シャンプー


「女的乱馬、殺す!!!」

キャラクター概要

週刊少年サンデーで連載されていた高橋留美子氏による漫画『らんま1/2』の登場人物。漢字では「珊璞」と書く。
武術全般に秀でた女性中心の村として知られる中国・女傑族(じょけつぞく)出身の16才。
アニメなどのメディアミックス作品のCVは佐久間レイ氏が担当した。

作中随一の美少女然とした容姿と主人公の早乙女乱馬に対する一途さに加え、
女らんまに匹敵するプロポーションと 露出率の高さ を誇る同作屈指の人気キャラ。
特に「どんなに露出可愛くても、あいつ結局男だろ?」と、女らんまに萌えられない残念な健全な嗜好の男性ファンからの支持を一身に集めた。

更に作中の純粋な女性キャラの中では妖怪婆曾祖母のコロンを除き、最強クラスであるところも人気の一つ。
同世代を見渡せば流石に乱馬や響良牙、ムースといった男性陣達には及ばないが、それに次ぐ実力の持ち主とされる。
ちなみにそれに次いで久遠寺右京天道あかねが続く。

まぁ強い=戦闘に出やすい=脱がされると言えば身も蓋もないが、当時の青少年には彼女の活躍(露出的な意味で)は期待の星だった。
露骨にサンデーの売り上げが伸びた事があるくらいである。
ちなみに戦闘以外でもよく脱いでるが、なに気にする事はない。売り上げ的に言うなら 露出は正義である。

「~ある」、「~よろし」などの似非中国訛りを使うステレオタイプな中華系美少女の元祖とも言える存在であり、
GUILTY GEAR』の蔵土縁紗夢など、同系列キャラの造形にも少なからず影響を与えていると思われる。

劇中の活躍

第四巻にて「乱馬、殺す」という物騒なセリフと共に コンクリートの壁をぶち破って初登場。
以前(第一話より前)、中国で修行中だった女らんまに敗北したことがあり、
「女戦士がよそ者に敗北した場合、相手が女であったならば地獄の底まで追い詰めて殺すべし。
 ただし、相手が男であったなら夫とすべし」という女傑族の掟に従って中国滞在中のらんまに対する襲撃を繰り返していた。
あまりにしつこいシャンプーに、たまらず日本に帰国した早乙女親子を追う形で来日して再びらんまの命を狙ったが、
今度は男の姿をした乱馬にも敗北してしまい、男乱馬と女らんまが同一人物と気付かないまま
「女らんまの時は命を狙い、男乱馬の時は激しく求愛する」こととなる。
この複雑な状態は(乱馬がシャンプーに対する態度を決めかねていたため)しばらくの間続いた。

その後乱馬に求愛する際に邪魔な立場にいるあかねに彼女の殺意が向かったことで、腹を括った乱馬が目の前で水を被って女に変身し、
さらに「男は仮の姿で、あたし、本当は女だったの」(だからあかねを殺す必要はない)という嘘をつかれる。
女傑族の掟に従うのなら「自分は女」と発言した乱馬を殺さねばならなかったのだが、
掟とは無関係に膨れ上がった乱馬への想いを捨てきれずに、乱馬抹殺を放棄して傷心のまま中国へ帰国した。

帰国後、コロンに乱馬抹殺を放棄したことを咎められて臨んだ呪泉郷での再修業の際、
猫溺泉で溺れてしまい 「水を被るとネコになり、湯を被ると元に戻る体質」 となる。
恐らくこの時初めて呪泉郷の呪いについて知り、「水を被って女に変身した」乱馬は本来は男である(「自分は女」という言葉が嘘である)という可能性に気付いたのだと思われる。
コロンと共に再来日した後しばらくはネコの姿で乱馬の様子を観察していたが、
乱馬がお湯に浸かって男に変身したのを目撃し、彼が本来は男であることを確信。
性別的にも掟的にも障害が取り払われたため、帰国前にも増して積極的に乱馬へ迫っていった。
…代わりに乱馬が死ぬほど怖がるネコに変身してしまうという新たな障害が生まれたわけだが。
余談だが、水を被ると変身してしまうネコの容姿も、気品溢れるかなりの「美猫」である。

初登場時は日本語が不自由だったことも手伝い、求愛するにしても命を狙うにしても過激な面が目立ったため
ヤンデレ (という言葉はサンデー連載当時はなかったけど)じみていたが、再来日後は明るく無邪気な印象が強まった。
…と、言うよりこっちが地の性格なのだろう(邪魔者であるあかねに対しての攻撃性は中々薄れなかったが)。
再来日後は学校には通わず、家業の中華料理店をウェイトレスとして手伝っている。
ちなみに日本語も上達しているようだが、恐らく日本語ペラペラの曾祖母に教わったのだろう。

幼馴染のムースには幼少時から言い寄られているが、3歳の頃にムースに勝利しており(子供の喧嘩みたいなものだが)、
女傑族の掟で「負かした男とは結婚しない」というものがあることもあってまったく相手にしていない。
ただし心底嫌っているというわけでもなく、内心ではそれなりに好ましく思っているようである。
乱馬に必勝できる卑怯なアイテムを使った時は怒るでも冷たくするでもなく、見損なったと泣いていたり。
ムースがスルーされる原因の一つには、デートスポットに悪趣味ロウ人形館を選ぶようなセンスがある。これはもうムースが悪いとしか…。

戦闘時は双錘(ぼんぼり)をよく使用するが、武術に長けた女傑族の戦士らしく、
青竜刀や弓矢、果てには自転車やレンゲなど大抵のものは武器として扱える。
なお、名前通りシャンプーを使用した技「洗髪香膏指圧拳(サイファツヘンゴウしあつけん)」の使い手でもある。
これは特別な漢方液を配合したシャンプーとツボ押しによって 洗髪した相手の記憶を操作できる という恐ろしい技。
洗髪からすすぎ、乾燥までに要する時間はわずか56秒の早業である。ウェイトレスより美容師になればいいのに。
他にもこめかみのツボを圧して 短時間ではあるがマインドコントロールが可能 な「操身術」という技も持っている。
純粋な悪役だったらえらいことになりそうな設定である。

格闘ゲームでの性能

人気キャラだけあってSFCの格闘ゲームには皆勤。
漫画では壁をぶち破ったり自転車で屋内に突っ込んで行ったりとパワフルな面も目立っていたが、他キャラとの兼ね合いもあってかスピードキャラとして表現されている。

『爆烈乱闘篇』

トップクラスの移動速度と変則的な2段ジャンプを有する代わりに防御力が低いスピードキャラ。
2段ジャンプが使えないキャラもいる今作において、空中戦で大きなアドバンテージが得られる他、移動速度を生かせば地上戦でも有利に立ち回ることが可能。
発生とリーチに優れた「ボンボリストレート」は中・遠距離での主力技となる。

特筆すべき点は「高速2段ジャンプ」による空中機動力の高さ。
女らんまとシャンプーのみ使用可能な高速2段ジャンプはチート性能であると言われているが、シャンプーはらんまより飛距離が長く、空中での軌道変更も出来るためさらに一段上の機動力がある。
そのおかげで、スピードが遅い他のキャラでは実戦的でないめくりやすかし投げが例外的に機能する。
…まあ、クセが強すぎて使いこなすのは大変だが。

高速2段ジャンプのヤバさが良く分かるTAを用いたストーリーモード攻略動画。
キャラ性能解説付き。

『超技乱舞篇』

代名詞の感があるボンボリを含めて武器の類は使用せず、素手のみで戦う。
今作でもスピードキャラではあるが、2段ジャンプに『爆烈乱闘篇』ほどのチート性能はない。
いわゆる超必殺技にあたる「最大奥義」はジャンプ中に真下へと急降下する「落龍撃」。発生が速く、攻撃判定も見た目より広い。
最大奥義使用には事前に挑発(兼気合ため)を行う必要があるが、スピードのあるシャンプーは比較的狙い易い。

ランク的には中堅、あるいは中堅よりやや上辺りに位置する模様。
上位には少し手が届かないが、強キャラの一人である今条マリ子に不利が付かない点は大きい。

MUGENでのシャンプー

339氏と暗黒内藤氏によって製作されたキャラが存在。
どちらもSFC格闘ゲームのドットを使用しているが、元のドットが小さめなためcns側でサイズを1.25倍に拡大している。
また、システム関連が大幅に追加され、一般的な格ゲーキャラとも渡り合えるようにアレンジされている。

  • 339氏製作 爆烈乱闘篇ドット
鬼太郎などの製作で知られる339氏による『爆烈乱闘篇』のドットを使用したシャンプー。
ただし「shampoo_arrange」というディスプレイネームの通り、様々なアレンジが施されている。
2段ジャンプが原作のように変則的なものでなくなった代わりに、スピードが速く相手をすり抜けることが可能な前転や『MELTY BLOOD』のシールドが追加され、ストライカーとしてムースを呼び出すことが可能。
また、剣を使った突進技や山なりの軌道の飛び道具、2ゲージ消費の天翔脚→龍尾脚→落龍撃の連続技(この技を使用する際は『超技乱舞篇』のチャイナドレス姿になる)など、オリジナルの技も多い。

デフォルトで搭載されているAIも結構強い。
SFC音源のため、音声面の質がいまいちなのが残念な点。

  • 暗黒内藤氏製作 超技乱舞篇ドット
『超技乱舞篇』のドットを使って製作されたシャンプー。
乱馬や良牙など、同氏が製作した他のらんまキャラと同じくフロント(バック)ステップ・アドバンシングガード・ガードキャンセル・ジャストディフェンス・クイックアプローチ・メガクラッシュといった様々なシステムが追加されている他、空中ガード等のモーションがいくつか描き足されていたりする。
同氏製作の高原日勝の勝利演出やチキの「神竜石やられ」、右代宮縁寿の「メタ世界」などに対応しているのも特徴。
オリジナル技の「朱雀功」は2ゲージを消費して数秒間「歩き速度2倍」、「コンボルート増加」、「攻撃モーション高速化」などの恩恵を得る自己強化技。
また、「落龍撃」は3ゲージ技に変更されている。

ボイスはPSの『バトルルネッサンス』のものをメインに、SFC、PCE音源も使用されている。
AIは2012年7月13日の本体更新でSilvan氏によるものが搭載された。

「大歓喜~!!」


出場大会