ポゴ

「あ‥‥      あ‥‥!」

「あいぃ~~~ッ!!」

スーパーファミコンで発売されたスクウェアのRPG『ライブ・ア・ライブ』の一人
最初に選べる7つのシナリオの1つ「原始編」の主人公。
キャラデザインは「おぼっちゃまくん」「ゴーマニズム宣言」で知られる小林よしのり氏。

プロフィール

狩りを許される年齢になったばかりの原始人の少年。
ズバ抜けた嗅覚を持っており、匂いを嗅いで獲物などの位置を知ることができる。

実は「幼い頃に家族を亡くし、長老に拾われて育った」という裏設定がある。
しかも後述の展開により、その生まれ育った故郷を追放される事に……

しかしゲーム中では そんな悲壮さを全く感じさせないギャグ要員

原作解説(原始編)

サブタイトルは『接触』。
石器時代に暮らす少年が、集落に迷い込んだ少女を救うため騒動に巻き込まれていく、作中随一のコミカルなシナリオ。
+原始編ストーリー(ネタバレ注意)
まだ言葉も存在しない、はるか昔の原始時代。
人々は洞窟に集落を作り、獲物を狩りながら逞しく生きていた。

そこで暮らす原始人の少年「ポゴ」が初めて狩りを許された日の晩、
少し離れた所に住むクー族の少女「べる」がポゴ達の集落へ逃げ込んでくる。
べるに掟破りの恋をしてしまったポゴは、彼女が生贄の儀式に捧げられようとしていることを知り、
彼女を取り返そうとするクー族の戦闘部隊から彼女を守りぬく事を決意する。
最終的にはクー族に崇められていた恐竜「おーでぃーおー」と対決することになる。

LALは全体的にシリアスな描写が多いが、その中にあって原始編だけはひたすらコミカルテイストで突っ走っている。
一応、中盤で掟を破ったことが長老達にバレたため集落を追放されたり、おーでぃーおー戦でそれまで対立していた
クー族の「ざき」と共闘する熱い展開があったりはするのだが、それ以外はほぼギャグ一辺倒と言っても過言ではない。
主人公ポゴや相方のゴリ、集落のモブ原人に至るまで、コミカルなドット芸を見せてくれる。

そして最後は「ざきが新たな長となったことでポゴ達の部族とクー族が和解し、ポゴも元の住処でべると新たな生活を始める」という、
他の編の主人公達に分けてやりたいほど、最初から最後まで何も失わない好待遇っぷりである。

このシナリオの時代は「まだ言語が存在しない」という設定のため 文字による会話が一切無く
人々の会話はすべて絵文字による吹き出しやジェスチャーによって行われる。
その要素はシステム面に至るまで徹底されており 技名とその説明が系統以外すべて擬音 である。
だいたいあってる(字幕的な意味で)
ただし代わりに「ウホウホ」というボイス効果音が存在し、随所で使われている。
ボイス担当は当時のスクウェア開発スタッフの一人である松村靖氏。

フィールドでは野生動物達が出現し、獲物を狩ることで様々な素材アイテムを集め、
合成屋に持っていくことで色々なアイテムを合成できる。 所謂モンハン
エンカウント方式自体はシンボルエンカウントなのだが 敵シンボルは一切目に見えず
Yボタンで使用するポゴの特殊能力「匂いを嗅ぐ」ことにより獲物の位置を知ることができる。
ただし、匂いは風で流される上に獲物は常に移動し続けるので、素早い敵は中々動きを捉えられないこともある。
また獲物だけでなく、肉の匂いや危険な匂いも察知できる。

こんな原始編はLALの中でも特に隠し要素が多く、特定条件下で出現し強力なアイテムを落とす隠しボス「キングマンモー」や、
謎の石像に100回話しかけた後に現れる小部屋で正しいアイテムを選ぶと手に入る装備品「モノな石」など、
事前情報無しでは発見すら難しいイベントが幾つか存在する。

+最終編でのポゴ
最終編では回復アイテム「なおり草」の群生地に潜んでいる。
ポゴが主人公以外の時は、パーティーが近づくと警戒して隠れてしまい、
何度か話しかけると怒って戦闘になり、倒すと降参して仲間になってくれる。

ただし原始編は本作の中でも特に戦闘が多いためレベルが上がりやすく、
無限レベルアップポイントまであるため、ポゴのレベルを上げすぎていると倒すのが非常に辛くなる。
そんなポゴだが、女の子のレイで行った時だけはデレて無条件で仲間になってくれる。
誰かべる呼んでこい
ちなみに他の主人公の時でも微妙にポゴの態度が変わっており、
上記のレイの他、ユンアキラキューブが主人公の時は近付いてくるが、
サモサンダウン高原日勝おぼろ丸が主人公の時は無視してランダムに走り回る。
ただしそれ以外は特に何も変わらないため、この微妙な行動の違いが何を意味するのかは不明だが。

主人公の時も言葉が存在しないことに変わりはなく(一応「ウホウホ」のボイスはあるが)、
また他のメンバーは普通に喋っているので原始編のように絵文字だけで話すわけでもない。
ではポゴのセリフはどうなっているのかというと……

「あ‥‥    あ‥‥!    あいぃ~~~ッ!!」

……ひたすらこの台詞1種類のみである。 やっぱり愛だよね!
一応原始編エンディングで初めて発した言葉ではあるのだが、 オルステッドへの説得の言葉もこれのみである。

とはいえ、元々この最後のやり取りにしたいためにこういう雄たけびという説もあり
オルステッドに まっとうな友情か愛情があればここまで荒む事もなかった と考えると
こうしたやり取りもある意味必然かもしれない(じいさん二人は良い人だけど、志半ばで死んだ)。
彼は愛に飢えていたのか……

元の世界に帰ったポゴは、べるとの間に一子を授かることに。

+ゲーム開発の発端は原始編?
なお、本作『ライブ・ア・ライブ』の開発の発端として、
漫画家の小林よしのり氏が 原始時代風のイラスト(後の原始編のイメージイラスト)をいきなり発表 し、
そのイラストでゲームを作ってくれるゲーム会社を募集したことがきっかけで、
その募集に対しスクウェアが名乗りをあげ、そこから『ライブ・ア・ライブ』の開発がスタート することとなった。
……と、『コロコロコミック』で経緯が語られた伝説が残されているのだが、
この開発経緯は、 前触れもなく他の6名の作家が参加する など、全編ギャグ調に描かれており、
さらに別の雑誌『ゲーム・オン!』のインタビューでは、ディレクターの時田貴司氏が
漫画家の起用の前にまずオムニバス制というものを考えていた 」と述べているので、
どうやらこれは話題作りのためのネタであった可能性が高い。
『コミックボンボン』の『メダロット』『クロスハンター』でも似たようなことをやっていたし。

ちなみに、小林よしのり氏はDQIをプレイしてコマンド型の地道なRPGはまったく楽しめなかったと漫画に書いている が、もし本作をプレイしたならどう感じただろうか。
お望みの「王様殺し」と「魔王になれる」は一応このゲームで出来るけど

原作中の性能

物理系で直接的に打撃を加える技が多く、単体への破壊力に優れる。
また、マヒ・毒・眠りなど状態異常を加える技や、遠距離技、全体技なども備えている。
レベルアップでのパラメータの伸びも中々良く、初期値こそ低いがバランスよく成長していく。
しかし反面、効果範囲が狭かったりデメリットがあったりなど性能的には少々クセがある。
レベル16で覚える最強技「ドデゲスデン」は強烈な攻撃力を持つ反面、
直後に反動で自分のステータスが著しく弱体化するというデメリットがある。
原始編でずっと付き添うポゴの仲間であるゴリも同様にかなりクセのある性能。
ヒロインのべるも脆弱でイベントが進むと攫われてすぐに離脱してしまうため、回復技を覚えるものの本編中は出番が少ない。
(だが、べるの専用装備とレベルをしっかり上げておくと……。詳しくはおーでぃーおーの項目を参照)

最終編でもそのクセの強さがネックとなり、最終メンバーとしてはやや使い辛い。
しかし、ポゴが最終編で大きな役目を果たすのは、むしろ本人よりも前述の隠しイベントで手に入る強力なアクセサリ。
  • 「コーラのビン」装備すると速+30、攻撃アイテムとして使うと ほぼ999ダメージ+複数貫通 の「ばりばりどりーん」を 何度でも発動可
  • 「王者のキバ」装備すると力+20、 石化・酔い・眠り・マヒ・毒無効化
  • 「モノな石」装備すると 知+50 、攻撃アイテムとして使うと敵のHPが見える「天使のリサーチ」を何度でも発動可
これらを全てポゴに装備させて最終編に持ち込んでおけば強烈な効果を得ることができる。
特に攻撃アイテムとして使える「コーラのビン」の威力はまさにチート級。

ただし、コーラのビンと王者のキバをゲットするためには、先にも述べた本作の中でも最凶クラスの隠しボス
「キングマンモー」を倒さなければならないのだが、よりにもよってべる離脱後にしか出現しないため、
ポゴとゴリの二人だけで倒さなければならない。
さらにコーラのビンは確率で落とさないこともあるため、入手には根気が必要(王者のキバは戦闘終了後に必ず入手)。
一応、マヒと毒で上手くハメて比較的安全に倒す方法も確立されているのだが、攻撃が凶悪なためレベル不足だと詰むこともある。
そもそもエンカウント自体が困難なのだが。
(原始編は敵が透明なシンボルエンカウント方式な上にキングマンモーのシンボルは超高速で移動している)

+メタ的な話
なぜ原始時代に「コーラのビン」が存在するのかはわからないが、ファン間の一説には
「実は原始編は全シナリオ時系列上では最後に来ており、SF編より後の文明が滅んだ世界」
等とも言われているが、根拠もない憶測であるがゆえにネタ話の枠を出ない。
そもそも、特にバックボーンも用意されてないドロップアイテム一つを根拠に、
世界観の根底に関わるようなトンデモ説に繋げてしまう事自体が野暮であるとも言える。

設定の話は別として「コーラのビン」の元ネタは『ミラクル・ワールド/ブッシュマン』だと思われる。
(現代の秘境に住まう原始人の集落に、飛行機のパイロットが空から捨てたコーラの瓶が原因で大騒動を起こす映画)
もう一つの時代錯誤な異物「モノな石」の元ネタはほぼ明らかに『2001年宇宙の旅』の冒頭で登場する
猿人(ヒトザル)に知的生物への進化を促した宇宙からの飛来物モノリスである。


MUGENにおけるポゴ

  • 暗黒内藤氏製作
LAL各主人公キャラを製作した暗黒内藤氏製作のものが存在する。
システムも同様であり、レバー上ではなくAでジャンプ、Bで攻撃、Xでガード、Yで受け身の4ボタン型。
ドットは原作のものを使用しており、試合中は『KISS OF JEALOUSY』(原始編の戦闘BGM)が流れる(ON/OFF選択可)。
BGMは相手が同じ様に専用BGM持ちのキャラだと流れない(未対応も有)
原作に存在した様々な野性の技を使って戦う。ちびキャラで基本的に火力は高め。
コンボがほぼ無く、高性能のステップと1発の火力で戦うタイプのキャラ。
フロント&バックステップ中は当り&ぶつかり判定が消える(無敵&すり抜け)。
更にガードモーションをステップでキャンセル可能(但し攻撃を喰らってない時のみ)。
尚、氏のLALキャラはちびキャラといっても、食らい判定は共通して見た目以上に高く設定されている。

原作での持ち技が元々少ないため、仲間である「ゴリ」「べる」「ざき」を
1ゲージ消費のストライカーとして召喚して技を出させることができる。
(仲間達に攻撃を当てて撃退等は出来ないので、実際ストライカーと言うより技の演出で登場する形である)
ゴリの「ウキッ」は原作を再現して毒フィールドを生成し、一定時間ごとに味方含め乗っている者全員にダメージを与える(2回で消滅)。
最強技の「ドデゲスデン」は3ゲージ技で強力な攻撃力を持つが、原作同様やはり反動で攻撃力が大きく下がってしまう。

氏の自作AIがデフォルトで搭載されている。レベルは2段階で、投げからの追い討ちが強烈。

A ジャンプ & 空中ジャンプ
B 攻撃用ボタン(詳しくは下記)
X ガード
Y 受身 & ダウン回避
66(ガード中6) フロントステップ
44(ガード中4) バックステップ
B(地上) ボコボコ ・鈍器技/ブン、ボコ
2 + B(地上&空中) ドカドカ ・けり技/ドカッ、ドカ
214214 + B(地上) ウホぷぅ ※2ゲージ消費
・おなら技/ぷぅモワ~ン、ウッ!
412 + B(地上) グーグー ※投げ技
・精神技/グルグルゥ‥グーグー
632 + B(地上) グイグイ ※投げ技
・しめ技/グルグル、キュゥ
214 + B(地上&空中) ブンブン ※中段技
・飛ぶ技/タァ~~ッ!ガツ~ン
41236 + B(地上) ガボラッチョ ※投げ技、ゲージ吸収
・回復技/ガブ!ムシャ!ウォォ!
236 + B(地上) キコキコ ※下段技
・火の技/キコキコ、ンボッ
63214 + B(地上) ウォ~ウォ~ ・精神技/ウォ~~!グラグラ
698 + B(地上&空中) ズドゲラデイン ※中段技
・頭から落下する技/ゴン!!
4123632 + B(地上) ドデゲスデン ※3ゲージ消費 & 使用後攻撃力半減
・鈍器技/ンラァ!ドカボコズガ
236236 + B(地上) ウキッ
(アシスト:ゴリ)
※1ゲージ消費、毒フィールド生成
・投げ技/ブリプリ‥ウキ?ブン!
478478 + B(地上) ふれふれー
(アシスト:べる)
※2ゲージ消費、ライフ回復、攻撃力+0.15倍
・回復技/ふれぇ~ふれぇ~!
632632 + B(地上) ばりぶる~ん
(アシスト:ざき)
※1ゲージ消費、当身技(投げ以外)
・反撃技/いぃばりばりぶる~ん


出場大会

プレイヤー操作

単発!良キャラ発掘絵巻(Part160・対戦相手)