愚地独歩



「兄ちゃん」
「空手を舐めンねェい」

『週刊少年チャンピオン』誌にて連載された板垣恵介氏のギャグ漫画『グラップラー刃牙』シリーズの登場人物。
読みは「おろち どっぽ」。 世界最大の勢力を誇る空手道団体『神心会』の総帥であり、
「武神」「人食いオロチ」「虎殺し」「スーパードッポちゃん」「愛妻家の独歩ちゃん」など数々の異名を持つ伝説的空手家。
家族は妻の夏恵、息子(養子)の愚地克巳。他にも神心会の弟子が多数。
TVアニメ(2001版)における声優は麦人氏、OVAでは飯塚昭三氏。両者ともハゲスキンヘッドの悪役を演じているが、独歩ちゃんは(比較的)常識人である。
2018年のTVアニメ『バキ』では菅生隆之氏が担当。なお、『バキ』では麦人氏も地下闘技場主宰の徳川光成役で出演している。「独歩!」と呼んだシーンであんたが独歩だろと思った人は手を挙げてほしい。私もだ

闘士としては一線を退いているものの、鍛錬を怠らず今だ現役の武人である。
+作中での活躍

グラップラー刃牙

地下闘技場編

第一話から登場する最古参キャラである。
かつて酒場で油断していたところを範馬勇次郎により敗北。
再戦では一時圧倒するも本気を出した勇次郎の人知を超えたキャラ補正戦闘力によって右目を奪われ、さらには心臓停止に追い込まれるという惨敗に終わる。
その後はドクター・鎬紅葉のおかげで一命を取り留めた。

最大トーナメント編

最大トーナメント編になってから最初の話にも出演。
自分だけでなく、「俺より強い」と自ら太鼓判を押した養子の愚地克巳もトーナメントに出場させる。
全選手入場コールではトップバッターを務めた。
「虎殺しは生きていた!! 更なる研鑚を積み人間凶器が甦った!!!
武神!! 愚地独歩だァ――――!!! 」

一回戦では普段着でリチャード・フィルス相手に西部劇さながらの殴り合いを展開して勝利。
二回戦では勇次郎が推薦した天内悠の関節技に苦戦したものの、結果的に勝利(最後は勇次郎が乱入し、自らの手で天内を制裁した)。
準々決勝では合気道使いのじーさん、渋川剛気との達人対決に。
殺気を察知して受け流す合気の技で技をことごとくいなされ、反動でダメージを負い続ける独歩だったが、
試合中盤で殺気を一切発さない菩薩の拳」を発動し、渋川に痛恨の一撃を浴びせる。
最後は両者共に徐々に間合いを詰める緊迫した状況の中、愚地が再び菩薩の拳で先に攻撃を喰らわせたが、
渋川にあえて攻撃を受ける事で強引に投げ返され、惜敗した。

バキ

最凶死刑囚編

トーナメント終了後は看板を降ろし(克巳が会長に成り代わって再建されたが)、 失踪
……したのだが、地下闘技場のオーナー、徳川光成からの要請を受け、割とあっさり再登場。
範馬刃牙花山薫烈海王、渋川と共に地下闘技場の代表の一人として死刑囚との戦いに参加。
5人の中では一番早くに死刑囚の一人、ドリアンと戦闘を開始。
即席の火炎放射器を廻し受けで打ち払うが、ドリアンが隠し持っていたアラミド繊維で左手を切り落とされてしまう。
しかし、独歩は怯む事なくドリアンに 切られた方の手で 貫手を喰らわせ、一旦逃走。
知り合いの闇医者の手によって左手を無事縫合された( あまりにキレイに切断したので、簡単な手術でアッサリくっついた らしい)後、
徳川邸に侵入したドリアンを相手に、今度は逆にアラミド繊維を手刀で切断。
「全身を武器にする」空手の精神を捨てて武器を持参した克巳と加藤に、空手と真剣勝負の真髄を説いた。
後に加藤がドリアンに重傷を負わされた事を知るや否や、 神心会総出で ドリアンの追跡を開始。
三度目の勝負ではドリアンの催眠術を喰らうも、独歩の想像が現実のドリアンのそれと同一だった為、本人は幻覚に気付かないままに撃破。
最後に重態の加藤まで呼び寄せてドリアンに襲い掛からせ、ドリアンに敗北宣言をさせた。 「勝負ありッ!」
…が、自宅に帰った際、自宅に待ち伏せていたドリアンの爆撃で顔面に重傷を負ってしまった。
ドリアンはと言うと、烈海王の拳と「敗北を望んでいながら、一度も勝っていない」との言葉を受け、今度こそ真に敗北していた。
締まらない上に美味しいところを持っていかれてしまった独歩ちゃん涙目である。
その後はドイルに道場を爆破された時にも登場、挑発での心理戦を仕掛けた後、一撃で彼を沈めた。

神の子激突編

ボクサーのマホメド・アライJr.と対戦。
初戦では反応不可能な超高速パンチや廻し受けからの打撃を回避する天才的ディフェンスに翻弄され、
最後はカウンターヒットで「地面から蟻が這い上がる」感触を抱きながら敗北。
しかしその後、ジャック・ハンマーや二度目の渋川剛気との対戦に負けてボロボロの状態になったアライJr.の前に現れ、再戦を仕掛ける。
いつも通り言葉巧みに挑発し、アライの拳を額(ベアナックル式の防御法)で、さらに両脚をも粉砕し、その場を立ち去った。
この勝負は相手がボロボロの時に一方的にボコボコにしていたため、ファンの間では賛否両論分かれている。
(不意打ちや騙し討ち、手負いの相手を痛めつける事を自他共に認める独歩本人としては問題ないと思われるが)
その後は刃牙に勝負を挑むも断られてしまった。

範馬刃牙

ピクル編

現代に蘇った1億9000万年前の人類・ピクルと戦いたいと考え、彼の眠る米軍基地へ夜這いを仕掛ける。
その際、独歩はピクルの部屋にある 恐竜の模型に潜み、内側から破壊する という衝撃の登場を果たした。
お前いつからそこにいたんだ。 壁を蹴破って侵入した 克巳、 小さな水槽に潜り続けていた ジャックも大概だが
勇次郎の気配を感じて他に夜這いに来ていたメンバーと共に一度撤退した後もピクルに勝負を挑もうとしていたが、克巳の不意打ちにより失神。
その後はこれまでにない真剣な態度を見せ、自身を「喉への一撃」で倒してピクルに挑みに行った克巳に将来性を感じている。

地上最強の親子喧嘩編

若い頃は後楽園地下時代の闘技場で最強を欲しいままにしていた事が明らかになっている。
神心会総帥の座を正式に克巳に譲り、現在は 抑えきれない殺傷本能を発散するため
街を徘徊してはトラブルを起こし、喧嘩するというタチが悪いにも程がある悠々自適な隠居生活を送っている。

刃牙と勇次郎の親子喧嘩の際は解説役も務めた。

刃牙道

他の格闘家達と同様に新たな強敵の出現を予感しており、いい年して極寒の滝行に勤しむも、
「地上最強の親子喧嘩」を見た独歩からすれば退屈を感じられずにはいられなかった。
その後、現代のクローン技術で蘇った宮本武蔵の存在を知り、徳川邸に乗り込んで対峙。
最大トーナメント編で独歩を驚かせた克巳の「ビール瓶抉り」演武を披露し、さらなる研鑽の結果を見せたが、
武蔵からは「『武』ではなく『舞』」と評され、激昂(後に「あれは挑発で実際は見事な武」である事が武蔵本人の口から語られている)。
最初は武蔵の発する気「イメージ斬り」をいなしていくが、二刀流にイメージを変えられた事で調子が乱れ、顔面突きで敗北。
二度目は帯刀した状態の武蔵相手に飛び蹴りで襲い掛かり、頬に傷付ける事はできたものの、
武蔵の日本刀により縦に一刀両断…されたかに見えたが、実際は斬れぬよう手加減した一撃を受けただけで死ぬ事なく再敗北を喫した。

上記の通り、合気道使いの渋川に僅差で負けたり、死刑囚の一人・ドリアンに左手を切り落とされたり、
ボクサーのアライJr.にボコられたけど相手がボロボロの時にボコボコに仕返したり、
原始人ピクルに勝負を挑もうとしたら息子に不意打ちで倒されて先を越されたり、
宮本武蔵に完敗したりと戦績はあまり芳しくない。
しかしながら、その愚直なまでに研鑽を重ねた空手は主人公の刃牙や勇次郎を初めとした多くの人物に評価されており、
「空手の美学」を命懸けで貫くその姿勢からファンからの人気は高い。
……独歩ちゃんが弱いんじゃない、周りが“化け”過ぎるだけなんだ……。

禿頭の強面、序盤以降は眼帯が加わり、さらに『バキ』からは無精髭(後に剃った)と顔に無数の火傷跡も加わるというおっかない外見だが、
豪放磊落な人柄にお茶目でひょうきんな一面もある意外に親しみやすい性格をしている。
妻の夏恵の前では強がりを言ったりこんな外見なのに甘い言葉で愛を語るなど、
一癖も二癖もある登場人物の中ではかなりマトモな良識人である。
渋川に負けたショックで 行方不明 になったり 神心会総出で死刑囚狩り したり、
瀕死の相手に リベンジして 相手の両手足を粉砕 したり、
殺傷本能を発散する ために 街を徘徊して喧嘩しまくったり してるけど 良識人
他の登場人物が皆アレだから比較してマシなだけってのは内緒です。
『範馬刃牙』の「地上最強の親子喧嘩編」では、通り魔から子供を救ったりしたりする分やはり良識人なのだろう。
ただ通り魔の甲状腺軟骨と肋骨を引きちぎり恥骨を粉砕したけどな!

モデルは極真会館総裁「大山倍達」や拳道会総師「中村日出夫」ら実在の格闘家複数人。
なお、刃牙世界には独歩とは別にちゃんと大山倍達も存在しているらしい。
……刃牙補正のかかった大山倍達ってそれ勇次郎も倒せるんじゃないの?
なお、塩田剛三、モハメド・アリなどをモデルにしたキャラクターも存在するが、
大山倍達と同じく、塩田剛三もアリもバキシリーズにモデルになったキャラとは別に存在する。


また、戦後間もない頃の日本を舞台にしたスピンオフ作品『バキ外伝 拳刃』では主人公を務めている。
虎を飢えた状態で倒すため一か月無人島で生活したり、全盲の空手家を秘孔を突いて
視力を与えた隙に攻撃するなど若い頃からムチャクチャをやっている。


MUGENにおける愚地独歩


花山薫、範馬勇次郎と刃牙キャラを続々MUGEN界に送り出しているtokage氏によって作成された。
キャラ紹介動画
14:24~ 性能解説は25:50~
ドット絵KOFXIIIタクマ・サカザキを改変したですからー氏による松尾象山をさらに改変した物。
非左右対象な部分については格ゲーでは基本的に2P側(左向き)で位置が正しくなるように設定されているが、
上の画像を見れば分かる通りtokage氏の独歩は1P側で眼帯の位置が正しくなる。おかげでデフォで死に装束を着ていることになっているが
ぶっちゃけXIIIのタクマは芋屋が いつもの病気によって はっちゃけた結果、象山か独歩にしか見えなくなった上に、
tokage氏の見事な改変によって驚くほど違和感が無く仕上がっている。
原作再現と言うべきか、花山や勇次郎ほどの爆発力は無いものの、コマンド投げの「六波返し」や
上段攻撃+飛び道具を取れる万能当身「回し受け」、威力は低めだがガード不能で発生の早い「菩薩の拳」といった
崩しの手段が豊富であり、独歩らしい老練な戦い方をきちんと再現している。
デフォルトでAIも搭載されており、これからの活躍に期待したいキャラとなっている。
ちなみにボイスはアニメ版の麦人氏の物が使用されている。

また、誠治氏による外部AIも公開されている。


kakeyぷらい氏による狂化改変キャラ「人食い愚地独歩」も公開されている。
攻撃力や技性能強化、無敵増加といった基本的な強化に加え勇次郎同様当身に強くなり、3ゲージ即死2つ追加、ブロッキング追加などが施されている。
カラー差もあり、7Pから11Pがコンボ補正削除、ライフ・防御無視の割合ダメージ化、被ダメージ半減&根性値強化、ゲジマシ付与の人食いカラー、
12Pは上記に加えてほぼ初撃以外無効レベルのコンボ耐性が付き、
被弾時10F無敵、菩薩の拳以外のゲージ技即死化、一部技にゲージ消去付与などが付く武神カラーとなっている。
また設定で無敵強化やブロッキングの頻度・性能も変更でき、ブロ性能5+頻度MAXだと投げようが当身しようがブロッキングで無効にしてくる。
ブロッキング時のライフやゲージの回復量も設定可能。
数値をマイナスにすると減少するのを逆に利用し上記設定と組み合わせてアクションゲームボスの如く被弾回数制にも出来る。

「空手家が空手使って
              どこがワルいンでェ……」

出場大会