死兆星

「輔星…北斗七星の横に寄り添うように光る星、またの名を死兆星

 この星が見える者はその年の内に死が訪れると言うが…

 あの星をこうして見つめる時がこようとは…」


原作での死兆星

漫画『北斗の拳』において死期が近づいた者、敗北する運命にある者のみに見える凶星。
マミヤレイラオウトキなど多くの主要人物の頭上に輝いた、 「死亡フラグ」の大御所。
北斗神拳の伝承によれば、 互角の拳士が相対する時は両者の頭上に輝く とされる。
ちなみにPS2のタイトルである『審判の双蒼星』とは双方に死兆星が輝いた状態という意味である。
蒼星という名の通り青い星なのだが、なぜかパチンコにおいては赤色が基本である(なぜならパチンコにおける青色は低信頼度の代名詞であり赤色が最高ランクの信頼度というパターンが多い(少なくとも北斗では青<黄<緑<赤)ため激アツ(大当たりの期待度が高い予告)の役割を果たす死兆星は赤発光ということになる。)。

「天を見よ!! 見えるはずだ あの死兆星が!!」


元ネタは二重星のアルコル、古代において兵士の視力検査に使われた実際に存在する星である。
もちろん、見ても死ぬことはない。
(むしろ逆に「見えなくなったら死期が近い」と言われていたそうだ。由来は「視力の低下=老化」。
 逆に「見えると兵役に引っかかる→戦死する」という説もある)

+ 実物

「ラオウ、きさまが握るのは天ではなく死兆星だ!!」



原作ゲームでの死兆星

[AC版『北斗の拳』においても、七星ゲージの形で実装されている。
七星ゲージは北斗七星をかたどった星7つのゲージであり、体力ゲージとは別に存在している。
この星は特定の技を喰らうと消耗し(=死期が近づく)、全ての星を奪われると、カットインが入り七星ゲージの側にこの死兆星が点灯する。
そして、死兆星が点灯している相手には一撃必殺奥義(通称テーレッテー)が発動できるというもの。
(詳細はリンク先にて)

テーレッテーはコマンドが簡単でその殆どがコンボにも組み込めるため、
死兆星が輝いた時点で相手にワンチャンスでも与えたら死ぬ事が確定すると言ってもよい。
(つまりその前の星の取り合いもまた北斗南斗の戦いの神髄といえる)
また死兆星が輝いた瞬間から一撃必殺奥義は発動できるため、コンボの途中で星を奪い、
締めにテーレッテーとすることも可能、というよりこの世紀末スポーツアクションゲームにおいてそのことはもはや必須事項である。
そのため死兆星が輝いていなくても状況によっては星0~3個までは大して変わらなかったりする。

また、ラウンドを跨ぐと星が一つだけ回復する。ただし一撃で決着がつくと一撃を食らった方だけ星が全て回復する。
よって、相手の死兆星が付いても無闇矢鱈に撃たないのが普通で、ブーストやオーラなどと相談して究極奥義やバニコンに持っていったり、バスケなどで殺すこともよくある。
無論ノーゲージで殺しきれるならそのまま殺して、次のラウンドで開幕即死を狙うほうが良い。
ただ、(自分にとっての)最終ラウンドにおいては一撃をかましても相手の星全快というデメリットがなくなるため、
複雑でミスしやすいコンボよりも一撃が使われる方が断然多い。
ゲームのトドメとして一撃が使われ、見栄えが良くなる一因でもある。

「でも、いいんだ わたしはあの星で 

 あの北斗七星の横で、いつもひっそりと光っている… あの小さな星で」



MUGENでの死兆星

MUGENでもこのシステムは再現されているが、実装方法が真逆であり、
MUGENにおける七星ゲージは「対戦相手のライフバーの下に表示される自分のゲージ」である。

要するに、原作では「相手に星を奪われて、一撃必殺を撃たれる」であったのに対し、
MUGENでは「自分が相手の星を奪って、一撃必殺を撃つ」という形になっている。
(MUGENの仕様上こちらの都合で相手にゲージを付けさせることができないため)

この差異は通常の1対1の戦いではほとんど気にならないが、
特殊な戦闘では文字通り特殊な動作となり、動画を見ている人が混乱することがある。

また七星ゲージの星の管理方法には加算式と減算式の2通りのパターンがある。

  • 加算式の場合
七星ゲージが満タン時(7つ)のときは
var(XX) = 0
死兆星点灯時は
var(XX) >= 7

  • 減算式の場合
七星ゲージが満タン時(7つ)のときは
var(XX) = 7
死兆星点灯時は
var(XX) <= 0

製作者によってどちらかが採用されている。処理方法の違いだけで、ゲーム進行上はどちらであっても問題は無い。
減算式を採用した場合、第1ラウンド開始時にvarsetでvar(XX)=7を代入する処理を忘れないこと。
これを忘れると開幕テーレッテーが可能となり非常に理不尽な展開に…。

また減算式処理の場合、ライフバーやアドオンの設定状況などによっては、
上記の第1ラウンド開始時のvarsetでvar(XX)=7を代入する処理が正常に行われずに
死兆星がいきなり点灯した状態となる不具合がごくまれだが発生することがある。

そのためか加算式を採用している製作者のほうが圧倒的に多い。

チーム戦(勝ち抜き)

相手が交代しても自分がそのままであれば、星はリセットされず、
前の試合の七星ゲージ(星が1個回復した状態)で次の試合がスタートする。
逆に、相手の死兆星を点灯させても自分が負けて交代すれば相手の星はリセットされることになる。

このシステムの為一戦目でほぼ満身創痍だったが星を全て奪っていたため、
次の相手に開幕テーレッテーを当ててポーションにしてしまう…という事態はよくあること。
なお練り茶氏のユダだけは七星ゲージ有情化によってチーム戦で勝ち抜いても星がリセットされる。

タッグ戦

相手が2人でもゲージは1つしか表示されない。
つまり、相手それぞれに七星があるわけでなく、いわば「相手 チーム」の七星ゲージ なので
どちらかから合計7つ取れば「相手チーム」の死兆星が点灯、テーレッテーが可能となり、
どちらの相手にも好きな方に(時には二人まとめて)一撃必殺奥義を繰り出すことができる。
そして

A ・星は一撃を 当てた瞬間 に全部回復する
B ・星は一撃を当てた 次のラウンド に全部回復する
C ・星は一撃を当てて 専用勝利ポーズを取った時 に全部回復する( B の変形版)

という三通りの解釈があるため、 A ならまだ有情だが、 B C だと一撃を当てて片方を倒した後、
もう一方にも再度一撃をぶちかます、なんて事も出来てしまう。
B C の決定的な違いを述べると、 B はタッグ戦において相手の片方を先にテーレッテーで葬ったが、
そのラウンド中で生き残った相手に結果として負けた場合、次のラウンド時には星は全回復する。
一方の C は上記と同じ状況になった場合、専用勝利ポーズを取っていないため、
次ラウンド時には星は1つのみ回復するという違いがある。

また製作者によって仕様が異なり、
A ドロウィン氏、ロック魔理沙の人氏製作キャラ
B は練り茶氏、rei氏、アフロン氏、ゆ~とはる氏製作キャラ、その他大勢の製作者。
C はKAZ氏製作キャラ
となっている。

ちなみに原作では七星ゲージの星が削られた時に星が消滅するアニメーションがあり、
死兆星の点灯時も七星ゲージの星が一点に集まり死兆星を形成するアニメーションが本来あるのだが、
MUGENでは殆どこのアニメーションが省略され即座に表示上の星が減り、死兆星が点灯する様になっていることが多い。
しかし、ここ最近ではこの消滅アニメーション動作を忠実に再現しているのも見受けられる。

参考動画(1分~)

タッグ戦(北斗キャラ同士のタッグ)

さらに、北斗キャラ同士がタッグを組んだ場合は、それぞれが専用の七星ゲージを持つことになる。
これは共有しないため、パートナーがいくら星をとっても一撃必殺奥義を放つことはできない。
代わりに、1人の相手からパートナーと合わせて最大14個の星を奪う事も見た目上可能となる。
七星ゲージも相手のライフバー下に2つ表示されている。

但し、特に対策(改造)なしの場合、2つのゲージが同座標にぴったり重なってしまい、
メインキャラの1つしか見えない事が多く、そのため、一見、星が残っているのに
突然パートナーキャラが一撃必殺を放っているように見えることがある。

後述はするが、自分とパートナーとで七星ゲージをお互いに参照して星の少ない方に
それぞれが合わせるという 七星ゲージ共有処理 がある。

こんな感じ

「今日は北斗七星が良く見える… その脇に輝く小さな星までも」



ちなみに、このシステム差を戦術に組み込み、キャラの強さに差があるチームを相手にした際に、
「弱い敵から星を取り、一撃必殺奥義を強い敵に放って倒す」戦法を狙えば、
北斗キャラはチーム戦やタッグマッチでかなり有利に戦えるだろう。

実際にトキは良くタッグマッチでこの戦法を使う。
まぁあれは狙っているわけじゃなくて、即死ビームが勝手にもう一方にも当たっているだけだが。

簡単な説明をすると、トキ無情ビームはあぐら後のビームで片方をロックすれば
その時点で 完全無敵 の演出に移行してるので、運良くすり抜けていたもう一方が無敵状態のトキに
攻撃を差し込んでいる時に衝撃波が飛んできて当たりフェイタルKO…といった感じ。

シンサウザーは一撃後特殊演出へ移行するため、一撃を決めたら無敵のまま固まって、
敵が残っていたらそのままタイムアップになってしまったりする。
二人とも一撃の攻撃範囲は狭いから、二人巻き込みも厳しいし…
ジャギは片方のみに当てた場合、特殊演出に移行せず失敗扱いになる。ただし当てられた方は倒れる。

逆にそれ以外の北斗キャラは一撃を当てた後も動けるので、その後の展開を有利に運べるだろう。
(ちなみにケンシロウは一撃時服を破くがまだ敵が残っていた場合 服が再生して 戦線に復帰する)

ちなみに星がなくなった際に入る前述のカットインも一部のキャラには実装されている。

死兆星カットインを表示させる場合、相手側の七星ゲージを管理しているvarを読み取ることで簡単に実現することが可能である。
またカットインを表示したいが、相手側の七星ゲージの今の状態がわからないという方々へ、
以下現在MUGENで存在している北斗七星ゲージ実装キャラ及び死兆星点灯状態を満たした記述を掲載しておく。
一応参考程度に。
また自分側が相手の死兆星を点灯させた時にあらかじめ登録しておいた相手キャラ側のカットインを表示させる手法もあり、
ゆ~とはる氏のマミヤやTs氏制作の北斗キャラはこの方法を採っている(ただしAC版で登場する10人のみが対象でアレンジキャラは除く)。
またこのような手法を取り入れているキャラ(自キャラ側)と、相手(七星ゲージを管理してる)側の死兆星点灯を検知しているキャラとがこの状況にカチ合うと、カットインが2重に表示されてしまうという不具合が生じる。
特にゆ~とはる氏のマミヤの場合、両方(自分がつけた、つけられた)の要素が絡むため注意が必要である。
なおTs氏制作の北斗キャラの場合、あくまで自分側で処理をし、逆につけられた場合の処理は行わないため、原作(AC版北斗の拳キャラ)以外であれば対応しても問題は無い。
+ MUGENでの北斗七星ゲージ実装キャラの死兆星点灯時トリガー一覧

また、MegaMariなど非北斗キャラの中にも七星ゲージと一撃必殺奥義を持つアレンジキャラクターや、
ドロウィン氏、ゆ~とはる氏作成のキャラのように、七星ゲージはないが星がなくなった際のカットインは実装されているキャラクターもいる。

なおKAZ氏製作キャラであるブルーアイズホワイトかりんマスターさくらがタッグを組んだ場合、七星ゲージは二人で共有するように処理がされており、どちらかが先に死兆星を出してしまえば、どちらからでもテーレッテーが可能となっている。

+ タッグ戦時の七星ゲージ共有化処理方法

「ジャギの星のすぐそばに…フフ!きっとアタシの星ね! 

 お星様、いつまでもずっとジャギと居られますように――なんてね♪」」


関連大会


なお世紀末ゲーの様な、気を抜けばすぐ死に繋がったり強弱格差の激しい作品の事を(仕方ないねという意味で)
「死調整」と呼んだりする。元ネタはもちろんこの項目である。

「北斗七星の脇にある星を貴様は見た事があるか?」


関連項目: 特殊システム一覧