モニターサイボーグ




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1994年に公開されたアニメ映画『ストリートファイターII MOVIE』に登場するシャドルー製の量産型サイボーグ。
(タイトルがややこしいが、ハリウッドの実写映画とは全くの別物)
翌年発売のアドベンチャーゲーム『ストリートファイターII ムービー』ではなんと 主人公 になっている。
ゲーム中の格闘パートでの名前表記は単にCyborg

プロフィール

シャドルーが開発した、成人男性を模した量産型二足歩行ロボット。
優れた格闘能力を持つ素体を見つけるためのスパイロボットであり、映像から能力を分析する能力を持つ。
世界中の色々な場所に潜り込み、シャドルー本部に映像やデータを送信している。

ゲームに登場するものは、さらに戦闘能力を身に付けさせた新型のバトルサイボーグ(ハイパーが付く人とは関係ない)で、
最終的に伝説の格闘家リュウを倒すのが目的。

シャドルーが開発した量産型兵器であることや、技をコピーするという共通点から、
『月刊アルカディア』No.135では『ストIV』のセスの元ネタではないかと言われていた。
GUILTY GEAR』シリーズのロボカイファクトリーモードのロボカイMk-IIとも似ている。

その後、「シャドルー格闘家研究所」で設定が追加された。


    身長:215cm
    体重:200kg
    血液型:無し
    製造年月日:不明
    出身国:シャドルー
    好きな物:情報収集
    嫌いな物:水

また、モニターサイボーグのページでは「我々の持つ技術力の結晶!」とか「ハイテク」とか言われる反面、
「すっかりシャドルー兵であることを忘れていました」とか言われたり「(シャドルー研究員の)深夜残業と休日出勤から生まれた」とか言われたりしている。

ゲーム版におけるモニターサイボーグ

『ストIIムービー』は、アニメ映画を元にした、サイボーグを育てる育成シミュレーションのようなゲーム。
ただし、格闘パートのみ『スパIIX』形式で実際に格ゲーで戦える。

ゲームの流れは、サイボーグが各地に派遣され、映像(アニメ映画の一部)から「サーチ」を行なって能力を得るというもの。
サイボーグには必殺技・守備・スピード・投げ技・パンチ・キックという6つのステータスが設定されており、
ゲーム中にサーチを行うことでこれらの能力を向上させていく。
例えば、パンチを繰り出しているシーンで拳にカーソルを合わせてサーチするとパンチの能力が上がる、など。
ただし、1ステージ中でサーチできる回数には上限があり、残り回数が0になるとそのステージ内ではそれ以上記録できなくなる。
当然「サーチ失敗」することもあり、タイミングがシビアな箇所も多いため、思ったように能力を上げられないことも多い。
当時のCM
実際のプレイはこんな感じ

+ エンディングネタバレ
格闘家のデータを吸収して能力を高めていき、ストーリーモードのクライマックスでは、
ベガと戦う前のリュウと対戦することになる(1ラウンド勝負)。
マルチエンディングになっており、ここでリュウに負けた場合は映画同様の終わり方だが、
勝利するとなんと バルログに代わって四天王に昇進する

また、リュウにパーフェクト勝ちをした場合隠しエンディングに分岐する。
モニターサイボーグがリュウの更なる解析を試み、結果過去のデータに辿り着く。
リュウの在り様、信念、そして戦う理由。その全てを知ったサイボーグがとった行動は──
…ここから先は自分の目で確かめて欲しい。

格闘ゲームパートにおける性能

原作の格闘ゲームパートでは、洗脳したケンの能力をそのままコピーしたものになっており、
技構成は『スパIIX』のケンそのままとなっている。残念ながらサーチしまくってもケン以外の技は使えない。
さらにサーチ無しの初期状態では非常に弱く、攻撃力・防御力・スピードどれもが低いダメキャラ。
ストーリーモードで能力を吸収しまくらないとまともに戦えない性能となっている。
このため、サーチが不十分だとラスボスのリュウに勝つのは非常に難しい
(上記のエンディングの分岐条件からすると、むしろ負ける展開の方をメインとして想定しているのかもしれない)。

対戦モード「模擬戦モード」では、育てたサイボーグを使って格ゲーで戦うことができる。
CPUリュウのホログラムと戦うモードと、サイボーグ同士の対人戦を行うモードが存在。
サイボーグの育成データは20桁のパスワードかメモリーカードから読み込む。
…しかし、対戦するためにいちいちDISC2への入れ替えを強いられ、さらに サイボーグだけしか使えない ため、
対戦ツールとしてはあまりオススメできない。ゲームのメインは映画なのでこちらはあくまでもオマケ要素か。


MUGENにおけるモニターサイボーグ

ややマイナーなキャラではあるが、複数確認されている。

+ Zion氏製作 アレンジ仕様
  • Zion氏製作 アレンジ仕様
原作のドットを使用したキャラだが、技構成はケンそのままではなく大幅にアレンジされている。
名前表記は原作準拠で「Cyborg」。
氏のホームページで公開されていたが、現在はトップページからリンクが消えてしまっている。
が、あくまでもリンクが消えているだけで、公開ページの「CHARACTERmain」自体は健在なので入手は可能である。

必殺技は、波動拳昇龍拳竜巻旋風脚はそのままだが、ケン独自の蹴り系必殺技と空中竜巻は削除。
代わりに、サガットのタイガークラッシュのような「MTMknee」が追加されている。
スーパーコンボゲージは3ゲージになり、スパコンは元の昇龍裂破「Super Shoryuken」(ただしLV3仕様)に加え、
真空波動拳のような「Super Hadouken」、タイガーレイドのような空中技「Super Hurricane Kick」、
さらに2ゲージ技でタイガージェノサイドのような「Ultra Hurricane kick」と春麗の「Kikoushou」が追加されている。

AIは残念ながら未搭載な模様。
AI起動用のコマンドは並べられているのだが、AIの記述は無い。将来搭載予定という感じである。

+ Kamekaze氏製作 ShotoBorg Mk. II
  • Kamekaze氏製作 ShotoBorg Mk. II
上記Zion氏のサイボーグの改変キャラ。MUGEN1.0以降専用。
こちらは『ストIII』のようなスーパーアーツセレクトを実装。真空波動拳、昇龍裂破、百鬼豪墜から選択する。
百鬼豪墜は空中から地上の相手も掴めるコマンド投げになっており、百鬼襲からの派生ではなく単独で使用できる。
最大ゲージが1本しか無い代わりに、『スト2X』級の高性能・高火力のスーパーコンボを1ゲージで出せるのは脅威的。
この他、どの超必殺技を選択しても瞬獄殺を使用可能……と思ったら漢道だった。しかも相手をKOできなかったら本当に自分が死ぬ。
技名は「Self Destructu Satsu」。日本語訳すれば「自爆殺」か。
ボスモードも用意されており、斬空波動拳を使えるようになる。

なお、百鬼豪墜を選択した時に本来使用不可能な真空波動拳コマンドを地上で入力すると即座に空中から着地に移行するモーションになってしまう、
トレーニングモードで漢道を決めると本来自殺するのに死ねないので挙動がおかしくなる、というバグが存在するので注意。

AIもデフォルトで搭載されており、強ランクあたりの強さを持っている。
シンプルな波動昇龍に徹する姿勢はスト2Xのリュウ・ケンを彷彿とさせる。
また突然踏み込んでの通常投げや、跳び蹴りをガードさせてから躊躇せず投げハメを繰り出す非情の行為はまさにスト2当時の記憶を思い起こさせる。
ニコニコではMUGEN祭 大盛りシングルトーナメントへの出場が確認されている。

+ Basara-kun氏製作 原作+アレンジ仕様
  • Basara-kun氏制作 原作再現+アレンジ仕様
名前表記はこちらも「Cyborg」。 WINMUGENとMUGEN1.0でdefファイルが分けられている。
性能や技構成は原作に近いが、スパコンが「真空波動拳」など4つ追加され、
『ストII』のケン(厳密にはリュウと兼用)のボイスも追加されている。
AIは未搭載。

カラーによってボイスが変化するのが特徴で、
1~3Pはややロボットじみた声、4~6Pは通常のボイス+電子音、
7~9Pは1~3Pとは別のロボットじみた声(Readmeには「Alien」とある)、
10~12Pは通常のボイスを逆再生と言った具合。
さらにACTファイルの名前が「akuma」「bishamon」「megaman」など様々なキャラの名前になっている。

+ MASA@DAS氏製作 原作再現仕様
  • MASA@DAS氏製作 原作再現仕様
MUGEN1.1専用。
2017年2月のJ:COMのWebSpace終了によるサイト消滅により、現在はマムル氏によって代理公開されている。
名前表記は「ssf2xcyborg」。 Enscripture氏による原作のスプライトシートを使用している。
性能は概ね原作再現(厳密にはスパIIXのケンと同じ)で、氏ならではのこだわりが遺憾なく発揮されている。
初期状態では最弱の状態からスタートするが、原作のサーチを試合中に行うことで各能力を上げていく。

試合中にSTARTボタンを押すとスキャンモードに突入。
カーソルを相手に合わせてSTARTボタンを押すとスキャン完了となり、相手の行動に合わせて各能力が上昇する。
相手が通常攻撃の場合うで技(パンチ攻撃とパンチ投げの威力上昇)かあし技(キック攻撃とキック投げの威力上昇)のスキャンが、
必殺、超必殺技の場合ひっさつ技(必殺技とスーパーコンボの威力上昇)のスキャンが、
移動中の場合すばやさ(前進と後退の歩行速度上昇)のスキャンが完了する。
相手が何もしていない場合はスキャン失敗となる。
スキャンは1試合で20回の制限があり、それ以上はスキャンが出来ないので注意。
とはいえ普通に戦えるまで4項目全てを強化(各2~3回)しても余裕はあるので、よほど失敗しない限り上限に達する心配は無い。
AIもデフォルトで搭載されている。

出場大会

凍結


最終更新:2023年07月17日 00:27