古泉一樹


「ちょっとしたスペクタクルですよ」

谷川流氏のライトノベル、『涼宮ハルヒシリーズ』のメインキャラの一人。「こいずみ いつき」。
SOS団副団長にして、その正体は「機関」に所属している一種の超能力者
他のSOS団員に比べ下記の通り命懸けの戦闘が一番多い分、ある意味キョン以上の苦労人である。家族構成は不明。
CVは 小野大輔 氏。

原作では赤い光の球体となって神人(こっちではなく、光で出来ている巨人のようなもの)を倒したり、
巨大なカマドウマに光の球体を当てて攻撃している描写がある。原作では朝倉涼子並に、格闘ゲームに出ても違和感が少ない人物。
ただ涼宮ハルヒの作り出した閉鎖空間など、特殊な空間でしか力を使う事ができない。
そもそも「機関」とは閉鎖空間内に現れ街を破壊する(現実世界にも影響があるらしい)神人を倒すための超能力者集団である。
その神人はハルヒに不満が募ると現れるため、ハルヒの御機嫌取りとして派遣されたのが古泉であり、基本的にハルヒのイエスマン。
ハルヒを消した方が早いって?機関の説ではハルヒはこの世界の(無自覚な)創造主で、ハルヒを消すと世界も消えてしまうのでNG。
その役割故に顔や態度には出さないが「字の荒さに本性が滲み出ている」とも言われている。

アニメ版での行動(特にキョンに対する態度)からガチホモ呼ばわりされている事が多いが、そんな事は無い
というか原作じゃでもなければバイでもなく、その片鱗すら無い
原作のエピソード「雪山症候群」では、
「部屋に現れた偽キョンに『やりそうにないような事』をされた」という意味の気になるセリフを吐いてはいるが、
これは長門からのメッセージなので個人がどう思っているかは関係無かったりする。
さらに言えば、古泉本人はこれに対して「気味が悪かった」と言っている。
初登場時からキョンに突っ込まれると軽く受け流してしまうが、実はハルヒに気があるような描写がたまにあり、
それでも二人の事を思って身を引いているようだ。世界の危機なんていう深刻な事情が全く無いパラレルワールドでは、
ハルヒと仲良くなろうと積極的にアプローチしており、さらにキョンにはっきりとハルヒが好きだと明かしている。
ちなみに、原作では死亡フラグとも取れる発言をしていたりする(前述の雪山症候群など)。

『月刊少年エース』連載の漫画版では、
諸事情でみくると休日行動を共にしていたキョンにわざわざ嫌味を言いに来たり、
単独で事件に巻き込まれたキョンからの電話に心底嫌そうな顔で対応したりと、
原作と比較して相当に性根がねじ曲がったキャラになっている。彼が何をした。本性を隠さなくなっただけでは?

+ 『ハルヒちゃん』版の古泉
公式パロディ作品『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』では普段は原作とあまり変わらないが、
閉鎖空間で「超能力戦隊(古泉はレッド)」なる戦隊を結成していたり、
キョンの初夢の中で「富士山のフリをする普通の山(といいつつホバリングや飛行ができるが)」の「富士泉」役で登場したりと、
他のキャラの例に漏れずはっちゃけている。
ちなみに連載初期は一人称が「私」になっていたり、キョンの事を「キョン君」と呼んだり(原作では「あなた」としか呼ばない)など、
作者の確認不足が多い描写が見受けられたが、後に一人称は「僕」で統一された。

若干腹黒キャラとなっており、キョンやハルヒちゃんをいじる側に回る事も結構多い。
この作品でもキョンに対して、度々意味深な反応をしてはいる。その一方で、ハルヒに「心の壁」を持ってこいと言われたキョンが、
しょうがなさそうに古泉に「好きだ」と言ってみると、古泉は一瞬赤くなったかと思うと物凄い勢いで血の気が引いてドン引きしている
(ちなみにこれが原因で「特大」の閉鎖空間ができた)。
他にもバレンタインデーに、ハルヒによってキョンに対してラブコメやらされる羽目になった際も物凄く嫌そうにしていた(最後に開き直るのだが)。
あとハルヒにやりたくない事をさせられる時は開き直ろうとして饒舌になる。
一時期、キョンとハルヒをくっつけてしまおうと暗躍している事もあった。

また、新川さんや森さんが非常識・非現実的な行動をしても、同じ機関だからか軽くスルーできる(新川さんのボケには対応出来なくなってきてるけど)が、
長門や鶴屋さんの場合はよく驚いたりしている。しかしながら常識人的な対応も多く、キョンと共にハルヒ達の暴走に頭を抱える事もしばしば。
むしろキョンの相棒的なポジションを確立しており、
古泉の出番が無いとキョンが心配し、単行本裏表紙では「キョンとイイ感じ」と言われるなど、良い意味で原作以上に仲が良い。
あと、強風程度(顔を覆ってしまう程度)でシャツのボタンが全部はじけ跳んでセクシーショットを見せる事が多々ある。
なお原作でキョンによくゲームで負けている事から、あるゲームで長門はおろか、みくるにまで負けて落ち込むハルヒの前に、
「全てのゲームに負ける男」として立ち塞がった。え?初期の頃の話でキョンに紙相撲で勝利してた?聞こえんなぁ
あと「レッドバルーン古泉」やらホストの格好した際の「紅のスーパーボール射月(イツキ)」など変な異名が多い
(ちなみにキョンは「魅惑のジェネラルパーソン虚雲(キョウン)」)。
これらは神人と戦う際に赤い球体になる事からか、「赤」や「玉」に因んだものとなっている。
また、単行本の恒例となっている嘘予告の一つ「小泉一樹の過去」を購入特典の短編とは言え本当に執筆されていたりと、何気に優遇されている
(他の嘘予告が過去話じゃ無いのも関係あるだろうが)。
その一方で四巻の表紙が小泉メインについて「許可が下りると思っていなかった」などと発言されたりしている。

アニメ版では谷口白石氏)に並ぶアドリブを披露している
(ちなみにキョンは中の人のおかげで、2人を遥かに凌駕している)。
キョンとハルヒの風船バトルの時に「バルーンファイト、レディゴー!」と言ったり、
キョンが刀に振り回されている時に「まっわーれ↓」などと言っている。
また(キョン、古泉含む)全員がメイドの格好をさせれる事になった時に、
「へー、えぇ!?」と原作では見せた事が無い驚き方をしたり(原作『ハルヒちゃん』でも台詞は無い)、
長門が作ったギャルゲーの攻略対象10人目が新川さんと考えた時には、作画崩壊と言わんばかりの凄い顔になっていた。
キャラ大崩壊のOP、EDではキョン同様歌詞をほぼ歌わないが、歌詞の後半に急に参戦してきたり、「とっときハム太郎」と際どい事を言っている。

+ ニコニコ動画での扱い
二次創作ではやはりアッー!の方向に持っていかれる事もあるが、
当然ながらこの手の扱いを好まないファンもいるので、取り扱いには注意されたし。
真面目な作品なら自分の存在意義に思い悩んで「古泉一樹が憂鬱」になったり、
時にはハルヒやキョン達の頼れる兄貴分として描写される事もある。
また、『涼宮ハルヒちゃんの憂鬱』でも似たような話があったが、
原作以上に頻繁に揉め事や閉鎖空間を生み出すハルヒの対処に(大抵一人だけで)追われてしまい、
ガチで過労死(二次の場合、神人との戦いで命を落とす鬱なものもある)しかけるなど、
キョン以上に苦労人やオチ担当ポジションや谷口以上の三枚目になる事もある。

家族構成が不明で作中でも語らない事から、二次創作では様々な仮説が描かれる
両親とは死別している説、
元々は孤児で能力を見込まれて機関に引き取られた説
自分に関する全ての記憶を消している説、
登場しないだけで実は両親も機関の関係者説、
更には「ハルヒの能力(超能力者に合いたいという願望)によって生み出された存在」というトンデモ説まである。


「まっがーれ↓」


MUGENにおける古泉一樹

minoo氏が製作したものが存在。
ちなみに原作と違い、MUGENでは普通のステージでもバリバリ戦闘できます
原作やアニメ同様に赤い玉になって飛び回ったり、火の玉を投げる技を使って戦う。
残念ながらもちろん阿部高和コンバット越前のように、相手を引きずり込んで「アッー!」などというホモ技は搭載されていない。
どの距離でも対応できる万能型で、他の『涼宮ハルヒ』シリーズのキャラクター勢の中でも性能的には強い方。
攻撃範囲の広い必殺技と高性能な飛び道具で、タッグバトルでは後衛として役立ってくれる。
J.J氏が外部AIを公開しており、キャラの性能と相まって中々強い。

単体キャラ以外では、ゆ~とはる氏製初音ミクの「にこにこオールスターズ」の一人として呼び出される
(ただし画面外から火の玉を連射するだけで本人は映らない)他、
チョイヤー氏のハルヒが勝利した際に外野として声を聞く事ができる。

出場大会

+ 一覧
削除済み
更新停止中

出演ストーリー

+ 一覧


最終更新:2021年12月27日 14:40