「ウルトラセブン、僕に力を貸して!セブン!!!」
円谷プロの特撮『
ウルトラマン80』第44話「激ファイト!80VSウルトラセブン」に登場。身長40m、体重3万5千t。
ウルトラセブンと後述の一点以外
全く同じ風体をしており、『
ウルトラマン』に登場した
ニセウルトラマン同様、所謂“偽ヒーロー”の類。
しかし、作品が飛んだとは言えTVシリーズで偽者が二回も出てくるなんてセブンか
ライダー1号くらいのもんだろう。
ウルトラ怪獣の中でも数少ない、“
宇宙忍者”等の肩書が用意されていないキャラクターでもある。
放送当時の書籍では「怨念セブン」または「怨霊セブン」と記載されたことも。
その正体は、暴走族「サタン党」に襲われて重傷を負ったサッカー少年・田島直人が、
意識朦朧ながらも夢枕で大好きなウルトラセブンのソフトビニール人形にサタン党への復讐を願い、彼の精神が人形に憑依して実体化した存在。
明言こそされていないが、一種のマイナスエネルギーによって誕生した存在と言えるかもしれない。
一見、外見上は本物のウルトラセブンと変わらないが、胴体中央の銀のラインが
言われないと気が付かないレベルで異なる
(本物→上に行くほど細くなって胸部のプロテクター状の部分直前で途切れる。妄想→上までずっと太さが同じ。
ただしこれは「偽物だから」ではなく、単に違うスーツを使ったために生じたスーツの個体差である)。
他にも本物とは明らかに違う牛の鳴き声に近い不気味な唸り声(音声自体は過去に登場した怪獣・ホーの流用)や、
ユリアン(
某閣下ではない)のテレパシーが通じないなど、中身は完全に別物である。
また、夜のシーンに登場するため目の黄色い部分はライトがより映える
タロウのマスクと同じ型から抜かれている。
実際、映像で見ても煌煌とした目付きが印象的に仕上がっているのが分かる。
一応、本物同様にエメリウム光線を発射する他、サッカー好きの直人の心を受け継いでいる為、
キック攻撃を得意としている。
サタン党に復讐を果たすために暴れ、夜の街で破壊の限りを尽くし、UGMや80とも激闘を繰り広げた。
妄想セブンに襲われた恐怖のあまり腰が抜けたサタン党が土下座して深く反省した後も怒りを鎮めず暴れ回ったが、
最後は80に「セブンを信じる子供達の心を踏み躙るつもりか」と説得され、
直人の怒りが治まった所にタイマーショットを受けて活動停止、80に宇宙に運ばれる。事件の後、直人は無事に回復した。
その他、ビデオ作品『ウルトラスーパーファイト』においても
第5話「悪夢!? マン対セブンの決闘? -紅い悪魔 妄想ウルトラセブン登場-」にて登場している。
ウルトラ戦士に倒された者たちの邪念で復活した。手始めに
Aを襲って重傷を負わせ、
続いて現れた
ウルトラマンと雨の中で泥まみれの激闘を繰り広げたが、最後はウルトラマンに倒された。
ねちっこい泥レス描写に官能を覚える特殊性癖の人も一定数存在するとか
この時の担当声優は
ドラゴンボールZの
ブロリー等でお馴染みの
島田敏
氏(同作の登場人物・ナレーターの声を全て兼任)。
ゲーム作品では『ウルトラマン Fighting Evolution 3』に登場。
声は映像作品と異なり加工されたセブンのものを使用している。
ウルトラモード「激ファイト!80VSウルトラセブン」に敵として出現し、
一定条件を満たせばプレイアブルキャラクターとしても使用可能になる。
基本的にはTVシリーズ本編と同様の特徴を持ち、フェイクエメリウム光線を使用できる他、
RLボタン対応のサッカーキックや、原作未使用のアイスラッガーも使用可能。
また「走れない代わりに、歩行動作中は多少の攻撃では怯まない」という特性を持っている。
本物のセブンと戦闘スタイルはほぼ同じだが、コンボは本物より少ない。
正直80の怪獣を出すなら他にも適役がいるような…まぁコンパチキャラ故の選出なんだろうけど
MUGENにおける妄想ウルトラセブン
ゴロザウルスや
ジェットジャガー他多数怪獣を製作しているカーベィ氏製の物が存在。
怪獣スレ2の898でお披露目され、現在は氏のサイトにて公開されている。
2020年8月13日に大幅に性能が更新され、それまでのものよりも一般キャラ寄りの性能となった。
這い寄る混沌氏の
ウルトラセブンを改変して作られており、
主な改変点は立ち状態や歩行時のスプライトが変更されて手を前に突き出すようになっている点、
搭載されている技の性能や種類が変更されている点、
そして割合ダメージが固定ダメージに変更されている点がある。
通常技はパンチやキック等が搭載されており、しゃがみ状態でも技が出せるなど、元となったセブンに比べて一般的な性能となっている。
必殺技には原作でも使用した「サッカーキック」や「フェイクエメリウム」光線が搭載されている。
他にもアイスラッガ―を持ちながら突進する「辻斬り」や空中で一回転する「サマーソルトキック」などイメージに沿った技を所持している。
超必殺技は元のセブンと同じようにアイスラッガーを投げる「フェイクスラッガー」、
相手に近付いて蹴り上げる「必殺サッカーキック」の他、
原作のように青いオーラを纏い、一定時間自身アーマー付与・攻撃力と防御力の増加・機動力を上昇させる「怨念暴走」が搭載されている。
怨念暴走時にはAIもかなり攻撃的になるため強力である。正に原作の妄想セブンを再現した技と言えよう。
また、12Pでは開幕から怨念暴走状態であり、かなりの強さを誇る。
相手やシチュエーションに合わせて使い分けるのがよいだろう。
+
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旧版の性能 |
旧版では改変元である這い寄る混沌氏のセブンにあった技の多くが削除されており、
ダッシュもなくなったため全体的な機動力も落ちていた(バック転は残っている)。
2012年2月19日の更新で大幅に性能が変更された。
更新前は通常技の出だしで青いオーラを発し、自身の喰らい判定が無くなるため無敵状態になる。
しかし如何せん攻撃判定の発生までに非常に時間がかかり、フレームにしてなんと 150F以上という遅さである。
あまりに遅いため、この間に後方に回られて攻撃判定発生と同時に無敵が切れた所を反撃されるのがオチだろう。
このため地上通常技は 死に技といっても差し支えないくらい弱かった。
更新後は、無敵時間は無くなった代わりにスピードアップされ使えるようになった。
逆に2つの空中通常技はどれも判定が強く発生も早いため主力になる。
特にYボタンの急降下キックは、前方ジャンプしながらだとかなり早い速度で前進していくため、
ジャンプした瞬間に低空で出すことで、突進技のような使い方もできる。
また、映像で使ったビルを投げる技も搭載されていた。
必殺技は全て ゲージを必要としており、本物のセブンがノーゲージで使用できたエメリウム光線や、
サマーソルトキックもゲージを消費するようになっている。
サマーソルトキックは消費量がそれほど多くなく無敵もあり、切り返しが弱い妄想セブンにとって重要な暴れ行動となる。
サッカーキックもリーチは短いが全身無敵なのでこれも反撃として有効。当たると相手を大きく上に吹き飛ばす。
この後は空中ガード不能且つダウンを奪うサマーソルトで追撃するといい。
フェイクエメリウム光線も共に威力が高い。
3ゲージ版も存在するが、上方向に放つため密着しないと地上の相手には当たりにくい。
ビル投げは投げてから相手に当たらなかった場合は設置技として機能する仕様だったが、最新版では設置できなくなっている。
ここまで読んで分かる通り、総合的な性能は本物のセブンには大きく劣っている。
改変元にあったゲージ自動増加が残されているため、自分から攻めに行くよりも、
ゲージが溜まるのを待って相手の攻撃を耐え、頃合いを見てゲージ技で反撃という戦法が主になるだろう。
最新版で追加された12Pでは「マイナスエネルギーが暴走した」という設定で、
常時体が青くなり、オーラもたくさん出てきており、攻撃力&防御力増加・攻撃がガード不可・常時ゲジマユが追加される。
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出場大会
最終更新:2023年11月22日 22:06