ウルトラマンエース


1972年に放送された円谷プロの特撮作品『ウルトラマンA(エース)』に登場するヒーローにして、ウルトラ兄弟の5番目の弟。
番組名が『A』、ヒーロー名が「エース」なのでお間違いの無きよう。
頭部の大きな穴(ウルトラホール)が開いた突起が特徴的なデザインのウルトラ戦士。
ウルトラマンと同じシルバー族だが、顔の形は独特でジャックゾフィー
平成ウルトラマンのような白の出っ張った目ではなく、黄色の目をしている。
(以降のシリーズにおける客演では、エース以外のウルトラマンも黄色い目だったこともある)
これらの特徴的なエースのデザインは、担当した鈴木儀雄氏曰く「古代ローマの兵士」をモチーフとしたとのこと。
異次元人ヤプールの地球侵略を阻止するため、ウルトラ兄弟と共に地球に訪れ、
超獣ベロクロンの襲撃で命を落とした 北斗星司 南夕子 一体化、変身能力を授けた

+プロフィール
人間体 北斗星司と南夕子(作品後半や以降の作品での客演は北斗単独)
活動時間 3分間
変身アイテム ウルトラリング
身長 40メートル
体重 4万5千トン
年齢 1万5千歳
飛行速度 マッハ20
走行速度 時速580キロメートル(放映当時は時速1000キロメートル)
水中速度 220ノット
ジャンプ力 900メートル
腕力 14万トンタンカーを持ち上げる
戦力 兵力71000人分、艦船190隻分、航空機750機分、アメリカ第7艦隊以上の戦力を持つ
弱点 地中に潜れないこと(第5話の時点。第28話では克服していた)、水中戦
職業 宇宙警備隊員。地球からの帰還後はアンドロメダ星雲方面の任務を経て支部長になる
趣味 作詩
家族構成 幼少期に両親が死亡し、ウルトラの父とウルトラの母に育てられた。タロウの義理の兄に当たる。

+変身者について
北斗星司 演:高峰圭二
本作の主人公。年齢20歳、7月7日生まれの血液型B型(第25話より)。
物語開始時は広島県福山市のパン屋で、パンの配送車の運転手として働いていた。
ベロクロンの出現に際し、そばにあったタンクローリーで特攻して命を落としたが、
その勇気をウルトラ兄弟に認められて南夕子と共にウルトラマンエースから新たな命を与えられて復活、
変身能力を与えられる。その後、夕子と共に故郷を後にしてTACに入隊しウルトラマンエースとして闘うこととなる。

絵に描いたような熱血漢で、子供の話でも真剣に聞く「優しく強い兄貴」的な人物だが、そのために後述のように
仲間の隊員たちに信じてもらえないことも多々あり、人の心の闇に苦しむことも多かった。
夕子離脱後は一人で変身するようになり、ヤプールと最後まで戦いウルトラマンエースとして地球を後にした。

ウルトラマンメビウス』にも映画、本編共に登場。劇場版『ウルトラマンメビウス&ウルトラ兄弟』ではメビウスに、
本編ではチームGUYSのメンバーにその心を伝え、宇宙人連合やUキラーザウルス、超獣ルナチクスと戦った。
なお劇場版では、神戸でミニホテル兼レストランのオーナーシェフを務めており、明確な設定ではないものの、
福山時代からシェフもしくはパティシエを目指していたのではないかと想像出来る。

南夕子 演:星光子
本作のヒロイン。年齢18歳。北斗と同じ7月7日生まれ。血液型O型(第5話より)。
元は広島県福山市の病院で看護師として勤務していた。北斗同様超獣ベロクロンとの戦いで命を落とし、
ウルトラマンエースへの変身能力を与えられた。北斗と共にTACに入隊しヤプールとの戦いに命を賭ける事になる。
性格は理知的で、常に冷静に物事を考え、北斗のピンチを救ったことが何度もあるほど。
一方では積極性の強い面もあり、星司とのデートでは必ず彼女の方から誘うらしく、
劇中では第5話にてデートシーンが描かれている。意外に大食いでもあり、第19話では特大ラーメンを注文している。

+その正体は…
実は、かつてヤプールの操る超獣ルナチクスに滅ぼされた月星人の末裔で、冥王星に移り住んでいた月星人の中から
ルナチクス打倒の使命を帯びて地球へ送り出されていた(急遽決まった設定らしく 伏線なんてなかった )。
第28話でルナチクスを倒した後は、北斗に後事を任せ仲間の待つ冥王星へと戻っていった。
その後も、本編の後半や『ウルトラマンタロウ』、『ウルトラマンメビウス』に登場している。
なぜか、4回の客演中2回もウルトラの父と一緒に登場している。エースの嫁扱いなのか?

本編開始時は北斗と南の合体変身だったが、
物語中盤で夕子役の星光子氏が降板してしまったため以降は北斗の単独変身となった。
エース変身時の声は納谷悟朗氏が担当している。氏は『仮面ライダー』でショッカー大首領の声を演じており
同時期の他の特撮作品の悪役を主役に据えるという、やや捻ったキャスティングである。
掛け声もウルトラマンを象徴する「シュワッ!」「ジュワッ!」「ヘアッ!」に加え、
「フーン!」「トェアァァ!」「テェアァァ!」といった感じの独特のものが使われる。
近年の作品ではウルトラ兄弟が揃って登場する機会が多くなった故の差別化か、納谷ボイスのみであることが多い。

メインの必殺技はL字を組んで発射する「メタリウム光線」。この技は初めて撃つ前にワンアクションを置いたメイン必殺技である。
エースは体を後方に捻るだけだが、後のウルトラマンは様々なアクションを必殺技を撃つ前に入れるようになった
(無論ダイナのように特に何もしないウルトラマンもいるが)。
しかし何と言ってもエースの代名詞となっているのは切断技のオンパレードだろう。
バキシムの首を刎ねた「ウルトラスラッシュ」、ブロッケンをズタズタに切り裂いた「ウルトラギロチン」、
メトロン星人などを縦一文字に両断し、内臓を散らせた「バーチカルギロチン」、
実体剣でドラゴリーの首を刎ねた「エースブレード」、最後の敵ジャンボキングの首を刎ねた「ギロチンショット」……等々、
そんなにギロチン首チョンパが好きかというほどの切断技フィニッシュが多く、
実際に視聴した人の中では「エース=切断技」のイメージが根強い人も少なくはないと思われる。
とあるゲームではセブンに技を教える事になった際もウルトラギロチンを伝授している。
(まぁ、メタリウム光線辺りを伝授されてもセブンは困るだけだろうが、セブン自身も切断技は持っているのに…)
切断系以外にもカラータイマーから放つタイマーショットやタイマーボルト、額からのパンチレーザー、
腕からもスター光線、ダイヤ光線、ムーン光線、ストレート光線、ドリル光線など、
数えきれないほど大量の光線技を持つ。
さらに兄弟の力を借りれば強力な光弾「スペースQ」を撃つ事も可能とまさに光線技のデパートである。

なお企画時には作品名およびヒーロー名は『ウルトラA(エース)』という名前だったのだが、商標が先に取られていたために変更された経緯がある。
放送開始前の児童誌の記事や『週刊TVガイド』での高峰圭二氏へのインタビュー、内山まもる氏のコミカライズ第1話でも『ウルトラA』の題が使用されており、
この名前で歌ったバージョンの主題歌まで収録されていた(現在も主題歌全集等で確認可能)。
後の雑誌記事では「宇宙警備隊の命令で名前を変えた」という理由付けがなされた。
現在まで続く「ウルトラマン○○」というウルトラ戦士の命名パターンを決定付けた切っ掛けと言えるだろう。
また、何気なく設定されている戦闘能力がこいつと同じである。

+漫画作品におけるエース
漫画作品『ウルトラマン超闘士激伝』ではコメディリリーフとして扱われている。
第1章ではまだ血の気が多いという程度で顕著ではなかったが、
第2章以降は大半がギャグキャラチックに扱われてふざけている姿がデフォルトのようにも思える。
作画担当の栗原仁氏からは特撮のエースを見ると違和感を感じると復刻完全版で書かれるほど、
激伝でのキャラ崩壊が激しいのはエースくらいだろう。
ちなみにその原因は、原作担当の瑳川竜(『ダイの大冒険』の原作や『仮面ライダーW』の脚本も務めた三条陸氏の変名)氏から
「マンやセブン達には絶対にギャグをさせないで下さい」と言われ、
さらに「 エースはギャグをしてもいいですよ 」と言われた為、ギャグ担当になったとか。 何故だ!?

とはいえ、第1章では上記の特徴から「光線技が得意」と紹介されたり、負傷したマンを回復させる為にゼットン相手に時間稼ぎしたり、
メフィラス大魔王への打開策を閃いたり(結局失敗したが最後に闘士セブンへと繋がった)、
第2章では敵に操られた恋人関係だった女性を手にかけてその悲しみを胸にしまいながらも最終決戦に挑んだり、
最終章では最終的に4人の銀河守護闘士の一角だったり(残りは超闘士タロウ闘士グレート闘士セブンと作中でも強者揃い)
……等など、決める時は決める性格でもある。

余談だが、ヤプールが作り出したエースの宿敵であるエースキラーも対エース用ロボットという形で激伝に登場しているが……
強さだけでなく性格までエースに合わせて作られたのか、 エースに引きずられてギャグキャラっぽくなっている
エースとの因縁の対決では偏差で勝ってしまったばっかりに、目的がなくなった事に凹むなど、
本音では因縁云々よりもエースといつまでも戦い続けたかった事が伺える。
結局、周囲や他ならぬエース本人の励ましで立ち直り、以後エースとは喧嘩友達的な関係になった。
そして、この後、わりとあっさり創造主であるヤプールに反旗を翻した。
まあヤプールの刺客に「大昔のオモチャ」と言われてボディを破壊され、頭部だけの姿にされたのだから無理もないのだが。
(これはエースキラー以外の一部の超獣たちも同じであり、たとえばバキシムはこのヤプールの刺客にフルボッコされている)
その後はボディを新しく作りなおされてエースキラーR(リベンジャー)として復活し活躍する。
だが、ヤプールに対して自爆してまた頭部だけになったが
尚この時エースも二度にわたって新ボディの案を出しているが、いずれも 凄まじくダサい 。しかも本人に悪気はないから質が悪い。

漫画『ウルトラマンSTORY 0』では、女性ウルトラマンのルティアという幼馴染がいる。
バルタンに改造された仲間を救い出すために切断技をマスターしたが、
既に改造されていたルティアに不意打ちを食らい、またバルタン基地の自爆によって結局救い出すことはできなかった。
ウルトラホールの設定は原作同様の仲間のエネルギーの収束の他にも剛力や空間制御などの特殊能力も収束できるとなっている。
幼いころにルティア共々ゾフィーに命を救われたことがあり、兄と慕っているが、それ故に偽物に騙されかけたことも。
(しかも偽ゾフィーが怒りのあまり本物と似ても似つかない形相になってからもである)

コミックボンボンで連載された『疾風ウルトラ忍法帳』ではさすらいの風来坊として登場。語尾に「~でやんす。」をつけて喋る
空腹で行き倒れていたところを朧党(おぼろとう)に拾われ、首領のメフィラスからウルトラ忍者達の悪評を聞いたエースは一宿一飯の恩もあって単身でマン達に挑む。
タロウ達の説得で朧党こそが真の悪と知って以降は仲間になり、マンを兄貴と慕う。
忍者ではないため最初は出番が少なかったが、腕の病気で忍者を引退したセブンに代わってマンの相棒的な立ち位置になった。


+異次元人ヤプールとは
『ウルトラマンA』前半期を通して悪役として登場する、いわば本作の黒幕とも呼べる存在。
我々が知覚出来ない異次元に住まう異種知性体であり、ウルトラシリーズでは初めての「番組を通しての悪役」である。
様々な怪獣を合成して怪獣を超える「超獣」を生みだす技術を持ち侵略を企む。
また他の異次元人や宇宙人を自身の軍団に加えており、ウルトラシリーズの侵略者の中でもかなりの組織力を誇る。
戦力もさることながら、なにより陰湿で卑劣、悪魔的と言っても差し支えない存在であり、あの手この手で地球人を脅かした。
宇宙を守る光であるウルトラ一族に対しヤプール人は宇宙を暗黒に染める存在だと名乗ったことも。
人間の負の心を好んでマイナスエネルギーに変え、自らのエネルギー源としているため、
ヤプールを完全に根絶することは不可能とさえ言われている。

その自称は伊達ではなく、しつこい。とにかくしつこい
全てのヤプールが集まった巨大ヤプールがエースの物語中盤で一度撃破されたにも拘らず、
降り注いだ破片が超獣の元になったり、残党が登場したりと間接的にエースを苦しめ続けただけに飽き足らず、
『タロウ』では改造され復活し 頭は悪くなった等と言う設定があるが
『メビウス』では劇場版やTV本編、OVで何度か登場するなど後のシリーズにおいても度々登場し、
地球人とウルトラ一族との戦いを繰り広げている。
元々戦闘向きの種族ではない為、ヤプール人自体の強さは黒幕としては強い部類ではないものの、
多彩な能力の超獣達や、人の心を利用した卑劣で陰湿な作戦など敵に回すとかなり厄介。
微妙に後続シリーズでは扱いが悪い気もするが、ヤプール自体は決して侮ることができない存在なのだ。

+本当です!信じてください!
主人公・北斗星司が所属する防衛チーム「TAC(超獣攻撃隊)」の特徴としてよく挙げられるのが、
歴代でも類をみないほど主人公とギスギスした関係ということである。
ヤプールが引き起こす非科学的な現象と、それに対する北斗の証言はとりあえず疑ってかかるのが基本的な姿勢であり、
北斗はその結果謹慎処分にされてしまうというパターンを何度も見せていた。
本当です!信じてください!はこの際の北斗隊員の魂の叫びとも言うべきものである。
このため「解散MAT」「脱出ZAT」と並び「謹慎TAC」という不名誉な称号をファンには与えられる始末。 全滅よりはマシだが。
特に同僚で現実主義の山中一郎隊員と対立することが多く、
彼の口癖「ぶったるんどる!」が強く印象に残った視聴者も多いことだろう。
もっとも、仕方のない事情があるにせよ、命令無視や 飲酒運転(しかも戦闘機の) など、
組織の人間として問題のある行動を取ることが多い北斗自身にも、なかなか信頼が得られない原因があるのかもしれないが。
とはいえ信用しないのは北斗に限った話ではなく、前述の山中隊員ですら信用されなかった時もある。
そして子供に対しては更に懐疑的であり、「子供は当てにならない」という理由でろくに調査をしないことも多々ある。
こういう場面では大抵、北斗のみが子供の話を信じて様々なアクシデントに見舞われる事が多い。
また一度だけの登場だが捕まっているウルトラ兄弟もろとも敵を吹き飛ばそうと脱出装置の壊れたロケットで
北斗を特攻させようとした
高倉長官も今でも語り草となっている。

誤解のないように言っておくとTACには全く信頼関係が無い訳ではなく、たまにZATのようなアットホームな雰囲気を見せる時や、
隊員の個性を尊重しようという動き、北斗の発言が真実だと分かると謝罪するといった場面も確かに見られる。
山中隊員も決してイヤな人間ではなく、基本的には仲間に優しく面倒見がいい性格であり
北斗が上司から私的な理由で危険な任務を押しつけられた時に「自分が責任をもつから代わろうか」と提案したこともある。
そして上記の高倉長官も特攻命令の直後にTACの総意でつまみ出し
(更にこの時、仮にも上官である高倉長官に対し鉄拳制裁を見舞っている)、北斗に戻ってくるよう呼びかけている。
ただ人間不信のシーンの印象が非常に強く、こういった一面がなかなか記憶に残らないのも事実である。
そこまでギスギスしているわけじゃないんです!本当なんです!信じてください!!

このため、ウルトラシリーズの動画(特にエース関連)では「○○です!信じてください!」というコメントが付き、
それに謹慎を命じるコメントが出るという流れが、建物を破壊した時のコメントとしてよく見かける
バカヤロー!(『ウルトラマンメビウス』のリュウ隊員の台詞)」と並びテンプレとされている。


しかし、このような疑いの眼差しを何度向けられても北斗=ウルトラマンエースは決して挫けることなく、
地球を守るために戦った。そんな彼の思いが最終話の台詞に現れている。

「やさしさを失わないでくれ。
  弱い者をいたわり、互いに助け合い、どこの国の人たちとも、友達になろうとする気持ちを失わないでくれ。
  例え、その気持ちが何百回裏切られようと…それが、私の最後の願いだ」

……『ウルトラマンレオ』での客演時にレオの弟・アストラを疑って兄弟でまとめて処刑しようとしたのは忘れるんだ。 *1

高峰氏はこの台詞に思い入れがあったらしく、長年「自分の声で言いたかった」と思っていた。
その夢は『ウルトラマンメビウス』44話で実現している(この時は「最後の願い」が「変わらぬ願い」に差し替えられている)。

なお、本作のメインライターは『ウルトラセブン』などで活躍した市川森一氏だが、TBS側プロデューサーの橋本洋二氏とは路線面で対立し、
結果、途中降板するばかりか、本作を最後に子供向けドラマから去ってしまった。
最終回は橋本氏の頼みで執筆しているが、件のメッセージについては市川氏曰く「捨て台詞のつもりで書いた」とのこと。

+エースの実力についての余談
スペックの上ではタロウと並ぶ最高速度の飛行能力(マッハ20)や、多数の必殺技など他の兄弟と比べても非常に高いのだが、
実際の戦闘能力の評価は他の兄弟と比較してやや低めにみられている。

主な要因は放映当時における「ウルトラ兄弟」の一番下の弟であり、
他の兄弟の力を借りて勝利する(対アリブンタ&ギロン人、対エースキラー、対ドリームギラスなど)、
一旦敗北してその後ウルトラの父に助けてもらったことで逆転(対ヒッポリト星人)というように
作中を通して未熟な戦士という側面が強調されていたこと、
(その為ウルトラシリーズ内でもカラータイマーが止まった回数が多い)
前の世代のウルトラマンジャックが兄弟の助けを二回しか借りなかった
(しかも最強とされるゾフィーは来なかった)上にブレスレットがチートすぎたこと、
そして次の世代であるタロウがウルトラの父母の実の子供であり非常に優秀な存在ということが強調されていることだろう。

そのため放映当時の雑誌でウルトラ兄弟の強さを比較する企画があった時は、放映中こそ期待のルーキーという要素や
資料でのスペックの高さから高めの評価がされていた(百点満点の93点で、ゾフィーに次ぐ二位)ものの、
次の『ウルトラマンタロウ』放映時にタロウも含めて再び採点した時は83点の下から二番目と大きく下がってしまった。
偏差値に直すと57から45へという急降下である。

ちなみに強さ比べで最強とされているのは両方ともゾフィー、最弱は両方とも初代マンなのだが、
柳田理科雄著『空想科学読本6.5』ではゾフィーについて理不尽に高評価を下しているのに対し(変身しないのに変身比べ1位など)、
初代はゼットンに敗北したことを主な要因として過小評価されまくっていることが突っ込まれている。
こんなところまで捏造・印象操作かよ……採点したのは父らしいけど。
しかし、ゼットンという最強怪獣に敗北したことが原因で減点されまくっている初代は、
  • 科学特捜隊の協力もあったが、ゼットン撃破に成功(映画『甦れ!ウルトラマン』)
  • 素手の一撃でゼットンを倒した(エイプリルフール企画のゾフィーのブログ。本編ではないが)
  • ゾフィーとタロウを倒し、メビウスも一度撤退したのちにチームとの協力でなんとか倒したバードンを単独で撃破(大怪獣バトルの裏設定)
  • セブンはダメージすら与えることができなかった(平成版では以前破壊された部位を集中攻撃して倒したが、アイスラッガーが欠けた)キングジョーの後継機の腕を切断した(大怪獣バトル)
といった具合に、その後の作品で最強クラスの強敵と激突した際にかなりの成果を上げてみせている。
一方、エースはその後客演しても初代に匹敵するほどの活躍の場が与えられておらず、
いまだにエースの評価を大きく上げるような描写はされていないのが現状である
(誤解のないように言うが、活躍しないのではなく他の兄弟の活躍が目立つため印象がやや薄いだけである)。

また、前述通り『ウルトラマン超闘士激伝』では彼だけギャグキャラにすることを許可されたというエピソードや、
2012年はウルトラマンA40周年なのに公式ではウルトラセブン45周年ということの方が強く押されているのも
ある意味彼の扱いというものを物語っているといえる…かもしれない。 だからと言ってセブンを差し置く事が出来るかと言うと恐ろしく微妙だが
一応、エースの名誉のために言っておくが、ウルトラマンA40周年を記念した北斗役の高峰圭二氏のトークショーが行われるなど、
ウルトラマンA40周年である事が忘れられたわけではない。
また『ウルトラファイトビクトリー』ではレオ、アストラと共にメインキャラとして登場しており、
ギンガを助けるためにエースキラーと激闘を繰り広げ(ビクトリーキラーに改名してからはキラートランスに敗北してしまったが)
その後の共闘場面では最年長と言う事もあり、5人のリーダー的ポジションとなっていたり(実際はヒカリのほうがずっと年上だがこの時戦闘に参加していない)、
ギンガとビクトリーに 「ウルトラータッチだ!」 と合体を促したりしている。
(ギンガビクトリーへの合体変身(ウルトラタッチ)は変身アクションも含めてエースのオマージュ)

+エイプリルフール企画
2010年のエイプリルフール企画「円谷ッター」の際には料理長という設定で、当時流行っていた食べるラー油に興味を示していた。
一瓶一人で食べてしまい、結構カロリーが高いので運動しなくてはとかこぼしていたり。
まあ、確かに他の兄弟と比べると太り気味ではあるのだが(初代やセブンと同じ身長なのに体重は1万トンも重い)。

前述の切り裂き技が多いという印象のためか 「春だ!超獣ギロチン祭り」 なんて
彼とせいぜいセブン、もしかしたらウルトラマンぐらいしか参加しそうにない物騒な企画を意気揚々と主催し、 帰りがかりに超獣を切断する などもはや完全に通り魔である。
さらには「超獣爆発しろ!」とか言っている始末。 よもや本編のストレスをここで発散してるのでは……。
ちなみに、『ウルトラマンA』と同時期に日本テレビ系の子供番組『おはよう!こどもショー』内で放送されていた
円谷プロの特撮番組『レッドマン』も、レッドナイフやレッドアローといった武器で怪獣を惨殺していったため、
ファンからは「赤い通り魔」として扱われている。彼のこんな扱いはその影響だろうか?

また、中の人が丁度A世代であるためかティガは彼のファンであり、「今度焼き肉を食べに行こう」と言われとても喜んでいた。

ちなみに、プロフィールにもあるように彼はウルトラマンタロウの義理の兄で、ウルトラの父母の養子のはずなのだが、
何故か父・母・タロウ・ダイナ(居候)という家族の輪の中には入っていなかった。
独立しているのだろうか?


MUGENにおけるウルトラマンエース

ウルトラマン・ザ・ネクストの作者でもあるnamasu氏による手描きキャラが無限ロダで公開されていたが、現在は無限ロダの閉鎖により入手不可能。
「パーチカルギロチン」、「メタリウム光線」、「スペースQ」の三種類の必殺技が用意されている。
這い寄る混沌氏のキャラの記述を元に飛び道具を作っているとのことで、当該部分以外は改変自由とのこと。
AIは未搭載。

この他bakisimu氏が制作したFE風エースが存在する。
対決ウルトラヒーローのドット絵の改変であり記述などはmuu氏のウルトラマンタロウが改変元とのこと。
光線技の得意なエースらしく技の種類が豊富である。
デフォルトでAIが導入されているが強さは今のところ他のウルトラ兄弟に比べると控えめ。
最新版は2015年1月17日に公開されている。

エースのMUGEN入りにより、これにてウルトラ6兄弟が全員MUGENに勢揃いすることとなった。
+エースの格ゲー事情
エースは6兄弟の中では中々格ゲーに参戦する機会を得られなかった。
今までにウルトラマンシリーズを題材にした2D格闘ゲームは5本出ているが、
エースが登場するのはセガサターンで発売された『ウルトラマン 光の巨人伝説』の1本のみ。
そのゲームからスプライトが抜き出されておらず、そうした言わば 素材が無い 状況の中、
手描きで作ったnamasu氏、改変で参戦させたbakisimu氏には脱帽せざるを得ない

頑張れエース! 明日のエースは君だ! 

出場大会

出演ストーリー



*1
だが、この台詞は何度裏切りがあっても人間不信になってはいけないという意味が込められてはいるが、
だからといって裏切り行為を必ずしも許して良いとは一言も言っていない。
というか、正体を偽り子供たちの良心を盾に取るヤプールを北斗自身が射殺しての台詞である。
事実、シリーズ中誰かを裏切って倒されてしまった宇宙人の例が幾つか存在しており、
彼はアストラの裏切りが許せなかったのかもしれない。
更に、(後付け設定だが)過去にも同じウルトラマンであるはずのベリアルが
プラズマスパークのコアを狙ったという前例があった為、
尚の事大事なものを勝手に持ちだすような相手をみすみす生かしてはおけなかったというのもあったとも考えられる。

また、この時は地球と光の国両方が滅びるかもしれないという非常に切羽詰まった状態で、
悠長な事を言っていられる状況ではなかったのも忘れてはならない。
更に夢の無い事を言うと、彼が客演した第38話と第39話はあくまで『レオ』のエピソードであって『A』の続編の回では無く、
この台詞を挟んでしまったらストーリーが中途半端になってしまうという物語の都合もあったのもまた事実である。
まあ結果的に攻撃してるのはアストラに化けたババルウ星人なんだからどっちだっていいんだけどな!



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