ウルトロン


"There's only one path to peace…The Avengers’ extinction."
(平和へのただ1つの道は…アベンジャーズの消滅だ)

+ 日本語吹替声優
斧アツシ
『ネクスト・アベンジャーズ: 未来のヒーローたち』
山崎たくみ
『アベンジャーズ・アッセンブル』『ディスク・ウォーズ:アベンジャーズ』
木下浩之
『マーベル・シネマティック・ユニバース』

MARVELコミックに登場するヴィラン(悪役)の人造人間。アルトロンではない。メガトロンは問題外
初出は1968年の『Avengers #55』。センチネルと並び、MARVELの代表的な悪役ロボットである。

ヴィランとしての名はなく、本名で活動している。身長183cm。体重243kg。
アベンジャーズ創設メンバーの一人である、アントマン悪の組織の戦闘員ではない)こと天才科学者ハンク・ピムが、
自分のサポートのために自身の脳波を元に作ったロボット。
造られた当初はハンクへの忠誠心が高かったのだが、やる事なす事全てが過激であったため、
すぐにハンクとの間に溝ができてしまい、それが元でアベンジャーズと敵対関係になってしまう。
作中でも何度か倒されているのだが、その度にパワーアップを果たして復活を繰り返し、
あろう事か全身をアダマンチウムで覆うほどの超装甲を手にするまでに至った。これは内蔵されている「自己進化機能」に起因する。
自分自身の複製も行っているため、現在は同型機が大量に存在するロボット軍団となっている。
また、コンピュータだけあって相手のパターンを解析するのは得意なのだが、
アメコミ科学系キャラのお約束として魔法関係はさっぱりであり、そういう相手は非常に苦手。
催眠能力を持ち、敵に暗示をかけて操る事を得意とする。ヒーローに倒されても負ける直前に相手に暗示をかけ、復活のための布石を打っている事も。
アベンジャーズと最も多く交戦している敵であり、最大の宿敵という立ち位置である。
黒幕になる事もあれば別の悪役に操られる雑魚ロボット役にされる事もあり、その時々に応じて強さに差がある。

その他にも、天才科学者のサポート役として造られたという事もあってかウルトロン自身も人造人間の製造を行う事ができる。
……のだが、彼の造ったジョカスタにしろヴィジョンにしろ、割とあっさりウルトロンを裏切ってアベンジャーズに加入していたり。
妙な所で創造主と似ているものである。当のハンクもロクデナシだしな!
実は母性に対する執着心を持つという、貴重なマザコン系ロボでもある。
そのせいで女性アンドロイドを生み出してハンクの妻の意識を入れて結婚しようとしたり、ストーカー化したりしているが


日本ではあまり有名なキャラとは言えなかったが、
2015年にTVアニメ『ディスク・ウォーズ・アベンジャーズ』3クール目終盤にほぼ原作通りの設定で登場。

更に同年公開の映画『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』においてメインヴィランとして登場し、一気に知名度を上げた。
こちらでは造ったのはトニー・スターク(アイアンマン)に変更されている。
これはMCU版アントマンの製作が遅れたため。ハンクの野郎、押し付けやがった
ただし、これにより以前から登場していたあるキャラがヴィジョンになるといった奇跡的展開も付いてきたので、
(視聴者的には)一概にトニーが悪いばかりとも言えない。


ゲームにおけるウルトロン

国内産ゲーム初登場はデータイースト発売のアーケード作品『キャプテンアメリカ アンド ジ・アベンジャーズ』。
同作では4面ボスとして登場。最終面直前のゲートキーパーを務めているらしく、素早い動きと豊富な攻撃でプレイヤーを翻弄してくる強敵であった。

その後、映画出演で知名度を上げた事もあってか『MARVEL VS. CAPCOM:INFINITE』で満を持して格ゲーに参戦。
マーベルユニバース側の大ボスという位置付けで、カプコン側の大ボスシグマと合体、「ウルトロンΣ」となってヒーロー達に戦いを挑む。
+ ストーリーモードネタバレ
さらには巨大ボス「ウルトロンΩ」に進化してヒーロー達と戦うが、
最終的にモリガンDr.ストレンジの魔力でパワーアップしたエックスの攻撃で破壊された。


MUGENにおけるウルトロン

+ Enzo氏 & Magus氏製作
  • McCready氏,Enzo氏 & Magus氏製作
海外の製作者達の合作。Win、新MUGENの両方で使用可能。
6ボタン方式でシステムは『MVC』風。
人造人間らしくミサイルやビーム等の飛び道具を豊富に持ち、接近戦もこなせる。
また、1回の攻撃だけならアーマーで怯まないようになっている。
カラーによって性能差があり、上位カラーと下位カラーでは一部技内容に変更がある。

AIはそこそこ動くものがデフォルトで搭載されており、エリアルもしっかりと決めてくる。
また、naclken氏の外部AIも存在する。
デフォルトAIでは控えめだった飛び道具を自重せず使いこなし、
凶キャラとも渡り合える本来の実力を余す所なく引き出したAIになっている。
氏のサイトのOneDriveと、MUGENについて語るスレ用小物ロダにファイルが置いてあり、
バージョンが違う事があるので適用する際には両方チェックすると良い。

+ 大会ネタバレ
飛び道具、投げ禁止の「ポイ捨て禁止大会」に出場。
前述の通り飛び道具を豊富に持つ彼であるが、他に比べAIが甘かった事や接近戦を挑む事が多かったため、
他のキャラがイントロや試合中にバッタバッタと死んでいく中、あまり動かずに優勝した

+ chuchoryu氏製作 CvS_Ultron
  • chuchoryu氏製作 CvS_Ultron
こちらもWin、新MUGENの双方で使用可能。
鉄拳』や『ストリートファイター』などの手描きキャラを手掛けてきた氏による初のアメコミキャラ。
CVS』と銘打ってはいるが、実際のシステムは『MVC』に近い6ボタン式。
多くの海外キャラと同じく低火力ではあるが、従来の氏のキャラに比べて移動スピードが速く、
コンボも繋がりやすいなどコンボゲーを意識した作りになっている。
遠距離戦もこなせるが、現状搭載されている飛び道具は超必も含めて3種類と少ない。
ちびキャラには当たりにくい技もあるので注意。
AIはごく簡易的なものがデフォルトで搭載されている。
紹介動画

出場大会



最終更新:2023年05月19日 17:24