タブンネ



           

「タブンネ~」

 分類:ヒヤリングポケモン
 タイプ:ノーマル
 高さ:1.1m
 重さ:31.0kg
 特性:いやしのこころ(ダブルバトル・トリプルバトル限定で、自分以外の味方の状態異常を治すことがある)
              さいせいりょく(交代した時、HPを1/3回復する)
              ぶきよう(持っているアイテムを使えなくなる/ポケモンドリームワールド限定特性(未解禁))

ブラック
みみの しょっかくで あいてに ふれると しんぞうの おとで たいちょうや きもちが わかるのだ。

ホワイト
けたはずれの ちょうりょくを もつ。かすかなおとで まわりの ようすを レーダーのように キャッチする。

+ 担当声優
林原めぐみ
『ベストウイッシュ』
福圓美里
『ベストウイッシュ』

林原氏は同アニメシリーズの準レギュラー・ムサシも務めている。
余談だが、ムサシはロケット団に入団する前は看護師を目指していた過去があり、さらに林原氏も実際に看護師の資格を所持している。

任天堂の育成RPG『ポケットモンスター』に登場するポケモンの一匹。初出は第5世代(『ブラック・ホワイト』(BW))。
ピンクと肌色を基調とする体を持ったかわいらしいポケモン。
大きく特徴的な耳を持ち、桁外れの聴力を備える。かすかな音で周囲の様子をレーダーのようにキャッチするという。
耳の触角で相手に触れると、心臓の音で体調や気持ちも分かる。
ちなみに海外名は「Audino」。


原作中の性能

HP:103
攻撃:60
防御:86
特攻:60
特防:86
素早さ:50

ダブル・トリプルバトル用の技を多く覚えるサポート役。
「いやしのはどう」による体力回復や、特性を強制的にに変える「なかまづくり」「シンプルビーム」などはサポート技として重宝する。
反面、攻撃技の火力は皆無であると言わざるを得ず、高威力で機能するのは反動も大きい「すてみタックル」ぐらいしかない。
わざマシン等をうまく使わないと戦わせるのは少々無理がある性能。多分ね
生かすとしたらダブルバトルにて特性:いやしのこころによる状態異常回復、いやしのはどうによるHP回復や、
シンプルビームを使い、味方の特性を「たんじゅん:能力変動の幅が2倍になる」に変える事で、
かげぶんしんやのろい等の積み技の効果を倍加させたり、マイナス特性が足を引っ張るポケモンの特性を打ち消し、
1ターンおきにしか働かないケッキングや5ターン目まで本気が出せないレジギガス、HPが減ると攻撃力がガタ落ちするアーケオスのサポートに向いている。
多分ね
標準以上の耐久力と特性のさいせいりょくをフルに活かせると非常に長持ちするため、使い回せるサポート役としてシングルでもお呼びがかかる事がある。
多分ね

+ これだけだと普通のサポート向けポケモンだが……
イッシュ地方のあちこちの草むらに生息しているのだが、揺れている草むらでのみ遭遇でき、
倒すと大量の経験値が一度に手に入るのである。
この為、レベルアップの為に数多のプレイヤーによって、出てきては狩られ、出てきては狩られ、を繰り返す悲しい運命にあるのである。
NPCの会話でも「たっくさん 経験値が もらえるの! なんだか 優しい ポケモンよね!」と言われ、
公式の攻略本でも「タブンネを倒して経験値をたくさん手に入れよう」と書かれる始末。正に公式サンドバッグ

高レベルの個体になると「いやしのはどう」でこちらを回復してくれる事すらあり、狩りまくる事に罪悪感を感じる事もある人もいれば、
体力が減っている時に限ってタイプ一致の「とっしん」「すてみタックル」をぶちかましてくるので、
逆に憎たらしいと経験値は二の次で進んで狩るような人もいる。
特に、クリア後にライモンドームで戦えるドクターとナースの繰り出すものはレベル65とかなり高い。
トレーナーのポケモンなので経験値も更に高く、本作の「レベルに差があると貰える経験値が増える」という仕様、
経験値が多く貰えるようになる持ち物の「しあわせタマゴ」がストーリー攻略で貰えるようになる、デルパワー「けいけんち+++」を使用する事により、
卵から生まれたばかりのLv1のポケモンに対して、「タブンネと対面→即交代→別のポケモンの大爆発などで相撃ち」とすれば、
Lv1のポケモンが一気にLv43~48までレベルアップする
通称は前作に倣って「タブンネボム」。数字にすると全条件が噛み合った場合、178632ポイントというとんでもない経験値が貰える。
前作にあった「ギャラボム」でさえ、同条件でも経験値はタブンネボムの約1/10程度だったと考えれば恐ろしい効率である。
加えて貰える努力値が「HP努力値+2」であり、
道具の補正をかけなければ1回までなら努力値を振り分けるにあたって影響の出ない数値をギリギリ満たしており、
それらを下げる道具が無かった『BW』初期の育成環境でも、育成に関係ない努力値が入ってしまう心配がなかったのも大きい
(「ギャラボム」は複数のギャラドスを倒す関係で大量の「攻撃」の努力値が入ってしまう)。
再戦の条件は日付が変わる事なので、ワープゾーン前でリセットして選べば毎日一回戦う事が出来る。

生まれたばかりのポケモンはもちろん、努力値の調整をし終わった後のポケモンであっても、
対戦での上限であるLv50までの仕上げのレベルアップをさせる事が出来るため、経験値タンクとしては子供から廃人まで大人気である。
野生のものならジャイアントホール(Lv50~55)でやるのが良いが、オレンのみ(orオボンのみ)を高い確率で所持しているため、
攻撃が低すぎると粘られて苦戦する事もある。ゴーストタイプだと完封出来るのは内緒
また、揺れる草むらではマンムーやメタグロス、エモンガと言ったポケモンが出てくるため注意が必要である。
余談だが『BW』では、「HP努力値+3」「部屋を出たら即復活」「レベルの割に経験値が高い」
等の理由で狩られ続けているビクティニとはよくセットで話題に上がりやすい。
ちなみに、ビクティニ狩りはビクティニのいる部屋の配置等から、「ビクティニ道場」と呼ばれている。
結局『BW2』では道場主はいなくなってしまった。仕方ないね。

続編の『BW2』でも同じく経験値役であるが、ライモンドームで出現するタブンネがラッキーに変更されており、
高レベルタブンネが出現する場所は別のポケモンも揺れる草むらから出現しやすくなっている等前作より待遇はマシになっている…と思いきや、
  • 新モード:フェスミッションで「タブンネを探せ」というタブンネ狩り専用イベントが開催出来る(一定数を捕獲or倒す事でクリア)。
  • 同じく本作で追加された「メダルラリー」(条件を満たす事でもらえるメダル。コンシューマゲームにおける「実績」や「トロフィー」みたいなもの)に、
    EXPミリオネアというのがあり、取得条件は1日で経験値100万を稼ぐ事。
    四天王などもあるが、手っ取り早いのは高レベルのタブンネを低レベルのポケモンでひたすら狩るのみである。
  • 条件を満たしても一度に貰える経験値が100000までとなり(これでもLv40位までは最低でも上がる)、
    一部の高レベル進化ポケモンの育成に手間がかかるようになったため、『BW』でタブンネボムをした方が楽と言えば楽。
  • 本作のDSの時間・本体変更ペナルティが重く、
    その関係でライモンドーム乱数調整
    (特定の時間に起動しておしゃべりを録音したペラップを鳴かす事により、経験値ボムや有用アイテムが貰えるトレーナーを引き当てる方法)
    が使いづらいため、経験値や一部のアイテム稼ぎは『BW』でやった方が良い。
などなど、別の方面で待遇は相変わらずという感じである。

第6世代『X・Y』では、野生のタブンネは出現場所が6番道路の並木道のみと極端に狭くなっており、
しかも出現率も非常に低く、経験値稼ぎには全く使えなくなっている。
…これはイッシュ地方でタブンネを狩り続けてきたプレイヤーへの戒めと言う事なのだろうか。
なので本作のタブンネ狩りは、金づる金稼ぎ兼レベル上げ施設のバトルシャトー(ランクを上げるとタブンネのみを使うトレーナーが出るようになる)か、
クリア後にいけるフレンドサファリ(フレンドコードを交換した相手によってはタブンネが出るようになる)で行う事になる。
今回も貰える経験値は全ポケモン中トップであるが、「レベルに差があると貰える経験値が増える」という仕様が削除されたため、
レベル1のポケモンを場に出しても5~6桁の経験値は得られなくなっている。

+ 嫌な事件だったね……
原作でこんな扱いを受けているため、当然の如く虐待を好む人達(蔑称「虐待おじさん虐厨」)に目を付けられ、
タブンネを虐待するイラストやSSが散見される様になってしまった。
pixivにおいても「虐待アイドルタブンネちゃん」というタグが機能している時点でお察しください。
趣味は人それぞれだが、苦手な人がいる事も留意する様に。

しかし、全国6か所にある「ポケモンセンター」でもシンボルとして扱われていたり、
自分の誕生日の日にポケモンセンターに行けば、バースデーリボンの付いた特別なタブンネが貰えたり、グッズが発売されている。
ポケギアのスキンにはタブンネが単体で出ているバージョンがあったりと、何だかんだで公式からは愛されていると思われる。
その愛情が歪んでいるかどうかは置いといて

+ アニメでの扱い
アニメ『ポケットモンスターベストウイッシュ』では、
それまでのラッキーに代わり、デザインを一新したジョーイさんと共にポケモンセンターで働くポケモンとして登場。
いやしのはどうを使って群れから離れたフシデ達を落ち着かせ、自分達を誘拐したロケット団を多彩な技で撃退したりと活躍の幅は広い。
皆が信頼するジョーイさんの仕事を「タブンネ~」の一言で台無しにしてしまう役割もあったり。前任のラッキーも似たような発言をしていたが
例:
ジョーイさん「あなたのポケモンはみんな、元気になりましたよ」
タブンネ「(にこやかな笑顔で)タブンネ~」
他にも、同じく『BW』で初登場したダゲキがタブンネのコスプレをしていたり、アフロヘアーを着けていたりと、
ネタ方面でも活躍(?)している。

+ 『ORAS』では






        
ニンテンドー3DSでの『ルビー・サファイア』のリメイクである『オメガルビー・アルファサファイア』では、なんとメガシンカ枠を獲得。
イッシュ地方出身ポケモンではいち早くメガシンカの存在が発表された。
『X・Y』で獲得出来なかったフェアリータイプが付属し、特性は「いやしのこころ」に固定。防御・特防に長けた能力値に変化する。
耐久サポートと言う役割がはかどる事になるのだが、メガシンカしてまで登用する意義があるのかは今の所不明
稼ぎとしての役目は、他のプレイヤーの手持ち3体と1日1回戦える「秘密基地」により経験値の高いハピナスに取って代わられた。


MUGENにおけるタブンネ

全自動氏による手描きのタブンネが公開されている。
正面へのダッシュが出来ないが、技の数が多彩で近距離から遠距離まで幅広く戦える。
自分だけでなくタッグ時の味方の体力を回復する技も持つので、味方のサポートも行える。
まさに、オールマイティなキャラクターと言えよう。多分ね。
コンボも簡単に出来るので慣れれば思い通りに操作する事が出来るようになるだろう。多分ね。
攻撃力は最初は低めだが、挑発の「ふるいたてる」により最大6段階まで強化出来る。
ただ、技の中には自分自身も反動でダメージを受けてしまうものがある点に注意(ただし反動で自分が倒れる事は無い)。

出だしの一瞬で全身が大きな攻撃判定に包まれるので切り返しや対空に使える「ワイルドボルト」と、
画面端まで届き威力もそこそこの飛び道具「だいもんじ」。
この2つの必殺技ゲージを0.5消費するもののタブンネの技の中でもかなり優秀である。
さらにこれらの技は「弱>中>強>すてみタックル>弱>ワイルドボルト」など、コンボに入れる事が可能。
どちらも相手をダウンさせる効果があるのでダウンした隙に「ふるいたてる」を使って火力アップを図りたい。

最大の特徴は、バトル開始時に「もちもの」を選べる事。
もちものの選び方によって、戦い方も性能も大きく変わってくるので、重要な選択になる。
「なし」にする事も可能だが、キャラの性能だけで使う場合以外はメリットが無いので、何かしらのアイテムは持たせたい。
なお、消費アイテムはラウンドごとに補充する。

+ アイテム一覧
オボンのみ
体力が半分以下の状態でダウンした時、体力が2割回復する。
ヒメリのみ
体力が半分以下の状態でダウンした時、ゲージが一つ分増える。
リュガのみ
体力が4分の1以下の状態でダウンした時、防御力が上がる。
防御力を上げる「ひかりのかべ」「リフレクター」とも重複する。
きあいのハチマキ
体力が0になるダメージを受けた時、一度だけこらえる。
正確には「倒された時にライフ1の状態で復活する」で、人修羅の食いしばりなどに近い。
必ず効果を発揮するのは「きあいのタスキ」のはずだが…
こだわりメガネ
必殺技・超必殺の威力、回復量が1.5倍に上がるが、
1ラウンド中に最初に出した必殺技・超必殺技一つずつしか使えなくなる。
(例:とっしんとチャージビームを出した場合、その二つと通常技しかラウンド中に使えない)
ひかりのねんど
防御力を上げる「ひかりのかべ」「リフレクター」の持続時間が長くなる。
かいがらのすず
相手に攻撃を当てた時、HPが少し回復する。
たべのこし
HPが常時回復するようになる。しかし、戦闘中で最も低かった時のHPから200足した所までしか回復出来ない。
例:300までHPが減った場合、500まで回復する。

ちなみに、このタブンネはトウコ(『BWで』男主人公を選んだ場合に、ゲーム中で登場する女主人公の名前)のポケモンという設定のようで、
超必殺技使用時には彼女のカットインが入る。

デフォルトのAIは搭載されてない。
mugenファイルアップローダに作者不明のAIが上げられていたが、アップローダー運営業者廃業により現在入手不可。

また、更新で動画での使用に条件が追加された。
以下の要素を含む動画では使用禁止である。
  • 虐待&フルボッコ要素(例:AI無しvsAIあり・狂ランク以上とされるキャラクターとの対戦・サンドバッグ目的での対戦)
  • それを楽しむようにコメントを誘導する内容
(readmeより抜粋)
「これらの要素を含んでいる動画は投稿時期に関係なく削除してください」との事。
ルールを守って楽しく遊べるようにしよう。

出場大会

凍結


最終更新:2022年12月05日 23:14