沙悟浄




「お久しぶりです。 昔のようにはいきませんよ?」

沙悟浄は『悟空伝説~MAGIC BEAST WARRIORS~』のキャラクター。

沙悟浄とは

小説『西遊記』に主要登場する神仙。
元々は天界の役人であったが天帝の宝であった玻璃(水晶)の杯を誤って割ってしまい、人を喰らう妖仙に落とされた。
その後三蔵法師を9回も食い殺すが、転生を重ねた三蔵法師と孫悟空の力によって負かされ、仲間となる。つーか三蔵法師パネェ。
そして天竺へ到達した後は再び捲簾大将の座に戻ったとされる。
ちなみに大将の位が指しているように天軍でもかなりの位置にあり、天帝の近衛軍の大将を勤めるエリート中のエリートだったりする。

原作西遊記には存在せず、後から付け足されたキャラクターである。
河童の姿をしているというのは日本でのオリジナル設定であり、本当は老人の僧の姿をしている
(本来は河の妖怪というだけで、そのため中国製作の映画『西遊記~はじまりのはじまり~』だと 巨大な魚 だったりする)。
また、沙悟浄と言えば三日月型の刃の付いた杖で戦うイメージがあるが、あれは本当はスコップである。

『悟空伝説』とは

そもそも『悟空伝説』というのは、1995年にプレイステーションで出された実写格闘ゲームのことである。
作ったのは、ブランディアを手掛けた アルュメ という大変発音し辛い名前(フランス語で「火を灯す」という意味)のメーカー。
このゲームを出した4年後にひっそり倒産した。
勿論元ネタは西遊記。実写格ゲーブームに乗る形で作られ、ツインゴッデスとは同期の仲。

このゲームの特徴として、対戦の合間にNHKの教育番組のようなほのぼのした実写ムービーが挿入されることが挙げられる。
ただし説明セリフが無いまま場面が突然変わるので、ストーリーは観ていて分かり辛い。
大まかに説明すると、旅を終えた後の孫悟空の元に、洗脳されたかつての仲間や敵達がやってきてドンパチやるという感じ。
なお、何故か マルチエンディング である。ラスボスにとどめを刺したキャラによってエンディングが変わるが、
ロクでもないオチばかりなので沙悟浄ENDが一番GOODENDに近い。

ゲームとしては、まだ当時としては珍しかったキャンセル技があったり、キャラごとの個性はある。
ただ判定が色々とおかしく、ゲージ技が無いなどイマイチな点も目立ってしまう。


悟空伝説における沙悟浄

沙悟浄ということで河童なのはまあいいとして、何故かウルトラクイズの司会者 みたいな格好で登場。
原作と違い武器は使用せず、奇声を発しながら徒手空拳で戦う。
その突飛な印象とは裏腹に、イケメンボイスと紳士的な言動で女性達の心を掴む(多分)。
正気を取り戻した際には「悟空、すまん…ゆるしてくれ!」と詫び、
襲ってきておいて助けを求める牛魔王に「ふざけるんじゃないぜ!」と怒鳴るなど熱血漢の一面も秘めている。
ただし、「オマエだけには勝ちたいんや、スゴく」と切実に言う猪八戒に対しては、
「ハハハ。勝てるものなら勝って見なさい。このブタ!」 とえらく辛辣である。過去に何があったというのか。

とはいえ、このゲームにはもっとぶっ飛んだキャラもいるので、一行の常識枠といった所か。
+その一例


MUGENにおける沙悟浄

NGI氏による原作のグラフィックを用いて製作された沙悟浄が存在。
氏曰く「ほんとはブタが作りたかった」らしい。
基本は原作通りだが、巨大なキュウリを相手に叩きつける見た目とボイスがそこはかとなく卑猥なオリジナルゲージ技が追加されている。
…が、無敵が無い上に発生も速いとは言えず、カットイン表示後にサクッと潰されるという哀しみを背負った技である。
むしろノーゲージで4割以上消し飛ばし、コンボにも組み込める乱舞技の方が脅威。キュウリよりも火力高いし。
なお、地を這う飛び道具は何故か一発目にしか攻撃判定がないという謎仕様だが、これは原作再現とのこと。

AIは未搭載だが、5%オフ氏の外部AIが存在。正に黄金タッグである。
とにかく上記の乱舞技が強烈で、跳び込みからのラッシュを喰らうと5~6割ほど持って行かれることも。

プレイヤー操作


「また戦えることを、楽しみにしていますよ。」

出場大会

プレイヤー操作

アルで昇華(part54)