かれていた伝説の存在として、
「精霊王スペリオルドラゴン」の名が語られる。
精霊フェザードラゴンとスティールドラゴンが融合する事で生まれるというが、その姿を明かす事は無かった。
ジェネラルジオングとの最終決戦ではスペリオルドラゴンの紋章が現れ、
「ガンダムと人とが手に手を取り合い、一致団結した時に初めて現れる奇跡の力」とされた。*4
ちなみに闇の騎士デスサイズは、系統樹の図を「人をガンダムに、ガンダムを人にする力を持つ」*5と判断し、
自身が人になるために追い求めていたが、それは勘違いとの事。
他にも色々と深い設定があったものの、監督が「続編を想定した伏線として残した」事が原因で大部分がカットされている。
なお、本作における「SD」は「Superior Defender(スペリオルディフェンダー)」の略称である。
本来のデフォルメという単語には蔑称的な意味が含まれるため、海外ではずっとこの名称で通している。

また、真悪参の子孫である真駆参が結晶鳳凰に選ばれた姿である真駆参大将軍はスペリオルドラゴンによく似ており、
DXボンボンの漫画「武者ガンダム風雲録」では「別の世界での仕事があるので力になれない」「銀の盾は元々この世界のものなので置いていく」
などスペリオルドラゴン本人であるかのような発言をしている
(BB戦士付属の漫画にはそのような描写はなく、真駆参は天宮の国に留まり新世将頑駄無となっている)。
また、真の大将軍となるのが烈光頑駄無である事も見抜いている。

そして、後年のLEGENDBBにおける真駆参大将軍の解説WEBコミックの解説役として登場したスペリオルドラゴンの口から、
「私自身が真駆参大将軍として登場してしまって混乱させてしまったかもしれない」「スペリオルドラゴン関連の設定は複雑なのだ…」と、
この一件についてセルフツッコミがなされている。
ちなみに文字設定のみだった新世将頑駄無は、このデザインから鳳凰や大目牙砲といった大将軍成分と、
翼や金色のスパイクや胸の形状といったスペドラ成分を抜いてMk-IIIと子孫のX系に寄せたような姿で後年デザインされた。

コミックボンボン・ガンダム誕生20周年記念特別作品『SDガンダム列伝 ガンダム騎士団(パワーズ)*6の主人公「騎士アルフガンダム」は、
はっきりと明言はされていないが、デビルスペリオルとの最終決戦でデビルヘッドとの戦い方を知っていたり、
スペリオルドラゴンSRの肩アーマーと翼を生やしたり、漫画版光の騎士のラストと同じ光の竜を出したりと、
スペリオルドラゴンの生まれ変わりであるように描かれている。
旧シリーズとはパラレルの世界設定だが、最終話で本作の世界である「エレナ・ルウム」を「スダドア・・ワールド」に改名するというサプライズもある。
ただしシリーズ歴代キャラ達が登場しては無惨に死んでいくという内容故か、ファンからの扱いも公式の扱いも黒歴史
(全6話という短さにも拘らず、当時は単行本化もされなかった)

アルフガンダムにモチーフは無く、ほしの竜一氏のオリジナルだが、
どことなくエクシアに似ていてタイトルも「パワーズ」という偶然が興味深い
(1998年の作品なので当然まだ『00』は存在しておらず、
 このタイトルは当時展開していた歴代MSを召喚して戦わせるTCG『モビルパワーズ』に因んだもの)。
後に『SDガンダムレジェンドバトル』にて、
異世界に飛ばされたスペリオルドラゴンの初代操手である勇者ガンダム(エクシア)がアルフガンダム(クアンタ)になったという、
いつもの後付け設定 横井画伯のラフ設定画 が公開され、遂に公式に組み込まれる事になるかと思われたが、『新約SDガンダム外伝 創世超竜譚』にて、
勇者ガンダムはバロックガンの世界で騎士セツナ(騎士クアンタ)に生まれ変わっていた事が明かされたので、その線は無くなってしまった。
しかし、SDガンダム外伝のコミックが一通り新装版になる中で、2017年12月に『ガンダム騎士団』も新装版が刊行された。
黒歴史じゃなくて良かったと思うべきか、黒歴史のままにしておいて欲しかったと思うべきか…

『超戦士ガンダム野郎』ではダルタニアン岡崎こと岡崎指導員の機体として登場。
炎の竜に変化する「ファイヤードラゴン」及びその正体である三ツ首龍形態によりG研の3大エースをも苦戦させるが、
3人のスピリットを結集させ合体した「武者空陣 浮羅威矢」に倒された。
まだ本編で登場する前の「元祖SDのキット」としての登場だったため、カードダスのHPは反映されていない
(「SDスピリット指数=カードダスのHPの1/10」の法則が初登場したのは次の次のガンキラー編である)。

『ガンダムビルドファイターズトライ アイランド・ウォーズ』では、
カミキバーニングガンダムらを中心にガンプラ達計8機が合体する事により、黄金神スペリオルカイザーが召喚され、
圧倒的な力で作中の粒子暴走事件に決着を付けた。
SDXの宣伝かと思いきや放送時点でとっくに予約受付は締め切られているので何故出したとか言われたり

『SDガンダムワールドヒーローズ』では、スペリオルドラゴンをオマージュした「スペリオルストライクフリーダムドラゴン」が登場。
更に「オルタナティブジャスティスインフィニットドラゴン」と合体し、
『SDコマンド戦記III -SUPER G ARMS-』に登場する「ファイナルフォーミュラー」をオマージュした、
「スペリオルフォーミュラーファイナルドラゴン」となった。

+ ゲームにおけるスペリオルドラゴン
騎士ガンダムが登場する作品は多いが、スペリオルドラゴンはFC及びSFCのRPGで『光の騎士』を扱う章において、
バーサル騎士ガンダムがパワーアップする事で操作可能になる特別なキャラだったため、客演に至っては皆無であった。
出典が出典なので『Gジェネレーション』シリーズには2019年に『クロスレイズ』が発売されるまで登場しなかったものの、
スペリオルドラゴンの元ネタのSガンダムはほぼ常連で、ネタの一つとして挟み込まれる事があり、
一例を挙げると『ウォーズ』ではアルヴァアロンデビルガンダム、もしくはゴッドガンダムで設計するとSガンダムが出来上がる
なんともGジェネスタッフの遊び心が感じられる組み合わせである。
ちなみに、ガンダムMk-IIIと龍をモチーフにしたガンダムと組み合わせても出来る。
こちらも元ネタは言うに及ばず。
『オーバーワールド』では、松本保典ボイスのマイキャラにゴッドフィンガーを使わせると「光と闇が一つに…これが伝説の神の力なのか!」と言う。

+ 『SDガンダム外伝 ナイトガンダム物語 大いなる遺産』では
最終章の中ボス「ネオブラックドラゴン」を撃破後にイベントが発生し、バーサルナイトガンダムとネオブラックドラゴンの合体後に登場する。
装備は武器以外が戦用の物に変化し、ゲーム中最強の防御力を得るが、
かすみのよろいの攻撃魔法回避率上昇を失い、特殊効果はドラゴンシールドの攻撃力上昇のみと、
数値上は固くなってはいるものの、実戦値はあまり変わったとは言えない。
だが、攻撃力に関してはほのおのつるぎがそのまま帰ってきており、ドラゴンシールドによる上記のバフと相まって、
圧倒的な攻撃力から繰り出される通常攻撃によって圧殺する脳筋戦士状態に仕上がっている。
しかしながら、残されている戦闘はラスボスのジークジオンのみであり、
そのまま流れでラスボスを正面から殴り倒し、プレイヤーにはスペリオルドラゴンとは何だったのかよく分からないままエンディングに突入する。
このあたりの調整は、アニメ版ジークジオン戦の無言で倒し、そのまま地上を去ったシーンをゲーム的に再現しているとも言える。

+ 『クロスレイズ』では
流星自由革新野生…。
4つの世界を超えた先に待っていたのは伝説の黄金神だった…。

というわけで本作ではラストボスとして登場し、見事打ち勝つ事が出来ればスペリオルドラゴンが入手出来るのだが、その性能はと言うと…

機体 HP EN 攻撃力 防御力 機動力
スペリオルドラゴン 1000 100 10 10 10
リーオー 8200 70 105 105 105
フェニックスガンダム 12000 120 190 190 190
ELSクアンタ 23000 250 420 400 430

最初から生産可能なリーオーと、最初に配備されているフェニックスガンダム、
そして本作最強クラスのユニットであるELSクアンタのステータスと比較しても分かるように、とても低い。
…そう、『クロスレイズ』ではスペリオルドラゴンはゲーム開始時から作れる量産機にも劣る最弱のユニットなのである。
しかし、これはあくまで初期ステータスの話であって、本作では初期ステータスが低いユニットほど強化ポイントが多く貰えるため、
最高の地形適正に加え、物理攻撃を減少させる「フェイズシフト装甲」や、
ビームに耐性を持つ「ナノラミネートアーマー」の影響を受けない特殊攻撃と相まって、
最終的には最強クラスのユニットに成り得る可能性を秘めているのだ。
原作におけるスペリオルドラゴンの無限のパワーアップを再現した性能と言える。

また、キャラクターとしてのスペリオルドラゴンも登場し、同ユニットに搭乗させると瞳が付く上、
BGMが「大決戦」、そして松本ボイスとファンにはたまらない要素がある。
ただしこちらも初期能力値はオール10と最底辺であり、レベルが99になってもオール110にしかならない(難易度ノーマルの一般兵が100、最大値は999)。
そのため、CAPITAL(お金)を使って能力を上げる必要がある。

全戦闘アニメ集

+ 『ガンダム無双3』ネタバレ
『ガンダム無双3』のストーリーモードにおけるラスボスの騎士ガンダムの正体は語られなかったが、
その超然とした言動は明らかにスペリオルドラゴンであると取れる。

また、オープニングでは終わりなき争いの連鎖を憂い、世界の歪みを根絶するため人々が対話し共感する事を刹那達に説いている。
正邪を併せ持ち、敵勢力の壊滅を以って決着としなかった彼だからこそ説得力がある台詞である。
人類の可能性を信じ、何度も何度もいがみ合う彼らを見守りながら、自分を倒させループを繰り返し続けた彼は、まさしく神と言える。

なぜ人は闘うのか…
始まりは小さな諍いだとしても…
それはやがて世界を覆う獰猛な嵐となる。
この不毛は、いつまでも連鎖するだろう…
何かが変わらない限り!
人類は、その手に何を掴むのか?
この戦いは一筋の可能性を示すためのミッションだ。
人間は、果たして革新を成すのだろうか?
見届ける必要があるだろう。戦う者達の、この物語を…
来るべき戦いの為に!!


そうだ……わかりあった今、我らにも本来、戦う理由はない。
しかし、戦いを終わらせる為に戦う……
これは必要な儀式……決闘だ!
言葉も何も必要ない……!
人は戦いの終わりに敗北を求めている。もしそれが必要とされない時代が来れば……
このような決闘も必要ない。対話が、戦いを事前に回避するだろう。
それを全ての人が行う事は出来ない、今はまだ……
だから新しい時代に伝えていく必要がある、対話し続けるという事を!
その新しく、終わらない戦いに今、君は一歩を踏み出した!

『スーパーロボット大戦BX』ではバーサル騎士ガンダムの武装「騎士スペリオルドラゴン」の演出という形で登場。
ゲーム終盤のジオン族との決戦で騎士ガンダムがネオブラックドラゴンと融合を果たす形で解禁される事となる。
本作では意識の統合はされておらず、騎士スペリオルドラゴン使用時の降臨直前にネオブラックドラゴンとの掛け合いが入る。
また、シナリオ面でも皇帝ワルーサのジャークドリームに捕われた騎士ガンダムを現実へと導くなどの場面がある。
そのため原作とは微妙に設定が異なり「ネオブラックドラゴンと融合したバーサル騎士ガンダムを憑代に降臨している」と推測されている。
必殺技演出はOVA版を再現しているためか、攻撃時の掛け声以外は一言も喋る場面がない。
そして完全再現の結果、スパロボ史上最長クラスの演出時間となった。
配色もOVA準拠なので肩の火龍砲と尻尾が赤ではなく金色になっているというミスまで再現されている。

「ゆくぞ!我が半身よ!」
「望むところよ!我が力、存分に使うがいい!」

なおこの傍らで、ダブルオークアンタがジークジオンに勇者ガンダムと見紛われるという場面も。
追加された設定もしっかり拾うスタッフの熱意は見事。

「伝説の勇者ガンダム…」
「なに?」
「いや、そんなはずもないが…我に宿る魔の魂がうずく…ッ! 貴様を滅ぼせと!」

本来は設定上ジークジオンと勇者ガンダムは別に接点も面識も無いはずだが

『ガンダムトライエイジ』では、「鉄華繚乱3弾」で黄金神スペリオルカイザーがパーフェクトレアで参戦。
必殺技は「黄金神話(ゴールドサーガ)」。カードダス風のポーズ&背景で登場した後、相手に近付き連続攻撃を行い、
最後に相手に突進し宇宙まで運んだ後に貫く。
「OPERATION ACE 05」ではスペリオルドラゴンがパーフェクトレアで参戦。
必殺技は「閃光斬・気合の一撃」。カードダス風のポーズ&背景で登場した後、軌跡を残しながら相手に近付き、相手に袈裟斬りを決める。

『SDガンダムバトルアライアンス』ではDLCとしてプレイアブルで参戦。
ミッションでは騎士ガンダムとして登場し、「ティターンの魔塔」までの歴史が再現されたランタオ島を舞台に主人公達と共闘するが、
世界を歪めたブレイク現象そのものと彼らの介入が関係している事を見抜き、なんと単身でスペリオルドラゴンに変身
ステージボスとして主人公達に立ち向かう。
しかし半身を欠いた身では全力を出し切れず敗北。主人公達の決意を認め、ランタオ島から去っていった。
機体としては格闘タイプで、同タイプでも屈指の性能を誇るユニットとなっている。


MUGENにおけるスペリオルドラゴン

騎士ガンダムも製作した味塩平八郎氏による手描きのものが存在。
アルガス騎士団の4人(剣士ゼータ闘士ダブルゼータ法術士ニュー、騎士アレックス)をストライカーとして召喚可能な他、
騎士ガンダムで好評だった迫力の全画面アニメーションカットイン演出がふんだんに盛り込まれている。
一度見ると2回目からは演出が簡易版になるので繰り返しすぎて見飽きる事もない。
騎士ガンダム同様、玩具のギミック、漫画・アニメの1シーン、ゲームの技など色々な所からアクションを取り入れており、
元ネタが分かるSD世代にはたまらない再現度となっている。
一部、SDガンダムとは関係のない別ゲームなどの要素も加えているが、それもパロディ何でもありのSDガンダムらしいと言える。

地上技が少なく、空中前後ダッシュの速度が非常に速く何回でも可能。
ジャンプ上昇中は無敵、ジャンプも3回まで可能と空中戦に特化した性能になっている。
しかし地上では弱いかというと、剣から炎を噴き上げる立ち強攻撃の攻撃範囲とスキのなさからこれで十分。
昇り超低空ダッシュは相手をすり抜けつつ瞬時に着地するため動作中無敵のジャンプ強攻撃と拘束時間の長いジャンプ中攻撃と合わせて主力となる。
このループはバックダッシュでも可能で、ノックバックがないのでを背にして行うと永久になる。
そのため「スペリオルドラゴンを壁際に追い詰めてハメようと思ったら逆にハメられていた」なんて事も。

攻撃性能は相手に反撃の暇を与えないほどの制圧力はあるが、
下段攻撃が少ないのと、ゲージがないと敵との間合いを大きく離す技が使えないため、一度攻め込まれた際の切り返しの手段に乏しいのが弱点。
上位特殊カラーなどもなく、狂以上のランクの相手には通用しにくい。
騎士ガンダムとは総じて対照的なキャラ性能となっている。

見所はなんといっても「騎士アレックス召喚」。
実質3.5ゲージ消費技だが、その分、相手の位置サーチ・発生が早い・高威力と条件に見合って非常に優秀。文句なしの最強技である。
自分の技が最強技じゃないのかよ
…しかし、コンボ補正がないので低ダループだけやってれば十分強い。ゲージはその合間に制圧力のある法術士ニュー召喚とEXビットに回せばいい。
だがSD世代ならば貴重な団長の雄姿が見たくて狙いたくなる……という意味で実用性があるのにロマン技

AIは搭載されていないがmedesu氏による外部AIが公開されている。
たまに空中前後ダッシュを人間には不可能な速度で繰り返してホバリングするが、バグではない。
空中火竜砲など無敵になる行動を積極的に使い、ビットを設置しながらの低空ダッシュ攻撃ループを軸にしたスキのない猛烈な攻めは圧巻。
並の相手では長く持ちこたえられず、またタッグでは相方のためにゲージを1本残すようになるので騎士アレックス召喚は滅多に見られないだろう。
medesu氏AIの挙動の解説(3:14~)
AIのダウンロードはこちら

+ 技表
必殺技
聖なる歌 a 相手の動きを一瞬止める聖歌。自分を中心に横方向に判定が広がる。3連続発射可能。
邪なる歌 b 相手の動きを一瞬止める呪歌。自分を中心に縦方向に判定が広がる。3連続発射可能。
剣士ゼータ召喚
(ゼータ乱れ彗星)
214+x 「くらえ!ゼータ乱れ彗星!たあああああああああああああ!!」 ゼータの剣が彗星のように飛び交う!
画面の手前から画面中央に向けてゼータが無数の剣弾を放つ。
闘士ダブルゼータ召喚
(ダブル猛襲弾)
214+y 「どおりゃあああああ…ダブル猛襲弾!!」 強烈なパンチで敵は吹っ飛んだ!敵はのびてしまった!
スペドラの背後からダブルゼータが駆け付け、敵に接近すると殴って気絶させる。攻撃を食らうと退場。空中でヒットしても強制的に地上に立たせる。ガード不能
法術士ニュー召喚
(フェーン爆風陣)
214+z 「フェーン爆風陣!ぬおおおおおおおおおおおお…」 灼熱の炎が渦巻く!敵は火だるまになった!
地面に多段ヒットの炎の渦を設置し、追加入力または時間経過で「フェーン爆風臨界爆発」に派生し、相手を空中に浮かせる。
火竜砲 236+a,b,c 肩アーマーの火竜砲から熱線を放つ。
aは正面に、bは下段に放ち地面から跳ね上がるような軌道、cは上段に放ち下に折れ曲がるような軌道。
断空火竜砲
地烈火竜砲
天哭火竜砲
空中で 236+a,b,c aは正面に、bは地上に、cは斜め上に向けて火竜砲から熱線を放つ。
地上版と違い発射直前に無敵時間が発生する。
セイクリッドヘルダイヴァー 空中で236+x,y,z 地上に急降下しつつダブルソードで切り伏せる。ボタンにより急降下の角度と硬直時間が変わる。
ドラゴンビット 22+a,b,c,ab 周囲に攻撃判定を持つ黄金のビットを複数浮遊させ、一定時間後、射出する。ボタンによってビットの数が増減。
EX版は6個同時展開。元ネタはダライアスバーストのダークヘリオス(サイバリオン)。
超必殺技
オーラエフェクトソード 空中で236+xy オーラを纏った両手のダブルソードで周囲を薙ぎ払う(真下には当たらない)。
元ネタはSDXスペリオルドラゴンの初回生産版にのみ付属した同名のパーツとレイディアント・シルバーガンのハイパーソード。
A.R.C
(Avange Ray Circle)
ガード中に236+x 魔法陣の結界によって相手を大きく吹き飛ばす反撃技。2ゲージ消費で喰らい抜けしながら出せる。空中可
騎士アレックス召喚
(アルガス怒りの剣)
623+x 「アルガス怒りの剣!!でやああああああああああ!!」 アレックスの一撃が敵を切り裂く!敵にとどめをさした!
相手の頭上から騎士アレックスが落ちてきて一刀両断する。他の3人を全員召喚するとアイコンが出て使用可能になる。
1度使うとリセットされ発動条件のラウンド引継ぎは不可。2ゲージ消費
閃光斬 236214+x 「閃光斬!!!!」 光がジークジオンを斬る!
突進がヒットすると相手を貫く。これとアルガス騎士団の技はFCの『ナイトガンダム物語2』の同技のカットイン演出を完全再現している。

原作からして自在に時空を超越し、色々な所に介入をはかってきただけに、MUGENストーリーでも面白い役所が出来そうである。
『ガンダム無双3』でやったようにクロスオーバーゲームマスターラスボスのポジションも務められる。
本当に迷惑な神にしてしまうのも一興だろう。SDガンダムは、自由なのだ。

光の騎士(ナイト)たちよ! 我に力を!
光の(ドラゴン)よ、我に極限力(きょくげんパワー)をあたえよ!!


「あの時落ちてきた光が、……昇ってゆく……」
    (あれはきっと騎士ガンダム…)


──星降る時、現われし勇者、ガンダム。
         この世の終焉を問う空の裂け目が、語る者を無くし
           その口を閉じし時、一条の光と共に天に昇る──

出場大会

削除済み

出演ストーリー



*1
こんな不名誉なあだ名も頂戴してしまっているが、
特に好き勝手に行動しがちなSDガンダム外伝の神様の中では献身的かつ働き者の部類に入ると言え、
彼がいなかったらマズかったという局面も多い。
『聖機兵物語』においては主人公の危機を救いつつ合体してパワーアップし、相打ち同然の最終決戦時にはしっかりお互い五体満足のまま分離。
『機甲神伝説』『ナイトガンダム物語』においては最終決戦にて自ら加勢し、
戦いの後、かつて世界を救った4人の勇者達と初代シャッフル騎士団(ナイツ)を結成、
『黄金神話』では命と引き替えに太陽の膨張から世界を救い
(亡骸は悪の力に染められ、その影響でシャッフル騎士団は真の力を発揮出来なくなってしまったが、
 力の源である黄金魂は本編の主役陣に継承済み。さらにシャッフルの称号も継承されパワーアップ)、
『鎧闘神戦記』では復活しつつある覇界神バロックガンへの対策として主役陣のほとんどの誕生までをお膳立てしていたという用意周到さであった。

というか、スダ・ドアカに関わる災いはほぼ全て覇界神バロックガンとマスターガンダムの謀略によるものであり、
スペリオルドラゴンは常にそれを解決する側である。
特にラスボス戦においては『円卓の騎士』編以外は常に最終決戦に参加し、
主人公達と共に戦うという守護神の鑑というべき存在で、迷惑行為を働いた事など一度もないのだが……。
SD戦国伝の迷惑鳥に言い揃えるために「迷惑○」とファンがネタにしただけという向きもある。
でも『黄金神話』で死んだ後の世の混乱っぷりがとんでもなかったからなぁ…

*2
スペリオルドラゴンを演じた松本氏は、後に『機動戦士ガンダム00』でアレハンドロ・コーナーを演じるのだが、
アレハンドロの乗機は金色のMSアルヴァアロン」(と強化パーツを付けたMA「アルヴァトーレ」)だった。
偶然と思われるが、騎士ガンダム世代には因縁めいたものを感じずにはいられない。
金髪の男性の配役が多い事で知られる松本氏だが、ガンダムでは黄金のMSに縁があるようだ。
ちなみに劇中劇の映画ではアルヴァアロンに黄金神スペリオルカイザーの尻尾が付いている。

『SDガンダム アルティメットバトル』では、大方の予想通りアルヴァトーレ・アルヴァアロンがカイザーワイバーンの旧形態として登場している。

*3
現行設定では別の候補が考えられる。
ブリティス王国のキングガンダムの一族は、代々その血に竜の力を宿しているという設定があるため、
「竜の一族の最後の生き残りである黄金の竜騎士」はキングガンダムI世の先祖という可能性もある。
また、黄金神スペリオルカイザー00の前の守護神デュアルカイザーが生み出した、
「龍の一族」の真の姿である聖龍騎士(姿は金ピカ)なんてのも存在するため、
「竜の一族の最後の生き残りである黄金の竜騎士」は龍の一族最後の末裔となり、
雷の一族の開祖となったドラグナージークガンダムの先祖の聖龍騎士…という可能性もある。

*4
メタ的な視点では、海外で放送されていた『1st』『W』『G』を中心にキャラを配置していたため、
ほぼ日本オリジナルキャラに等しいスペリオルドラゴンはそのままのデザインでは使えなかったのでは?と見られているが、詳細は不明。
実際、キャプテンガンダムの出典元である『SDコマンド戦記シリーズ』からは、
Ζが元ネタのガンセイヴァーZと、ΖΖが元ネタのガンパンツァーZZが未登場に終わっている。

*5
実際、『鎧闘神戦記』では、天使ヒイロがスペリオルドラゴンの力が宿った武具・バスターソードの力で変身(ソウルアップ)。
騎士ウイングガンダムから機兵(所謂巨大ロボ兵器)的形態の鎧闘神ウイングとなり、オズワルド軍の野望に立ち向かった。
『SDGF』におけるナイト世界はスダ・ドアカワールドではなく「ソラディオラーマ」なものの、
元ネタの『SDガンダム外伝』を知ると、スペリオルドラゴンの力がいかに巨大なものかが窺い知れる。

*6
ボンボン1998年2~7月号で連載。連載中に発売前のTCG『モビルパワーズ』の特集があり、
時期や「味方も敵もガンダムを召喚する」というストーリーから考えて、『モビルパワーズ』からの派生企画と思われる。
なお、『モビルパワーズ』は基本的にノーマルSDがメインであり、ブースターカードダス「武者スペシャル」は出たものの、
「騎士スペシャル」が出る事は無かった。


最終更新:2023年09月21日 19:28