Dr.エッグマン


「身の程知らず共めが!思い知らせてくれる!!」

+ 担当声優(Wikipediaより引用・改変)
佐藤正治
『セガソニック・ザ・ヘッジホッグ』
橋本晃一
『アドベンチャーズ・オブ・ソニック・ザ・ヘッジホッグ』、1993年アニメ版
滝口順平
1996年OVA版
大塚周夫
『ソニックアドベンチャー』~『ソニックトゥーン 太古の秘宝』、『ソニックX』
中村浩太郎
『マリオ&ソニック AT リオオリンピック』以降のゲーム作品、『ソニックトゥーン (2014年アニメ版)』
山寺宏一
『ソニック・ザ・ムービー』日本語版吹替

SEGAの『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』シリーズに登場するキャラクター。
名前のようなタマゴのようにふっくらとした体格と、飛び出たヒゲが特徴のオヤジ。
ロックマンに対するDr.ワイリーのような存在で、悪巧みをしてはその度にソニックに邪魔をされている。
海外の初期作品では本名の「Dr. Robotnik(Dr.ロボトニック)」として登場していたが、
『ソニックアドベンチャー』以降は「Dr. Eggman」に統一された。
ただし、アメコミでは現在もRobotnikの名を使用しているようだ。

世界最高の頭脳を誇り、世界征服を企む悪の科学者で、自分でも「悪の天才科学者」を自称する。
が、後述のように世界が破壊されそうになるなど、世界征服が達成出来なくなるような状況ではソニックと共闘する事もある。
まあ大抵の場合慢心からエッグマンが呼び込んだ災厄だったりするのだが。
元々はソニック同様、アレックスキッドに代わるセガの看板キャラクターの後補として企画されていたキャラクターの1人である。
「パジャマを着たセオドア・ルーズベルト」がモチーフとされていた。

姓は「ロボトニック」で本名は不明。一部の作品では「Ivo Robotnik」がフルネームとされている。
かつて世界最高位の頭脳と謳われた科学者ジェラルド・ロボトニックを祖父に持ち、エッグマン自身もIQ300という優れた頭脳を持っている。

ロボットに関する造詣はかなり深く、等身大の戦闘用メカから巨大メカまで様々なロボットを作る事が出来る。
自身の乗るエッグモービル、及びその増設パーツ、小動物をエネルギー源として組み込んだ小型戦闘メカ
そして切り札の「メタルソニック」はシリーズに何度も出ており、その他戦艦も含めた基地施設も数多く建造している。
ただ、自身の頭脳に過信しすぎて計画に詰めが甘く、ソニックに勝負を挑んでは負けている。
それでも、負けても負けても立ち上がり、その根気はある意味しぶとく執念深いとも言える。

同じく機械いじりが得意なテイルスの事は「子ギツネ」と見下してはいるものの、彼の持つ技術や腕前はエッグマンもある程度評価している様子。
しかし、機械好き同士何か通じるものがあるのか『ソニックアドベンチャー2』のラストでは2人で語り合っていたり、
また『ソニッククロニクル』では、テイルスとタッグを組む事が出来てお互い嬉しそうにしていた。

『ソニックアドベンチャー2』では祖父が遺した遺産を手に入れるために、
連邦政府「GUN」の監獄の奥でコールドスリープ状態になっていたシャドウを目覚めさせている。

自分勝手でワガママな悪ガキみたいな性格。調子に乗りやすい性格でもあり、煽てには弱い。
IQに見合った知略派で狡賢い所がある。自分の野望の達成のためなら周りの迷惑を顧みない。
しかし、その一方で決して人命を奪うような事はせず、相手の心を傷付けたりするような事は滅多に行わない。
世界一なりたくないオッサンであると同時に、その仕草や人柄からどこか憎めない、愛すべきオッサンでもある。

エッグマンはソニックを自身の最大のライバル・宿敵だと思っている。
一方でシリーズが進むにつれて自分が利用しようとしたものが自分の手を離れたり別の敵勢力が出現する事が多く、
「エッグマン帝国を築く土台が無くなってしまう」という名目でソニック達と一時休戦して共同戦線を張る事もしばしばある。
尤も、上記の行為に対しては『ソニックアドベンチャー』の操作キャラの一体が彼の作ったロボットなのも考えると、人望が薄い可能性も捨て切れないが。
OVA版で偉い人を人質に取った際、「ワシがそんなセコイ事すると思うか?」という質問に対し、
手下のロボットも含めて「思う!」と即答されるシーンも存在するし。

+ 余談:ミーンビーンマシーン
海外のみ発売のGENESIS(メガドライブ)用ソフトとして、
彼の名を冠した『Dr. Robotnik's Mean Bean Machine(Dr.エッグマンのミーンビーンマシーン)』というゲームが存在する。
その内容はぶっちゃけぷよぷよ』のキャラ差し替え版で、デザインは初期の海外アニメに沿っている。
ちなみに本作にソニックは一切登場しない
主人公はエッグマンに改造されたビーン(ぷよ)の一体「ハズビーン」で、本家におけるカーバンクルである。
彼は村の陽気なビーンの一匹だったが、ビーン達がエッグマンのマシーンでロボットに変えられようとするのを防ぐため、
改造マシーンからビーン達を逃がそうとする(=ぷよを消す)という設定になっている。
後に日本でも『ソニック メガコレクション』などに収録されて遊べるようになった。

余談だが、海外ではSNES(スーパーファミコン)版『ぷよぷよ』も差し替えられており、
そちらはカービィ差し替えの『Kirby's Avalanche』になっている。
WindowsやMacでもテトリスの作者パジトノフ氏が監修したSF風の『Qwirks』という別物に。
海外で悉くキャラが差し替えられた理由は、2頭身デフォルメの女の子キャラが当時海外で全く受けなかったせいらしい。

ちなみに、同様の理由で『パネルでポン』もヨッシー差し替えの『Tetris Attack』として販売されたが、
後に『ヨッシーのパネポン』として国内に逆輸入された。
SFC版の方はサテラビュー限定なのでマイナーだが、GB版は通常販売されたので知っていると言う人も多いのではないだろうか?


MUGENにおけるエッグマン

海外にてTxpot氏が製作したものが存在する。MUGEN1.0専用。
キャラ名は旧海外版の「Dr Robotnik」である。
基本は背が小さいちびキャラだが、発明した各種メカを使い戦う。
中にはこの人の武器も紛れ込んでいたりするが。
演出などは『MVC』を参考にしているのか、各種技の隙が非常に小さいのも特徴。
デフォルトで調整可能なAIも搭載されているが、初期難易度がhardなためかなり強い。
紹介動画

アレクシア・アシュフォードマレフィセントを製作したFlavio Camarao氏のエッグマンも公開されている。
こちらは1993年アニメ版準拠のデザインとなっている。
紹介動画(公開サイトへのリンク有り)

出場大会



最終更新:2023年04月27日 17:28