火引強




  • 格闘スタイル:喧嘩殺法・無頼拳
  • 身長:180cm
  • 体重:88kg
  • 血液型:O
  • 誕生日:11月22日
  • 出身国:日本(後に香港に移住)
  • 好きな物:お酒 昼寝
  • 嫌いな物:先の尖った物
(以上「シャドルー研究所」より)
ストリートファイター』シリーズのキャラクター。
名前の読みは「ひびき ごう」。火引弾の父親であり、今の所設定上のみ存在する
(冒頭の画像も『ストリートファイターIV』のダンの コスチュームの一つ であり、強本人ではない)。

豪鬼剛拳轟鉄豪雲らと名前が「ごう」で揃えられているが、親族とか師弟とかいった設定は無い。
自称サイキョーの息子と違って相当な実力者であり、過去にサガットの片目を潰す程の手練である。
しかしこの戦いにてサガットに殺害されてしまい、ダンが復讐心を持つ切っ掛けとなった。

経緯については雑誌広告等に掲載された『ZERO2』のサガットのサイドストーリーで描かれている。
サガットの右目は幼少の頃チンピラに潰されかけて失明同然であり、
その時のトラウマと完全に光を失う恐怖から、サガットには無意識に右顔面をかばう癖があった。
癖といってもほんの些細な動作であり、それまでの対戦相手は誰も気が付かなかったのだが、
この癖をすぐさま見抜いたゴウは、それを利用した巧みな攻めでサガットを追い詰め始め、
止めとして必殺の連続ケリを右顔面に向けて放つ。
しかしそんな自分の弱点を悟ったサガットが一か八か敢えて右目で技を受けにきた為、ゴウは僅かに体勢を崩してしまい、
その隙に強力な一撃を叩き込まれ、内臓破裂で死亡するに至った。
サガットはどっちにしろ見えなかった右目と引き替えに、帝王の座とトラウマの克服、勝利への執念、
更にこの時受けた顔面への連続蹴りから着想を得た新技「タイガークラッシュ」を会得した。……あれ、サガット丸得じゃね?
言うなればサガットの踏み台となり、飛躍的成長を遂げさせたのがゴウなのである。
なお、ゴウの設定ではこのように「サガットの片目を潰したのはゴウ」となっているが、
サガットが片目を失った原因は『I』『II』『ZERO』で全部違っており
整合性を取るために『ZERO2』で「元々失明し掛けていた目をゴウによって完全に潰された」という辻褄合わせが行われたようだ。
詳しくはサガットのページを参照。

まるで天狗の様に妙にデカい鼻が特徴的だが、これは天狗の面を被っているMr.カラテのパロディとされる。
しかしあちらが仮面なのに対し、『ZERO2』にて彼はこれが地顔であるという補足が付いていた。
息子に遺伝していたらどうなっていただろうか。
なお、初代『ZERO』の設定画の時点では明らかにお面を被っているようにしか見えなかったのだが、
『ZERO2』にて「耳紐に見えるのは白く長い顔毛」「紐を通す穴みたいな黒い点は巨大なホクロ」と強引な後付設定がされた。

当初の設定イラストでは、黒い胴着を着ておりモロにMr.カラテといった風貌だったが、
後に『ポケットファイター』に登場した際には胴着の色は緑になった。あと強引な耳紐設定は流石になくなった。
『IV』のプロローグアニメにおいて彼の遺影が描写されているが、
ここでは胴着は息子と同じくピンクに変わっており、肝心の顔は光で隠されている。

アメコミ版では流石にあの顔面はまずかったか普通に鼻がとがっている程度で、しかも中々のナイスミドルになっている。
それから、また胴着の色が変わっており、今度は息子の元ネタと同じ橙色*1に。カラフルな人物である。

後に公式ブログ「シャドルー研究所」にてプロフィールが公開された際も、
アメコミ版を踏襲したデザインで全身図を描かれている。天狗顔は完全に黒歴史になったようだ



ちなみにゴウはサイキョー流の使い手ではない(サイキョー流を創始したのはダンである)。
轟鉄や剛拳に師事したという設定も特になく、
ゴウの格闘スタイルは空手をベースとした「喧嘩殺法・無頼拳」である。
オヤジの「無頼拳」は流派名、息子の「必勝無頼拳」は技の名前。ややこしい。
後に息子のダンが、
人里離れた山奥で修行していて知る人もほとんど居ない筈の剛拳の元へ辿り着いている事などから、
実はゴウと剛拳(あるいは轟鉄や豪鬼)の間には
何らかのつながりがあったのではと考察しているサイトもあるが、推測の域を出ない。
『ポケットファイター』においては「オヤジブラスト(親父ビーム)」などの技に加えて、
瞬獄殺のパロディ技である「殉哭殺」が演出として使われているが、
これらが本当に無頼拳の技なのかどうかは不明である。
公式に設定された必殺技は強烈な顔面への連続膝蹴り「昇天無頼脚」。
おそらく息子の「断空脚」やサガットの「タイガークラッシュ」の基になった技であろう。

余談であるが『MVS』におけるダンのエンディングでは、
ラスボスのメカ豪鬼に対してダンの妹・百合子が「お兄ちゃん、やめて!!その人は、その人は私たちの・・・!!」とか言っているが、
ただのパロディであって別に豪鬼=ゴウというわけではないし、ゴウがメカ豪鬼のお面を着けている訳でもない(多分)。
ちなみに息子のダンの出身地は香港だが妹の百合子の出身地は日本、そして強は日本から香港へ移住したという設定である。
深読みすると中々に複雑な家庭事情がありそうである。

ゲームキャラクターとしては『ポケットファイター』で初登場。
といってもダンのストライカー扱いで、しかも天国から呼び出された幽霊である。
息子に呼び出されて鼻からビーム撃ったり、瞬獄殺っぽい必殺技「殉哭殺」を決めたりする。
息子共々ノリノリである(7:49~)


MUGENにおける火引強

主にダンやリュウ系のキャラを改造して製作されており、かなりの数のキャラクターが確認されている。
中でも狂改変キャラ「ゴウヒビキ」が有名。
普通の性能のキャラも古くから存在するのだが、AIが搭載されていないのが原因か、ニコニコでは中々お目にかからない。
ダン以上の実力者という設定があるからか、みんな我道拳がきちんと飛ぶ。一般的なキャラクターより飛び道具が得意な事も多い。
実は、設定上彼が使ったのは飛び膝蹴りの方で、彼が波動を使えたのかどうかもはっきり分かっていないのだが……。
(ダンが波動を使えるのは剛拳に学んだからであって、オヤジから伝授されたわけではない)。

+ N64Mario氏製作 火引強
  • N64Mario氏製作 火引強
スプライトは初代『ZERO』のダンを使用したようで、現在のダンよりもロバートに近く凜々しい風貌。
タクマ風のモーションできちんと弾が飛ぶ我道拳を使ったり、空中から完全に斬空波動拳と化した我道拳を撃てる。
他にも追加された技は数多くあり、バリエーションは豊か。
だが、何故か全ての基本技キャンセルがかからないのでコンボは乏しい。
AIは搭載されていない。

+ N64Mario氏製作 ダンのオヤジ
  • N64Mario氏製作 ダンのオヤジ
変な名前だが本当にこの名称である。
WinMUGENの時代に作られたバージョンと、MUGEN1.0以降対応のバージョンが存在している。

WinMUGEN版はフォルダネームが「Oyaji」でnameが「Dan's Oyaji」、displaynameは「Tengu Gou Hibiki」になっている。
弾が飛ぶ我道拳や1000ダメージの瞬獄殺、ポケットファイターで見せた鼻からビームなどを繰り出す。
我道拳が画面上に残っていても次のを撃ててしまうので、弾速の遅い弱で連発するとかなり酷い事になる。
AIは搭載されていない。

MUGEN1.0版はフォルダネームは「DanOyaji」で、nameが「Dan's Father」、displaynameは「Oyaji」になっている。
WinMUGEN版からスプライトが新調され、天狗の面を着けたダンっぽかったのが完全に素顔になった。
冒頭で殺されてしまい、天使の輪が付いた幽霊として復活するイントロになっている。
何故か本体に喰らい判定が無く、それどころか必殺技に攻撃判定が無いので自分の攻撃も相手に当たらないという謎の状態。正に幽霊である。
基本技や通常投げには攻撃判定があるので大多数の相手は一方的に殴り放題。
論外キャラみたいに見えるが、F1では死ぬし、当て身は効くので普通のキャラでも倒す事はできる。
意図的にそういう設定なのか、未完成状態のキャラなのか、全面的に喰らい判定とhitdefを付け忘れたのか、いまいちよく分からない。
遺体がその場に転がっており、攻撃を当てる事ができるが、特に影響は無いようだ。
AIは搭載されていない。

+ Marancv氏製作 Mr.サイキョー
  • Marancv氏製作 Mr.サイキョー
Marancv氏がPotS氏のダンを改変したキャラクター。
歩行が非常に速くなっている、我道拳がきちんと飛ぶ、漢道で自分は吹き飛ばされず体力を消費しない、
飛び膝蹴りを行う超必殺技(名称設定無し。サガットに重傷を負わせた技をイメージしているのだろう)が追加されている等
CVSダンの強化版になっている。
特に画面内に複数出せる空中我道拳の使い勝手が良く、これを低空でバラ撒くだけで強力な牽制となる。
AIはごく簡易的なものが入っているが、きちんと勝負させるには厳しいかも。

ホルン氏の外部AIが公開されており、こちらは空中我道拳を巧みに使って牽制しつつ隙あらばコンボを狙う。
ブロッキング精度も中々に高く、かなりの強さを見せる。

+ Mistah Jorge氏製作 Mr.サイキョー
  • Mistah Jorge氏製作 Mr.サイキョー
上記Marancv氏版をさらにMistah Jorge氏が改変したもの。
ポートレイトは同じだが小ポートレイトの色が微妙に違う、登場シーンがある、等の見分けが付くが
フォルダ名は全く同じ「MrSaikyo」なので上書きに注意。
必勝無頼拳が、Marancv氏製作の飛び膝蹴りの超必殺技から乱舞に繋ぎ、断空脚で締める形に変更されている。
AIはやはり簡易的なもののまま変わっていない。

+ 119way氏製作 火引強
  • 119way氏製作 火引強
MUGEN1.0以降専用。現在は入手不可。
天狗の面を被っており、『SVC』版「Mr.サイキョー」とでも言うべきキャラ。
性能としては『KOF』アレンジ仕様となっており、ドリキャン等が可能。
7Pカラー以上は裏モードで、一度に2つの「斬空波動拳」を撃ったり、やたら射程の長い「我道翔吼拳」が使えたりと、ある程度技が変化して強化される。
MDK氏&listening氏がAIを製作している。

+ Mr.X-File氏製作 神威・強
  • Mr.X-File氏製作 神威・強
読みは「かむい・ごう」。大ポートレイトでは何故か後頭部が抉れている。
真・豪鬼に合わせるためか、Display Nameが「SHIN GO」となっている。
ポケファイ登場時同様にダン似の緑色胴着に加え、赤く染まった瞳と赤黒い肌が特徴。
「狂瞬腿」という名の阿修羅閃空や「殉酷殺」を使う。

+ DarkMasterS氏製作 ゴウヒビキ
  • DarkMasterS氏製作 ゴウヒビキ


「バドー゛ゲン゛!゛」

DOS時代から存在する狂キャラで、現在ははいうぇい氏によって代理公開されている。
ちなみに名前は「Go Hibiki」だが、姿そのものは若々しくまるで別人であるため、カタカナの「ゴウヒビキ」表記で呼ばれる事が多い。

ドットが『II』風味で、体の色がGGのブラックカラーの様に真っ黒。
追撃し放題バニシングラッシュや、空中にいる間ずっと撃ちまくり雨霰と降り注ぐ斬空波動拳を無条件の食らい抜けで繰り出し、
全画面を爆発させ8割以上の体力を奪う技等の超強力な攻撃性能を備えており、
まだAIが搭載されたキャラさえ珍しかった時期に剛拳やメガウェポンなどと猛威を振るっていた。
後に性能を自重した通常カラー版が搭載され、狂性能版は7Pカラー以上となった。
また、ポトレが何故か白黒で、妙に気持ち悪い声の持ち主である。

外部AIはFおとこ氏による裏カラー専用のものが2024年4月21日より公開中。想定ランクは狂中位A~狂上位Bとの事。
かつてはディオボロ氏による外部AIも存在していたが、現在は公開停止。
このAIは最終更新から既に10年以上が経過した2013年02月16日に製作されており、7P以降の狂性能版に対応している。
「デフォのAIより少しだけ精密性が上がる」程度のAIと説明してあるが、デフォルトAIと比べて動きが格段に良くなっており、
鬼化エルクゥデーモンアクマといった狂キャラ達をあっさり倒してしまう。
7~10P、11P、12Pでそれぞれ違う行動パターンを取り、12Pは安定してゼットンを撃破する事ができるため、狂上位の強さはあると思われる。
2013年12月に同じくディオボロ氏によって1~6Pカラー用AIも製作・公開されていたが、やはり現在は公開されていない。
こちらは10段階にレベル調整が可能。

出場大会

+ 一覧
+ 火引強
+ Mr.サイキョー
【Mr.サイキョー】
更新停止中
+ 神威・強
【神威・強】
更新停止中
+ ゴウヒビキ
【ゴウヒビキ】
シングル
タッグ
チーム
その他
更新停止中
凍結
削除済み

出演ストーリー



*1
実は、『II』の頃に描かれた公式イラストの「サガットに頭を掴まれている道着姿の男」も橙色の道着を身に着けており、
加えて髪型も共通している。

また、『ストリートファイターZERO3』でのリュウ対V-ISMサガットの特殊イントロに登場する、
ダンと思しき橙色の道着の人物はこの時では下駄を着用しているのだが、
シャド研で公開されたゴウの全身図でも、下駄ではないが近いものとして雪駄を履いている。


最終更新:2024年04月22日 23:32