ケンシロウ


「俺の中には長兄ラオウへの思い、そしてユリアへの思いが生きている」


「天地を砕く剛拳も、この一握りの心を砕くことはできぬ!」

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
神谷明
TVアニメ、旧劇場版、ゲーム『激打』シリーズ、『世紀末救世主伝説』、『パンチマニア』シリーズなど多数
子安武人
『新・北斗の拳』
河本邦弘
セガサミー関連(パチンコ、パチスロ、AC版、『LEGENDS ReVIVE』他)、各種外部出演作品など
阿部寛
『真救世主伝説』シリーズ
石川英郎
『天の覇王 北斗の拳ラオウ外伝』
小西克幸
『北斗無双』シリーズ、『Jスターズ』『イチゴ味』『JUMP FORCE』『Fit Boxing 北斗の拳 ~お前はもう痩せている~』
立花慎之介
『DD北斗の拳』シリーズ
黒田崇矢
『北斗が如く』

2000年代に入ってからは河本氏や小西氏の起用が多いが、CMなど短い出演の場合は原点たる神谷氏が起用される事が多い。
また、AC版でキャストが存命者から変更された唯一のプレイアブルキャラクターでもある。
なお『JUMP FORCE』ではケンシロウを小西氏が、『CITY HUNTER』の冴羽獠を神谷氏が演じている。
神谷氏は『DD北斗の拳』ではリュウケン役で出演しており、秘孔を突かれて一時的にケンシロウ寄りの演技になるシーンがある。

『北斗が如く』の黒田氏は、演技的にはケンシロウというよりはほぼいつもの桐生一馬であるが、
これについてはゲーム的に「桐生がケンシロウの立場になる」という点を重視したためだと思われる。
また、同作の限定版ではケンシロウの外見を桐生に変更するDLCのコードが付属している。

MUGENでは大半がAC版準拠のため、河本氏と原点たる神谷氏の音声が多いが、他の声優のパッチなども見られる。
+ ボイス比較
歴代ケンシロウ集(『北斗無双』まで)
神谷明氏(PS版その1)
神谷明氏(PS版その2)
神谷明氏(PS版その3)
河本邦弘氏(LEGENDS ReVIVE)
小西克幸氏(真・北斗無双)

北斗の拳』の主人公にして、六十四代目の北斗神拳伝承者。通称「胸に七つの傷のある男」。
第一話では「ケン」と愛称の方で名乗っており、本名が判明したのは第6話からであった
(アニメ版や『北斗無双』では最初からケンシロウと名乗る)。
単行本あらすじでは「ケンシロー」という表記もある。
ラオウトキジャギの義弟にあたり、修羅の国編では離別した実兄・ヒョウがいる事が明かされた。
原作者によると、ケン「シロウ」という名前なので義兄が三人出たとの事。

その怪鳥音・初期のヌンチャクでの戦闘など、デザインの大元は語るまでもなくブルース・リー
さらに性格などは松田優作の要素が組み込まれている。
服装などの外見の元ネタは、世界観そのものの大元である映画『マッドマックス』より。
作中で服装や髪形は変化しており、序盤と終盤では全く見た目の印象が異なる。
眉毛が濃いというイメージが強いが、原作では徐々に眉毛は細くなっている。
髭は基本的に生えていないが、TVアニメ『北斗の拳2』第2話と旧劇場版序盤では髭を生やしている。
ロングブーツを履くのも終盤で、序盤は革靴を履いている。

年齢については、作中の修羅の国福岡編で「20数年前に赤ん坊だった」という発言があるものの、明言されていない。
天帝編連載時に刊行された『週刊少年ジャンプ特別編集 北斗の拳SPECIAL』には「誕生日 1970年代」、
「ケンシロウの年齢は、26~30歳くらいの設定で描かれています」との記述が見え、
また『蒼天の拳』でも197X年生まれとなっている事からすると、最終回の時点では30代前半とするのが妥当な所だろうか。
若くして貫禄出しすぎである。戦いの果てに老け込んだ貫禄が付いたのだろう。

本連載開始前の読切漫画『北斗の拳』では霞 拳四郎として登場。
現代を舞台に、恋人の命を奪った悪党を劉家秘伝・北斗神拳で屠っている。
この霞という苗字は、後に前日談である『蒼天の拳』の主人公であり、
後付けでケンの作中世界における名の由来となった人物の名字に流用されている。

ケンシロウがリンとバットの町にやってくる所から物語は始まる。
脱水症状で倒れ「盗賊と疑われて牢に入れられる」という、落としてから上げる展開の落ちた段階での登場ではあったが、
数々の強敵(とも)と拳を交え強くなっていく。哀しみを背負い続けながら、世紀末救世主として…。

+ ケンシロウ自身の生い立ち
197X年、後の修羅の国で誕生。*1
まだ生まれたばかりの赤ん坊の時期にラオウ・トキと共に日本へと渡った。

成長した後は、兄弟子四名(ラオウ・トキ・ジャギ・途中脱落したキム)と共に北斗神拳伝承者候補として修行を開始。
兄やユリア、南斗聖拳士などとの交流を通じて拳才を発揮、さらに愛を知る事で力を身に着けていった。
また、滝行を行っていた所、流木に潰されそうになってトキに助けられる、敗北すれば死となる南斗十人組手で、
最後の相手として戦ったシュウに敗北するも、その目と引き換えに命を救われるなど、修行時代に様々な人に命を救われている。

修行時代の単純な拳の才能ではラオウ・トキに次ぐ程度だったが、ラオウはその野望故に伝承者に選ばれず、
さらに核戦争が勃発してトキが死の灰を浴び病気になったため、伝承者として選ばれる。
伝承者に選ばれた直後にジャギから伝承者を辞退するよう迫られ、彼から殴打されるが返り討ちにしとどめを刺そうとするが、
まだ甘さがあったが故にとどめを刺せず、ジャギを見逃してしまう。
その後、病死(実際はラオウが殺害、トキがケンシロウには詳細を隠して埋葬)したリュウケンの墓に参った後、
許嫁となったユリアと共に生きようとするが、そこにシンが現れてケンシロウに襲い掛かり、
ケンシロウは胸に七つの傷を付けられてユリアを奪われる。

辛うじて生き永らえたケンシロウは、以降ユリアを取り戻すため旅を続けるのであった。

+ 北斗神拳とは
「北斗神拳は闘神(インドラ)化身(リバース)であることを教えてやろう!!」

作品のメインをなす一子相伝の暗殺拳であり、1800年(作品・場面によっては2000年とも)の歴史を持つ。
創始者は北斗宗家であり、ケンシロウおよびヒョウの遠い先祖にあたるシュケン。
宗家の拳をベースに「西斗月拳」の経絡秘孔の技術を取り入れて完成された。
日本に渡ったのは平安時代で、伝承者が空海と共に遣唐使によって日本へ渡ってきた
(なお『北斗の拳』の担当編集で『蒼天の拳』原作者であった堀江信彦氏によると、『北斗の拳』はエピソード4にあたり
 北斗神拳誕生がエピソード1、日本に伝来した時期が2、『蒼天の拳』が3になるとの事)。

経絡秘孔(ツボの一種)を突く事で、表面からの破壊よりも内部からの破壊を目的とした拳法であり、その威力は一撃必殺。
素手で、しかも時間差で相手を破裂させるといったショッキングかつ斬新な戦闘スタイルは現在でも語り草となっている。

戦闘だけでなく、相手の動きを封じたり記憶を操作したり、強制的に自白させたり、あるいは毒や病気を治したりと使い方は様々。
戦闘においても経絡秘孔のみでなく、人間の精神状態によって放出される闘気(オーラ)による物理的な攻撃や、
飛んできた矢を人差し指と中指だけで挟み込んで投げ返したりなどの純粋に格闘技術が必要な技もあり、伝承者となるには並大抵の事ではない。
対となるのは南斗六聖拳および南斗一〇八派と呼ばれる複数の拳法の派閥。
当初の設定では一子相伝故に分派は無いとされていたが、修羅の国編で北斗の亜流として北斗琉拳が登場。
さらに『蒼天の拳』では三国時代に分派したと設定されており、北斗の亜流三つが登場している*2

暗殺拳であるため、相手には死を覚悟させる事が必要であるが、その本質は愛と哀しみを背負って己を強くする事でもある。
故に、この二つを背負う事で究極奥義・無想転生は完成する。
原作ではこれができたのはケンシロウとラオウのみで、それまでの伝承者もここまでには至れなかったとなっているが、
『蒼天の拳』では「発動した本人がそれを意識できない」ため、
かつての伝承者は修得できなかった(意識して使用できたのはケンシロウとラオウのみ)とされている。

北斗神拳は使い手が独自に奥義を編み出す拳法でもあるため、同じ師に学んだラオウ・トキ・ジャギ・ケンシロウでも技の特徴が全く異なる。
そのため、ケンシロウ自身も奥義の開発を趣味としている。
また、先代より存在する「水影心」(戦う事で相手の技を自分のものにする)というとんでもない奥義からも、北斗神拳の懐の広さが窺える。
ここ迄多種多様で一子相伝ってのも変な話だし、相手にとっては修行の末に会得した奥義を一目見ただけで真似られるのは迷惑な話だろう。
なお、原作・アニメ共に、水影心を生かしケンシロウは様々な技を使うのだが、
最も多く使用されたのはユダの技である伝衝裂波(シュウ・サウザー戦が印象に残るが修羅の国編でも使用した)。
戦ってもいないユダの技をどうやって身に着けたのかという疑問があるが、一応使用したのを目撃はしており、アニメではラオウが使用している。
原作だと受けるどころか見ただけの技を身に付けた事になり、もはやインチキな強さの気がする。
以上の事から、あくまで伝承者にはその精神をはっきり伝える事が重視されており、リュウケンは兄から、
ラオウの子・リュウはケンシロウから伝えられている。

リュウケンの兄弟子・コウリュウはラオウ・トキ・ケンシロウを指して「同時代に生まれた事が惜しい」「北斗最強の時代」としたが、
このケンシロウの代だけで無敵の暗殺拳であった北斗神拳は三回(シン、サウザー、カイオウ)も敗北している。
それどころか、作中初のラオウ戦でも、レイの援護射撃が無ければ馬上のラオウに殺されていた。
一応、シン戦では互いの相手に対する敵対心や殺意に大きな差があった事(執念が足りんぞ)、
サウザー戦では内臓逆位がなければサウザーが倒されており、サウザー自身も「拳の勝負は貴様が勝った」と評していた事、
カイオウ戦ではそもそも仕掛けてきた攻撃が無重力を作り出すとか完全に拳法じゃない事、
そしてラオウ戦では、ケンシロウが伝承者とはいえ、同じ北斗神拳の使い手で、拳法ではラオウに一日の長がある事等、
ケンシロウの不覚は敗北の原因となった理由付けがある。
さらに『蒼天の拳』の霞拳四郎も一度は劣勢のまま撤退したものの最終的に勝ったので勝利扱いになった相手がいるため、
再戦で勝てば「無敵」の看板は下ろさなくていいのかもしれない

無想転生についてもラオウ・ケンシロウの両名が修得したという事態は確かに壮絶だが、上記の後付設定があるため地位が微妙になり、
しかも『蒼天の拳』ではこの両名ですら修得できていない「究極秘奥義」なるものが登場。
むしろケンシロウの代は北斗最弱の時代であった可能性まで浮上してしまった。
まあコウリュウが忘れ去っているジャギが最後まで候補に残っていた時点でお察しください。
尤も、ケンシロウが敗北した彼らはいずれも強敵で、むしろ「北斗史上最大の敵が幾人も立ち塞がった時代」というのが正しいかもしれない。
また、シン、サウザー、カイオウの三人共、再戦時にはケンシロウが追い詰めていくような形で完全勝利しており、
「闘いを通じて変化する戦場の拳」という本質を捉えてはいる。

余談だが、かの柳田理科雄氏が考察本に寄稿した科学考察では、北斗神拳が起こす数々のショッキング現象は「科学的に十分起こり得る」とされ、
その根拠が妙に分かりやすく解説されていた(オマケにケンシロウ自身、北斗神拳抜きでも超人的に強いとまで評されていた)。
更に柳田氏は自著で北斗の拳を扱った際に北斗神拳に関して「真に恐るべき」「科学を超越した」とやけに好意的なコメントを残していたりもする。
また、円道祥之氏著『空想科学裁判』では「触れただけ、あるいは闘気で触れずに人を殺すなど常識では考えられず、
実証しようとしたら証人や検察などが裁判官立会いの下で殺人の実験を行わなければならないので、
「現実的に証明も不可能」なため、北斗神拳での殺人は罪に問う事ができないという結果を出しており、
法的にも暗殺拳としては完璧である事が解説されている。恐ろしい。

女子供には優しく悪党には容赦しない、正しくヒーローの鑑。口は悪く、その制裁も過剰気味だが。
+ 放送コードにすらひっかかるその口撃、制裁の数々
  • 「おまえはもう死んでいる」*3
  • ブタは屠殺場へ行け!」
    南斗獄屠拳同様「屠」の字が放送コードに引っかかるため、重版や他メディアでは「屠殺場」が「ブタ小屋」に変わっている)
  • 「てめえらに今日を生きる資格はねぇ!」
  • 「どうしたハゲ それまでか」
  • 「死ね くまどりやろう」
  • 「どうだ これから処刑される気分は?」
  • 「おい こいつから殺していいのか」
  • 「汚ねえ手で俺に触るな!」
  • 「汚ねぇ面近づけるな!」
  • 「奴ら(気絶しているモヒカン)を砂漠にでも捨ててこい」
  • 「さあこい ハゲ!」
  • 「おまえのようながいるか」
  • 「臭い息を吐くのはそれぐらいにしておけ!」
  • 「痛いか?(い、痛い!)助かりたいか?(助かりたい助かりたい)駄目だな
など数々の名台詞を生み出した。そして悪党も数々の迷断末魔を生み出した

言われてるのはド外道な悪党ばかりとはいえ、台詞だけ聞くとどう考えてもケンが悪党。
そのため、ある兄弟を仲直りさせるため、敢えて悪人役を演じた時は見事にハマっていた。
恐らく悪党への呼称として一番は「ブタ」、その次は「ドブネズミ」や「ハゲ」だと思われる。
TVアニメ版では口調やセリフが幾分か緩和されているがそれでも強烈。

よく悪党に道を尋ねるが、「しらねえ」と答えただけでアゴを粉砕する等、最早拷問に近い。
酷い時には車を爆破し、中にいた相手を散々拷問した揚句に結局死ぬまで目的地について吐かなかったのに、
そいつを殺害した直後のコマで目的地を発見した*4
秘孔を突き「お前の命は後5分。死にたくなければ俺の質問に答えるんだ」と言っておきながら、相手が答えてもよくそのまま放置する。相手は死ぬ。
中には悪党じゃ無いのに一ヵ月後死ぬと脅され、ジャッカル一味を倒しに行っている間の子供達の世話を押し付けられたバーの店主も
(この後戻ってきたケンシロウに店主が駆け寄るシーンがあるので、ちゃんと治してもらえたのだろう。初めからハッタリだった可能性もある)。


勿論その後うわらば。その悪党が人を殺しているか否か或いはケンの機嫌次第で生死が決まるようだ。
いつもの道を尋ねるシーンでケンが手を上げただけであっさり吐いたモヒカンは殺さなかったりしたため、尚更そんな疑惑が

雑魚との戦闘においては、マヌケなネタ断末魔悲痛な断末魔を上げざるを得ない秘孔を突いて破裂死させたり、一撃で主に顔が吹き飛ばされたり、
ちょっと得意げな中ボスくらいの相手にはその十八番を正面から潰したり逆手に取ったりと、処刑するのは当然な相手かもしれないが方法が一々残酷。
特に比較対象が出てきてからは余計にそう感じてしまう。
もっとも、相手はそう言った方法で殺されても文句の言えない、とんでもない極悪人連中が殆どであり、
またこれが「吐き気を催す邪悪」というより「ガンジーでも助走つけてぶん殴るレベル」という方がしっくりくるタイプ、
つまりワルに憧れる様な人でも不快感を覚えるような悪者かつ小物なのだから仕方ないとも言えるが……。

無論、破裂する姿や大量の出血は放送コードに引っかかる事と、直接的に描写したらスプラッタすぎる故に、
アニメでは血が白く光っていたり、破裂はシルエットで表すなど、残酷描写が比較的マイルドになっている他、
ヒロイック要素を増すための演出や、大量のモヒカン相手に神谷さんの喉に負担を強いる拳の連打で無双するシーンも大幅追加され、
TVアニメは老若男女問わず受け入れられていく事となる。

+ 世紀末の世に蔓延る悪党どもの例
  • 必死で命乞いをする老人でも、大人数で追い回し、最終的には容赦なく串刺しにして殺す。
  • 父親を首吊りの刑に処す際に、幼い娘に肩車で支えさせる。娘が崩れてしまえば父親は死ぬ。ちなみに悪党の目的は娯楽。
  • 「おれの体に一瞬でも触れる事ができたら(ry」「さ…さわった!」「きさま~家畜の分際でおれの体にさわりやがったな~」→惨殺
  • 幼い娘の目の前で父親の首をワイヤーで跳ね飛ばす。娘は発狂する(発狂した娘はケンシロウが秘孔を押して気絶させ、何とか落ち着かせている)。
    アニメではワイヤーからムチに変更されたが、原作ではスルーされた(すでに死別していた可能性はある)母親も同時に死亡。
    …これ本当にマイルドになったんですか?
  • 僅か7才の子供が小さな容器一杯程度の水を盗んだだけでもボウガンを放ち、串刺し。勿論助からない。死ぬ。
    アニメではバットと共に行動したため無事に生還している。
  • 死んだ農耕奴隷の処分について「死体はきりきざんで畑にまきなさあい。それが荒地を甦らせる早道じゃからねえ!!」
    おかげでミスミじいさんの墓に種モミをまいたシーンに嫌な説得力が出てしまった
  • 裁判「おまえのことはよく知っているぞ。いい曲を作るじゃないか」「は……あ…ありがとうございます」「よって死刑だ!!」
きさまのその耳が弟に似ている…」とか「新しい秘孔の究明だ!」など、数ある北斗世界の理不尽や惨劇のほんの一部でしかないのである。

ちなみに原作でケンシロウが殺害した人数は考察本によると250人前後らしい。死刑執行されること十三回!

やられる悪党は勿論、ケンも十分非人道的なのは間違いないだろう。
尤も、もはや更正の可能性が全く感じられない程のとんでもない悪党相手に、こんな不条理を突き付けて倒すのは見ていて清々しい。
問題なのは一般人と悪人とに拘らず、その生殺与奪が彼の気分で決定されている事だけである。

作者も過剰な残虐さを良しとせず、ある程度ギャグ要素を含んだ上で上記の制裁を描写している。
ひでぶ!」「あべし!」「たわば!」などの愉快な断末魔が代表例。
また上記の悪党とのやりとりも漫才チックな描写が多い…が、大抵悪党は死ぬので、ある意味命懸けで漫才をしているようにも見える。
PSゲーム『北斗の拳 世紀末救世主伝説』のスタッフは雑魚の馬鹿馬鹿しさをいかに目立たせるか研究した末、
コマンド入力のタイミングで断末魔が変化する「リアルタイムあべしシステム」を作り上げた。何故作った。

ただ、このように性根の腐った悪党共は情け容赦無くぶちのめす彼だが、
ラオウのように純然たる武道家には礼を以って倒し、悪党とは言えサウザーのように理由あって哀しみを背負い、
愛を捨てた者に対しては、有情の拳によって愛を説いてから葬るなど、あくまで彼の根底にあるものは「愛」である。
悪党へ容赦が一切無い事にも、ケンシロウ自身がかつては悪党達に情けをかけ、結果犠牲者を生んでしまったからという理由がある。
…尤も、女子供が関わらなかったり、悪党による一方的な虐殺以外にはあまり関心が無いようで、
とある食料品店で男が暴れた時などは、店や客の混乱は完全シカトで自分の用事だけ済ませようとしており、
店主といつになく会話が弾んでいたケンシロウは助けを求めてきた男も押し戻す始末
(結局止めには入ったが、暴れていた男がトキを知っていたためで、被害に遭った人は完全に無視。
 まぁ、その男は暴れていた男と互角に闘える体格をしていたからだろうか)。
木人形狩り隊のギュウキから腕相撲(負けた際に電気ノコギリで手首を切り落とされる)を持ちかけられた時も、
横から割り込んできた男にあっさりと先を譲り、結局敗北して腕を切断され悶絶する男には目も暮れず
何事も無かったかのようにギュウキに挑んでいる(一応、アニメ版ではこのシーンはカットされている)。
事情は不明ながら「俺はかつてこの腕でプロレスラーをしめ殺したことがある!」と殺人の経験を誇ったのが悪かったのだろうか。

ちなみに、作中で彼自身が「死神だ」と言ったように彼に関わった人物は敵味方モブ関係なくことごとく死亡している。
歩く死亡フラグとは正に彼の事。
+ 世紀末的死亡フラグ解説(ネタバレ注意)
女子供に非道な仕打ちをする敵は言うに及ばずだが、しかしモブキャラならば『北斗の拳』という舞台自体が荒廃した弱肉強食の世界であるため、
ケンシロウと関わる以前に弱い存在=不幸に見舞われるという図式が確立されており、開幕の展開のようにモヒカンに狩られてしまう。
そこから生き残れば何とか活を見出せるが、身内の不幸に遭っている確率が非常に高い。
とはいえ、強ければ強かったでケンシロウと関わってしまうと、北斗神拳の力の源が「極限の哀しみと愛」であるため、
強敵に挑むも無念の敗北を被ったり活路を見出すために犠牲となったり不治の病に冒されていたりして、
その哀しみの一部となってしまう事が非常に多い。「いつまでこんな殺戮が続くの…

ケンシロウと関わった名有りキャラの内、第一部で生き残ったのがバット、リン、マミヤ、アイリ、リハク、ユリアの6人(ユリアは第二部開始以前に死去)。
そして連載終了まで生き残った人物は十数人しかおらず、その内前述の5人を除いた大多数は最終話間際の終章で登場したキャラである。
誇張でなくケンシロウと関わった人物は基本的に死ぬと考えていい。
原作第一回で胸の傷を見たリンの村の長老に「北斗現れるところ乱あり」と不吉がられており、
ケンシロウもその事を自覚しているらしく、バットの故郷の村を救った際、危険に巻き込まないようこっそり出て行くのだが、直後に悪党に村が襲われた。
さらにマミヤの村の長老も、第二部まで生きてたのにケンシロウとその強敵達の彫像を作ったばかりに元斗皇拳のファルコに殺害された。正に歩く死兆星

極め付きに、ケンシロウがシンに七つの傷を付けられてからリンとバットに出会うまでを描いた『真救世主伝説 北斗の拳ZERO ケンシロウ伝』では、
敵を倒したにも拘らず舞台の街が爆破され、ケンシロウ以外全員死亡という実に世紀末な幕引きとなっている。
お前は何処の異能生存体だ。

こう書くと世紀末救世主伝説と銘打ってあるものの、中々救えない展開が多いように見えるが、
悪政を知る→それを打倒しに行くという対応型ではあるが、悪政からの解放も常に行っており、
本編の最後では対応型という殻を破り、彼自身が悪党を探しに荒野へ旅立ち、安らぎを捨て戦いへ身を投じていった。

「おれの墓標に名はいらぬ!! 死すならば戦いの荒野で!!」


好きな食べ物はビーフカレーとリンゴと綿菓子で、好みじゃない食べ物はカニ料理らしい
(カニに関しては修羅の国編でカニ似の修羅・シエに向かって「カニ料理は好みじゃない」と言ったため。真偽は不明)。
80年代に集英社から出たオフィシャルブックに記載されたプロフィールでは「世紀末では、好き嫌いは言えないので、ない」とあるため、
核の炎に包まれる前の嗜好だろう。
まぁサウザーや終章のコウケツがそんな状況でフルコース等を食っていたので、意外に入手しようと思えばできるかもしれないが。
なお、好きな食べ物に関してはTV番組『トリビアの泉』で上記の好きな食べ物絡みの点が紹介された事を受けて、
スタッフが原氏と武論尊氏にインタビューした際の両氏の熾烈な議論の末に「もし、世紀末でなかったらビーフカレー好き」で落ち着いた、
という経緯がある。
ちなみに、リンゴは原氏が、綿菓子は武論尊氏が提案した。
他にもプロフィールには3か月間食べなくとも体力が衰えないとあるので、食料が手に入らずとも彼だけはあまり困るという事もないのだろう。
その割には初登場時、脱水で死にかけていたが。どれほどさまよっていたのやら。
体質について加えて言うと、北斗宗家の血によりあらゆる毒素に対して抵抗力があり、
常人の致死量の5倍の青酸カリにも耐えるほどの毒に対する免疫を備えている(しかも秘孔を突いて強化できる)。

そしてもう一つ、多くの読者に天然扱いされている事でも有名である。
これは劇中のケンシロウが度々奇行や盛大な勘違いをする事があり、どれもヘンテコで印象に残りやすいものばかり。
具体例を挙げると、
  • ミスミ(種籾じいさん)の墓に彼が生涯守った種籾を蒔く。土に埋めず水もやらずに(一応じいさんへの弔いを込めた行動でもあるのだが…)
  • ユリアの人形を本物のユリアと思い込み、近付くまで気付かない
    (生きてる人間のようなよくできた人形だが、シンに貫かれて出血もリアクションもないのは流石に気付くべきだろう)
  • 本物のトキに似ても似つかないアミバを最終的にトキと思い込む(もちろん最初はトキじゃないと信じていたが、その後まんまと騙されてしまう)
  • 自分の目を潰してまで助けてくれたシュウの事を久々に会った時は忘れていた(後でちゃんと思い出したが)
等々。これらは連載当時のシナリオや設定が行き当たりばったりだったので、結果的にこうなってしまったのが原因。つまり作者側のミスによるもの。
そのため、何十年もファンによくネタにされ、スピンオフのギャグ漫画でもいじられる事がある。

主人公なので当然北斗絡みの作品にはメディアを問わずよく出る。
外部作品でも色々とネタに事欠かない(AC格ゲーにおいては後述)が、はっちゃけたキャラの多い『北斗無双』においては結構地味。
尤も、醒鋭孔が突進技になっていてブー醒鋭(後述のAC版から)と言われたり、天破活殺が空中から広範囲を攻撃する技になってたり、
ウイグルに使った六本の指で相手の肩を引き裂くだけの原作屈指の地味技「北斗鋼裂把」がなんか広い範囲を攻撃できるようになってたり、
最強技は前方に向けて大量の闘気弾を連射する技「北斗天魁千裂掌」だったりと、やはりどこかはっちゃけているが。
ちなみにこの技の締めのセリフは「お前たちはもう、死んでいる」。
『北斗無双』ではスローすぎてあくびがでるほどもっさりしていたため非常に使い勝手が悪く、さらに飛び道具が少ないため仕様上トゲ鎧に弱く、
四兄弟どころか全体でも最弱クラスの扱いだった。しかし、伝説編は彼でクリアしなくてはならないので不満を漏らすプレイヤーも多かった。
『真・北斗無双』では全体的なスピードの上昇と北斗4兄弟の上方修正、
そして、重要度が大幅に上がった無想転生のおかげで主人公らしくかなり強くなった。

+ 『ぱちんこCR北斗の拳』シリーズにおけるケンシロウ
サミーの『ぱちんこCR北斗の拳』シリーズでは、当然主人公としてリーチやバトルで勝利したら大当たりとなるキャラ…なのだが、
はっきり言って原作のような強いケンシロウには稀にしかお目にかかれない。
サウザー、シン、ウイグル牙親父、デビルリバース、ヒョウに毎回のように一蹴され、
機種によってはラオウ、ファルコ、ジャギにすら圧倒される。だが、アミバだけは殴りさえすれば確実に勝てる(当然アミバと殴り合う機会は少ない)。
しかし初期の筐体となるとそのアミバにすらあっさりと負けており、モヒカンも殲滅し切れない情けない姿を披露していた。

その一方で『4【剛掌】』のバトルモードにおいては優秀な継続率により、
原作よろしくの強さを披露してくれる。……してくれても困るというものであるが。
確変中だったり敵に回ると強くなるのはパチンコ・パチスロの常道ではあるが、悲しいものがある。
しかし、本当に上り調子の時はサウザーだろうと蹴散らすケンシロウの勇姿が拝める。
そして、サウザーを倒した直後にジャギに敗北というようなシュールな展開も稀によくある。

『5【覇者】』では、新たに追加されたトキバトルモードのお助けキャラとして登場。
敵の攻撃に割り込み、「トキが手を下すまでもない」と、敵を撃破してくれる。
言うまでもなく、ケンシロウバトルモードにおける彼よりもずっと原作に近い。
それでもトキVSラオウの北斗同士の戦いに割り込むのは北斗神拳伝承者としてあるまじき行為…と思いきや、
原作でもラオウとの初戦時にトキの秘孔縛を破り、ラオウとの戦いに割って入っているので問題ない。

『6【拳王】』や『7【転生】』では、「サウザーなど低信頼度のリーチでは後半にならないと戦わない」
「北斗シリーズ最強のケンシロウ」のキャッチコピーが掲げられた『8【覇王】』では、「高信頼度の演出でしか素顔を見せない」
『9【闘神】』では再び出番が多くなったが、「すべてのバトルを信頼度20%以上の『神拳 BATTLE』に一本化」し、
さらに「バトルモードではケンシロウが戦えば相手がジャギとアミバのみで激アツ」という方法を用いるようになった。…それでいいのか伝承者。
ただし『6【拳王】』のジャギバトルモードでは最弱の対戦相手となっている。兄より優れた弟なぞ存在しねぇという事だろうか。

作画が原作風でサウザーが主役を務めるスピンオフ漫画『北斗の拳 イチゴ味』では、
前述のよくネタにされる天然ぶりからリンやバットに心配されまくるレベルでどうしようもないアホの子と化している。
しかも話が進むにつれてどんどん悪化し、ついには普通の会話すら出来なくなった。

『北斗の拳』が漫画ではなく実写ドラマ作品として製作された世界を描くスピンオフ漫画『世紀末ドラマ撮影伝』では、
ケンシロウ役の役者として橘優李(たちばな ゆうり)が登場。
ドラマ初主演となる若手俳優であり、基本的には監督からの無茶ぶりに振り回される側として描かれている。
…が、橘自身が割とケン同様天然寄りな事もあり、周囲を振り回す側に回る時も。
初主演という事でケンへの思い入れは強く、GOLAN編でリン役が子役らしからぬ役者根性を見せ、マッド軍曹(サージ)役に演技指導の米国軍人が抜擢された時は、
自身の在り方に思い悩み、武術道場に通うために休暇要請を出している。
内心では視聴者からケンが天然扱いされている事を気にしており、トキ編のゴタゴタで制作側からも黙認された時は監督に抗議を入れ、
レイから「ほかの男はだませても」と一括りにされた時は撮影中にも拘わらず大泣きしてしまった。
そうした意図せぬトラブルすら結果的にプラスに変えていく辺り、「持っている男」である。

余談になるが、『うる星やつら』のアニメ版に「宿題を忘れた北斗君」として登場している。
原作者の高橋留美子氏が当時大ファンだったからの事。
宿題を忘れた事に憤る教師に愚かな事を評し、突然現れたこたつねこと闘って「あ~終わった~」と言ってぶっ飛ばされて退場した。
ちなみに北斗君も神谷氏が演じているのだが、これは神谷氏が『うる星やつら』に面堂終太郎役で出演していた事で実現したのだそうな。

更にもう一つ余談として、『ファイナルファイト』に登場する敵組織マッドギアの構成員の一人「スラッシュ」が、
その容姿からケンシロウと呼ばれている事も地味に有名。ケンシロウなのかモヒカンなのかはっきりしろ
公式サイト「シャドルー研究所」でのキャラ図鑑では見た目が一新されてケンシロウらしくなくなってしまったが。


「北斗の掟は俺が守る!!」


AC版北斗の拳での性能

飛び道具無敵対空技突進技当身技を備えた波動昇龍系のキャラ。
同じく初心者向けとされるシンと比べて立ち回りに難はあるものの、挙動はシンプルで使いやすい。

発生が早い上に判定も強い遠Dと、ジャンプキャンセル可能な突進技「北斗蛇雷咬」を絡めたコンボ(通称「蛇ループ」)は慣れこそ必要だが高威力。
最速7Fの高速中段低ダJBと、発生7F・硬直差+8Fの2B、中段の「北斗七死騎兵斬」や投げを絡めた択攻めなど、崩しも基本的な所は揃っており、
コンボの気絶値も高いので、気絶値が通常のキャラでも2回もフルコンを入れればまず気絶させられる。
更に蓄積起き攻めも成立すれば、気絶値ダントツ最大のラオウさえ呆気なく気絶させる事も。
気絶させれば大体そのままラウンド取得までいけるので、つまりは合計3コンボでほぼ1ラウンド取れる。

飛び道具の「闘気」は画面の半分ほどで消えるが隙が少なく、連係の締めや飛び道具打ち消しや固めの隙消しなどに使用でき、
「北斗有情猛翔破」は弱が上半身に無敵判定があり連続技に組み込める上に空中オーラガード不可能で星1つ奪えるアッパー、
強が出掛かりに打撃無敵があり対空や割り込みに使える昇龍拳。
下段以外なら取れ、飛び道具を反射できる当身技「北斗龍撃虎」は、当てると壁吹っ飛び効果がありブーストで追撃可能、
と、シンプルだが中々強力な技が備わっている。

…と、ここまでだと比較的まともなキャラに聞こえるだろう。
しかしそこは世紀末、やはり彼もバグだらけである。

+ バグ一覧

有情バグ

強版有情猛翔破は多段ヒットする昇龍だが、地上判定から空中判定に切り替わる前にy方向の速度が付加されるため、
3段目がヒットした直後にブーストでキャンセルし何かしらの技を出すと重力こそかかるものの、
ケンシロウの状態が地上扱いのまま空中へ飛び跳ね、空中なのに地上技が出せる
これを利用して
  • 空中でグレイブ(通称有情グレ)からの蛇ループ
  • グレコンで高空に運び、JA>JB>JAループで降りて大量蓄積を乗せた起き攻め
  • 空中小足とブーストでバグを解除し、空中技での中下段二択
  • 空中から地上の相手を投げ→追撃
  • 空中オーラガード不能の弱有情猛翔破を空中で出す
  • グレイヴ後空中で北斗百裂拳を出す→キャーヤリタカッタダケー
などフリーダムすぎるコンボ・戦術を無敵技から展開できる。
有情バグ有効活用(?)の例

時止めバグ

バニシングで吹き飛ばした後ブーストで裏回って攻撃、更にブーストでキャンセルして最速「無想転生」…とする事で、
相手が吹き飛んだ格好のまま空中で停止する(このバグ自体はサウザー・ラオウ・トキでも可)。
この間に「天破の構え」(発動するだけで少しゲージが増加)を繰り返してゲージMAX。
再度攻撃を当てれば停止状態は解除されるが、そのままタイムアップすると筐体がフリーズする。
こちらは上の有情グレとは違い、闘劇’08においてもバグ昇竜共々禁止行為となった。
実行するのは難しいが、やってしまうと対戦相手や店側に非常に迷惑なので絶対にしないように。

汎用性が高いが、特に対空に優れ、グレイヴや近・遠D、北斗有情猛翔破は空中の相手に強く、無想転生を付ければめくりもさほど怖くない。
またヒット後は(特にブーストがあれば)どれもコンボの初動となりうるので、無闇に攻め込んだ相手をそのままたわば!させる事も可能。

原作で数多の悪党を葬った「秘孔」を突く攻撃もきっちり再現。
「秘孔・醒鋭孔」は星を取りつつ相手を状態異常にする必殺技で、一定時間通常攻撃で削れる。コンボの〆にどうぞ。
ちなみに、醒鋭孔とはあくまで秘孔・龍頷を突く技の名前なので「秘孔・醒鋭孔」という名前は間違っている。
…が、技名や技の中身を間違えるのは北斗ゲーにはよくある事

+ 究極奥義
  • 天破活殺
MARVEL VS. CAPCOM真空波動拳的存在の技。ただ、厳密にはこの技は闘気により相手に触れず秘孔を突く技であって、
北斗剛掌波があるため誤解されがちだが断じて闘気によるビーム的な飛び道具ではない。
動画で遠距離から狙い撃ちした時に時折「それ飛び道具じゃねぇから!」というコメが流れるのはこのためである。
出掛かり無敵はあるものの、発生が遅く無敵は発生前に切れるため、リバーサルぶっぱには向かないが、
画面端まで一気に届くビームでかつダウン追撃になっても全段ヒットするため、高ダメージを叩き出せ、
更に、画面端かつ近ければ追撃の醒鋭孔や弱有情で更に星が奪えるため、コンボに組み込むと有効
(余談だが、原作ではケンはサウザーを「天破活殺>有情猛翔破」という流れで葬っている)。
また、飛び道具なのでヒットバックが無く、ヒット数も多いため、バスケへの繋ぎとしても大変優秀。

  • 北斗残悔拳
本作屈指のロマン技で、数少ない全ゲージ(2ゲージ)消費技。
放物線状に飛び上がり(TVアニメのウルフ戦再現)頭の秘孔を突く。飛んでいる最中は移動ブーストで飛距離の調節が可能。
効果は星1つ奪取+時限即死。
原作の名台詞である、

「これは七百八ある経絡秘孔のうち"頭維(とうい)"といってな
 この指を抜いてから3秒後にてめえは死ぬ」

の通り、3秒(アニメでは7秒)がカウントされるが、実際は20秒かかる上に被ダメージ中はカウントが止まる(タイマーはアニメ初期再現)。
おまけに出が大変遅く見てからガード余裕な上、ハート様以外の相手には屈まれると当たらない。
なお、サウザーには無効。原作再現…と思いきや、原作で効かなかったのは「人中極」という別の秘孔である。
そもそも相手の両こめかみの秘孔なので、表裏逆なだけのサウザーには普通に効くのではないかという指摘もある
余談だが、カウントが0になった時のダメージは打撃判定らしく、シンがムテキング状態である限り残悔カウントが0になっても死なない。
…が、即死威力の判定は出続けており、シンがムテキングを解除するとその場で死ぬ。

北斗神拳究極奥義。詳細はリンク先にて。


弱点は空中の喰らい判定が異常に大きい(通称「メタボ」)事。
お陰で相手のコンボがかなり安定しやすく、特に上位陣の高威力~即死のコンボが入りやすいのが非常に辛い。
+ 検証動画
北斗では喰らい判定の設定法に個体差があり、ケンやレイはメタボにマントにも喰らい判定があるユダは絵に合わせて細かく、
サウザーは大きめの四角形で大まかに、トキは細かいものの、空中喰らいの膝から下の判定が無いというように様々である。
このため、ケンやレイは絵が横に長いダウン中や、空中仰け反り時の判定も広く、追撃されやすい。
当たってないように見えるのは、ヒット硬直の1F目で空中喰らいモーションの1枚目に切り替わり、
表示されている絵と命中の成否を判定した絵(ヒット直前の絵)が異なるため。

また、基本的な立ち回りに難があるのも辛い。
無想転生で補助できるとはいえ、無想転生は究極奥義故に1ゲージ必須な上に回数制限があるため、いつでも頼れるわけではない。
お陰で(最)上位キャラ相手どころか下位キャラ相手にも立ち回りにブーストを使う事も多く、ややブーストへの依存が大きい。

そして「世紀末スポーツアクションゲーム」の本作で重要な攻撃手段となる、バスケが面倒というデメリットも抱える。
コンボ難度も高いながらも実用範囲内、対応キャラも一応全キャラだが、始動位置と要求ゲージ量が厄介…と思われていたが、
2011年7月、ブーJBやブー2Bでの裏回りが発見される事件が起こり、研究は加速度的に進行。遂に画面端始動ブースト1.2~2.1でのバスケが可能になった。
レイ限定ながらノーゲージ即死ルートまで見つかる始末。ダイヤが若干変動する可能性が出てきた。

「開幕から3コンボで1ラウンド取得」「スタンダードで隙の少ない技構成」「ブースト1本で無敵対空からフルコン可能」「一応10割完備」と、
格ゲーレベルで見れば明らかにぶっ壊れた性能なのだが、結局は格ゲー視点での強みだったのが辛い所。
「世紀末スポーツアクションゲーム」で上位に食い込むには少し物足りない様子。

とはいえ、やはり扱いやすいスタンダードキャラである事は間違いない。
無想転生さえ付ければ最上位陣の立ち回りにも何とか付いていけるため、ワンチャンスが訪れる可能性もかなり高い。
極端な不利が付く相手もおらず、不利とされる相手も殆どが無想転生ありならほぼ5分に渡り合えるか、気絶させて一発逆転できるかのどちらか。
総合的に見て、「中堅」という響きには似つかわしくないポテンシャルを持つキャラである
(そのため、従来の4強の次点に付けて5強とする意見もある)。

+ 参考動画
残悔拳はラウンド持ち越しだった!?(16:30~)
残悔拳成功のための時間稼ぎ(最初の試合)
易々と残悔拳を決めるこの男…一体何者なんだ…(9:30~)
関東全一ケン決定戦から残悔拳のバーゲンセールまでケン尽くしの大会


MUGENにおけるケンシロウ

以下のものが存在する。
DOS時代にはSFC版のケンシロウも存在していた。

+ ドロウィン氏製作 原作再現+アレンジ
  • ドロウィン氏製作 原作再現+アレンジ
現在はフリーティケットシアター終了によるリンク切れで入手不可。
ドロウィン氏により『北斗』キャラの先駆けとして公開されたが、
  • 動作が全体的に軽い
  • 技の威力が全体的に低い
  • ガトリングルートが原作と微妙に異なる
  • 効果音が『MELTY BLOOD』仕様
  • 一定の条件を満たすと同氏作のラオウの一撃必殺奥義を回避可能
  • 瀕死時に一定確率でリンのカットインが入り、体力が回復する(通称「リザレクション」)
  • 原作より受け身が段違いに速い
  • 弱Kがコンボ補正を受けず超判定で攻撃レベルも非常に高いため、
    ブーストゲージMAXなら小足だけで7~8割、小足連打だけで固め可能、起き攻めにも非常に有効。
  • 北斗飛衛拳が空中でも出せる。回数制限もないので、連発すればどこまでも飛んでいく事もできる。
といった、氏独自のアレンジ要素もある。

現在、ニート運送氏がヒットエフェクトと効果音を原作風にするパッチを公開している。
J・J氏のAIはこれに対応しており、後述の星取りバグも直っているのでDL推奨。
また、餃子氏と840氏による神谷ボイスカラー追加パッチ(J・J氏AIも同梱)も存在するが、前述のニート運送氏のパッチとは両立不可なので注意。
アニメを毎週見てきた方々にとってこの声は実に馴染むであろう。感涙モノである。
ケンのボイスパッチ参考動画(3分から)

KELN氏によるAIも公開されており、上記ニート運送氏のパッチにも対応している。
こちらは立ち回りなどがJ・J氏のものより激しく、時にはネタとも思える行動をとる。
まだ試作段階ではあるがLv制にもなっており調整しやすい。
Lvによっては上記のブーグレバグから「ヤリタカッタダケー」を狙ったり、対空百裂拳をぶちかましたりとネタ魅せに余念が無い。
また当身技「北斗龍撃虎」の使用頻度をスイッチで切り替えられる。
ついでにDisplaynameが「KELNSHIRO(ケルンシロウ)」になる。
更新により星とゲージによっては開幕即死を狙うようになったり、
有情グレ+残悔拳でゲージを盛大に無駄遣いしてスーパーケンシロウに変身したり、と色んな意味で魅せが強化された。
2016年3月14日の更新で遂にバスケを会得。但し原作より少し相手が浮きやすく、コンボルートも原作からかけ離れているとの事。
スイッチも何個か増え、
一撃使用頻度のスイッチ、バスケの使用可否のスイッチ、残悔拳がリアル3秒になるスイッチ、ブーストとゲージがMAXになるスイッチ等が追加されている。
AI行動も一層ネタ魅せ方向にも進化し、
バニコン→相手を逆方向に飛ばす→その相手にブーストをフルに使って残悔拳を決めるという何とも無駄素敵なコンボを決めるようになったり、
飛衛拳を獄屠拳の様に乱発したり、バスケ中に一撃を狙って結局ミスしたり、終いには開幕ヘヴィから一撃を狙ったり…。
こんな行動をしてもデフォ設定でモヒカン氏トキに勝ったり、マスターギースに勝ったりするのだから凄い。
今後に一層期待できるだろう。
ちなみにこのAIはdefファイルを変更すれば単体でも動作できるようになっている。但しカラーは一色しか使えない。
現時点での最新版は2016年10月28日更新版だが、旧バージョン(2009年11月3日更新)のAIもhamer氏によって代理公開されている。
こちらは現行版と違い単体では動作しないので注意。
1ラウンドで2回一撃奥義を出した動画

同時期にサウザーのAIで有名なモヒカン氏もAIを製作。
こちらはAIの他、技性能や判定などを原作に近付けてある。
Lvも対人・対AIと使い分けられ、かなりの強さを誇る。その姿は正に世紀末救世主。
しかしこちらのAIも飛衛拳を唐突にぶっ放したり、北斗残悔拳を(サウザーが相手だろうと)決めるなど魅せ要素も十分。
星取りバグも修正済みで、更にエフェクトと効果音を原作のものに差し替えるパッチも同梱。
まだ製作しきれてない部分もあり、蓄積バグも再現する予定との事。
しかし、幾つかバグがあり、飛び道具同士の相殺でも星を取ってしまう。

この他にも、KAZ氏が原作やアニメでの演出面を大幅に強化した演出改変パッチを公開中。

さらにリーク氏によってボイスを「真・世紀末死あたぁ伝説」準拠にするパッチも公開された。
KELN氏の改変版には対応していないため一部無音になってしまうが、シオン好きの名無し氏によるKELN氏対応版が公開された。
参考動画
BGMも通称「水のテーマ」になる
+ 星取りバグとその直し方
2008年11月7日現在、バニコンからの天破活殺>弱有情猛翔破の部分で星取り制限以内でも星が取れないバグが存在する。
これは必殺技「北斗蛇雷咬」CH時の星取りにかかる制限が通常時にも適用されているためで、CHの条件を追記する事によって修正できる。方法は以下参照。

まずSeikimatu.cnsを開き「蛇」で検索すると北斗蛇雷咬の項目がある。
そこから30行ほど下がった所に[state 2, hoshi]で始まる星取りに関する記述がある。

[state 2, hoshi]
type = varadd
triggerall = var(41) = 2
trigger1 = var(37) >= 1
trigger1 = var(24) < 7
trigger1 = var(43) <= 3
trigger1 = movehit
v = 24
value = 1
persistent = 0
ignorehitpause = 1
[state 2, limitstar]
type = varadd
triggerall = var(41) = 2
triggerall = var(43) <= 3
trigger1 = movehit
v = 43
value = 1
persistent = 0
ignorehitpause = 1

とあるので、

[state 2, hoshi]
type = varadd
triggerall = var(41) = 2
trigger1 = var(37) >= 1
trigger1 = var(24) < 7
trigger1 = var(43) <= 3
trigger1 = movehit
v = 24
value = 1
persistent = 0
ignorehitpause = 1
[state 2, limitstar]
type = varadd
triggerall = var(41) = 2
triggerall = var(43) <= 3
triggerall = var(37) >= 1;←この行を追加する
trigger1 = movehit
v = 43
value = 1
persistent = 0
ignorehitpause = 1

+ 奥義・半裸スライド歩行
ケンシロウが一撃必殺「北斗百裂拳」で勝利すると立ち絵が「半裸で相手に背を向けた」ものに差しかわる。
これはシングル戦であれば問題ない仕様だが、タッグ戦になると話は別である。
一撃後に敵の相方が生き残っていると、基本立ち絵が半裸に挿し変わったままで試合続行となる。
更に、その状態でブーストすると…?

+ 主人公補正
MUGENではドロウィン氏のケンシロウと同氏のラオウで戦わせ、無想転生が入っている側にもう片方の一撃奥義が入ると、
一撃奥義を無想転生で回避し、お互いに死兆星点灯状態になるイベントが発生する。
両者のAIが同じJ・J氏製の場合、このイベントを何の問題もなくやってくれるが、ケンシロウのAIが別の製作者のものだと…

…主人公補正せけえすげえ。

+ 穏やかな心を持ちながら激しい怒りによって目覚めた伝説のスーパー救世主
このケンシロウは北斗残悔拳に微妙なバグがある。

バグとは言っても試合の進行に支障を来すようなものではなく、意図的に起こさなければまず起こらない。
見た目が何かパワーアップしたみたいでかっこいいため、ネタとして受け取るのが良いだろう。
実際にはそれどころかゲージを無駄遣いしただけだが。
しかしKELN氏AIの場合、チャンスがあればこのバグをガンガン使うので割と見る機会も多い。

ちなみにこの超ホクト人バグだが、非常に限定的な状況でのみながら原作ゲームでも起こせる事が分かっている。
その条件はというと、「残悔拳のエフェクト発生中に拳王のリザレクション判定を食らう」というもので、
成功するとラオウ復活に呼応して超ホクト人に覚醒するというかっこいいシーンになる。
そしてエフェクトが出たまま我が生涯に一片の悔い無しまで行ける。とてもシュール
なお、残悔拳のコマンド成立と同時にユダの投げバグ(ユダが相手を飛び越し、着地と同時にブー投げすると相手がフリーズするバグ)
を食らっても発生するが、この場合は当然動けず、しかもケンシロウが一発殴られた瞬間にスパークも消えてしまう。

+ SAIKEI氏製作 原作再現
  • SAIKEI氏製作 原作再現
Ataru氏のラオウのAI作者でもあるSAIKEI氏によるケンシロウ。
「原作再現を第一に考えている」との事だけあり、
ゲージ表示やエフェクト・各種特殊演出やテクニック、更には蓄積バグまでもがしっかりと再現されている。
更新でレベル調整も可能なAIが搭載された。レベル5だとやはり世紀末救世主に相応しい強さである。
更に、魚住モードというものを設定する事により、人操作の場合のみだが、
ヒット数を指定でき、好きなバウンドの高さからバスケに移行できる。
尚、236Aで出せる闘気の発生とクールダウンが非常に早く連射可能なうえ、HJコンボの〆に闘気→醒鋭孔も可能。
壁コンに組み込んでも飛び道具のためノックダウンも無いので、非常に使い勝手の良いものとなっている。
後の更新で水影心でトベウリャを会得したようだ。何故搭載したし
トブノハホクトウジョーモーショーハ

コンフィグ設定でオーラ、ブーストゲージが常時MAXや死兆星点灯状態など細かい設定ができるが、AIはそんな特殊な状況には対応していないため、
1R勝たないと一撃必殺技を使用しない(名無しのぽろろ氏製作のパッチを適用するとAIをこれに対応、積極的に一撃を狙うようになる)。

リーク氏製作のボイスパッチはこのケンシロウにも対応している。

名無しのぽろろ氏によるAIパッチが公開された。
これは死兆星が光っていればAIの思考が即一撃を狙うようになるもので、常時死兆星モードなら何か刺さったら一撃がくるようになる。
フルブーストモードと組み合わせる事により狂下位~中位の実力を発揮する。
更新により12Pが金カラーになり無敵やアーマーが追加され、設定次第では一部の狂上位を倒せるほどになった。

腐った発酵食品氏によるAI微改変パッチも製作されており、通常のAIでは使わない技を使うようになる。
このパッチには残悔拳ブッパスイッチが搭載されており、オンにすると執拗に残悔拳を連発するようになる。

そしてレイのボイスパッチを製作したE-FRY氏によって、音声を神谷明氏のものに変更できる改変パッチが公開された。
また、このパッチを導入した状態でシンジャギ(その他キャラにはケンシロウの体力200以下)に北斗百裂拳を決めるとテーレッテーのBGMが「北斗暗殺拳」になる。

そして、同氏によって名無しのぽろろ氏、腐った発酵食品氏の改変パッチに対応したケンシロウが別々に公開された。
11Pカラーは腐った発酵食品氏の改変パッチにのみ搭載されている。
この2種の神谷明氏ボイスパッチは、上記のケンシロウに搭載された事により、ボイスパッチ自体は全て公開停止となった。

+ 大会ネタバレ
運命のサーヴァントクラスバトルでは、サーヴァントクラス・アサシン(暗殺者)の4将として参戦。
VSセイバー3将においてハイスラでボコられ機嫌を悪くし副将に八つ当たりし、
VSランサー3将ではシャドーボクシングで再び機嫌を悪くした。
予選では確実に1人は倒し、更に言えば同格に全勝した。
そして勝利数は本大会最多の11勝。獲得ポイントも12とぶっちぎり。
お前のような4将がいるか!

MUGEN祭 大盛りシングルトーナメントではリーク氏のボイスパッチを導入して参戦。
初戦では1分どころかそれ未満の試合時間で圧倒し早速の貫録を見せ付けた。
だが、続く3回戦(シード選手)で北斗殺しもといコンボキラーで知られるジョイメカ勢ジボルと当たってしまい、殆ど何もできずに敗れてしまった。
この試合で初戦敗退した義兄同様、北斗勢の天敵を露見するという失態を犯してしまった。
なお、この時の戦闘BGMもまた「水のテーマ」であり、視聴者からは水不足だったとも指摘されていた。

ワンチャンアレバカテルー大会ではフルゲージモード、死兆星点灯状態で参加した。
数ある即死、永パを持つキャラなどが集まる大会で最初の試合で負け脱落に追い詰められた。
更に、開催当時のAIは今大会の特殊な状況に対応しておらず、滅多にコンボ始動から一撃を使わないため、大会ルール的に不利と思われたが、
最終パートにて本大会の処刑人相手を含めて3連勝し大会を制した。

ランセレクレイジーバトルでは、試合内容よりも最後の戦績画面の方で大いに目立つという珍事が起きた。
この戦績のポトレは何故か悲しそうな顔をしており、ある意味他の選手の存在感を食ってしまった感がある。
あまりに目立ちすぎたためか、次回大会ではOPパートのサムネに抜擢されたほど。
この悲しそうなポトレは大層ウケたようで、他の大会でも抜擢される事が多くなった。

春閣下12P前後 狂下位ランセレ!台パンの向こう側へ!では、
バグ昇竜⇒バスケ⇒ブーキャンブースト弱有情で相手を仕留めるという、もはや出禁を超えた何かを披露した。
これを見た人々はこう呼んだ…「北斗二百二裂拳」と…
(8:36~9:26)

また、AIは搭載されていないが新バージョンの試用版も公開されている。
気絶の搭載やノックバック、ダメージ補正などシステム面の大幅な調整が行われており、更に原作に近くなっている。

+ Nameless氏製作 原作再現
  • Nameless氏製作 原作再現
トキやレイでお馴染みのNameless氏によるケンシロウ。
各種判定まで再現されており、原作のコンボをほぼそのまま使用可能。
しかし、その結果トキにはトキ専用コンボが必要になったりしている。
デフォルトでは北斗キャラ以外と対戦する場合、攻撃判定がコンボ中のみ強化される様になっている。
これにより、他作品のキャラであっても北斗の基本コンボが多くの場合で成立するようになっている。
また、性能が強化されるアレンジモード、黒・金カラーなども搭載。
人操作による対戦動画(7:04~)

AIは未搭載だが、かまぼこサイハ氏による簡易AIが公開されている他、
2021年6月7日にはralhorn氏による外部AIも公開された。
後者はドリブルをメインにしているとの事で蛇コンなどはあまり見られないものの、安定して星を奪取し的確にコンボを決めていくAIである。
…が、たまにネタ行動として☆3一撃の途中に挑発を挟んだり、岩山ピボットを使用したりと中々にフリーダム。
また、本体の仕様にも原作に近くなるような修正が加えられていたり、アレンジカラーにも一部強化部分が追加されている。
なお、設定によってバスケの有無と使うルートを選択できるスイッチも追加されている。
この他、シオン好きの名無し氏により氏のラオウとのイントロ対応パッチ(上記ralhorn氏のAIはこちらにデフォで対応済み)や、
ボイスを「真・世紀末死あたぁ伝説」準拠にするパッチも公開されている。
ralhorn氏AI

+ Cameron氏製作 アニメ版アレンジ
  • Cameron氏製作 アニメ版アレンジ
こちらはCVが神谷明氏となっており、エフェクトも含め完成度は高い。またブラック・ゴールドカラーも搭載されている。
現在はムゲぎこ氏によって代理公開されており、下記のもんすん氏AIも同封されている。

技構成は北斗飛衛拳に強版・空中版がある他、伝衝裂波や北斗剛掌波、天将奔烈といった強敵(とも)の技、
飛鳥空斬波・北斗旋風連撃などのアニメ登場のオリジナル技が使用可能。
伝衝裂波は追加入力で2発目を出せ、本家よりも強力。
最新の更新で、一定時間ブースト・オーラゲージを微増加させる強化技「強敵の記憶」、その効果中のみ発動できる拳王版北斗剛掌波が追加された。
ホンレツは上記KAZ氏版とは異なりAC版準拠で、威力はラオウのものよりも上がっているものの、☆は1つしか取れないためイマイチ使い道が無い
北斗剛掌波は、通常版は隙が多く使いづらい。
拳王版は、通常ヒットで☆を二つ奪い、威力も高めだが、
オーラゲージを2本すべて消費し、使った瞬間に「強敵の記憶」の効果は解除されるために、使い所は難しい。
また、一撃必殺がハート様相手の時は北斗柔破斬、シン相手の時は北斗十字斬に変わる。
更に北斗十字斬を決めた時、原作通りシンがサラダバーする。
更にロマン技とまでいわれた北斗残悔拳が、
  • カウントがリアル3秒
  • サウザーにも通用する
という壊れ技へ変貌している。ある意味原作再現と言うべきか。
また、各種技のヒット時の挙動はAC版と異なる点が多く、加えて仕様の一つ「ワンコンボ中の七星ゲージ奪取制限」の再現が完全では無いため、
「天破の構え」の強化と合わせると、七星ゲージ奪取能力が非常に高く、状況次第では凄まじい星の溶け方になる。

もんすん氏によりAIも公開されているが、最新版本体には未対応(ムゲぎこ氏が代理公開している本体はAIに対応している)。
これを導入する事でエラー落ちする事こそないものの、上記の「強敵の記憶」や拳王版北斗剛掌波は使用しない。
また、コンボの〆に使った場合、百烈拳のHit数がおかしくなる事がある。
「既に原作通りで強いAIが二つあるので違う方向に進んだ」との事で、コンボも元ゲーとは異なり上記のオリジナル技を多用するが、
氏製作AIお馴染みの強さは健在。
また、どういう訳か氏製作のシン用のAI同様に、非常にネタ行動に定評がある。
有情バグからわざわざ挑発を挟んで一撃は当然の如く、対空ぶっぱ百烈拳、
挙句には上述のブラックorゴールドカラーでオーラ・ブースト、
ゲージが常時MAXになるのをフル活用して開幕ブースト移動めくり残悔拳ブー精鋭×n(通称・アナゴSP)を執拗に叩き込んだり。
ネタ行動を除くと、上記のオリジナル技や「天破の構え」の強化からの星奪取能力が非常に高いのを生かし、一撃をガンガン狙うのが特徴。

+ TOKI氏製作 更なるアニメ版アレンジ
  • TOKI氏製作 更なるアニメ版アレンジ
上記Cameron氏版に更なるアレンジが追加されたもの。
リザレクション強化の追加+強化技強敵の記憶の追加、
更にはサウザーへの特殊KO(原作の有情猛翔フィニッシュ)など、演出面に富んでいる。
機械翻訳の人ことKusder_Polino氏代理宣伝

+ 郡民氏製作 世紀末救世車ケンシロウ
  • 郡民氏製作 世紀末救世車ケンシロウ
のりものたいかいのうp主こと郡民氏によって製作されたのりもの
何故か遠坂凛と共に自動車に乗っており、あたぁあたぁ言いながら敵味方の区別なく轢き殺す。非常にうるさい。
…いや、確かに「リン」とケン「シロウ」だけど。後ろに繋がれたままの士郎が不憫でならない
聖帝や兄達同様、カオスな面子をイントロで跳ね飛ばしたり飛び道具にする。
飛ばすのは、
醤油戦士キッコーマソ・テッドブロイラー・曙・アッフン先生・ユリア・葛葉ライドウ・ガミジン・デーモン岩・山田葵・水瀬アークデーモン
の10種類+自分自身。
また、トキやバットをストライカーとして召喚する。
カラーバリエーションが無駄に豊富で11Pは常時ゲージMAX、12Pはそれに加えてストライカーを同時に5体出せる

更に2010年2月の更新で、何台ものバイクが通る「バイクのエンジン音…」が追加された。
ゲージさえあれば幾らでも呼べるので、10割を余裕で達成してしまう。
フハハフハハ笑いながらのろのろと通り過ぎる台車が地味にウザイのも特徴。
謎ジャムにも対応し「ロリザレクション」まで搭載されている。
しかも本家と違い必ず発動・発動後性能強化・ファイナルメモリー解禁等、他ののりものの増加と共に進化している。

余談だが、イントロで「俺を倒そうという人間には、全てこの拳で答えるのみ」と発言し、
「それ拳じゃない!車や!」「おい、拳使えよ」等、登場するたびに視聴者からツッコミを食らっていた。
これに対して車の名前が「コブシ」という解釈を以って「前略)全てこのコブシ(愛車)で答えるのみ」という下コメで返答される事も。

+ googoo64氏製作 セガMARKⅢ版ドット
  • googoo64氏製作 セガMARKⅢ版ドット
セガMARKⅢ版ドットで製作されたケンシロウ。
元ゲーが元ゲーだけにかなりミニサイズで当たり判定も見た目通り
その上、体力・防御力が非常に高く、技も殆どが即死技という、ある意味で原作再現度が高いキャラに仕上がっている。

+ way-oh氏製作 エヌアイン完全世界仕様
  • way-oh氏製作 エヌアイン完全世界仕様
トキ・ラオウに引き続きエヌアイン完全世界風仕様。
最終特攻が無想転生なのはラオウと同じだが、百裂拳は特攻蛇雷咬からの派生技(さらに2ゲージ消費、合計3ゲージ)という形で搭載。
また特攻蛇雷咬からの派生で「怒拳四連弾」が搭載されている。
これは原作でジャギに向かってシン、ユリア、幼い兄弟(マコ&アキ)、自分の怒りをぶつけたシーンの再現である。ボイスはAC版の没音声。
が、相手が誰でもセリフはそのままなので、ジャギ以外に使うと八つ当たりにしか見えない
完全神殺は北斗飛衛拳。原作での完全神殺も基本的に高速突進技なので納得のチョイス。
AIは未搭載だが、同氏のラオウと同様にLED氏による外部AIが公開されている。
プレイヤー操作

+ duracelleur氏製作 kenshiro-kofa
  • duracelleur氏製作 kenshiro-kofa
恐らくは複数のキャラがベースと思われる『KOF』風ドットのケンシロウ。
NHK氏達のチームが作ったMUGENコンプゲーのキャラ(現在は公開停止)を、
氏がエフェクトを改変し、独自のkofアレンジ仕様に組み直している。
公開サイトでは元の作者の名前がHell氏となっているため、改変版を利用したようだ。

その性能はアークのケンシロウを一般的な格ゲー…というよりは、カプコンやSNKキャラの凶改変に近付けた感じ。
パンチと蹴りの4ボタン式に回り込みボタン(氏の他の北斗系と違って前方にしか移動できない)が付いた形になっている。
一撃技はなく、北斗百裂拳はロック有り乱舞技となっている。
主人公らしくスタンダードに強力な性能になっており、コンボが繋がりやすい。
必殺技も強力なものが揃っており、適当にコンボから乱舞技に繋げるだけで、半分以上のライフを軽く持っていける。
AIは搭載されていない。

+ 工場長2621氏製作 百裂ケンシロウ
  • 工場長2621氏製作 百裂ケンシロウ
北斗百裂拳のカットインを使用した百裂ケンシロウ
「命」を投げ捨てるトキなどストライカーも全部カットインで、カオス以外の何物でもない。


余談だが、MUGENの北斗四兄弟の中でケンシロウのみ神キャラが長らく存在しなかった
原作主人公なのに…やっと作られたと思ったら別のキャラバイトだったりするし…。
そんな有り様だったが、後にただのたび人氏によって作られた「殲滅者(ANNIHILATOR)」という神キャラの存在が確認された。
大ポトレは明らかに某アニメの主人公だけど。研シロウとでも呼べばいいのか
氏のキャラだけあって神キャラとして申し分のない性能である。また、%nや捏造を使用する論外カラーも持っている様子。

アタッ! ケンシロウだらけの北斗大会

+ 動画での活躍
大会においては怒涛のラッシュからの百裂拳で圧倒的強さを見せ付けたと思ったら有情グレからヤリタカッタダケーしたり、
唐突に残悔拳や活殺、更には対空として百裂拳をぶっぱするなど強さのみならず魅せも十分なAI達のおかげで高い人気を誇る。
特にぶっぱ活殺(通称:クソルレーザー)は視聴者から飛び道具じゃねえからそれ!とツッコミを受けながらも、
タッグ戦においては自分の横一直線に攻撃判定が出る・技後は追撃可能等といった特性からかなり有効な戦法となっている。

ストーリーでは主人公系統で綺麗だったり、子供を何度も助けたりするためロリコン扱いされたりと、様々な役を演じている。
とあるストーリーでは名前が似てるという影響かの代役として登場している。
そしてやっとMUGEN入りした橙もその影響を受けてしまい、八雲神拳の使い手になってしまった。
それとは別にちゃんとした橙も製作されたので安心されたし。

こちらの動画では、シングル戦なのに開幕20割という前人未到の偉業(奇行?)を成し遂げた。
MUGENは世紀末を超えて、新世紀へと進みつつあるのかもしれない。

…ここまで読んでお分かり頂けただろうか。ゲーセンだろうがMUGENだろうが正に「北斗現れるところ乱あり」なのである。

  • おすすめコンボ(ドロウィン氏+モヒカン氏AIのケンシロウの場合)
コマンド 備考
2A×n→2B→北斗飛衛拳 お手軽。ちびキャラにも問題なく入り、一気に端近くまで持っていける。
天破活殺→(2B→醒鋭孔)or弱北斗有情猛翔破orバニシングストライクor北斗百裂拳 画面端限定。天破活殺後の追い打ちパーツ。
2A×n→2B→グレ→近D→北斗蛇雷咬→ハイジャンプ→JXJAJXJAJXJB→天破活殺→追い打ち 画面端限定。グレイブシュートの前にブーストを挟めば中央でも繋がる。
2A×n→2C→バニ→自動ブースト→(近D→北斗蛇雷咬→低空ダッシュA)×3~4→(北斗蛇雷咬→低空ダッシュA)×1~2→天破活殺 下段からのバニコン。ダメージ8割前後、星2。
2B→近B→遠B→北斗蛇雷咬→JB→降り際JY→近B→北斗蛇雷咬→JA→降り際JB→ブーストで着地後、一瞬待って相手側にジャンプ→(JXJA)×3~4→JXJB→2X→移動ブースト近X×n→32ヒット前後で天破活殺→(2X→近A)×n いわゆるドリブル。ブースト2オーラ1、自分が画面端に近い場合のみ。

  • SAIKEI氏のケンシロウの場合(コマンド名はMUGEN準拠)
原作再現を重視している故、原作でのコンボがほぼそのまま使用可能。
コマンド 備考
遠B→北斗蛇雷咬→低空ダッシュJY→着地B→北斗蛇雷咬→ハイジャンプ→JXJAJXJAJB→天破活殺→バニor弱有情or醒鋭孔 原作おなじみのHJコンボ。遠Bの判定が原作よりも広くなっているため、身長の低いキャラにも比較的よく当たる。ゲージがなければ天破活殺を抜いても良い。ダメージ4~6割。☆1~2。
2A×n→ブースト醒鋭孔→ブーストバニ→自動ブースト→立ちB→北斗蛇雷咬→低空ダッシュJA→着地B→北斗蛇雷咬→低空ダッシュB→天破活殺 小足からのバニコン。ブースト1本以上。2Aヒット時に相手との距離が近ければ、ブースト無しで醒鋭孔を繋ぐ事も可能。天破活殺後にゲージがあり、なおかつ相手が高い位置にいれば、もう1発天破活殺をヒットさせられる(この場合追加の天破活殺分の星は取れない)。ダメージ5~7割。☆2~3。
2A×n→2B→グレイブ→立ちB→北斗蛇雷咬→ハイジャンプJXJAJXJAJB→天破活殺→バニor弱有情or醒鋭孔 画面端限定、小足からのHJコンボ。ダメージ4~5割。☆1~2。

「お前はもう死んでいる…」

出場大会

+ 一覧
+ ケンシロウ
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み
非表示
+ 世紀末救世車ケンシロウ
【世紀末救世車ケンシロウ】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー

+ 一覧
A・B・C
Dear my Ghost
Drえーりん診療所
Infinite Drift ~荒野を渡る疾風
KING OF FIGHTERS X
K'の社会復帰
Mr.Kの挑戦状
MUGEN街の夜雀亭(カレー屋の店員)
Nの日常
R&Yの①日ロリコン
Timekeepers
Transfer Avengers(クロスオーバー「神様なんていらない」枠)
View of girls
風と星の夜話
神様なんていらない
仮面ライダー778
仮面ライダーMIOMEGA
狩リー屋ドノヴァン繁盛記
狂って踊れ
くろおん!~世紀末の一存~(世紀末学園教員、担任の先生)
謙虚でないと!
幻想郷戦隊ハクレンジャイ(ランシロウ&チェンシロウ)
こんな緋想天は嫌だ
サウザーの拳
人造生物03RIA-紅(霞拳志朗)
ディオ・ブランドーは落ち着けない
でんせつと!(ケンシロイド)
道具屋の異世界日誌
どこの何よりも小さな夢
となりのむかいさん
風天のクァンド
楓流メイフィールド
フランちゃんとなぞのロボット(良い人だがロリコン
北斗六兄妹(六兄妹最若輩、変態)
~ミハエル喫茶店にようこそ~
無限市吸血鬼事件(ファ魅魔の店員)
名探偵ぱちぇ子
八雲家の家庭の事情チェンシロウ)
リュウが咲く!
リュウといっしょ

プレイヤー操作

MUGENキャラをさっくり触ろお!!(さまざま39操作キャラ、way-oh氏製)
実況付きP操作 Tarie配信(437キャラ目操作キャラ、way-oh氏製)


関連項目



*1
「修羅の国」の所在地に関しては諸説が多く、読者間からは現実の中国とする声もあるが、
公式ムックなどでは四国辺りに所在するのではと推測されており、また『蒼天の拳』では日本で生まれたと明言されている。
まぁ実際の所、各種外伝漫画においても核戦争以前から現代とは比較にならないレベルで治安が乱されいた事を匂わすような描写も多く、
核戦争が起きなかったIF世界『DD北斗の拳』でも普通に日本でアルバイトに勤しんでる訳だし。

ちなみに、『蒼天の拳』ではこの出産にリュウケンが立ち会って命名にまで口を出しており、
本編では「リュウケンは子どもに恵まれなかったため養子をとった」と語られたものの、
北斗宗家の血を引いている事から考えても結構近い親戚の生まれなのかもしれない。

*2
とはいえ、穿った見方をするとケンシロウらが使う北斗神拳は一子相伝で分派が無いとも言える。
それというのも、シュケンが創始した北斗神拳は三国時代をそれぞれ守護するために分裂したため、
その後の北斗神拳伝承者は三家の中で本流となった北斗劉家拳の者から輩出、
劉家拳に相応しい者がいない場合は他二家から選ばれるという形になっており、
北斗神拳は独立した拳法ではなく、北斗三家で最強の者が次ぐ称号という意味合いの強いものになっていたのである。
その後、空海と共に北斗神拳が日本に伝来するにあたり、北斗神拳は北斗劉家拳から独立し、
作中で用いられる北斗神拳に伝承されていくのである。

つまり、シュケンの創始した北斗神拳が分裂してできた北斗劉家拳から独立したのが作中の北斗神拳であり、
(作中の)北斗神拳から分裂した流派は無く、一子相伝であると言えるのである。
また、北斗琉拳は北斗劉家拳が名を変えたものであり、これもまた(作中の)北斗神拳から分派した訳ではない。

*3
アニメ版では御馴染みの台詞で次回予告にも締めで多用されており、累積回数順位では20回と第2位であるものの、
実は全編を通して初期(アニメ版基調の第1部)でしか使われていない。
アニメ版の次回予告での締め台詞が最も多用されたのが「北斗の掟は俺が守る!!」であり、
第2部のトキとの合流後以降から使われ始め、第4部ではほぼ終始この台詞で一本化されている。
そのため、累積回数順位では、前述の「おまえはもう死んでいる」を大幅に上回る38回と第1位である。

*4
より詳しく説明すると、この時拷問された相手はその辺り一帯を治める修羅であり、
ケンシロウが聞き出そうとしたのは羅将ハンの居城。
ケンシロウに捕まった修羅は「~アル」口調で喋る男で「ないアル、ないアル」と否定するので、
それを聞いたケンシロウは彼を岩に叩き付け「あるのかないのかどっちなんだ」と拷問した。

結局、拷問された修羅はケンシロウに危害を何ら加えておらず、他に悪事を働いた描写も無い。
このため、「偶々通りかかったから拷問した、吐かなかったからムシャクシャして殺した」ようにしか見えない。
まあ、一応弱肉強食の世界で育ってきた修羅のはずなので、本当に悪党だったのかもしれないが……。
北斗ではいつもの事とはいえ、こんなギャグのノリで殺されたのも酷さに拍車をかけていると思われる。
というか、新一のように口を割らせる秘孔はあるにも拘らず、それらを使わず普通に殺した時点でおかしいのだが。
流石におかしいと思ったのか、アニメではケンシロウを車で轢こうとした上に青龍刀で戦う普通の悪党に変更され、
その最後もハンの居城がある方向を指さした後爆死という、ある程度説得力のある内容に変わっている。

ちなみに、コーエーのゲーム『真・北斗無双』においてもこの修羅は登場する。姿は流石に流用だが。
他にもいくつかの兵士を率いて攻撃してくるので原作ほどの理不尽さは無いものの、いきなり殴り込んで言葉尻を捉えて拷問した挙句、
実は目視できる位置に目的地があったという所まで含め、完璧すぎるほどの原作再現度を誇る。


「み…水… 水を… それをよこせ… 全部だ!! 全部だ!!

「手となり足となり一生懸命生きてきたのです!!」
「だが…今はお前を生かしておいた 俺の甘さを後悔している!!」


「なあケン!」
「究はケン…」


最終更新:2024年03月05日 22:29