ゴン


講談社のマンガ雑誌『モーニング』で1991年~2002年に不定期連載され、
後に『月刊アフタヌーン』で2012年~2013年に連載された田中政志作の漫画『ゴン(GON)』の主人公的キャラクター。
ジャンプ漫画の主人公はこちらのページを参照

肉食恐竜の子供のような風貌をしており、大きさは劇中を見る限りペンギンとほぼ同じ、
あるいはオオカミの肩より少し低いくらいといったところ。
他の動物たちが非常にリアルに描かれているなかでゴンだけはデフォルメがかった姿であり、異彩を放っている。
(といってもデフォルメ化が顕著に表れたのは途中からであり、
 連載初期はむしろ恐竜の子供そのものといった感じの割とリアルな見た目をしていた。)
世界中の動物たちと遊んだり時には戦ったりもしながら
弱肉強食の厳しい野生の中で自由気ままに、しかし逞しく生き抜いている。

特徴としては、その見た目からは想像できない桁外れの生命力と丈夫さであり
高所から落下しても、オオカミの胴体がちぎれかけるほどのトラの前足による一撃を受けたりしても無傷。

猛獣や大型の動物に襲われるなどして応戦する時は主に頭突きと噛みつきを用いる。
頭突きは大型のクマでさえ吹っ飛んで気絶してしまい、
噛みつきは大王イカの触手を5~6本まとめて噛みちぎることが出来るほど強力。
アゴの力も強いようで、アフリカゾウの前足に噛みついたまま水中に引きずりこんだりしている。

このほか速力やジャンプ力といった身体能力も異常といえるほどで、
後者に関しては自分の身長の数10倍以上跳んでいたり…
と、こんな感じでバトル漫画の登場人物も真っ青のすさまじいスペックの持ち主だったりする。
それ故か、悪意はないものの彼の行動はあまりに周囲に甚大な影響を及ぼす場合が多く動物たちが迷惑を被ることは少なくない。

性格は作中をみる限りでは大型のクマがとった鮭を横取りしようと目論み、攻撃されそうになると返り討ちにしたあげく倒れたクマの腹の上でそのまま寝てしまうなどかなりふてぶてしい。
しかしリスネズミ、動物の赤ちゃんや鳥の雛など小さな動物に対しては一緒にじゃれていたり
(ゴンが一方的にそういうつもりの場合も少なくはないが)彼らが他の動物に襲われた際に助けたりするなど心優しい一面もある。
(取っておいた木の実をリスに食べられ、怒って追いかけまわしたこともあるが…)
集団で一緒に森のキノコを食べに行ったりしているところをみる限り、少なくとも他の動物たちとの仲は決して悪くはないと思われる。

作品の概要

登場するのはゴンと野生動物たちだけで人間は一切登場せず、
吹き出しによるセリフはおろか効果音を表す擬音すらない。
しかしそれがかえって「言葉の壁」を排除する結果となって海外でも高評価を得ており、アイズナー賞最優秀ユーモア出版物部門及び最優秀国際作品部門、
ソリエス漫画祭最優秀外国作品賞、ハーベイ賞海外漫画部門などといった数々の国際的な漫画賞を受賞している。
国内でも1998年には文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞を受賞した。

2002年に連載は終了したが、後の2006年『コミックボンボン』にてまさかの新作が掲載。
タイトルは「ゴンちゃん」と改められ、舞台は現代からマンモスやサーベルタイガーなどが生きる原始時代となり、
掲載誌が児童対象ということもあってか吹き出しの台詞まで追加された(ただしゴンは台詞なしのままである)。
ここでもゴンは相変わらずの大暴れをしており、タイムワープしてきた宇宙人の巨大な兵器を破壊した。
ちなみにボンボンは2007年をもって休刊しており、2012年現在この『ゴンちゃん』は単行本化されていない。
2012年3月には月刊アフタヌーンにて新たに連載開始。タイトルは『GON-ゴン-』となっている。
こちらも吹き出しの台詞やテロップが存在しているもののゴンは相変わらず喋ることはない。

そして2012年よりアニメ放映がスタートする。ゴン役はくまいもとこ女史が担当。
漫画連載も含め「10年ぶりの復活」としてニュースになった。ボンボン版は犠牲になったのだ…
子供向けアニメであり、ゴンも含め全てのキャラクターが喋るが、ゴンの台詞は「ゴン、ゴン」と叫ぶだけのものしかない。

ゲーム作品でのゴン

ゲームではスーパーファミコン用ソフト(ジャンルは横スクロール中心のアクション)が発売されたほか、
家庭用『鉄拳3』にもゲスト出演している。背が小さくリーチもかなり短いが敵の攻撃を受けにくいのが特徴。
また、2012年6月にバンダイナムコゲームスより3DS用ソフト『ゴン バクバクバクバクアドベンチャー』が発売されている。
空腹度がMAXになるとゴンがキレてプレイヤーが操作できなくなりゲームオーバーになる。
スーファミ版ゴン 鉄拳3のゴン(6:07~) 3DS版ゴン


MUGENにおけるゴン

怪獣キャラで知られるなだげつ氏により制作されたものが公開中。
スプライトはスーパーファミコンのゲームのものが使用されている。
技名は『鉄拳3』にゲスト出演した際のものが使われているが動作は異なる。

体が小さいためリーチが短く飛び道具も持たない代わりに
多くの技についているガードポイントでゴリ押ししていくキャラとなっている。
コマンド技は飛び道具がないのを除けば突進・対空と残りの2種の神器は持っているためバランスはいいほうである。

超必殺技は出始めにガードポイントのある「野生走り」と
ダメージは与えないが相手を大きく吹き飛ばしてゲージも空っぽになる「野生の雄叫び」
長い無敵と移動距離に結構な突進速度の移動投げ「ヘビ殺し」を持っている。
この技で振り回している動作中に体力が0になると相手のKOボイスが鳴り続けるようになっている

H.A.L.L氏による外部AIも公開中である。

出場大会